お腹が空いたときのメモ
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夜、寝ようと思ってるのに
何か無性にお腹が空いたときの食べたいものを書いとく 希「きみたち。科学で解明できないものは存在しないと思うかね?」
にこ「まーたスピ何とかの話?あんたも懲りないわね」
希「スピリチュアルとはちょっと違うかな。1945年、アメリカ海軍のアヴェンジャー雷撃機5機が大西洋上で訓練飛行中に消失。フロリダ半島、バミューダ諸島、プエルトリコを結ぶいわゆる“魔の三角海域”でこの事件が発生した12月5日は“バミューダトライアングルの日”なん」
亜里沙「ツケモノのときに使う、こういう白い顆粒ですよね?」
海未「それは“みょうばん”ですね」
穂乃果「人が近づくと素早くパッと飛び立って捕まえられない虫でしょ?きれいな模様の」
花陽「それはハンミョウ」
ことり「甲虫目オサムシ科のハンミョウは地面に縦長の巣穴を掘り、幼虫から蛹までの間は土の中で暮らします。幼虫も成虫も他の虫を捕食しますが、幼虫は巣穴の近くを通る獲物を待ち構えて引きずり込み、成虫は地上を素早く動き回って積極的に狩りをします。
成虫になっても2cmくらいの小さな昆虫ですが、特にナミハンミョウの成虫は光沢のある緑、赤、紫の体に白い斑点がある美しい甲虫なんですよ♪」
凛「ハンミョウはわかったけど、ミョーバンって何?」
真姫「一般的に食品添加物として用いられるのは無水硫酸アルミニウムカリウム。いわゆる焼ミョウバンね。野菜などのあく抜き、芋や栗などの煮崩れ防止、それにナスの漬物の紫色を安定させる効果があるのよ」
絵里「それでミョウバンの袋にはナスの絵が描かれてたりするのね」
にこ「相変わらず料理しない割には詳しいわね…」
ことり「ミョウバン自体に独特の苦味成分があるから、使ったことがないと加減が難しいかもね」
雪穂「ハンミョウもミョウバンも鮮やかな紫色がポイントってことかな?」
希「いや、ハンミョウでもミョウバンでもなくバミューダ・トライアングル!」
真姫「科学で解明できないっていうか、今より科学が発展してなかった時代特有の事故でしょ。その海域でも同様の事件は最近では起こらなくなったみたいだし」
希「それだけやないよ。今日はクランプスの日!」
亜里沙「南條あるべき姿に戻れ!ですか?」
穂乃果「それ南條じゃなくて“汝の”だよね」
絵里「クランプはギャロップに乗ってたランバ・ラルの部下でしょ?」
ことり「clampにはゴミの山とか、ジャガイモの山って意味があるんだよね」
希「CLAMPやなくてクランプス。オーストリアの聖ニコラウスが従える魔物で、いい子にはニコラウスが贈り物を、悪い子にはクランプスがお仕置きをするんよ」
花陽「にこラウス…」
にこ「要するにオーストリアのクリスマスイブってとこじゃないの?」 凛「じゃあ、今日は何とかトライアングルにちなんで三角形の食べ物にするにゃ」
花陽「おむすび♪」
亜里沙「おでんのこんにゃく、はんぺん♪」
穂乃果「ドンタコスとか」パリパリ
希「ウチはドリトス派やな」バリボリ
雪穂「ポリンキーもあるけど」サクサク
ことり「ケーキやピザとかも切り方によって三角っぽい形になるよね」
凛「6Pチーズも♪」
絵里「切り方ってことなら、いなり寿司の油揚げも西日本では三角形に切ったりするのよね?」
希「そやね。京都発祥の関西風いなりや」
花陽「酢飯に野菜とか具材を混ぜるんだよね」
にこ「じゃあ、スナック菓子は置いといていなり寿司、おむすび、おでんってとこ?」
海未「揚げ餃子に似たインド料理のサモサなどもありますが…」
にこ「じゃあそいつも作ってやるYO!」キュッキュ
凛「6Pチーズの箱で何してるのー?」
亜里沙「サモサだけに兎猛者!?」
真姫「こうして見ると三角形の食べ物って炭水化物が多いわね」
ことり「成形しやすい食品だから…かな?」
花陽(低カロリーのこんにゃくから、ちょっと高カロリーのピザやケーキまで…三角形も美味しい物がいっぱいだよね♪) 穂乃果「ことりちゃんのクッキーが4枚で…」
チュン(・8・)(−8−)(>8<)(^8^)チュン
凛「フォーちゅんクッキー!?」
真姫「それって鳩サブレーじゃないの?」
希「フォーチュンクッキーの起源は日本の辻占煎餅だと言われてるんよ」
にこ「要するに中に紙が入ってる、おみくじクッキーね」
凛「でも紙なんて食べても美味しくないよね?」
ことり「紙は食べるために入れるわけじゃないけど…」
花陽「事前にそういう物だってわかってないと、うっかり食べちゃうかも?」
真姫「オブラートとかはあるけど、焼く前に入れるってことだと原形が保てない気もするし」
絵里「じゃあ、紙に近い食材?」
にこ「海苔」
希「それだとエリちには罰ゲームやんな」
海未「かんぴょう…ですかね?」
花陽「クッキーに合うかどうかは別として、文字はどうやって書くの?」
穂乃果「デコペン!」
ことり「クッキーの中に入れたら文字が崩れると思うよ…」
亜里沙「お姉ちゃん!」
絵里「亜里沙?…それは?」
希「ああ、そういえば12月6日は聖ニコラウスの祝日やね」
凛「にこラウス!」
にこ「はいはい。私は何もあげないわよ」
絵里「もうクリスマスプレゼントってこと?」
亜里沙「それもあるけど、12月6日は“姉の日”だから」
絵里「ありがとう亜里沙。クッキー?」
亜里沙「紙は入ってないけど、私が作ったの♪」
絵里「くるみが入ってるわね。美味しい♪」サクサク
亜里沙「1892年にИмператорский Мариинский театрで“くるみ割り人形”の初演があった日なんだって」 穂乃果「姉の日かあ。私も食べていいのかな?」
雪穂「お姉ちゃんは亜里沙じゃなくて私のお姉ちゃんだからダメ」
穂乃果「お姉ちゃんは私の!だなんて、雪穂ってば」ポ
雪穂「言ってないし…」
穂乃果「それで雪穂は私に何くれるの?」
雪穂「じゃあこれ」
穂乃果「ありがと♪」
ゴクゴク
穂乃果「ぷはー。今日も水が冷たいっ♪ってこれ水じゃん」
海未「水ですね」
ことり「お水おいしいよ♪」
真姫「まだあるの?水関連の記念日…」
凛「そういえば12月6日は矢野輝弘の誕生日だよねー?」
希「今岡に続いて“六甲のおいしい水”のCMに出演した阪神の矢野やな」
穂乃果「たーらーらーらん、ららーん♪」クルクル
真姫「“花のワルツ”ね」
絵里「素人にしか見えない」
海未「どうして急に踊り出したんですか…」
ことり「気分だけでもお祝いしたいんだって」
にこ(姉の日って言うけど、聖ニコラウスの祝日に由来するものだから本来“子供に”贈り物をする日だと思うけどね。…ま、今日は“お姉ちゃん”として頑張ってるこころに何か作ってあげようかしら?) 絵里「12月7日は神戸開港記念日ですって」
真姫「神戸といえば…」
ことり「パン?」
希「いやいや、何といっても神戸牛と書いて神戸ビーフやろ?」
にこ「肉の日でもないのに和牛なんて高すぎて手が出ないわよ」
亜里沙「ミノルさんがコウベのタレで食べるんですよね?」
海未「それは“実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”じゃないですか?」
雪穂「頭と書いて“こうべ”だから地名の神戸とは関係ないよ」
花陽「稲穂かぁ…お肉は安くてもいいから、美味しいごはんが食べたいなぁ」
亜里沙「ニッポンではビンボーニンは麦を食べるって偉い人が言ってました!」
花陽「えぇ!?それって確か、お米の価格が高騰した時代の…」
海未「池田勇人が“貧乏人は麦を食え”という趣旨の発言をしたとされる日が1950年12月7日だったようですね」
穂乃果「ゴルフの人?」
凛「それは池田勇太にゃ」
亜里沙「コウトウといえば、今日は東京タワーの記念日なんですよね?」
海未「あーのーほーしーをー、つーかーむーのーはーだあれー♪」
希「61年前の1958年に東京タワーの公開を開始した日やな。まあ実際の営業開始日はもっと後になるけど」
絵里「高騰といえば東京タワー?」
凛「高い塔だから高塔?」
真姫「鉄鋼の塔で鋼塔とか?」 穂乃果「それより今日はマックでしょ!マックグランにマックシェイク、マックフライポテトにチキンマックナゲット!」
雪穂「また?この間もマクドナルドを推してたけど、今日も何かあるの?」
凛「そのマックじゃなくて、12月7日は元巨人のシェーン・マック外野手の誕生日だよねー?」
にこ「そのマックはだいぶ懐かしいわね。“メークドラマ”の頃だっけ」
花陽「そもそも私たち生まれてないんじゃ…」
穂乃果「そうかもねー」モグモグ
ことり「今日はやっぱりハチミツじゃないかなぁ?マックじゃないけどパンケーキとか♪」
真姫「なんで今日はハチミツなのよ?」
花陽「ハチミツが採れるのは…春と夏だよね?」
にこ「あれでしょ。ハチミツが好きな黄色いクマ」
絵里「そういえば羽生結弦の誕生日でもあるのね」
穂乃果「メープルシロップもいいけど、ハチミツの濃厚な味はやみつきになるよね。パンにも合うし♪」
凛「貧乏人じゃなくても麦を食べるにゃー」 にこ「チョコレートは明治って昔から言うでしょ。圧倒的に王道よ」
海未「いいえ。真のパイオニアは森永のチョコレートです。より長い歴史を伴うクオリティの高さでは負けませんよ」
真姫「時代はロッテよ。赤いパッケージのインパクト、保存しやすい箱容器。スタイリッシュで機能美も兼ねた究極のチョコレート!」
穂乃果「赤ならキットカットでしょ。ウェハースとのハーモニーでボリューム満点、勝利の縁起物でもあるし」
希「いやいや、チョコレートとの相性ならアーモンドが一番やろ?ウチはグリコを推すよ!」
亜里沙「大変!μ'sが五つの派閥に分かれちゃった…」
雪穂「うーん。私も受験生だし、お姉ちゃんもいるからネスレ軍に加担しようかな」
凛「凛は黄色いクチバシのチョコボールで森永にしようっと♪」
ことり「ごめんね穂乃果ちゃん。私はグリコ♪」
穂乃果「そ、そういえば…ことりちゃんは昔からカプリコ派だった!?」
絵里「どれも美味しいと思うけど…」
花陽「そ、そうだよ。戦争なんてやめようよ」
にこ「ちょっと!あんたたち普段きのこ対たけのこで争ってるくせに明治を裏切る気!?」
海未「それとこれとは話が別です。冬はココア需要も高まりますし、森永こそが業界の盟主ですよ」
ここあ「ここあ、やっぱり森永♪」 真姫「穂乃果はなんでネスレなのよ。雪見だいふく好きじゃなかったの?」
穂乃果「だって今回はチョコレート戦争だし。アイスは部門が違うでしょ」
希「とか言ってる間に先制攻撃や!」
にこ「いたっ><…アーモンドチョコが飛んできた!?」
海未「食べ物で遊んではいけませんよ」
凛「と言いつつ反撃にゃ!」ダダダ
穂乃果「いててて><」
雪穂「チョコボールのマシンガン!?」
花陽「ああっ、どうしてこんなことに…」
絵里「大変ね」バリボリ
真姫「食べてないで私に協力してよ!」
にこ「あっ、ずるいわよ!絵里は明治でしょ!?」
亜里沙「…こんな感じ?」
雪穂「いや、全然違うし…チョコレート戦争っていうのは、洋菓子店のガラスが割られて子供たちが犯人扱いされる冤罪から始まるフィクションだよ」
絵里「その作者の誕生日なのね」
希「チョコレート好きのエリちもさすがに知らなかったみたいやね?」
絵里「まあ、本は食べられないし…」
花陽(やっぱり争ったりしないで美味しい物は全部食べたいよね♪) 亜里沙「ツイートですか?」
雪穂「それは“つぶやき”だね」
凛「逆から読んでも妻夫木夫妻!」
花陽「妻夫木じゃなくて、石蕗(つわぶき)っていう植物なんだけど…」
絵里「ふき…なの?」
花陽「フキはキク科フキ属、石蕗はキク科ツワブキ属だよ。ツワブキもフキと同じように食べられるんだけど…」
穂乃果「ふきのとうとかだよね?超苦いやつ!」
真姫「フキやツワブキの苦味成分はペタシテニン。フキノトキシンとも呼ばれるピロリジジンアルカロイドの一種、つまり毒素よ。ツワブキはフキより強い毒性
があるから、より手間をかけて灰汁抜きする必要があるの」
穂乃果「あんな苦いの、誰がどうして食べようと思ったのかなあ…」
海未「石蕗はわかりませんが、蕗なら調理の仕方で苦味はほとんど無くなりますよ」
ことり「佃煮みたいな“きゃらぶき”とかは味が濃いせいか苦味を感じないよね」
亜里沙「キャラ武器?」
絵里「ディムロスとか」
穂乃果「ソウルイーターみたいなの?」
希「いや、キャラクターのキャラやないよ。伽羅っていうのは仏教で使う古代インドのサンスクリットに由来する言葉、いわゆる“梵語”で“黒”の意味。ふきを佃煮にすると黒っぽい色になるやろ?」
ほのゆきありえりりん「へー」
海未「インドといえば…」
にこ「カレー?」
花陽「カレーにも使うクミンも石蕗と同じ12月9日の誕生花になってるみたい」
凛「花っていうかスパイスだよねー?」
真姫「クミンの花なんて見たことないけど…」
亜里沙「クミンの花はサクラですよ♪」
雪穂「それは千代田区の花だね。…まあ、区民の花とも言える…かな?」 穂乃果「スパイスといえば、12月9日は“国際腐敗防止デー”なんだって」
真姫「スパイスで防腐効果って言いたいんだろうけど、その腐敗じゃないわよ」
亜里沙「東方不敗ですか!?」
雪穂「どこでそんな言葉を…ちなみにそれも違うし」
凛「マスターガンダムの人にゃ」
にこ「ガンダムといえば、12月9日は落合博満の誕生日ね」
真姫「ガンダムといえば落合?」
希「落合はガンダムヲタク、いわゆるガノタやんな」
ことり「あ、聞いたことあるかも…」
穂乃果「落合といえばロッテ、ロッテといえば雪見だいふく!」
雪穂「お姉ちゃんが食べたいだけでしょ?」
穂乃果「一人で食べるんじゃなくて、雪穂と二人で食べたいの♪」
雪穂「…いいけどさ///」
凛「シスコーンでも食べるにゃー」ザラザラ
希「そやね」サクサク 亜里沙「ウクライナの西にある共和国ですね。昔はチェコと合併してたけど、平成になってから独立したって聞きました」
絵里「それはスロバキア」
穂乃果「椿油?」
海未「まあ、椿も十二月十日の誕生花ではありますけど…」
花陽「じゃなくてツルバキア。別名スイートガーリックとも呼ばれる植物だよ」
凛「甘いニンニク?」
花陽「基本的には観賞用の花だけど、葉を切ったりするとニラやニンニクのような匂いがするの」
亜里沙「それって食べられるんですか?」
花陽「えーと、ニラのように食べられる説と毒があって食べるとお腹をこわす説があって…ツルバキアにも幾つか品種があるから、食べられるのと食べられないのがあるのかも?」
真姫「よくわからない物を食べたりしないほうがいいわ。食べるなら本物のネギやニラやニンニクでいいんだから」
希「ごもっとも…」
海未「よくわからないといえば、十二月十日はアロエヨーグルトの日ですね」
雪穂「よくわからない?」
海未「いまだにあれが食べ物という認識に至っていないんです」
ことり「まあ、普通に食卓に出てくる食材じゃないよね。自分でアロエを料理したこともないし」
