再利用のスペースXの登場で不意をつかれて慌てふためいているのは、
アメリカ政府を含めて世界中どの国も同じでしょ。

むしろ日本は、何の当てもなかった時代にRVT始めて、
一定程度のノウハウを持ってるんだから、マシな方かと。
再利用型の小型エンジンは持ってるし、来年からRV-Xの試験開始できるし、
カリスト試験でも優位な立場を持っている。
アメリカに次ぐ地位でしょ >再利用型研究

スペースXは「安価に再利用できる!」と力説してるが、
Block-5での実績誇示はまだできていない状態。
まだまだ競争は、これから始まったばかりだ。

スペースXが仮にファルコン9を安く運用できたとしても、
1) 着陸再利用の開発にかかった投資の回収(10億ドル)
2) ファルコンヘビーの開発にかかった投資の回収(5億ドル以上)
3) BFRの開発にかかる資金の入手(安くて50億ドル)
4) スターリンク整備にかかる資金の入手(一説に100億ドルとも)
これらを何とかしなければならない。
収入源は、今のところは衛星打ち上げだけだ。(あと増資と高金利ローン)
この状態から、2020年以後は各国の最新ロケットが次々に競争に参加してくる。

大切なのは、「いかに良い設計・開発を行い、本当の意味での再利用宇宙機を作るか」
ってことだろう。
JAXAもMHIもIHIも、優秀な技術者が揃ってるよ。きっと光明を見出すだろう。