>>880

ITS から BFR への変更には,エンジン以外に
巨大複合材タンクの製造が困難,
インフラ建設の課題(射場や試験設備の建設が非常に遅い)
というのもあったな.

機体が巨大で,エンジン数が多い(約40基)ので
エンジン単体がそれなりにできて試験をパスしても,
全体を組み合わせた試験を別個にして確認しないとダメだし,
最終的には打ち上げ数回しないとダメかもしれない.
(アメリカのサターン V と旧ソ連の N1 ロケットの対比のようなもの,


さらに開発費用の節約と言うのもあったかもしれない.

目標として,火星有人飛行と地球近傍の商業打ち上げは随分異質なので
必要なロケットの規模も桁違いで,
本格的な開発費用の節約には火星有人飛行を暫く棚上げにするしかないだろうけど...
(往復で2年半かかるというのと,有人宇宙用の資材輸送が厳しい)

>>882
ITS の開発費用1兆円というのは,SpaceX 自体の発表だから結構楽観的だろう.
実際に要素開発に取り組んで,開発費用が予想よりかなり上回ったので,
機体規模を縮小したのでは?