会員限定の段落によると、機体搬入後の整備をゼロから見直し大幅に短縮する、そうだ。
要するにイプシロンからH3への展開を図ることで設備の回転率を高める。

MHIの二村幸基執行役員フェローが最低打ち上げ間隔の30日以内への短縮が必要と発言し、
実績値(52日、うち搬入後整備が約30日)とも比較して論じられている。
つまり、計算上最低限必要な程度の数字については十分実現可能と見込んでいるのだろう。

記事後半は現状分析と展望。
去年の実績からH-IIAには将来性がないことを説明し、
H3についても「50億円はスタートラインに立つ水準にすぎない」とした上で
商業受注の行方に日本の宇宙産業全体の浮沈がかかっている、と纏めてある。