>機体の構造系・推進系については,既存仕様をベースにしつつ,形状簡素化,特殊材料削減,
>工程自動化等により低コスト化を実現している。図4には,H3 推進薬タンクの一体成型ドームを示す。
>H-IIB 開発で獲得したドーム成形技術を発展させ,一体成型範囲を広げることで部品点数を削減し,
>コスト低減を実現した。
>電気系については,高い信頼性を低コストで実現するため,又,短期間での機器更新に容易に対応するため,
>制御機能を分散させ,機器間をネットワークで接続する構成とした。
>アビオ機器には民生部品(航空機用・自動車用部品)を最大限活用する方針とし,
>放射線試験による耐性評価を踏まえ,適用可能な部品種を選定した。

あらゆる面で、20年分の製造技術の進化を取り入れて、
H3はいわば、その集大成なんだろうね。
ちょうどよい時期だったのかも。
アンガラとか長征5/7とか、少し早くデビューしたロケットでは、こうは行かないかな?