たとえば「お酢」も同じです。

昔ながらの伝統製法で作るお酢は陶器の壷の中でじっくり1年〜5年
かけて醗酵、熟成させて造ります。たとえばリンゴ酢なら水とリンゴだけ。
たとえば玄米酢なら水と玄米だけ。添加物は使いません。
これを「静置醗酵法」または「天然醸造」と言います。
 
ところが・・・!
大手メーカーの工場大量生産のお酢は金属のステンレス層の中で
アメリカや中国から輸入した安物のリンゴ濃縮還元汁をぶっこんで
そこにGM菌を投入して、さらにGM菌が早く作用するアルコールや
薬剤を添加して、なんとたった8時間で押すが出来上がります。
本来なら1年以上かけてブドウ糖→アルコール→お酢へとゆっくり
醗酵していくはずのものをたった8時間で作り上げるのがGM菌です。
これを食品業界では「速醸法」と言います。

ですから私はお酢もアメリカのオーガニック林檎を原型のまま使って
醗酵させた天然醸造酢を500mlで300円くらいで買っています。

日本だと本物のお酢は1500円とか3000円とかバカ高い値段ですが
アメリカはオーガニックのお酢が安く売っていて、しかも生きた菌がまだ
残っていてこのお酢は腸内環境を整えるとセレブやモデルの間でも
話題になっているリンゴ酢です。アイハーブでも500円くらいで売って
ましたが今はなぜか買えません。


お酢、ビール、酒、味噌、醤油、納豆など発酵食品は本来時間がかかる
ものです。生産コストを安く上げるために時間を短縮して大量生産すると
怪しいGM菌や表示されずに済む薬剤を使ったりして法の網目を潜り抜け
自称「無添加」で販売できてしまいます。