確かに、88−89の数々のドラマを演出したのは仰木だったが、その前の86年も西武と死闘を演じている。
残り3試合では近鉄がマジック3だったが、その後近鉄3連敗、西武3連勝で逆転を許してしまった。

その時の監督が岡本伊三美氏だ。
残念ながら、87年最下位で辞任されてしまった。
最下位と言っても、オールスター時点では首位の阪急が貯金9、最下位近鉄が借金5とまだ7ゲーム差で、
後半の頑張り次第では、優勝は無理でも2位3位までは行けただけに悔やまれる。

金村を始め、多くの元近鉄選手が仰木を一番の監督に上げるが、岡本のことも忘れないでほしい。
特に、鈴木貴、金村、村上あたりは岡本がレギュラーに抜擢した選手だ。

と言うことで、悲運の監督岡本伊三美氏について語りましょう。