ベルの不等式に関するスレッドです。
このスレではハッタリ出禁とします。

a, b:観測者AliceおよびBobのそれぞれの自由意志によって選択される独立な観測基底
λ:観測装置と独立な観測対象系の隠れた変数のセット(初期状態を指定する決定論的パラメータ)

1.ρ(λ):a, bに依存しない、正規化(∫ dλρ(λ) = 1)された確率分布
2.A(a, λ):(bに依存しない)aの観測結果(2値)
3.B(b, λ):(aに依存しない)bの観測結果(2値)

という局所実在論のモデルから相関関数(a,bの観測結果の積(2値)の統計平均)

P (a,b) = ∫ dλρ(λ)A(a, λ)B(b, λ)

が満たすべき不等式が得られる
不等式はユニークではない
良く知られている例:

Bell(完全相関または反相関の初期条件の仮定あり)
1 + P(b,c) ≧ |P(a,b) − P(a,c)|

CHSH(初期条件の仮定なし)
|P(a,b)+P(a,b')+P(a',b)-P(a',b')|≦2

量子相関はこれらの不等式を破るので、局所実在論で解釈できないとされる