H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part74
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液水TP回転数が予定より低めで、液酸TP回転数が高め、燃焼圧も低め。
おそらく液水TP通過後に、燃焼室に送る水素ガスを
若干絞り気味にして液酸TPに回る駆動ガスが増えた。
燃焼室に投入される熱量も減って、燃焼圧も少し落ちた。 276は間違えました。
LE-9はEXBCだから液水TPを通過した駆動ガスは燃焼室に行かず
液酸TPを回すかフィルム冷却に流れるだけなのか。
液体水素を蒸発させる再生冷却系はTP方面に回らないのね…… >>276
>>273
のデータからすると,FTP, OTP の回転数は予定と 0.5% 程度の違いで誤差の範囲内
(LE-9実機型#1エンジンの第11回試験(7月11日)ではFTP, OTP の回転数は予定と 1-2% 食い違っていた.
FTP, OTP の回転数が予定より 10% 以上ずれると緊急停止みたい)
メイン燃焼圧が予定より 2% 低いのがやや気になるが,
LE-9実機型#1エンジンシリーズでもこの程度の違いはあった(もっと大きいことも)
FTP,OTP の回転数がLE-9実機型#1エンジンシリーズよりかなり低めなことから,
むしろ当然な気もする(この回転数で 実機型#1エンジンシリーズなら 8-8.5MPa),
何か若干の設計変更を行ったのだろうけど,
微調整がこれからとか,数値モデルと実験値のすり合わせとか. >>254
>>270
>>271
>>272
皆さん大事な点を見落としているようだけど
>>252
は「飛行安全上の追尾」
万一 INS やジャイロに予想よりずっと大きな誤差が生じた場合に,
安全に指令破壊するための追尾
(流石にジャイロの逆刺しには対応できないだろうけど)
そもそも地上レーダーとトランスポンダーの組み合わせでは,見通し範囲内しか機能しないので,
第2段以降の誘導追尾には使えない. カザフスタンから日本人飛行士打ち上げ
本日16:21 >>279
> 皆さん大事な点を見落としているようだけど
>
> >>252
> は「飛行安全上の追尾」
それは誰も見落としていないと思うよ。
> 万一 INS やジャイロに予想よりずっと大きな誤差が生じた場合に,
> 安全に指令破壊するための追尾
これを地上レーダーとトランスポンダーの組み合わせ無しでどうやって実現するのかな、と。 >>281
>> 万一 INS やジャイロに予想よりずっと大きな誤差が生じた場合に,
>> 安全に指令破壊するための追尾
>
>これを地上レーダーとトランスポンダーの組み合わせ無しでどうやって実現するのかな、と。
GPS でしょ.
なお,H-IIA の開発着手時(1996年)は,
そもそも GPS が展開したばかりで,信頼性が現在より低く未知数だった.
(人工的にノイズ SA を入れていたりもしたが流石に 2000年に撤廃).
だから H-IIA 開発当時は INS の補完手段として地上レーダーとトランスポンダーの組み合わせを利用していた.
地上系含めたアビオニクスの更新には時間がかかる(とくに万一の事態を想定すると) HAKUTOのSORATO インドへ
来年1月以降打ち上げへ 打上げ日:平成29年12月23日(土)
打上げ時刻:10時26分22秒(日本標準時)
打上げ時間帯:10時26分22秒〜10時48分22秒(日本標準時)
打上げ予備期間:平成29年12月24日(日)〜平成30年1月31日(水) カーナンバー函館33062-36,50065-65思考盗聴犯
函館2億円録音編集偽造文書作成犯飯島思考盗聴犯
函館富岡3丁目15-6富岡荘住人思考盗聴犯 >>291
アピールして何が悪いの?
