>>184
シミュレーションと言う言葉を使うと、人知の及ばぬ凄い計算をしてくれてるように感じるかもしれませんが、
理想電圧源(=出力インピーダンスがゼロ)で理想コンデンサ(=純キャパシタンス)に充電すると無限大の
電流が流れる、というのは高校物理の範囲の話ですよ。

現実の回路と比べて、シミュレーションがどの程度現実的なのかは人間が判断しなければいけません。

それを踏まえて1について
いま、あなたは前段のDCDCを理想電圧源で、現実のコンデンサを(おそらく)理想的なコンデンサで
それぞれモデル化してシミュレーションをしていると思います。
これに対して現実の前段のDCDCは10Aも電流を流せないことは明らかなんですよね?
もしもシミュレーションの目的が、現実の突入電流を再現することならば、これらのモデル化は、もっと
丁寧に行わなければいけないでしょう。

2について
1の質問と矛盾しています。
1では、現実にはありえないほど大きな突入電流が計算されてしまったことを問題にしています。
これを解決するためには、より時間のかかる精密なシミュレーションが必要なことは明らかです。
逆にシミュレーションを早くしたければ、もっと簡素なモデル化を行えばよいです。
例えば、理想電圧源と並列に入っているコンデンサは、突入電流以外には何の役割も果たして
いないでしょう。

全体的にいえることですが、何をシミュレーションしたいのかと言う目的意識と、それに対してどの程度
精密なモデル化をしなければならないのかと言う見積もりが甘い気がします。