にこ「確か食用のアロエと普通のアロエは別の品種って話じゃなかった?」
海未「そうなのですか?」
凛「凛が知るわけないにゃ」
希「ところで、1935年の12月10日は大阪野球クラブの創立記念日やんな」
海未「阪神タイガースの前身球団ですね」
亜里沙「トラのマークは炊きたてごはんですか?」
花陽「私も大好きだけど、それは別のタイガーだよね…」
穂乃果「えびも美味しいよ♪」
ことり「ブラックタイガーだね」
凛「トラはぐるぐる回ってバターになっちゃうんだよねー?」
にこ「またえらく懐かしいの持ち出してくるわね…」
雪穂「ってことは、今日はホットケーキ?」
絵里「もはや阪神と何も関係なさそうな気もするけど…」
ミカ「ホットケーキいいね!賛成♪」
花陽(バター、ジャム、はちみつ、メープルシロップ、ホイップクリーム。甘くないのもあったりして、手軽に作れてみんなで食べられる。ホットケーキって楽しいから大好き♪) 穂乃果「ぎんなんは茶碗蒸しに入ってるよね」
花陽「炊き込みごはんにも入れたりするよ」
凛「ピスタチオみたいな、硬い殻があるんだよねー?」
海未「ありますね。あの殻を割って中身を食べるんですよ」
絵里「いや、そのイチョウじゃなくて…」
亜里沙「レスリングの人!」
真姫「その伊調でもないわよ。12月11日は臓器のほうの“胃腸”の日!」
希「1211で“いにいい”の語呂合わせやんな」
にこ「胃はわかったけど腸はどこいったのよ?」
ことり「胃だけじゃなく、繋がってる腸も大事にしようってことじゃないかな?」
海未「1・1ならピンゾロの丁ですし、12も6が二つと考えれば丁ですよ」
花陽「そっち!?」
雪穂「つまり胃や腸にやさしい食べ物ってこと?」
凛「ものすごく辛い唐辛子が胃に悪そうなのは何となくわかるけどにゃ」
真姫「そうね。基本的にスコヴィル値がハバネロの2倍以上になる物は食べないほうがいいんじゃない?」
穂乃果「日本の唐辛子はそこまでないよね?」
ことり「島とうがらしがすごく辛いけど、ハバネロと互角かちょっと上くらいじゃないかなぁ?」
希「おうどんさんは胃腸にやさしいやろ?」
凛「じゃあ、250万スコヴィルを超える最凶唐辛子ドラゴンズブレス・チリをうどんにかければ胃へのダメージも半減!?」
真姫「いや、変わらないから」
花陽「でも適量の唐辛子や胡椒、生姜とかを食べると体がポカポカするよね」
真姫「そうね。冬は特に胃腸も冷えるより温まったほうがいいと思うわ」
にこ「根菜なんかは体があたたまる効果があるっていうし」 穂乃果「腸には何だろう…ヨーグルト?」
凛「生きて腸に届くやつがいいにゃ」
真姫「ヤクルトやカルピスとか?」
ことり「食物繊維も摂ったほうがいいんじゃないかな?」
海未「おから、ごぼう、切干大根。この間話した“ふき”も食物繊維が豊富ですね」
絵里「チョコレートがあるじゃない。最近は乳酸菌入りもあるし一石二鳥よ♪」
真姫「それならチョコレート単体よりアーモンドチョコレートがいいんじゃない?カカオの割合が高いと苦味が強くなるから胃腸にいいかどうかは微妙な気もするし」
希「毎月11日は“めんの日”やし、今日はおうどんさんでいこうよ。いろいろな野菜とも組み合わせやすくていいやろ?」
にこ「何でもいいから温かい物が食べたい気分」
花陽(寒い日が続くから、お腹を冷やさないように…暖房とかだけじゃなく、体があたたまる食材をうまく取り入れて体の中からポカポカになるといいよね♪) 穂乃果「今日も!パンが!うまーい!」
真姫「うるさいわよ」チョップ
穂乃果「いたっ><」
ことり「なんだか今日はいつもと違うね。穂乃果ちゃん」
凛「無駄にテンション上がってるにゃ」
穂乃果「だって毎月12日はパンの日だし、12月12日はノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクの誕生日だから…」
花陽「もしかして、ムンクだから叫び?」
穂乃果「その通り!それに108年前の1911年、インドの首都がカルカッタからニューデリーに遷都した日なんだって」
雪穂「インド…ってことは」
穂乃果「そう。今日はカレーパン!」
海未「カレーはともかく、カレーパンは日本生まれですからインドはあまり関係ないような気もしますが…」
希「パンもいいけど、今日はホットケーキやない?」
絵里「ホットケーキはこの間も食べたけど…」
亜里沙「どうして今日はホットケーキなんですか?」
にこ「この間も言ってたでしょ。虎がぐるぐる回ってバターになるやつよ」
海未「そういえば…1988年に岩波書店が“ちびくろサンボ”を絶版にした日が十二月十二日だったみたいですね」 絵里「バターもいいけど、12月12日は明太子の日よ」
花陽「明太子にバターってスパゲッティみたいだね」
真姫「スパゲッティじゃなくてもいいのよ。パスタなら」
ことり「うん。パスタ♪」
希「マドラックス!?」
にこ「マーガレット・バートンでしょ」
穂乃果「そっか。桑島法子さんの誕生日でもあるんだ…」
花陽「でも桑島さんといえば岩手県でしょ。美味しいお米もあるし、明太子との相性も抜群だよ!」
凛「パスタにパンにホットケーキ、ごはんと明太子とカレー?」
海未「ちょっと多すぎますね…」
ことり「ゾロ目の日付って記念日も多いもんね」
希「こうなるとムンクの“叫び”も、何を食べたらいいか悩む人に見えてくるね」
真姫「っていうか炭水化物ばっかりじゃない。全部食べたらさすがにカロリーオーバーでしょ」
穂乃果「みんなそれぞれ食べたい物を食べればいいんじゃないかな?この間のチョコレート戦争みたいに」
雪穂「いや、あれは亜里沙の妄想でチョコレート戦争はそんな話じゃないけど」
亜里沙(みんなで同じ物を食べるのもいいけど、いろいろ選べるのも楽しいよね♪) 凛「駐車場があったりするよねー?」
真姫「いや、そのB1じゃないわよ」
亜里沙「B級グルメの」
雪穂「よく知ってるけどそれも違うよ」
花陽「ビタミンの日は、米ぬかに含まれるビタミンB1が発見された記念日だよ」
絵里「米ぬか…ってことは玄米を食べれば摂取できるのね」
海未「まあ、糠床を漬物と一緒に食べることは無いでしょうし…」
穂乃果「よく聞くけど、ビタミンBの数字って何なの?」
凛「1から12までなのに12種類も無くて、穂乃果ちゃんの本棚の漫画みたいに数字が飛び飛びだったりするにゃ」
ことり「米ぬかのビタミンが発見された後、研究が進むとビタミンBが様々な物質の集合体であることが判明したんだって」
希「いわゆるビタミンB群やんな」
真姫「研究の過程で発見されたビタミンB“らしきもの”にとりあえず1から順に番号を当てていった。けど、後で4や8など実はビタミンとは無関係だった物質が外されてバラバラに残ったってわけ」
にこ「なるほどね。空き番号が出てから詰めてずらしても余計混乱するからそのままってこと?」
花陽「たぶんそういうことだと思う…」
凛「永久欠番にゃ」 希「まあ、でもビタミンBの日やB1の日って限定してるわけやないし、いろいろなビタミンを摂取したほうがいいやろ?」
海未「それはそうですね。そもそも今日だけ特定のビタミンを摂取しても意味がありませんし」
絵里「ビタミンが不足していないか再確認する日ってところかしら?」
花陽「やっぱり白いごはんが好きだから、なかなか玄米を食べる機会がないけど…」
穂乃果「私も玄米のごはんはあまり食べないけど玄米パンは好きだよ♪」
亜里沙「玄米フレークも美味しいです♪」
にこ「炊くのに時間かかるのが難点だけど玄米のごはんも悪くないわよ」
希「カレーライスとかいいよね。焼肉にも合うかな」
ことり「濃い味付けとか強めのおかずと相性がいいかもね」
凛「そういえばB以外のビタミンって何種類あるの?AからEまでは揃ってるのに、そのあとはバラバラだよねー?」
真姫「それは呼び方が変わったりして使われなくなったのもあるのよ。GやHとか」
海未「ビタミンFは直木賞作品ですね」
雪穂「ググってみると歌にゲームにラジオに芸人まで、みんな好き勝手に使ってるなぁ…」
にこ「これじゃマイナーなビタミンは使い物にならないわね。ややこしくて」
真姫「基本的にはわかってるのだけ摂取してれば問題ないわよ。必須栄養素じゃなければ要らないんだし」
穂乃果「ビタミンといえば野菜ってイメージだけど、いろいろあるよね。うなぎとか豚肉とか」
亜里沙(どの食品にどんな栄養素がどれくらい含まれてるか、何でもわかるようになったのは昔の人たちが頑張ったおかげなんだね。Хорошо♪) ヒデコ「スパイスVSハーブの頂上決戦!」
ミカ「スパイス代表、クローブと…」
フミコ「ハーブ代表ローズマリー!」
穂乃果「やっぱりクローブかなぁ…形も名前も可愛くて、わかりやすいよ」
真姫「ローズマリーには様々な薬効があるのよ。名前も香りも上品だし」
ことり「“海のしずく”って意味なんだよね。ちょっと素敵♪」
亜里沙「速いライナーもイレギュラーバウンドも頑張れば捕れます!」
雪穂「それクローブじゃなくてグローブ」
凛「でもグラブのほうはグラブって言うにゃ。バッターがつける手袋もあるから、それがバッティンググローブって言うし」
絵里「野球の話は置いといて。クローブとローズマリーなら同じ料理に両方使うこともあるんじゃないかしら?」
希「カレーや肉料理に使うのは共通やね」
花陽「どっちもいい香り♪」
亜里沙「野球といえばサムライです!」
海未「侍といえば、十二月十四日は赤穂浪士の吉良邸への討ち入りが行われた、いわゆる忠臣蔵の日ですね」
にこ「赤穂といえば…塩?」
海未「ちなみに丁子(クローブ)は日本刀の錆び止めにも使われていたそうですよ。十八世紀には幕府が丁子油を作らせていた記録があるとか」
ことほののぞえりにこまきりんぱなゆきありヒフミ「へー」
ことり「赤穂の天塩に乾燥ローズマリーを混ぜて…ローズマリー塩!」
希「かたまりのお肉にすり込んで焼いたらそれだけで美味しそうやんな♪」 絵里「ところで12月14日は南極の日だけど」
花陽「南極といえば、やっぱり悪魔のおにぎり♪」
真姫「スパイスやハーブとは一番遠いところにあるシンプルな食べ物って気がするけど…」
花陽「ちなみに悪魔のおにぎりの正体は静岡のB級グルメ“たぬきむすび”だって話だから、本当は南極じゃなくて静岡県の料理かもしれないね」
にこ「一気に身近になったわね…」
穂乃果「静岡といえば掛川茶!」
海未「浜松餃子も有名ですよ」
雪穂「うなぎパイ」サクサク
希「しらす、さくらえび辺りも有名やな」
ことり「さくらえび…天ぷら…悪魔のおにぎり?」
花陽「しらすも合いそうだよね。混ぜておにぎりにしても美味しそう♪」
にこ(いつの間にか静岡の話になったけど、まあ…スパイスやハーブより日本人にとって昔から身近な物が多い気がするわね。親しみやすいっていうか) 海未「サラダに麻婆春雨などいろいろありますが…」
にこ「冬は鍋とか、温かいスープに入れて食べるのがいいんじゃない?」
凛「激辛の麻婆春雨にしたら体もあたたまると思うけどにゃ」
花陽「ごはんに合うよね。麻婆春雨♪」
穂乃果「って、春雨食べてる場合じゃないよ!」
亜里沙「ネズミですよ!」
絵里「え!?まさか、ネズミが出たの?」
穂乃果「じゃなくて干支だよ。来年はネズミでしょ?」
海未「干支でしたら正確には庚子になりますが」
亜里沙「え?子牛?牛さんはネズミの次じゃ…」
海未「牛の子供ではなく、“かのえ・ね”のことですよ。漢字で書くと庚子となります。十干の“干”と十二支の“支”の組み合わせを干支と呼ぶのです」
ありえりりん「へー」
希「甲子園の甲子とは違う庚子やな」
穂乃果「読みが同じでまぎらわしいね…」
雪穂「干支ってことは年賀状の話?」
亜里沙「うん。今日から年賀は特別扱いなの♪」
ことり「もうそんな時期なんだね。今年も残り二週間ちょっとかぁ…」
希「来月はもう令和二年って考えるとえらい早いね」
真姫「それは令和が始まったのが遅かったからでしょ。三分の二しか無かったんだから」
にこ「ま、昭和64年の短さに比べたら大したことないけど」
花陽「だから私たち生まれてないry」 希「年賀状もいいけど、ひとつ今年の大事なことをやり残してるよね」
海未「大掃除ですか?」
希「いや、それは毎年やろ。そうじゃなくて今年ならではのこと」
真姫「平成最後と令和最初の何とかなら聞き飽きたわよ」
亜里沙「干支の話じゃないんですか?」
希「そう。今年は亥年なのにウチらはまだイノシシを食べてない!」
絵里「そう言われても…十二年前の亥年だってイノシシなんて食べてないけど」
凛「イノシシの肉を食べる人がいることも知らなかったにゃ」
花陽「まあ、凛ちゃんは四歳で私は三歳だし…」
穂乃果「イノシシの肉かぁ…ちょっと興味はあるけど」
にこ「今日はこれにしときましょ」
ことり「煮干し?」
真姫「イノシシじゃなくてイノシン酸ね」
希(いりこだしのスープ春雨になった…お肉食べたいなあ。これも美味しいけど)trtr 凛「琵琶湖をティーポットにするにゃー」
花陽「えぇ!?だ、ダメだよ凛ちゃん。おこられるよ…」
凛「えー?じゃあ霞ヶ浦?」
にこ「いや、霞ヶ浦でもダメでしょ」
穂乃果「カスピ海はどうかな?ちょっとしょっぱい紅茶になりそうだけど」
絵里「カスピ海は広いから、場所によって塩分濃度に差があるわよ」
希「っていうか、そんなに大量の茶葉をどこで確保して、そんなに大量の紅茶を誰が飲むん?」
凛「東インド会社の船を襲撃して積み荷の紅茶を奪うんだよねー?」
真姫「アメリカ人って昔からそんなことやってるのね」
海未「そもそも課税を逃れるためにオランダから紅茶を密輸していたのが発端らしいですが…」
にこ「税率の高さに悩まされるのは今も昔も同じってこと?」
ことり「でも紅茶がもったいないよ。生産者の気持ちを考えたらそんなことできないよ」
絵里「結局それ以来アメリカでは紅茶文化が廃れて、代わりにコーヒーが流行ったらしいわね」
真姫「かつてはボストン港をティーポットにして、今は辺野古を泥沼にしてるわけね」
海未「まあ…日米の地位的な意味では当時の米英に近いのかもしれません。誰も反撃はできませんし、しても勝ち目がないので支配され続けるところは違いますが」
穂乃果「茶会事件なんていうから、てっきりお茶会で毒でも盛られて誰かが暗殺されたりした事件かと思ったよ」
凛「ただの寒いアメリカンジョークだったにゃ」
にこ「水道水に10%も消費税払うくらいなら茶税のほうがマシって気もするけどね。所詮嗜好品なんだから」
穂乃果「いっそ紅茶を自力で栽培とか!?」
花陽「茶の木の栽培は大変だよ。収穫できるまで長いし、それが安定するまでとなるとさらに…うまくいって五年くらいかかるんじゃないかな」
穂乃果「そ、そんなにかかるんだ?」
雪穂「買ったほうが早いね」 海未「ちなみにボストンで強奪され投棄された茶葉の被害総額は100万ドルともいわれています」
亜里沙「えーと、1ドルが108円くらいで…」
真姫「1億800万円」
にこ「茶葉だけで億…とんでもない被害額ね」
