「紀子三部作」…「晩春」「麦秋」「東京物語」を語ろう
原節子の代表作でもある「紀子三部作」を、大いに語ろう。 >>441
無知の極み。世界の監督が350人以上アンケートに参加するのは、英国だけだよ。黒澤明信者さん。山田洋次も、東京物語は国宝にすべきだという。山田も、「サイト&サウンド」誌を信頼している。残念だったなぁ。日本の新聞雑誌も信じているよ。 映画に関するアンケートは世界中に色々ある。でも、映画を作っている世界中のプロの監督が選ぶアンケートは、「サイト&サウンド」しかない。日本からも、山田洋次、是枝、黒澤清は10人以上は参加した。客観的な指標として、信頼できるアンケートさ。だから映画本を読むと、必ず出てくる。そのくらい勉強して欲しいな。 黒澤明には映画100選があり、自分の好きな映画を日本を含む世界から選んでいる。小津映画は1本のみ選ぶ。「晩春」。山田洋次も若い頃は小津映画を馬鹿にして黒澤映画を選んでいたが、中年以後変わってきた。小津、黒澤、溝口 と成瀬は世界に誇れる。NHKBSで、山田洋次らが参加して東京物語の国宝の話が出た。 日本映画には小津以外にもいい映画がたくさんある。
小津を最上位にしなきゃ気が済まないキチガイが
デタラメを撒き散らしている。上のやつもそう。 アンケートとか批評とかどうでもいいわ役に立たないしくだらんし
そんなの気にしている暇があるのなら少しでも多く作品を見たほうがよほどいい
もはや自伝と伝記しか読まんわ
小津ばっかり見てないでさ、岡本喜八でもマキノ雅弘でもいくらでもあるだろうよ アニメに例えるなら黒澤はガンダムで小津はサザエさん クラシックでもグールドしか知らないって意識高い系な人いるじゃん
村上春樹を読んで満足しているような層
オシャレさんを気どる人には小津もマストアイテムにされちゃったんだよ 小津より上手い映画監督、東京物語より素晴らしい映画はいくらである。
それは日本映画が豊富だからだ。小津信者が信じ込むほど日本映画は
貧弱じゃない。 戦後すぐの新聞のマイクロフィルムで映画館の広告を探したことがあるけれど
いまじゃ忘れられているタイトルばかりで驚くわ
エログロや洋画のやたら多いこと
小津等が好きってのは当時でもかなりの少数派だろうよ
ほとんどの人は監督名など覚えていないと思う
好きな女優などで見る映画は選んでいたと思う 麦秋を見たけどあれが小津調というものなのか。
セリフが棒読みなのは俳優の演技が下手なんだろう。
子供がパンを足で蹴ったのには驚いた。
ご飯粒一つでも残せば親に張り飛ばされた食糧難の時代だ。
あと、佐野の作り笑いが気色悪すぎ。
紀子が友人とおどける仕草もヘンテコリンだし。 >>458
存在感があって長く記憶に残る
品格のある人しか出てこないから
演技とかの次元の話は正直どうでもいいんだよ
あらを探すのなら笠智衆は棒読みで原節子の滑舌はいまいち
でもまあ小さなどうでもよいこと >>458
麦秋は晩春の焼き直し。ゴミ
晩春が最高傑作
海外の著名人で小津映画で最大の論争になってる壺シーンもあるしね 壺は原節子そのものだよ。あるいは月光に照らされた原節子の肌を陶器のようにまで高めたいという小津の意図は二度のカットバックから明らか。
晩春はタイトルバックもドンゴロスじゃなくて例外的に磁器の肌だよな。
ちなみに次のシーンは龍安寺の石庭と二人の老友な 視覚の人小津安二郎はめったに隠喩を用いない。
露骨な隠喩は一人息子の最後の閉ざされた門くらいか。
それも次のカットではもうオブジェとして扱われている >>458
台詞は棒読みではないだろう。笠智衆を除く。何度も見てみな。小津は俳優に、自分のイメージを押し付けるので、俳優自身の感情で話すことを嫌う。小津にとり重要なのは台詞ではなく、様式。会話の単調さは、小津の言う通りに話しているから。俳優は言わされている。小津以外の映画をみれは、違いは分かる。一目瞭然。 >>461
それは蓮實重彦のセリフだな。まあ「晩春」の評価は世界的に高い。世界の840名以上のの批評家のアンケート(「サイト&サウンド」英国誌)で、15位。「七人の侍」は17位。「東京物語」3位。 紀子3作には一人もあの時代の庶民が出て来ない。
