未だにガンダムを卒業しない連中に富野が呆れるってのも良く分かるんだよな
距離を置いて見れば、あれは幼稚園児が見る雑誌にも掲載出来るように作られた玩具アニメだ

「アニメを見るな」と河森が富野に言われたのは、マクロスの劇場公開の後だったはずだが
彼も慶應大学の出だけの事はあって、オタク第一世代であるにもかかわらず距離を置いた視点を持つように

【アニメ監督】富野由悠季「オタクだけが喜ぶ声はいらない」に声優ファン激怒 15年ぶり「ガンダム新作」のインタビューめぐり論争
https://anago.5ch.net/test/read.cgi/moeplus/1408783641/

河森正治
もう14年くらい前の事になりますが大阪のとあるアニメショップか何かで開かれた
アニメーション講演会の講師として同席させていただいた事があり、
その時、富野氏が講演された内容には多大な影響を受けております。
この時の話は確か「本物とニセ物の見分け方」についてで、富野氏は江戸時代頃の呉服屋の修行を例に出され、
まず丁稚奉公に入った者は、3年間ずっと本物の(高レベルの)生地だけを触らされ、
一切レベルの低いニセ物に触れずにいると、それだけで"本物"とは何かがわかる。

だからこそ、君たち(学生)は、アニメーション等(特にTVアニメ)は見てはいけない。
アニメは(御自身の作られた作品も含めて)まだ本物と呼べる作品は皆無なのだから
もしも君たちが本物のプロを目指すのならば3年間は決してアニメを見てはいけない。
見るならば本物を(現実だけを)見る方がいい――というきびしい内容だったと記憶しております。

そこで、せっかくならばと以後3年間本当にTVアニメを見るのをやめてみました。
そして3年後、久々にTVアニメを見た時の印象は衝撃でした。
本当にまるで面白くないのです。
それもただ面白くないどころか、何がやりたいのか何をみせようとしているのか全くわからない
(もちろん頭で分析はできるのだけど、まるで伝わってこない)状態だったのです。
しかも、以前見て面白かった作品をあわててビデオで見返してもやはりまるで面白くないし、
あの時、何で面白く思えたのかさえさっぱりわからない……浦島太郎気分になってしまいました。