>>106
瘤は右椎骨動脈から後下小脳動脈の分岐部分にあります。トの字の真ん中から上にかけて瘤になっている感じ、で解りますでしょうか?
先生が色々方法を考えてくれまして、
最初は右と左の椎骨動脈から2本カテーテルを入れて左からのカテーテルを後下小脳動脈に通しておいて(右から入れるカテーテルとクロスさせる感じ)、
それを壁にして右からのカテーテルでコイルを作る(左から入れたカテーテルより椎骨動脈側にコイルがはみ出ない様にする)方法。
それが駄目なら左から入れたカテーテルのバルーンを膨らましてはみ出る確率を低くして再試行。
それでも駄目ならステント留置(どちら向きになるかは状況次第)。これが記載のフローダイバータステント留置術だと思います。
最初は出来るだけステントを使わない形でやるみたいです。いずれにしても、分岐している後下小脳動脈を塞いでしまうとアウトです。
全て駄目なら後下小脳動脈に他の血管からバイパスを通して分岐部分をコイルで塞ぐか、経過観察になる様です。
瘤が脳幹に密着しているので、グリップは不可能みたいです。
説明が解りにくいかもしれませんが、後は経験豊富でフローダイバータ経験者でもある先生に全てを託します。