広報に積極的なのは良い事でしょ 子供カウントダウンとか、色々大変だねってこと。
敵メディアのせいでな。 敵が誰だか知らないがJAXA の活動をわざわざ調べてくれて発表してくれる組織なんてJAXA自身以外には存在しない。
これは他国の宇宙機関でも同じ。
NASAが米国メディアに無条件で称賛されてると思ったら大きな間違い。 今年の展開が異様に不自然だったことに気付いてないのが笑える。
どの機関・どのロケットも満遍なくトチった一方で、H2Aの年間打上数は最多。
随分暢気なことで… 2017年ロケット打ち上げ実績
アメリカ28機
ロシア20機
支那16機
欧州9機
日本6機
インド5機
最多でもこれだけ差が付いてて喜べるものかね。 つか日本以外大国や連合w
日本一国のレベルの高さに泣ける
打てない国も多いのにw >>299
SS-520が予定通りに年内に打ち上がれば7機になるもん…
しかし日本は数十年にわたりずっと安定の四番手だったのに、中国が欧州と日本を抜き日本は五番手となり、今度はインドに抜かされる可能性まであるのか。寂しいなぁ… 回数とその結果の良さ
日本ならでは
来年はもっと厳選されるかもねw
数打ちゃ当たるじゃあ意味ねえw >>303
インドはこないだ発表のあった共同の月探査とは別に
オービター・ランダー・ローバーセットのチャンドラヤーン2を
来年行う見込み
火星にも一発成功と着実に実力つけてきてるね 日本は差を付けられたニダー
毒ガス玩具で回数を稼いでホルホルできるのも2020年まで。 シベリアで頑張って下さいw
あとは日本が経営しますからw http://www.sacj.org/openbbs/
2017年12月23日(土)08時31分 投稿者 柴田孔明
H-IIAロケット 37号機、第3回GO/NOGO判断会議」の結果はGo、最終(X-60分)作業開始可の判断です。 SLATSは面白い計画なので期待してる。打上うまくいきますように。 寒さに凍えながらの現地での見学と違って、自宅でベッドの中でぬくぬくNVSの中継見てるのって暖かくて良いね!
と負け惜しみを言ってみる。雲ひとつなく天気もすごく良いようで現地組がうらやましいです。
レンタカーさえ押さえられれば、行ったのになぁ… 今日の現地組は大当たりだね。
SRB切り離しまでクリアに見える機会は冬場しか無理かな。 今日打ち上げだったのかよ
さっき轟音と地響きがしたから気づいたわ
最近知らないうちに打ち上てるの多いわ >>319
そこまでしたり顔できるなら、LE-5BのFtとΔVの関係式を示してくれる? いくらH3でコスト削減したって種子島から打ち上げる以上、根本的に競争力で不利だな。
種子島空港の滑走路が短いんで衛星をわざわざ遠い空港に降ろして船に乗せ換えて航海して、また陸揚げして一般道を巨大車両でのろのろ運ぶ。
衛星保有者の外国人客も外国から種子島空港に直接降りられずに島内の宿泊施設もしょぼい。
まずは空港を何とかしないと。 >>327
現実を直視出来ない阿呆にこれ以上の現実を突き付けちゃ可哀相だろ。 そう。
「NASAに忖度するのは2024年で終わり」宣言を出したから、来年から色々出てくるだろう。 世界一美しい射場w
今日は各スレ静かだった
祭日も関係かw 滑走路は必要だろうけど、要人向け宿泊施設なんて別に要らなくね?
見たかったらネット中継でいいだろ。 打ち上げ後にロケットヶ丘行ったらJAXAやMHIのスーツ着たお偉いさんが記念撮影してた https://abhp.net/jaxa/JAXA_H2A-37_000000.html
国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本
H2A 37 36 97.3 %
H2B 6 6 100 %
H2A + H2B 43 42 97.7 %
データは、「 2017年12月23日現在」
アメリカ
ファルコン(falcon 1 + falcon 9) 19 15 78.9 %
falcon 1 5 2 20.0%
falcon 9 14 13 92.8%
データーは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」
falcon 9 47 44 93.6%
データは、「 2017年12月23日現在 wikipedia調べ」 宇宙基本計画工程表
http://www8.cao.go.jp/space/plan/plan2/kaitei_fy29/kaitei_fy29.pdf