凛「1億なんてお金払ったことないにゃ」
花陽「そもそも持ってないから払えないけど…」
真姫「新幹線でも止めたらそれくらい取られるんじゃない?」
穂乃果「ありもしないお金を請求されるなんて…怖いなぁ」ガクブル
海未「まあ、当時ボストンの犯行グループは五十人いたといわれていますので一人あたりとすれば216万円程度になりますが」
亜里沙「でも賠償はされなかったんですよね?」
ことり「紅茶を台無しにされて賠償も無かったんだね…」
希「まあ、まあ。246年も前の遠い国の茶葉を悔やんでもウチらのところに来るわけやないし」
絵里「私たちは今ある紅茶を味わって飲みましょ」
雪穂(やっぱりティーポットには冷たい海水じゃなくて、沸かしたお湯だよね) 凛「たーらこー♪」
希「たーらこー♪」
ことり「たーっぷーりー♪」
にこ「たーらこー♪」
真姫「それだとパスタソース限定になるけど」
花陽「おにぎりにしても美味しいよ!」
希「卵、じゃがいも、豚肉、ちくわ等、ほかの食材と組み合わせる使い方もあるやん?」
穂乃果「マヨネーズやチーズとあわせてパンにも合うし」
海未「生たらこを煮魚のような和風の煮付けにしても美味しいですよ」
花陽「ごはんに合うよね♪」
凛「たらこって何の卵だっけ?」
希「スケソウダラやろ?」
にこ「スケトウダラじゃないの?」
穂乃果「スケトウダラって、手足が生えてて踊る魚だよね?」
絵里「ぷよぷよの“すけとうだら”ね」
ことり「タラ目タラ科のスケソウダラは北太平洋の広い範囲に棲む、マダラより小さめのタラです。目が大きく、下顎が突き出た顔つきが特徴です。
マダラに比べて身が水っぽく味も落ちるといわれますが、メスの卵巣をたらことして食べるほか、上質の魚介練り製品の原料として重宝される魚なんですよ♪」
花陽「スケソウダラとスケトウダラって言い方が違うだけで同じ魚だよね」
穂乃果「カロテンとカロチンみたいなもの?」
凛「かよちん♪」 亜里沙「たらこと明太子って同じですよね?」
海未「まあ、味付けが違うだけで食材自体は同じ物ですね」
穂乃果「味付けのバリエーションならいろいろあっても良さそうだけど、どうしてたらこと明太子だけなのかな?」
にこ「それが一番おいしいからじゃないの?」
雪穂「煮魚も魚の種類はいろいろあっても味付けはだいたい同じだもんね」
花陽「甘辛の和風味が一番ごはんに合うよ♪」
希「明太子だけでも味付けはちょっとずつ違うんよ。甘口、辛口、つぶつぶ感が強いのとあまり無いのとか」
絵里「つぶつぶ感?」
希「加工の仕方の違いか、魚の種類自体が違うのかは知らないけど…ほら、これとか」
穂乃果「どれどれ…」パク
凛「つぶつぶプチプチにゃー」
にこ「確かに、普通のスーパーで買ったのより妙につぶつぶ感があるわね」
ことり「卵の大きさ自体が違うのかな?どっちも美味しいけど…」
真姫「やっぱりスパゲッティでしょ?」
花陽「おむすびも♪」
凛(お魚には興味ないけど、卵のときは美味しいと思うのは…一人よりみんなの力ってことかもにゃ) 雪穂「薬用サルビア?」
ことり「セージのことだよ」
亜里沙「サムライのキャッチャーですね!」
希「それは小林誠司やんな」
絵里「セージは賢者よ」
真姫「賢くない政治家も多いけどね」
凛「シソ科のハーブだよねー?」
穂乃果「じゃあサルビアもシソ科ってこと?」
花陽「うん。英名のセージはもともとサルビアも含んでるの。ただ、赤い花のスプレンデンスみたいな観賞用のサルビアは基本的にハーブとしては使わないし、食べられるかどうかは私も知らないけど」
真姫「毎回言うけど、ハーブとして使うなら確実に食べられる食用のセージだけでいいでしょ?」
凛「まだ何も言ってないにゃ」
海未「まあ、ここで扱う以上必ず食べる食べないの話になりますし…」
穂乃果「水溶き片栗粉?」
にこ「いや、酢で片栗粉を溶くのよ。味噌は最後ね」
希「お。珍しい物作ってるやん」
ことり「酢味噌…に片栗粉でとろみをつけてる?」
穂乃果「なんか今日の定食は酢味噌あんかけの日なんだって」
真姫「それってスミソニアン協定じゃないの?」
凛「酢味噌あんはわかったけど食材は何なのー?」
絵里「いや、味付けの話じゃなくてね…確か1971年、10ヵ国による会議で米ドルと各国通貨のレートの見直しが行われたっていう話でしょ?」
花陽「直接は食べ物と関係ないけど、結果的に海外で食事をしたり食品の輸入や輸出には関係ある話…でいいのかな?」
穂乃果「そ、そうなんだ…でもせっかく作ったんだし」
海未「酢味噌あんかけ…魚に合いそうな感じがしますね」
ことり「野菜も良さそうだよね」
希「いやいや、お肉もいけるやろ」 真姫「ちなみにアメリカのスミソニアン学術協会が運営する博物館群・教育研究機関複合体がいわゆるスミソニアン博物館。酢味噌とは関係ないわよ」
亜里沙「アンはアンカケじゃなくてワガシのあんこですか!?」
雪穂「それも違うと思う」
にこ「じゃあ、10ヵ国のいろいろな料理や食材を酢味噌あんかけで食べればいいのね」
穂乃果「えーと…ドイツのパン、フランスのパン、イタリアのパン、トルコのパン、エジプトのパン、メキシコのパン、日本のry」
海未「食べたいなら止めませんが…パンに酢味噌って美味しいですか?」
穂乃果「…微妙かも」
希「からあげ、餃子、ソーセージとかそんなんでいいんやない?」
花陽「おいしい♪」モグモグ 亜里沙「フロスティじゃないんですか?」
凛「似たような他社製品かもしれないにゃ」
雪穂「でもコーンフロスティなら“コーン”の部分はコーンフレークと同じだけど」
穂乃果「スノーフレークじゃ何のフレークかわからないね」
花陽「えーと、シリアルじゃないんだけど…」
亜里沙「鮭フレークみたいなのですか?」
穂乃果「鮭の身をほぐして瓶詰めとかにしたやつ?」
にこ「鮭フレークのおむすびが食べたいの?」
花陽「じゃなくて、スノーフレークはヒガンバナ科の花だよ」
凛「きっとコーンフレークみたいにサクサクした花なんだにゃ」
穂乃果「それだとフレークだけでスノーの意味がわからないよ。コーンフロスティみたいに砂糖がついててザクザクって感じじゃない?」
花陽「サクサクしてないしお砂糖もついてないよ。食べ物とは関係ないと思う…」
ほのゆきありにこりん「えっ」
希「日頃ほとんど食べ物の話ばっかりやし、ちょっと食べ物っぽい名前だと何でも食べられそうな気がするね」
真姫「つまり今日は何も食べ物の記念日が無いのね」
ことり「12月19日は何もないけど、毎月19日ならいろいろあるよね」
絵里「シュークリームの日とか…」
にこ「食育の日ってのもあるわね」
ことり「9のつく日はクレープの日♪」
希「なんと言っても松阪牛の日やんな」
穂乃果「フレークじゃなくてクレープかぁ…」
真姫「松阪牛が入ったクレープやシュークリームとか言い出すんじゃないでしょうね?」
花陽「そ、それは別々に食べたいなぁ…」
海未「シュークリームはともかく、甘くないクレープなら松阪牛は可能だと思いますが…」
にこ「やめなさいよ。滅多に食べられない高級和牛の無駄遣い!」
希「まあ、牛肉なら松阪牛である必要は無いかもね」 亜里沙「12月19日は“日本人初飛行の日”ですよ!」
凛「冬になると非行に走るのー?」
穂乃果「きっと秘孔を突くと体があたたまるんだよ!」
ことり「話が噛み合ってない気がするけど…」
真姫「一応ツッコんでおくけど飛行機に乗って飛んだって話でしょ」
海未「ええ。実際にはもう少し早く飛んでいたのですが予定の日より早かったのでそれは間違いだったとして、わざわざやり直して19日にしたらしいですね」
絵里「どうしてそんな回りくどいことを…?」
にこ「クリスマスより数日早くプレゼントを買っておいたら子供に見つかっちゃって、クリスマスプレゼントだから見なかったことにして…みたいな話?」
穂乃果「妙にリアリティのある話だなぁ」
凛「クリスマスで飛ぶものといえば、やっぱりチキンだよねー♪」
ことり「ニワトリはあんまり飛ばないと思うけど…」
希「フライどチキンやな!」
真姫「はいはい」 希「小田原といえば、かまぼこやんな」
ことり「もうおせちの準備?」
亜里沙「カマボコはどうしてピンクなんですか?」
穂乃果「縁起物だから紅白なんじゃない?紅白まんじゅうもあるし」
亜里沙「でも赤いスリミはカニのカマボコですよね?」
雪穂「そういえば…赤は赤で別にあるのに紅白の縁起物がピンクなのはよくわからないね」
にこ「ピンクのほうが可愛いからでしょ?」
凛「ナルトの渦巻きもピンクだよねー?」
真姫「ピンクより赤のほうが美味しいでしょ?」
海未「かに風味かまぼこは一つで紅白ですからね。そう考えるとピンクである必要はないのかもしれません」
花陽「小田原の練り物は、かまぼこだけじゃないよ。おでんも有名だよ」
絵里「そうなの?」
穂乃果「小田原おでんって聞いたことはあるけど、普通のおでんじゃないの?」
花陽「基本的には小田原のかまぼこ屋さんが作った練り物中心のおでんなの」
にこ「野菜天、たこ天、ゆず入りソフト鶏つみれ?」
凛「へー。入ってる物が決まってるんだにゃ」
ことり「練り物も美味しいけど、おつゆのしみた大根、こんにゃく、がんもどきとか食べたくなっちゃう♪」
希「たこ、昆布、卵、牛すじ!」
海未「もはや小田原とは関係なくなってませんか…」 花陽「あと、12月20日は鰤(ぶり)の日なんだって」
穂乃果「ちょうど美味しい季節だよね。お刺身にお寿司とか♪」
希「ブリなら照り焼きも捨て難い…」
にこ「切り身を塩焼きにしても美味しいわよ」
花陽「ぶり大根も美味しいよ♪」
凛「でも魚くさいし…凛、大根は大根だけで食べたいにゃ」
ことり「ご家庭で作るにはちょっとハードル高いかなぁ?」
海未「魚の臭みを抑えて美味しく作るのは初心者には難しいですね…」
穂乃果「別々に煮て一緒に盛り付ければいいんじゃない?」
にこ「ま、無難な方法ではあるわね」
亜里沙「お刺身とツマを一緒に食べて、ブリ大根です♪」
絵里「ブリと大根ではあるけど、それは“ぶり大根”とは言わないわよ」
花陽(練り物なら凛ちゃんも平気だけど…せっかくいろいろな魚が美味しい季節だし、少しでも凛ちゃんが好きになってくれる魚があるといいなぁ) 亜里沙「トマト!」
絵里「そうね。ここはトマトね」
亜里沙「この九文字のところがわからないね…」
絵里「ちょっと思いつかないわね。日本語ってことはわかるんだけど」
凛「絵里ちゃん。何してるのー?」
絵里「クロスワードよ。12月21日は回文の日なんですって」
亜里沙「クロスワードの日でもあるんだよね」
絵里「そうそう」
真姫「答えが全部回文になってるクロスワード?」
穂乃果「へー。珍しいね…」
雪穂「ヒントは…29日の夕食?」
希「焼肉!」
絵里「いや、焼肉じゃ回文にならないでしょう?」
にこ「29日を強調してるんだから肉料理だとは思うけど」
凛「じゃあステーキ?」
希「聞いて!ステーキ!」
ことり「回文にはなってるけど文字数が合ってないよ」
海未「すき焼き…じゃないですか?」
亜里沙「スキヤキ?」
花陽「あ。“夜すき焼きするよ”!」
穂乃果「よるすきやきするよ…ホントだ!」
絵里「ちょうど九文字だし、間違いないみたいね」 真姫「“き”が埋まったから、この縦もわかるんじゃない?」
絵里「えーと…今度は七文字で、真ん中が“き”なのね」
亜里沙「ヒントは…海辺のお店は気をつけて」
凛「カレーとか焼きそば?」
花陽「それって海の家じゃないかなぁ?」
海未「海の家ではない海辺の店ですか?」
希「あれしかないやろ」
にこ「そーね。気をつけるってのは商品に逃げられることでしょ」
雪穂「商品が逃げる?」
穂乃果「そっか、店のおじさんとケンカして海に逃げ込むんだ!」
ことり「…たいやき?」
凛「たいやきやいた!」
真姫「ベタすぎるわね…」
亜里沙(日本語って面白いです♪) にこ「ドミグラスソースの煮込みハンバーグ!略してドミニコ!」
凛「デミグラスソースじゃないの?」
真姫「ドゥミグラスソースでしょ」
絵里「やっぱり美味しいわね。ドミニコ♪」
にこ「オムライスにもドミにこ!」
ことり「オムライスにはケチャップだよ。ほら、文字や絵も描けて楽しいし」
にこ「描くだけならドミでもできるわよ。それにケチャップだけのオムライスより圧倒的に美味しいし」
ことり「で、でもケチャップのほうが簡単で…」
希「まあ、何ならドゥミグラスソースを普通にかけた上にマヨネーズで文字とか書いてもいいし」
ことり「ま、マヨネーズ!?」ガーン
にこ「ってわけで、私たちはドミニコ会を結成するわ!」
花陽「ハヤシライスも美味しいし、最高だよね!ドミニコ♪」
穂乃果「ドミニコ会?」
にこ「穂乃果。あんた教皇でしょ。さっさと承認してよ」
海未「なんと無礼な!この方は教皇ホノリウス三世ですよ!」
穂乃果「待って海未ちゃん。認めるかどうかは試食して決めよう」
海未「しかし何にでもドゥミグラスソースというのは…たとえばハンバーグだって、おろしポン酢で食べる和風ハンバーグのほうが美味しくて飽きませんよ」
にこ「なら、ハンバーグで勝負よ。まずは食べてから言いなさいよ」
穂乃果「いただきまーす♪」パク
海未「確かに美味しいですが…」モグモグ
穂乃果「にこちゃんの勝ち!」
海未「えぇ!?そ、そんなあっさり…」
凛「ドミニコはこってりだけどにゃ」
穂乃果「おろしポン酢よりドミニコのほうがパンに合うし。ドミニコ会を認めるよ♪」
亜里沙「こうしてドミニコ会はホノリウス三世に承認されました。Хорошо♪」
雪穂「えーと…1216年12月22日、教皇ホノリウス3世がドミニコ修道会を承認?」
凛「それって、にこちゃんと穂乃果ちゃんの遠いご先祖様?」
絵里「いや、違うと思うけど…」 ことり「でも美味しいドゥミグラスソースをご家庭で作るのはちょっと難しいよね」
にこ「市販のルウで充分でしょ。いろいろあるわよ」
希「ビーフシチュー、ハッシュドビーフ、ハヤシライスソース…確かにいろいろやんな」
海未「違いがよくわかりませんが…具体的に何が違うんです?」
花陽「ハヤシライスのほうがハッシュドビーフより甘めの味付け…かな?」
真姫「ハヤシライスソースのほうがトマトの割合が多い感じはするわね」
凛「じゃあビーフシチューとの違いは?」
にこ「ハッシュドビーフは限られた具材だけで短時間で仕上げて、ごはんにかけて食べる前提だから濃い味付けになってるのよ。ビーフシチューのほうは具材を長時間煮込むことを想定してるから若干マイルドだと思うわ」
亜里沙「こんなにいろいろあるなんて知らなかった…」
海未「私もそこまでいろいろなルウを使ったことはありませんね…」
希「そういえば12月22日はルーマニアの革命記念日らしいよ」
にこ「あらゆるルウを使いこなす、ルウマニアよ!」
真姫「はいはい」 亜里沙「ひんやり、ぷるぷるで美味しい♪」
雪穂「独特の形と食感だよね」
凛「プリンもいいけど、凛は牧場しぼり!」
にこ「某高級アイスクリームより美味しいわよ。種類はまだまだ少ないけど」