日本の恥部は見事に隠されている。だから西洋人に
見て欲しい、そして褒められたら嬉しいのだろう。
小津映画はそういう西洋コンプの人間にはうってつけだ。 紀子三部作というか、小津映画の後期は、とくに「晩春」以降は貧しいひとは出てこない。1つ前の映画は、田中絹代が貧しさのために、身を売ったね。成瀬巳喜男は庶民の姿を描く。「めし」や「驟雨」の原節ちゃん。 大船からスラムで有名な四谷は遠いとしても
身近な南太田には最大級のスラムがあったわけですね
空襲をうけて横浜がスラム化してたとも言えますが
ただそれで小津映画を批判するつもりはなくて
見た人がありふれたホームドラマだのと超絶勘違い発言をすることに
違和感があるだけですが 小津は空襲に合わなかった鎌倉を舞台に映画をとるが、戦争の痕跡は残している。出征した小津は戦争そのものは描かず、紀子が勤労動員で病気になり、兄の戦死、未亡人の紀子を入れて戦争を表現したね。 >>470
当時の横浜の写真とか見るとみんなバラック住んで、橋にある水道を共同で使ってたりしてた
でも正月になるとバラック背景に着物着て羽子板やってる少女とか品のある写真とか良かった
小津映画は鎌倉の立派な家に住んで、東京のオフィスで仕事してとか裕福過ぎる 日本の庶民はそう云う人たちに対して優しいな
フランスだったら革命の挙句即行断頭台行きだw >>474
ウルトラ西洋かぶれだったのに
海外(戦争)から帰ったら日本のモダンを追求したのは面白いわ 晩春の周吉は東大教授で
親友の小野寺だっけ?はたぶん京大教授でしょ
設定はちょっと極端にやりすぎかもね ひとつの試論として、相同と対照が多くのドラマの構造の基礎をなすとしよう。
最高レベルにアカデミックな心性を持つ二人のひとりが再婚したわけだから、
他のひとりも再婚しないまでもあるまいと紀子は恐れ観客は予想するわけだ。 つまり最高度に知的だと想定される人物でさえ汚らしい行為を敢えてする事実が紀子の恐れの元なってるわけだな(相同) ところが最後には観客の予想を裏切って笠智衆の再婚話が苦しい嘘で一世一代の芝居だったとわかるわけだ(対照) やせ我慢が江戸っ子の粋みたいな東西文化論にまでは踏み込まないが、
その笠智衆はなかなかにいい男なんだな。月丘夢路はなんて言って褒めたっけ 笠智衆は最後まで、熊本弁の癖は残っていたね。悪くはないけど。 >>458
>常識的な芝居はしないでください。人間は悲しいときには笑うんです。
>おかしいときには泣くんです。それだけは覚えてくださいって >>475
終戦後のイタリアで小津みたいな映画が上映されてたら映画館が
焼き討ちにあっていたかも(笑) だいたい、外国人はドラマチックなものがすきだから、黒澤明が好きかもな。ホームドラマはどうかな? よりリアルに時代を学べる風俗資料館として楽しめるのは成瀬巳喜男かなー
小津さんはモダン過ぎる 日本映画は溝口健二と黒澤明が双璧。
次点に成瀬とか小津が続く。 海外では時代劇の方が受けがいいからね
物珍しさもあって 小津のカットでつなげるという手法は、何らかの効果をねらったというより
サイレントの名残という説があるがどうなんでしょうね >>489
うん、そう思う
小津がどうたらはせいぜいEU圏かと
日本文化を浸透させたのは岡倉天心の存在とコミックの子連れ狼だと思う 優雅なハリネズミ
フランス人はこういうの好きだのー
周りみても日本人と結婚してる外国人女性ってフランス女性ばっかりだし
日本に偏見が少ない唯一の国かもしれない 秋刀魚の味の佐田啓二のアパートのベランダに様々な色や柄の寝具や敷物がかかってる。
あるいは岸田今日子のバーの路地に様々な看板が並んでいる。
さらには料亭の酒席に咲き乱れる花畑のような食器酒器の並び そういう見て楽しい、もっと言えば目が喜ぶ小津の画面をひとまずデザイン性と呼んでみる。
それぞれデザインされた個物の集合が全体としてのデザインを生むような感覚だな。
