>>722
もう一つ。
水素の再エネバッファーについては、

1. 作ったそばから都市ガス母管に注入するのが正解。
欧州は都市ガスパイプラインと、自由化市場が先にあって、
カロリー調整する独立機関もある。
かたや日本は?

2. 電気分解能力が日立造船のでも全然足りない。
1時間あたりMIRAIの2台強程度ということは、
・8.6kg-H2/h
・1,100MJ/h (LHV)
程度。

日本のLNG発電は、
・年間燃料消費量:約5,300万t
・年間発電電力量:約4,000億kWh
---> 7.5kWh/kg-LNG

・LNGの発熱量は 49.1MJ/kg (LHV)
・水素の発熱量は 120MJ/kg (LHV)
水素がLNGの2倍強の発熱量で、
ガス火力の年間発電電力量が1/4の
1,000億kWh程度になったとして、
日立造船の水素製造装置を何台入れたらいいんだろうね?

入力側の再エネのバッファーとしても、
出力側のカーボンフリー発電としても、
水素発電は全くの役不足。