絵里「私はアーモンドチョコレート♪」カリッ
希「有名な他社製品に比べてチョコレートの部分が多いアーモンドチョコやんな」
花陽「ビスコも美味しいよ♪」サクサク
ことり「私はやっぱりカプリコ♪」
穂乃果「ポッキーの安定感♪」パリポリ
海未「甘くないのもありますよ」パリポリ
真姫「プッチンプリンに、ポッキーとプリッツ?グリコ縛りってことは…」
絵里「12月23日は江崎グリコ創業者、江崎利一の誕生日なんですって」
海未「かつての天皇誕生日が、ただの平日になってしまいましたし…」
凛「かわりにグリコでお祝いするにゃ!」
穂乃果「でもさ、プリンといえば昔は森永のドラえもんが好きだったよね」
雪穂「アーモンドチョコも明治のほうがたくさん入ってるし…」
にこ「カレーもハウスやS&Bが強いから、意外とグリコの商品を買ってないわね」
花陽「やっぱりビスコとポッキーかなぁ」
希「グリコはビスケットのメーカーだった!?」
凛「牧場しぼりがあるよ!あとジャイアントコーン♪」
絵里「私は、アイスは森永のチョコモナカジャンボ派だけど」
真姫「どれも同じジャンルの商品に強豪がいるわね」
凛「どの競技でも滅多に世界一になれない日本のスポーツみたいだにゃ」 希「スポーツといえば…グリコで一番有名なのは食べ物よりも、あの謎のランナーだと言っても過言ではないよね」
海未「道頓堀の巨大看板ですね。あれこそ究極の屋外広告と言えるかもしれません」
真姫「そこで商品の宣伝をしたほうがよかったんじゃない?」
にこ「あれも景観の一部といわれてるし、簡単に変えられない事情もあるんでしょ。知らないけど」
花陽「派手じゃないけど、こんなのもあるよ」
穂乃果「コメッコ!これも美味しいよね♪」
雪穂「コメッコってグリコだったんだ…あれ、でも昔からあったっけ?」
希「確か一度消えて、リニューアルしたんやないかな?」
にこ「昔はこんなパッケージじゃなかったわよね」
亜里沙(有名なグリコの看板も、今のが六代目なんだって。いろいろなお菓子や食べ物で私たちを楽しませてくれるグリコさん、これからも頑張ってください♪) すげーな、これむさ苦しいおっさんが1人で書いてるのか
知り合いにも誰にも内緒で書いてると思うとなんだか 亜里沙「ナスのオバケですか!?」
凛「確かに紫色で形もそれっぽいにゃ」
希「いや、マックシェイクのキャラクターらしいよ」
真姫「どこにシェイク要素があるのか疑問だけど…」
にこ「それを言うならドナルドだってピエロにしか見えないし商品とは関係なさそうでしょ」
ことり「っていうか、グリマスじゃなくてクリスマス…」
穂乃果「マクドナルドよりケンタッキーのほうがよかった?」
雪穂「ケンタッキーかあ…無難ではあるけど、毎年そればっかりでも芸がないような」
絵里「七面鳥はちょっとハードル高いけど、チキンなら自分で料理すればいいんじゃない?」
海未「確かに、そのほうが確実に好きな料理を好みの味で作れますし…」
花陽「海未ちゃん、フライドチキンやローストチキンを作ったりするの?」
海未「私はチキンロールか照り焼きがいいですね。ごぼうと鶏肉の煮物も好きですよ」
凛「クリスマス感のカケラもないにゃー」
にこ「チキンロールなら断面がクリスマスっぽく見えるように巻く野菜とかを選べば何とかなるかも」
穂乃果「クリスマスっぽい断面?」
希「クリスマスツリーに見立てたブロッコリーとか?」
ことり「ツリーっぽい部分を表に出したかったら巻いた後でブロッコリーを挿し込むしかないような…」
花陽「切ったらツリー感なくなるもんね」 真姫「見た目でクリスマス感を出したいなら鶏肉よりケーキのデコレーションでやればいいと思うけど…」
海未「私はケーキより饅頭が好きですね」
凛「クリスマス感が全然ないよー!」
穂乃果「じゃあ、いつもの“ほ”の字のかわりにクリスマスの“く”の字を焼きつけたクリスマス饅頭!」
雪穂「手抜きじゃん…」
穂乃果「えーと…じゃあ大小二つの白い饅頭を重ねて雪だるま饅頭!」
ことり「どこかで聞いたような…」
花陽「それに見た目がクリスマスっていうより鏡餅みたいになるよね…」
穂乃果「そ、そっか。ダメだぁ」ガクッ
希「素直に定番のクリスマス料理でいいんやない?何なら日本の定番だけじゃなく世界のクリスマス料理もあるんやし」
凛「そういえば、ロシアではどんな料理を食べるのー?」
絵里「ロシアでは、ガチョウのローストとか…」
穂乃果「が、がちょう!?」
絵里「ええ。ただ焼いた肉じゃなくて中に詰め物をするのよ」
海未「チキンロールをガチョウの丸焼きにしたような感じですか?」
絵里「そうね。野菜とか入れたりするし…」
ことり「ガチョウは食べたことないけど、鶏肉ならできそうだね」
亜里沙(ちょっと不思議だけど、日本のクリスマスではみんな西洋料理を食べるんだって。お正月みたいに日本の料理でお祝いしないのかな?) 花陽「明太子のおにぎり…とか?」
希「練り物いろいろ入ったおでん♪」
穂乃果「明太子と練り物?」
にこ「スケトウダラでしょ」
希「ああ、そういえば12月25日はトーマス・オマリーの誕生日やんな」
海未「それは“助っ人”ですね」
凛「スケトウダラでも助っ人でもなくて12月25日はスケートの日だよ!」
絵里「1861年に函館で英国人がスケートをしたのが日本初のスケートという説があるみたいね」
ことほのゆきありのぞにこまきぱな「へー」
雪穂「日本人じゃなかったってことは、たぶん確実に“クリスマスにスケートをして過ごした”人だよね」
真姫「まあ、英国人なら高確率でプロテスタントでしょうね」
ことり「氷上のクリスマスなんて、ちょっとロマンチックだよね♪」
穂乃果「スケートは好きだけど、寒いから私はおこたで過ごすクリスマスでいいや…」ゴロゴロ
雪穂「お姉ちゃんはクリスマスだけじゃなくて毎年お正月もおこたでゴロゴロじゃん」
海未「運動しないで食べてばかりいたら大変なことになりますよ…」
花陽「私たちは運動すればいいとして、冬はごはんが…」
亜里沙「ごはん?」
花陽「たとえばコンビニのおにぎりを買って持って行くとするでしょ。でもそのまま真冬の寒い屋外にいたら…」
希「あー、ごはんが冷えてポロポロのパッサパサで残念なことになるよね」
にこ「レンジで温めればある程度復活するけど、外出先だとそうもいかないのよね」
穂乃果「冬はサンドイッチのお弁当に限るってことだね!」
真姫「別に限らないけど、まあパンのほうが無難ではあるかも」
凛「お弁当持ってスケートに行くのー?」
絵里「いいわね。私も久しぶりに滑りたいし♪」
雪穂「絵里さんたちも受験生だったような…?」
希「いやいや、最近は受験の前に滑りつくしておけば本番では滑らないって風潮もあるんよ」
にこ「あんたはしょっちゅう滑ってるじゃない」
希「三年になっても赤点取ってたにこっちがそれ言っちゃうん?」
亜里沙「赤はキットカットです♪」
絵里(冷たい氷でも暖かい部屋でも、みんなと過ごす時間が私は好き♪) 凛「ジェロム・レ・バンナの黄金の左で粉砕するにゃ!」
海未「晩年はむしろその左腕を粉砕されて長く低迷しましたが…」
花陽「そもそもバンナの全盛期に私たち生まれてないry」
希「バンナの誕生日が12月26日なんやね」
真姫「いや、格闘技のボクシングじゃなくて…」
絵里「クリスマスプレゼントの箱を開ける日だから、箱のBOXでボクシングデーっていうのよ」
穂乃果「え?もらったプレゼントをその日に開けないの?」
ことり「一応そういう国もあるってことじゃないかな?今はどうか知らないけど…」
凛「にこちゃんをボコボコにする日じゃなかったんだにゃ」
にこ「なんで私がボコボコにされるのよ!」
海未「にこの声に感謝する日じゃないんですか?」
亜里沙「こころちゃん達も同じ声のような…」
希「それは言わないお約束や」
にこ「そーよ。もっと私を敬いなさい!」
絵里「チョコバットあげるわ」
にこ「ありがと」
花陽「じゃあ、私はプロ野球チップスを…」
凛「凛はホームラン軒!」
雪穂「ボクシングじゃなくて野球なの?」
にこ「あれでしょ。大日本東京野球倶楽部」
海未「ええ。現在の讀賣巨人軍の前身球団の創立記念日ですね」
希「日本の職業野球自体はそれ以前にも存在したけど、10年も経たずに消滅してるから現在に繋がるプロ野球としては大日本東京野球倶楽部の創立とともに始まった、この日がプロ野球誕生の日ってことになってるみたいやな」
ことほのゆきありまきぱな「へー」 穂乃果「巨人といえば、ディルっていう香味野菜?みたいなのがあるじゃない?」
ことり「巨人といえばディル?」
花陽「ディルはセリ科→セリ→セ・リーグ→巨人、かな?」
穂乃果「そのディルってどんな野菜なのかと思ってググったら“イノンド”とかいうのが出てきたんだけど、イノンドって何!?」
真姫「ディルのことでしょ」
ことり「英語ではディルだけど、確かスペイン語だとエネルドって言って…」
花陽「そのエネルドが訛って日本ではイノンドって呼ばれてたみたい」
凛「聞いたことないにゃ」
にこ「ディルにディル以外の呼び方があったのね」
亜里沙(野球のチームもお野菜も時代によって呼び方が変わったりするんだね) 凛「ハッピーターンおいしいにゃー♪」サクサク
花陽「確かにハッピーターンは美味しいけど…」
希「ハッピーターンやなくてピータンやろ?」
穂乃果「ピーマン?」
絵里「ピーマンじゃなくてピータンでしょ」
亜里沙「ピータンって何?」
海未「皮蛋(ピータン)はアヒルの卵を三ヶ月程度熟成させた発酵食品の一種です。中華の珍味の一つですね」
凛「卵を三ヶ月って…腐らないのー?」
ことり「ただの腐敗とは違うけど、かなり変質して見た目もちょっと食べ物っぽくない感じだよね…」
真姫「それに添加される成分の問題で体にもあまり良くないわよ」
希「ただでさえ苦手な人が多い刺激的な味で体にも悪いってリスク高すぎやん?」
にこ「やっぱりハッピーターンでいいんじゃない?」サクサク
雪穂「っていうか、ハッピーターンでもピータンでもなく12月27日はピーター・パンの日だけど…」
凛「そういえば昔、バター・ビーンっていう格闘家がいたにゃ」
海未「またボクシングの話ですか?」
穂乃果「バタービーンっていうのは白餡の原料になるペルー原産の豆だよ。日本では山形県で栽培してるんだって」
ことのぞまきえりありにこりん「へー」
花陽「ピータンでもハッピーターンでもなくバタービーン…」
にこ「要するに白餡の和菓子を食べようって話?」 希「バタービーンやないけどバタピーも美味しいよね」
亜里沙「ばたぴー?」
雪穂「こういう味付けしてあるおつまみ向けのピーナッツだよ」
絵里「チョコレートと一緒に食べても美味しいわよ」パリポリ
真姫「それなら最初からピーナッツが入ってるチョコレートでいいんじゃない?」
絵里「いや、それとはまたひと味違うのよ。どっちも美味しいけど」
希「ビターチョコレートとバタピーを一緒に食べればビターバタピーやな」
海未「もう何が何やら…」
穂乃果「ちなみに白餡は意外な物にも入ってたりするよ。この惣菜パンとか」
絵里「本当に白あんって書いてある…」
凛「甘くないのに白あんが入ってるなんて知らなかったにゃ」
亜里沙(名前が似てる?食べ物でもいろいろあって、全然違って…まだまだ知らない食べ物もたくさんありそうです♪) 凛「黄色くて両手が鎌みたいな形の、変な顔のモビルアーマー?」
にこ「それはザクレロ」
海未「渡辺謙の主演でフジテレビ系で1995年頃から放送された時代劇ですね」
希「それは御家人斬九郎」
真姫「エーザイの胃腸薬でしょ?」
ことり「それはサクロン」
亜里沙「変な顔のモビルアーマーに乗った渡辺謙が胃薬を飲むんですか?」
花陽「じゃなくて、ミソハギ科の石榴(ざくろ)っていう果物なんだけど…」
絵里「名前は知ってたけど、食べたことはないわね…」
穂乃果「見た目のインパクトの割にはあまり出回ってないよね」
亜里沙「このタマネギみたいなのが…?」
雪穂「この中に赤いつぶつぶの実がぎっしり詰まってるんだよ」
希「この出っ張りを切り落として、このへんからこう切ると…」
亜里沙「Хорошо!」
花陽「手軽にみんなでシェアできるね」
海未「まあ、あまり安い物ではありませんし」
穂乃果「いたみやすくて長持ちしないんだよね」
にこ「保存するなら冷凍ね。粒が小さいから簡単に解凍できるわよ」 凛「殻の中に小さいつぶつぶがいっぱい…何かの卵みたいだにゃ」
亜里沙「イクラ…とか?」
希「キャビア?」
穂乃果「とんぶり!」
花陽「とんぶりは卵じゃないけど…」
海未「そういえば、1768年12月28日はタイのトンブリー王朝の初代国王の戴冠の日だったそうですよ」
凛「とんぶり王朝!?」
穂乃果「タイの卵はとんぶりだった…?」
真姫「いや、だからとんぶりは卵じゃないし」
希「トンブリーはタイの地名や。チャオプラヤー川のあたりにあったみたいやね」
にこ「本物のタイなんて滅多に食べないわね」
ことり「たいやきも美味しいよ♪」
雪穂「詰まってるのは卵じゃなくてつぶあんだけど…」
花陽(果物も魚の卵も自然の物だけど、面白い形のがいろいろあるよね。私はやっぱり美味しいのがいいけど♪) 真姫「もうそんな時代じゃないでしょ?今の日本はずっと不景気だし」
海未「私たちが生まれる前、平成初期までの話ですからね」
希「それはバブル」
穂乃果「ヤマザキビスケットのクラッカーだよね?リッツもどき」
雪穂「それはルヴァン」
凛「人を殴ったり物を壊したり凶器に使われるやつにゃ。ニュースやドラマでよく出てくる」
真姫「バールのようなもの?」
絵里「殴るといえば、マンドリルより強い緑色の大猿ね。痛恨の一撃が怖い」
にこ「それはバブーン」
ことり「バブーンは、和名でいう“ヒヒ”にあたる、マンドリルなどを含む大型のサルの総称です。主にアフリカとアラビア半島の南端に棲んでいます。
頭のいいサルですが、人を恐れず食糧を得るために民家などを荒らすこともあるので、現地ではちょっぴり危険な猛獣なんですよ」
ほのうみえりにこりんゆきあり「へー」
花陽「って、バブルでもルヴァンでもバールでもバブーンでもなくてルバーブなんだけど…」
凛「ルバーブって何?」
ことり「野菜…みたいなものかな?料理っていうより製菓に使うほうが多いけど」
花陽「茎を甘く煮て使うんだよね」
穂乃果「アンゼリカみたいなもの?」
真姫「フキのほうが近いんじゃない?アクっていうかシュウ酸が多くてそのままではあまり体によくないのよ」
にこ「要するにルバーブのジャムをルヴァンにサンドして食べればルバーブルヴァンになるわけね」
希「まぎらわしいけどあえてリッツじゃなくルヴァンを使いたくなるネーミングやな」
凛「頭のいいバブーンがバールのようなもので民家の鍵を破壊して食べ物を」
穂乃果「バールバブーン怖すぎ!?」
希「そんなやつおらんやろ…たぶん」 凛「平成初期といえば、12月29日は錦織圭の誕生日だよねー?」
海未「ああ、ちょうど平成元年生まれなんですね」
凛「そして錦織といえば日清食品!」
真姫「またラーメン?」
亜里沙「すぐおいしい♪」
希「ちょっと待った!毎月29日は肉の日やんな」
凛「日清といえば謎肉!」
雪穂「それって肉じゃなかったような…?」
にこ「まあ、最近の技術は凄いからヘタな加工肉より肉じゃない肉もどきのほうが肉っぽかったりするけどね」
希「それでもウチは本物の浪漫を追い求めたい!溢れる旨味、滴る肉汁、生命の歯ごたえ!」
穂乃果「まあ、気持ちはわかるけど…」
亜里沙(ステーキ屋さんがいきなり閉店しちゃったり、やっぱり日本は不景気みたいです。でも肉じゃないお肉も美味しいよ♪) 真姫「フランスのファッションブランドでしょ。トカゲのマークの」
ことり「それはアニエス・ベー」
凛「魚は寄生虫がいるから食べたくないにゃ」
真姫「それはアニサキス」
絵里「アトリエの主人公よ。GBA版の」
にこ「アニスのアトリエ?」
花陽「そのアニスじゃなくて、セリ科のハーブなんだけど…」
穂乃果「聞いたことはあるけど、何に使う物なの?」
ことり「和菓子には使わないかもしれないけど、ケーキやクッキーとか洋菓子かな。あとカレーや魚料理とか…」
凛「魚!?ってことは、アニスを使ってアニサキスもいるんだにゃ」
真姫「やめなさいよ。食欲が無くなるから…」
海未「ところで12月30日はタイガー・ウッズの誕生日らしいですね」
亜里沙「タイガーといえば…」
穂乃果「えび?」
花陽「炊きたてごはん♪」
希「エビと炊きたてごはん…天丼やな」
絵里「でも明日は年越しそばでしょ。今日天ぷらで明日は何そばにするの?」
真姫「天ぷらを使わずに冬のディナーのメインになるそば?」
希「そこでお肉の出番や。鴨南蛮とかどない?」
にこ「でもそれって外食前提じゃないの?」
穂乃果「確かに、ご家庭で鴨肉なんて使ったことないなぁ…」
凛「お肉はチャーシュー!ラーメンは中華そばだよ♪」
亜里沙「年越しラーメン?」
凛「ラーメンとともに一年が終わり、新しい年もラーメンで始まるにゃ!ラーメンにお餅を入れてお雑煮ラーメン♪」
海未「まあ…ラーメンのスープはそばに比べて多彩ですからね。何ならそばつゆでラーメンを食べても合いますし」 亜里沙「ブラックタイガーの天ぷらとごはんですか?」
ことり「確かに天丼といえばエビが定番だけど…」
雪穂「ちょっと彩りが寂しい気もするね」
海未「旬の野菜で彩りを添えましょう。れんこんとブロッコリーを使います」
凛「ブロッコリー!?」
花陽「もうダメだ…おしまいだぁ」
にこ「ブロリーのときのヘタレベジータね」
穂乃果「意外と美味しいよね。ブロッコリーの天ぷら」
希「火加減が難しい野菜の一つやね。上級者向けかも?」
凛「さすが最強のサイヤ人にゃ」
希(ウチらの場合、穂乃果ちゃんたちの水ネタが天丼っぽいけど…まあ、たまには天ぷらが乗った本物の天丼も食べたいよね♪) 凛「お前は傷んだトマトだ!」
真姫「はぁ?トマト?」
ことり「食べたいの?」
希「ロッキーのことやんな」
絵里「ばくだんいわ?」
凛「そうそう、ばくだんいわを殴りすぎて手がボロボロに…違うよー!」
にこ「ねこだましや“ぽんぽこ”を使うハムスターみたいなやつでしょ?」
穂乃果「映画のロッキーのことじゃないの?」
のぞりん「エイドリアーン!!」
花陽「ドリアンって聞くと苦い記憶が…」
真姫「苦いっていうか臭い記憶ね」
希「い、いやそういう話やなくてね…」
凛「ロッキーといえば肉サンドバッグだよねー♪」
海未「またボクシングの話ですか?」
亜里沙「ニッポンのオミソはカクテキが定番ですよね♪」
雪穂「大晦日は格闘技ね」
絵里「いや、シルヴェスター・スタローンじゃなくて12月31日はジルヴェスターよ」
凛「東北訛り?」
ことり「じゃなくて全然違う人。カトリック教会の聖シルウェステルの祝日をジルヴェスターっていうの。スタローンは関係ないよ」
穂乃果「つまり海外では日本の大晦日とは違う理由でお祝いするんだね」
絵里「そういうこと」
にこ「じゃあ、肉を叩く必要があるような料理?」
真姫「トマトも使うんじゃないの?」
花陽「お肉とトマトで…ハヤシライス?」
希「いや、ハヤシライスに使うようなお肉は叩く必要ないやん?」 海未「年越しそばじゃないんですか?」
ことり「夜はおそばで、昼は何か別の料理って考えればいいと思うよ」
にこ「ロッキーなら堅めのアメリカ牛肉を叩いてステーキってとこかしらね?」
真姫「わざわざ堅い肉を食べなくてもいいと思うけど…」
凛「肉を叩かなくちゃロッキーじゃないよー」
希「叩かなくていいステーキ肉はお高いから…一年の最後の日くらいはガッツリ食べたいし」
絵里「まあ、夜がそばならバランス的にはいいのかしら?」
真姫「トマトはどうするの?」
穂乃果「つけあわせやサラダとか?」
ことり「ソースにしてもいいんじゃないかな?角切りトマトとオリーブオイルで…」
花陽「美味しそう♪」
にこ「傷んだトマトじゃなくて炒めたトマト?」
雪穂(料理と関係なさそうな映画の話からメニューが…食欲ってすごいなあ)
花陽(今日はもちろんだけど、来年も美味しい物をたくさん食べたいね♪) 穂乃果「穂むら特製、黒豆と栗きんとん!」
海未「安定の味ですね」
ことり「今年も美味しいね♪」
穂乃果「さらに今年は伊達巻も作ったよ♪」
雪穂「これは商品じゃないけどね」
絵里「おせちって甘い物も多いのね」
花陽「昆布巻きも甘いし」モグモグ
凛「“ごまめ”も甘いにゃ」パリポリ
亜里沙「Осетияには意味があるんですよね?」
希「そうそう、一つ一つの料理が縁起物になってるん」
真姫「ダジャレみたいなのが多いイメージだけど…」
にこ「めでたいで鯛、まめに働く黒豆とかそういうやつね」 亜里沙「ローストビーフはどんな意味ですか!?」
海未「ろ、ローストビーフは…どうなんでしょう?」
ほの母「私が学生の頃にはそんなの入ってなかったわよ」
ことり「伝統のおせち料理じゃないから縁起物ってわけじゃないのかな?」
亜里沙「意味は無いんだ…」
希「美味しいからいいんやない?」モグモグ
雪穂「後付けで何かあるんじゃないかと思ってググってみたけどホントに何も書いてないね」
穂乃果「後付け…そっか、私たちが考えればいいんだよ♪」
海未「考えるといっても…今年は子年ですから牛は関係ありませんし」
花陽「確かに、十二支の一つだから縁起物とするなら丑年しか使えないよね。美味しいけど」モグモグ
穂乃果「牛だからギューだよ♪」ギュー
雪穂「わ。急に何!?意味がわからないよ」
穂乃果「今年も仲良く、ギューってしましょうの縁起物!」
絵里「それだと牛肉ならローストビーフじゃなくてもいいってことにならない?」
真姫「それどころか肉である必要さえ無くなるわよ」
凛「ギューってしぼるのは牛乳だもんにゃ」
ことり「乳製品でも縁起物になるね。チーズとか」
穂乃果「そっか。じゃあビーフで…うーん。ビーフ…ビーフ」
亜里沙(ローストビーフの意味はまだわからないけど、今年もよろしくお願いします♪) 亜里沙「この棒みたいなのもОсетияですか?」
ことり「棒?」
雪穂「こんなの入れた覚えは…」
にこ「なんだか同じ物を家でもよく見るけど…」
『日本酒、ビール、ワインにも合う♪究極のおつまみ!』
希「チーズ鱈やんな」パク
穂乃果「そう、なとりのおつまみチーズ鱈!」
雪穂「いや、なんでそんなの入れたの…」
穂乃果「ローストビーフと伊達巻が人気で、もう無くなっちゃったから代わりに」
ほの母「伊達巻ならすぐ作れるわよ」
真姫「そういえばチーズも牛だからとか言ってたわね」
凛「それならチーズと牛肉を組み合わせればいいんだにゃ」
絵里「チーズハンバーグとか?」
花陽「ハンバーグもいいよね。ローストビーフも美味しかったけど」
海未「おせち感がありませんね…」
ことり「お雑煮食べる?」
海未「もういただきましたよ」
希「穂乃果ちゃんちのお雑煮おいしいよね」モグモグ
亜里沙「モチはモチヤですね!」
雪穂「和菓子屋だけどね」
穂乃果「お餅はまだたくさんあるよ♪」ゴリゴリ
凛「何か作ってるのー?」
真姫「すり鉢に…くるみ?」
穂乃果「そ。お餅につけて食べるくるみ餡♪」
絵里「へー。きな粉や小豆餡だけじゃないのね」
海未「今は一年中ある物ですが、昔から夏は枝豆の“ずんだ”、冬はくるみが定番ですね」
穂乃果「ここに調味料を加えて…」 穂乃果「はい、雪穂」
雪穂「ん」パク
穂乃果「どう?」
雪穂「いつもの味だね」
にこ「何そのカップル感」
希「新婚さんみたいやね♪」
雪穂「え!?」
凛「指を直接パクって」
花陽「す、すごい…」ドキドキ
亜里沙「Хорошо♪」
穂乃果「いつもこんな感じだけど…」
雪穂「あ、亜里沙もするでしょ?」
絵里「できなくはないけど、しないわよね?」
亜里沙「スプーンとか使うよ」
凛(穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんはやっぱりギューで仲良しだね♪凛も今年は、もっとお料理しようかにゃ?) 花陽「一月三日は“瞳の日”なんだって」
亜里沙「ヒトミのヒ?」
真姫「それって確かメガネとコンタクトレンズの記念日でしょ?」
凛「かよちんの日?」
にこ「瞳ねぇ…目があるのは鯛とエビと、ごまめ?」
穂乃果「魚はともかくエビの目はどこが瞳なのかよくわからないけど…」
希「ひとみといえばタロットやんな。ウチが占ってあげよう♪」
絵里「ひとみといえばタロット?」
穂乃果「それって、天空のエスカフローネ?」
にこ「また古いの持ち出してくるわね…」
希「今日のカードは…これや!」
ことり「乾杯してる人たちのカード?」
雪穂「こっちはボートに剣がいっぱい刺さってるね」
亜里沙「穴があいてボートが沈んじゃう…」
希「これは小アルカナ。ボートのは剣の6、乾杯は杯の3や」
花陽「6と3…ってことは」
海未「一月三日は旭日小綬章の日本料理人、道場六三郎先生の誕生日です!」
穂乃果「お正月、っていうかおせち料理のイメージにぴったりだね。鯛とか…」
海未「それはもちろんですが、道場先生といえば“食材に国境なし”…キャビアやフォアグラなど西洋料理に使うのが常識とされた食材を積極的に取り入れるなどして、日本料理界の“異端”と言われたこともあるのです」
ことほのゆきありえりりんまき「へー」
希「おせちにローストビーフが入るのも、道場先生のおかげってわけやね」モグモグ
真姫「要するに和食じゃなくてもいいってこと?」
ことり「広い意味ではナポリタンも日本料理だもんね」
凛「ラーメンも♪」
花陽「えーと…じゃあ瞳の日といえば目玉焼き?」
絵里「まあ、海外生まれの料理でも“目玉焼き”って呼ぶのは日本独自かもしれないわね」
にこ「昨日言ってたチーズハンバーグに目玉焼きをトッピングしたらいいんじゃない?」
穂乃果「お正月っぽくはないけど…食べたいかも」
雪穂「ハンバーグだけより目玉焼きが乗ってるほうが何となくおめでたい感じはするね」
花陽(日本の美味しいお米があれば、どこの国の料理でもいいよね♪) 凛「たいやき美味しいにゃー♪」
絵里「そうね。特にチョコ味が」
ことり「チーズケーキ味も美味しいよ♪」
真姫「チーズケーキ味?」
ことり「ただチーズが入ってるだけじゃなくて、中身がチーズケーキ風なの」
穂乃果「ホントだ。チーズケーキの味…」モグモグ
海未「やはり王道のつぶあんが一番です」
雪穂「甘くないのもあるけど…」
希「何が入ってるん?」
花陽「しめじ、ベーコン、ほうれんそう、ベシャメルソース」
ことり「キッシュ?」
花陽「ごはんにも合う惣菜たいやき♪」
にこ「それって生地は普通のたいやきじゃないの?…ごはんいらないと思うけど」
凛「ごはん食べるんだったら中身だけでいいもんにゃ」
真姫「パスタを和えても良さそうな感じね」
絵里「ベーコンといえば、1月4日は日本ハムファイターズの元監督、トレイ・ヒルマンの誕生日らしいわね」
穂乃果「シンジラレナーイのヒルマン監督だね」
亜里沙「ファイターズも昔は強かったんだよね?」
希「そやね。今のパ・リーグはすっかり鷹と獅子の二強みたいになっちゃってるけど」
にこ「実質ソフトバンクの一強でしょ?」
凛「リーグ優勝してるのにライオンズはいっつも負けてる印象にゃ」 亜里沙「タカといえば、お正月はナスの夢を見るといいんですよね?」
海未「まあ、初夢に出てくると縁起がいいといわれていますね」
ことり「ナスの夢なんて見たことないけど…」
穂乃果「ゴーヤーでうなされたことはあるけどね…」
絵里「よっぽどナスが好きか嫌いか、ナスを育てる農家とかじゃないと夢に出てくることは無さそうな気がするわね」
真姫「だいたい昔からある風潮だけど正月なんてナスは旬じゃないし」
にこ「よっぽど長い間漬物を食べずに保存でもしないかぎり、昔は正月にナスなんて出てこないわよね」
希「漬物といえば、1月4日は“石の日”やんな」
花陽「石を使うくらい大量の漬物をご家庭で漬けたことがないなぁ…」
ことり「タッパーか袋みたいなので充分だもんね。個人消費なら」
穂乃果「うちは樽に漬物石だよ♪」
凛「梅干し以外も漬けてるのー?」
穂乃果「いろいろあるよ。食べる?」
にこ「漬物もいいけど、石といえば焼き芋じゃない?」
真姫「たい焼き食べて、まだ甘い物が食べたいの?」
花陽「わかるなぁ。焼き芋ってお菓子とかスイーツとはまた違う魅力があるんだよね♪」
雪穂(四日になっても正月気分は抜けないけど、食べたい物は通常営業になってくる頃かもね) 海未「やはり今日は中華でしょう」
穂乃果「でもまだお正月だよね?土井先生といえば黒豆だし」
希「京都では四日に鏡開きするんよ」
亜里沙「お正月終わっちゃったんですか?」
にこ「土井勝といえば日本の家庭料理でしょ。別に和食に限らないわよ」
海未「つまり中華でもいいということです」
真姫「いったい何の話?」
ことり「1日5日は土井勝と陳建一の誕生日なんだって」
絵里「ドイマサル?」
穂乃果「昔の料理研究家で、現在知られてる黒豆をおいしく煮る方法を確立した人だよ」
花陽「おせちの神様みたいな人だね」
凛「陳建一は中華料理の人だよねー?」
雪穂「土井勝の料理か陳建一の料理かってこと?」
真姫「毎回思うけど、それぞれ食べたい物を作ればいいんじゃない?」
海未「それはそうですが…」
凛「凛はおせちにも飽きてたし中華でいいにゃ」
希「凛ちゃんは中華っていうかラーメンが食べたいんやない?」
凛「ラーメンは食べたよ。大晦日から今日までほとんど毎日」
花陽「お餅もお雑煮よりラーメンに入れて食べるのが好きなんだって」
希「あ、そう…」 ことり「でも、この間目玉焼きの話をしたときも穂乃果ちゃんから“あれ”の話題が出なかったよね」
絵里「あれって?」
雪穂「そういえば一月五日は宮崎駿の誕生日だっけ」
にこ「もしかして…ラピュタパン?」
穂乃果「あー、その手があったね。でも最近…」
雪穂「マヨネーズのCMの影響で、ただ乗せるんじゃなくマヨネーズかけて焼くのがいいんでしょ」
穂乃果「やっぱり実写の威力にはかなわないなって」
