・・・・糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・
<・・狩猟民族より・・農耕民族の方が・・・動脈硬化が少ない・・・・>
(古代人のミイラを全身CTすることで得られた事実です)The Lancet, 6 April 2013

対象と方法:
Thomasらは、大きく異なる4つのヒト集団(古代エジプト人、古代ペルー人、
アメリカ南西部のプエブロインディアンの祖先、アラスカ・アリューシャン列島の先住民族(Unangan)
のミイラ137体について、全身のCTスキャン画像による血管の石灰化の有無の解析を行った。
ミイラの死因の多くは感染症とおもわれる。

なお、4つの集団の生活様式は異なり、古代ペルー人は主にトウモロコシ、サツマイモ、
ジャガイモ、バナナなどを主に食べていた民族で・・
Unanganはカヤックを用いた狩猟民族で、海産物として、アザラシ、アシカ、ラッコ、クジラ、
魚、ウニ、貝、鳥、鳥の卵などを食べる狩猟採集する民族。

結果:
最も動脈硬化の人(石灰化を認める人)が少なかったのは、古代ペルー人の25%(13/51)
最も動脈硬化の人が多かったのはUnanganの60%(3/5)であった。

Unanganの25-29歳と思われる女性の頸動脈にはプラークの石灰化が認められた。