平手「理佐がリリック書きなよ」

渡邉理佐「なんで英語に言い直したの


平手「嘘は表現したくない、本当だけを届けたい」

渡邉理佐「え?」

平手「フェイクでキッズを騙すセルアウトにはなりたくない、全部リアルなバイブスでヘッズたちを沸かしたい」

渡邉理佐「なに言ってんの、てち」

平手「音の上で踊る意味は誰かに拍手を貰いたいからとかじゃない、鳴り止まぬビートを引き連れこれが本当の自分だって思える今に手を伸ばしたいからだ」

渡邉理佐「てち?」

平手「その時感じた気持ちってのはいつだって時計の針の早さには追い付かないんだ、でも今を生きるんだって気持ちだけは針から振り落とされていたらダメなんだ」

渡邉理佐「さっきからなに?私が雑誌で答えたインタビューのこと?大人になったから思春期の歌を歌うのに戸惑いがあるって答えたやつのこと言ってるの?」

平手「今を生きるってことを見失いたくないなら音の上に今のログを残せ」

渡邉理佐「……」

渡邉理佐「私は別にどうしたいとかないよ、戸惑いつつもこれからも欅の歌と付き合っていくつもり」

渡邉理佐「ひょっとして、てちは付き合いきれなくなって辞めたの?」

平手「…」

渡邉理佐「私はまだ欅辞めたくないかな」

平手「そっか」