「紀子三部作」…「晩春」「麦秋」「東京物語」を語ろう
原節子の代表作でもある「紀子三部作」を、大いに語ろう。 大和はまほろば。
さっきのは「或る夜の出来事」だろ。節子ちゃん。 12月から始まる原節子・三船敏ケットが、今日から発売だぞう。
一応、2枚ゲットしました。原節ちゃん、いくよ。 小津安二郎の「晩春」や「麦秋」をみると、癒される。
なぜだろう。だから原節子も好きだ。 原節子の映画で、またみたことのない映画が多い。物理的に観られる映画では112作中100作はあると思う。せめて80作品くらいは観たいな。ファンとして。 今月、国立映画アーカイブで原節子特集。昨日、2作品をみた。
「風ふたたび」と「幸福の限界」。後者は27歳か28歳か。美人だよね。
「先生、私を傷物にしてくださらない。」。理屈ぽい原節子がみられるね。 孝行のしたい時分に親はなし さればとて墓に布団も着せられず、や 外国人も「東京物語」をみて泣くんだね。
普遍的な内容だし。これで、原節子は聖女化されてしまうのか。小津映画ではな。 「戸田家の兄妹」「お茶漬の味」「晩春」「麦秋」「東京物語」を順に見て、思ったんですけど、
「東京物語」は多少、欧米の評価を意識して制作されたりしてるんでしょうか? 評価を意識したことはあんまりないと思うけどね
それよりもアメリカの文化が次第に日本に入ってきて定着する時代にあたるんだろう 小津安二郎が戦争末期にシンガポールで、相当アメリカ映画みたらしい。その効果が戦後の映画には、少しはあるようだ。ワイラーが好きだと。 今日は原節ちゃんの映画をみにいくよーん。
「東京の女性」 戦前では一番すきかな。 一昨日、「白雪先生と子供たち」(1950)をみて、泣けてしまった。
子供たちから辞めないで先生といわれ、原節子先生が泣く。公害問題が軸になる映画だ。 原節子が鶴田浩二と共演している映画「最後の脱走」は、必ずみに行きたいな。
ラピュタ阿佐ヶ谷に。2月からだよ。 池袋の新文芸坐で、小津特集みた人はいるかい。
一回くらい行きたかったな。「麦秋」の節子さんを観たかったよ。 今、神保町シアターで淡島千景特集をやっている。「麦秋」もかかるよ。
観に行って欲しい。俺は行く。 鶴田浩二と原節子の共演をみた人はいますかね。
タイトルわすれた。 wowowで初めて東京物語観た
本当に良かった
理由は分からない 東京物語って20代に見た時はピンとこなかった、おっさんになってしみじみ身に染みる 東京物語は、自分の家族が死ぬ経験をすると理解できかもな。
そんなことより、神保町シアターの淡島千景特集で、今週「大番」シリーズの
「続大番ー風雲編」をやるぞ。節子が観音様のコスプレするらしい。 カンヌで海街ダイアリーの女優全員が「小津を知らない」
まあ知ったかぶりすっと向こうのプレスはガンガン突っ込んで来るから
知らない・・・と言っておいた方が賢明だな
長澤まさみは香港で
「ジャッキーチェンのファン」だと言ってしまい
「どの作品が好きですか」
「ファンなので全部好きです」と胡麻化そうとして
「では知っている題名を言って」
「・・・」
と詰められた 日本の映画で比較的庶民にも知られてるのは黒澤くらいか。
小津はごく一部のオタクや評論家に見られてる可能性はあるのか。 いや、小津も知られてる方でしょ。
溝口健二は忘れられてる。 一部の能天気なファンが思い込んでるだけで、小津映画を見てる外国の一般人
なんかほとんどいない。だから海外の俳優が小津を知らないのは当然だな。 一般人なんか日本でもほとんど映画見てないからな
映画人なら小津を見てるのは昔は結構いたはず 小津が海外で知られて行くのは、1970年代くらいだったそうだ。イギリス、フランス、アメリカあたりが中心か
たりが中心か。現在では、専門家・評論家によれば、ハリウッドに代わるオールタナティブを打ち出したのは小津安二郎だといわれている。すごいと思う。監督や評論家には受けているが、俳優はどれだけ興味があるかは不明だが。 連投失礼。「もらとりあむたま子」(2013)をみていたら、前田敦子が大卒で実家に帰り、父親と二人暮らし。ぐーたらしているだけだが、父親の結婚話には驚き、いろいろ行動する。「晩春」の原節子と笠智衆を思い出したよ。 昨日で、淡島千景特集の「麦秋」がおわり。
はやり、名作だと思う。 >>690
綾瀬はるか、長澤まさみ、しほ、広瀬すずか。
俳優さんって案外昔の映画見てないものなのかね?監督やってるひとはさすがに観てると思うが。 >>696
蓮實重彦の影響かね?
