>>855
ほぼその考え方が今の指針だろう。
だがその指針も、>>847の言うように初期遷移を見守りたいという人間のエゴだと言える。
自分はエゴそのものを問題視したくはない。要はどのエゴを選択するかという事。

外来種も生態系の一部だという事は、侵略的種であっても「好ましくない生態系」という言葉で認めたつもりだ。
本来はいかなる種が定着するのか、また定着した種がどのように適応していくのか見たいと思う。

だが小笠原諸島にとって侵略的外来種と呼ばれそうな種が定着するのは危険視している。
自然な移入かどうかは問わず、別枠で。

>>856でいう「ヒアリもアリ」という涼しげな例をとれば、アリは持ち出さなければ拡散しないという訳でもない。
巣立ちにアリは飛翔伝播するし、西之島の噴煙から見ても小笠原諸島は十分射程内にある。
また日常的にも種子や昆虫は海鳥を介して伝播している。
侵略的種を放置すれば小笠原の生態系にとって、西之島が汚染源となり得る。

生態系に対するインパクトは読みづらく、風が吹いた結果桶屋が儲かったようなお話しが多い。
西之島の生態系の成長を見守りたいが、危険な種は選択防疫が鉄則だ。
小笠原の生態系を防護するエゴを自分は選択したい。
エコのエゴだからエゴロジーで。

そんな事態では生態学屋も恐らく揉めるだろう。
あからさまに危険な種が移入しない様に願うが。