グルタミン酸ナトリウムは人体に有害なのか?
それとも無害なのか?
おせーてエロい人


2002年に発表された弘前大学の大黒らの報告によると、グルタミン酸ナトリウムを過剰摂取させた
ラットのガラス体と網膜神経節細胞にはグルタミン酸ナトリウムの蓄積がみられ、機械的ストレスを
受ける細胞の部位に見出されることが多いグリア線維性酸性タンパク質の発現増加と、通常の餌を
与えたラットに比べて網膜ニューロン層の厚さが著しく薄くなっていることを確認したという。
大黒らは、このことがグルタミン酸ナトリウムが欧米に比べて広く使われているアジアで緑内障が
多い原因のひとつではないかと述べている。
(Ohguro, H.; Katsushima, H.; Maruyama, I.; Maeda, T.; Yanagihashi, S.; Metoki, T.; Nakazawa, M. Experimental Eye Research 2002, 75, 307-315. DOI: 10.1006/exer.2002.2017)
(Too much MSG could cause blindness - 26 October 2002 - New Scientist)


2008年に中国で行われた研究では、「料理にMSGを使う家庭と使わない家庭を比較すると、
使う家庭の方が肥満の人が多い」という研究結果が報じられています。動物実験でも
「MSGが肥満抑制に関わるホルモンのレプチンを破壊する」という結果が認められており、
MSGを過剰に摂取するとついつい食べ過ぎてしまう可能性があるかもしれない
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2610632/