お腹が空いたときのメモ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
夜、寝ようと思ってるのに
何か無性にお腹が空いたときの食べたいものを書いとく 凛「瀬戸しお美味しいにゃー♪」サクサク
にこ「さとちゃんだいすきー♪」ギュー
ことり「私も大好きだよ。しおちゃん♪」ギュー
穂乃果「いや、それは神戸しお…」
にこ「って何やらせるのよ」
希「にこっちが勝手にボケただけやん?」
ことり(どうして私がさとう役なのかなぁ?)
絵里「えび風味の揚げせんべいなのね」
花陽「ばかうけで有名なベフコの商品だね」
海未「新潟県の栗山米菓ですね」
穂乃果「新潟なのに瀬戸しお?」
ことり「味の素の“瀬戸のほんじお”っていう瀬戸内海の塩を使ってるんだって」
雪穂「のり、ゆず、ホタテとかいろんなフレーバーがあるみたい」
亜里沙「サクサクで美味しい♪」サクサク
希「これくらいならエリちも平気やろ?」
絵里「まあ、言われなければ海苔なんてわからないくらいだし…」
凛「青のりの風味がちょっとあるだけだもんにゃ」
穂乃果「瀬戸といえば、これも美味しいよ。瀬戸内レモン♪」
真姫「ヤマザキのチップスターね」
海未「そういえば十月五日はレモンの日ですね」
にこ「レモンの収穫の時期だから?」
海未「それもありますが、レモンの日の由来は1938年に高村光太郎の妻・智恵子が亡くなる直前にレモンをかじったという逸話を綴った“レモン哀歌”です」
ほのゆきありえりにこりん「へー」
希「この酸味がクセになる…」パリパリ
花陽「寒くなるとみかんも旬だし、柑橘が美味しい季節だね♪」 真姫「どうでもいいけど、今日は“サザエさん”のTVアニメが始まった日らしいわよ」
雪穂「1969年の10月5日に放送開始…ちょうど50年前なんだね」
凛「サザエなんて滅多に食べないにゃ」
花陽「サザエが採れる海辺の町とかに行かないとあまり見かけないね」
にこ「フグだって滅多に食べないわよ。フグ田サザエでしょ」
希「庶民には馴染みの薄い海産物の組み合わせやな」
穂乃果「タラちゃんは鍋の季節に活躍だね」
雪穂「カツオは年中無休だけどね」
海未「ワカメも乾燥など加工品を含めれば一年中食べられますよ」
にこ「で、塩蔵わかめで塩に戻るわけね」
真姫(料理をしないと塩を使うことも滅多にないけど、食品に含まれる塩分は必ず毎日摂ってるのよね。摂りすぎないように気をつけないと…) 絵里「クランキーも美味しい♪」サクッ
凛「独特の食感がクセになるにゃー」サクサク
真姫「今日はロッテ?…ということは」
希「ロッテの創業者、辛格浩の誕生日やな」
にこ「千葉ロッテマリーンズのオーナーでもある重光武雄ね」
穂乃果「ロッテといえば雪見だいふく!」
雪穂「アイスなのに秋冬物のイメージだよね」
亜里沙「コアラかわいい♪」
花陽「トッポも美味しいし」バリボリ
ことり「パイの実も美味しいよ♪」
海未「ちなみにマリーンズには岩下大輝投手がいますが」
にこ「ああ、岩下も一昨日誕生日だっけ」
亜里沙「新しょうが?」
雪穂「そうそう、新生姜の岩下食品とスポンサー契約してるんだよね」
希「岩下…イワシた…今日はイワシの日やんな」
花陽「ダジャレ!?」
凛「イワシの日より二日前に生まれるなんて、きっとお魚が嫌いなんだにゃ」
海未「それは関係ないと思いますが…」
にこ「イワシもちょうど旬の時期ではあるわね。サンマは高いし」
花陽「サンマ食べたいけど、イワシも美味しいよね」
絵里「岩下食品は栃木県のメーカーなのね」
海未「栃木といえば…」
亜里沙「マシコヤキ♪」
雪穂「へー。十月四日は陶器の日なんだね」
花陽「益子焼のお茶碗なら持ってるよ♪」
ことり「食べ物じゃないけど、陶器も食卓に欠かせない物だよね」
穂乃果「確かに、陶器の湯呑みのほうがお茶も美味しい気がするなぁ」
希「まだ秋なのにトウキとは、これいかに」
花陽「セイヨウトウキの花も冬季じゃなくて五月に咲くみたいだし…」 真姫「そういえば、ジャン・フランソワ・ミレーの“落穂拾い”も描かれた人物の服装から秋の風景だといわれてるわね」
絵里「ミレーの誕生日でもあるのね…」
穂乃果「パンの予感!」
海未「まあ、おそらくパンのための小麦などの収穫風景でしょうね」
花陽(パンが大好きな“穂”乃果ちゃんが小麦の穂を拾い集める姿を想像すると…)
穂乃果「まだいっぱい落ちてるよ!」
真姫「いらないわよ。いちいち拾ってたらきりがないし」
穂乃果「もったいないよ!」
真姫「じゃあ持ってっていいから、勝手に拾えば」
穂乃果「パンがいっぱいできるよ♪」
真姫「よかったわね」ファー
花陽「」プルプル
穂乃果「花陽ちゃん?…どうかした?」
真姫「なんで私たちを見てニヤニヤしてるのよ」
花陽「な、なんでもないよ。エヘヘ」
ほのまき「?」 >>552-553
ここあ「まだ4日だよー?」
にこ「野球がないと日付の感覚がゴニョゴニョ」
こころ「CSが待ちきれなかったんですか?」
凛「寝ぼけて間違えただけにゃ」ファー >>552-553
ことり「ふーぐたくーん」
花陽「それは…アナゴ?」
凛「全然似てないけどにゃ」
希「アナゴといえばお寿司や天ぷらやんな」
穂乃果「でも回転寿司のお店ではウミヘビを使ってるって聞いたことがあるよ」
にこ「マルアナゴでしょ」
亜里沙「まるあなご?」
ことり「ウナギ目ウミヘビ科のマルアナゴは、ペルー近海などで採れるアナゴの仲間です。ウミヘビ科といっても爬虫類のウミヘビとは違って、ちゃんとした鰓呼吸の魚類なんですよ。
今はアナゴ自体が輸入原料などで確保しやすく、関東のお寿司屋さんで実際にマルアナゴが使われることはあまり無いみたいです」
ほのゆきありえりりん「へー」
真姫「ことりのアナゴは似てないけど、マルアナゴはアナゴに似た魚ってことね」
絵里「でもウミヘビじゃないのにどうしてウミヘビ科なんて呼ばれてるのかしら?」
穂乃果「名前で損してるっていうか、風評被害だよね」
海未「代用魚という習慣自体が、騙しているようでイメージが良くないですからね…」
凛「無理して高い魚に似せなくてもいいと思うけどにゃ。凛はどっちでも興味ないし」
花陽「でも人気のある魚ばかりをたくさん獲り続けたらいつか絶滅しちゃうし…」
にこ「うなぎやマグロ、最近じゃサンマなんかもヤバそうな感じになってるわよね」
雪穂(普通に食べてた魚とかが“絶滅しました”なんてことにならないといいけど。別に食べたりしない生き物でも残念だもんね) ここあ「わー。大きいどんぐり!」
にこ「違うわよ。これはヘーゼルナッツ」
ここあ「いまは“れいわ”だよー?」
こころ「平成じゃなくてヘーゼルですよ」
ここあ「おかしのいえ!」
にこ「それはヘンゼルとグレーテルね」
凛「ヘーゼルナッツって、どんぐりじゃないの?」
花陽「似てるけど違うよ。カシワやクヌギはブナ科だけど、ハシバミはカバノキ科だから…」
穂乃果「現役時代はヤクルトの外野手で、去年まで西武、今年はヤクルトのコーチ」
希「それは橋上(はしがみ)秀樹やな」
亜里沙「ショウガ!」
海未「それは薑(はじかみ)です」
ことり「ヘーゼルナッツが採れる木がセイヨウハシバミだよ」
ほのありりん「へー」
絵里「ヘーゼルナッツといえば、やっぱりチョコレートね」
真姫「アイスクリームにも入ってたりするわね」
ここあ「かたいよー><」
にこ「この歯ごたえが…」ガリゴリ
ことり「香ばしくて美味しいよね」ガリゴリ ここあ「ふつうのどんぐりは、たべられないのー?」
にこ「一応食べられるはずよ。灰汁抜きとかが必要だけど」
ことり「どんぐりのクッキーやパンとか…」
花陽「確か品種によってアクが少ないどんぐりもあるんだよね」
こころ「ヘーゼルナッツのように使えるんですか?」
にこ「いや、さすがに同じ使い方は難しいんじゃない?」
希「普通にどんぐりを拾ってきて調理するより、粉になってるのを買って使ったほうが早いかもね」
穂乃果「柏の葉っぱは柏餅に使うけど、どんぐりは使わないよね」
雪穂「食べない葉っぱよりも使わないくらいだから、どんぐりは食糧と見なされてないってことだよね」
海未「トチモチは実際にトチの実を使うのに、柏餅は米の生地に葉を巻きつけただけですからね…」
凛「じゃあ、本当にカシワのどんぐりを使って葉っぱもつけたらスーパー柏餅!?」
にこ「そんなスーパーサイヤ人みたいな…」
穂乃果「見た目はともかく、今ある柏餅とは別物になるのは確かだね」
希「今のままで美味しいのにわざわざ難しい材料使う必要もないと思うけど…」
亜里沙(どんぐりはいろいろな動物の食糧になるんだよね。私たちが無理して食べなくてもいいのかも?) 凛「QRコードを読み込むのがバーコードリーダーだよねー?」
真姫「それはそうだけど、QRコードじゃ見た目がひとつも“バー”になってないでしょ」
穂乃果「言われてみれば…じゃあQRコードはバーコードじゃないんだ?」
雪穂「バーコードならスーパーやコンビニで売ってる商品についてるじゃん」
ことり「そうだね。穂乃果ちゃんが食べてるランチパックの袋にも…」
凛「秋のわくわくプレゼント、1点!」
絵里「いや、そこじゃなくて裏側でしょう?」
穂乃果「東京ディズニーリゾートパークチケット!1000組2000名様!」
亜里沙「ペアってことは、雪穂と二人で行くとお姉ちゃんは留守番だね」
絵里「え!?」ガーン
海未「それより個人的にはBコースのアウトドアグッズが気になりますね」
にこ「そういうのは今から買うと増税のせいで高くなりそうよね」
花陽「でもAコースもBコースも12点必要だから、120円くらいのランチパックを12個買って1440円」
凛「全部当たったとしても、11人にチケットが行き渡るためには6組分で8640円必要にゃ」
穂乃果「8640円使ってもヒデコ、フミコ、ミカのうち二人は留守番かあ…」
にこ(ここあが行きたがるから7組分欲しいわね)
雪穂「っていうか、一つも当たらない可能性のほうが高そうだけど」
海未「アウトドアグッズならひと組当たればみんなで使えるじゃないですか」
凛(それだと山へ連れて行かれそうにゃ) 真姫「秋のわくわくプレゼントは置いといて」
穂乃果「あ、もしかして…これ?」
凛「小さくランチパック(たまご)って書いてある部分の下にあるやつ?」
穂乃果「黒い縞模様みたいなのがあって、下に数字が並んでるね」
亜里沙「これがバーコード?」
希「そやね。1952年にアメリカでバーコードの特許が承認された日を記念して、10月7日はバーコードの日になってるん」
にこ「ヤマザキは違うけど、懸賞によっては対象商品のバーコードを切り取って応募券の役割をする物もあるわよ」
花陽「タカノフーズの納豆や豆腐がそうだったね」
希「神戸牛や宮崎牛が欲しくて大量に集めた思い出…」シミジミ
亜里沙「当たったんですか?」
絵里「聞かないであげて」
希「ウチの幸運をもってしても一度も当たらないとは…魔女の婆さんの呪いかっ!?」
真姫「はいはい」
花陽(基本的には私たち消費者にとっては価値が無さそうなバーコードだけど、これがあるおかげで食品の流通を助ける効果もあった…のかな?) ここあ「かたいよー><」
にこママ「塩分が多いから子供にはおすすめしないわ」
ここあ「えー」ブー
こころ「確かに、ちょっと塩からいですね…」
穂乃果「へー。鮭とば…スルメみたいな感じかな?」
凛「魚くさいにゃ」
海未「魚ですから当たり前ですが…」
希「まあ基本的には酒の肴やんな」
亜里沙「おつまみですか?」
にこ「そーね。十代で鮭とばが好きな人もそうそういないでしょ」
真姫「そのまま食べるには塩分が多すぎるわね」
花陽「それより家庭菜園で育てたハーブとか持ってきたんだけど」
凛「こっちはいい香り♪」
ことり「パセリとタイムだね」
穂乃果「パセリはわかるけど、タイムって何に使うの?」
凛「芸能人とかがよく逮捕されて」
希「それはタイムやなくて大麻」
花陽「タイムは、たくさんあるシソ科のハーブの総称なの。これは立麝香草っていう品種だよ」
絵里「コモンタイムって呼ばれてるハーブね」
雪穂「ミントとかと同じでタイムも種類が多いんだね」
にこ「肉料理やスープなんかに使うやつね」
ことり「あとシャルキュトリにも」
凛「シャクトリ虫!?」
穂乃果「ハーブって虫除けにもなるんだよね?」
花陽「そうだけど、そうじゃなくて…」
真姫「シャクトリ虫じゃないわよ。charcuterieっていうのは食肉加工品。ソーセージやベーコンとかあるでしょ」
にこ「簡単なハムやソーセージくらいならご家庭でも作れるわよ」
亜里沙「サケトバもcharcuterieですか!?」
希「あれは干物や。お魚やし」
花陽(ハーブを使ったシャルキュトリと鮭とば…イメージは全然違うけど、その地域の特産品を使った伝統的な保存食であることには変わりないよね) にこ「何と言ってもゲーマルクでしょ」
凛「クィン・マンサが最強に決まってるにゃ」
真姫「サザビーのほうが高性能よ」
穂乃果「ヤクト・ドーガもカッコいいよ♪」
希「いやいや、最強はαアジールやろ?」
雪穂「でもαアジールってあっさりやられた感じだよね」
絵里「大きい割には大したことなかったわよね」
海未「その点、圧倒的な存在感と長い間やられなかったしぶとさでやはりキュベレイが最強でしょう」
ことり「えーと…どうしてモビルスーツとかの話になってるの?」
凛「ファンネルっていうから」
花陽「ファンネルじゃ食べられないよ。フェンネルだよぉ…」
亜里沙「世話の焼けるパートナー♪」
ことり「それはフェネックだね」
凛「フェンネルって何?」
花陽「香辛料だよ。セリ科ウイキョウ属のハーブで、種をスパイスとして使うの」
にこ「カレーのイメージしかないけど…」
海未「五香粉(ウーシャンフェン)にも茴香は入っていますよ」
穂乃果「シェンロンガンダム!?」
海未「それは張五飛(チャンウーフェイ)ですね」
ことり「五香粉は花椒(ホアジャオ)とか五種類のスパイスを組み合わせたミックススパイスだよ」
絵里「ドラゴンキックね!」
希「それはホア・ジャイや」 雪穂「そういえば十月九日は塾の日だね」
凛「じゃあグリコの熟カレー?」
真姫「でもカレーだと特別な道具は使わないんじゃない?」
穂乃果「わんわん♪」
亜里沙「特別なドッグです♪」ナデナデ
希「ドッグやなくて道具や。十月九日は道具の日でもあるん」
にこ「ドッグってのはありでしょ。フェンネルを使ったソーセージを作ってホットドッグにでもすれば道具も使うわよ」
穂乃果「手作りソーセージのホットドッグ…食べたい♪」
花陽「αアジールくらい大きいホットドッグ!?」
真姫「いや、無理でしょ?」
ことり「じゃあ、まずはソーセージ作りだね」
希(αアジールのファンネルは9基搭載されてるん。九人が自由に動き回る、ウチらにぴったりやんな) 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク
ことり「今日はメロンパン?」
穂乃果「そうd」
希「クリームパンやな」
穂乃果「クリームは入ってるけど、メロン果汁入りのメ」
希「クリームパンや」
海未「な、なぜそこまで…」
にこ「…まあ、メロンの味も香りもしない伝統的なアレだけがメロンパンって言いたい気持ちはわからなくもないけど」
花陽「メロンが十月十日の誕生花になってるみたい」
真姫「メロンの季節じゃないでしょ?」
絵里「実の旬は夏だし、花はもっと早く終わるはずよね」
凛「なんでメロンが10月なのー?」
花陽「私が決めたわけじゃないからわからないよ…」
雪穂「それより今日はいろいろな食べ物に関する記念日がたくさんあるよね」
亜里沙「10月10日は目の愛護デーです♪」
穂乃果「目…ってことは目玉焼き?」
にこ「金目鯛かもしれないわよ」
花陽「とり五目のおにぎり美味しいよね♪」
ことり「目にいい食材ならブルーベリーかなぁ?」
絵里「強引に結びつけなくても食べ物自体の記念日もあると思うけど…」
凛「10月10日は貯金箱の日なんだよねー」
穂乃果「貯金箱といえばブタさんだよね♪」
花陽「とんかつ、角煮、しょうが焼き、酢豚、回鍋肉…」
希「これからの季節は何といっても豚まん♪」
凛「ラーメンに欠かせないチャーシューもあるにゃ」
真姫「いや、貯金箱のブタは食べられないわよ」
穂乃果「十月十日は銭湯の日でもあるみたいだよ」
雪穂「銭湯といえば…牛乳?」
凛「コーヒー牛乳にゃ」
にこ「フルーツ牛乳でしょ」
穂乃果「メロンパンには普通の牛乳のほうが合うけど…」 海未「十月十日は朝礼の日らしいですよ」
凛「チョレイ!」
希「それは卓球やな」
亜里沙「鶏肉?」
海未「それは朝礼ではなく鳥類ですね」
花陽「やきとり、照り焼き、チキンロール、からあげ、フライドチキン、タンドリーチキン、親子丼♪」
希「鳥類ってことなら鴨や七面鳥もありやろ?」
真姫「北京ダックもね」
絵里「っていうか、食べ物の記念日もry」
にこ「あんたはこれでしょ。トッポの日」
穂乃果「トッポの日って十月十日なの?」
雪穂「そうらしい…」
絵里「まあ、チョコレートは旬とか関係なく一年中おいしいけど♪」ポリッ
花陽「まぐろの日、缶詰の日、お好み焼きの日、冷凍めんの日、おもちの日、肉だんごの日…」
真姫「トマトの日もあるわよ」
亜里沙(ニッポンの10月は美味しい物がいっぱいだね♪) 凛「巨人のV10を阻止した中日の監督で、ハワイ出身の」
にこ「それはウォーリー与那嶺」
絵里「韓国のフィギュアスケート選手でしょ?バンクーバー五輪で金メダルの」
海未「それはキムヨナですね」
花陽「与那嶺でもキムヨナでもなくて、嫁菜っていうキク科の植物なんだけど…」
穂乃果「確か春の山菜だよね。今は旬じゃないはずだけど…」
ことり「花が咲く時期だから…かな?」
真姫「嫁菜なんてお店で売ってるの?」
希「旬やないし食用のは無いかもね」
亜里沙「春菊みたいにスキヤキに入れるんですか?」
雪穂「それでもいいけど有名なのは炊き込みごはんの具材かな」
花陽「そうそう、嫁菜ごはん♪」
ありえりりん「へー」
海未「秋の炊き込みごはんといえば、やはり栗ごはんや松茸ごはんですね」
にこ「サンマごはんも…と言いたいところだけど今は高いわよね」
凛「凛はお魚じゃないほうがいいけどにゃ」
花陽「ちなみにミソハギも10月11日の誕生花になってたりするよ」
穂乃果「みそ…おはぎ?」
真姫「そんなのあるの?」
穂乃果「うちには無いけど、嫁菜の俗称にオハギっていうのがあるよ」
絵里「草餅にハハコグサを使うみたいに、嫁菜をおはぎの材料にするの?」
穂乃果「いや、しないけど…」
凛「毎月11日は麺の日!みそと麺ならみそラーメンにゃ」
亜里沙「みそじ?」
ほの母「あら、そんなに若く見える?」
雪穂「ボケなくていいから」
海未「ミソハギのミソは禊(みそぎ)と書くんです。発酵調味料の味噌とは関係ありませんよ」
亜里沙「ミソハギも食べられるんですか?」
真姫「薬草みたいなものだけど、地方によっては食用にするらしいわよ」
花陽(意外なものが食べられたりするんだよね。まだ食べたことがない食べられる植物、いろいろ食べてみたいなぁ…) 凛「たこのペースト?」
花陽「た、たこ?」
海未「たこをペーストにするんですか?」
穂乃果「そんなのあるの?」
ことり「初めて聞いたけど…」
凛「オクトパスペーストって」
にこ「タコじゃないわよ。オクトーバーフェスト!世界最大といわれるミュンヘンの秋祭りよ」
真姫「まあ、今は九月からやってるみたいだけど…」
穂乃果「セプテンバーじゃん」
希「名古屋にいたっては七月にやってるし」
花陽「それだと完全に夏祭りだね」
亜里沙「ナゴヤもドイツですか!?」
雪穂「そういえばアイチケンってちょっとドイツ語っぽいね」
凛「シマネケンもドイツ語っぽいにゃ」
絵里「第1回が209年前の1810年10月12日に始まったからオクトーバーフェストなのね」 にこママ「ヴルストやヘンドゥルなどの料理とともに、人々は浴びるほどビールを飲みまくる!」
にこ「…って」
希「それでにこっちが知ってたんやな」
穂乃果「ビールはともかく、ドイツのパンを食べながらドイツ料理を味わいたいかも♪」
雪穂「そういえば毎月12日はパンの日だっけ」
ことり「ドイツもいいけど10月12日は豆乳の日だよ」
にこ「体には良さそうだけどあまり使わないわね。牛乳に比べると使い勝手が…」
海未「まあ、豆乳より豆腐のほうが圧倒的に消費量は多いですね」
亜里沙「毎月12日はトーフの日♪」
真姫「要するに豆乳でドイツ料理を作れってこと?」
穂乃果「何その変化球。そんなのできるの?」
真姫「私はやらないけど、あなたたちならできるんじゃない?」
にこ「無茶振りしてくれるわね…できなくはないけど」
ことり「シチューやグラタンとかに牛乳の代わりに使えるかなぁ?」
絵里「全部豆乳よりは半分くらい牛乳にして併用したほうが良さそうな気がするわね」
花陽(どんな料理になるんだろう?私たちのオクトーバーフェストも楽しくなりそうだね♪) 凛「えー!?終わっちゃったのー?><」
亜里沙「13日じゃないんですか?」
海未「十三夜の十三日とは長月、つまり旧暦九月の十三日のことなんです。一昨日、金曜の夜にあたりますね」
絵里「お月見できなかったわね…天気が悪くて」
にこ「よりによって三連休に台風をぶつけてくるって、どんな嫌がらせよ」
真姫「別にいいんじゃない?満月は明日、体育の日みたいだし」
希「そやね。明日、晴れたらお月見やな」
穂乃果「十五夜のお月見にはおだんごで、今夜は穂むらの焼き芋最中でどうかなぁ?」
雪穂「芋ようかんもあるよ」
ことり「そういえば今日はサツマイモの日だっけ」
花陽「甘くて美味しい♪」モグモグ
にこ「サツマイモもいろいろ品種があるわよね」
穂乃果「焼き芋最中は安納芋、芋ようかんは鳴門金時を使ってるよ」
希「お芋さん自体の糖度が高めの品種やね」
海未「そういえば最中の餡には水飴を加えたりしますが…」
雪穂「そう、安納芋なら水飴を加えなくてもそれっぽい感じになるんだよね」
絵里「旬の時期っていうのはわかるんだけど、10月13日が何かサツマイモの記念日なの?」
穂乃果「それは昔、サツマイモを宣伝するために“栗よりうまい十三里”って言い出したのがきっかけだよね」
海未「ええ。逆に芋より栗派の人はサツマイモを八里半と呼び、九里には及ばないと表現したといいますね」
亜里沙「サツマイモも13と関係あるんですね!」
真姫「日本特有のダジャレみたいな表現だけど…」
にこ「そういえばカープにも九里がいるわね」
希「今年はAクラスには及ばなかったカープの九里やな」
海未「鯉の旬は十一月から五月といわれているんです」
穂乃果「だいたい旧暦十月くらいから…かな?」
凛「ペナントレースの大事な時期は旬じゃないんだにゃ」
絵里「鯉なんて食べたことないけど…泥臭くないのかしら?」
にこ「昔のカープは“泥臭い野球”が持ち味だったのよ」
花陽「サツマイモも泥だらけになりながら掘り出すんだよね」
希「赤いのは泥にまみれてこそ美味しくなるわけやな♪」 穂乃果「パンを食べて当てよう!」パク
凛「パンを食べて、秋のわくわくプレゼント♪」
花陽「それだとPTAPになるような…」
亜里沙「ペンパイナッポーアッポーヘン♪」
雪穂「それはPPAPだね」
希「わくわくプレゼントならWも入ってPTAWWPやろ?」
海未「もう何が何やら…」
ことり「プリンを作ってあげる♪」
にこ「ピーマン食べさせてあげる」
穂乃果「いや、いらないけど…」
真姫「またあいうえお作文なの?」
絵里「PTAを食べ物に結びつけるのは無理があると思うけど…」
凛「10月14日は鉄道の日なんだよねー」
花陽「鉄道ならやっぱり駅弁かなぁ?」
海未「そういうことなら“かき飯”の弁当を推します」
穂乃果「確かに美味しいけど、どうして牡蠣なの?」
真姫「“鉄”でしょ」
海未「ええ。牡蠣はミネラルが豊富な食材ですから」 希「鉄分が豊富な食材といえば青のりやろ?」
絵里「それはわかるけど、駅弁には使わないでしょう?」
希「鉄道が絡めばいいんやったら駅弁である必要はないやん?」
凛「駅弁以外で鉄道に関係ある食べ物?」
希「鉄道→阪神→関西→たこ焼き!」
真姫「いや、そんなのありなら何でもいいでしょ…」
凛「お好み焼きでも青のりは使うもんにゃ」
雪穂「どっちかっていうと焼きそばのイメージだけど…」
希「いや、あえて阪神とたこ焼きなのは理由があるん」
ことり「理由って?」
希「今日は兵庫県西宮市出身、タコヤキスト熊谷真菜の誕生日やからね」
亜里沙「タコヤキスト!?」
希「そう。熊谷真菜は日本コナモン協会会長で、たこ焼き研究家でもあるん」
穂乃果「へー。そんな人いるんだ…」
希「というわけで、今日はたこ焼きでお祝いしよう♪」
にこ(特に研究しようとは思わないけど、たこ焼きって家で作っても買って食べてもどこか“わくわく”感があるわよね) 穂乃果「スイートバジル?…聞いたことはあるけど」
凛「スイートバジルって、普通のバジルとどう違うのー?」
真姫「いや、普通のバジルがスイートバジルよ」
ほのりん「?」
海未「たとえば韓国のキムチは日本のキムチに比べて辛く、においもきついじゃないですか」
花陽「日本のメーカーが作ってるキムチはほとんど日本人向けの食べやすいキムチだよね。ごはんに合う♪」
ことり「にんにくが効いてるから私はほとんど食べられない…」
絵里「で、一般的にバジルとして出回ってる物のほとんどがスイートバジルらしいわよ」
ほのりん「へー」
ほの母「バジルか…懐かしいわね」シミジミ
亜里沙「なつかしい?」
ほの母「いたずら好きで、いつもシナモンと二人で…」
絵里「な、何の話?」
穂乃果「“ちっちゃな雪使いシュガー”だよ」
雪穂「あー、雷太鼓のバジルね」
ほの母「そうそう♪」 にこ「ところで、今日は“きのこの日”だけど」
希「やっぱり秋は松茸ごはんやな♪」
花陽「エリンギ、えのき茸、きくらげ、椎茸、しめじ、なめこ、舞茸、マッシュルーム…何でも美味しいよ♪」
真姫「まあ、確実に食べられるキノコを買ってきたほうがいいわよね」
海未「そうですね…迂闊に野外へ採取に行っても誤って毒きのこを食べる可能性が無いとも限りませんし」
雪穂「毒キノコのほうが多いくらいなんだっけ?」
希「どうやろ?ウチらの中では花陽ちゃんが一番詳しいかな?」
凛「毒キノコ“だけ”だったら真姫ちゃんのほうが詳しいにゃ」
真姫「毒性と症状は一応把握してるけど…実地で採取したわけじゃないからそこまでじゃないわよ」
絵里「確実に食べられるキノコがいいわよね♪」パリポリ
にこ「いや、それ“きのこの山”でしょ…」
凛「たけのこの里も美味しいにゃー♪」サクサク
ことり「もうきのこの日も関係ないけど…」
亜里沙「毎月15日はお菓子の日♪」
希「つまり何でもありってことやな」
ほのゆき母「穂むらのお菓子もよろしく♪」 亜里沙「フレークが甘い、お砂糖ついてる」
真姫「お砂糖って…それならOは何でもいいじゃない」
花陽「コーンフロスティ?」
ことり「ブランフレークもお砂糖だよね」
にこ「どうでもいいけど、昔はコーンフロストだったわよね」
凛「4匹くらいでヒャダルコ使ってくるやつにゃ」
絵里「それはフロストギズモね」
穂乃果「私の愛馬は凶暴な人じゃないの?」
海未「それはガンダムXのフロスト兄弟ですね」
凛「じゃあフロストって、人の名前なのー?」
雪穂「フロスト【frost】空気中の水蒸気が氷や石などの表面に付着して凍りつき、花びらのような形に成長したもの…って書いてあるけど」
穂乃果「氷でヒャダルコなんだね。フロストギズモはそっちのフロストっぽいけど」
ことり「たぶんフレークの表面に砂糖がついてるのを氷にたとえたんじゃないかな?アイシングっていうのもあるし」
亜里沙「フロスティじゃないんですか?」
にこ「だから昔はコーンフロストだったって」
真姫「どっちでも大差ないって気がするけど…」
穂乃果「ヒャドとヒャダルコの違いみたいな感じ?」
絵里「それってだいぶ違うわよね…」
凛「どうしてフロスティになったのー?」
希「カルビーがコーンフロストを商標登録して、ケロッグは使えなくなったっていわれてるけど」
穂乃果「カルビーのコーンフロストなんてあったっけ?」
真姫「知らないわよ」
にこ「使う気がないなら妨害のためってこと?」
凛「食品業界の闇にゃ」
希「真相はわからないけどね。確かな資料もないし…」 にこ「妨害といえば、10月16日は1985年に阪神タイガースが優勝した日ね」
花陽「妨害といえば阪神なの?」
海未「2014年、日本シリーズ最後の打者になった西岡の守備妨害ですね…」
にこ「当時の観客にとっては消化不良っていうか、意味不明の幕切れだったわね。は?終わり?何が起こったの?っていう」
希「この時期になると思い出すよね。阪神は今年も惜しいところで敗退やったし」
凛「最後はともかく、日本シリーズまで行った2014年のほうがマシだったにゃ」
穂乃果「埼玉西武はリーグ優勝しても日本シリーズに行けないもんね…」
雪穂「強いのか弱いのかわからないね」
にこ「要するに他の4球団には強いけどソフトバンクに弱いんでしょ」
凛「猫はやられてばっかりにゃ」
花陽「虎とライオンだけど…」
希(ラグビーも盛り上がってるけど、やっぱり野球とポップコーンやな♪) 凛「シャインマスカット美味しいにゃー♪」
花陽「ピオーネも美味しいよ。種あるけど」
真姫「薬品を使って人工的に種なし化するんでしょ?別に悪くはないけど…」
希「何となく種ありのほうが安心感がある気がするよね」
にこ「ジュースなら種は入ってないわよ」
海未「どうぞ」
穂乃果「ありがと」
ゴクゴク
穂乃果「ぷはー。今日も水がうまいっ♪ってこれ水じゃん」
海未「水ですね」
ことり「お水おいしいよ♪」
雪穂「どう見ても飲む前にわかると思うんだけど…」
亜里沙「それは言わないお約束♪」
絵里「ってことは、今日も何か水に関する記念日なのね」
海未「十月十七日は“上水道の日”となっています。明治廿年(1887)、横浜の外国人居留地へ日本初の近代的上水道による給水が開始された日だそうですよ」
ほのゆきありえりにこりんぱな「へー」
にこ「それより今日は“カラオケ文化の日”よ!」
花陽「おいしい♪」モグモグ
凛「衣サクサクにゃー♪」サクッ
ことり「それはカラオケじゃなくてからあげだね」
穂乃果「カラオケかぁ…何か歌う?」
真姫「愛してるっ、ばんざーい♪」
亜里沙「おばんざい♪」
凛「オバン罪?」
希「おばんざいは京都でいうお惣菜のことやな」
絵里「希は歌わないの?」 希「さかさーまのーさかさまをみーてーごらん♪」
雪穂「ささかま…」
凛「お魚だけど凛それなら食べられるよ」
穂乃果「美味しいよね。笹かまぼこ」
海未「魚介練り製品は最近、原料が不足しているらしいですね…」
花陽「おでんの季節なのに…」
絵里「きっつーね♪」
亜里沙「おでん♪」
花陽「たきこーみ♪」
海未「茶碗蒸し♪」
ことり「お鍋にも♪」
のぞにこ「ヒガシマル♪」
ことほのうみ「うどん♪」
のぞえりにこ「うどん♪」
まきりんぱな「うどーん」
ゆきあり「スープ♪」 穂乃果「クラムベリー?」
にこ「それってアニメか何かのキャラでしょ?」
花陽「クラムベリーじゃなくてクランベリーだよ。和名はツルコケモモっていうんだけど…」
希「ツルっと滑ってコケそうな名前やね」
凛「ツルがコケコッコーって鳴きそうな名前にゃ」
亜里沙「鶏もも肉ですか?」
絵里「いや、クランベリーだって」
花陽「こういう真っ赤な丸い果実なんだけど…」
穂乃果「おいしそう♪」
にこ「食べたいなら止めないけど、ものすごく酸っぱいわよ」
ことり「そのままでは酸味が強くて食べにくいから、ドライフルーツやジャムとかに加工して使うんだよ」
ほのゆきりん「へー」
希「加工といえば、10月18日は冷凍食品の日やんな」
ことり「3月6日じゃなかったの?」
希「それはアメリカで世界初の冷凍食品が発売された日や。日本では特に記念日にはなってないよ」
ことり「そっか」
花陽「冷凍食品といえばピラフに炒飯、焼きおにぎり♪」
海未「餃子に春巻、シウマイも定番ですね」
穂乃果「あたためていつでも食べられる中華まん♪」
真姫「パスタやグラタン、ピッツァもあるわよ」
希「なんと言ってもおうどんさんや♪」
にこ「ご家庭で作るとなかなか大変なイカフライも冷凍食品なら手軽に食べられるし」
亜里沙「イカフライおいしいです♪」パリッ
雪穂「それはカライーカっていうおつまみだね…」
亜里沙「イカじゃないの?」
雪穂「イカも少しは入ってるみたいだけど、分量でいえばつなぎの小麦粉のほうが多いんじゃないかな?」
亜里沙「そうなんだ…でも美味しい」パリパリ
凛「アイスは冷凍食品じゃないのー?」
にこ「“冷凍食品半額”でアイスは半額にならないから違うわよ」
花陽(日本ではちょっとマイナーなクランベリーから、どこでも売ってるけど何でできてるのか意外と知らない加工品まで…食べ物って多彩で奥が深いよね) 亜里沙「ちょっと大きめの、速く飛べる白っぽいトンボですよね?」
真姫「それはシオカラトンボでしょ」
希「トンボやなくて今日は“いか塩辛の日”や」
ことり「シオカラトンボは、赤トンボのように体の色が変わるトンボの一種です。ただし色が変わるのはオスだけで、メスは黄褐色のまま変化しない“ムギワラトンボ”と呼ばれています。
オス特有の灰白色は体を覆う粉のようなもので、本体は黒なんですよ♪」
花陽「ちなみにシオカラトンボはその白っぽい粉を塩にたとえただけで、いかの塩辛みたいな食べ物の“塩辛”とは関係ないんだって」
ほのうみのぞえりにこりんゆきあり「へー」
穂乃果「塩辛トンボじゃなくて、塩・カラトンボってこと?」
凛「塩か?ラ・トンボかもしれないにゃ」
雪穂「棚からぼた餅、二階から目薬、ひょうたんから駒、塩からトンボ」
にこ「トンボはもういいっての。食べ物の話でしょ」
海未「いか塩辛は発酵食品の一種ではありますが、かなり塩分が多いですよね…」
絵里「それに使いどころがよくわからないわよ。あれってごはんのおかずなの?」
希「ごはんにも合うと思うよ。日本酒の肴のイメージだけど」
穂乃果「蒸かしたじゃがいもと合わせたりもするよね」
にこ「ヤリイカを使うこともあるらしいけど、基本的にはスルメイカが多いわよね」
ことり「ツツイカ目アカイカ科のスルメイカは主に北太平洋で獲れる、最も消費量の多い魚介類として知られています。一年くらいしか生きられませんが、下足を除いた“外套”の部分だけで最大約30cmにもなるんですよ。
ヒトによる漁獲はもちろん、クジラやイルカ、アザラシ、魚や海鳥にまでよく食べられてしまいます。大きく育った立派なスルメイカが私たちの食卓に届くのは、とっても貴重な事なんです♪」
希「とれたてのイカをすぐに氷でしめるとコリコリした食感に、それをしないと柔らかい食感になるんやって」
海未「加工など用途によって変えているんですか?」
にこ「なんだかイカが食べたくなるわね…」
凛「お祭り特需にゃ」
花陽「おでんにも入ってるよね」
真姫「あの練り物の芯にイカが使われてるやつ?」
雪穂「自然の海では魚に食べられ、加工されても魚のすり身に包まれるイカって…」
花陽「ま、まあ美味しいからいいんじゃなイカな?」
凛「って、そんなことより!今日はラーメンでお祝いでしょ?」
絵里「どうしてラーメンなの?…って凛に訊くのも今更って気はするけど」
フミコ「10月19日は初代林家木久蔵こと林家木久扇の誕生日だから…だよね?」
穂乃果「なるほど、木久蔵ラーメンかあ…」
凛「でも今日は塩辛→シオカラトンボで塩ラーメンにゃ♪」 亜里沙「え、ビスコ?」
花陽「ビスコおいしいよね♪」サクサク
希「ビスコやなくて“えびす講”や」
にこ「えびビスコ?」
凛「えび味のちんすこうかもしれないにゃ」
亜里沙「えびすこう!?」
雪穂「日本橋や恵比寿のお祭りだよ」
穂乃果「そういえば毎年この時期だね。確か19日からやってるのかな?」
真姫「希はともかく穂乃果が知ってるなんて意外ね」
穂乃果「うちはお店だし食べ物屋でしょ。五穀豊穣とかもあるけど、かまどの神様を祀ったり商売繁盛を祈願するんだよ」
えりにこまきりんぱな「へー」
海未(そういえば穂むらの穂は稲穂の穂ですよね。同時にかまどの火、ほむらー焔ーとも言えますし)
真姫「まあ、ビスコでカルシウムなんかを摂るのはいいんじゃない?」
ことり「そういえば10月20日は世界骨粗鬆症デーだっけ」
穂乃果「え、そんなのあるんだ?」
亜里沙「こ…しょう?」
真姫「胡椒じゃなくて骨粗鬆症。栄養の偏りなどが原因で後天的に骨密度が低下して骨折しやすくなるのよ」
海未「ある意味“故障”ではありますね」
凛「世界中で骨粗鬆症が大発生する日!?」
絵里「いや、予防を呼びかける日だと思うけど…」
真姫「カルシウムはもちろん必要だけど、同時に動物性蛋白質を摂りすぎたらカルシウムが排出されて意味がないわよ。それにビタミンDやビタミンKの不足も骨粗鬆症の原因といわれてるわね」
凛「DとかKとか言われてもよくわからないにゃ」
穂乃果「そうだね。具体的にどういう食事をしたらいいのかな?」
雪穂「ビタミンKはビスコに入ってるよね」
絵里「じゃあ、あとはビタミンDね…」
希「確か牛レバーに入ってるんやない?」
海未「でも牛レバーだと動物性蛋白質になりますが…」
ことり「キノコがいいと思うよ。舞茸とマッシュルーム、あとは…」
にこ「エリンギ、きくらげ、椎茸、ぶなしめじ」
花陽(旬の松茸もいいけど、美味しくて健康的なキノコ料理をいろいろ食べよう♪) えれあんツバ「はっぴーばーすでー♪」
花陽「あ、A-RISE!?」
ツバサ「お誕生日おめでとう。絢瀬絵里さん」
絵里「ありがとう…でも、どうしてあなたたちが…?」
真姫「敵情視察ってやつじゃない?」
海未「ライバルとして認められたということですか?」
英玲奈「10月21日は国際反戦デーだ。敵味方という事は今日だけ忘れよう」
穂乃果「はあ」
あんじゅ「はい、プレゼント♪」
絵里「これは…漬物?」
あんじゅ「ええ。昨日、日本橋のお祭りで買ってきたの」
英玲奈「私は恵比寿のお祭りで買ってきたぞ」
希「どっちも同じ漬物に見えるけど…」
雪穂「日本橋べったら市の名物、べったら漬だね」
穂乃果「恵比寿でも同じ日に“べったら市”があって、べったら漬が名物なんだよね」
海未「そういえば毎月21日は漬物の日ですね」
にこ「A-RISEのイメージが…」
亜里沙「ベッタラズ家って誰のお家ですか?」
花陽「べったら漬は漬物の名前だよ。大根の麹漬で、東京名物なの」
希「わざわざ漬物買いに日本橋や恵比寿まで行ってきたん?」
ことり「五穀豊穣や商売繁盛の祈願ってことも無さそうだけど…」
英玲奈「えびす講は大漁祈願のお祭りでもある」
ツバサ「そう。誰よりもファンをたくさん釣って私たちが確実に優勝できるように、ね」
えれあんツバ「フフフフ…」
凛(どこまで本気なのかわかんない人たちにゃ) ツバサ「私からもプレゼントよ♪」
絵里「箱…?」
ツバサ「今日はダイナマイトを発明したスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの誕生日なんですって」
絵里「ダイナマイト?…まさか」
英玲奈「では、我々はこれで失礼する」
絵里「ちょ、ちょっと。これ、中身は何なの?」
あんじゅ「ごきげんよう。フフフ…」
スタコラサッサー
希「…逃げた?」
にこ「ツバサから何貰ったのよ?」
真姫「ノーベルの誕生日とか言ってたわね」
絵里「爆発物なんて私は欲しくないわよ!?」
凛「そんなの堂々と渡すわけないにゃ」
海未「ライバルを消すつもりなら知らない間に仕掛けますよね…」
穂乃果「とりあえず開けてみたら?」
亜里沙「開けてみようよ。お姉ちゃん♪」
絵里「だ、大丈夫かしら…爆発しない?」
希「かりにダイナマイトでも火をつけた状態で箱に入れたら持ってきた本人が危ないやろ?」
真姫「そうよ。だいたい普通の高校生がそんなの持ってるわけないし」
凛「開けるにゃー」ベリッ
絵里「ちょっ…凛!?」
亜里沙「箱の中に何かの袋が…」
絵里「袋?…これって」ガサ
穂乃果「はちみつきんかんのど飴?」
真姫「ノーベルって…」
花陽「そっち!?」
絵里「どこにでも売ってる普通ののど飴ね…」
海未「大会前ですし、のどをいたわって健闘しろという事でしょうか…」
凛(やっぱりよくわかんないけど、意外といい人なのかもにゃ) 凛「ドレッシングは、やっぱり理研のノンオイルだよねー♪」
真姫「ふーん。意外ね」
凛「どうして?」
真姫「凛って、こってり系のラーメンとか好きでしょ。それでドレッシングだけノンオイルなんて」
凛「だって油を使うんだったらラーメンでいいからにゃ」
花陽「ラーメンサラダ?」
凛「ラーメンだったらサラダじゃなくてもいいけど」
にこ「すっかり涼しくなったし、熱いスープのラーメンのほうがいいわよね」
雪穂「ラーメンじゃなくてドレッシングの話だったような…」
ことり「こってり系のドレッシングも美味しいよ。私はシーザーサラダが好きだな♪」
穂乃果「私はサウザンアイランド!美味しいし、色がいいよね♪」
海未「私は和風が好みですね。ノンオイルの青しそドレッシングもありますが」
にこ「酸味のきいた焙煎ごまドレッシングがいいわよ。何にでも合うし」
希「ウチはやっぱりコレやな♪」
絵里「って、それ焼肉のタレじゃないの?」
希「焼肉でもいいけどステーキ屋さんのタレなんよ」
真姫「それはドレッシングとは違うでしょ」
希「でも何にでも合うやろ?野菜はもちろん、ごはんにかけても美味しいし」
花陽「確かに美味しいよね。炊きたてごはんにお肉と、たっぷりのタレ…」
亜里沙「ステーキのタレでサラダを食べるんですか?」
希「まあね。これならお肉が無くてもお肉の気分になれるし♪」
凛「お肉といえば、今日はイチローの誕生日だけど」
真姫「なんでお肉といえばイチローなのよ」
穂乃果「イチロー→オリックス→神戸→ビーフ?」
希「いやいや、イチロー→MLB→アメリカ→牛肉やろ?」
海未「イチロー→レーザービーム→ウルトラマン→怪獣→海獣→鯨肉…かもしれません」
にこ「クジラだったらオリックスじゃなくて大洋→横浜ベイスターズでしょ」
花陽「横浜→シウマイ→お肉?」
凛「イチローは牛タンが好きなんだって」
ことほのえりまき「へー」 凛「おでんのがんもどき美味しいにゃー♪」
にこ「はんぺんや大根もそうだけど、つゆをよく吸うことに関してはがんもどきが断トツよね」
穂乃果「断面からしみ込むのは当たり前だけど、がんもどきって切らなくてもよくしみてるんだよね」
海未「とうふを一度崩したものですから、ある意味当然とも言えますが…」
ことり「はんぺんや大根は必ず切って使うもんね。どっちも美味しいけど…」
花陽「おでんも美味しいけど、濃いめの味付けに炊いて単品でも充分ごはんのおかずになるよ♪」
希「がんもどき自体に野菜とかいろいろな具材が入ってたりするから、旨みや栄養も普通のとうふより上かもね」
絵里「とうふを揚げただけの厚揚げも美味しいけど…どうしておでんにはがんもどきなのかしら?」
真姫「知らないけど、味がしみやすいからじゃないの?」
凛「なんだか、おでんっぽくない香りがするにゃ」クンクン
亜里沙「お茶いかがですか♪」
穂乃果「花みたいな香りがするね。ハーブティー?」
雪穂「ジャスミンティーだってさ」
凛「ジャスミンって、確かサンパギータ?」
希「そやね」
凛「香りがいいのはわかるんだけど、あれってどうやってお茶にしてるの?葉っぱも使うの?」
ことり「ジャスミンティーはフレーバーティーだよ。紅茶にベルガモットの香りをつけるアールグレイとかあるでしょ?そんな感じで、ジャスミンの花の香りをつけたお茶なの」
ほのりん「へー」
穂乃果「そういえばカロライナジャスミンっていう花があるよね?」
にこ「毒がある黄色いやつね。イブニングトランペット」
ことり「穂乃果ちゃんのリボンみたいな黄色い花だね」
穂乃果「お茶に香りだけつけることができれば、毒性なしのカロライナジャスミンティーもできる!?」
真姫「やめたほうがいいと思うわ。さほど強くないとはいっても毒があることに変わりはないし、万が一って事もあるでしょ」
花陽「そ、そうだね。香りをつけたいだけなら本物のジャスミンでいいと思うよ…」
雪穂「実際、カロライナジャスミンティーを作って飲んだ人が病院送りになった事もあるらしいよ」
希「体を張った命懸けのボケやな」
凛「そんなことのために死にたくないにゃ」
海未「私たちがそれをする必要はないと思いますが、人類の歴史において毒が毒だとわかるまで様々な物を食べたり飲んだりした人がいたのでしょうね…」
真姫「まあ、それはそうだけど」
花陽(食べられる物、美味しい物、最適な調理法…昔の人がいろいろ頑張ったおかげで今の食文化があるんだよね) 穂乃果「マーガリンかあ…最初から入ってるのはよく食べるけど」
希「ヤマザキのコッペパンとか?」
穂乃果「そうそう♪あとフジパンのネオバターロールとか」
凛「えーと、普通のバターロールがバターロールで、中にマーガリンが入ってるのがネオバターロール?」
真姫「あれってファットスプレッドじゃないの?」
ほのりん「えっ」
凛「落差の小さいフォークみたいな球?」
希「それはSFF(スプリットフィンガードファストボール)や」
亜里沙「バターロールを投げちゃダメですよ」
真姫「投げないわよ。スプリットじゃなくてファットスプレッド」
凛「それってどんな変化球?」
絵里「確か、アイスクリームとアイスミルクの違い…みたいなものよね?」
ことり「うん。JASの規格では油脂の割合が80%以上ならマーガリンで、80%未満の商品はファットスプレッドになるんだけど…」
穂乃果「脂以外に何が入ってるの?」
真姫「ファットスプレッドは水分が多いから常温でも柔らかいのよ。冷えたバターはすぐに溶けないでしょ。マーガリンも同じ」
穂乃果「つまり、パンとかに塗りやすいようにしたのがファットスプレッド?」
ことり「そうだね」
真姫「でもトランス脂肪酸が多いのはマーガリンでもファットスプレッドでも同じよ。あまり体にいいものじゃないと思うけど」
亜里沙「ロボットに変形しますか!?」
雪穂「それはトランスフォーマーだね」
凛「ネオバターロールより普通のバターロールのほうがいいってこと?」
ことり「まあ、基本的に柔らかいパンほど添加物が多いのかも?」
海未「パン自体の脂質が少なくてもカツサンド等にしたら同じことですし…」
花陽「カツサンドよりカツ丼がいいってことだね!」
絵里「いや、そういう問題じゃないでしょ…」 にこ「カツといえば、10月24日は小林カツ代の誕生日らしいわよ」
希「手抜…アバウトな時短料理が得意だった人やな」
亜里沙「TVで見たことあります♪」
雪穂「たまに昔の映像もあるよね。きょうの料理」
にこ「きょうの料理と言いつつ、だいぶ過去の料理になるけど」
海未「過去といえば、昔は動物性のバターより植物性のマーガリンのほうが体にいいというような誤解があったみたいですね」
穂乃果「よくわからないけど、バターのほうが味が好きだから自分で使うならバター派だよ♪」
花陽(やっぱり好きな物、美味しい物を食べたいけど、美味しくて体にもいいのが一番だよね) 穂乃果「何これ?金平糖?」
凛「かたいし全然甘くないよー」ペッ
真姫「金平糖じゃないわよ。これはステッリーネ」
穂乃果「捨てちゃうの?」
真姫「違う。星形のパスタよ。袋にStellineって書いてあるでしょ?」
穂乃果「言われてみれば星っぽいような…?」
凛「星空にゃ!」
真姫「茹でて水分を吸えばもっとわかりやすくなるわよ」
穂乃果「へー。でもこれ、どうやって使う物なの?」
凛「こんなの入ってる料理見たことないにゃ」
真姫「普通のショートパスタと同じよ。マカロニやフジッリとか、サラダやスープに入ってるじゃない」
希「給食に出てきたら子供が喜びそうやな」
絵里「そうね…日本であまり使われてないのがちょっと残念かも」
真姫「今日は世界パスタデーだからね。普通のロングパスタもいいけど、こういう変わり種も面白いでしょ?」
ことり「オラ、ワクワクすっぞ!」
海未「相変わらず全く似てませんが…」
にこ「そういえば10月25日は野沢雅子の誕生日だっけ」
花陽「ドラゴンボールといえば…」 海未「こんなのはどうです?」
穂乃果「餃子?…チャオズ?」
亜里沙「пельмениじゃないんですか?」
真姫「ラビオリでしょ」
海未「ええ。餃子のように中に具を包んだパスタの一種です」
凛「へー。こんなパスタもあるんだにゃ」
ことり「ステッリーネが入ったスープも作ったよ♪」
雪穂「スパゲッティみたいなロングパスタ無しでもパスタ中心の献立ができるんだね」
花陽「グラタンも食べたいなぁ」モグモグ
真姫「どうせならラザニアがいいんじゃない?」
凛「普段あんまり食べないもんにゃ」
穂乃果「売ってるのはわかるけど、どうやって作ってるんだろう?」
雪穂「この板みたいなのを使うんだよね?」
凛「こんなのが焼いただけで柔らかくなるのー?」カチカチ
ことり「マカロニと同じで、ラザニアも茹でて使うんだよ。茹でて柔らかくなってから器にあわせて切り分けるの」
にこ「あとはグラタンと同じね」
花陽「早く焼けないかなぁ♪」
凛(パスタも麺のイメージだったけど、麺っぽくないパスタのほうが多いくらいなんだにゃ) 凛「助六って…」
にこ「何とかマギカの青いやつでしょ」
花陽「そ、それは公式設定じゃないと思うけど」
穂乃果「えーと、いなり寿司と巻き寿司のセットみたいなの…だよね?」
希「そやね」
凛「なんでそれが助六なのー?」
海未「歌舞伎に由来する名前ですよ。“助六所縁江戸桜”の主人公が助六というのですが…」
希「確か、その助六の愛人が“揚巻”っていう花魁やったっけ?」
海未「ええ。その揚巻を“揚げ”と“巻き”、つまり油揚げのいなり寿司と巻き寿司になぞらえたのが助六寿司というわけです」
穂乃果「なるほど。じゃあ、ことりちゃんと真姫ちゃんならチキンロールだね♪」
真姫「対抗しなくていいから」チョップ
絵里「いなり寿司“は”美味しいんだけどね」
花陽(海苔巻きも美味しいよ)モグモグ
ことり「かっぱ巻、かんぴょう巻、鉄火巻…あといろいろな具が入ってる太巻寿司かなぁ?」
雪穂「太巻だと玉子焼き、椎茸、桜でんぶが入ったりするよね」
にこ「かに風味かまぼこやツナが入ったサラダ巻みたいなのもあるし」 絵里「それより今日は“青汁の日”らしいわよ」
希「エリち、青汁好きなん?」
絵里「いや、別に好きじゃないけど」
亜里沙「まずーい…もう一杯!」
にこ「いつの時代のCMよ…」
穂乃果「青汁ってゴーヤーとか入ってるんでしょ?飲まなくてもマズそうだよ」
希「メーカーによって材料もいろいろやと思うよ。ケールや大麦若葉とか」
凛「食べたことないような物がいろいろ入ってるにゃ」
雪穂「青汁は要らないけど、10月26日は“きしめんの日”だよね」
亜里沙「キシメンって何?」
希「平べったい幅広のうどん…みたいな麺やな」
穂乃果「有名だけど、東京ではあんまり見かけないよね」
真姫「食べたことはあるけど…」
海未「十月廿六日は“柿の日”でもありますよ」
亜里沙「カキフライ♪」
雪穂「その牡蠣じゃなくて果物の柿だと思うよ」
穂乃果「穂むらの柿ようかん、干し柿最中もよろしく♪」
亜里沙(ニッポン、不思議な食べ物いっぱいです。Хорошо♪) ザクッ トトトトン
穂乃果「あ、待って雪穂。全部みじん切りじゃなくて…」
雪穂「ん、つけ合わせにでも使う?」
穂乃果「つけ合わせというか…主食?」
花陽(たまねぎで主食?…かつ丼、牛丼、カレーライス?)
コネコネ
凛「形は普通でいいんだよねー?」ペタン
真姫「その普通が意外と難しいんじゃない?」
グツグツ…
花陽「いい匂い…ドゥミグラスソースかな?」
希「そやね。今日はワインバーグやって」
亜里沙「ノーベル賞の人ですか?」
にこ「いや、今日はノーベル賞じゃないほうのワインバーグよ。The Psychology of Computer Programming
(プログラミングの心理学)で有名なGerald Marvin Weinbergの誕生日らしいわ」
絵里「有名なワインバーグだけでも複数いるのね…」 穂乃果「もう一品、私たちも作るよ!」
ことり「この材料だと…サンドイッチ?」
穂乃果「パニーニだよ。パニーニ!10月27日はパガニーニの誕生日だからね」
凛「えーと、確かイタリアの作曲家?」
真姫「そう。ニコロ・パガニーニね」http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/healing/1546102029/468
希「にこっちも昔はヴァイオリンが得意やったん?」
にこ「いや、私はイタリア人じゃないし」
海未「人の名前で遊んではいけませんよ」
花陽「でも、ワインバーグさんのおかげで美味しいハンバーグが食べられるし…」
雪穂「今日はこれといって食べ物関連の記念日もないもんね」
穂乃果「毎月27日はツナの日だから、ツナを使おう♪」パカッ
ジュー
ほのにこ「できた♪」
穂乃果「ツナサンドだけならみじん切りのタマネギを混ぜることが多いけど、今日はパニーニだからオニオンスライスにしたよ」
希「野菜たっぷり、彩りも鮮やかなサンドイッチやね」
絵里「ハンバーグも柔らかくて美味しい♪」
ことり「赤ワイン入りのソースはコクが出て香りもいいよね」
花陽(ごはんも食べたい気がするけど、パニーニも美味しい♪)モグモグ 真姫「今日は絶対フレンチでしょ」
海未「いいえ。今日は和食です」
凛「フレンチトースト?」
花陽「フランス料理のことじゃないかな?」
穂乃果「フランスパンもいいよね♪」
雪穂「パンと洋菓子以外のフランス料理をほとんど知らないけどね…」
真姫「ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエを知らないの?現代フランス料理の基礎となる技術やレシピを確立した、近代フランス料理の父と呼ばれる偉大なシェフなのよ」
ことり「エスコフィエの誕生日が10月28日なんだね」
海未「確かにフレンチの世界では多大な貢献をしたのでしょうが、私たちの生活への影響では角屋甚太郎にはかなわないでしょう?」
にこ「かどや…って、ごま油の?」
海未「違います。角屋甚太郎は鰹節の燻乾カビ付け製法を考案した人です。穂むらと同じくらいの歴史があるのですよ」
亜里沙「じゃあ江戸時代の人ですか!?」
海未「ええ。角屋甚太郎は1707年の宝永地震で亡くなったといわれています」
絵里「それが10月28日なの?」
海未「その通りです。この日が“おだしの日”となったのは最近のことですが、鰹節の歴史はエスコフィエよりも古く、また私たちの生活に直接関わっていますから」
真姫「鰹節は普段から使うし限定的でしょ。フランス料理ならいろいろあるじゃない」
海未「鰹節を使った料理ならいろいろできますよ。真姫はフランス料理を作れるんですか?」
真姫「それは…えーと、一つ…いや、三つくらいなら」
海未「本当に?」
真姫「な、なによ。私が嘘ついてるっていうの!?」
希「まあ、まあ。別にどっちかに決めなきゃいけないわけやないし。両方ってことでいいんやない?」
凛「かつおぶしを使ったフランス料理?」
絵里「いや、混ぜなくてもいいと思うけど…」 絵里「真姫は何を作るつもりだったの?」
真姫「えーと…ふ、フレンチフライよ!」
花陽「フレンチフライって…フライドポテト?」
ことり「それはベルギー料理だったと思うけど…」
穂乃果「フライドポテトってベルギー料理なの!?」
ことり「アメリカでフレンチフライって呼ばれるようになったのがベルギー人が作ったフライドポテトだって説があるの」
希「当時のアメリカ人にはフランス人とベルギー人の見分けがつかなかったんやろね」
ほのゆきありえりにこりん「へー」
凛「凛もわかんないと思うけどにゃ」
にこ「ポテトチップスにも鰹だし醤油味があるし、フライドポテトにも合いそうね」
海未「…なるほど」
花陽(フランス料理じゃないけど、手軽に作れてみんなで食べられる美味しい物がいいよね♪) 凛「西洋りんごって?」
ことり「いわゆる普通のリンゴのことだね」
亜里沙「そうなんですか?」
花陽「うん。もともとは平安時代くらいからある古い品種が“りんご”と呼ばれてて、19世紀にアメリカから入ってきたのが西洋りんご。現在日本で栽培されてるりんごはほとんど西洋りんごだと思う」
ありにこりん「へー」
穂乃果「幕末くらい?」
海未「文久二年(1862)に苗木を入手した記録があるそうですよ。十四代将軍、徳川家茂の頃ですね」
亜里沙「いえもち…美味しそう♪」
希「家で餅つきとかやなくて人の名前やけどね」
にこ「ところで、10月29日は1969年に当時の厚生省が“チクロ”の使用禁止を通達した日らしいわよ」
亜里沙「おでんに入ってるスリミの筒ですか?」
雪穂「それは“ちくわ”だね」
真姫「N-シクロヘキシルスルファミン酸ナトリウム…通称チクロ。砂糖の30〜50倍甘いといわれる人工甘味料よ」
凛「へ、へきしるするふぁ…」
穂乃果「宇宙の言語か何か?」
真姫「どうでもいいけど、当時チクロに発癌性などがあるとして使用を禁止したのはアメリカと日本だけ。EU諸国やカナダ、中国などでは今でも使われてるのよ」
絵里「でもヨーロッパや中国産の食品なんて簡単に日本にも入ってくるんじゃないの?」
希「まあ、だから入ってるのがわかると度々回収されたりするみたいや」
凛「全然知らなかったにゃ」 ことり「まあ、甘い物は置いといて…何のフライにしようか?」
希「毎月29日は肉の日やし、当然お肉やろ?」
にこ「って言うけど、鶏ささ身以外の肉はフライじゃなくてカツでしょ?」
亜里沙「フライが揚げた物で、カツは焼いた物!」
雪穂「“チコちゃんに叱られる”で言ってたね」
穂乃果「んん?…ってことは、普通に揚げて作ればとんかつも豚フライなの?」
海未「とんかつはとんかつだと思いますが…」
真姫「ややこしいから肉以外のフライにすればいいんじゃない?」
希「そんな理由で!?」ガーン
亜里沙「スリミをフライにしても美味しいです♪」
にこ「なるほど。はんぺんフライで中にひき肉を詰めればお肉も食べられるわね」
花陽「はんぺんフライ美味しいよね♪チーズとか入れてもいいし」
真姫(カロリーとか、安全性とか?気になることはいろいろあるけど、食べたい物を食べたいときに食べるほうが精神的に健康かもね) 亜里沙「ナメタケはどこに生えてますか?」
ことほのゆきえりりんまき「えっ」
雪穂「いや、あれは瓶詰めだからそのへんに生えてるわけじゃ…」
海未「地域によってなめこをナメタケと呼ぶところもあるらしいですが、たぶん一般的には…」
花陽「味がついてる調理品のなめ茸なら、使ってるキノコはえのき茸だと思うよ」
希「なめ茸発祥の地は京都の嵐山で、誕生したのはちょうど60年くらい前(1959年)っていわれてるん」
絵里「昭和に誕生した料理なのね…」
亜里沙「エノキなのにどうしてナメタケですか?」
穂乃果「それは…どうなの?」
花陽「ど、どうなのかなぁ?」
海未「私も知りませんが…」
希「開発した人が名付けたんやない?訊いてみないとわからんなぁ」
花陽「でも美味しいよね。ごはんに合う♪」パカッ
凛「京都の人が作ったにしては味が濃いにゃ」
にこ「商品化するにあたって東日本向けに味付けを変えたりしたんじゃない?」
花陽「そうかもねー」モグモグ
希「ご家庭で作れば好みの味にできるやろ?」
凛「生のえのき茸って独特の匂いがあるにゃ。鉄っぽいっていうか」
真姫「その割には鉄分はそこまで多くないのよね。えのき茸」
ことり「そういえば10月30日は“香りの記念日”だね」
凛「かおりって誰なの!?かよちん!」
花陽「えぇ!?私に言われても…人の名前じゃないと思うけど」
海未「きのこで香りといえば、やはり松茸でしょうか…」
亜里沙「カナダでも松茸が採れるんですね!」
雪穂「お酒をふりかけてしばらく置いておくと香りがたつって言ってたね」
穂乃果(絵里ちゃんちも同じの見てたのかな?) 花陽「それより10月30日は“たまごかけごはんの日”だよ♪」パカッ
亜里沙「ニッポン人、生卵を飲みます?」
雪穂「まあ、飲む人もいるだろうけど…」
希「ヘビみたいに殻ごと丸のみするわけやないよ?」
花陽「なめ茸をちょっとのせても合うよ♪」
海未「すき焼きに生卵が合うのですから、似た味付けなら合うでしょうね」
絵里(香り、うまみ、見た目も?日本の料理って単純に見えても奥が深いわよね) 凛「養生テープから金魚まで、いろいろ売ってるホームセンター?」
ことり「それはカンセキだね」
穂乃果「金魚より恐竜だよ!永遠の浪漫だよね♪」
真姫「それは化石でしょ」
花陽「そうそう、おにぎりの化石が出たんだよね。石川県の鹿西町(当時)で…」
希「それは遺跡やんな」
海未「化石でも遺跡でもなく懐石ですよ。茶道で茶をたてる前にふるまう料理のことです。十月丗一日は日本茶の日ですからね」
雪穂「えーと、確か一汁三菜?」
海未「ええ。ちなみに三菜は刺身、焼き物、煮物が基本です」
亜里沙「山菜のお刺身…タケノコとかですか?」
花陽「確かにアクの少ない品種ではタケノコを刺身で食べられるっていうけど、そうじゃなくて…」
絵里「主菜、副菜っていうでしょ?おかずの一品を一菜と数えて、三種類だから三菜よ」
亜里沙「Хорошо」
穂乃果「お茶は好きだけど、茶の湯のお作法だとお菓子は最後でしょ。今日は…」
「てぃかてぃー!」
ことうみのぞえりまきりんぱなゆきあり「えっ」
ここあ「エヘヘ。お菓子をくれないといたずらしちゃうよー♪」
にこ「ここあ!あんた、いつの間に…」
希「こころちゃんもいるやん。こんにちは♪」
こころ「ハッピーハロウィーンです♪」
ここあ「ここあはカボチャのおばけだよー♪」
こころ「私は魔女です♪」
ことり「二人とも可愛い♪」 ここあ「ねえねえ、お菓子はー?」
真姫「どうぞ」
こころ「キャンディーですね。ありがとうございます♪」
真姫「ただのキャンディーじゃないわよ。ヴェルタースオリジナル」
亜里沙「なぜなら、彼女もまた特別なゼンザイだからです♪」
絵里「ぜんざいじゃなくて存在でしょ?」
希「いや、10月31日は“出雲ぜんざいの日”でもあるんよ」
凛「ノアニール周辺に出てきて、4匹くらいでメラを連発してくる」
絵里「それはギズモね」
ここあ「スマホでうたがきけるよ♪」
真姫「それはLISMO」
亜里沙「長いツルを引っ張ったら、お芋がいっぱい採れます♪」
雪穂「それは芋づる式」
希「旧暦十月は全国的には神無月やけど、昔は出雲と言った島根県の辺りでは全国から神様が集まる“神在月”になるん」
穂乃果「かみありを“じんざい”と読んだ出雲の“神在餅”が、ぜんざいの起源といわれてるんだよ。それが京都に伝わって現在のぜんざいに変化したんだって」
にこ「ゲンザイのゼンザイでバンザイ!」キュッキュ
亜里沙「DJ兎猛者!?」
ここあ「おねえちゃんはおかしくれないのー?」
にこ「にこはアイドルだからあげるんじゃなくて貰うの」
ことり「そう言うと思って用意したよ♪」
花陽「お菓子…じゃなくて衣装!?」
ことり「仮装しないとお菓子は貰えないよ?…ふふふ」
雪穂「はい、干し柿最中と焼き芋最中だよ」
穂乃果「これが大納言で、こっちは栗きんとん最中♪」
ここあ「ありがとー!」
こころ「ありがとうございます♪」 にこ「さあ、お菓子をくれないと血を吸うわよ!」
希「わかりやすいけど、それは別のアニメやな」
にこ「これなら文字だけで吸血鬼の仮装が伝わるでしょ」
穂乃果「髪がクロワッサンになってないじゃん」
絵里「チョココロネじゃないの?」
にこ「いや、そこまでやらないけど」
海未「日本茶の日ですし、抹茶コロネがいいかもしれませんね」
亜里沙「Eテレで見ました♪」
雪穂「グレーテルのかまどだね」
絵里「そう…」
穂乃果「アハハ。絵里ちゃんはやっぱり普通のチョココロネがいいよね」
希「エリちがセクシーな仮装をしてくれたらウチが買ってあげるよ♪」
絵里「し、しないわよ。子供じゃないんだから…」
亜里沙「でも日本では大人のほうが仮装して大騒ぎしてるって…」
海未「ハロウィーンは結構ですが、仮装してお菓子を貰うだけにしてください」
ことり「みんなの分もあるよ♪」
花陽「あるの!?」
凛(ハロウィーンの本来の意味とかは、凛もよく知らないけど…たまにはみんなで仮装するのも楽しいかもにゃ♪) ことほのうみのぞえりにこまきぱなゆきありヒフミ「はっぴーばーすでー♪」
希「おめでとう凛ちゃん」
凛「ありがと♪これ、ヤクルトの袋めんだよねー?」
にこ「そういえばあったわね。ヤクルトのインスタントラーメン」
希「1920年11月1日に明治神宮が創建されたんやって」
海未「99年前ですね」
凛「へー。じゃあ来年の東京五輪の後くらいに100周年なんだにゃ」
希「明治神宮と言えばヤクルトやろ?乳酸菌飲料もいいけど、やっぱり凛ちゃんにはラーメンかなって」
雪穂「あれ結構おいしいよね」
真姫「一応あのヤクルトが作ってるだけあって、一般的なインスタント麺よりちょっとだけ健康にも配慮されてるっぽいわね」
ことり「おめでとう凛ちゃん♪」
凛「ありがと。これは…茶葉?」
ことり「紅茶ラーメン、と言いたいところだけど手に入らなかったから…」
穂乃果「紅茶ラーメンなんてあるの?」
凛「京都のラーメン屋さんにあるんだって。チャーシューに茶葉の燻製で香りをつけてるんだったかにゃ?凛は食べたことないけど、言うほど紅茶感はないって噂だよ」
ほのうみのぞえりにこまきぱな「へー」
フミコ「そういえば11月1日は紅茶の日だっけ」
ミカ「紅茶の旬って11月なの?」
ことり「クオリティシーズンのことなら銘柄によって変わるよ」
絵里「紅茶の日の由来は、1791年の11月1日に大黒屋光太夫がロシアのペテルブルク(当時)で紅茶を飲んだことらしいわ。歴史上その大黒屋光太夫が初めて紅茶を飲んだ日本人ってことになってるそうよ」
ほのゆきにこりんぱなヒフミ「へー」
花陽「おめでとう凛ちゃん」
凛「ありがと♪…これ、漬物?」
花陽「うん。野沢菜なの…野沢菜ラーメンがいいかなって思ったけど、漬物しか手に入らなくて」
亜里沙「カタナじゃないんですね?」
雪穂「高菜ね。似てるけど野菜の品種や作ってる地方が違うんだよ」
ことり「野沢菜ラーメンもあるの?」
凛「長野県で食べられるご当地ラーメンなんだって。凛は食べたことないけど、野沢菜の漬物をトッピングしたラーメンだったりもするからこれで正解にゃ」
ことほのうみのぞえりにこまき「へー」
海未「そういえば十一月一日は野沢菜の日ですね」 にこ「じゃあ次は私ね。おめでとう凛」
凛「ありがと…何これ?」
にこ「すし酢よ。粉末より液体タイプのほうが混ぜやすいでしょ」
凛「それはわかるけど、どうしてすし酢なのー?」
花陽「11月1日は寿司の日だよ♪」
にこ「そういうこと。でも寿司ラーメンってわけにもいかないでしょ?ラーメンに寿司をのせたらせっかくの寿司が汁を吸ってグズグズになるじゃない。だからラーメンの具材にすし酢で味付けするくらいで…」
凛「ちょ、ちょっと待って。さっきからどうしてみんなラーメン縛りなのー?」
花陽「そ、それは…」
ことり「凛ちゃんといえばラーメンかなって」
希「むしろ凛ちゃんがラーメンだと言っても過言ではないやろね」
凛「過言だよ!凛はラーメンじゃないし、ラーメン以外も食べるし、誕生日プレゼントが全員ラーメンだったら凛だってイミワカンナイにゃ><」
真姫「あ、そう。じゃあやっぱりケーキはラーメンにしなくてよかったのね」
凛「ケーキもラーメンなの!?」
絵里「いや、ケーキはケーキだけど…ラーメン感を出そうと思って」
ことり「クリームが麺っぽく見えるモンブランにナルトをトッピングしてみたの♪」
凛「ナルトくらいでよかったにゃ」ホッ
ヒデコ「危うくメンマやチャーシューが乗ったケーキになりそうだったけど…」
穂乃果「栗ならいっぱいあるから贅沢にトッピング増量だよ♪」
海未「ちょうど栗の旬の時期ですからね」
花陽「美味しそう…♪」
凛(ラーメン祭りな誕生日も、それはそれで楽しそうだけど…みんながいろいろ考えてくれるのは嬉しいし、ラーメンじゃなくても大丈夫にゃ♪) 希「ポークといえば?」
絵里「え?…豚肉?」
花陽「とんかつ、角煮、酢豚、回鍋肉…」
凛「チャーシューも♪」
希「いや、そうじゃなくてポーク何とかっていう料理限定で」
にこ「ならポークカレー、ポークソテー、ポークチャップってとこじゃないの?」
海未「呼び方で洋食に限定されますね」
亜里沙「ポークチャップって何ですか?」
穂乃果「え?ポークチョップじゃないの?」
真姫「こう?」チョップ
凛「いたっ><凛は知らないよー!」
ことり「ポークチョップっていうのは豚の骨つき肉を使った料理だよ」
花陽「ポークチャップのほうは、要するにケチャップを使ったソースで味付けしたポークソテーだよね」
雪穂「あ、ホントだ。ポークチャップで検索するとポークソテーのページが出てくる」
凛「きっと日本語で書くとメニューにクソが含まれてイメージ悪いから呼び方を変えたんだにゃ」
絵里「そんな理由なの?」
花陽「ど、どうかなぁ?」
にこ「じゃあ今日はポークチャップで」
凛「待って!ケチャップよりマヨでしょ?」
ことり「マヨネーズ?」
真姫「なんでマヨネーズなのよ?」
凛「11月2日はパ・リーグだけで4球団を渡り歩いた、あのホセ・フェルナンデス内野手の誕生日だからにゃ」
にこ「あー、マヨバネクスのマヨね」
希「ロッテ→西武→楽天→オリックス→西武→楽天→オリックスと日本ではパ・リーグだけで移籍を繰り返した稀有な選手やね」
亜里沙「セントラルが嫌いなの?」
雪穂「うーん、やっぱりDHがあるほうが出場機会が増えるってことじゃないかな?」
穂乃果「内野はどこでもってタイプじゃないもんね」
絵里「ポークソテーをマヨネーズで味付けするの?」
花陽「豚肉のマヨネーズ焼きのレシピもたくさんあるよ。美味しそう♪」
海未(外国から来て日本で長く活躍した選手のように、起源は海外でも日本で独自の進化を遂げた料理もいろいろですね) 雪穂「みかんを食べすぎると手が黄色くなったりするよね」
ほのりん「イエローだよー!」
真姫「ただの柑皮症でしょ」
亜里沙「お寿司に入ってるヒモみたいなのですか?」
海未「それは干瓢(かんぴょう)ですね」
絵里「7割が脂質っていう、渋味の少ないくるみのようなナッツ?」
ことり「それはピーカン(ペカン)ナッツ」
穂乃果「棒術で戦うX- MENの」
にこ「それはガンビット」
花陽「でも、みかんの色素は確かカロテン?とか体にいい物だよね?」
真姫「まあ、β-クリプトキサンチンとかの過剰摂取を止めれば自然に治るから特に問題は無いはずだけど」
凛「く、栗きんとん?」
真姫「β-クリプトキサンチン。みかん等の果皮に多く含まれるカロテノイド色素の一種よ」
ことり「皮膚に色がつくくらい強い色素だから草木染めに使ったりもするよね。みかんの皮♪」
にこ「じゃあ、食べて色素を摂取してるんじゃなく皮むくときに色素がうつるってことなの?」
真姫「いや、特に皮に多いってだけで可食部を含む果実全体にβ-クリプトキサンチンは含まれてるから」
海未「まあ、陳皮などに利用しますし厳密には皮も可食部と言えますが…」
ことり「栄養素も豊富で優れた食品だもんね。みかんの皮」
真姫「とにかく、普通に食べても色はつかないけど食べ過ぎると黄色くなるのはそういうことよ。私は食べないけど」
凛「みかん食べないのに詳しいにゃ」
希「ツンデレノイドの一種やな」
真姫「誰がツンデレよ。みかんは嫌いだって言ってるでしょ!」チョップ 亜里沙「お茶どうぞ♪」
真姫「え?…ありがと。またハーブティー?」
ことり「カモミールの香りだね」
亜里沙「はい。カモミールを飲むとリラックマになります♪」
絵里「リラックス効果ね」
穂乃果「この色って、紅茶は入ってないよね?」
ことり「茶葉と混ぜたのもあるけど、乾燥カモミール100%でも売ってるもんね」
海未「せっかくリラックスして安眠に効くのに紅茶を一緒に摂ったらカフェインが入っていますから…」
花陽「そっか。真逆の効果になっちゃうね」
凛「みかんやカモミールもいいけど、今日はちゃんぽんの日だよ!」
亜里沙「チャンポンって、ラーメンじゃないんですか?」
凛「簡単に言えば、具だくさんの煮込みラーメン。ちゃんぽんの麺はスープで煮込むことを想定して作られてるからラーメンの麺とはちょっと違うよ。それと長崎ちゃんぽんの麺は使ってる“かんすい”が普通のラーメンとは違うから独特の香りがあるんだって」
ことほのうみのぞえりにこまきぱなゆきあり「へー」
凛「豚肉と野菜だけじゃなく、かまぼこが入ってるのも特徴だよね」
花陽「おでんの練り物も煮込むといいダシが出るもんね」
凛「そうそう♪」
ことり「えーと、ちゃんぽんの麺は無いから今日はサンドイッチを作ったんだけど…」
穂乃果「11月3日はサンドウィッチの日だもんね♪」パク
絵里「ベーグルのサンドイッチね。中身はハンバーグ?」
にこ「とうふハンバーグだけどね」
花陽「そういえば、11月2日から6日まで“全国とうふ祭り”だっけ」
亜里沙「トーフのお祭りですか?」
花陽「うん。全豆連…全国豆腐油揚商工組合連合会のキャンペーンみたいだよ」
亜里沙「ゼントーレン!?」
希「なんか、それだけ聞くと海外の料理みたいやな」
穂乃果「シュトーレンみたいな?」
絵里「とうふ祭りなんてあるのね…知らなかったわ」
花陽(みかんの日、ちゃんぽんの日、サンドウィッチの日…ごはんじゃないけど、今日も美味しい物がいっぱいだね♪) 亜里沙「お餅つきに使うんだよね?」
雪穂「それは杵(きね)だけど」
真姫「何の話?」
亜里沙「木材でできたハンマーで…」
海未「それは木槌(きづち)ですね」
希「木槌やなくて“きずし”や。東日本では“しめさば”やんな」
絵里「西日本では呼び方が変わるってこと?」
穂乃果「いりこと煮干し、あげ玉と天かす、高野豆腐と凍み豆腐…みたいな?」
希「そうそう♪」
にこ「しめさばねえ…寿司屋以外で食べることはまずないけど」
凛「サバは魚くさいから凛はどこでも食べないにゃ」 海未「魚といえば、ちょうど四十年前の1979年11月4日に広島カープが日本シリーズを制し、初めて日本一になっていますね」
にこ「しかも相手は近鉄バファローズで…」
穂乃果「牛がお魚に負けちゃったんだ…」
希「お魚も美味しいけど、ウチは断然ビーフやな」
凛「凛もお魚より牛肉!」
絵里「魚は食べるけど鯉は食べないし…」
海未「調理も大変ですからあまり食べる機会はありませんね」
希「広島といえばやっぱりお好み焼きやろ?」
雪穂「もみじ饅頭もあるけど」
花陽「牡蠣も美味しい季節だよ♪」
真姫「いいわね。ミネラルが豊富だったり優秀な食材だし、魚を食べない凛は特に牡蠣を食べたほうがいいんじゃない?」
凛「牡蠣かぁ…お鍋、グラタン、カキフライ?」
海未「炊き込みごはんも美味しいですよ」
絵里「でも、かき飯に入ってる牡蠣って何だか縮んで残念な感じじゃない?」
希「水分が失われてパッサパサになる感じやな」
にこ「牡蠣を入れるタイミングもあると思うけどね。最初から炊き込むと加熱しすぎて縮むんじゃないの?」
穂乃果「きょうの料理か何かで見たような気がするけど…どうやるんだっけ?」
真姫「いや、私は見てないから知らないけど」
ことり「ネットで調べてみようか。いろいろ載ってるし」
絵里「そうね。どれが一番効果的な方法か、やってみないとわからないけど…」
花陽(伝統的な日本の料理も、新しい技術を取り入れてまだまだ進化するのかも?未来は今より美味しくなればいいよね♪) 花陽「りんご飴…とか?」
希「お祭り特需やな」
凛「ちょっとテンション上がるにゃ♪」
絵里「でもお祭りの時期って、国内の西洋りんごは旬じゃないわよね?」
海未「確かに…12月に収穫して三ヶ月冷蔵しても夏祭りには間に合いませんね」
にこ「どうやって夏季に大量のりんごを確保してるのか、ちょっと気になるわね」
穂乃果「やっぱり輸入物かな?海外なら日本とは違う時期にりんごを収穫してる地域もありそうだし」
真姫「お店で輸入原料を使ったりしてるの?」
穂乃果「え?いや、うちは特に何も」
雪穂「基本的に国産原料だね。そのぶん割高だけど」
花陽「長野県の青りんごで、7月下旬に収穫が始まる品種があるみたい」
凛「青りんごのりんご飴なんて見たことないけど」
真姫「りんごはりんごでしょ?着色料でも使えば色くらい変えられるんじゃない?」
花陽「ど、どうなのかなぁ?」
亜里沙「りんごはうさぎさんになります♪」
ことり「皮をちょっと残して、こんな感じに切るんだよね」
海未「ある意味、伝統的な飾り切りでしょうか…いつ頃からあるのかはわかりませんが」
花陽「西洋りんご自体が江戸時代以降だから、日本ではもっと後かなぁ…海外にもうさぎりんごの習慣があったのかは私も知らないけど」
凛「ジュースなら一年中りんごが味わえるよ♪」
にこ「ジュースといってもピンキリでしょ。品種や加工の仕方で全く別物になるわよ」
希「果実感のある高級品から、りんごっぽくないやっすいジュースまで…」
ことり「ほとんど果汁が入ってないのもあるもんね」
穂乃果「りんごをそのままジュースにしたみたいなのは確かに美味しいよね。高いけど」 真姫「今日はただのりんごの日じゃなくて“いいりんご”の日でしょ?」
絵里「じゃあ、やっぱりちょっと高級なりんご?」
凛「あまいいきを吐いたり大群でバギを使ってくる悪そうなりんごもいるにゃ」
絵里「ガップリンとエビルアップルね」
穂乃果「いいりんごと悪いりんごかぁ…」
希「バギはいらないけど、食べてみないと悪いかどうかはわからないやん?」
ことり「生きてるのはちょっと…」
にこ「バカなこと言ってないで、皮むき手伝いなさいよ」
海未「何を作るんです?」
にこ「りんごといえば、やっぱりあれでしょ」
花陽「アップルパイ♪」
ことり(海外からやって来た西洋りんごは日本で育ち、私たち日本人の手で遥か故郷の洋菓子に生まれ変わるのでした♪) 凛「亀田の切りもち揚おいしいにゃー♪」サクサク
花陽「この塩味が絶妙だよね♪」サクサク
にこ「塩のかかり具合にばらつきがあって…」サクサク
希「いつも同じ味なのに全部同じやない、緩急がある感じやな」サクサク
穂乃果「ついたくさん食べちゃうよね」サクサク
亜里沙「のびたりくっついたりしないキリモチですか?」
雪穂「うちで毎年やるけど、鏡餅を切り分けて揚げてもこんな感じのができるよ」
ことり「あれ美味しいよね。私も好きだな♪」
真姫「どうでもいいけど、今日は何のフライにするの?」
絵里「今日は、これといって食べ物の記念日はないみたいだけど…」
花陽「えーと、11月6日は…」
にこ「飛田展男の誕生日?」
凛「丸尾君の人にゃ」
花陽「たまちゃんのお父さんも同じ人だっけ」
凛「マルオといえばラーメンだよねー♪」
希「それって、麺工房マルオ?」
凛「そうそう♪」
絵里「ラーメンの…フライ?」
ことり「何かのフライをのせたラーメンくらいならありそうだけど…」
にこ「パン粉のかわりに麺を衣にしたフライってのがあるらしいわよ」
ことほのうみのぞえりありゆき「へー」
真姫「衣はわかったけど、中身は?」
凛「衣がラーメンなら、チャーシューのフライとか♪」
穂乃果「それだったらとんかつでよくない?」
海未「チャーシューで作るカツのレシピもあるようですが…」
希「お肉に味がついてるから何もかけなくても美味しそうやね」 絵里「ところで、飛田展男といえばカミーユのイメージだったけど…」
穂乃果「Zガンダム?」
にこ「ZZにもいたでしょ」
希「ZとZZといえば…」
凛「メタス?」
亜里沙「サンドイッチや炒飯に」
雪穂「それは…レタス?」
ことり「じゃあ、つけあわせはレタスにしようか♪」
穂乃果「それだったらチャーシューのカツサンドでも良さそうだよ」
凛「コーンも入れるにゃー♪多国籍料理!」
海未「だから意味がry」
真姫「変な連想ゲームだけでメニューができたわね」
亜里沙「Хорошо♪」 希「あったかいココアがしみるわぁー♪」
真姫「口内炎でもできたの?」
希「いや、そういう意味やなくてね…」
ことり「ほっとするっていうか癒されるっていうか…程よい甘さがスッと体に入っていく感じがするんだよね」
希「そうそう」
絵里「まあ、確かにココアは美味しいわよね。つい、おかわりしたくなるっていうか」
穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク
にこ「それってドーナツじゃないの?」
花陽「ココアにあわせるなら惣菜パンより甘いパン、だけど菓子パンはココアより甘いのが多いから…」
穂乃果「表面にちょっとだけ砂糖がついたパンっぽい生地のドーナツなら甘すぎないし、ココアを味わいながら食べられるでしょ?」
凛「なるほどにゃ」
穂乃果「もともとよく食べてるけど、特に今日は飯島さんの誕生日だし」モグモグ
亜里沙「イージマサン?」
海未「山崎製パンの創業者、飯島藤十郎ですね」
絵里「え?ヤマザキなのに飯島なの?」
穂乃果「本当は飯島パンになる予定だったみたいだよ。でも飯島さんは先に別の団体でパンを作ってたから許可が下りなくて、親戚の山崎さん名義で開業したんだって」
ゆきありえりにこまきりんぱな「へー」
雪穂「ヤマザキの月餅おいしいよね」モグモグ
海未「和菓子などを扱う部門はひらがな表記の“やまざき”になっていますね」
穂乃果「うちにとっては手強いライバルでもあるけどね…」
花陽「アップルパイやシューロールケーキも美味しいよ♪」
ことり「シューロールケーキは洋菓子部門、ローマ字表記の“Yamazaki”だね」
にこ「ふわふわ軽くて、つい一気に食べちゃうわね」
真姫「カロリーは軽くないみたいだけど…」 海未「パンやお菓子もいいですが、十一月七日は鍋の日でもありますよ」
穂乃果「パンの鍋っていったら…チーズフォンデュとか?」
雪穂「フォンデュでもいいけど、かけるのも美味しそうだよね」
ことり「もしかして…ラクレットチーズ?」
穂乃果「“新米姉妹のふたりごはん”だね」
雪穂「まあ、私はそんなに料理が得意ってわけじゃないけど」
穂乃果「それに私と雪穂は昔から姉妹だし♪」ギュー
真姫「どうでもいいけど、鍋はどうするの?」
花陽「パンの鍋じゃないけど、鍋をパンって言うよね」
凛「フライパンのパン?」
絵里「それだといわゆる鍋料理の鍋じゃなくてもいいってことになるけど…」
希「まあ、夜は冷えるし温かい鍋料理がいいんやない?みんなで鍋も楽しいと思うよ♪」
亜里沙(あたたかい食べ物が美味しい季節…冬の日本もХорошоです♪) 凛「お魚は要らないよー。骨っぽい魚だっていうし」
希「でも京都ではうなぎみたいに蒲焼き…って、前にも話した気がする」
花陽「確かに聞いたけど、やっぱり食べてみたいなぁ♪」
海未「特別な下ごしらえが必要なんですよね。扱ったことがないと難しいと思いますが…」
絵里「そもそも東京で手に入るの?ハモなんて…」
真姫「いや、ハモの日は八月六日でしょ。ハモじゃなくて11月8日は刃物の日よ」
凛「刃物なら斬ったり刺したりだけど、ハモのような物で首を絞めて殺害とか聞いたことないもんにゃ」
ことり「ハモは歯が鋭いから、絞めるより噛みつくほうが強力かもしれないね」
にこ「ハモは使ったことないけど刃物は料理には欠かせないわね。包丁はもちろんだけど、ハサミも何かと便利だし」
穂乃果「ピーラーも刃物だよね?扱いに気をつけないと結構危なかったりするよ」
真姫「ハモの歯といえば、今日は“いい歯の日”でもあるわよ」
花陽「そういえば“歯”って漢字にもお米が入ってるね」
亜里沙「歯がないとごはんを食べられないから?」
雪穂「ごはんだけなら何とかなるかもしれないけど、簡単に柔らかくならない食材も多いからね」
穂乃果「フランスパンとか」パク
にこ「ビスコッティも」ガリゴリ
絵里「ヘーゼルナッツ」ガリゴリ
ことり「柔らかいといえば、今日は“いいお肌の日”でもあるよね」
希「お肌…にいい食べ物?」
海未「ピーマンですね」
穂乃果「うぐっ…なんでピーマン?」
海未「ピーマンにはビタミンA、C、Eが豊富に含まれていて肌のコンディションを整える食材の代表なのです」
ゆきありりん「へー」
穂乃果「それだったら別にピーマンじゃなくても…」
ことり「まあ、ピーマンの語源はフランス語のpimentだから、もともとは唐辛子のことみたいだけど」
希「万願寺唐辛子とかはピーマンに似てるけど、フランス人に言わせればこれもピーマンなんやね」 絵里「フランスといえば、ルーヴル美術館が開館した日が1793年の11月8日らしいわよ」
花陽「美術…と、ごはん?」
ことり「木炭デッサンに食パンを使ったりするよね。消しゴムがわりに」
穂乃果「ちょっともったいない気がするけど…そういえば、普通に食べられるパンに備長炭が入ったのとかあるよね」
海未「ごく微量の備長炭を摂取すると薬効があるといわれていますね」
亜里沙「びんちょうタン以外の木炭も食べられるんですか?」
にこ「何だか二頭身のアレを連想させるイントネーションね…」
雪穂「まあ…物によっては食べられるんじゃないかな?」
凛「ってことは、今なら沖縄名物首里城パンもできる」
真姫「危険な話題は禁止!」チョップ 絵里「梅干しなら私は要らないわよ」
希「いや、梅やなくてツルウメモドキや」
花陽「赤…というか濃いオレンジかな?野鳥がよく食べたりする実がなる植物なの」
海未「見た目が華やかなので生け花やアレンジメントに使ったりしますね」
穂乃果「ってことは食用じゃないんだ?」
ことり「人が食べるって話は聞いたことないなぁ…」
凛「ことりちゃんしか食べないんだにゃ」
ことり「私も食べないけど」
真姫「食べるのは野鳥のほうの小鳥でしょ」
にこ「生け花の素材は置いといて、なんか食べ物の記念日は無いの?」
絵里「そう言われても…あ、そういえば今日は“ウクライナ語の日”ね」
凛「ロシア語とウクライナ語って違うの?」
絵里「もちろんよ。たとえば赤い根菜のビーツはロシア語ではсвёклаだけど」
亜里沙「ウクライナ語ではбурякだね」
雪穂「へー。全然違うんだ…」
海未「野菜といえば、11月9日はカンボジア独立記念日でもありますね」
亜里沙「野菜といえばカンボジア?」
凛「カンボジアの野菜なんて知らないよー」
にこ「カボチャでしょ」
海未「ええ。ポルトガル人がカンボジアから持ち込んだということで日本ではカボチャと呼ばれるようになったそうですよ」
ありりん「へー」
穂乃果「カボチャだったらいろいろできそうだね」
花陽「煮物、天ぷら、コロッケ…」
ことり「パンプキンパイ、ケーキにクッキー、かぼちゃプリンも♪」
希「牛脂で焼いただけのカボチャも美味しいよ」
にこ「それもいいんだけど、たまにはちょっと変化球で攻めてみない?」
凛「生で丸かじり…とか?」
花陽「そ、それはちょっと…ごはんに合わなそう」
にこ「ごはんは置いといて」
花陽「置いとかれた!?」ガーン 亜里沙「お店にカボチャのお菓子ありますか?」
穂乃果「今は一種類だけかな。…あ、でも」
雪穂「和菓子っぽいアレンジならできそうだね」
ブーン…
絵里「皮も剥いてないカボチャをレンジで加熱してるわね…」
凛「やっぱり丸かじり!?」
海未「それは無いと思いますが…」
真姫「何を作るの?」
穂乃果「それは…完成してのお楽しみ♪」
雪穂「柔らかくなったら、二つに分けて味付けして…」
穂乃果「甘いのと、甘くないの♪」
雪穂「かぼちゃの茶巾…かぼ茶巾?」
ことり「見た目も可愛いね♪」
雪穂「皮付近まで使うと色が微妙に変わるよ」
凛「味も違うにゃー」パク
穂乃果「甘くないのはチーズ味とカレー味♪」
にこ「なかなかやるわね」モグモグ
花陽「おいしい♪」モグモグ 凛「おでんには、やっぱりからしだよねー♪」パク
にこ「別に、からしをつけなくても美味しいわよ」モグモグ
絵里「味付けは同じでも食材はいろいろだし、からしが合う物とそうでもない物がありそうだけど」
真姫「トマトを入れたりもするわよ。トマトにからしは要らないでしょ?」
海未「トマトはおでんの中では変わり種だと思いますが…」
穂乃果「こんにゃくには合うよね♪」プルン
花陽「ちくわ、はんぺん、がんもどき♪」モグモグ
希「トマトにはからしそのままでは合わなくても、からしマヨネーズなら合うんやない?」
亜里沙「からしマヨネーズって、からしが入ってるんですか?」
ことり「えーと、たとえばキューピーのは原材料表示に“香辛料”と“香辛料抽出物”って書いてあるね」
雪穂「ホントだ。この香辛料っていうのがからしってこと?」
にこ「でも一番下と下から三番目ってことはごく微量でしょ?」
希「そやね。他の味が強いと、ちょっとかけてもからしの風味はわかりにくいと思うよ」
凛「焼きそば、お好み焼き、たこ焼きとかは味が濃いから、ほんのちょっとの量だと普通のマヨネーズとほとんど変わらないよねー」
ことり「サンドイッチにたっぷり使うと差が出やすいけど」
穂乃果「おでん以外で一番からしを使うのは、やっぱり納豆かなぁ?」
花陽「そうだね。あとはシウマイ、春巻き、サラダ、からし和えとか」
絵里「日本の食卓はメニューが多様だから、からしの出番は少ないわよね…」
海未「洋食をあまり食べないとケチャップのほうが出番は少ないですけど」
花陽「からしつきの納豆を毎日食べたら、それだけで毎日からし使うもんね」
亜里沙「からし明太子は、からしの味がしません…」
海未「辛子明太子の辛子はからしではなく唐辛子ですね」
亜里沙「からしマヨネーズはからしマヨネーズで、からし明太子はトウガラシ明太子?」
ことり「同じキューピーの商品で両方ひらがなだからちょっとまぎらわしいかな?」 希「唐辛子といえば、今日は“島唄の日”らしいよ」
絵里「唐辛子といえば島唄?」
凛「そういえば“島とうがらし”ってあるよねー?」
花陽「日本の普通の唐辛子に比べて、微量でも物凄く辛い唐辛子だね」
真姫「あまり辛い物を摂取しすぎると胃や喉に悪いわよ」
海未「まあ、島とうがらしなら使い過ぎなければ大丈夫だと思いますが…」
希「海外の唐辛子はもはや食べ物やないレベルのがたくさんあるもんね」
真姫「触っただけで皮膚がかぶれるのとか、もはや毒物でしょ」
ことり「ブート・ジョロキア、トリニダード・スコーピオン、キャロライナ・リーパー、ドラゴンズブレス・チリ!」
にこ「なんであんたはそんな唐辛子に詳しいのよ…」
穂乃果「ことりちゃんはにんにくを食べないから、その分にんにく以外のスパイスの研究をしてるんだって」
海未(辛味も食卓に彩りを添えてくれますが、摂りすぎないように…何事もほどほどがいいですね) 凛「おおあまな?」
花陽「うん。大甘菜って書くんだけど」
亜里沙「とっても甘いお野菜ですか?」
真姫「残念ながら食べられないわよ。観賞用の植物だけど毒草だから」
穂乃果「食べられないのに大甘菜なんて呼ばれてるの?」
雪穂「味は甘いけど毒がある…とか?」
海未「甘菜というのは球根がクワイに似て食べられる別の植物です。大甘菜は見た目が甘菜と似ているだけでそう名付けられた毒草ですね」
にこ「見た目だけで安易に名付けちゃったわけね…毒があるってわかった時点で改名すればよかったのに」
ことり「そもそも毒性をちゃんと調べてから名付けるべきだったよね…」
希「まあ、知らない物は食べないほうが無難やね。キノコなんかもそうだけど」
絵里「そうそう。いつも食べてる物がいいわよ」パリポリ
亜里沙「11月11日だからポッキー?」
絵里「亜里沙も食べる?」
亜里沙「ポッキー&プリッツの日って、形が1に似てて並べると1111だから…だよね?」
絵里「そうね」パリポリ
にこ「それだったらポテロングでもいいんじゃない?」サクサク
花陽「じゃがりこ♪」バリボリ
凛「お菓子もいいけど、なんと言っても“麺の日”だよ!」
希「細長い形も長い歴史も麺の圧勝やんな」
絵里「でも麺は食べるときは真っ直ぐの棒状じゃないでしょう?」
真姫「当たり前よ。棒のままじゃ食べにくいし」
ことり「乾麺をそのまま食べるのは動物園のゾウくらいだよね」
海未「細長い形ということなら十一月十一日は“もやしの日”でもありますね」
凛「もやしとラーメンは相性も抜群だよねー♪」
穂乃果「遠藤の煮込みラーメンのCMでも使ってるね。もやし」
にこ「遠藤といえば、11月11日はピーナッツの日でもあるけど」
亜里沙「ピーナッツはエンドウじゃないですよね?」
絵里「落花生ね。チョコレートには合うけど」
花陽「豆つながり!?」
穂乃果「ピーナッツだったら、やっぱりピーナッツクリームとパンの組み合わせが最強だよ♪」 ことり「パンといえば、11月11日はチーズの日だっけ」
真姫「麺とチーズならパスタね。カルボナーラとか」
海未「チーズといえば発酵食品ですが…」
花陽「あ、今日って“たくあんの日”でもあるみたいだよ」
雪穂「たくあん…は、ごはん以外には合わなそうだけど」
にこ「“JKめし”ではグラタンにのせてたけどね」
凛「たくあんの日でチーズの日!?」
真姫「それって…合うの?」
穂乃果「別々に食べたほうがいいような気もするけど…」
絵里「グラタンといえば、11月11日は鮭の日でもあるわね」
亜里沙「えーと、鮭は種類によって旬が違うんだっけ?」
海未「ええ。でも十一月十一日なのは、単に漢字の“鮭”の旁の部分“圭”が十一十一と読めることからで、語呂合わせのようなものですが…」
にこ「まあ、結局ほとんど数字遊びだからゾロ目とかわかりやすい日付に集中しちゃうのよね」
花陽「何もない日は本当に何もないもんね。食べ物の記念日…」
希「この季節にベストマッチなのは、やっぱりこれやな。豚まんの日!」
花陽(何でも食べたくなっちゃうけど、一度に全部は難しいから…記念日だけじゃなくて、毎日いろいろ食べて残り少ない今年を計画的に楽しむのもいいかなぁ?) 絵里「ふー。やっぱり美味しいわね♪」
希「お。今日もココア?」
凛「凛もココア飲みたい♪」
絵里「ココアじゃないわよ。チョコレート」
凛「えー?ココアは飲み物で、チョコレートは食べ物だよねー?」
ことり「チョコレートからカカオバターを除いた物がココアだよ。お菓子作りにもココアを使ったりするでしょ?」
にこ「似たようなケーキを作るとしても生地に混ぜるのがココアとチョコレートでは全く別物になるわよね」
絵里「まあ、今日はミヒャエル・エンデの誕生日だから…」
海未「“モモ”の作者ですね」
花陽「そういえば“モモ”の作中では飲み物だけどココアじゃなくてチョコレートって呼んでるね」
穂乃果「渦巻きパンが無いよ!?」
亜里沙「給食で食べたことあります♪」
雪穂「おいしいよね。渦巻きパン」
真姫「またグレーテルのかまど?」
凛「真姫ちゃん、料理しないのに見てるの?」
真姫「あなたにだけは言われたくない」
フミコ「パンは無いけど、こんなのでよかったら…」
穂乃果「またフミコがお菓子持ってきてくれたよ♪」
雪穂「いつもすみません」ペコ
フミコ「いえいえ♪よく穂むらの和菓子いただいてるし」
ミカ「なんとかブッセだね。これ好き♪」
ヒデコ「なんとかブッセ?」
ことり「中身が違ったり、メーカーによって名前が微妙に違うから…かな?」
花陽「ふかふかの生地にクリームやジャムをサンドしたお菓子だね」
凛「見た目もかわいいのにブッセなんて…」
真姫「いや、ブッセって別に悪口とかじゃないし」
ことり「フランス語のbouchée(ブーシェ)が語源っていわれてるの。フランスではお菓子のことじゃないけど…」
亜里沙「ココアとチョコレートは名前が違うけど同じような物で、ブーシェとブッセは全然違う物…」
希「ちょっとややこしいけど、美味しいから良しとしよう♪」 花陽「ミヒャエル・エンデもいいけど、11月12日はフランソワ・オーギュスト・ルネ・ロダンの誕生日だよ」
雪穂「ロダンといえば…」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきありヒフミ「カレーの市民!?」
にこ「というわけで、今日はカレーね」
ことり「カレーの市民って、カレーを食べる人々の像じゃないけど…」
穂乃果「まあ、カレーって聞いたら地名より食べ物のカレーを連想するよね」
海未「魚のカレイよりは、カレーライスのカレーのほうが地名のカレーと語感も近いですし…」
凛「カレーって聞いただけでカレーの香りがしてくる気がするにゃ」
希「あー、もう胃袋がカレーの気分になっちゃったやん」
にこ「これだけ人数が揃ってるんだし、手分けしてぱぱっと作るわよ!」
ことほのうみのぞえりまきりんぱなゆきありヒフミ「おー!」 雪穂「寒天、寒ブリ、寒丁子?」
花陽「えーと…ブバルディアの場合は“管”丁子って書くんだけど」
ことり「メキシコ原産で、むしろ寒さには弱い植物だね」
亜里沙「チョージって、スパイスのクローブですよね?」
凛「ブバ何とかもスパイスなのー?」
花陽「丁子はそうだけど、管丁子は花が丁子に似てるってだけだから…」
ことり「ブバルディアをスパイスとして使うわけじゃないと思うよ。聞いたことないし…」
穂乃果「カトリック教会の司祭で、ヴェネツィア出身のヴァイオリニスト。Le quattro stagioni(四季)で有名な」
真姫「それはヴィヴァルディ」
花陽「クマツヅラ科のレモンバーベナも同じ11月13日の誕生花になってるみたい」
ことり「レモンバーベナはハーブとして有名だよね。こっちは南米原産だって」
亜里沙「チリ、ペルー、アルゼンチン。アルパカさんと一緒ですね♪」
海未「メキシコでもアルゼンチンでもいいですが、今日は──」
ツバサ「茨城県民の日よ!」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「えっ」 にこ「ツバサ!?」
絵里「ど、どうしてまたA-RISEが…」
希「茨城県民なん?」
ツバサ「いや、生まれも育ちも秋葉原だけど」
穂乃果「中の人がry」
ツバサ「茨城県民の魂をもつ東京都民と言っておくわ!」
雪穂「はあ」
凛「茨城といえば…」
ことり「れんこん?」
ツバサ「それもあるけど、冬はやっぱりあんこう鍋!」
海未「あんこうの旬は十二月から二月といわれていますが…」
ほのうみツバのぞにこぱな「…」
ツバサ「じゃ、じゃあこれよ!ひたちなか産“玉豊”100%干し芋!」
亜里沙「タマユタカ?」
絵里「なんだか力士みたいな名前だけど…」
凛「玉鷲と豊山みたいな?」
ツバサ「その通り!玉豊は“干し芋の横綱”と呼ばれてる、干し芋のためにあるサツマイモと言ってもいい最もポピュラーな干し芋用の品種なのよ」
えりありりん「へー」
花陽「おいしい♪」モグモグ
穂乃果「もう食べてる!?」
ツバサ「どう?この味に勝てるかしら?」フッ
真姫「いや、何の勝負よ…」
ことり「干し芋は作ったことないけど、サツマイモを使ったスイーツでいいなら…」
穂乃果「じゃあ穂むらの焼き芋最中で勝負!」
花陽(勝負はともかく、サツマイモだけでもいろいろあって飽きないよね♪) 希「視線だけで相手を殺すという魔眼をもつ、ケルト神話の魔神やな」
真姫「それはバロール」
絵里「ローザリア北部の地底から来たという、ガレサステップの遊牧民」
にこ「それはタラール」
凛「海賊シルバーが洞窟に隠した、風のデスティニーストーン!」
穂乃果「それはオパール」
海未「ゲームの話ではありませんよ。ハラール(ハラル)とは、ムスリムの人々が禁忌に触れることなく安心して食べられる食品のことです」
亜里沙「豚肉を食べちゃいけないんですよね?」
ことり「それはもちろんだけど、厳密にはもっといろいろ細かい規定があって、それをクリアしないとハラールの表示はできないんだって」
凛「ラーメンはほとんど食べられないにゃ。チャーシューもラードも豚骨も一切使えないもん」
花陽「ラードはちょっと入ってるくらいじゃわからないし、大変だよね…」
雪穂「意外な物にラードが入ってたりするし」
凛「凛はムスリムじゃなくてよかったにゃ」
穂乃果「これなら大丈夫だよね?」カポ
真姫「…漬物?」
穂乃果「そう。うちで漬けた自家製“がり”だよ♪」
亜里沙「ガリさんはムスリムの人ですか?」
雪穂「人の名前じゃなくてショウガの甘酢漬けのことだよ」
亜里沙「スシ屋さんですね!?」
雪穂「いや、うちは和菓子屋だけど…」
穂乃果「ちなみに大分県臼杵市産の生姜を使ったよ♪」
海未「そういえば十一月十四日は大分県民の日ですね」
絵里「へー。大分県でも生姜を作ってるのね」
にこ「酒類でも使わないかぎり漬物に関して特にハラールの規定は無いでしょ?」
凛「大分だけじゃないよー。今日は埼玉県民の日!」
雪穂「えーと、かんぴょうは栃木県産だし海苔は海のない埼玉では採れないし…」
穂乃果「いなり寿司も作ったよ。ごはんのお米は埼玉県産“彩のきずな”で、油揚げの原料の大豆も埼玉県産!」
のぞにこりん「おおー しんじられぬー」
絵里「やっぱりいなり寿司は美味しいわね♪」モグモグ
花陽「“がり”がよく合う♪」シャキシャキ 真姫「パイプ、送風器、鍵盤の三つの部分から成る。加圧した空気を鍵盤で選択したパイプに送ることで発音する気鳴楽器。その構造から“風琴”とも」
穂乃果「それはオルガン」
希「北米大陸西海岸に位置する、アメリカ合衆国33番目の州。最大の都市はポートランドや」
絵里「それはオレゴン州ね」
海未「誰かが上の句(五・七・五)を詠み、それを受けて別の人が下の句(七・七)を詠む。複数人でこれを延々繋げていくという歌遊びです」
花陽「それは…連歌(れんが)?」
ことり「じゃなくてオレガノ。地中海原産のシソ科のハーブで、和名は花薄荷だよ」
にこ「いわゆるピザスパイスね」
穂乃果「薄荷といえば、11月15日は“のど飴の日”なんだって」
亜里沙「かやくが入ってなくてもハッカしますか!?」
にこ「ハッカドールなら夏休みくらいで終了したわよ」
雪穂「かやくといえば、11月15日は“かまぼこの日”だよね」
絵里「かやくといえば、かまぼこ…なの?」
凛「カップめんに入ってたりするよ。うどんやそばにペラペラのかまぼこ、シーフード系ヌードルに乾燥かに風味かまぼことか」
希「うどんといえば、11月15日は昆布の日やんな」
にこ「うどんは昆布よりかつおだしじゃないの?」
希「じゃあ、かまぼこといえば昆布の日?」
絵里「かまぼこといえば昆布?」
海未「おせち…ですかね?かまぼこと昆布巻きで」
真姫「まだクリスマスも一ヶ月以上先なのに、もうおせちの話?」
穂乃果「あ、でもロシアの地名でオセチアって出てくると何となく伊達巻や栗きんとんの味がするよね」
絵里「いや、味はしないと思うけど…カフカス地方にオセット語を話すオセット人が住む地域があって、そこをオセチアって呼ぶのよ」
亜里沙「ニッポンのお正月はОсетияなの?」
雪穂「オセチアじゃなくておせち。日本の伝統的な料理がいろいろ詰まったお弁当みたいなもの…かな?」
穂乃果「黒豆や栗きんとんならうちでも扱ってるよ♪」
海未「海外の文化の影響を受けた饅頭やどら焼きに比べて、より古典的な和菓子と言えるかもしれませんね」 希「日本の料理といえば、11月15日は神田川俊郎先生の誕生日やね」
ことり「“料理は心”の人だよね」
凛「あの人どう見ても関西人なのにどうして神田川なのー?」
海未「本名は大竹俊郎というそうですよ。神田川というのは京都のうなぎ屋の名前だったとか…」
穂乃果「海未ちゃん…」
にこ「あんたねぇ…」
希「言ってはいけない事を…」
花陽「海未ちゃん…ひどい」グス
海未「な、なぜですか!?」
穂乃果「うなぎが食べたくなっちゃったよ!」
にこ「うなぎなら何でもいいってわけじゃないわよ。うなぎ屋のうなぎといえばうなぎの蒲焼きでしょ」
希「甘辛のタレがごはんにしみて…たまらんなぁ」
花陽「ごはんにタレと山椒かけて食べるしかないよ」シクシク
海未「まあ、気持ちはわからなくもないですけど…」
雪穂「美味しいけど高いもんね。うなぎ…」
凛(うなぎはどうでもいいけど…まあ、言葉を聞いただけで食べたくなる物ってあるよね) 絵里「バッテラ美味しいわね」モグモグ
凛「かんぴょう巻おいしいにゃー」モグモグ
えりりん「…」
凛「サバは魚くさいから凛は要らないよ」
絵里「海苔だって磯くさいじゃない。かんぴょう巻っていうなら酢飯をかんぴょうで巻けばいいのに」
穂乃果「ま、まあまあ。いなり寿司もあるから」
花陽「どっちも美味しいよ♪」モグモグ
亜里沙「いなり寿司がアブラアゲで、バッテラはシメサバ?」
希「大阪でバッテラが誕生した当初は“こはだ”を使ってたんやって。でも原料不足で代用魚としてサバを使うようになって、今のバッテラになったって話や」
ことほのゆきありえりりん「へー」
雪穂「紅茶も意外と合うんだね」
真姫「そうでしょ。紅茶だって煎茶と同じ茶の木からできてるんだし」
ことり「アッサムは味は濃いけど花やハーブ系の香りが比較的少ないから、ストレートなら和食にも合わせやすいんだよね」
海未「むしろ日本茶の大半は風味が繊細ですから、サバのようなクセの強い食材に負けてしまいますね…選ぶなら番茶や焙じ茶でしょうか」 にこ「寿司でも紅茶でもいいけど、11月16日は自然薯の日よ」
亜里沙「お正月に届くハガキですか?」
雪穂「それは年賀状」
希「エリちの中の人やんな」
絵里「それは南條」
にこ「宇宙ナンバーワンアイドル矢澤にこ誕生の歴史!」
海未「それは…自叙伝?」
にこ「じゃなくて自然薯。いわゆる山芋の一種よ」
凛「自分でボケたにゃ」
亜里沙「えーと、ヤムイモはトトロになるんですよね?」
雪穂「どこからツッコめばいいのか…」
花陽「ヤムイモも確かにヤマノイモ科なんだけど自然薯とは別の芋だよ。それに国や地域によって“ヤム”と呼ばれてる芋は全然違ったりもするみたい。サツマイモだったり、じゃがいもだったり」
ほのゆきありえりりん「へー」
海未「とろろにはやはり蕎麦ですかね」
花陽「ごはんにも合うよ!」
希「ちょうど今が旬やね」
亜里沙「すっごいネバネバです!」ネバー
ことり「よく泡立てたメレンゲみたいに、器を逆さにしても落ちないくらいだよね♪」
凛「日本の野球もこれくらい粘りがあれば簡単に落ちないんだけどにゃー」
海未「そういえば今夜は東京ドームで韓国戦ですね…」
穂乃果「日本代表ファイトだよっ!」 亜里沙「おむすびと交換できます?」
雪穂「それは本物の柿の種だね。これは米菓っていう米から作られる食べ物。ピーナッツも入ってるよ」
亜里沙「堅くないタネ、おいしい♪」パリポリ
凛「亀田といえばやっぱり柿の種だよねー」パリポリ
にこ「ピーナッツは変わらないけど、柿の種は味のバリエーションが結構あるのよね」
真姫「わさび味くらいならともかく、あんまり変わった味は…普通のが一番おいしいって気もするけど」
穂乃果「それを言っちゃあおしまいよ」パリポリ
花陽「普通のソフトサラダおいしい♪」サクサク
亜里沙「おせんべいのサラダですか?」
絵里「確かサラダの語源は“塩”で、塩味だから?」
希「それもあるけど、使ってる食用油が“サラダ油”ってことらしいよ」
ことり「米菓ならブルボンプチにもいろいろあるよ♪」
海未「チーズおかきは定番ですね」サクサク
雪穂「これ、メーカーが違っても形は同じだよね…」
穂乃果「いろいろ試して、これがベストの形だったのかな?」
にこ「ひと目でそれとわかる形ってのもあるかもね」
希「あー、わかるなぁ。某ヤマザキのクラッカーも最初は変わった形だったけど、結局リッツと同じ形のも売り出したし」
花陽「変わった形といえば、11月17日は“れんこんの日”だよね」
ことり「薄い輪切りにしたれんこんをカリカリに揚げても美味しいよね♪」
希「カレー味にすればカリカリーやな」
穂乃果「ハッピーターンのカレー味もあるよ♪」
凛「亀田の逆襲にゃ」サクサク
真姫「カレーは味というよりスパイスの香りが食欲をそそるんじゃない?」
絵里「まあ、そうね…カレーそのものと違って、お菓子とかのカレー味は辛くないのがほとんどだし」 にこ「ブルボンの米菓なら“味ごのみ”もあるわよ」
凛「なぜか魚が入ってるやつにゃ」
花陽「きっと小魚は、おなかが空いて思わず米菓の袋に飛び込んで…」
希「そのまま干からびて死んだ!?」
真姫「そんなわけないでしょ」チョップ
ことり「でも味ごのみって、この魚が一番人気なんだよね…」
のぞほのりん「おおー しんじられぬー」
海未「凛も少しは魚を食べたほうがいいですよ」
凛「まあ、これくらいなら凛も食べられるけど」パリポリ
亜里沙(お米のお菓子にもピーナッツや小魚が入ってたり…なんだかμ'sのみんなと一緒にいる雪穂と私みたい♪) 穂乃果「カスピ海…って」
凛「茨城県?」
希「それは霞ヶ浦やな」
絵里「アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、トルクメニスタン、ロシアの間にある世界最大の湖よ。最長で1000km以上もあるんだから」
亜里沙「湖だけど塩水で、塩水だけど淡水魚がいるんだよね」
絵里「そうそう。ナマズやチョウザメとかね」
凛「その塩湖?でヨーグルトが採れるの?」
真姫「いや、ヨーグルトは採れないわよ。確か菌をコーカサス地方から持ち込んだって話でしょ?」
穂乃果「カスピ海関係ないじゃん」
ことり「アハハ。…まあ、よくある観光地のおみやげみたいなネーミングかもね」
にこ「スカイツリーまんじゅうはスカイツリーで作ってるわけじゃないし、そういうことでしょ」
雪穂「…なるほど」
希「カスピ海で採れたチョウザメのキャビアが入ってれば本当にカスピ海ヨーグルトになるんやない?」
凛「キャビアは生臭いから凛は要らないよ」
希「あ、そう…」
海未「それなら“とんぶり”を使えばいいんじゃないですか?」
穂乃果「ジワジワ近づいてきて“ほうちょう”でドスッ!」
絵里「それはトンベリ」
花陽「ごはん山盛りで♪」
真姫「それは丼(どんぶり)」
凛「トルコにいた、ちょっとぽっちゃり猫だよねー♪」
ことり「それはトンビリさんだね」
花陽「とんぶりはアカザ科のホウキグサの実を加工した食品で、畑のキャビアって呼ばれてるの」
にこ「なんで一度ボケたのよ」
花陽「穂乃果ちゃんたちにつられて、つい…エヘヘ」
雪穂「っていうか、とんぶり入りヨーグルトってカスピ海要素ないけど…」
希「カスピ海といえばアゼルバイジャンやろ?」
絵里「そうね」
希「キャビアっぽい物を混ぜればいいじゃん、マゼレバイジャン、アゼルバイジャン!」
凛「ちょっと寒くないかにゃー?」 穂乃果「それより今日は雪見だいふくの日だよ♪」
ことり「穂乃果ちゃん、雪見だいふく好きだよね」
穂乃果「うん。昔からよく食べてるし。…ね♪」
雪穂「そうだね」
雪穂(二個入ってるから、二人で一個ずつ…一人で二つ食べるより、一緒のほうが美味しい気がするんだよね///) 亜里沙「ヤマラッキョー?」
凛「らっきょうの山盛り!?」
花陽「そうじゃなくて、ヤマラッキョウっていう植物なの。ラッキョウと同じヒガンバナ科ネギ属で、山地に自生するラッキョウだからヤマラッキョウ」
絵里「らっきょう…って、カレーライスのつけあわせなんかについてる漬物よね?」
真姫「そういえば漬物になってるのしか見たことないわね」
花陽「ヤマラッキョウも同じように鱗茎の部分を食べるんだけど、葉もネギやニラみたいに料理したり刻んで薬味としても使えるよ」
ほのゆきありえりりんまき「へー」
凛「島らっきょうなら聞いたことあるけど、山らっきょうは知らなかったにゃ」
穂乃果「山らっきょう、島らっきょうがあるなら、浜らっきょう、海らっきょうもあるのかな!?」
花陽「えーと、実はハマラッキョウはあるんだけど…」
雪穂「あるんだ!?」
花陽「ハマラッキョウは、ちょっとややこしいんだよね…海岸に自生するヤマラッキョウを、ヤマラッキョウとは別の種類でハマラッキョウとする説と、生育環境が違うだけで同じヤマラッキョウだとする説があったり…」
絵里「まだ何かあるの?」
花陽「これとは別にユリ科の全く違う植物をハマラッキョウとする説、それに特定の地域で栽培したラッキョウを浜らっきょうと呼んで売り出してるパターンもあって」
海未「それは…もう何がハマラッキョウなのかわかりませんね」
希「まあ、食べて美味しかったら何でもいいんやない?」
花陽「そ、それは…そうかも」
凛「じゃあ、新しく凛たちで宇宙らっきょうを作るにゃ!」
真姫「宇宙らっきょうって…どこで栽培するつもりよ?」
ことり「あまり遠くへは行けなそうだし…とりあえず月、とか?」
にこ「月だったら月らっきょうじゃないの?」
穂乃果「にこちゃんなら“大銀河宇宙ナンバーワンらっきょう!”とか言いそうだけど」
にこ「いや、アイドルならともかくらっきょうにそこまで思い入れはないわよ。カレーのつけあわせなら福神漬があるし」 花陽「栽培といえば、11月19日は農協記念日だね」
亜里沙「ノーキョウ…日本の伝統芸能ですね!?」
雪穂「それは多分、能と狂言かな?」
亜里沙「オキョーを書いてお寺に納めるの!マカナイコンニャクハラヘッターって」
凛「え?なにそれ?」
海未「納経ですね…」
絵里「何の話?」
雪穂(昔から日本にいる私たちもピンとこない日本語をどこで覚えてくるんだろう…)
希「その納経やなくて、農業協同組合や。各地で農作物なんかを扱う、いわゆるJAやな」
凛「そういえば、なんで農協がJAなのー?」
穂乃果「日本放送協会がNHKなら、農業協同組合はNKKじゃないの?」
花陽「えーと、農協のJAはJapan Agricultural Cooperativesの略みたいだよ」
穂乃果「JACじゃん」
凛「それだと別の団体になっちゃうにゃ」
亜里沙(植物の名前もノーキョーとかも、ニッポンはいろいろ難しいです) 亜里沙「タラゴンって、どんな怪獣!?」
雪穂「そりゃあ…」
凛「たーらごーん♪」
希「たーらごーん♪」
ことり「たーっぷーりー♪」
穂乃果「たーらごーん♪」
にこ「たーらごーん♪たらーごんたっぷり」
亜里沙「たーらごーんがやーってくーるー♪」
雪穂「…って感じじゃない?」
花陽「いや、タラゴンっていうのはキク科ヨモギ属のハーブなんだけど…」
ことり「フランス語でもエストラゴンっていうんだよね」
凛「エストラゴン!?ドラゴンみたいで強そう!」
穂乃果「Sドラゴン…ってどこかで聞いたような」
絵里「騎士ガンダムじゃない?」
にこ「またえらく古いの持ち出してくるわね…」
希「ロシアンタラゴンって書いてあるけど、ロシア産なん?」
絵里「いや、ロシアンっていうけどそれはアメリカ原産よ。しかも他の品種より風味がよくないっていうし、失礼な話ね」
ことり「本物のロシア産はフレンチって呼ばれてるみたい…」
真姫「適当すぎるわね…誰が決めたのよ?」
花陽「なんだか、回答欄をうっかり一つずらして全部不正解になったテストみたいだね…」
穂乃果「怖すぎ!?」
真姫「まあ、名前のことは置いといて…パスタやピッツァに使えるんじゃない?」
ことり「そうだね。ちょうど11月20日はピザの日だし…」 絵里「そういえば、タラの芽っていうのもあるわよね?」
凛「タラの目って、キューピーの顔じゃないの?」
にこ「たらこは忘れなさいよ」
海未「タラノキの新芽ですね。天ぷらにして美味しい春の山菜です。栽培もされていますが…」
希「天然もののほうがボリュームがあって美味しいんだよね」
穂乃果「タラゴンでピザなら…もち明太子!?」
ことり「アハハ。結局たらこなの?」
花陽「春菊みたいなものって考えると、タラゴンと明太子も合わなくはない…かな?」
凛「ロシア産のフレンチでナポリピッツァに明太子…多国籍料理にゃ♪」
絵里「フレンチは名前だけね」
亜里沙(いろいろな物を組み合わせて…ニッポンには不思議な料理がいっぱいです♪) 絵里「ナイトシェードって…本当にいるの?」
花陽「いる?」
にこ「手足が生えてて顔があったりはしないわよ。要するにナス科の野菜でしょ」
花陽「うん。トマト、なす、ピーマン、じゃがいも…そういう野菜のことみたいだね」
穂乃果「マンドラゴラとかじゃないんだ…」
亜里沙「どうして普通のお野菜がナイトシェードなんですか?」
真姫「ナス科の植物に共通してアルカロイド系の毒素をもつ特徴があるのよ。極端な例だとジャガイモの芽とかね」
ことり「ナスやピーマンの苦味成分とか、そういうのも摂らないほうがいいって考え方があるんだよね」
海未「野菜は体にいいイメージですが、体質によって食べられない物もありますからね…ナス科に限ったことではありませんが」
希「ほうれんそうのシュウ酸みたいなやつやな」
凛「ゲームに出てくるナイトシェードも毒とかあるもんにゃ」
にこ「催眠、毒霧、目つぶし花粉!」
絵里「そういえば11月21日は“任天堂の日”ね」
穂乃果「イーブイの日じゃないの?」
絵里「それもあるけど、1990年11月21日はスーパーファミコンの発売日だったのよ」
海未「平成二年ですから、ほぼ平成と同じくらいの歴史があるんですね」
雪穂「長いような、そうでもないような…?」
凛「凛たちは生まれてないし、凛たちから見れば大先輩にゃ」
にこ「だいぶお世話になったわよね。スーパーファミコン先輩には」
絵里「そうね。相当やりこんだし…」
希「スーパーマリオにボンバーマン、パワプロ、ぷよぷよ、スト2、ゼルダの伝説とか?」
絵里「ドラクエ、FF、ロマサガ、聖剣伝説、フロントミッション、タクティクスオウガ、スーパーロボット大戦!」
花陽(みんな平成生まれのはずなのに、どうしてそんな古いハードをみんな持ってるのかなぁ?) 希「歴史といえば、11月21日はフライドチキンの日やんな」
穂乃果「ことりちゃんの日だ♪」
ことり「ことりはニワトリじゃないよぅ…」
希「1970年11月21日、ケンタッキーフライドチキンの日本1号店が名古屋市のダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター内にオープンしたんよ」
絵里「最初は名古屋だったのね…」
希「まあ、その記念すべき1号店は半年で閉店しちゃったんやけど」
真姫「売れなかったってこと?」
凛「名古屋はほかに美味しい物がたくさんあるもんにゃー」
にこ「ケンタッキーは高いし気軽に入れなかったんじゃない?」
海未「日本にはそれまで無かった店ですし、馴染みがないと選ばれにくいのかもしれませんね」
花陽「フライといえば、11月21日は“かきフライの日”でもあるみたいだよ」
亜里沙「けいおん!」
雪穂「そっちじゃなくて、食べ物のかきフライだね」
穂乃果「かきフライかぁ…フライの中では圧倒的にパンよりごはん向けのメニューってイメージだけど」
真姫「フライにする具材の中で牡蠣は日常的に不足しがちな必須栄養素を補える最も優秀な食材ね。…まあ、フライである必要も無いとは言えるけど」
海未「天ぷら、土手鍋、グラタン…何でも美味しいですよ」
希「まあ、せっかく(?)ナイトシェードの話題が出たし、毎月21日は漬物の日やから…」
穂乃果「はい、うちで漬けた水なすの漬物♪」
花陽「おいしい♪」モキュモキュ 花陽「回転寿司を考案した人の誕生日なんだって」
穂乃果「回転寿司といえば…」
凛「ラーメン♪」
にこ「まあ、あるところにはあるけど」
ことり「ケーキ♪」
希「意外と侮れないよね。回転寿司スイーツ」
凛「プリンとかメロンとかあるにゃ」
真姫「寿司の話じゃなかったの?」
海未「お茶や味噌汁も欠かせませんよ」
絵里「あとは“がり”とか?」
花陽「お寿司も美味しいよ!」
亜里沙「あれもこれも100円じゃないです」
雪穂「まあ、税別価格なんて消費者にとっては何の意味もないしね…実際に払うのは税込価格なんだから」
凛「CM詐欺にゃ」
にこ「増税で余計に差額が開いて嘘がひどくなった印象ね」
真姫「最初から正直に110円って言えばいいのよ」
希「主役はネタなんやし、ごはんを減らして税込100円になるように作ればいいんやない?」
花陽「ごはんが無ければお寿司じゃないよ…」クスン
絵里「ま、まあ外食じゃなくてもいいでしょう?いなり寿司とか作れば…」
穂乃果「お寿司を食べる私たちが回転すれば回転寿司!」クルクル
海未「わざわざ回転しなくてもいいと思いますけど…」
絵里「回転といえば、セガサターンの発売日が1994年11月22日だったわね」
凛「回転といえばセガサターン?」
にこ「ディスクが回転するからでしょ。まあ、ソフトがディスク式のは基本的に同じだけど」
真姫「またゲームの話?」
希「サターンかあ…あんまり使った記憶がないんだよね」
絵里「他のハードに比べて壊れやすいっていうか、長持ちしない印象ね。ソフトも他のハードで出てる物が多いから、全盛期に持ってた人じゃないとサターンならではのゲームは知らないかも?」
穂乃果「セハガールは可愛かったけどね。サターンがちょっとにこちゃん似」
にこ「それ以上はやめときなさい」
ことり(お寿司にゲーム、体操やフィギュアスケート、球技のボールや遊園地も?回転ってワクワクする物がいっぱいだよね♪) 絵里「アニメだと出番が少なすぎて残念だわ。可愛いのに…」
にこ「まあ、居ないから観ないって人も多そうね」
希「それはジータやんな」
亜里沙「かつおぶしや昆布を煮たり水につけておくんだよね?」
雪穂「それは“だし”だよ」
凛「海未ちゃん推しの人だっけ?」
花陽「その志田さんじゃなくて、植物のシダの話なんだけど…」
穂乃果「理科の教科書に出てくるやつでしょ?こう、細かい葉っぱが左右にびっしり並んだのが、さらに茎の左右に梯子みたいに並んでて」
海未「わらび、ぜんまい、こごみ、つくし等もシダの一種ですよね?」
ことり「そうそう。くるっと巻いてるのが開くと、穂乃果ちゃんが言ったような葉っぱになるんだよね」
希「どれもアクが強くて苦味や渋味があったりする春の山菜やね」
真姫「苦味や渋味っていうのは要するに毒素だからね。食用にするシダ植物もチアミナーゼ(アノイリナーゼ)を含んでいて、牛や馬でも食べないし、生で食べさせると弱って最終的には死ぬわよ」
凛「そんなに強い毒なの!?」
ことり「国によっては食べられない毒草に指定されてたりするもんね」
花陽「生のままだとそうだけど、ちゃんとあく抜きして加熱調理すれば大丈夫だよ。人間以外の動物には、やっぱりあげないほうがいいと思う」
にこ「嫌いじゃないけど、さすがに季節外れでしょ?」
海未「季節といえば、十一月廿三日は牡蠣の日で、あんこうの日でもあるみたいですね」
穂乃果「あー、鍋物が美味しい季節だよねぇ♪」
絵里「かきフライの日とは別に牡蠣の日もあるのね…」
希「日毎に寒くなるから、ちょっと前まではフライでも、今は断然お鍋かグラタンの気分やな♪」 にこ「あんこうといえば、11月23日は珍味の日らしいわよ」
花陽「あんこうは身より肝のほうが有名なくらいだもんね」
凛「生臭いから凛は要らないにゃー」
雪穂「生臭くない珍味って何だろう?」
亜里沙「平たく焼いたお好み焼きみたいな、韓国の」
真姫「それはチヂミ」
亜里沙「ごまや山椒の粒とか、いろいろ入ったトウガラシ」
希「それは七味」
亜里沙「みかんの皮も入ってます♪」
海未「それは陳皮(ちんぴ)」
亜里沙「細かく刻んで使うんですよね?」
絵里「それは…みじん切り?」
穂乃果「刻むといえば、11月23日は“小ねぎ記念日”なんだって」
雪穂「パンばっかり食べてるお姉ちゃんにはあまり関係なさそうだけど…」
穂乃果「そんなことないよ。納豆とか好きだし、お寿司や刺身にも薬味として使うでしょ?」
凛「なんと言っても、とんこつラーメン♪」
真姫「ラーメンといえば、11月23日は“外食の日”でもあるけど」
ことほのゆきのぞえりうみにこりんぱな「うーん…」
にこ「外食を推奨するには増税が余計だったわね」
海未「もちろん外食業界としてはいつでも推奨したいのでしょうが、増税を繰り返す政府には推奨する気があるとは思えませんね」
ことり「ただでさえ何でも際限なく値上げされる寒い時代なのに…」
穂乃果「お財布が寒いと心まで寒くなる気がするよ…」
雪穂「ちなみに11月23日は“お赤飯の日”でもあるんだってさ」
穂乃果「もし消費税がゼロになったら、お赤飯炊いてお祝いしてもいいくらいだけど」
希「お赤飯どころか、日本中がお祝いムードになってごちそう三昧、それは空前絶後の消費拡大になってみんなハッピーやろな」
絵里「海外の食に親しむ日、略して外食の日とかにしちゃえば?もちろん料理は家で作って」
花陽「お弁当作ってお外で食べれば外食の日?」
亜里沙「Хорошо♪」 穂乃果「花サフラン?」
花陽「クロッカスのことだよ」
凛「スパイス?ハーブ?として使えるのー?」
花陽「えーと、厳密には黄色のクロッカスはクリサントゥス、白や紫のクロッカスはヴェルヌスといって違う種類なんだけど…」
ことり「その黄色のクロッカスをサフランと同じように使えるのか試した人は一応いるみたい」
花陽「ただ、似てるけどあくまでクロッカスは観賞用だから…サフランに比べたら着色効果も弱いし、使うなら普通のサフランのほうがいいと思う」
真姫「食用じゃないのを無理して食べないほうがいいわよ。植物って毒があるのも多いんだから」
絵里「食べられない植物に食用と誤認させるような和名をつけないでほしいわね…見た目が似てるってだけで」
希「植物といえば、11月24日は“進化の日”やんな」
亜里沙「日本シリーズで潮崎投手の“魔球”を見たノムさんは、高津投手にその変化球を盗めって言ったんですよね」
雪穂「それはシンカー、っていうかそんなマニアックな話どこで聞いたの?」
にこ「希でしょ?」
希「にこっちやない?」
凛「凛も話した気がするにゃ」
海未「まあ、野球の古い話は概ね私たちの誰かでしょうね…」
穂乃果「じゃあ、せっかくのシンカーの日だしヤクルトで乾杯しようか♪」
ことり「シンカーじゃなくて進化の日だけど…」
にこ「シンカーからヤクルトは飛びすぎでしょ。高津を知らない世代にはわけわかんないわよ」
花陽(私たちも本来知らない世代だと思うのは気のせいかな…?) 海未「ところで十一月廿四日は鰹節の日ですよ」
亜里沙「今度こそダシですね!」
穂乃果「うどん、そば、味噌汁…かつおだしの味と香りって安定感あるよね」
花陽「ダシはもちろんだけど、おむすびに入れても美味しいよ♪」
希「お好み焼きにたこやき!たっぷりの花かつおを豪快にトッピングして香り、うまみ、ボリューム感アップや♪」
にこ「おかかは海苔弁当にも欠かせないわよね」
絵里「海苔は要らないけど…」
凛「凛は魚のフライはかよちんにあげるにゃ」
花陽「そういえば海苔弁当には白身魚のフライがつきものだね」
穂乃果「ちくわの天ぷらみたいなのも入ってるよね?」
希「あれも美味しいよね。アオサの風味がポイントやな」
亜里沙「ごはんでも小麦粉でもかつおぶしと青のりなんですか?」
にこ「味付けは違うけど、言われてみれば同じ組み合わせね」
海未「それだけ日本人の食文化には鰹節が欠かせないということです」
穂乃果「海未ちゃんの、いや海の恵みに感謝だね♪」 希「大阪近鉄→東北楽天やんな」
にこ「その礒部じゃなくてね」
凛「磯辺何とかだったら、お醤油の味だよねー?」
穂乃果「言われてみれば…でも、どうしてかな?海で採れるのはお醤油じゃなくて塩なのに」
ことり「ポテトチップスとかでも“のりしお”味は定番だし、青のりじゃなくても韓国のりみたいに塩がついてるのもあるし」
花陽「海苔と塩の相性の良さは間違いないよね。もちろんお醤油も合うけど…」
真姫「磯辺何とかって食べ物は醤油味に決まってるっていう先入観もあるんじゃない?」
海未「そこをあえて塩味でいく、いそしお作戦です!」
亜里沙「キンテツといえば、今日こそシンカーの日ですよね!?」
にこ「ああ、そういえば11月25日は高津の誕生日ね」
希「1125で、いいにこっちの日やないの?」
にこ「私は一年中いつでもいいにこだからいいの」
雪穂「近鉄といえばシンカーって?」
絵里「吸収合併で近鉄球団が消滅する前、最後に近鉄と日本シリーズを戦った相手が、高津がいたヤクルトだったのよ」
希「2001年の日本シリーズやな」
海未「つまり礒部と高津には浅からぬ因縁があったのですね」
にこ「吸収合併といえば、今日はその合併後のオリックスバファローズの監督もつとめた岡田彰布の誕生日でもあるわよ」
希「それなんでんねん?」
凛「どんでんでんねん♪」
亜里沙「ドンデンさんは、おでんの人ですか!?」
雪穂「おでん屋さんとかじゃないけどね。昔、うどんやおでん向けの調味料のCMに出てたらしいよ」
亜里沙「ヒガシマルだけじゃなかったんだ…」
にこ「まあ、今はそのカテゴリの知名度はヒガシマルが圧倒的っぽいけど」
ことり「ところで、11月25日はOLの日でもあるんだよね」
凛「またオリックス?」
絵里「オリックスならORでしょ」
花陽「おいしくてローカロリー!」
にこ「それならOLKじゃない?」
穂乃果「高津のシンカーみたいに、カロリーもスッと落ちてくれないかなぁ」
海未「ついた脂肪は運動で落とすしかありませんね。投手の基本は走り込みですから!」 希「ニッポンハムのLet's Goカレー!」
海未「レトルトカレーですか?」
凛「ルフィのカレーだよねー?」
穂乃果「ルフィっていうか、麦わらの一味だね」
亜里沙「唐辛子が入ってるの?」
雪穂「いや、その一味じゃなくて…唐辛子は入ってるのかもしれないけど」
ことり「ワンピースカレーじゃないんだね」
にこ「だいぶ歴史もあるし今までに他社が出してたりするんじゃない?」
花陽「でもそれだとNHLGCとかになっちゃう気もするけど…」
真姫「そもそもNHLっていうのが食べ物のことじゃないんでしょ。知らないけど」
絵里「北米のプロアイスホッケーリーグね。そのNHLが発足した日ってことらしいわ」
海未「リーグといえば、日本ではちょうど七十年前の十一月廿六日に太平洋野球連盟が結成されていますね」
にこ「ニッポンハムといえばパ・リーグね」
穂乃果「へー。パ・リーグってちょうど70周年なんだ…」
希「セ・リーグも同じ年にできたから同じ70周年だけどね。要するに1949年オフに2リーグ制ができて翌年からスタートってわけやな」
にこ「リーグも二個あったほうがにっこにっこにー♪よ」
真姫「イミワカンナイ」
絵里「セントラルのほうが遅れてできたのね。12月15日だったそうよ」
海未「パ・リーグ結成の日は西鉄球団の創立記念日でもありますが…」
凛「そうそう!当時はまだライオンズじゃないし埼玉でもないけど、我らがライオンズの前身球団ができた記念すべき日だよー!」 亜里沙「今日もシンカーの日です♪」
花陽「え?高津投手は昨日じゃ…まさか」
ことり「元祖のほうってこと…かな?」
凛「そうだよ♪“魔球”シンカーの潮崎哲也の誕生日!」
雪穂「同学年で誕生日も一日違い、しかも二人ともリリーフ投手で同じシンカーが決め球かあ…」
凛「それに潮崎はライオンズの前身球団が誕生した日に生まれるなんて、西武に入る運命だったみたいだよねー♪」
海未「いろいろな偶然が重なるものですね…まあ、西鉄球団の創立はパ・リーグ発足のための必然と言えますが」
真姫「関係ないけど、今日は“いい付録の日”らしいわ」
穂乃果「付録っていうと雑誌とかかな?」
にこ「ブルーレイなら特典って言うわよね」
凛「食玩のオマケも付録とは言わないにゃ」
花陽「プロ野球チップスはカードのほうが原価が高いから消費税10%だっけ…」
亜里沙「ヤクルトのユーヘイはタカイで、ヤキューのオマケは高いんですね」
希(たとえば同じメーカーのレトルトカレーでも商品ごとに個性があったりもするけど…セ・パはどうやろな?両方DH制になるのかどうか…MLBでもそんな議論はあるんかな?) 真姫「今日は特に何もないでしょ?」
ことり「えーと、食べ物の記念日は…毎月27日の“ツナの日”くらいかなぁ?」
凛「ちょっと待った!」
穂乃果「ヒゲじい?」
にこ「ある、っていうか居るでしょ。とびきり濃いのが一人」
絵里「“橘田いずみのザ・餃子”、“本日も餃子日和”などの著書で知られる餃子評論家、橘田いずみ先生の誕生日ね」
希「エリち、そんなに餃子好きやったん?」
海未「橘田氏は確か宇都宮餃子PR特命アンバサダーもつとめていましたね」
雪穂「栃木県民じゃないみたいだけど…」
絵里「宇都宮に移住を考えるほどの宇都宮餃子派らしいわよ。まあ、私はそこまでこだわりは無いけど」
凛「凛はラーメン派だから餃子は美味しければ何でもいいにゃ」
花陽「私も、ごはんに合えば何でも…」
にこ「橘田先生の誕生日だし、今日は宇都宮餃子にこだわってもいいんじゃない?」
真姫「そう言われても…餃子の違いなんて知らないわよ」
海未「宇都宮餃子は野菜が多く、肉は少なめ。にんにくをほとんど使わないのが主流です。脂分が少なく胃にやさしい、ヘルシーな餃子と言えるでしょう」
ことり「にんにく無しでいいなら宇都宮餃子派になります♪」
亜里沙「この丸いペラペラのがギョーザ?」
雪穂「それは市販の餃子の皮だね。その皮に具材を包んで焼いたり蒸したりして作るんだよ」
海未「皮から手作りしている名店もありますが、基本的には皮は既製品でいいと思います」
にこ「中身と調理法で勝負ってとこね」
絵里「焼き、蒸し、揚げ、水餃子…」
希「鍋物の具材として使ったりもするよね」
穂乃果「ピザソースやチーズと合わせても美味しいよ♪」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています