https://news.mynavi.jp/article/le9-2/images/001l.jpg

このあたりも面白いな。
>JAXAが第1段エンジンへのエキスパンダーブリードの採用を検討し始めたのは2002年のことだ。
>当時は、前年にH-IIAロケットの初号機が打ち上げられたばかりだったが、
>第1段エンジンの新規開発には長い時間がかかる。
>次を見据えて、すぐに研究を開始しておく必要があった。
>この研究は、「現在の使い捨てロケットだけでなく、将来の再使用型輸送機でも
>使えるようなエンジンを目指していた」(同)という。

各国が目指している二段燃焼サイクルは、高価なので使い捨てには勿体無い。複雑でリスキーなので、有人にも慎重さが必要。
一方でエキスパンダーブリードは、安いので使い捨てに最適で、しかもロバスト(堅牢)なので再利用にも有人にも良い。
どの外国のエンジンと比べても、LE-9には隙が無いように思えてくる。
メリットばかりが多く、逆に水素の弱点である「コスト高」「パワーが出ない」を克服している。