花陽「まあ、ラピュタは食に特化した映像ってわけじゃないし…」
亜里沙「最近のアニメのごはんは美味しそうです♪」
にこ「幸腹グラフィティとか?」
雪穂「深夜に“中華一番”もあったけど」
ことり「海未ちゃん、もしかして見てた?」
海未「ま、まあ…少し」
真姫「まさか、アニメの影響で中華料理を作りたくなったの?」
海未「どちらかといえば、CMが多くて…」
凛「炒飯のCM、美味しそうだもんにゃ」
花陽(TVに出てた有名な料理人もそうだけど、やっぱり映像を見て食べたくなることって多いよね) 花陽「ソフトサラダおいしい♪」サクサク
にこ「柿の種も美味しいわよ」パリポリ
凛「なんといってもハッピーターン♪」サクサク
ことり「ニラを使った料理?」
希「餃子がいいんやない?」
海未「そういうことなら任せてください!」
穂乃果「そういえば、ニラと間違えて水仙を食べちゃう人がいるんだって」
真姫「ニラの匂いがしないんだから気づきそうなものだけど…とにかく水仙は毒草だから絶対に食べないこと!」
絵里「ところで、どうして今日はニラなの?」
亜里沙「一月六日の誕生花って書いてあったの。ほら、ここ」
雪穂「亜里沙。それニラじゃなくて菫(すみれ)」
花陽「ニラは韮っていう字だよ」
亜里沙「Хорошо」
にこ「まあ、似てなくもないけど…」
凛「すみれといえばラーメンだよねー♪」
希「すみれは確か札幌のみそラーメンやんな」
穂乃果「すみれっていうか、すみそ?」
にこ「いや、酢味噌ではないでしょ」
亜里沙「ラーメンに花が入ってるんですか?」
凛「ラーメン屋のすみれは純連って書くから、たぶん花とは関係ないにゃ」
雪穂「そういえば昨日は囲碁の日だったね」
穂乃果「あー、仲村初段…だっけ?」
希「ニラっぽい字のほうの菫ちゃんやな」 花陽「すみれといえば、一月六日は“色の日”だけど…」
ことり「菫色だと花の紫色のイメージだけど、韮色ならたぶん葉っぱの緑色だよね」
にこ「黄ニラもあるわよ」
希「黄ニラは岡山県が有名みたいや」
海未「黄ニラは使ってませんが…できましたよ!」
穂乃果「早い!?」
凛「さすが中華の鉄人にゃ」
海未「鉄人ほどではありませんが、自信作です!」
亜里沙「ギョーザが花みたいです♪」
海未「今日は浜松餃子風の盛り付けにしてみました」
ことり「こんがり焼き色で色の日?」
花陽(食欲をそそる美味しい色だね♪) 英玲奈「私はイングランド軍カレー守備隊の英玲奈だ」
ツバサ「隊長!大変よ。フランス軍に包囲されてるわ」
英玲奈「脱出するぞ。この砦はそう長くはもたない」
ツバサ「でも海側にも敵艦が待ち構えてるわよ。どうやって…」
えれツバ「海がダメなら…」
あんじゅ「私はフランス軍の指揮官あんじゅ。カレー奪還作戦を実行するわ!」
穂乃果「美味しいフランスパン食べ放題♪私たちの士気は高いよ!」
花陽「毎日毎日パン、パン、パン…早くカレーを奪還してカレーライスが食べたいよ」
にこ「我が軍の戦力は圧倒的よ。今日にもカレーにトリコロールの旗を掲げてみせる!」
凛「ことりロール?…チキンロールみたいな料理?」
ことり「ことりじゃなくてトリコロール。フランスの赤、白、青。三色の国旗のこと」
海未「敵の砲撃は無いようですね。このまま突撃します!」
亜里沙「勝ち目がないと悟ったイングランド軍は地下から脱出。フランス軍は見事にカレーを奪還しました。Хорошо♪」
絵里「今日のカレーは格別おいしいわ♪」
希「勝利の美酒、いや美味やんな」
真姫「いや、半分くらいは合ってるけどカレーライスのカレーは関係ないわよ」
雪穂「カレーっていうフランスの地名だよね。有名なロダンの彫刻“カレーの市民”の舞台にもなった」
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/healing/1546102029/625
凛「なーんだ。おせちやお餅に飽きた人々がカレーを取り戻す話じゃなかったんだにゃ」
花陽「別にお正月でもカレーを奪われたわけじゃないし…」
希「何なら今時のおせちはカレー味のお総菜が入っててもおかしくないくらいやし」 海未「カレーもいいですが、一月七日ですよ。何か忘れていませんか?」
ことり「七草粥…かな?」
亜里沙「ニッポン人、ススキやキキョウやナデシコを食べます?」
雪穂「おはぎと葛餅なら、うちでも売ってるけど」
花陽「それは秋の七草だね。七草粥は春の七草」
にこ「春の七草でもかぶと大根、せいぜい芹くらいまでしか食べないわよね。普段は」
穂乃果「昔は母子草で草餅を作ってたみたいだけど…」
希「あとはナズナ、ハコベ、田平子。食べられることは知ってても、七草粥以外で食べる機会はまずないね」
凛「どこでも売ってる野菜で代用するにゃ。春菊、水菜、豆苗、カイワレ大根、ブロッコリースプラウト!」
絵里「かぶ、大根、芹と合わせたら…」
ことり「これで八草♪」
真姫「いや、九草よ。トマトも入れて」
花陽「トマト入れたらほぼトマト粥になっちゃうけど…」
真姫「プチトマトをトッピングするだけなら味は変わらないわよ」
海未「な、なるほど。その手がありましたか」
花陽(野菜たっぷり栄養満点、トマトの赤で見た目も華やかな九草粥になっちゃった…) 凛「つみれってお魚じゃないのー?」
穂乃果「イワシとかで作るんだよね」
海未「基本的には魚ですね。ただ本来は魚だけでなく肉団子のような物も含むそうですよ」
絵里「そうなの?知らなかった…」
雪穂「あらかじめ形を作ったらつみれじゃないみたいに書いてあるけど、じゃあおでんに入ってるあれは何なの?」
花陽「な、何だろう…?」
にこ「別に、つみれとして売ってるならつみれでいいでしょ。食品偽装じゃないんだから正しいとか間違いとか騒ぐほどの話じゃないわよ」
真姫「まあ、法的に定められて罰則ができるようなことにはならなそうだし…」
ことり「材料はともかく、どうやって作ってるかは見ればわかるもんね」
穂乃果「和菓子でも、たとえば“ゆべし”って名前のお菓子は地域によって見た目も味も全く別物になったりするし」
希「そやね。全国的につみれと呼ばれてる物がつみれって認識でもいいんやない?」
絵里「でも、どうして今日はつみれなの?」
亜里沙「ニラが入ってないツミレです♪」
雪穂「にら?…ああ、一月八日の誕生花もスミレなんだ」
花陽「つみれとスミレ…確かに似てるけど」
凛「発音がよくないと聞き間違えそうにゃ」
希「スミレの花が入ったつみれを作ればスミレのつみれやな」
ことり「そういえばスミレは食べられるんだよね」
凛「すみれのラーメンスープにスミレ入りのつみれを入れて食べればすみれのスミレつみれ!」
にこ「つみれにイカ墨とスミレを入れたらイカスミスミレつみれよ!」
海未「食用の備長炭パウダーもありますね」
穂乃果「つみれにイカ墨とスミレと備長炭パウダーを入れたらイカ墨スミレ炭つみれだね」
花陽「酢味噌をつけて食べればイカ墨スミレ炭酢味噌つみれ?」
真姫「何その早口言葉。誰がそんなの作るのよ…」 絵里「今日は何も食べ物の記念日が無いのね」
穂乃果「毎月8日はカレーパンの日だけど」
凛「カレーは昨日もやったにゃ」
ことり「毎月8日は果物の日でもあるよね」
穂乃果「つみれに果物は入れないよね?」
雪穂「ドライフルーツくらいなら入っててもおかしくない…かな?」
ことり「オレンジピールやレーズンとか?」
海未「魚にドライフルーツはちょっと…ゆずの皮くらいにしておいたほうがいいと思います」
希「おおっ、その手があった!」
真姫(ダジャレみたいな早口言葉は要らないけど、意外な材料を加えてアレンジレシピを考えるのはちょっと面白いかも?) 真姫「またニラなの?」
花陽「本当は菫(すみれ)だけど…」
希「ネタ切れ?」
ことり「誕生花を考えた人が知らない花は使えないもんね」
にこ「園芸ショップの販促みたいな事情もあるんじゃない?業者が扱わない植物は入れないとか」
穂乃果「菫(黄)って書いてあるけど…」
亜里沙「黄ニラですか?」
海未「韮(にら)ではなく菫ry」
凛「まかせて!今日は凛が作るよ♪」
絵里「凛の料理ってことは、もしかして…」
真姫「ラーメンにはやっぱりニラ!とか言うんじゃない?」
にこ「カップラーメンに刻んだ黄ニラをトッピング?」
凛「失礼にゃ><」 パキッ
凛「キャベツは根元から一枚ずつ剥がして、葉脈をハサミで切り離しておくよ」
チョキチョキ
花陽「分けておいたほうが均等に火が通りやすいよね」
凛「キャベツと黄ニラはハサミで切って、しめじは手で裂けば…包丁を使わなくても下ごしらえ完了にゃ」
ジュー
凛「ごま油をひいたフライパンで豚肉、もやしと一緒に炒めて」ガシャシャ
凛「あとは普通にラーメンを作って、炒めた具材をトッピングすれば完成♪」
絵里「やっぱりラーメンなのね…」
凛「ニラだけだとちょっと貧相だけど、具だくさんでいいでしょー?」
海未「ラーメンのスープの味を選ばないトッピングですね」
真姫「野菜炒め自体には味がついてないの?」
希「ラーメンのスープの味が濃いからちょうどいいかもね」
ことり「ごま油の風味がプラスされて…」
花陽「おいしい♪」trtr
穂乃果「確かに美味しいけど…」
雪穂「今日も食べ物の記念日が何もないってこと?」
ことり「毎月9日はクジラの日で、9のつく日はクレープの日だよ」
希「黄ニラのクレープとか?」
真姫「クレープよりチヂミとかのほうがいいような気もするけど…」
絵里(寒い日は温かいスープのラーメンが美味しいわね。凛の料理もだいぶ上達した…のかな?) 絵里「お餅…に納豆?」
穂乃果「甘くないのでは割と定番だよ。食べやすくはないけど」
亜里沙「Хорошо」ネバー
雪穂「炒飯にも合うよね。納豆」
海未「納豆自体を炒飯に入れて炒めるのか、ごはんが炒飯なだけで納豆はそのまま食べるか好みが分かれるところですね」
花陽「炒飯に具がいろいろ入ってるから、納豆に薬味を入れなくても具材との組み合わせが楽しめる♪」
凛「天ぷらにも合うよねー?」
希「油と納豆、野菜と納豆の組み合わせって独特の風味になって美味しいんだよね」
にこ「組み合わせっていうけど、そういう場合の納豆も普通の小粒でしょ?」
ことり「納豆と聞いてイメージするのは、やっぱりひきわりや粒が大きいのより小粒だよね」
真姫「私は、あんまり変わった食べ方はしないけど…」
凛「真姫ちゃんは納豆巻きでしょ?」
穂乃果「納豆真姫!?」
真姫「ひとの名前で遊ぶんじゃないの」チョップ
海未「でも、あらためて考えてみると食材や料理と納豆の組み合わせは、市販の納豆に付属する甘辛のタレの味との組み合わせを前提としていますね…」
希「あー、確かに。天ぷらに納豆が合うのは要するに天つゆの役割やんな」
ことり「味付けが似てるもんね」
花陽「タレがついてない納豆は、お醤油で食べても美味しいよ」
穂乃果「タレが無ければ、からし醤油だよね」
にこ「最初から醤油がついてる納豆もあるわね」 雪穂「納豆巻きといえば、一月十日は“かんぴょうの日”らしいけど」
凛「かんぴょうの日なんてあるんだにゃ」
絵里「かんぴょう…存在は知ってるけどあまり味わって食べたことはない気がするわ」
希「エリちは海苔巻きを食べないから、かんぴょうを食べる機会が無いやん?」
亜里沙「Осетияに入ってました♪」
ことり「昆布巻きのヒモ…かな?」
花陽「おでんの餅巾着もそうだよね」
海未「かんぴょう自体を食べるためというより、中身がこぼれることを防ぐために巻いておく紐も食べられるように干瓢を使っている物ですね」
真姫「別に干瓢である必要は無いけど、紐として使いやすい食材といえば干瓢ってことね」
穂乃果「頑張ってるのにあまり評価されてないんだなぁ…」クスン
にこ「まあ、ぶっちゃけ干瓢巻きの干瓢も調味料の味だし」
花陽「かんぴょう自体にクセが無いのも使いやすい理由だと思うよ。似た材質でもアクの強い野菜じゃ何にでも使うわけにはいかないし」
絵里「調味料といえば、一月十日は明太子の日よ」
凛「調味料といえば明太子?」
真姫「まあ、必ず味がついてる物だしパスタソースとか調味料の役割とも言えるわね」
花陽「海苔巻きに干瓢が欠かせないのと同じくらい、おむすびには明太子だよね♪」
凛(意外な組み合わせも、定番も…あらためて考えてみたら新しい発見があるかもにゃ) ツバサ「ゆで卵にはやっぱりマヨネーズよね♪」
あんじゅ「まあ、確かに合うけど…」
ツバサ「でしょ。目玉焼きには醤油派のあんじゅも、さすがにゆで卵を醤油では食べないわよね?」
あんじゅ「そんなことないわよ。かけるだけじゃ食べにくいけど、醤油に漬けておけば味がつくじゃない」
ツバサ「わざわざ醤油漬けにして食べるってこと?」
あんじゅ「まあね。常に冷蔵庫にストックしてるわ」
ツバサ「そんなことしなくても、マヨネーズかけるだけで美味しくなるのに」
あんじゅ「マヨネーズが何にでも合うわけじゃないでしょ。醤油に漬けた味玉ならラーメンに入れてもいいし」
英玲奈「二人とも知らないようだな。一月十一日は塩の日だ」
あんツバ「塩の日?」
海未「ええ。“敵に塩を送る”の逸話を知っていますか?」
亜里沙「タケダさんとウエスギさんですね!」
海未「そう。武田、上杉、北条など東国の領主たちは昔から頻繁に争っていました。あるとき武田と敵対する者たちは内陸の甲斐に塩が届かないよう“塩止め”を行ったのです」
凛「塩が無いと困るにゃー」
希「でも上杉謙信だけは塩止めを行わず、越後からは塩が届いたって話やな」
穂乃果「その塩が届いたのが一月十一日なの?」
海未「たぶん日付の記録があったんだと思います。ただ、現在のように一日で届くわけではありませんから実際に“いつ”送られたかはわかりませんが…」
真姫「パスタを茹でるだけでも塩は使うし、塩が無い生活なんて考えられないわね」
穂乃果「パンを作るにも塩は欠かせないよ。もちろん和菓子もだけど」
花陽「おむすびにも塩はつきものだよね」
希「おむすびに欠かせない梅干しも大量の塩を使って漬ける物やし」
にこ「たらこや鮭も塩味が基本でしょ」
ことり「ポテチにポップコーン、お煎餅にも」
凛「塩ラーメンもあるよー♪」 雪穂「それより今日は鏡開きでしょ。あれにも塩を使うよ」
亜里沙「あれ?」
穂乃果「あー、あれね。みんなも食べる?」
真姫「何の話?」
穂乃果「鏡餅って分厚いから普通に焼いても火が通りにくいんだよね。割ったら形も不揃いになるし。だから、うちでは昔から…」
ジュワー パチパチ
花陽「いい匂い…美味しそう♪」
絵里「へー。鏡餅ってこんな食べ方があるのね…」
穂乃果「鏡餅じゃなくても作れるけど、うちでは毎年恒例なの♪」
雪穂「揚げた餅に軽く塩をまぶして…」パラパラ
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
凛(塩味だけでも美味しい物ってたくさんあるよね。凛は普段は使わないけど、ほかの調味料にも塩が入ってるのが多いもんにゃ) 凛「うすしお美味しいにゃー♪」パリパリ
にこ「スライスした揚げポテチも、チップスターみたいなのも、どっちもうすしお味が一番おいしいわよ」
