仏教とキリスト教の対比についてなら原始仏教では救いは苦からの解脱でキリスト教ではキリストに似たものになる、だろう

その意味で正教会はキリストに似たものになる、テオーシスの概念で語るから、これは悟りに近しいかもしれない

しかし決定的に違う点は仏教は個の解脱についての宗教でキリストは人類の救済についての宗教なところ

キリスト教では仏教的な私審判を語るがキリスト教には公審判がある
これもキリスト教が人類の救済に関する宗教だからだ

地獄の概念も大罪云々との関係性はもちろんあるが、本質的には神の拒絶を自由意志で行い続けるか否か、になる
これもキリスト教が神の創造>人類の救済に関する宗教だからだ

これらからキリスト教における天国と地獄をシンプルに捉えるなら、「神のそばにありたいかどうか」の一言で済む

神のそばにいられるのが天国であり、神から永遠に断絶されているのが地獄だ
そしてキリスト教がその選択の第一要因に「自由意志」をあげるのは、拒絶するのも従うのも自由意志でなされるから、ということ

どこまでいっても神中心であり、人類の救済中心がキリスト教
なぜなら人性と神性を併せ持つ子の位格のキリスト、三位一体の神を崇拝するのがキリスト教だから