お腹が空いたときのメモ
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夜、寝ようと思ってるのに
何か無性にお腹が空いたときの食べたいものを書いとく 穂乃果「えーと、ごはんに和風だしをかければいいのかな?」
花陽「そうですね。基本的には梅干し、漬物、焼き塩鮭など味の濃い物と一緒に食べる物だと思います」
絵里「海苔と梅干しが入ってないお茶漬けってある?」
希「天ぷら茶漬とかもあるけどね」
雪穂「ところで、どうして今日はお茶漬けの日なの?」
真姫「そういえば…永谷園の創業者、永谷嘉男の誕生日は昨日よね」
海未「その永谷氏の先祖にあたる永谷宗円という人が、旧暦五月十七日に亡くなっているのです」
亜里沙「その人がお茶漬けを作ったんですか?」
海未「いえ、永谷宗円は山城国宇治田原郷のお茶農家です。昨日話した柴山元昭が煎茶を世に広めた人なら、その煎茶を作った人が永谷宗円だと言っていいと思います」
にこ「つまり煎茶の始まりは宇治茶だったってこと?」
海未「ここまで一連の伝承によればそういうことになりますね」
希「いりこ、昆布、どんこ、かつおぶし♪」
凛「いい香りだにゃー。このまま醤油を入れてラーメンのスープに」
絵里「しないわよ。今日はお茶漬け」
穂乃果「あ、でもラーメンのスープをごはんにかけるお茶漬けみたいなのもあるよね?」
希「ラーメン茶漬けなら永谷園の商品にもあるね」
凛「じゃあ凛はラーメン茶漬けのスープに麺を入れて食べたい♪」
ことり「アハハ。それってもうラーメンだよね…」
にこ「割と何でもありって感じよね。最近のお茶漬けは…」
穂乃果「私は鮭とか梅干しとか王道っぽいのが好きだなぁ」
花陽「わさび茶漬けも美味しいです♪」
真姫「うなぎ茶漬けや鯛茶漬けもいいわね」
亜里沙「えーと、お魚を天ぷらにしてお茶漬けに…?」
希「いや、天ぷら茶漬けはまた別やない?魚の天ぷらじゃなくてもいいと思うよ」
真姫「天ぷらならやっぱりエビでしょ」
海未「えび天ならそのまま天丼で食べたいような気もしますが…」
穂乃果「じゃあ何の天ぷら?」
花陽「かき揚げはどうですか?一つで野菜もいろいろ食べられるし…」 にこ「じゃあ玉ねぎ、にんじん、ごぼう、あおさ、小えびでどーよ?」
絵里「美味しそうね♪」
希「エリち、あおさは平気なん?」
絵里「アオサと海苔って別物でしょう?味も食感も違うし…」
真姫「どちらも海藻ではあるけど、アオサはアオサ科だから海苔ではないわね」
ジュワー パチパチ
希「お茶漬けのためだけに天ぷらを揚げるっていうのも贅沢やな」
花陽「美味しそう…揚げたてをそのまま食べたいなぁ…」
真姫「お茶漬けの日じゃなかったの?」
にこ「何でもいいわよ。食べ方は自由!」 希「フランクフルトにはやっぱりマスタードやんな」
凛「マスタードに入ってる、このつぶつぶって何なのー?」
花陽「それがブラウンマスタードの実だよ。つぶしたり酢とか調味料を混ぜて発酵させた物がマスタード」
穂乃果「このつぶつぶがマスタードなんだ?知らなかった…」
にこ「和がらしと違ってあまり辛くないから、たっぷりつけて食べても美味しいわよね」
雪穂「この酸味がクセになる…」
ことり「ソーセージとナゲットくらいしか使わないよね。マスタードって」
真姫「からしでもマスタードでもいいけど、今日はファイバーの日よ」
花陽「クサリヘビ科の、マムシやハブとか…」
ことり「それはヴァイパー」
凛「インターネットにゃ」
希「それはサイバー」
亜里沙「μ's大好きです♪」
雪穂「それはラブライバー」
凛「ファイバーって何?」
海未「食物繊維のことですよ」
穂乃果「食物繊維が多そうなのは…切干大根とか?」
真姫「野菜ならセロリ、ごぼう、キャベツとか…」
ことり「きのこや海藻も食物繊維が豊富だよね」
花陽「玄米や“ふすま”も…」
絵里「そういえば玄米フレークやオールブランも食物繊維が多いのよね」
凛「フランクフルトと合いそうな物がないにゃ」
穂乃果「じゃあブランパンでキャベツのサンドイッチなんてどうかな?」
凛「プランタン?」
ことり「ブランパン。小麦の“ふすま”の部分を使って作るパンだよ」
にこ「それならフランクフルトにも合うわね」
海未「まあ、あまり意識しなくても食べたい物を食べているだけで食物繊維は摂取できているような気もしますが…」
雪穂「そういえば小豆のあんこにも食物繊維が意外と多いんだっけ」
希「穂むらの和菓子で食物繊維も摂り放題!?」
花陽(でも甘い物は…食べ過ぎないように気をつけなくちゃ) にこ「フライといえば?」
凛「犠牲フライ!」
希「インフィールドフライ?」
絵里「いや、野球じゃなくて料理の話でしょ?」
凛「えび!」
希「いかリング!」
花陽「鶏ささ身?」
ことり「アジとか鮭とか…」
真姫「ししゃも」
海未「かきフライもありますね」
穂乃果「そういえば…フライとカツの違いって何だろうね?」
真姫「中身が肉ならカツでしょ?」
穂乃果「でも、ささ身フライはチキンカツって言わなくない?」
亜里沙「ささ身はチキンじゃないの?」
雪穂「いや、鶏肉ならやっぱりチキンだと思うけど…」
希「ググってみたけど、カツって呼んでる人もいるみたいや」
穂乃果「そうなんだ?」
にこ「じゃあ、今日は鶏ささ身で決定!」
穂乃果「中身はチーズが定番かなぁ?」
にこ「海苔や梅肉を入れたりもするんじゃない?」
絵里「…」
にこ「冗談よ」
真姫「エメンタールにカマンベール、ゴルゴンゾーラ!」
にこ「そういうのは使わないの。やっすいプロセスチーズで充分よ」
真姫「あ、そう…」 パタパタ
凛「できたにゃー」
花陽「り、凛ちゃん…衣つけすぎ」
ことり「衣が多いと油を吸ってカロリーも高くなっちゃうよ」
凛「でも大きいほうが強そうだし」
にこ「だから何の勝負よ…」
ジュワー パチパチ
穂乃果「こんがり揚がったね♪」
花陽「美味しそう♪」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
サクッ
希「チーズがとろけて…」
凛「あつあつにゃー」ハフハフ
穂乃果「あ、これ当たりだ」パリッ
絵里「当たり?」
にこ「海苔のかわりに大葉も入れてみたのよ」
亜里沙「おばあさま?」
雪穂「じゃなくて大葉。青しそのことだよ」
凛「凛のは大きくてチキンカツっぽいでしょ?」
真姫「中身は同じだけどね」モグモグ
海未「ささ身自体にクセがないのでいろいろアレンジできますね」
にこ「鶏むね肉のほうが安上がりだけどね」
希「それだとやっぱりチキンカツやない?」
にこ「呼び方なんて何でもいいのよ。美味しくできることが大事!」
花陽「おいしい♪」モグモグ 凛「ふ、フナ?」
穂乃果「ブナでしょ?」
雪穂「ぶなしめじ?」
真姫「違う。エドゥアルト・ブフナー少佐よ。酵素によって発酵が起こることを証明したドイツ人。1907年にノーベル化学賞を受賞してるわ」
絵里「そのブフナーの誕生日ってことは…」
希「今日は発酵食品?」
花陽「発酵かあ…チーズにヨーグルト、漬物や納豆とか♪」
穂乃果「ちょっと待って。今日はローマ字の日だよ!」
にこ「ローマ字の食べ物といえば…」
亜里沙「Sushi♪」
凛「Sukiyaki!」
希「お肉は食べたいけど、すき焼きはさすがに季節外れやない?」
凛「えー!でも発酵でスシなんて、凛には絶対無理だよ><」
穂乃果「発酵でスシって、まさか…」
雪穂「ふなずし!?」
絵里「や、やっぱりフナなの?」
真姫「いや、だからフナじゃなくてブフナー」
凛「ただでさえフナなんて食べたくないのにふなずしって、凛を殺す気!?」
花陽「いや、たぶんそこまでふなずしを食べたい人はいないから大丈夫だと思うよ…」 ことり「あのー。ローマ字だったらほかにもあるんだけど…」
海未「すき焼きでも寿司でもない、ローマ字の食べ物…ですか?」
ことり「食べ物っていうか調味料かな。ちょうど110年前の1909年に“味の素”が発売された日なの」
亜里沙「そっか。クノールのスープにAJINOMOTOって書いてあります♪」
凛「ホントだ。確かにローマ字だにゃ」
ことり「マヨネーズには酢を使うし、酢も発酵調味料でしょ?」
海未「“ほんだし”など、かつおだしを使った商品もありますし、鰹節も発酵食品の一種ですね」
にこ「発酵でローマ字で味の素ね」
希「つまり何でもありってことやな」
花陽「あ、じゃあ…こんなのはどうかなぁ?」
穂乃果「おむすび?」
花陽「じゃなくて、巻き寿司にしようと思ったんです。海苔のかわりに青菜漬の葉っぱを使えば、これも発酵食品かなって」
亜里沙「ツケモノのSushiですか!?」
海未「酢飯だけでも酢は使いますが…」
雪穂「納豆巻きならさらに発酵食品を使えるね」
花陽「それでもいいんだけど、ツナとかサラダ巻きみたいな具にするとマヨネーズつけても合うの」
希「マヨネーズなら味の素も押さえられるね」
穂乃果「おおっ、発酵でローマ字で味の素だ!」
真姫「別に全部一品に詰め込まなくてもいいと思うけど…」
花陽「で、ほんだしを使ったお味噌汁♪」
にこ「なかなかやるわね」
凛「完璧だにゃー♪」
雪穂「ステマ?」
海未「まあ、記念日ということで…」
亜里沙「ハッコーのスシ、おいしいです♪」
絵里「ハラショー♪」モグモグ 雪穂「毎月21日は漬物の日だね」
亜里沙「ツケモノのスシ、美味しかった♪」
希「今日も漬物なん?」
ことり「5月21日は小学校開校の日なんだって」
穂乃果「え?私たちの小学校、創立記念日だっけ?」
海未「違います。ちょうど百五十年前、京都で日本初の小学校が開校した日ですよ」
凛「へー。京都が最初だったんだにゃ」
花陽「京都で漬物といえば…」
真姫「聖護院かぶの千枚漬け」
絵里「かぶの漬物が好きなの?」
真姫「ただのかぶじゃないわよ。聖護院かぶは一個で最大5kgにもなるんだから」
穂乃果「そ、そうなんだ…でもそんなに大きくなるには時間かかるんじゃない?」
花陽「聖護院かぶは、もともと夏野菜の収穫が終わった畑で作られていたんです。連作障害の対策にもなりますし…だから今でも他のカブとは収穫時期が違って、晩秋から早春にかけて旬を迎えます」
