さらに「第三世界解放の神学」というものがもしあるのならば、
これも思い当たる節があります。
アフリカで、教育水準を高めるために「男の子は彼女を作ってくれ」
という運動があったのです。
彼女さえいれば「オックスフォードの言っていることの意味が分かる」
ということを柱に、これは「オルカプロジェクト」と呼ばれました。
私も昨年六月のワールドカップで「なんでセネガルってこんなに強いんだろう」
と思いましたが、オックスフォードの知識が拡散しやすい仕組みがすでに出来上がっており、
また、国力とは異なる「サッカーさえ強ければ子供たちの間では国は尊敬される」
というODAの都合もあり、いろんな意味で第三世界解放の神学というのも成立するのです。