から,H-IIA/B,H3 の打ち上げ予定を整理
2017年度
みちびき2号機: QZO(準天頂軌道): 内閣府宇宙戦略室:2017年6月1日
みちびき3号機: GSO: 内閣府宇宙戦略室:2017年8月19日:HIIA204
みちびき4号機: QZO: 内閣府宇宙戦略室:2017年10月10日
気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C): SSO: JAXA (相乗りで SLATS 衛星「つばめ」(約400 kg)):2017年12月23日:高度化仕様
IGS-O-6: SSO: 内閣衛星情報センター
2018年度
温室効果ガス測定衛星 GOSAT-2 「いぶき後継機」:SSO: 環境省+JAXA (相乗りで Khalifasat衛星(UAEより受注、約350 kg))
IGS-R-6: SSO: 内閣衛星情報センター
HTV-7(H-IIB): LEO: JAXA
2019年度
光データ中継衛星(「こだま」後継): GSO: JAXA+総務省
データ中継衛星(IGS 専用???): GSO: 内閣官房
IGS-O-7: SSO: 内閣衛星情報センター
HTV-8(H-IIB): LEO: JAXA
HTV-9(H-IIB): LEO: JAXA
2020年度
先進光学衛星/陸域観測技術衛星だいち3号: SSO: JAXA
火星探査機アル・アマル:Planetary : UAEドバイ(海外受注4件目): July
X線天文衛星代替機(ASTRO-H2)): LEO: JAXA (相乗りで SLIM:月軌道:JAXA)
準天頂測位衛星初号機後継機:QZO: JAXA
Inmarsat-6 F1: GSO:インマルサット社(海外受注5件目):H-IIA204
先進レーダ衛星(だいち4号): SSO: JAXA:H3 試験1号機
2021年度
次期技術試験衛星(きく9号):GSO:JAXA:H3 試験2号機,全電化衛星(ホールスラスター)
HTV-X(?): LEO: JAXA:H3 3号機
2022年度
IGS-R-7: SSO: 内閣衛星情報センター:H-IIA
X バンド通信衛星3号機: GSO: 防衛省
温室効果ガス測定衛星 GOSAT-3(?):SSO: 環境省+JAXA
HTV-X(?): LEO: JAXA
2023年度
IGS-R-8: SSO: 内閣衛星情報センター:H-IIA
IGS-O-8: SSO: 内閣衛星情報センター:H-IIA
準天頂測位衛星5号機: QZO: 内閣府宇宙戦略室
準天頂測位衛星6号機: QZO: 内閣府宇宙戦略室
準天頂測位衛星7号機: QZO: 内閣府宇宙戦略室
HTV-X(?): LEO: JAXA >>337
以前の工程表との変更点
1. 防衛省の X バンド通信衛星3号機:が2020年度打ち上げ予定から,2022年度打ち上げ予定へ
2.
2019年度打ち上げ予定の
光データ中継衛星(「こだま」後継): GSO: JAXA+総務省
データ中継衛星(IGS 専用???): GSO: 内閣官房
は2つに分けたが,以前の情報では相乗りだったので1つかもしれない
(だが,情報保全から1つの衛星にまとめられないと判断したのかもしれない) 種子島の人は打ち上げを見たりするのかな。
これだけ順調に打上がると、観光開発もできそう。 延期して空振りして貰わないと宿泊費や飲食費が落ちないじゃん >>336
ファルコン1とファルコン9を一緒くたにするなら、
H-IIとH-IIA/Bも混ぜろよ、卑怯者め。 >>337
来年度は打上数が少ないね…
来年はFalcon9の打上がやたら多いから打上見学はフロリダに行くのが正解だよなぁ… >>343
たまたま今年多かっただけで、年1〜2機が平常営業。 >>344
宇宙基本計画工程表では,H-IIA/B+H3 の打ち上げ予定は
2019年度 5機
2020年度 6機
の打ち上げになっているが?
逆に過去に遡っても
2014年度 5機
2015年度 3機
2016年度 4機
なので,
>年1〜2機が平常営業。
というのは,それ以前の話. オンボード映像のリアルタイム配信なしにひたすらgoogle earth眺めるだけとかどんな拷問だよ M-Vでやってみて、貴重な通信帯域を占有される割に、肝心のリアルタイムの機体挙動が得られないので止めたのでは?