ディゾルブやフェードイン/アウトを使わないカットの積み重ねに似てはいまいか 小津はカットの優位性を重視したが決してどの一つも特権的とならない全体を作り上げようとしたと俺は踏んでいる。
破綻なき輪郭と大胆な乱暴ともいえる構図は浮世絵の連作を思わせるかもしれない。
ともあれ小津は特異な映像作家で序列のどこかに位置づけようとする試みは噴飯ものである カットの独立性と小津の特異性。
社会性や同時代性の欠如を批判される都度小津の回答は、聞き様によっては、
「俺の映画は映画界全体・社会全体にとってはその一部としても解消されえない独立した一つのデザインだよ」 サイレントとの関わりで言えば、致し方なくトーキーの手法としてタイトル(台詞)を発言してない人物に(オフで)重ねさせた例があると小津じしんが語ってた。
致し方ないとは決してその手の混交・溶融を好きではなかったんだろう。カットは独立しているのが少なくとも小津の好みだった >>492
小津を評価したのはフランスの一部の文化人で70年代くらいだった。
それが日本に伝わると小津の再評価という形で一部インテリ層に受けた。
小津の映画を西欧人に見せても恥ずかしくないという心理もあったと思う。
日本の生来の土着性を削ぎ落した映画だから、鼻が高かった。
今小津の映画を見ると滑稽な感じがするのは、そういう理由だからだろう。 東京物語は1958年に、英国でサザーランド賞を受賞。小津は時代劇なら国際的賞が取れるかもしれないが、現代劇を国際的な映画コンクールには出していない。というより、松竹の社長が小津を嫌いで応募してない。東京物語は、偶々映画祭でイギリスでかかったか。 小津の映画を嫌っていた人に、井上ひさし、淀川長治なんかがいる。
それも相当な嫌いようで、淀川なんか小津を完全に無視してるからな。
一方でファンもいるわけだけど、今だ評価が定まってないのかね。 小津映画をオカルトとして解読に挑んでいる人が数人いるね
博識でブログが面白いw
ヒッチコックみたいなもんか 雨月物語と羅生門で京マチ子は海外でとくに有名だろうけど
原節子とどっちが人気あるんだろね 小津映画は現代の感覚で見ればセクハラのオンパレード
森元首相の失言レベル >>504
その時代の価値観だからそれは別にいいけどな
それよりカットでつないで画面の中央に役者を置いて
カメラに向かって話させるというのに違和感ある >>503
人気でも京マチ子がろう。
雨月物語と羅生門は欧米では神格化されてる。
溝口と黒澤が日本映画の最大の監督と言われるのは
そのためで、京マチ子はその両方に主演したんだからな。 >>506
神格化まではいかないさ。確かに、「羅生門」「雨月物語」は名作だが。1970年代以降、小津映画が欧州で高い評価を経て、米国でも高くなる。2012年「東京物語」の世界中の監督のアンケートで第1位。「晩春」も批評家のアンケートで15位。「七人の侍」が17位。また単独で外国で1カ月特集組まれたのは原節子だけだった。 >>507
原節子は、引退直後より21世紀に入ってからの最近が、評価が高い。2011年「ニューズウィーク日本版」で、世界が尊敬する日本人25人を選んだ。学者・ピアニストらがいる中で、引退した原節子が12位で選ばれた。女優は原節子のみ。引退して50年経つけど、凄いと思うよ。 京マチ子と原節子が死去したとき、世界での追悼を新聞などでみた。原節子は英・仏・独・伊・米国・中国・スペインなど。京マチ子は米・英・仏後は知らない。2人とも世界的には知られている。時代劇は小津もいっていたが、時代劇の方がオリエンタルで世界に承けるよね。現代劇は難しいが、小津は成功した。原節子も黒澤映画に2本か。京マチ子が死去したとき、外国人のファンがつべに登場しなかったな。 原節子の黒澤映画は左翼ものとロシアものだから米国で受けが悪い 黒澤がつき 小津がこねし天下餅 座りしままに 食ふはたけし >>501
淀川さんと小津安二郎は
結婚しなかったし貴族趣味で似てると思うのになあ
意外だわ 日本映画の最高の名作は七人の侍。一部の欧州の偏愛的人気
と違って世界中で日本を代表する傑作として定着している。 >>513
淀川長治の評価にすべて同意するわけでもないが、最も信頼できる