希「ポテロングも塩味やんな」
ことり「ポップコーンに、とんがりコーン♪」
花陽「ソフトサラダに切りもち揚とか…」
穂乃果「カールの塩味も美味しかったよね」
雪穂「かっぱえびせんも普通の塩味が一番おいしいよ」
真姫「また塩の日か何か?」
海未「いえ、今日は塩の日ではないはずですが…」
絵里「1月12日は…これといって食べ物の記念日は無さそうね」
穂乃果「でも毎月12日はパンの日だよ!」
海未「とうふの日でもありますよ」
亜里沙「スキヤキがいいです♪」
雪穂「まあ、今日も冷えるから温かい鍋物が良さそうな気はするね」
花陽「とうふも入ってるし…」
希「牛肉が食べたいんやない?」
絵里「それは希でしょ?」
凛「そういえば1月12日はスキーの日だよねー」
穂乃果「ま、まさかスキーだからすき焼き?」
亜里沙「スキヤキがスキーです♪」
真姫「うすしおのあっさり感とは対極ね」
ことり「でも野菜もたくさん食べられていいんじゃないかなぁ?」
希「一度でいいから牛肉だけで満腹になってみたい!」
にこ「よっぽど安い牛肉がよっぽど割引になってないと無理でしょ」
絵里「あとは錬金術しかないわね…」
ほのありりん「錬金術!?」
真姫「ニュースなんかで最近よく見るでしょ。この間も少し話題に出たけど、肉じゃない肉が最新の技術ではより肉っぽくなってるって話」
ことり「大量生産が可能なら本物よりコスパは良さそうだよね」
海未「それなら結局肉じゃないんですから、バランスよく野菜も食べたほうがいいと思いますが…」
凛「普通にすき焼きするにゃー」 ことり「今日はニラじゃなくて水仙だね」
真姫「水仙は食べられないわよ。毒草だから」
花陽「もちろん食べたりしないけど…1月13日の誕生花が水仙なの」
海未「そもそもニラのほうは本当は菫(すみれ)ですし…」
穂乃果「あ、そっか。ニラニラって言ってるから誕生花がニラだったような気がしてたよ」
凛「スミレも食べられるっていうけど、ラーメンじゃない植物のスミレは食べたことないもんにゃ」
希「ニラ入りのつみれが食べたくなる名前やんな」
絵里「相変わらず食べ物の記念日が何も無いの?」
にこ「無いわね。毎月13日も特に無いし」
凛「とりあえずヤクルトで乾杯するにゃー」
亜里沙「手洗いうーがいヤクルト♪」
真姫「別にいいけど、なんでヤクルトなの?」
凛「1月13日は元西武ライオンズの鈴木健の誕生日だからにゃ」
希「あー、そういえば鈴木健ってヤクルトにいたっけ」
にこ「だいぶベテランになってから移籍したのよね」
凛「でも埼玉出身の地元の選手だったんだよー」
海未「まあ、ライオンズの場合は昔、球団自体が埼玉に移転してきたわけですし」 雪穂「ヤクルトもいいけど、そういうことなら埼玉県にまつわる食べ物とかがいいんじゃない?」
穂乃果「埼玉といえば…」
凛「深谷ねぎ!」
真姫「ニラの次はネギなの?」
凛「ラーメンにはネギが欠かせないにゃ」
花陽「ラーメンもいいけど、埼玉県のお米も美味しいよ。彩のかがやき、彩のきずな」
海未「狭山茶も有名ですね」
穂乃果「お米といえば、草加せんべいがあるじゃん。狭山茶にも合うよ♪」
絵里「なんだか渋いラインナップね。ネギ、お茶、お米、せんべい…」
凛「あとはやっぱり川越のサツマイモかなー」
亜里沙「サイタマなのにサツマですか?」
希「それは言わないお約束や」
亜里沙「雪穂のお店でも使ってるの?」
雪穂「いや、サツマイモは使うけど千葉や茨城県産が多いかな…埼玉県産はあまり見ないね」
穂乃果「お米みたいに埼玉県ならではの品種とか無いの?」
花陽「川越いも、とは言うけど“越前ガニ”や“庄内米”みたいなもので、その土地で採れたってだけで品種が違うわけじゃないよ」
凛「本気を出せば千葉には負けないよ!」
にこ「なんで私に言うのよ」
希「埼玉は海産物がゼロなんやし農業では負けたくないのはわかるけどね」
海未「そもそも私たちは千代田区民のはずですが…」
ことり(国産と輸入の違いに比べて、国内での産地の違いはあまり気にしないことが多いよね。いろんな物を食べ比べてみたら違いがわかるかなぁ?) 亜里沙「さぎちょう…鳥ですか?」
希「いや、左義長って書くんよ。小正月の前に正月飾りや書き初めを燃やしたりする行事や」
にこ「左義長といえば“どんどん焼き”ね」
花陽「菓道の駄菓子?」
凛「ソース味のやつにゃ」
穂乃果「あれって米菓かと思ってたけど小麦粉なんだよね…」
海未「小麦粉でソース味。つまりいわゆる“粉もん”のどんどん焼きをイメージした駄菓子なんだと思います」
絵里「ああ、もんじゃからお好み焼きに進化する過程の食べ物ね」
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/healing/1546102029/258
真姫「実際こういう味なの?」パリポリ
ことり「ピーナッツは入ってないんじゃないかなぁ?粉もんのほうのどんどん焼きには」
雪穂「もんじゃとお好み焼きは有名だけど、粉もんのどんどん焼きなんて食べたことないなぁ」
希「進化を重ねてお好み焼き、たこ焼き、いか焼きなどが生まれて、結果的にどんどん焼きは廃れたんやろな」
穂乃果「より原始的なもんじゃは繁栄してるのにね」
にこ「極端だからじゃない?中途半端な物よりインパクトがあるし」
海未「全国的に見ればお好み焼きに比べてもんじゃはマイナーな部類ですけどね…」
凛「でも“もんじゃ用の粉”は売ってるけど“どんどん焼き用の粉”なんて見たことないし」 花陽「粉といえば、1月14日は甲斐田裕子さんの誕生日だね」
ことり「粉といえば甲斐田さん?」
亜里沙「レイチェルの人ですか?」
雪穂「あー、Eテレのあれね」
凛「英語だけだと何言ってるかわかんないもんにゃ」
穂乃果「セリフの量が物凄く多くて大変そう…」
にこ「確かに普通の料理番組に比べてほぼずっと喋ってる感じね」
希「レイチェルは日本にも来て、山梨でほうとう食べたり鏡餅作ったりしてたね」
真姫「国産ワインで野菜を漬けた漬物なんかもあったでしょ」
絵里「真姫も見てたの?」
凛「お料理しないのに」
真姫「な、なによ。別にいいじゃない。見るだけで…」
ことり「凛ちゃんは料理番組を見て同じ物を作ったりするの?」
凛「えーと…ラーメンだったら」
海未「料理番組で作る物がラーメンだった記憶がありませんけど…」
亜里沙(お料理してもしなくても、料理番組は楽しいよね♪) 花陽「いちご大福おいしい♪」モグモグ
ことり「確かに美味しいけど…」
海未「少し味が変わった気がしますね」
穂乃果「いちごを“さがほのか”に変えたから…かな?」
にこ「そういえば、春頃には“とちおとめ”だって言ってわね。なんで急に変えたの?」
穂乃果「台風とかいろいろあって、今シーズン栃木のいちごは不作みたい。いちごだけ食べるならまだいいけど、商品に使うとなると…」
雪穂「やっぱりちょっと値が張るんだよね。値上げするわけにもいかないし」
絵里「お店も大変ね…」
凛「ラーメン屋も増税のせいでいっぱい閉店だよー><」
真姫「あれは大盤振る舞いしすぎたんじゃない?」
希「あるいは大量閉店が決まってたから最後に大サービスとか」
亜里沙「風が吹けばワガシヤが儲からないんですね!?」
穂乃果「どうかなぁ…まあ、天気が悪いとお客さんはあまり来ないけど」 にこ「1月15日は“いちごの日”でしょ。何かキャンペーンとか無いの?」
穂乃果「肝心のいちごが品薄だからねぇ…洋菓子ならともかく、穂むらでいちご使う商品は少ないし」
真姫「わざわざ高カロリーにしなくても…いちごだけ食べたほうが体にいいわよ」
希「そんな身も蓋もない…まあ美味しいけど」
絵里「いちごのエクレアとか美味しいじゃない?」
にこ「そう言うけど中身がいちごソースのエクレアと生チョコのエクレアならどっちがいいのよ?」
絵里「生チョコ」
穂乃果「キャンペーン甲斐がないなぁ…」
希「エリちは特殊なケースやし」
絵里「で、でもバレンタインが近くなるとチョコレートフェアをやるじゃない?」
穂乃果「まあ、穂むらにも少しはチョコ味の商品があるけどね」
雪穂「去年はあんこ入りチョコも作ったね…」
海未「あれはちょっと、和菓子屋の商品としてはどうなんでしょう…」
花陽「私は結構好きだよ♪」
凛「お米のおだんごにあんこと、チョコにあんこならどっち?」
花陽「おだんご」
雪穂「結局普通の商品がいいみたいだね…」
海未「王道に勝るものはありません」
ことり(バレンタインデーまで一ヶ月を切ったけど…あまり変わった物じゃないほうがみんな喜んでくれるのかな?) 亜里沙「たいやき!」
雪穂「いや、だからこれは囲炉裏の自在鉤につける魚木で…」
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/healing/1546102029/470
穂乃果「そっか、1月16日は囲炉裏の日だっけ」
絵里「116で“いろり”って無理があるような…」
花陽「囲炉裏といえば焼き魚だよね」
凛「えー?お鍋を吊すんじゃないのー?」
ことり「凛ちゃん、焼き魚は全部ダメなの?」
凛「小骨がなくて生臭くない魚だったら食べられなくはないけどにゃ」
海未「鮭の切り身でさえ小骨はありますし、ほぼ無理ですね…」
希「けど最近は骨を取り除いてある調理済み商品もあるんよ」
にこ「コンビニなんかで売ってるわね。まあ生魚を買ってくるより割高だけど…」
真姫「魚は食べたほうがいいけど、凛に食べさせるなら焼き魚じゃなくてもいいんじゃない?」
穂乃果「まあ、実際に囲炉裏を使うわけじゃないからね…」
亜里沙「スシは骨ないですよ♪」
希「ああ、そういえばもうすぐ恵方巻きの季節やんな」
穂乃果「まだ半月以上あるけど…」
花陽「フードロス削減のために完全予約制ってなると早めに考えなきゃいけないよね」
凛「ロールケーキがいいにゃー♪」
絵里「チョコ味のがいいわね」
穂乃果「いちごのロールケーキも美味しいよ♪」
真姫「なんでロールケーキ前提で話を進めてるのよ。魚を食べるための寿司じゃなかったの?」
花陽「海鮮恵方巻きもいいよね。ちょっと豪華な…」
希「エビやイクラが入ってるやつやな」 にこ「予約っていうけど高くつくでしょ。自分で作れば好きな具だけを使えるわよ」
海未「手巻寿司用など切ってある刺身なら骨は入ってませんね」
穂乃果「海苔の代わりに青菜漬、おぼろ昆布、湯葉とかで巻いたりもできるね」
絵里「ユバ?」
亜里沙「ゼイタクな名だねぇ。今からおまえの名前は穂だ!」
穂乃果「ほ!?」
雪穂「それは湯葉じゃなくて湯婆婆ね」
凛「ナウシカの剣が刺さった人にゃ」
花陽「それはユパだね」
亜里沙「ユバって何ですか?」
穂乃果「豆乳のタンパク質を薄皮状にした食べ物だよ。とうふと同じ材料で作る大豆加工品」
海未「関東では栃木県の日光が有名な産地ですね」
えりあり「へー」
花陽(お店の恵方巻も美味しそうで目移りしちゃうけど、私たちだけの恵方巻を作るのも楽しそうだよね♪) 絵里「ごはんを…何?」
花陽「ごはんを食べよう国民運動推進協議会。1月17日は“おむすびの日”なの」
凛「かよちんにぴったりだにゃ」
亜里沙「三角のがオムスビなんだよね?」
雪穂「そうだね。形を問わない総称がおにぎりで、三角の形に握ったのがおむすび」
真姫「でも、それなら毎日食べてるでしょ?今日は花陽の誕生日なんだし」
花陽「私は美味しいごはんがあれば幸せだよ♪」
希「ごはんが無かったら大変なことになりそうやね」
花陽「お米が美味しい日本で、いつでもごはんが食べられる時代に生まれてよかったよねぇ」シミジミ
穂乃果「つまり、ごはんを美味しく食べられる物こそ花陽ちゃんが求めてる物ってことだよね!」
にこ「それって…茶碗と箸?」
ことり「炊飯器とか…」
海未「釜や土鍋という手もありますね」
花陽「そ、そこまでしなくても…みんながくれる物なら何でも嬉しいよ」
穂乃果「というわけで…ハッピーバースデー!花陽ちゃん♪」
凛「つぼ!?」
絵里「それは、まさか…」
花陽「梅干し…かな?」
穂乃果「そう。高坂家秘伝の自家製梅干し!」
亜里沙「ツボに何か印がついてますね」
希「数を1ずつ数えるときに描くやつやな」
真姫「6ね」
凛「何が6なのー?」
雪穂「六年ものの梅干しだね」
絵里「六年!?」
にこ「2013年くらいに漬けた梅干しってこと?」
花陽「そ、そんなすごいの貰っちゃっていいのかなぁ?」
穂乃果「毎年漬けるから大丈夫だよ。もっと前のも一応あるし…」
花陽「そうなんだ…ありがと穂乃果ちゃん♪」 海未「ごはんとの相性は抜群ですね」
ことり「美味しいよね。穂乃果ちゃんちの梅干し」
絵里「そういうことなら、私はこれよ!」
真姫「つぼの次は樽?」
亜里沙「たーるっ♪」
にこ「絵里の見た目からは想像つかない物を持ってきたわね…」
絵里「ハッピーバースデー!花陽」
花陽「ありがと。中身は何かなぁ?」
凛「こういう樽に入った明太子を見たことあるにゃ」
希「押し寿司や魚の酢漬けなんかもあるやろ」
花陽「あ。これ…すじこ?」
絵里「そう。卵巣に入ったままのイクラを醤油漬けにした物よ」
凛「イクラがいっぱい繋がってるにゃ」
花陽「たらこみたいに薄い皮に詰まってるんだよ」
海未「これもごはんに合いますね」
穂乃果「コンビニでたまに見かけるね。すじこのおにぎり」
真姫「これは…おむすびの具になる物をあげたほうがいい流れ?」
花陽「そ、そんなことないけど…エヘヘ」
海未「おめでとうございます花陽。私からはこれです」
花陽「ありがと。竹のしゃもじだね」
海未「ええ。プラスチックなどより使いやすくて気に入っています」
絵里「使いやすい?」
海未「プラスチックは繰り返し使ううちに細かい傷ができたりして、汚れが落ちにくくなるじゃないですか」
花陽「あー、わかるなぁ。炊きたてごはんはきれいなしゃもじを使いたくなるよね」
にこ「竹のしゃもじでもピンキリあるでしょ?」
希「表面がスベスベのやつやな」
凛「もしかして、すっごく高級だったりする!?」
海未「それは秘密です。後で花陽にだけこっそり教えますよ」
のぞにこりん「えー!?」
穂乃果(うちで使ってるのと同じだけど…たぶん) ことり「ごはんじゃなくてゴメンね。ケーキ作ったんだけど…」
花陽「ケーキも好きだよ。ありがと♪…って、おにぎり!?」
ことり「うん。ケーキでおむすびを作ってみたの♪」
絵里「こ、このごはん粒感はどうやって…」
ことり「桜餅ってあるでしょ?」
花陽「表面だけ道明寺!?」
ことり「穂乃果ちゃんに教わって試してみたんだ。どうかなぁ?」
花陽「海苔のところはココア…かな?」
海未「それにしては色が…」
ことり「これね、抹茶とココアなの♪」
真姫「海苔の緑色っぽいのが抹茶なのね。確かにココアだけより海苔っぽい…」
のぞにこりん「おおー しんじられぬー」
ことり「じゃあ点火するよ。せーのっ」
ことほのうみのぞえりにこりんまきゆきあり「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」
