> 偶像崇拝とは

偶像造りの野心は王を知らない人をも駆り立てて、
偶像崇拝を広めさせた。
彼は権力者に取り入るため、
腕を振るって肖像を実際よりも美しいものに作り上げた。
多くの人は職人の見事なわざに引かれ、
先程まで人間として敬っていた者を、
今や礼拝の対象と見なすようになった。
この事は人間の生涯にとって罠となった。
災難や権力に支配された人々が、
神聖な名を石や木に与えたから、
(知恵の書14:18〜21)

命のないものに望みを賭ける人々は惨めだ。
彼らは人の手で造られたものを神々と呼ぶ。
技術の生み出した金銀の作品、動物の像、
昔の人が加工した役に立たない石などを。
(知恵の書13:10)

命のないものに命を乞い、
全く経験のないものに助けを求め、
自分の足さえ使えないものに旅の安全を願う。
(知恵の書13:18)