映画評論家だよ。町田も淀川を一番尊敬し信頼していると書いている。
淀川が選んだオールタイム映画ベスト100を見ると決して偏愛的でなく
客観的基準で基づいている。選ばれるべき映画が選ばれている。
100本のうち日本映画は黒澤と溝口だけ。たけしが選ばれたのは偏愛だ
ろうけど。 市民が選んだベスト100とか地元図書館が企画してアンケートをやったことあるけど
シェーン、トップガン、ビーバップハイヒール、風の谷のナウシカ、寅さんシリーズ、ゴースト、アルマゲドンとかだったわw 1930年代にドイツ行って撮影とか本当凄いわ、原さん。 >>516
「得意教科は何ですか?」と訊かれた小学生が元気よく「給食!」と答えても
大人は暖かく見守るものだw 1950年代の黄金期の映画を見る機会はほぼ皆無だもんな
若年層だとテレビも見ないで動画オンリーって聞くし
本も読まないコミックだけってすごい時代だね
もったいなさすぎ Youtubeに昔の白黒映画いっぱい転がってるだろ
何言ってんだ >>521
映画に興味ない若い連中はみないが、例えば筑波大学の映画研究会の学生らは「白痴」をみて、原節子を高評価しているよ。映画に関心がなければダメだね。各大学で、黄金期の映画上映があったり、先生が授業で見せたりする。 高校生にも風俗史や現代史としてどんどん見せたらよい
古いコンテンツも需要が高まり内需拡大にも○
白黒だからやだって拒絶しているやつがいたので
コミックだって白黒だろって言ってやったことがある
制作会社連中にはお金が落ちないから新作を見てもらいたいだろうけど >>503
日本の俳優で海外で少しでも知られているのは三船敏郎しか
いないよ。
女優にはいないね。京も原も外国では全くの無名。 マンガは白黒で読んでるくせに白黒映画は見ないってんじゃ矛盾してるよな >>525
南部僑一郎 佐藤忠男の
『日本映画一〇〇選』.秋田書店.1973
にも入ってるんだよなー
左翼な忠男じじい侮りがたし 原節子は95歳で死去した。90歳のときに、『ガーディアン』紙(英国高級紙)の映画評論家が原節子の誕生日を祝い、いろいろ書いているね。日本人より外国人に好かれているかも。 >>524
信用できないな。俳優は作品で知られる。ヤマザキマリがイタリアにいったとき、周りから「東京物語」をみろと勧められ、原節子について詳しいのは、それだけ知られているんだよ。 >>514
イギリスのBBCが2018年に選出した最も優れた外国語映画ベスト100
の第1位は七人の侍、第2位は自転車泥棒 イギリスのBBCのアンケートなんて、どうせ客観性はないな。誰がアンケートに参加したか不明。やはり世界の映画をよく知る監督のアンケートが、一番価値があるよな。10年1回だから価値がある。世界の映画監督350名以上のアンケートだから、信頼できる。「市民ケーン」や昔は「戦艦ポチョムキン」も、1位だった。2012年は東京物語だから、来年が楽しみだ。 昨日5月13日は笠智衆さんの生誕日。めでたい。
1904年生まれ。日露戦争中に生まれのか。小津と1歳違いだが、先生といっていた。偉いよ。日本を代表する名優だな。原節子との共演の小津映画は、7.8年前に初めてみた。映画に興味がなかったからね。 BBCをバカにするとは、とんだ小僧だな。
世界43カ国の映画評論家を対象にそれぞれ外国語映画ベスト10を
あげてもらい集計したんだよ。 小津映画が良いって言ってるの男しかおらんね
女性で好きって言ってるやつ見たことない
なんでかな >>532
ああ、やっぱり牡牛座か
そんな感じしてたわー >>533
ホントアホだな。43か国の映画評論家だって。
呆れる。世界中の850人以上の映画評論家のアンケートの方が、ずっと上だろうが。バカの一つ覚えだな。勝手に自己満足にしたればいい。 >>534
小津映画って上品な芸術みたいな言われ方してるけど、実際はオッサンがセクハラしてるだけの内容だからな >>534
今どき小津の映画を有難がって原節子を節ちゃんとか書いてる
気持ち悪いガキもいるな。確かに女性は小津や原節子に興味な
さそうだ。