花陽(ケーキのおむすびも美味しそう…今日だけはカロリーのことは忘れちゃってもいいよね!?) >>752-754の続き
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/kova/1481083484/19-24
英玲奈「…ふむ」
ツバサ「英玲奈?何を見てるの?」
英玲奈「メガネ…」
ツバサ「めがね?」
あんじゅ「ああ、今日って花陽ちゃんの誕生日ね」
英玲奈「これは我々も負けていられないな…」
ツバサ「いや、負けたでしょ私たち」
英玲奈「ラブライブの事ではない。誕生日だ」
あんじゅ「花陽ちゃんにプレゼントでもするの?」
英玲奈「フフフ…それはどうかな」
ツバサ「何なのよ。いつにもましてわけわかんないわね」
あんじゅ(そういえば、英玲奈の誕生日がもうすぐだったような?…祝ってほしいのかしら?) 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク
ことり「今日はフルーツサンドだね」
穂乃果「いちごの季節はやっぱりこれでしょ♪」モグモグ
にこ「何か記念日ってわけじゃないの?」
穂乃果「えーと、何だっけ…サンドイッチ諸島?」
凛「サンドイッチ諸島!?」
真姫「ハワイのことでしょ」
亜里沙「ハワイはサンドイッチの島ですか?」
希「1778年1月18日、英国海軍のキャプテンクックことジェームズ・クックがハワイ諸島に到達して、しばらくの間ハワイをサンドイッチ諸島と呼んでたんやって」
ほのありにこりんぱな「へー」
凛「ハワイとサンドイッチって何か関係あるのー?」
穂乃果「おいしいサンドイッチが名物だったとか?」
希「いや、そこまではウチも知らんけど」 穂乃果「よくわかんないけど、とにかく今日はサンドイッチの記念日ってことだよね」パク
雪穂「でも、それだったら食べるだけじゃ意味なくない?」
穂乃果「えっ」
絵里「そうね。クックがサンドイッチを発見したってことは…」
希「クック、つまりクッキングやな!」
海未「サンドイッチを作るんですか?」
にこ「いいけど、何のサンドイッチにするの?」
希「ハワイといえばあれやろ。タルタルソースで食べる、マヒマヒのサンドイッチ!」
凛「ま、まひ?」
花陽「麻痺じゃなくてマヒマヒ。シイラっていう、すごく大きい魚のことだよ」
ことり「スズキ目シイラ科のシイラは、世界中の暖かい海に棲む大型の肉食魚です。最大2メートル、約40kgほどに成長し、成熟したオスは頭が大きく膨らんでいるのが特徴です。
群れで行動し、素早く泳いで小魚やイカなどを食べます。トビウオを捕まえるためにジャンプすることもあるんです♪」
ほのゆきありえりにこりん「へー」
穂乃果「楠田亜衣奈…じゃなくてクア・アイナのメニューだね」
希「そうそう♪」
ことり「でも、シイラなんて手に入るのかなぁ?」
真姫「似たような別の魚でもいいんじゃない?」
海未「確か、シイラは赤身の魚で脂質が少ないのが特徴ですね」
絵里「白身魚はよくあるけど、赤身魚のサンドイッチは珍しいわね…」
にこ「有名なところでは赤身はマグロ、カツオ、サバ、ブリってとこね」
穂乃果「比較的大型で速く泳ぐ魚が多いんだね」
花陽「あと、確かアジ…だよね?」
ことり「アジは赤身と白身のちょうど中間の魚だね。生活環境によって赤身になったり白身になったりするみたい」
ほのゆきありりん「へー」
凛「マグロだったらツナサンドでいいにゃ。生臭くないし」
海未「ではサバを使いましょう。寒サバが美味しい季節ですし」
凛「えー!?><」
にこ「ちゃんと凛も食べられる生臭くないサンドイッチを作ってあげるから、手伝いなさい!」
凛「わかったにゃ」
穂乃果(最近は植物性の肉もどきもあるけど、やっぱり昔から日本人に馴染み深いのはお魚だよね。フィッシュバーガー専門店もあるくらいだし、美味しい魚のサンドイッチができるといいなぁ♪) 凛「たーらこー♪」
穂乃果「たーらこー♪」
ことり「たーっぷーりー、たーらこー♪」
花陽「たーらこー♪」
希「たらーこーたっぷり♪」
にこ「たーらこーがやーってくーる♪」
絵里「ど、どうしたの?急に…」
海未「今日は“のど自慢の日”らしいですよ」
真姫「歌まで食べ物縛りにするつもり?」
亜里沙「CMだったら、あれがいいです♪」
雪穂「きっつーね♪」
穂乃果「だしまーき♪」
花陽「あさづーけ♪」
海未「チャーハン♪」
真姫「パスタにも♪」
のぞにこ「ヒガシマル♪」
えりあり「うどんうどんうどーんスープ♪」
凛「思わず歌いたくなるCMソングだよねー」
希「食べ物の歌はCMだけやないよ!」
穂乃果「レババラレババラレババラカルビも焼ーき放題♪」
希「タレタレタレタレタレタレタレタレつーけ放題♪」
凛「わりーばしも割り放題ー♪」
にこ「微妙に懐かしいとこ持ってくるわね…」
花陽「でも、ちょっと待って。1月19日は、1970年に学校給食の“ごはん”が解禁された記念すべき日だよ!」
穂乃果「それ以前はパンだけだったってこと?」
凛「“めん”があるにゃ」 雪穂「ごはん…といえば」
花陽「色白おむすびさんはまぜこみおむすびさーんになりーたかった♪」
凛「まるみーや♪」
ことり「そのCMっていろんなバージョンがあったよね」
花陽「チャチャチャまるーみやーの、まぜこみわーかめ♪」
絵里「CMソングって、しばらく聴いてると記憶に残りやすいわよね…」
希「食べ物だと食欲に直結して、余計に思い出しやすい感じがするね」
穂乃果「聴いて歌って、また食べたくなるんだよねぇ」シミジミ
花陽「まぜこみわかめの歌を思い出すだけで、ごはんの味がするよね!」
真姫「いや、そこまでは無いけど…」
凛(好きな食べ物の味も、CMソングと同じくらい記憶に残るってことかもにゃ) 凛「バターカップって何!?」
にこ「パワパフガールズでしょ?」
真姫「ググったら変な馬ばっかり出てくるけど…」
花陽「金鳳花(きんぽうげ)のことをバターカップって言うみたいだよ」
ことり「黄色い花だよね」
穂乃果「あれ、でもパワパフの黄色いのはバターカップじゃないよね?」
にこ「そっちはバブルスね」
希「バターカップは黄色い花で、黄色くないのがバターカップ?」
凛「まぎらわしいにゃ」
穂乃果「なんだか美味しそうな名前だけど…」
真姫「金鳳花は毒草だから食べられないわよ」
凛「食べられないのにどうしてバターカップなのー?」
絵里「さあ…私は知らないけど」
海未「ところで一月廿日は尾崎放哉の誕生日ですよ」
凛「変な俳句?の人にゃ」
穂乃果「ああ、足の裏が白くなって爪切った指が十本ある人?」
海未「放哉は食べ物に関する句も多く残しています。“煮凝りの鍋を鳴らして侘びつくす”とか…」
凛「にこゴリ?」
にこ「誰がにこゴリよ」
亜里沙「ニコゴリって誰ですか?」
雪穂「前にゼラチンと寒天の違いの話をしたでしょ?」
ことり「お肉や魚とか、動物性のゼラチンを含む煮汁を冷やして固めたのが煮こごりだよ」
希「つまり煮汁だけが残って冷えた鍋に侘しさを感じるって意味?」
海未「たぶん…」
凛「なーんだ。それだったら侘びてないでラーメンでシメればいいにゃ」
花陽「だいぶ昔の人だし、お鍋にラーメンの習慣は無かったんじゃないかな…」
穂乃果「雑炊くらいならありそうだね」 海未「“うで玉子くるりとむいて児に持たせる”とか、“海苔をあぶりては東京遠く来た顔ばかり”という句もありますね」
にこ「字余りすぎでしょ…」
亜里沙「腕たまご?」
希「ゆで卵のことやろな」
凛「煮汁に焼き海苔、ゆで卵!やっぱりラーメンだよねー♪」
穂乃果「煮るといえば、尾崎放哉のちょうど100年後の1月20日に生まれたのが井上麻里奈さんだけど」
花陽「煮るといえば井上麻里奈?」
にこ「煮パンね」
絵里「アーシャのアトリエ?」
ことり「パンの材料を鍋に入れてぐるぐるかき混ぜるとなぜか焼きたてパンができるって設定なんだっけ」
にこ「涸れ谷の泥水を使っても美味しいパンができるのよ」
希「食べたいような、そうでもないような…」
穂乃果「でもアトリエシリーズの食べ物って何でも美味しそうだよ♪」
花陽(自由律俳句から錬金術まで?自由な発想は料理にも役立つ…のかな?) 海未「特殊飲食店営業取締規則です!」
絵里「それって…営業妨害?」
海未「妨害とは限りません。法とモラルに則り安全で健全な営業が行われているか確認し、必要に応じて指導を行います」
絵里「みんなのためでもあるのね…わかったわ」
希「そこのお嬢さん!」
海未「…私ですか?」
希「何か悩みがあるんやない?ウチが占ってあげよう♪」
海未「いえ、占いは結構ですが…」
絵里「ちょっと待って。その占いって有料じゃないの?」
希「そんなことないよ。占い自体はタダやし」
海未「占い…自体は?」
希「詳しい話は占いの後や。さ、座って座って♪」
絵里「どうも怪しいわね…」
希「キミたちの運命を示すカードは…これや!」スッ
海未「こ、これは…死神!?」
希「大アルカナの13番、死神のカード。逆位置やんな」
絵里「逆…ってことは」
希「そ。逆位置の死神は再生や復活を意味するカードになるん。“あなたは私を蘇らせる”…今日のおすすめはローズマリーやな」
海未「ローズマリー?」
花陽「い、いらっしゃいませ…」
真姫「違うでしょ花陽!」
ことり「おかえりなさいませ。お嬢様♪」
海未「そこはかとなくデジャヴュを感じる展開ですね…」
穂乃果「ようこそ!甘味処メイドカフェ穂むらへ♪」
絵里「やっぱり、希の占いはお店の客引きだったのね!」
希「まあ、まあ。美味しいお茶と料理に、可愛いメイドさんたちのサービス♪いいお店やと思わない?」
海未「ローズマリーと言ってましたが…」
花陽「あ、うん。ローズマリーは1月21日の誕生花なの」
絵里「ローズマリーを使った料理?」
ことり「いろいろありますよ♪」 海未「では梅昆布茶を」
凛「う、梅昆布茶!?」
絵里「いや、そこまで再現しなくていいから…梅昆布茶にローズマリー要素ないし!」
にこ「ご注文はお決まりですか?」コト
海未「えーと、飲み物は…」
絵里「あら、この花…カーネーションね」
にこ「気に入ったなら絵里にあげるわよ」
絵里「私に?」
にこ「べ、別に深い意味はないからね!」
希「あ、あれは…ピンクのカーネーション!」
花陽「1月21日の誕生花。花言葉は“熱愛の告白”だね」
凛「それって…ついに、にこちゃんが絵里ちゃんにプロポリス!?」
ことり「プロポリスは、ミツバチが集めた樹液などから作られる植物性の補修剤です。主に巣の隙間を埋めるために使われていて、プロポリスはギリシャ語で都市防衛、つまりミツバチが“巣を守る”という意味があるんです♪」
真姫「抗菌、抗酸化作用、免疫力調整から鎮痛まで様々な薬効があるといわれてるわね」
絵里「いや、この場合プロポリスじゃなくてプロポーズでしょ?」
穂乃果「プロポーズなの!?」
にこ「いいから早く注文しなさい!3分で作ってあげるから」
亜里沙「キューピーですね♪」
雪穂「そういえば、キューピー3分クッキングは57年前の1963年1月21日に放送が始まったんだっけ」
真姫「まあ、火を通したのが別に用意してあったりして実際に3分で作るわけじゃないけど」
希「それは言わないお約束やん?」
花陽「それに1月21日は料理番組の日。1937年に英国で料理番組が始まった日なんだよ。第1回の料理はオムレツだって♪」 絵里「じゃあ今日はオムライスをいただこうかしら♪」
にこ「オムライスね。すぐ作るから待ってて」
凛「ケチャップで大きなハートを描くんだにゃ」
ことり「ごはんをハート形に整えるっていう手もあるよ♪」
にこ「しないわよ!///」
海未「では私はぜんざいを…」
穂乃果「まかせて!」
雪穂「甘味処の設定を忘れかけてた…」
花陽「ローズマリー要素は!?」
希「たぶんオムライスに入るんやない?」
海未(1月21日は…1933年に特殊飲食店営業取締規則が公布され、また1947年には武装警官がヤミ米の取締を行ったそうです。現在も食に関する様々な規則や取り締まりはありますが、ヤミ米が必要なくなったのは喜ばしい事ですよね) >>762-764の続き?
http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/prog/1518665855/6-19
雪穂「…でも、どうして亜里沙が?」
亜里沙「お姉ちゃんはПельмени作ってたの。お肉とか手でコネコネしてて、すぐ電話に出られなかったから」
雪穂「なるほど。…まあ、絵里さんが教えても結果は変わらなかった気がするけど」
亜里沙「そうかなぁ?」
雪穂「私も料理は上手じゃないし、教えるのはもっと難しそう」
亜里沙「穂乃果さんは教えてくれないの?」
雪穂「お姉ちゃんの料理って割と大雑把だからね…分量を正確に量ったりしないし」
亜里沙「でも穂乃果さんの料理も美味しいよ♪」
雪穂「そこが不思議なんだよね…まあ、いいけどさ」
亜里沙「うん♪」 亜里沙「お弁当にピカチュウとか、ジバニャンとか、穂乃果さんの顔とか作るの」
雪穂「それはキャラ弁だね」
凛「きみキャラウェイね!」
希「きゃわうぃーね、やろ?」
穂乃果「きゃーらうぇーい♪つばさをひろーげ、とーびーたーとーぉ♪」
絵里「それFar Away」
にこ「またえらく古いの持ち出してくるわね…」
絵里「キャラウェイ、じゃなくてキャラが多い上に各3パターンくらいエンディングが分岐するから死ぬほどやりこんだわ」
花陽(どうして絵里ちゃんはそんなに古いゲームを持ってるのかなぁ?)
ことり「キャラウェイっていうのはクミンに似たセリ科のスパイスだよ」
真姫「キャラウェイシードだけじゃなく葉や根も食べられるのよね。見た目はニンジン、風味はパセリに似たハーブでもあるわよ」
海未「和名は姫茴香(ひめういきょう)、アラビア語ではカラーウィヤーと言うそうですよ」
亜里沙「からーいやー?」
凛「辛いや!?」
花陽「あ、そういえば1月22日はカレーライスの日だね」
穂乃果「クミンに似てるってことは、もしかして…」
にこ「カレーにも使うスパイスってことでしょ」
希「よっしゃ、今日はカラーウィヤー…じゃなくてカレーや!」
亜里沙「どんなкарриを作るんですか?」
穂乃果「今日はベーコンを使ってみない?」
雪穂「お肉のかわりにベーコンってこと?」
ことり「合わなくはないけど…」
凛「どうしてベーコンなのー?」
真姫「知識は力なり。芸術家じゃなくて哲学者のほうのフランシス・ベーコンの誕生日が1月22日ね。イングランド王国時代のベーコン子爵」
希「ベーコンなのにカレーライスの日に生まれるなんて…」
花陽「きっとベーコンもカレーに入りたかったんだね…」シミジミ
ことり「今日がカレーライスの日になったのは哲学者どころか芸術家のベーコンよりずっと後だけど…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています