>>111


自慢だと妬まれるのが嫌で今まで黙ってたけど実は若かリし頃、下着モデルをやっていた経験がある
ファッションモデルと比べてトータルバランスを求められない分、一見楽そうに見えるけど、人前で脱ぐ機会が多いから弛んだ身体でいるわけにはいかないんだ
俺が下着モデルとして目指していたボディメイクは、筋肉隆々のゴリマッチョスタイルではなく、若々しくスリムでしなやかな、しかも女性受けする筋肉が少な目で、CDの厚み15cmを理想とする腹回り作りを心掛けてきた

重要となる写真撮りの際は所謂「美角(ドヤ角)」と呼ばれる右斜め45°が基本で、やや猫背気味で腹筋に力を入れて軽く拳を添えるなどさり気ないポージングなども取り入れてきた

更に照明などの相乗効果を有効に引き出す為、モチモチスベスベの透き通るような美肌作りにも力を注いだ

それらストイックな努力のお陰で、どんな色やデザインの下着でも商品価値を落とさないように巧く魅せることができた

下着モデルで唯一の不満と言えば、顔の露出が少なかったことだな
(決してイケメンではないけれど、ジャニタレに良く間違えられた 最近ではたまにジョニデ似って言われる)

顔やスタイルに自信があったので本当はファッションモデルを目指したかったんだけど、
身長が154cmちょいだから断念せざるを得なかった

もうとっくに下着モデルの仕事は引退したが、アンチエイジングに成功した55歳の今となってもまだやれる自信がある