>>795

はい

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/44/2/44_2_175/_pdf/-char/ja
SUGAKU/Volume44(1992)Issue2
解析学の教育について
竹之内脩(1991年9月20日提出)(たけのうちおさむ・大阪国際大学)

後に詳述するが,例えば極限を,近づいていく,といういい方はいい加減で,正しく
はε−δ式ですべきものである,というような考えが横
行しているのではなかろうか.これに対して私は,近づ
いていく,という把え方こそ重要で,ε−δは,表現,議
論のための手段と把えるべきもの,と考えるものであ
る.もちろん,専門的に数学を志す者は,このε−δの
議論形式は十分マスターすべきである.しかし,一般教
育の中でも,これをたたきこまずして,何が解析学ぞ,
と思い,そして,これなしですますのは,正しくない,
何か誤つたことを教えているというような感覚があるの
ではないだろうか。
解析学は,本質的に,無限の数学である。
これを,一般教育の中で,有限の数学と同じような
立場の認識を与えようというのは,その根本において,
無理なことといわねばならない.

https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020029375/
竹之内脩TAKENOUCHIOsamuKAKEN