一般的に黒澤明はアメリカ、小津、溝口健二はヨーロッパで人気と言われるけど、小津は70年以前はそんなに知られてなかったのか。。
黒澤と溝口はヴェネチアやカンヌで最高賞や次点(銀賞)を何度と獲ってるけど小津はなかったからか。 >>56
ハンバーグやカレーも好きだが、お茶漬けやサンマも好き、という感じかな
その時の気分で。 >>685
東京物語は人によっては『老人虐待』の話だと言うひともおるからな
年老いた夫婦が、田舎から東京へ、独り立ちした子どもたちの家に遊びに言っても、その子ども夫婦たちに冷たくされるというね。あまつさえ、東京旅行の疲労で老婆が急死してしまうと。。
その子ども夫婦たちもそれぞれ生活があって仕事で忙しいし働かなきゃ食べていけないしで仕方ないといえば仕方ないんだけどなんか切ない。 >>699
綾瀬はるかは、その後小津映画はみているよ。原節子が、2015年11月に亡くなったことが判明したとき、その年の12月にロンドンでカズオイシグロと対談したとき、彼女は原節子さん大好きですといっていたからね。綾瀬はるかは、少しは小津映画をみているな。 >>700
小津映画は、海外の賞に一度も出品していないよ。これは松竹の社長城戸四郎が小津を嫌いで出品しなかったそうだ。東京物語は公開後、4年くらい経ってイギリスで放映したら、サザーランド賞を受賞。新人賞みたい。 >>703
なるほど。監督を追っかけるより、女優男優を追っかけて映画を見ていくタイプなのかもね。 >>704
松竹社長の城戸四郎かw
当時は、一般的に若者が黒澤明ファンで、中年〜老人が小津安二郎ファンだったそうだが(松竹後輩の山田洋次も「小津さんの映画は退屈」といっていた)、松竹社長に嫌われていたとはw >>697
たま子は15分ショート作品の出来が良かったので
四季版に拡大したんだろ
あまりに出来が良すぎて前田敦子が終わった感がある 村上春樹は小津と成瀬映画が好きだと、1985年週刊朝日に連載しているエッセイに
書いていることが分かった。ドイツでドイツ語吹き替えの「東京物語」をみたらしい。
紀子三部作のレコード版を買ったらしい。
カズオイシグロも、小津映画や原節子が好きだといっているね。 東京物語→秋刀魚の味にして、嫁がせ三部作にしたほうがいいように思う >>708
ドイツ語で見たとか
そういうとこがひねくれてるよな
あのおじさんは
作家だから
ひねくれてるのは当然か そうかい、やっぱり、
ひねくれてるかい
いやぁ、
ひねくれているんだにぃ >>708
『村上朝日堂の逆襲』村上春樹・安西水丸 新潮文庫 P47〜P49
先日小津安二郎の映画がレーザーディスクになったので三枚まとめて買ってきた。『晩春』と『麦秋』と『東京物語』である。
僕は日本映画では小津と成瀬巳喜男の作品が特に好きで名画座なんかではわりに小まめに観ているのだが(中略)
実は一度ドイツで『東京物語』を観たことがある。
ベルリンのホテルに泊まっていてTVを何気なくつけたら放映していたのである。タイトルはたしか『ディー・ライゼ・ナッハ・トキオ(東京への旅)』となっていて、科白はドイツ語吹き替えであった。
だから東山千栄子に「お疲れになったでやんしょ?」と訊かれて、笠智衆が「うんにゃ」と答えるところは「Nein! 」となっている。
「うんにゃ」が「ナイン!」てある。これはすごく不思議な気がした。
(中略)
要するにあってもなくてもいいような科白がやたら多い。
「そうかね?」
「そうですよ」
「やはり、そうかね?」
「そうじゃありませんか」
「やはり、そうだね」
「そうですよ」
なんて科白をドイツ語でやられると、なんだか形而上学的色彩をさえ帯びてくるから不思議である。 >>712
「そーであるのか?」
「そーであるのだ」
「そーであるべからざることなきか?」
「そーであるべからざることなきなり」
「そーであること、然り」
「然り」
という具合である。
僕のドイツ語は相当いい加減だから、本当にそう言ってるのかどうかは責任感は持てないけれど、語感から言うと、かなりそういう弁証法的雰囲気が漂っているように感じられる。
