もう一つ説教垂れておくか。
偏差値か。
これは人を幸にも不幸にもする魔法の物差でな。
これも時代により変わる。
偏差値というのは人を上下に能力区分するヒエラルキーの仕組み。
偏差値が高い人ほど、社会的に地位の高い職業に就けて、低い人は社会的に地位の低い職業に流れる。
・・・が、
今の時代、IT進化もあり、事務方系、研究職、基本的に頭を使うデスクワーク系の仕事は人員削減の流れにある。
その辺は少ない人で回る。
逆に、運送、建築、介護、中小零細企業は人手不足。

(ここ重要)仕事は、需要と供給で成り立つ物で、偏差値の高い職業程、需要がある訳ではない。

つまり、小需要高偏差値の状態で、こうなると勉強して上に行くほど仕事がなくなる。
悲惨な状況に。
大学院でても引く手数多どころか、どこからも求人がなくニート化しやすい。
高偏差値で大人になると、今更、偏差値の低い人と仕事をしたくはないだろう。
そこでニート化しやすい。
偏差値など関係ないと割り切って、年収400万を目指せばいいが、プライドが邪魔する。
当然、高偏差値でプライドがある人が、中小零細に来ても馴染めない。
そこで人生おかしくなる。
低偏差値は、今の時代、むしろ、変なしがらみもなく、その辺の求人見て素直に働ける良い人材と言える。
偏差値にこだわるなら、とことん上、最上部にいない限り意味がない。
中途半端な学歴なら、むしろ、偏差値40以下でも問題はない。
だが、生きていく上での処世術は身に着けないと不幸になる。
そこは賢人から学ぶべき。