>>636 補足
> 1998年度の京都賞を受賞された伊藤清氏が第二次大戦中に発見した確率論的な微分方程式は,今では伊藤方程式と呼ばれている。
>伊藤方程式は現在,数理ファイナンスの基礎方程式となっていて

時枝との関係でいえば
箱の番号付けの符号を逆にして、マイナスで附番すると
-∞,・・・,-i,・・・,-2,-1,0
となる
このようにしても、数学的な扱いは同じだ

ところで、これで時枝を考えると
無限の過去からの情報を使うと
ある-i番目の箱Xiの値が
確率99/100で的中できるという
理論になる(^^

だが、それは伊藤方程式の理論とは合わない
伊藤方程式の理論は、数学理論として確立されたものだ
もし仮に、確率99/100で的中できるXiが存在すれば、
それは、伊藤方程式の理論の反例になる

反例は、一つでいい
反例が一つあれば、
伊藤方程式の理論を修正する必要があることになる
数学としてはね

そんなバカな話には、ならないだろう?
まず、疑うべきは、時枝理論の方だよ
「同値類使っているから時枝は正しい」と主張するのは、
せいぜい大学1〜2年生だな

そもそもが、
無限の過去の情報を使うといっても
ある-i番目の箱Xiの値に影響するのは
(伊藤理論によれば)
Xiに近い範囲の値であって
あまりにも過去の情報は
Xiには無関係

それは、我々の常識にも合うわけで
明日の気温変化を予測するのには
直近1週間とか一月とかのデータが重要で
100年前とか1000年前のデータは
明日の気温変化予測には、使えない
(勿論、季節の周期性とかは、考慮に入れてだが)

過去のデータが、全く無意味というわけではない
大地震とか、津波とか、火山の大噴火とか、隕石の大衝突とか
そういうビッグイベントの記録としては意味があるが
それは、すでに数学の外だよ
少なくとも、時枝の外だ