難解といえなくもない。フランス語やイタリア語吹き替えで観る小津映画にはまたそれなりの趣があるのだろう。
僕は英訳のバルザックが好きという奇妙な趣味の持ち主だからとくにそう思うのかもしれないけれど。 >>7
【一家離散という深刻なテーマ】と言ってもさ、
一般的には子どもは成長すれば家を出ていくものだし、親子と云えども、いつまでも一緒に暮らしてはいかない(いけない)、というのは当たり前のことだよね そうかい、いけないかい、一緒に、暮らしちゃあ・・・
うーん・・・・やっぱり・・・・
いけないんだにィ・・・・ 一家離散というより、小津は家族崩壊の始まりを描きたかったと「東京物語」について、
いっているよ。それまで平和の家庭で崩壊は、ほとんどなかったかもね。 東京という魔物が家族というか人のつながりをなくしていく
ということかいなと
本籍も変えると過去とのつながりが消えんだと
だから芦屋は戸籍ロンダリングばかりだと
そういえば細雪の最後(昭和16年10月)も
「これからは東京やないとなんでも決まらん」とかだった ある研究者がいっていたけど、国民的女優と呼ばれるのは何人もいるが、
「国民女優」は原節子だけだと。分かる気がするな。原節子の場合は、戦争を
担っていたというか、銃後の女神というか。戦前は国策映画に出て、戦後は
戦後民主主義を鼓舞するような「青い山脈」「わが青春に悔なし」などに出て
いたからな。 原節子特集も、残り少ないな。ラピュタ阿佐ヶ谷。
みんな観にいこうぜ。 「晩春」に、三島雅夫が再婚するよね。相手は坪内美詠子。その彼女が、「慕情の人」に、
銀座のバーのマダムででていたよ。三橋達也や伊豆肇が通う。原節子と三橋達也のキスシーン
は見所の一つだ。 最近、映画監督の不祥事が続くな。映画黄金期にもあったかもしれないが、表にはでてこない。
小津と原節子に関してはありえない。なぜなら、小津安二郎は原節子の側に座ると真っ赤な顔になってしまうから。
小津は玄人が好きで、よく付き合ったね。芸者や銀座のバーのホステス。 秋日和はなんか好きで繰り返しよく観る
オヤジトリオが最高 確かに「秋日和」の親父トリオは面白い。このトリオは「秋刀魚の味」でも
メンバーは違うが面白い。小津は親父の冗談をよく考えるね。 俺は原節子の声が好きだな。顔もいいけど。
日本を代表する女優は、原節子と高峰秀子と京マチ子と田中絹代だな。 俺は原節子の声が好きだな。顔もいいけど。
日本を代表する女優は、原節子と高峰秀子と京マチ子と田中絹代だな。 俺は原節子の性格は、思ったことを話すタイプで自己主張する性格だと思うな。
小津映画では保守的な役回りをしているが。相性は、小津より黒澤の方がいいと
思うよ。 あの時代の女優はみんな名を残せたよ
今はひな壇バラエティCM女優で朽ち果てていく
昔は汚れ役でも平気でさ、それに大阪弁もちゃんとこなせてた
「お上手」というのは数人いるけどどうかね 今日、6月17日は原節子さんの生誕日だ(1920〜2015)。健在なら、102歳ですね。
彼女の姉で106歳まで生きた方がいたから、節子さんも、もっと長生きされたかもね。
それでも、95歳は大往生だね。今後も新しいファンが日本、世界に増えると思うよ。 東京物語をみて原節子はきれいだという人がいるよね。
それでもいいけど。でも、戦前の映画もみて欲しいな。
10代後半から20代前半がまた、いいんだな。 小林信彦が「文芸春秋」(特別8月号)で、日本映画ベスト50、外国映画ベスト50を書いている。戦前から現在まであるけど。原節子の出演作は4作あった。その中で、50作品の中で「お嬢さん乾杯」だけは観て欲しい、と書いている。この映画は、俺も好きだよ。。 原さん追悼ではじめて「東京物語」見た
海外からも評判高く、イギリスの映画監督人気投票で1位とのことだし、
家族像がよく描かれてるということだったが、
おれの感想:年寄粗末にして何がおもしろいんだ?
両親東京出身で祖父母のいる家庭に生まれたのでぴんと来なかった面はあるが、
世間ではあんな風に田舎から出てきた親粗末にするのか?
小津さん自身は東京出身で、なくなる直前まで母親の介護だったから親・年寄大切にする人と思うのだが
ちなみにふだんおれはフィクションは読まない見ない >>702に同じ意見の人がいた
ほんと、このとおり
あんな虐待考えられない 「東京物語」は家族崩壊が1つのテーマだから、子供たちの両親に対する扱いが
あーゆう風になってしまう。虐待まではいかないと思うが。それぞれの年齢により
いろいろな見方ができる。そのなかで家族、死、生きることなどが論じられていく
のだね。 私小津作品自体は好きだけど女は嫁に行かないと終わりみたいな流れに反発してこの映画嫌い!みたいになる人いるんだろうか
大昔と価値観違うからしょうがないけどどこかの作品に失敗作として嫁に行けなかった杉村春子が出てきたよな 秋刀魚の味
高等学校の教師から今は支那蕎麦屋に落ちぶれた東野英治郎の娘
父の世話をしていて婚期を逃す 性格はギスギス せっちゃん、元気かい。天国で。
原節子は、小津映画はあまり好きではないといっていた。
主体的に生きる役や激しい役柄が好きだという。
だから、小津より黒澤の方が原節子は好きだったのだ。 婚期て映画で28歳で嫁に来た京マチ子がずいぶんお婆ちゃんになってから嫁に来たのね、という台詞があった
それよりもっと前の晩春の27歳だと相当年が行ってるのでは? 東京物語もめちゃくちゃいいけど秋刀魚の味と浮草がそれ以上に最高だったけどその後見た麦秋が一番よかったわ、晩春もよさそうですね 浮草おもしろいよね。カメラマン代わって新鮮できれいだしね 賀原夏子は変な役ばかりやらされて少し可哀想
でも本人からは度胸を感じる 賀原夏子は妙な色気があるね。原節子主演の「愛情の決算」では、戦後の焼け出されたあとに、スリップ姿で色気があった。 >>734
イギリスの監督が1位に選んだというのは誤り。
2012年、10年に一度しているアンケート……英国「サイト&サウンド」誌が、世界の監督
360名余りにアンケートをした。現在の1位は何かと。日本の監督も何名か参加している。是枝
、山田洋次ら。今までは「市民ケーン」がずっと1位だった。しかし、初めて「東京物語」
が1位となったのだ。 愛情の決算DVD出て欲しいね
原節子と三船敏郎はベストカップルだと思うわ 浮草は白が色っぽいよね。赤ではなくて白。色としての白。若冲みたいだよ 浮草は波切というか大王崎の直ぐそばだけど
灯台が全然出てこない
それに女郎屋は浜島とかわたかの島だと思うんだけど 小津は一般に信じられているようには家族に幻想を抱いていなかった。むしろ制度としての家族の解体ばかり描いている >>749
イギリスの(雑誌の世界の)映画監督人気投票
どーでもいーけど 小早川家の秋そこそこ好きなんだけど東宝だからか知名度低いよね 小早川家は新珠三千代が抜群。姿かたちと身ごなしのよさが素晴らしい 小津はフィルムのフレームの中に様々にフレームを作り出してフィルムのフレームを相対化しようとするが、作り出したフレームを人物に横切らせたり縫うように動かしたりしてフィルムも含めてフレームを無化しようとしたとしよう。
鴈治郎にも司葉子にもそれをさせるが、突破力のある踊るようなしなやかさでその知られざる意図に応えたのが新珠三千代。
宝塚で撮れて良かった 麦秋のコンテンツやっと買ったけどあまり好きじゃなかった理由は笠智衆なんだよね
やはりお爺さんでめちゃ優しそうな笠智衆が好きなので 長兄の笠智衆はいわば突破されるべき制度側の人物として描かれてるわけなんだな。
軍事郵便として(空へ消えていく風船と逆方向に)帰還した次兄(小津にほかならない)に従う形で原節子は二本柳寛との結婚を決めるんだけど、
駿河台の喫茶店でその便りの存在を聞いたときの原節子の表情が麦秋の白眉だな それは帰ってくるはずのない人を見たかのような困惑と驚きであり余りの意外性に固まってしまったような表情なんだけど、
「静態的」といわれる小津のカットは、凝縮するだけ凝縮して暴発を待つような緊張感を宿している。
とつじょ原節子はその手紙を「いただけない」「ちょうだい」って言うんだな それは紀子が人生に対する、結婚に対する、手紙の宛て名の男に対するモードを変える瞬間でね、小津って凄いなと思う 麦秋の中流家庭以上上流家庭以下の家庭見られるのいいな そこは「上流家庭未満」と表現するのが小慣れた日本語やで 「麦秋」は人気があるけど、黒澤明は映画100選に小津映画は1本のみなんだ。
それは「晩春」だよ。世界的には「麦秋」より「晩春」の方が評価が高い。
日本人は「麦秋」が好きなようだね。なぜだろうか。