falcon9の無様な爆発事故を教訓にすべきかと。
調子こいて管制室を中継していたら
爆発するまでスタッフの様子が平時のままで
機体の異常に気付かなかったのがバレバレ。 なんか夕方の打ち上げの
変な挙動の写真がうpされてたw 早朝の夜明けかも知れないが
静寂に変な煙がふにゃふにゃとw 来年は、はやぶさ2(6月〜7月)ベピコロンボ(11月)のイベントがある。 >>342
「2015年1月21日現在 三菱重工業調べ」というのもツッコミどころ
事実の隠ぺい&責任転嫁なんて恥ずかしすぎ。 >>351
はやぶさ2は到着よりも、観測開始後に出てくる観測画像でみるリュウグウの実際の姿にびっくりし、どこでサンプル採取をすべきかの素人議論に盛り上がり、
記者会見が開かれるたびに大騒ぎし(前回は松浦氏のblogでの速報待ちだったが、今回はJAXA公式+NVSの2元生中継も期待できる)、
タッチダウン時は固唾を飲んで見守り、ランダーの投下でwktkして、ランダーからの映像に狂喜乱舞し、インパクターの点火映像に慄き、人造クレーターに感動し、
難度の高い人造クレーターへのピンポイント・タッチダウンに手に汗握りと、リュウグウにいる一年半は興奮しっぱなしになるかと。
はやぶさの時は到着した2005年9月からの3ヶ月は単なる宇宙開発ファンにとっても怒涛の3ヶ月だった。あれが一年半続くと思うと体持つかな(苦笑
まぁ前回我々マニアが疲労困憊したのは色々あり過ぎた後に2回目タッチダウン後のトラブルで絶望したのも大きいから、今回は大きなトラブルはないと信じてるので大丈夫かな? >>352
ではWikipediaをソースとして最新情報を…
Wikiでは4号機をpartial failureとしているが ピギーバッグペイロードの投入失敗なのでこれは成功扱い、地上点火試験で吹っ飛んだ件は打ち上げ時の事故でないから分母に含めてないがこれは含めましょう。
すると、45/47=95.7%
Falcon1を含む数字で成功率計算する意味なくね? >>336
>>342
>>352
元の資料の出し方からしてあおりくさいが,
Falcon 9 限定でも 47機中2機爆発という事実もある.
>>336
のツッコミどころは,アトラス5とかアリアン5など高い信頼性の
ロケットとの比較してない所でしょ.
>>348
ロケットのテレメトリーって,万一の事故で(被害限定のため)指令破壊するのに使うはずだけど,
それじゃ,指令破壊できないんじゃ?
他のロケットの事故でも,管制室のスタッフがロケット事故に気づかなかったのが
中継されていたことがあったような. falcon9の成功率はもう無意味ですよ。
クルー損失が起きても仕方ない確率は1/270に決まったので、falcon9の出番は無い。
http://spacenews.com/nasa-expects-commercial-crew-providers-to-achieve-safety-requirements/
LisaおばさんはCCDevから逃亡しました。 たねがしまロケットマラソンがなくなったのは打ち上げが多くなって日程が取りづらくなったってのが表向きの理由になってる
最大の理由は新しく始まった鹿児島マラソンを2週間前にぶつけてきたってのが原因かな?
名越町長は県下一周駅伝も走ってた人なのに町内駅伝やたねがしまロケットマラソンなくしちゃったんだよなぁ >>356
Falcon 9
限定の話題は専用スレで. falcon9の成功確率がどうでもよくなったことをご理解頂けて光栄です。
>>357
それであってる。
最近、NHKでやってた。
マラソンブームが沈静化し、アクティブランナーが1000万人から800万人ぐらいに減ってるそうだ。
で、ランナーの取り合いが始まっている。 >>359
やっぱそうだろうね
一週間前には佐賀さくらマラソンだし種子島には来ないよなぁ
こないだのは最後の大会ということで川内優輝や野尻あずさをはじめいっぱい来たけどな >>355
結局センサーを置いた箇所と物理量しか捕捉できない。
そこら中に送信機を置けないから、どこかに情報を集約しなきゃならん。
すると、ケーブル類が多数必要となり、その断線を回避する構造にして…と
機体の状態をリアルタイムで把握するのは非常に厄介なんだよ。
falcon9の1回目の爆発の際、破壊指令を送ってない。
爆発後、数分経って慌てて指令を送ってた。 日本の打上って衛星分離までの全区間をリアルタイムでダウンリンク出来てるんだっけ?
今回のSLATSのような軌道の場合グアムとサンチャゴで途切れなくダウンリンク確保難しくね?
