>>739

他の官需衛星はともかく、IGS は、実用機と試験機との組み合わせを除くとデュアルロンチはない。

IGS の主目的が某国の軍事活動の監視を精度良くかつ頻繁に行うことなので、
複数の IGS の軌道面はそれぞれ異なる。
また、IGS の光学とレーダでは最適な軌道面が異なる。
したがってデュアルロンチできない。
(初期の IGS デュアルロンチでは、最適な軌道をとってなかった)

>>744
財務省が IGS のデュアルロンチ推奨なら、打ち上げ単価の高い現在の方がずっと圧力が大きいはず。

なお、官需衛星でも、
こだま+USERS (H-IIA F3)
あかつき+IKAROS (H-IIA F17)
しずく+アリラン3号 (H-IIA F21)
しきさい+つばめ (H-IIA F37)
GOSAT-2+ハリーファサット (2018)
X線天文衛星ひとみ代替機+月着陸機 SLIM (2020)
というデュアルロンチの例はある(外国の衛星の打ち上げも含まれているが)。

H3 でも官需でデュアルロンチにして相方の衛星を格安受注はあるだろうし、
あるいは商業衛星同士のデュアル(マルチ)ロンチもあるだろうけど、
防衛機密に関連する IGS にその論理を押し付けるのは無理。

あとまあ、GTO 2トン程度(ΔV=1500m/sec)は、
惑星周回探査機とか,ラグランジュポイントの中型科学探査機に手頃なんだよね。
(火星からのサンプルリターンとか、SPICA 打ち上げにはより大型機が必要だが)
無理して H3-30 を廃止する必要もない。