つくばエクスプレスにおける中古マンションの価格がおしなべて下落しているのは、路線開通時の平成18年
に周辺物件価値が一時大きく上昇したものが、現在は落ち着いてきていることが要因だと考えられる。

※「騰落率」は、2008年、2009年、2010年築のマンションについて、新築時分譲価格に対して、直近の
中古マンション売り出し価格の騰落率を計算したもの(小数点第1位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内
の物件が対象で、ネット上の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。
「ー」は対象データなし。データは2019年9月時点。

秋葉原駅の中古マンション価格は、11%上昇!上昇率1位は+11%の秋葉原駅。住所は東京都千代田区。
つくばエクスプレス開業とJR駅東側の開発により、利用客は2005年度以降増加傾向に転じ、2019年の乗り入れ
路線合計の1日平均乗降人員は、44万1416人にものぼる。(参照:JR東日本各駅の乗車人員、東京メトロ各駅
の乗降人員ランキング、首都圏新都市鉄道1日平均乗車人員 年度別)

2位の新御徒町駅は、東京都台東区にある。秋葉原駅まで1駅、乗車時間は約3分。都営地下鉄・大江戸線が乗り入れ、
接続駅となっている。乗り換え駅としての役割を担うようになった2005年以降は、年々乗客人員が増加している。

新御徒町駅は、徒歩で浅草駅や上野駅方面への移動も可能。つくばエクスプレスと都営大江戸線の両方が利用でき
、新宿駅や六本木駅など都心部へのアクセス力も強い。スーパーや個人商店も揃っているので、買い物にも便利だ。

新御徒町駅周辺のフラッグシップマンションとしては、
・コージーコート上野御徒町2(70u換算で7,263万円、新御徒町駅徒歩2分)
・シティハウス秋葉原イーストレジデンス(70u換算で6,394万円、新御徒町駅徒歩7分)
・シティハウス新御徒町ステーションコート(70u換算で6,479万円、新御徒町駅徒歩1分)
などが挙げられる。

■秋葉原駅は、総合利回りも高い物件が多い

次につくばエクスプレスの各駅の中古マンションの総合利回りランキングを見ていこう。