「行政権は内閣に属する」つまり、行政(メディア)は内閣が握る。
テレビに出たければ政府与党に属する以外になく、政党間の争いは想像を絶するものがある。
イギリスのように国王と議会が対峙し、国王の任命にかかる内閣が議会(下院)の
信任を受けているという構図は確かに成立する。
ライブパフォーマンスがなければ忘れ去られていくのが、芸能人であり、
自らの破産が原因でテレビに出られなくなるという理由とは別に「政権の都合」
という要因が存在することになる。
政権が交代すれば「テレビに出られなくなる」という芸能人はいるだろうが、
テレビ局が安易に「政権交代に世論を誘導してやれ」などとは言えない事情もある。
内閣がその職権を行うのは閣議による。
閣議は内閣総理大臣がそれを主宰する。
定例閣議・臨時閣議・持ち回り閣議など、すべてに、芸能人生命がかかる者たちがいる。
テクネーとエピステーメー、つまり「おカネの問題」はすでに国会に委ねてあるため、
閣議に司法審査は及ばないとされる。
芸能界の執行や、外交、官僚人事などを握ることになるが、「国会に対して連帯して責任を負う」
とされ、国会の生み出すおカネが頼りなのが現状だ。