素粒子物理においては、電子と陽電子が対消滅すると光子に、
逆に光子から電子と陽電子が対生成されるとされている。
すなわち、e- + e+ → γ あるいは γ → e- + e+ (符合は電荷)
さて、陽電子等のいわゆる反粒子は負エネルギー解から導出されたわけであるが、
もし反粒子が負の質量をもっているならば、素粒子物理学は一夜にして化学と
同列に扱うことができる。
すなわち、電子(+) + 陽電子(-) → 光子(±0) あるいは光子(±0) → 電子(+) + 陽電子(-)
(符合のプラス・マイナスは質量)