>>167
脂質はLC群では平均242g(167-307g)だね
https://insight.jci.org/articles/view/128308/table/1

LC群の脂質源は、動物性蛋白質についてくる脂、ナッツ、マヨネーズなどの脂質リッチな調味料と書いてある
ちなみにVolek先生はclean eatingにはさほど五月蝿くなく、実際の米国一般市民によく食べられてる食材から選んでマクロ調整するスタンス
実験期間中の食事は全てオハイオ州大の「metabolic kitchen」(研究棟専属の被験者専用食堂みたいなもの?)で提供され、ベーコンもマヨも使われてる

非常に興味深いのは、食材のなかでもチーズだけはTDEEあたりの重量規定(2500kcalあたり6oz)でマクロ管理表に組み込まれていて
HC群、MC群、LC群のいずれも摂取量は平均200g(138-255g)に揃えられている
(つまりMECの「チーズなら好きなだけ食べて良い」と言われて日量500gとか食ってしまう状況はマズいということ)

そうした理由は、飽和脂肪の摂取源を揃えるためと、多価不飽和脂肪酸の量を相対的に低く抑えるためだと書いてある ←よく倫理委員会通ったなと感心するw
(Because the primary vector for saturated fat was provided in the form of full-fat cheese products, polyunsaturated fat was relatively low for all diets.)

チーズの種類はチェダーとゴーダを使ったと書いてあり、加工油脂を添加されたチーズフードやプロセスチーズは使われていないはず
しかしながらHC群では、動物性蛋白源から脂質をカットしつつもチーズをこれだけ大量に摂らせているので
HCLFで期待される代謝改善効果が見込めないのは予測可能な食材構成であり、HC群に不利な結果を出させる恣意的な実験デザインという批判は当然ありそうである

で、BMI39平均だとエネルギー比6%でも糖質量は平均150g(103〜190g)と全員100g超えてるw
これならF源に中鎖なしでも、脳が飢えずに済むだろう