地上局の数を減らすのがJAXAの方針だから、今後リアルタイムでの映像ってやるか疑問じゃね?中国のように静止衛星経由での通信みたいな事やるなら話は別だけど。 LOC(Loss of Crew)の計算手順やチェック項目は複雑・膨大で、
俺達の手に負えるものではないようだ。
コンポーネント一つを変更・改良しただけで変わってくるし、
発射から地上帰還までのシステムトータルでの計算となる。
例えばロケットが設計上(実績ではない点に注意)100回に1回失敗するとした場合、
脱出装置は理屈の上では、3回に1回の不具合(LOC = 1/300)まで許容されるとか、
そんな単純な計算ではないけれど。
日本も将来は、避けては通れない手順ではある。
スペースXの場合、ドラゴン2の設計・構成で厳格な審査が行われ、
全部成功というドラゴン1の実績は必ずしも有利とはならない。
またロケットの方も、Block5で新しいコンポーネントを含めた審査となり、
上記のように、(Block4までの)ファルコン9の成功率は無意味となる。
あくまで「この設計・構成で人間を飛ばしたいんだが、条件を満たすかな?」という審査。 >>364
ついでに言うと、ここで困ってるのが、スターライナー有人船を打ち上げるロケットだな。
ロケットエンジンの審査は、特に重要な審査項目だが、御存知の通り、
アトラスVのRD-180は、ロシアのエンジンだ。
設計元のRD-171も含め、有人飛行した実績が無いのは仕方ないとして、
米政府の安全審査当局が、エンジンに設計を含めた詳細な情報に自由にアクセスできない恐れが。
無人での実績は申し分ないが。
NASAの、諸問題(飛行士の死亡なども含む)に関するリスクについての考え方や判断基準について
https://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/20120001369.pdf 絶対安全なんかない
マージン大きく取るより
博打飛行士の報酬を上げる方が安上がりじゃね? >>363
ロケットの安全という点では,地球周回軌道に乗るまで(第2段の第1回点火)
リアルタイムでダウンリンクできていれば,指令破壊などの対処が可能.
人工衛星の安全という点でも,長いコースティング区間全部をリアルタイムで
ダウンリンクする必要はなく,2段目再点火(再々点火)前後及び分離を確認できれば十分.
それにしても,今回打ち上げのように異なる SSO 軌道へのデュアルローンチって,
世界の他のロケットでやった例は無いんだっけ?
(H-IIA 3号機の「USERS] と「こだま」打ち上げは異なる軌道ではあるけど,
GTO での中途軌道を利用してだけとも言えるし)
2つめ,来年度の
GOSAT-2 と
ハリーファサット
でも(異なる SSO 軌道投入)使うんだろうか? >>365
3のExampleを見たら明らかなように、アメリカのモノ作りのダメな部分が如実に出てますな。
燃料漏れに起因する宇宙機の全損事例だが、不具合の要素事象の発生確率が妥当かどうかが分からない。
宇宙用部品より民生用部品の方が「高性能」に仕立て上げられるが、いいのかねぇ。
例えば民生品を宇宙用の環境試験に供し、生き延びたモノを採用する。
母数が圧倒的に多い中から厳選されたモノなので、宇宙用の部品より堅牢と言い切ることができる。
…現実は違うよね。
また、発生確率を積算できる時とできない時があるはずなのに、そういう観点が無い。
例えばFigure3-1は燃料分配が2並列になってるが、10並列にした方が数字上は安全になる。
でも、現実は重量過多や共振で故障確率が一気に上がる。
故障確率を無批判に積算してしまうと、複雑な構造が正解になってしまう。 >>366
そういう考え方もありだと思うが、何故かソ連ですら人命第一で宇宙開発していた。
粛清やらなんやら人の命が安い国だったのに…
「共産主義は資本主義より優れている」ことを証明する手段としての宇宙開発だったからかな? >>367
確かに周回軌道にのせれば地球に落ちる事はなくなるからリアルタイムでのリンクは保安上不要だね。
リアルタイムでの双方リンクが必要なのはSECO1までかな? 気づいたんだが,
H-IIA の 31号機以降は,ピギーパック衛星の打ち上げがない
(デュアルローンチはあるけど)
次の情報収集衛星光学6号機は当然ピギーパック衛星なし.
2018年度の GOSAT-2+Khalifasat 打ち上げが,久しぶりの
ピギーパック衛星搭載となるか. すくなくとも、スペースシャトルでは、机上計算したLOCの確率と、実際のLOCの確率が大きく違ったわけだが
またロケットの実際の信頼性では、過去まで含めた数字より、直近○○回のほうが有効では?
多くの場合問題が発見されるたびに改良・修正されて信頼性が上がっていくわけだから >>368
アメリカの物作りがダメというより,NASA の安全審査がダメダメなんだろう.
旅客機の製造と整備面では,この40年著しい進歩があった.
(事故自体の件数は変わらないように見えても,分母の運行回数が多くなっている).
旅客機開発では,設計上の安全率ばかりでなく,
飛行試験での実証とか,
品質管理含む製造手順や整備マニュアルについて審査される.
対照的にロケットについては,経験豊富なはずのアメリカだけでも,
2014年10月 アンタレス,離昇直後に爆発
2015年6月 Falcon 9 CRS-7, 打ち上げ後 140秒後に2段爆発(1段目燃焼中)
2016年9月 Falcon 9 地上での試験中爆発,発射台にダメージ
ロシアの成績も,この約10年間みると良くない
(除く,有人型ソユーズ)
しかしながら,全てのロケットの信頼性が低いかというと,そんなことはない. リスクに関わる係数の一つであるLOC(飛行士の死亡等の破局的な事故に繋がるリスク)は、
チャレンジャーやコロンビアの事故を経て、さらに厳格に規定され、審査されるようになったとされる。
NASAは馬鹿じゃない。悲しい破局的な失敗を経て、航空宇宙におけるリスクをコントロールするノウハウを
ひとつの学問領域レベルにまで向上させた。
NASAによる有人飛行の認証は、契約企業(例えばスペースXなど)との共同作業なんだよ。
上昇中の、いついかなる時でも安全に脱出できるシステムとなっているか、
最大重力加速度とか、軌道上での機体寿命とか、微小隕石やデブリとの衝突安全性能とか、
膨大な審査項目があるが、やはり重要なのは、クルー・アボート・システムだろう。
乱暴な言い方をすれば、例えばアボートシステムの信頼性が95%なら、
ロケットが20回失敗しても、死亡事故は1回だけで済む計算だ。
ミッションは失敗し、高価なロケットは失われるが、クルーの生命は守られる。
そうやって、クルーが宇宙船に乗り込んで、打ち上げられ、軌道上で過ごし、数カ月後に帰還する、
その過程全体の安全係数として「1/270」を設定しているのだ。
無人の、旧バージョンのロケット本体の、過去の成功率の話をしているわけでは無いだけではなく、
「これから行う有人活動」に向けての、慎重に審査された「新システムにおける計算上の予測値」なのだ。
その後、実際に運用が始まった後の運用実績(事故率)とは、必ずしも一致しない。
後者が劣っていた場合、再検討されて、さらなる改善が施されるということだ(シャトルのように)。
https://www.airspacemag.com/space/certified-safe-281371/
NASAで商業有人輸送プログラムの責任者をしていた人のインタビューが掲載されている >>372
ロケット打ち上げの直近の連続成功回数リスト
1. Ariane V: 82 機
2. Atlas V: 64 機
3. H-IIA: 31機
3.Delta 4:31 機
これは部分失敗も含めてカウントしているので,
打ち上げ失敗からカウントすると
Atlas 5 や デルタ 4 の成績はもっと良くなる.
また,仮に H-IIB と H-IIA を合わせると,37機連続成功となる
(デルタ4とデルタ4ヘビーを合わせてよいかということも含め)
PLSV は結構頑張っていたけど,今年8月の失敗で中断. https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00446470
>超低高度での衛星運用の目的は地上の高解像度観測にある。
>軌道の高度を下げるだけで、光学センサーの空間解像度やレーダーの信号雑音比(S/N比)が向上する。
>センサーの小型化や省電力化により、開発する衛星を小型・低コスト化できる。
>つばめはロケットからの軌道投入後、まず高度268キロメートルまで少しずつ高度を落とす。
>その後、大気の抵抗による高度低下に逆らうため、イオンエンジンを噴射して高度を保つ。
>これまで高度200キロメートル付近を定常飛行する衛星は存在しないという。
>この軌道保持のための衛星運用が今回最大のミッションとなる。
>光学センサーでの撮像実験なども行う。
>「超低高度衛星は地上の特定の場所をピンポイントで観察できる。
>光学センサーや合成開口レーダー(SAR)を載せた衛星と組み合わせれば、災害対応に役立てられる。
超低軌道といえば、アメリカ軍の偵察衛星が有名だが、
定常飛行というわけではなさそうだもんな。
通常500〜700kmあたりにいる情報収集衛星や地球観測衛星が、
この高度で定常飛行できれば、高画質化や撮像機器の小型化もできそうだね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています