馬鹿でも解かる流体揚力の実験

1.消しゴム等を利用して、薄い円弧または流線型の断面形の棒に切り出す
2.皿か鍋に水を張り、円弧の棒を垂直に立て水平面に平行に微速で動かす。

3.動かす棒に抵抗が殆ど無く、円弧断面の前にも後ろにも全く水の隙間も水位変化もない。
4.非粘性流体の中の物体運動に近い状態であり、円弧棒の前進で排除された水は後ろを隙間無く埋める。

5.円弧断面の直線面(下面)は水中があまり動かないと仮定すれば、円弧棒が前進で排除した
領域水は円弧曲線(上面)に沿って円弧棒が過ぎた後ろの領域に移動する流体運動がなければならない。
実際、張った水に浮く粉を薄く撒いておくと水面の流体運動が観測できる。(登記)

6.ベルヌーイの定理から、水中の円弧断面の上面領域は後ろに移動する流体速度があり
直線面(下面)の静止に近い領域より圧力が小さい。

非粘性流体の(垂直方向)揚力は円弧曲線(上面)と直線面(下面)の速度差による圧力差である。