ことほのえりりんまきゆきあり「へー」
にこ「要するに今は旬じゃないわけね…じゃあ手に入らないんじゃない?」
海未「漬物として加工された物なら手に入りそうですが…」
穂乃果「っていうか、小学校開校の日で京都なんでしょ。授業で“おおきなかぶ”の朗読はするけど、漬物って全然小学生っぽくないよ」
絵里「そういえば小学生の頃は漬物なんて好きじゃなかったわね…」
にこ「でも漬物の日以外に何かあるの?」
花陽「えーと…今日はフランスの画家アンリ・ルソーの誕生日です」
凛「フランスだから、フランス料理?」
ことり「ルソーの作品といえば“牛のいる風景”があるよね」
希「牛!焼肉やな!?」
真姫「いや、ルソーが描いた牛は酪農家の牛じゃない?フランスならチーズも有名だし」
雪穂「なるほど。牛乳やチーズは給食の定番だもんね」
穂乃果「乳製品なら小学校っぽいね!」
希「お肉…」
にこ「小学校とフランスで肉料理なんて思いつかないわよ。今日は乳製品でいいでしょ?」
希「でも、ささみチーズフライはこの間やったばかりやし」 絵里「ハンバーグはどう?牛肉とチーズが使えるじゃない」
花陽「チーズハンバーグ…美味しそう♪」
雪穂「小学生はハンバーグ好きだよね。…まあ私も好きだけど」
にこ「ハンバーグ率高すぎな気もするけど…まあいいか」
穂乃果「聖護院かぶは無いけど漬物も何か欲しいよね」
亜里沙「ピクルスはどうですか?」
真姫「ああ、きゅうりのピクルスならハンバーグに合いそうね」
ことり「フランスっていうよりドイツっぽい?」
凛「多国籍料理にゃ!」
花陽「じゃあタマネギ切っておくね」
にこ「ん。タマネギはメガネ組に任せるわ」
雪穂「やっぱり私もやるの?」
穂乃果「雪穂なら六人分の硫化アリルにも負けないって信じてるから!」
雪穂「はいはい…」
ベリッ ザク トトトトン
ことり「チーズは中に入れたほうがいいかなぁ?」
にこ「トッピングでもいいけど…両方いっとく?」
穂乃果「ダブルチーズハンバーグだね!」
希「マクドみたいなネーミングやな」
ジュー ガシャシャ
亜里沙「Хорошо」コネコネ
絵里「あとはハンバーグの形にして焼くだけね」
凛「大きいほうが強そうだよ♪」
海未「火が通りにくいですよ。大きさは均等に作りましょう」
ジュー にこ「記念日とか考えてると何でもハンバーグになりそうね」
穂乃果「ハンバーグって作るの楽しいし、アレンジもしやすいから飽きないんだよねー」
亜里沙「私もハンバーグ好きです♪」
希「ハンバーグ嫌いな人はあまりいないよね。タマネギがよっぽど苦手な人くらいしか…」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
真姫「チーズも基本的には体にいいし、毎日食べてもいいんじゃない?」
ことり「クセの強いチーズは苦手な人もいそうだけど、クリームチーズやプロセスチーズならみんな大丈夫だよね」
花陽「チーズとピクルス…それでもごはんに合うんです♪」ハフハフ
穂乃果「さすがに今日はパンでしょ?」
凛「どっちでもいいにゃー」モグモグ ことり「え?…何?」
真姫「いや、別に。…聞こえなかったならいいわよ」
ことり(全然聞こえなかったわけじゃないけど、生クリームを泡立ててたから…)
ことり「何か作ってほしいの?」
真姫「そうだけど、そうじゃなくて…」
ことり「何でも作るから言ってみて♪」
真姫「だから、そうじゃなくて…ああっ、もう!」
ことり「どうしたの?」
真姫「そうやって、作ってくれる人がいるっていいわねって言ったの」
ことり「真姫ちゃんちにもいるでしょ?」
真姫「そういうことじゃなくて。…わからない?」
ことり「お仕事とか義務じゃなくて」
真姫「そうよ」
ことり「もしかして、夫婦の日だから?」
真姫「夫婦?…ああ、今日22日…って、そんなんじゃないわよ!?」
ことり「ふふふ。私はそれでもいいんだけどな♪」
真姫「な、なに言ってるのよ。まったく…何か手伝う事ある?」
ことり「んー。今日は何の日か、わかる?」
真姫「1972年にスリランカ共和国が誕生した日。…ああ、紅茶ね」
ことり「うん。真姫ちゃんに任せるよ」
真姫(ここで空気を読まずにインドの紅茶…とかやっても、相手がことり先輩じゃすぐ見破られるわね)
ことり「ふふふふふん♪ふーんふふん♪」
真姫(泡立てた生クリーム…たぶん、今日はあれよね) ことり「さて、ここで今シーズン最後の“とちおとめ”の登場です♪」
真姫「最後なの?」
ことり「今すぐ終わりじゃないけど、来月の22日には多分もうないから」
真姫「あ、やっぱり」
ことり「カレンダーの22の上にはイチゴ(15)が乗ってるから」
真姫「ショートケーキの日ね」
ことり「この日を手作りケーキでお祝いするのは今シーズン最後だよ」
真姫「まあ、市販の既成品なら基本いつでも手に入るわよね」
ことり「紅茶は?」
真姫「セイロン・キャンディでどう?手作りケーキをじっくり味わえる、クセのないシンプルでまろやかな紅茶よ。これにレモンを添えて」
ことり「さすが真姫ちゃん♪」
真姫(邪魔しない程度に手伝ったりしながら…こうやって一緒に過ごせるだけで)
ことり「どうかなぁ?」
真姫「おいしい。…けど、二人じゃ食べきれないわね」
ことり「もう少しだけ、のんびりしてから誰か呼ぼうか?」
真姫(見透かされてる?…それとも、同じこと考えてた…なんて)モグモグ
ことり「穂乃果ちゃんがね、いちご大好きだから」
真姫「よく作ってあげてたの?」
ことり「売ってるショートケーキのイチゴって少ないでしょ。旬じゃないと小さくてすっぱいし」
真姫「まあ…そうかも」
ことり「わざわざイチゴを買ってきて、売ってるショートケーキに隙間もないくらいイチゴを乗せて食べたりしてて」
真姫「それで、最初からイチゴがたくさん乗ってるケーキを作ろうって?」
ことり「うん。でもクリスマスと誕生日だけだと少ないし、穂乃果ちゃんと私の誕生日はイチゴの旬じゃないから」
真姫「なるほどね。…私はちょうどイチゴの季節に誕生日だけど」
ことり「毎年作ってほしい?ショートケーキ♪」
真姫「別に私はショートケーキじゃなくてもいいわよ」
ことり「それって、毎年違う物を作ってほしいってこと?」
真姫「いや、今からそんな約束していいの?」
ことり「んー。とりあえず今年の私の誕生日次第、かなぁ♪」
真姫(対価は先払いで、ってわけね。…忘れないようにしなくちゃ) にこ「ベタだけど、魚や貝の形とか?」
希「ヒトデも定番やんな」
穂乃果「なんか“おっとっと”みたいだね♪」
凛「お菓子の魚なら凛も好きだよ♪たいやきとか」
花陽「ちょっと待って。今日は“世界亀の日”なの…」
絵里「カメって、あの亀?」
亜里沙「ワニガメ!」
ことり「ワニガメの形はちょっと難しいよ。亀なら比較的甲羅が平らなウミガメがいいんじゃないかなぁ?」
海未「ワニガメよりウミガメのほうが穏やかなイメージがありますね。ワニガメは外来種ですし…」
にこ「じゃあ魚、ヒトデ、貝、ウミガメでいい?」
真姫「かに、タコ、イカ、クラゲとかあるじゃない」
雪穂「それだったらクジラやイルカも…」
穂乃果「ペンギンも可愛いよね♪」
にこ「増やすだけ増やしてくるわね…わかったわよ。各自、作りたい形を自分で作りなさい」
ことり(今日はみんなで手作りビスケット。テーマは海の生き物♪)
凛「それ何?」
花陽「ゴマフアザラシ…ごま入りビスケットにしようかなって」
穂乃果「へー。美味しそうだね♪」
凛「ごまふ、だったらゴマと麩じゃないのー?」
絵里「ふ?」
亜里沙「ショーギですか?」
希「いやいや、将棋の駒は食べられないし海の物でもないし」
海未「ゴマフのフは漢字で“斑”と書くのです。食べ物の麩とは関係ありませんよ」
ありりん「へー」
絵里「マダラなら海の生き物ね。アザラシも食べる魚だし…」
海未「いや、そのマダラとも違いますが…」
ことり「ゴマフアザラシは冬のオホーツク海沿岸でよく見られます。子供の頃は白い産毛に覆われていますが、生後20日ほどで産毛は抜け落ち、親と同じ“ゴマフ”模様になります」 希「イカ」
亜里沙「たこ♪」
にこ「カニ」
真姫「ヒトデ」
穂乃果「それ何?」
ことり「イソギンチャク♪」
絵里「いろいろできたわね。じゃあ焼きましょう」
ブーン…
にこ「できたわよ!」
ことり「紅茶も準備できたよ。今日はテライのミルクティー♪」
凛「寺井って、日本の紅茶?」
希「いや、日本語やないよ。インドの紅茶で、テライは“山麓”って意味なん」
真姫「セイロンならキャンディに近いかしらね?コクはあるけど比較的あっさりした紅茶」
ことり「テライのクオリティシーズンは春と秋の二回あるっていわれてるよ。これは春摘み茶葉」
花陽「サクサクのビスケットにミルクティー♪」
真姫「写真撮っておくわよ」パシャ
穂乃果「可愛くて食べるのがもったいないね」
凛「じゃあ凛が食べちゃうよー」
穂乃果「ああっ、うそうそ!食べるってばー><」 凛「ほ、ほうれん草?」
真姫「誰が野菜の話をしてるのよ。ファーレンハイト!この間話したでしょ?」
穂乃果「ドイツのお菓子の人だ!」
海未「華氏、ですね。温度計を作った…」
花陽「あれ、でもその華氏さんの誕生日が温度計の日だったはずじゃ…」
にこ「なんで誕生日が二回あるのよ?」
絵里「ほら、ユリウス暦とグレゴリオ暦ってあるじゃない?」
雪穂「えーと、確か今の暦がグレゴリオ暦?」
ことり「うん。温度計の日のほうはユリウス暦でのファーレンハイトの誕生日ってことみたい」
希「グレゴリオ暦では今日なんやね」
亜里沙「今日もバウムクーヘンですか?」
穂乃果「ぐるぐるの断面ならあれがあるじゃん。伊達巻!」
凛「おせちに入ってるあれのこと?」
絵里「お正月でもないのに伊達巻って…もしかして」
海未「ええ。今日は伊達巻の日です。五城楼の独眼竜、伊達藤次郎政宗が亡くなった日といわれています」
ことえりありりんまき「へー」
穂乃果「輪切りにした伊達巻で右目を隠せば独眼竜♪」
絵里「食べ物で遊ばないの。…っていうか、伊達巻は和菓子?」
穂乃果「えーと…甘い物だけど和菓子ではないような」
雪穂「あれは玉子焼きの一種じゃないかな?寿司屋の玉子焼きには魚介のすり身が入ってたりするし」
花陽「練り物のカテゴリだよね。かまぼこのメーカーが伊達巻も作ってるし」
海未「はんぺんを伊達巻の材料に使うこともありますね」
えりありりん「へー」 穂乃果「ふわふわ軽くて、しっとりやわらか…美味しいよねぇ。伊達巻♪」
雪穂「でも伊達巻なんて普段食べないよね。うちにある材料ですぐできるのは黒豆と栗きんとんだけだし」
にこ「いつも栗がある家なんて和菓子屋くらいじゃない?」
穂乃果「アハハ。そうかも…昔から栗ようかんは不動のレギュラー商品だもん」
真姫「で、作るの?伊達巻」
ことり「季節外れな感じがするけど…」
海未「材料自体は一年中手に入る物ばかりですし、正月でなくても作っていいと思いますよ」
希「そやね。あんまり毎日食べてたら飽きちゃいそうやけど、たまにはいいんやない?」
凛「ぐるっと巻いてるから、一周回ってカロリーゼロ!」
穂乃果「あ、そういえばそっちの伊達さんも独眼竜の伊達さんの子孫なんだよね」
亜里沙「Хорошо!」 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」サクッ
雪穂「またフィラデルフィアのクリームチーズ?」
穂乃果「うん。普通の食パンでも美味しくて飽きないでしょ?」
海未「今日のお茶は私が用意しました」コト
亜里沙「いい匂い♪」
絵里「柑橘の香りね。何のフレーバーティー?」
海未「掛川の新茶に柚子の皮を混ぜた、ゆず茶です」
ことり「ホントだ。ゆずの香り…」
凛「どうして今日はゆずなのー?」
花陽「誕生花…ですよね?」
海未「ええ。果実の季節ではありませんが、柑橘の花は初夏に咲くものが多いので」
穂乃果「掛川の新茶も美味しいね。パンには合わないけど…」
真姫「チーズと相性が良さそうなのは紅茶ね。アールグレイでも淹れる?」
にこ「今日のおやつはこれよ!」
凛「小技!」
花陽「小枝、だね」
希「それ、いつのCMやったっけ…」
絵里「美味しいわよね。小枝♪」パリポリ 雪穂「ゆずの新茶に合いそうなお菓子もあるけど…」
凛「それなに?」
穂乃果「くるみゆべし」
凛「トリノの本拠地では“シマウマ”の愛称で知られる白と黒のユニフォームでおなじみ、セリエAの」
希「それはユヴェントス」
真姫「トコフェロール酢酸エステルでしょ」
穂乃果「な、なにそれ?」
真姫「知らないの?血行を促進して冷え症などを改善する薬よ。通称ユベ」
ことり「それは誰も知らないと思うよ…」
亜里沙「ユベシって何ですか?」
穂乃果「米粉で作るお餅の一種だよ。西日本ではゆずを使うんだけど、関東のゆべしはくるみが入ってて味付けにお醤油を使うのが特徴」
雪穂「同じ名前でも各地で全然違うお菓子になるんだよね。福島のゆべしはモチモチした生地にあんこを包んだ物だし」
えりありりんまき「へー」
花陽「おいしい♪」モグモグ
絵里「ほかの和菓子と比べても独特の味ね」
希「つい二つ三つと食べたくなる誘惑…魔性の和菓子やな!」
にこ「くるみは食べたほうがいいけど、食べすぎちゃダメよー」パリポリ 凛「やきぶた?」
にこ「いや、どこの魔王よ。やぶきたよ。やぶきた」
穂乃果「やぶきた…って、普通の緑茶だよね?」
海未「ええ。本来は煎茶向けの品種ですが、最近は紅茶も作られているんです」
雪穂「へー。やぶきたの紅茶なんてあるんだ…」
ことり「今日のおやつは、アポロ♪」
絵里「ルマンドもあるわよ」
穂乃果「アポロおいしいよね。見た目も可愛いし♪」
花陽「ルマンドも美味しい♪」サクサク
真姫「明治とブルボン?…今日、何かあったっけ?」
凛「凛は知らないよー」
希「お菓子もいいけど、せっかく紅茶があるんやし…ウチはこれや!」ドーン
絵里「お惣菜?」
凛「何かのフライみたいだけど…」
にこ「ハムカツね」
希「そう。紅茶と油ものは相性抜群やんな♪」
穂乃果「お惣菜のハムカツって独特だよね。家で作っても真似できない感じ」
花陽「ハムが違うからじゃないですか?」
亜里沙「特別なハム!?」
にこ「いや、ただのプレスハムでしょ?」
凛「プレスハムって何?」
希「ご家庭でサラダやサンドイッチに使ったりするロースハムは、ペラッペラに薄くスライスされて、ちょっとしか入ってないやろ?」
雪穂「確かに…値段の割に少ないですよね」
にこ「けど、お惣菜のハムカツとかは一度に大量のハムを使うから、そういう家庭向け商品じゃコスパが悪すぎるでしょ」
希「そこで、肉の他に“つなぎ”を加えて作られたのがプレスハムやチョップドハムなん」
穂乃果「チョップドハム?」
にこ「この間話してたアイスミルクやラクトアイスってあるでしょ。あんな感じで、ハムも肉の割合によって呼び方が変わるの」
希「プレスハムは肉以外の“つなぎ“が20%以下の物だけ。それ以上ならチョップドハムや」
ことほのうみえりありゆきりんまき「へー」 穂乃果「ハムだけでもいいけど、ハムカツもパンに合うよね♪」
花陽「ごはんにも合いますよ!」
にこ「ハムだけよりハムカツのほうがごはんのおかずにもなるわね」
希「ハムカツだけでも美味しいよ♪」
雪穂「フライやカツは冷めると残念な感じになりがちだけど、ハムカツは冷めても美味しいんだよね」
ことり「まあ、中身はハムだし…」
絵里「それで、このハムカツの中身はプレスハム?それともチョップドハム?」
にこ「いや、知らないわよ。…どうなの?」
希「それはウチにもわからんなあ…」
亜里沙「希さんにもわからない…不思議なハムですね!」
真姫(どっちでもいいけど)モグモグ 雪穂「大関に戻れてよかったね」
海未「そうですね。正直、もう厳しいかと思いましたが…」
希「いやいや、栃ノ心やなくて栃木!栃木県や」
絵里「グルジアで納豆作ってるなんて話、聞いたことないわよ…」
穂乃果「栃木って、とちおとめの栃木?」
凛「へー。納豆って全部茨城県じゃないんだにゃ」
花陽「東北地方や群馬、栃木県にも有名な納豆がたくさんあるよ」
にこ「あづま納豆って聞いたことはあるけど栃木なのね」
ことり「電子レンジで加熱した小松菜を刻んで、納豆に混ぜて…」
希「削り節をふりかければ…」
真姫「小松菜って、確か東京の野菜?」
海未「ええ。徳川吉宗に名付けられたといわれる伝統の江戸野菜ですね」
希「そう、今日は小松菜の日や!」
ことり「まあ、時期的に旬じゃないんだけど…」
にこ「ただの語呂合わせだからね」
亜里沙「Хорошо」ネバー
花陽「でも美味しい♪」モグモグ 海未「さて、今日は狭山茶の新茶です」
ことり「いい香り♪」
雪穂「で、お菓子は穂むら特製どら焼き」
亜里沙「ドラえもん♪」
真姫「いつものパターンだと、何かドラえもんに関する記念日とか?」
絵里「いや、ドラえもんじゃなくてドラクエよ。ファミコンの第1作“ドラゴンクエスト”が発売された日なの」
希「まさか、どら焼き食えでドラクエ?」
凛「暑いけど寒くないかにゃ?」
にこ「ドラクエならどら焼きっていうかドラキー?」
穂乃果「まあ、お茶に合う食べ物ならお寿司でもよかった気がするね」
花陽「ドラクエで…お寿司?」
穂乃果「ドラクエといえばトロ!」
絵里「ロトね」
亜里沙「トトロ?」
凛「トトロといえば埼玉?」
海未「埼玉といえば狭山茶です!」 穂乃果「あれっ、またレモンだ」
雪穂「サクマドロップス?」
にこ「サクマ式ドロップスでしょ」
穂乃果「レモン味もいいけど、薄荷は当たりって感じがしない?」
ことり「確かに美味しいよね。薄荷味」
凛「発火といえば、今日は花火の日なんだよねー♪」
絵里「いや、その発火じゃないでしょ…どんな飴よ」
穂乃果「薄荷ってミントだよね?」
亜里沙「なべつかみ?」
ことり「それはミトン」
凛「キャッチャーとファースト用のグラブ」
真姫「それはミット」
希「“タカマツ”ペアで金メダルや!」
絵里「それはバドミントン」
雪穂「薄荷とミントって違うの?」
海未「いえ、基本的には同じ物と考えて差し支えないと思いますが…」
花陽「ペパーミント、スペアミント、アップルミントとかあるでしょ?いろいろあるミントの総称がミントで、薄荷もそういう物の総称として使われる言葉なの」
真姫「っていうか、花火の日?最近暑い日が続くけど、まだ五月よ」
海未「1733年に江戸で花火を打ち上げた日ですね。旧暦五月廿八日なので新暦では七月にあたるんです」
えりありにこまきりんぱな「へー」 凛「というわけで、花火の日だからラーメン♪」
穂乃果「え?花火で、ラーメン?」
希「ああ、新宿に“麺屋はなび”があるよね。本店は名古屋らしいけど」
にこ「ラーメンのためだけに新宿まで行くの?」
凛「じゃなくて、これだよー」
花陽「普通のカップめん…あ、もしかして“かやく”?」
凛「そう、花火といえば火薬でしょ?」
亜里沙「ラーメンに火薬が入ってるの!?危なくない?」
絵里「いや、その火薬じゃないし…」
穂乃果「そういえば、どうしてカップめんの具を“かやく”って言うのかな?」
希「カップめんだけやないよ。炊き込みごはんや混ぜごはんも関西では“かやくごはん”って呼んだりするん」
海未「その“かやく”は漢字で書くと“加薬”ですね。薬味を加えるという意味だと思います」
雪穂「よく使う日本語なのに変換出ないや…大抵ひらがなで書いてあるよね」
花陽「ラーメンもいいけど、せっかくだからかやくごはんも食べたいなぁ…」
穂乃果「関西風の“かやくごはん”ってどんなの?」
希「基本的にはみんな知ってる炊き込みごはんと同じやないかな?味付けがちょっと違うくらいで」
にこ「具は油揚げ、椎茸、ごぼう、にんじん…ってとこ?」
海未「ひじきを入れてみてもいいんじゃないですか?」
ことり「枝豆も入れたら彩りもキレイだよ♪」
穂乃果「鶏肉も入れちゃおう!」
凛「えー?じゃあ凛はコーン!」
にこ「何でも入れればいいってものじゃ…まあいいけど」
花陽(みんなで作るとアイデアも尽きないね。どんなごはんになるか楽しみ♪) 穂乃果「きみがわらーえっばー♪」
真姫「このせかいじゅーにー♪」
ことり「もっと♪」
にこ「もっとー♪」
凛「しあわせーがひろがるー♪」
海未「いや、爽やかに渡されても…私は飲みませんよ。コーラなんて」
希「ああっ、惜しい!」
亜里沙「コーラ嫌いなんですか?」
海未「コーラというか、炭酸飲料全般が苦手なんです。だいたい何にでも合う飲み物じゃないと思いますよ。今日はこれですから」
絵里「からあげ?」
雪穂「竜田揚げ…かな?」
希「美味しそうやん。いただきます♪」パク
凛「不思議な食感にゃ」モキュモキュ
亜里沙「Хорошо」モキュモキュ
花陽「あ…これ、こんにゃく?」モキュモキュ
海未「ええ、こんにゃくの竜田揚げです。今日はこんにゃくの日ですからね」
希「そんなー!毎月29日は肉の日なのに!」
海未「私にコーラを飲ませようとする人にはこれで充分です!」
花陽「でも美味しいよ♪」モキュモキュ
にこ「味付けは悪くないわね」モキュモキュ
ことり「ローカロリーでヘルシー♪」モキュモキュ 亜里沙「じゃあ、海未さんには紅茶と…」
ことり「お菓子も作ったよ♪」
花陽「ふわふわ…シフォンケーキだね♪」
海未「芳ばしい香りがしますね」
ことり「ヘーゼルナッツのシフォンケーキなの♪」
真姫「紅茶はアッサムっぽい香りね」
亜里沙「今日は亜里沙の紅茶です♪」
絵里「亜里沙じゃなくてオリッサね」ナデナデ
にこ「きーみのっ手っでー♪きーりさっいーてぇー♪」
真姫「それはメリッサ」
穂乃果「あ、あの黒い三連星が全滅した…」
絵里「それはОдесса(オデッサ)」
希「三連星やなくて三連戦や。本拠地大阪でソフトバンク相手に勝ち越したい!」
凛「それはオリックスにゃ」
ことり「オリッサはインドの紅茶だよ。アッサム系の雑種なんだって」
亜里沙「どうですか…?」
海未「美味しいです。アッサムのような力強い紅茶も好きですが、ちょうどいい濃さのミルクティーになっていて繊細なシフォンケーキとうまくバランスがとれていますね」
亜里沙「えへへ」
穂乃果「きみがわらーえっばー♪」
海未「それはもう結構です」チョップ 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク
雪穂「あんこ飽きたんじゃなかったの?」
穂乃果「パンは特別なの」モグモグ
亜里沙「あんパンですね。正義の味方♪」
穂乃果「ううん。今日は小倉ぱん」
亜里沙「えっ。…お、オグラ?」
穂乃果「うん」
亜里沙「キタキューシューの…」
希「それは小倉(こくら)って読むん」
トトトトン
亜里沙「緑色のお野菜で、切るとネバネバします」ネバー
絵里「それはオクラね」
亜里沙「土の中にトンネルを掘って、ミミズとか食べるの」
花陽「それはモグラ」
ことり「モグラは燃費が悪く、半日ほど何も食べないだけで死んでしまうといわれています。一般的には地中の巣穴で生活し、地上には滅多に出てきませんが、泳ぐのは得意で、中にはロシアデスマンのように川や湖で暮らすモグラの仲間も存在します」
希「ロシアで住まん?」
亜里沙「はい。ニッポンに来ました♪」
絵里「いや、そういうことじゃなくて…」
亜里沙「オグラさんは、どんな生き物?泳ぎますか!?」
海未「生き物ではありませんよ。簡単に言えば、こしあんにつぶあんを混ぜたものです。厳密には大納言小豆を使用しているなど幾つかの決まりがありますが…」
凛「ダイナゴンって強そうだよねー。怪獣みたいで♪」
亜里沙「あんパンは正義の味方で、オグラパンは怪獣ですか!?」 真姫「あんパンもいいけど、私はパスタの気分ね。マリナーラでも作ってよ」
凛「菊池雄星?」
真姫「そうそう、先発で試合を作って…ってそれはマリナーズでしょ」
凛「サッカーだったかにゃ。“神の手”で有名なアルゼンチンの」
真姫「それはマラドーナよ」
穂乃果「機動戦士ガンダムZZに登場した水中型ザクでしょ?」
にこ「それはザクマリナー」
凛「マリナーラって誰?」
穂乃果「女の子っぽい名前じゃない?ミサキーヌ、マリナーラみたいな」
真姫「人の名前とかじゃないわよ。マリナーラは“船乗りの”って意味。トマトとオリーブオイル、にんにく、バジルを使ったソース。ピッツァやパスタの定番、いわゆる漁師風よ」
穂乃果「え?漁師風って…トマトとにんにくとバジル?魚とか全然いないじゃん」
凛「まあ、凛はお魚は別にいらないけどにゃ」
亜里沙「イタリアでは、にんにくやトマトが海を泳いでるんですか!?」ワクワク
真姫「いや、泳がないし。別に漁師だってずっと海にいて魚ばっかり食べてるわけじゃないでしょ。ナポリの漁師がよく食べる料理ってことで漁師風なの」
ほのありりん「へー」
花陽「川や湖にいて魚も食べるロシアデスマンは漁師風モグラ!?」
ことり「アハハ。そうかも…」 ジュー
ことり「クレープ?」
穂乃果「ポンヌコークル。アイスランドのパンケーキだよ。フライパンの傾きや回転だけで生地を広げるの」
雪穂「へー」
穂乃果「はちみつ、ジャム、クリームチーズとか、好きな物をトッピングして食べよう♪」
絵里「…」ジーッ
穂乃果「生徒会長さんはチョコレートですよね?」
絵里「え、ええ」
凛「なんか普通のクレープみたいだけど、アイスランド料理なんだよねー?」
穂乃果「パンやケーキを上手に作るのは難しいけど、これなら簡単でしょ?」
花陽「おいしい♪」モグモグ
亜里沙「穂乃果さんはニッポンのお菓子よりアイスランドが好きですか?」
穂乃果「んー。和菓子は昔から毎日食べてて、正直ちょっと飽きちゃってるから…つい洋菓子や菓子パンとか食べたくなるけど」
真姫「高カロリーの物が多いわね」
穂乃果「そうなんだよね…あ、でも」
雪穂「これもお姉ちゃんのお気に入りだよね」ガサ
穂乃果「そうそう、たまり醤油の堅焼きせんべい♪」
にこ「見た目で味が伝わってくるような濃い色ね…」
希「ふふふ。醤油の色で味が想像つくのは日本人らしい感性かもね」
穂乃果「というわけで、日本のお菓子ならおせんべいが好きだよ♪」
亜里沙「Хорошо」
花陽「甘い物の後にはしょっぱい物が食べたくなって、しょっぱい物の後にはまた甘い物が欲しくなって…」
海未「そんな食べ方をしていたら大変なことになりますよ。煎餅だってお米なのですから…」
凛「間に運動をはさんでカロリーを消費するにゃ!」
希「つまり甘い物→運動→塩からい物→運動→甘い物…というわけやな」
穂乃果「運動かあ…でも具体的に何をしたらいいのかな?」
ことり「最近暑いし、泳ぐのはどうかなぁ?」
絵里「そうね。せっかく学校に室内プールがあるんだし…」
真姫「水に入ってても飲むわけじゃないから、水分補給は忘れちゃダメよ」
ほのりんぱな「はーい…」 穂乃果「今日は麦茶の日だよっ♪」
凛「そっか。もう麦茶の季節だよねー」
ことり「衣替えの前に真夏日とかあったもんね。今年は暑くなりそう…」
雪穂「でも今日って“世界牛乳の日”だよね」
真姫「チーズの日でもあるし、乳製品は摂ったほうがいいんじゃない?」
絵里「世界的には牛乳で、日本では麦茶の日?」
亜里沙「亜里沙はこれだよ♪」パカッ
花陽「おしるこ!?」
海未「そういえば毎月一日は“あずきの日”でしたね」
にこ「まあ、飲みたいなら止めはしないけど…」
希「ウチはこれを買ってきたよ。チキンといえば」
穂乃果「ファミチキ?」
雪穂「シャカチキ?」
凛「チキンラーメン♪」
希「いやいや、ケンタッキーやろ!?今日は1792年にケンタッキー州ができた記念すべき日やんな」
にこ「KFCの前身?みたいな店がケンタッキー州にオープンしたのは1930年3月みたいだけど」
穂乃果「フライドチキンにも麦茶は合うよね♪」
ことり「脂ものには紅茶のほうが良さそうな気がするけど…」
真姫「そうよ。紅茶はチーズとの相性も抜群だし」
雪穂「牛乳だったら紅茶とあわせてミルクティーにもできるね」
亜里沙「おしるこ♪」
絵里「そ、それは合うの…?」 海未「油というならアメリカじゃなくても…日本にも記念日がありますよ」
花陽「油…で、日本?」
凛「日清オイリオ!?」
にこ「今度はそっちの日清?」
海未「1943年に愛知県の三つの町と一つの村が合併して、豊川市になったんです」
雪穂「豊川といえば…」
希「お稲荷さんやな」
海未「そう、豊川稲荷です。まあ正確には曹洞宗のお寺ですが…」
絵里「稲荷といえば、いなり寿司?」
にこ「ああ、油揚げだから油ってわけね」
ことり「なんだか連想ゲームみたいだけど…」
穂乃果「いいねーいなり寿司♪せっかくだから作って食べよう!」
花陽「フライドチキンと、いなり寿司…意外と合うかも!?」
凛「美味しければ何でもいいにゃ♪」 穂乃果「今日は絶対、パン!」
にこ「はぁ?今日は横浜カレー記念日でしょ」
花陽「カレーライス…だよね?」
絵里「穂乃果はカレーパンがいいの?」
真姫「カレーパンの日なら毎月八日でしょ」
ことり「そこも米の日とぶつかるけど…」
穂乃果「じゃなくて、今日は“焼きたて!!ジャぱん”の作者、橋口たかし先生の誕生日なの!」
凛「あ、このパン美味しそう♪」ペラ
希「穂乃果ちゃんの部屋はちょっとした漫画ミュージアムやな」
海未「漫画の影響を受けやすいのも穂乃果らしいですね」
雪穂「っていうか、お姉ちゃんは一年中パン食べてるじゃん」
亜里沙「穂乃果さん、カレーパンを作れるの?」ワクワク
穂乃果「いや、作ったことはないけど…」 にこ「パンなら買ってきたほうが早いわよ。とりあえず今日はカレーライスでいいでしょ?」
海未「でも、せっかくですから何かひと工夫欲しいですね…」
希「横浜っぽいカレーとか?」
ことり「カレーなら横浜より横須賀のイメージだけど…」
穂乃果「横須賀のカレーだったらカレーパンのイメージ!」
凛「凛はどっちでもいいにゃー」
真姫「また脱線してどうするのよ。横浜のカレーのイメージがないなら私たちが横浜っぽいと思う物を好き勝手に加えればいいだけの話でしょ」
絵里「横浜っぽい物っていったら…」
花陽「シウマイ…とか?」
亜里沙「お正月とかに、真っ赤な顔でがおーって」
雪穂「それは獅子舞」
亜里沙「雪穂と穂乃果さん、亜里沙とお姉ちゃん♪」
絵里「それは姉妹ね」
凛「ヘタレのベジータが、もうダメだ…って」
希「それは“おしまいだぁ”やな」
海未「なるほど。カツカレー、ハンバーグカレー、エビフライカレーがあるなら、シウマイをトッピングしたカレーライスがあっても良さそうな気はしますね」
にこ「シウマイも作るの?」
海未「横浜らしさを出す目的ならシウマイ自体は市販の物でもいいかもしれません」
ことり「じゃあ基本的には普通のカレーライスでOKだね」
花陽(普通のカレーでも、みんなで作って食べたら…きっと特別おいしいよね♪) 凛「よーく冷えたカルピスだよー♪」
穂乃果「え?冷えたカルピス?」
希「ペットボトルのカルピスウォーターやんな」
穂乃果「そっか。…あれ、でもなんか…こっちとそっちで量が違うような?」
にこ「違う商品だからね。この少ないやつが普通のカルピスウォーターで、こっちは濃いめのカルピス。んで、これはヨーグルトカルピス」
海未「そんなに種類があったのですね。知りませんでした…」
真姫「よく見ると少しずつボトルの形やラベルのデザインが違うわね」
花陽「カルピスウォーターのボトルって、前はひと目で他のと違いがわかる形だったよね…」
ことり「確かにそうだったね。いつの間に変わったのかなぁ?」
絵里「カルピスもいいけど、今日は2001年に札幌ドームが開業した日よ」
亜里沙「さっぽろ?」
希「エリち。飲酒はアカンよ?」
絵里「いや、飲まないわよ…どうしてそんな発想になるの」
雪穂「ああ、サッポロビールのサッポロ?」
花陽「ポッカサッポロならスープとかあるけど…」
真姫「スープの季節でもないような気はするわね」
ことり「缶の冷たいスープもあるよ。まあ自動販売機で売ってるところは少ないけど…」
にこ「サッポロといえばこれでしょ。サッポロポテト!」
希「あー、あの吹けば飛ぶような軽いスナック菓子」
凛「サクサクで美味しいにゃー♪」
穂乃果「じゃがりこやポテトチップスとはまた違った魅力があるよね♪」
雪穂「でもそれってカルビーでしょ。何がサッポロなの?」
花陽「公式サイトによると、じゃがいも→北海道→札幌っていうイメージでつけられた商品名みたい」
ことり「つまり本当に札幌のじゃがいもを使ってるわけじゃないってこと…かなぁ?」
穂乃果「千葉だけど東京ディズニーランドみたいな?」
海未「北海道ポテトでもよかったということですね…」
絵里「それより札幌ドームといえば北海道日本ハムファイターズでしょう?」
にこ「何かニッポンハムの商品でも使うの?」
穂乃果「ニッポンハムかあ…よく使うのはシャウエッセンやチキンナゲットかなぁ」
雪穂「ニッポンハムのチキンナゲット美味しいよね」 希「ちょっと待って。野球やったら、もうひとつ大事な記念日があるやん?」
絵里「え?札幌ドームより大きな出来事なんて、六月三日に何かあるの?」
凛「日本のプロ野球以上だったらMLBとか?」
希「いや、海外ではないけど…1983年6月3日の西武ライオンズ対阪急ブレーブスの試合で、阪急の福本豊が当時世界新記録だった通算939盗塁を決めたんよ」
穂乃果「え、1065盗塁もしたのに世界記録は939だったの?」
にこ「当時はね。平成に入ってからMLBに抜かれて記録も更新されたわよ」
希「そして福本といえば、たこ焼き!」
亜里沙「野球を引退して、たこ焼き屋さんになったんですか?」
凛「ちがうよー。福本はラーメン屋さん!」
海未「資料によると父親がラーメン店を経営していたようですね」
にこ「福本のたこ焼きっていうのは、両チーム無得点の展開が続く試合のことよ」
希「そうそう。スコアボードに0が並んだのを見て、解説の福本さんが“たこ焼きみたい”と言ったのは有名な話やんな」
絵里「つまり、たこ焼きが食べたいってこと?」
花陽「私も食べたいかも…」
希「みんなで作って食べようよ。たこ焼き♪」
真姫(ゼロだったり、野球のボールや、地球にも似てる?たこ焼きの丸い形には、不思議と人をひきつける引力があるのかもね) 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク
海未「やっぱり今日もパンですか…」
穂乃果「ただのパンじゃないよー。今日は温泉パン♪」
ことり「温泉パンって、温泉たまごや温泉まんじゅうみたいな?」
穂乃果「温泉パンは栃木県さくら市の喜連川温泉の名物なの。別に温泉の熱で蒸したり温泉水を使ってるわけじゃないみたい」
真姫「要するにパン自体は普通のパンってこと?」
穂乃果「まあね。でも美味しいよ♪」モグモグ
希「あれっ、今日は蒸しパンでくるかと思ったのに」
絵里「蒸しパン?」
花陽「そういえば今日は蒸しパンの日ですね」
穂乃果「へー。そんなのあるんだ」モグモグ
海未「パンだけではありませんよ。六月四日は蒸し料理の日でもありますから」
凛「む、虫料理って…イナゴの佃煮とか!?」
亜里沙「Ужас…」
にこ「料理しない奴はこれだから…その虫じゃなくて蒸した料理ってことよ」
穂乃果「それだったら蒸しパンだけじゃなく中華まんもあるよね」
希「コンビニさんのイメージが強いから季節外れ感があるけどね。ウチも中華まんは好き♪」
花陽「シウマイとか…」
凛「餃子!」
真姫「小籠包でしょ」
海未「茶碗蒸しもありますよ」
ことり「私はプリンかなぁ♪」 雪穂「っていうか、中華まんの前にうちで扱ってる商品を忘れてない?」
穂乃果「まあ、ようかんとおまんじゅうは蒸して作るけど…」
にこ「そういえばあんたん家、業務用のでかい蒸し器あるわよね」
穂乃果「頼めば借りられるよ。何か作る?」
希「食パンがあれば中華まんも簡単に作れるね」
海未「穂むらで作るなら穂むらの饅頭でいいような気もしますが…」
真姫「それより本格的な小籠包を作ってよ」
花陽「手作りシウマイも美味しいよ」
凛「海未先輩の料理なら餃子でしょー?」
絵里「これだけの人数なら、みんなで分担すれば全部作れるんじゃない?」
雪穂「そうですね。蒸し器も大きいし…」
穂乃果「よーっし、今日は蒸し料理のフルコースだ!」
ことうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「おーっ!」 穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」サクッ
ことり「今日はデニッシュなんだね」
海未「またそんな高カロリーのパンを…太りますよ」
穂乃果「でも美味しいよ。これを食べられないなんて人生の半分くらい損してると思わない?」
真姫「大袈裟ね。…まあ私も好きだけど」
穂乃果「でっしょー!真姫ちゃんにもあげるね♪」
にこ「脂と糖質の塊は食べないとか言ってなかった?」
真姫「日常的には食べないからいいの。洋菓子と同じ嗜好品の範疇よ」
海未「まあ、かりにケーキをクリスマスと誕生日にしか食べないとしたら、それと同じ程度なら許容範囲ですね」
真姫「いや、さすがにもうちょっと食べるけど…」
凛「ひな祭りにもケーキを食べたりするよねー」
花陽「私はちらし寿司のほうがいいなぁ…」
ことり「恵方巻がロールケーキだったりもするもんね」
希「エリちは毎年そっちやろ?」
絵里「別にいいでしょ。海苔なんて食べなくても…」
花陽(それもちゃんとしたごはんのお寿司がいいなぁ。ケーキはケーキで食べたいけど…エヘヘ) 絵里「って、希はファーストフード?」
希「そ。マクドはある意味世界一有名なパンやろ?」ガサ
真姫「そういえばフランスでもマクドナルドをマクドって呼ぶらしいわね」
ほのりん「へー」
にこ「パンもいいけどやっぱりポテトでしょ」モグモグ
希「ちょ、なんでにこっちがウチより先に食べてるん!?」
にこ「ポテトはにこちゃんにあげるね♪って」
希「いやいや、言ってないし!」
にこ「フライドポテトくらい後で私が作ってあげるわよ」モグモグ
希「それはいいけど、ちょっとは遠慮して!」
穂乃果「じゃがいもって、すぐ芽が出ちゃうんだよね…あんまり買いおきできないし、毎回重くて大変じゃない?」
にこ「光が当たらないようにすればいいのよ。新聞紙に包んで紙袋や段ボールに入れておくとか」
雪穂「そういえば、お母さんがそれやってた気がする…」
凛「にこ先輩ってお母さんみたいだよねー♪」
にこ「お母さんじゃなくて女子力よ。女子力!」ドヤァ
希「女子力高い子は人のポテトを勝手に食べちゃったりしません!」 海未「どうぞ」
穂乃果「ありがと…って、水じゃん」
海未「水ですね」
穂乃果「そんな、いつかの阪神鳥谷みたいな…」
ことり「お水おいしいよ♪」
穂乃果「いや、確かに売ってる水は水道水より美味しいけどさ…」
海未「今日は六月六日、飲み水の日です」
穂乃果「そ、そんなのあるんだ?」
海未「ええ。そして“ローカロリーな食生活の日”でもあるんですよ!」
穂乃果「だから水なの!?」
ことり「まあ、ジュースやミルクティーとかだとやっぱり水に比べて高カロリーになっちゃうよね」
穂乃果「それはそうだけど、だったらストレートやレモンティーでよくない!?」
海未「ダメです。穂乃果は紅茶を飲むと甘い物を欲しがるじゃないですか」
穂乃果「別に私だけじゃないでしょ?紅茶にお菓子がつきものなのは日本に来る前から決まってるもん」
にこ「はい、ローカロリーのおやつ」
穂乃果「煮干し…」ガクッ
花陽「そんなぁ!?今日はロールケーキの日なのに…」シクシク
真姫「煮干しは食べたほうがいいわよ。ダシをとっても、ダシに含まれる煮干しの栄養素は煮干しの1000分の1ほどしかないっていわれてるの」
希「ダシの栄養なんて無いようなものやね」
穂乃果「うまみと栄養は比例しないんだなぁ…」 雪穂「それより今日は梅の日だよ。はい」ドサ
絵里「梅って…それは、まさか…」
海未「穂乃果の家では毎年梅干しを作っているんですよ」
絵里「は、ハラショー」プルプル
穂乃果「そんな嫌そうな顔しなくても…別に生徒会長さんに食べさせようなんて思ってませんよ」
希「穂乃果ちゃんちの梅干し美味しいのに。これが食べられないなんて気の毒やなぁ」
絵里「むしろそんな物をどうして食べたいと思うのか不思議なくらいだけど…」
真姫「疲労回復、代謝促進、豊富なミネラル分とその吸収を助けるクエン酸。血液をサラサラにしたり食中毒を予防したり、いろいろ体にいいのよ」
亜里沙「梅干しってすごいんですね♪」
絵里「そ、それは…何か他の食品で代用しましょう。レモンとか玉ねぎとか、あとチョコレート!」
真姫「チョコレートはカカオの割合が高くないとあまり効能は期待できないけど」
凛「甘くないチョコレートって苦くて美味しくないけどにゃ」
にこ「高野豆腐や“おから”とか、大豆製品を使うと低カロリーのおやつができるわよ」
ことり「ケーキやクッキー、ドーナツとか♪」
穂乃果「それだよ!そういうのが食べたい♪」
花陽「おからケーキかぁ…どんな味になるのかな?」
にこ(いろいろ考えて作っても食べるのは一瞬だけど、たまにはこだわってみてもいいわよね) ことり「ごめんね、穂乃果ちゃん…クロワッサンは一個千円に値上げしたの」
穂乃果「せんえん?…え、一個で千円!?」
ことり「うん。だから五百円じゃ一個も買えないよ」
穂乃果「高すぎ!?じゃ、じゃあデニッシュを…」
ことり「デニッシュは一個1200円だよ」
穂乃果「もっと高い!?えー、なんでなんで?どうして急にそんな値上げなんて…」
ことり「お母さんが決めたことだから…」
穂乃果「理事長が!?」
【絢瀬家】
絵里「美味しいチョココロネよ。半分こしましょ、亜里沙♪」
亜里沙「お姉ちゃん…私、おなかいっぱいだから。全部食べちゃっていいよ」
絵里「え、でもパンはこれしかないのよ?ものすごく値上げされて一個しか買えなかったから…」
亜里沙「でもお姉ちゃん、チョココロネ大好きでしょ?半分だけじゃ足りないよね?」
絵里「そ、そんなことないわよ。ほら、亜里沙も食べて」
絵里(やっぱり納得いかないわ。急にすべてのパンが値上げなんて…)
希「あんパン一個で八百円!」
にこ「メロンパンも八百円だって」
絵里「チョココロネは千円もしたわよ」
穂乃果「こんなの絶対おかしいよ!理事長に抗議しよう!」 理事長「思いつきで行動したところで状況は変わりません。パンが食べたければ十倍働いてください」
穂乃果「そんなの無理だよー!」
絵里「パンの価格を元に戻してください!」
希「せめてワンコインで買えるくらいには…」
理事長「これは決定事項です。あなたたちが抵抗を続けるなら、さらにパンを値上げしますよ」
雪穂「こうしてオトノキの人々はパンを求めて暴動を起こすことになったんだって」
凛「イミワカンナイ」
真姫「誰の真似よ!」チョップ
花陽「そんな話だったかどうかはともかく…ちょうど百年前の1919年6月7日にマルタ市民が暴動を起こしたきっかけはパンの値上げだったといわれてるの」
穂乃果「みんながパンを求めてるのは百年経っても変わらないってことだよね!」
海未「パンに限りませんが食べ物の恨みは根深いということですね」
花陽(2019年の今もいろいろ値上げで大変だけど…おなかいっぱい食べられるって幸せなことだよね) 凛「ラーメンにはナルトがつきものだよねー♪」
にこ「まあ、別に無くても困らないけど…」
凛「えー!?ラーメンに入れないんだったら、いつナルトを食べるのー?」
にこ「いや、私もラーメンのときしか食べないわよ。だからって必ずナルトが乗ってなくてもいいでしょ。カレーの福神漬とかと同じよ」
凛「でもナルトは福神漬より見た目も可愛いし、映えるでしょ?」
にこ「まあね。この色づかいはかまぼことナルトくらいしかないけど」
花陽「映えといえば、やっぱりシウマイ!ほら、グリーンピースが乗ってると見た目も可愛いでしょ?」
にこ「あんたはやたらシウマイ推しね…まあ私も割と好きだけど。お弁当にも重宝するし」
希「ウチはグリーンピースが乗ってない冷凍食品のえびシウマイのお世話になることが多いかな」
穂乃果「あれ美味しいですよね。私も好き♪」
花陽「どっちもごはんに合うし、たくさん食べても飽きない♪」
海未「シウマイもいいですが、ごはんに合うおかずというなら麻婆春雨も強いですよ」
ことり「海未ちゃん、自分で味付けして作るの?」
海未「ええ。市販の“素”を使っても充分おいしいですが、自分で味付けすると好みの加減にできるのでより美味しくなります」
真姫「春雨自体は低カロリーだし、野菜とかいろいろな食材を組み合わせられていいわね」
にこ「乾物の中では使いやすい優等生よね。これといってクセもないから誰でも食べやすいし」 絵里「みんな。ごはんもいいけどティータイムにしない?甘い物もあるんだけど」
雪穂「亜里沙。何か買ってきたの?」
亜里沙「ううん。おばあさまが送ってくれたおみやげなの♪」
にこ「って、これマカダミアナッツチョコじゃない」
ことり「全然ロシアっぽくないけど…」
絵里「おばあさまの海外旅行のおみやげなのよ。当たり前だけどロシアの物じゃないわ」
希「見事にエリちの好みを押さえたおみやげやんな。さすが身内…」
真姫「よくある定番のおみやげって感じだけど…」
花陽「間違いなく美味しいし、人気があるから選ばれるってことじゃないかな?」
穂乃果「美味しいよねぇ。私も好きだな♪」
海未「穂乃果は野菜以外は何でも好きなんじゃないですか?」クス
穂乃果「そ、そんなことないよ。野菜だって食べるし…ただちょっと苦手なのもあるけど」
凛「凛たちも食べていいのー?」
亜里沙「どうぞ♪」
雪穂「でも夏はチョコレートには試練の季節だよね。ヘタに常温に置いておこうものなら…」
絵里「それなら大丈夫。冷蔵庫でよーく冷やしておいたわ!」カチコチ
にこ「か、かたい…」ガチ
希「チョコレートだけに、チョコ冷凍!?」 >>318
希「…これは」
絵里「希?…どうかしたの?」
希「あれやな!今日はみんながウチに焼肉をおごってくれるっていう」
にこ「はぁ?…どう見ても“腹”としか書いてないじゃない。なんで焼肉なのよ」
絵里「“腹”だけじゃ何のことかわからないわよ。希が食べたいだけでしょう?」
希「わかるやろ?腹といえばハラミ!ハラミといえば焼肉!」
ほのりん「えー!?」
絵里「ほら、異論がありそうな人たちがいるわよ」
希「一応聞くだけ聞いてあげよう」
にこ「なんで偉そうなのよ…」
花陽「ハラミだったら漢字で“腹”とは書かないんじゃないかな?」
凛「だよねー。腹なんて字を使うときは空腹とか、満腹とか、腹痛とかそういうのでしょ?」
穂乃果「あと幸腹グラフィティ♪」
海未「要するに“ふく”と読ませる言葉である可能性が高いということですね」
希「いやいや、熟語ならそうでも“腹”の一字だけやったら普通は“はら”って読むやん?」
ことり「確かに“ふく”だけじゃ言葉として成立しないもんね」
亜里沙「日本語って昔なつかしいです」
雪穂「難しい、ね」 真姫「ちょっと待って。これが暗号のようなものなら、その“ふく”だけっていうのが重要なんじゃない?」
ことほのうみのぞえりにこりんぱなゆきあり「えっ」
凛「どういうことー?」
真姫「簡単よ。“ふく”っていう食べ物があるじゃない」
穂乃果「赤福とか?」
雪穂「大福でしょ?」
凛「福神漬もあるにゃ」
海未「フグのことですよ」
亜里沙「ふぐ?」
花陽「そっか。専門店とかではフグを“ふく”って書いたりするよね」
海未「“福”にかけた縁起物ですね」
絵里「そう言われるとすごく希っぽい気がするわね…」
希「フグかぁ…でも値が張りすぎない?ウチはお肉が食べられればいいかなって」
にこ「誰もおごるとは言ってないけど」
希「えー!?」
真姫「まあ、いいんじゃない?誕生日くらいは…フグでも肉でも何でも言ってよ」
凛「太っ腹にゃ」
のぞほのにこ「それだ!」 凛「あまーい♪」
穂乃果「美味しいね♪」
花陽「最初はカチカチだけど、だんだん柔らかくなって…」
ことり「和菓子ほどじゃないけど、これも相当昔からあるお菓子だよね」
希「お。みんな今日は何食べてるん?」
絵里「あら、今日が何の日か知らないの?」
亜里沙「えーと、ルメラヤキクルミ」
希「うぐっ」
海未「それは右から読むんですよ。大正時代風のパッケージですから」
雪穂「ミルクキャラメルだね」
にこ「そう、今日はミルクキャラメルの日よ!」
凛「みんなでキャラメルを食べてお祝いするにゃ♪」
亜里沙「はい、どうぞ希さん♪」
希「い、いやウチは…その、おなかがいっぱいで」
真姫「小さなキャラメル一個くらい入るでしょ?…まあ、いらないなら無理にすすめるつもりもないけど」
亜里沙「じゃあ、おもちに帰って食べてください♪」ドッサリ
雪穂「お持ち帰り、ね」 希「うぅ…キャラメルは…キャラメルだけは…」フルフル
にこ「得意のスピなんとかで苦手な物くらい克服できないの?」
希「スピリチュアルは万能の力ってわけやないんよ。それで苦手がなくなるくらいならウチよりエリちに試すよ」
穂乃果「え?苦手って何が?」
真姫「まさか…キャラメル?」
凛「副会長さんに弱点なんてあるわけないにゃ」
花陽「そ、そうだよね。キャラメルが苦手な人なんて聞いたことないし…」
希「空前絶後でも前人未到でもいるものはいるんよ。UFOより幽霊よりツチノコより明らかに!」
絵里「つ、ツチノコ?」
海未「つまり本当にキャラメルが苦手だと…」
希「ほかは何でも食べるけどキャラメルだけはダメ!」
穂乃果「そうなんだ…珍しい」
ことり「キャラメルが苦手ってことは…食感?」
希「も、もうキャラメルの話はいいやん?それより今日は無糖茶飲料の日やし」
海未「無糖という前提ならやはり日本茶がいいですね」
希「そうそう、お茶に合う穂むらのおだんごが一番♪」 ザァァァ…
穂乃果「ずっと雨降ってる…最近お天気がすぐれないよね」
海未「まあ、梅雨ですから…」
凛「せっかく衣替えしたのに半袖だと肌寒いくらいだもんにゃ」
希「つゆといえば!」
花陽「おそば?」
にこ「うどん」
凛「ラーメン!」
真姫「いや、ラーメンの場合は“つゆ”とは言わないでしょ?」
花陽「おでん…はさすがに季節外れかな?」
凛「っていうか、毎月11日は“めんの日”でしょー?」
ことり「でも今日は傘の日だよ」
絵里「かさ…といえば」
にこ「キノコ?」
穂乃果「キノコで、めんの日だから…」
真姫「パスタがいいんじゃない?」
ことり「きのこのスパゲッティおいしいよね」
亜里沙「マツタケですか!?」
雪穂「いや、松茸の季節じゃないし…」
海未「しめじ、椎茸、エリンギといったところですね」
花陽「きのこのスパゲッティなら味付けは和風?」 にこ「いや、ちょっと待って。しめじや椎茸で和風だけがきのこスパゲッティじゃないわよ」
希「それは…えのき茸!?」
グツグツ…
にこ「まずは普通にミートソースを作って、スパゲッティをゆでたら」
ジュー ガシャシャ
にこ「刻んでオリーブオイルで炒めたえのき茸をミートソースにからめて完成よ!」
凛「普通のミートソースのスパゲッティにえのき茸が入ってるだけ?」
にこ「まあ食べてみなさいって」
ことほのうみのぞえりにこりんぱなゆきあり「いただきます♪」
花陽「おいしい♪」シャキシャキ
海未「えのき茸の食感が独特ですね」シャキシャキ
穂乃果「なんか、いつものミートソースより美味しい気がする!?」
真姫「それは多分、グアニル酸とグルタミン酸ね」
凛「ひざに効くやつ?」
希「それはグルコサミン」
ことり「そっか。複数のうまみ成分が入ってると相乗効果があるから…」
にこ「そう、グアニル酸だけじゃなくグルタミン酸も多く含むえのき茸なら、料理のうまみが大幅アップよ!」
絵里「食感だけじゃなく本当に普通のミートソースより美味しくなるのね…」
花陽「そばやうどんのつゆに“だし”を使うのと同じように、スパゲッティもキノコで美味しくなる…」
亜里沙「こんなに色白で痩せてるのに、すごい力があるんですね。エノキさん♪」
穂乃果(一本では弱くても、束になれば…私たちも頑張ろう♪) 穂乃果「らーらー、らららららーーらー♪」
凛「ららー、らららららー♪」
にこ「らーらー、らららららーら♪」
花陽「ららーらららーらららー♪」
海未「“北の国から”ですか?」
フミコ「ミルクティーの牛乳も北海道産だよ♪」
ことり「茶葉は普通のセイロン・ルフナだけど…」
真姫「“も”?」
穂乃果「あ、うん。フミコが北海道のおみやげくれたの。ほら、これ」
絵里(見かけないと思ったら北海道へ行ってたのね)
希「“白い恋人”やな」
フミコ「はい。今日は“恋人の日”ですから!」ドヤァ
ヒデコ「恋人の日?」
ミカ「聞いたことないけど…」
亜里沙「はいほー♪はいほー♪」
絵里「それは恋人じゃなくて小人よ」
穂乃果「あ、別にフミコが私の恋人ってわけじゃないよ!?」
雪穂「誰も訊いてないって」
絵里「ブラックもあるのね。一つ貰ってもいい?」
フミコ「どうぞ♪」
亜里沙「白い恋人なのにブラック…?」
フミコ「中のチョコレートがホワイトチョコレートじゃないほうがブラックだよ」
花陽「おいしい♪」サクサク
絵里「紅茶にもよく合うわね」サクサク 希「って、ティータイムもいいけど今日は焼肉やろ!?」
にこ「はぁ?今日はまだ12日よ。肉の日じゃないでしょ」
希「でも今日は松井秀喜の誕生日やし」
亜里沙「マツイさんって、野球の人ですよね?」
希「そう。巨人にいた頃の松井秀喜が焼肉のタレのCMに出てたんよ」
にこ「キッコーマンの“赤だれ”と“黒だれ”ね」
絵里「焼肉もいいけど、今日はロシアの日よ」
凛「ロシアの日!?」
絵里「というわけで、何かロシア料理を作ってあげる♪」
穂乃果「はい!ピロシキがいいです!」
亜里沙「穂乃果さん、пирожкиが好きなの?」
穂乃果「昔パン屋さんで売ってて好きだったんだけど、いつの間にか無くなっちゃって…食べたいなーって思ってたんだ」
希「焼肉は…?」
海未「松井秀喜のCMはタレのほうですよね?」
にこ「ピロシキの具を焼肉のタレで味付けすれば解決ね」
花陽「美味しそう♪」
絵里「ふふふ。じゃあ美味しいの作るから待ってて。亜里沙、手伝ってくれる?」
亜里沙「Хорошо♪」 ザクッ トトトトン
希「…たまねぎ?」
にこ「そう。全く同じ物を作っても芸がないでしょ?西日本でよく食べられる青ねぎを使ったのが関西風なら、私はあえて玉ねぎを使って東京風よ!」
希「なるほどなあ…それはそれで美味しそうやね。かつ丼や親子丼があるから美味しいのは間違いないし」
にこ「ま、色味がちょっと寂しいからついでにさやえんどうでも入れとくわ」
希「だいぶオリジナリティが追加されたね」
花陽「すっごくいい匂い…かつ丼かな?」クンクン
凛「親子丼かもしれないにゃ」
にこ「できたわよ!衣笠丼!」
穂乃果「きぬがさ…って、元祖鉄人?」
絵里「え?…まさか、カープは鯉だから鯉の料理!?」
にこ「んなわけないでしょ」
希「広島やなくて、衣笠丼は京都の料理や。油揚げを卵とじにした丼なん」
ことほのえりりんまき「へー」
亜里沙「テレビで見たことある♪」
絵里「そ、そうなの?」
雪穂(きょうの料理だな。たぶん)
希「まあ、だいぶにこっち流のアレンジが加わって別物やから、矢澤丼と言ってもいいくらいやね」
真姫「矢澤丼ねえ…」
にこ「使う野菜をちょっと変えただけよ。基本は一緒」
海未「衣笠丼…聞いたことはあったんですが実際に食べるのは初めてです」
ことり「ふっくらした分厚い油揚げだね」
希「そうそう。まあ薄いのでも味がしみて美味しいと思うけど、衣笠丼の油揚げはコレやな」
花陽「お肉を使ってないぶん低カロリーかな?」
にこ「いいから食べてみなさいって」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」 凛「あちち><」ハフハフ
穂乃果「やっぱり油揚げに和風の味付けって間違いないね♪」
希「甘辛のつゆがしみた油揚げ、ふわふわの卵、柔らかく煮えた玉ねぎ…最高やな♪」
花陽「ごはんがすすみます♪」モグモグ
絵里「確かに美味しいわね」
にこ「でしょ。いなり寿司もいいけど、これはこれで覚えておくといいわよ」
凛「でもなんでこれが衣笠なのー?」
雪穂「確か京都の山の名前って聞いたような…」
希「そやね。衣笠山は200メートルくらいしかないらしいけど」
にこ「山も食材も高けりゃいいってものじゃないのよ」
亜里沙「Хорошо」モグモグ 海未「またラーメンですか?」
真姫「今日は“めんの日”じゃないわよ」
凛「いつものラーメンとはひと味違うにゃ。今日は前田智徳の誕生日なんだよねー」
にこ「昨日は衣笠(丼)で今日は前田ってわけ?」
穂乃果「前田ってことは、広島のラーメン?」
希「いや、前田は熊本県玉名市出身や」
花陽「ってことは…」
凛「そう、熊本ラーメンの元祖といわれる玉名ラーメン!」
絵里「聞いたことないけど…」
凛「濃厚とんこつスープに中細ストレート麺。そして焦がしにんにくのトッピング!」
ことり「聞かなかったことにしていいかなぁ?」
凛「焦がしにんにくは最初から乗ってるわけじゃなくて、お好みで乗せるかどうか決められるから大丈夫にゃ!」
ことり「…そっか」ホッ
希「にんにく無しだと普通のとんこつラーメン?」
にこ「同じ九州でも博多ラーメンは小ねぎや紅しょうがのトッピングで、熊本ラーメンに比べてさっぱり系よね」
花陽「つまり、とんこつラーメンの悪く言えば“くどさ”を中和しようとするか…」
凛「より強いものとあわせてガツンとくるラーメンにするかってことにゃ」
ことり「私はにんにくいらない派だから、その二択だったら博多ラーメンしかないけど…」 希「っていうか、ラーメンもいいけど今日は手羽先記念日やんな」
穂乃果「そんなのあるんだ!?」
希「名古屋ローカルだけどね」
にこ「手羽先か…手羽中や手羽元の部位を使うことはあるけど、手羽先の形のままで食べることは滅多にないわね」
海未「そうですね…先端まで食べることはありませんし、切り落としたほうが使いやすいですから」
花陽「いいダシが出そうな感じはするよね。それこそラーメンみたいな…」
凛「ここでまさかの、とんこつじゃなくて鶏ガラ!?」
雪穂「博多ラーメンと熊本ラーメンよりは、とんこつ派と鶏ガラ派のほうがハッキリ分かれるかも」
穂乃果「手羽中や手羽元だったら、からあげや煮物かなぁ?」
亜里沙「карриも美味しいですよ♪」
真姫「カレーに入ってるにんにくは?」
ことり「にんにくきいてるな、って感じるくらいじゃなければ大丈夫」
絵里「スパイスの種類が多かったりガーリック自体の割合が少ないとほとんどわからないわよね」
にこ「からあげにも使ったりするけどね。にんにく」
海未「ささ身などの部位に比べて骨つき肉は臭みもありますから、にんにくやショウガを使うことが多くなりますね…」
ことり「使い方が極端じゃなければ大丈夫だよ。にんにく自体を食べたり、すりおろした生にんにくをつけて食べるとかは無理だけど」
花陽(苦手なものがあると大変だけど…人生で食事の機会は無限じゃないから、やっぱり好きなものを食べたいよね) グツグツ…
真姫「って、すき焼き!?」
ことり「だいぶ季節外れかなって気がするけど…」
にこ「夜はまだちょっと涼しいでしょ」
希「お肉も食べたかったし」
花陽「そして今日は栃木県民の日!」
穂乃果「というわけで、すき焼きの牛肉は栃木県産です♪」
絵里「白菜も栃木県産ね」
海未「千葉県民の日でもあるので野菜は千葉県産を使おうと思ったのですが…」
雪穂「白菜とか旬じゃないから思い通りに調達するのは難しいし」
にこ「一応あるわよ。千葉の物も」
凛「国産丸大豆100%♪」
真姫「…醤油?」
亜里沙「ショーユはチバの名物なんですか?」
海未「ええ。ヤマサやキッコーマンなども千葉県ですから」
花陽「美味しいお醤油で、美味しいすき焼き♪」
絵里「日本の料理には醤油が欠かせないものね」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
希「とろけるように柔らかいお肉♪」
花陽「ごはんとの相性も最高ですっ」ハフハフ
穂乃果「そして今日は生姜の日でもあるんだけど…」
雪穂「お姉ちゃん、お肉ばっかり取らないでよ」
穂乃果「こうやって、ごはんにお肉をのせた上に紅しょうがをトッピングすれば…」
凛「ミニ牛丼!?」
穂乃果「たまねぎは無いけど、お肉は普通の牛丼より大きくて高級だよ!」
のぞにこりん「おおー しんじられぬー」
にこ「玉ねぎも入れればよかったわね。それなら千葉県産も手に入りやすいし」
ことり「梅雨のせいで涼しい日が続いたおかげで温かい物も美味しいね♪」
花陽「冬野菜が旬じゃないから使う野菜を変えてみるのもいいかも…」
希「そやね。お肉が食べられれば野菜は何でもOKや♪」 穂乃果「…」スヤスヤ
真姫「カモミールは心身をリラックスさせて安眠を助ける効果があるのよ」
海未「カモミールティーを飲んで眠ってしまったのですか?」
希「あれやろ?よく眠れるって聞いて飲んだらホントに眠くなったっていう」
絵里「暗示にかかりやすいタイプなのかもしれないわね」クス
ことり「穂乃果ちゃんには事前に効能を教えてあげたら何でもよく効きそうだね♪」
凛「ハーブティーってそんなに効くのー?」
真姫「花粉症の症状を和らげる効果もあるらしいわよ。猫アレルギーにも少しは効くんじゃない?」
凛「じゃ、じゃあカモミールを毎日バリバリ食べたら猫アレルギーが治っちゃう!?」
真姫「いや、大量に摂取すればいいってものじゃないわよ。今度は菊アレルギーになってもいけないし」
にこ「菊アレルギーなんてあるの?」
真姫「ええ。私は実際に見たことはないけど」
雪穂「とりあえず私たちは大丈夫だよね。カモミールティーを飲んでも何ともないし」
花陽「昨日のすき焼きに入ってた春菊もみんな食べたよね」
絵里「あまり必要なさそうに感じるけど、意外なところで菊を食べてるのね」
にこ「つーか、穂乃果は春菊が平気なのにピーマンはダメなわけ?」
凛「ピーマンよりハーブティーのほうがよっぽどクセがあると思うけどにゃ」
海未「小さい頃の苦手意識を引きずっているようなところがあるのかもしれません」
希「あー、わかるなぁ」
真姫「まあ…そういうこともあるわね」
絵里「そうね…」
凛「それより今日は和菓子の日だよ♪」
亜里沙「ニッポンのお菓子、おいしいです♪」
真姫「さくらんぼを使った和菓子ってある?」
雪穂「いえ、うちの商品にはまだないですね…山形県にはいろいろあるみたいですけど」
花陽「そういえば六月第三日曜は“さくらんぼの日”だね」
凛「入ってなければ一緒に食べればいいんだにゃ」
海未「さくらんぼを食べながら和菓子を食べるんですか?」
ことり「大福とか合いそうだよね。いちご大福もあるし」
絵里(それは別々に食べたいような気もするわね…あえて言わないけど) ザクッ トトトトン
ことり「炒飯?」
海未「ええ。特に変わった物は使いませんが…」
ジュー ガシャシャ
希「たまご、ベーコン、たまねぎ、にんじん、いんげん」
絵里「彩りも綺麗で美味しそうね♪」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
花陽「おいしい…けど」
穂乃果「なんか、いつもより薄味?」
海未「そこで、これを食べてみてください」
にこ「ナスの漬物?」
真姫「こっちは塩気が強めね」モキュモキュ
凛「ナスの漬物と炒飯…」
雪穂「意外と合うね」
亜里沙「見た目もキレイです♪」
ことり「炒飯に入ってない色をナスの漬物でプラスしてるんだね」
海未「そう、ナスの色が加わって完成なのです」
絵里「なんだか今日は視覚を意識した料理なのね…」
真姫「ああ、そういえば今日はトロンプ・ルイユで有名なエッシャーの誕生日ね」
凛「と、トロルキング?」
花陽「トロンプ・ルイユ。トリックアートの一種…いわゆる“だまし絵”のことだよ」
穂乃果「壁に描かれた本物そっくりのドアの絵とか、壁に描かれた椅子だと思ったらホントに座れるとか、そういうやつだよね」
凛「じゃ、じゃあ…炒飯だと思って食べたけど実は違う物だった!?」
亜里沙「それで味が薄かったんですね!?」
海未「いえ、それは普通に薄味の炒飯ですから…」
真姫「まあ、熱中症予防には水分だけじゃなく塩分も摂るべきだけど、多すぎてもよくないし…塩分控えめでいいんじゃない?」
花陽「しょっぱい物を食べると甘い物が欲しくなっちゃうもんね」
穂乃果「私がポンヌコークルを焼いてあげるよ♪」
ことり「そういえば今日はアイスランドの独立記念日だね」
雪穂(和菓子屋としては和菓子をすすめたいところだけど…まあ、たまにはいいかな) 美少女による美少女のための神リフレ店、あられ別館です!!!
夏本番に向け、第2期生超大募集!
神過ぎる超好条件、環境でリフレを始めませんか?
#秋葉原 #お給料断トツ日本一位リフレ店アルバイト情報 #嘘偽りなしコースバックヤバ過ぎ #嫉妬不可避 穂乃果「とり五目!」
海未「赤飯です」
ことり「オムライスもあるよ♪」
希「ウチは肉巻きおにぎり!」
花陽「高菜で巻いたのとか」
凛「とろろ昆布もあるにゃ」
にこ「塩むすびが一番でしょ?」
絵里「な、なに?」
亜里沙「あのね、今日は“おにぎりの日”だから…」
真姫「海苔が苦手な生徒会長でも食べられるおにぎり、ですって」
希「梅干しもNGやな」
絵里「海苔を巻かないおにぎりだけで、こんなにいろいろあるのね…」
雪穂「私たちは普通に海苔巻いて食べようか」
亜里沙「Хорошо」
穂乃果「やっぱりツナマヨだよね♪」
雪穂「梅干し」
花陽「昆布の佃煮とか好きだなぁ♪」
海未「焼鮭がいいですね」
凛「おかか♪」
真姫「鰹って魚でしょ?」
凛「骨がないし生臭くないし、魚っぽくないから大丈夫にゃ!」
ことり「削り節だから当たり前だけど…」
亜里沙「めん…たこ?」
雪穂「それだと別の生き物だね」
穂乃果「めんたいこ、って読むんだよ」
亜里沙「メンタイコ♪」
絵里「たらこはロシアでも獲れるし、私も割と好きよ」
希「中に入れる具も牛肉が一番おいしいよ♪」
にこ「はいはい。じゃあ中にも焼肉が入った肉巻きおにぎりでも作れば?」
希「そ、その発想はなかった!」ガーン 穂乃果「やっぱりツナサラダかなぁ?」
にこ「かまぼこ、という手もあるわよ」
亜里沙「スリミですね!」
にこ「そうそう、いわゆる“かに風味”かまぼこ」
ことり「ハムやベーコンでもいいと思うけど…」
花陽「焼いた鶏もも肉でボリューム満点!ごはんのおかずにもなります♪」
希「いやいや、ここは薄切り牛肉で焼肉サラダや!」
真姫「それだとドレッシングより焼肉のタレみたいな味付けにならない?」
希「焼肉のタレもあるんよ」
真姫「あ、そう」
凛「へー。ドレッシングだけじゃないんだにゃ」
海未「わかめスープもありますし…」
絵里「これって本当に理化学研究所が作っているの…?」
真姫「まあ、なんとか細胞で世間を騒がせたのと食品関係では部門が違うみたいだけど」
希「そやね。言わば同じ学校の別のクラスって感じかな?」
雪穂「サラダはいいけど、どうして野菜じゃなく肉や魚ばっかりなの?」
海未「理研縛りだからですよ。野菜ではなくわかめを主役にしたサラダにするそうです」
亜里沙「このわかめ、増えるんだって!生きてるのかな?」ワクワク
絵里「いや、さすがに生きてないと思うけど…」
雪穂「…なるほど」 凛「めんとチャーシュー、コーンを入れてラーメンサラダ!」
穂乃果「悪くないけど、なんか別のメーカーの商品を連想しちゃうよ」
花陽「アハハ。永谷園っぽいかも…」
希「毎月19日は松阪牛の日でもあるんよ。焼肉サラダで決まりやろ?」
にこ「サラダに松阪牛を使う予算なんてあるの?」
真姫「無くはないけど、それってもうサラダとかより肉が主役じゃない?」
花陽「確かに…松阪牛だったらすき焼きかステーキも食べたいなぁ」
凛「松阪といえば、今日はベースボール記念日なんだよねー♪」
にこ「野球なら松阪じゃなくて松坂でしょ?」
穂乃果「松坂は牛じゃなくてドラゴンズだね」
ことり「えーと…名古屋だから手羽先のサラダとか?」
海未「松坂といえば横浜じゃないですか?」
花陽「じゃ、じゃあ…シウマイ!?」
真姫「サラダにまでシウマイなの?」
雪穂「わかめスープとシウマイなら合いそうだね。何となく」
絵里(普段あまりこだわらない調味料だけど、料理には欠かせない物よね) 穂乃果「あれっ、もうパンがないや」
雪穂「パンが無ければ…」
花陽「ごはん?」
凛「ラーメン♪」
真姫「いや、ラーメンはパンの代わりにはならないでしょ?」
凛「ごはんだってならないにゃ」
花陽「そんなことないよ。ライスバーガーとかあるし」
凛「でもごはんはお米だけど、ラーメンはパンと同じ小麦だよ」
花陽「それなら米粉でもパンは作れるでしょ。ラーメンは材料は同じでもパンにはならないよ」
凛「米粉は生の米でしょ?ごはんになった物はパンにはならないから同じだもん」
希「っていうか、どうしてごはんとラーメンの二択になってるん?」
りんぱな「えっ」
絵里「パンが無ければ…といったら普通はケーキじゃない?」
にこ「もしくはお菓子ね」
ことり「正確にはブリオッシュだけど…」
凛「えー!生臭いお魚は凛いらないよ」
真姫「いや、誰がブリの入ったケーキなんて作るのよ…ブリオッシュっていうのは」
穂乃果「昔のアメリカ大統領?」
海未「それはブッシュ」
凛「MLBシカゴ・カブスのピッチャーで、イランと日本のハーフなんだよねー」
絵里「それはダルビッシュ」
にこ「東北楽天でしょ。ホームラン打ちまくってる」
希「それはジャバリ・ジェレル・ブラッシュやな」 穂乃果「…で、ブリオッシュって何?」
ことり「えーと、フランスの菓子パンの一種だよ」
雪穂「じゃあ結局パンなんだ?」
ことり「うん。要するに普通のフランスパンが無かったから菓子パンで、みたいな話だと思うけど…」
ほのゆきうみりん「へー」
希「トルティーヤなんてどうかな?パンじゃないけどサンドイッチみたいな使い方もできるし」
真姫「わざわざ作るの?」
絵里「パンを買ってきたほうが早いような気もするけど…」
穂乃果「でも食べてみたいな。トルティーヤのサンドイッチ♪」
希「よっしゃ、それで決まりやな。みんなで作ろう♪」
にこ(ちゃんとしたコーンフラワーで作ると難しいトルティーヤ…技術が無ければ小麦粉で作ればいいじゃない?) 凛「堅あげポテトおいしいにゃー♪」ガリゴリ
穂乃果「ただのじゃがいもなのに、どうやって堅く作ってるのかな?」ガリゴリ
雪穂「でも生のじゃがいもって堅いし、もともと堅い物なんじゃない?」ガリゴリ
花陽「堅あげポテトほどじゃないけど、じゃがりこも独特の歯ごたえがあるよね」ガリゴリ
にこ「堅さだったらビスコッティでしょ。じゃがりこなんて粉砕する堅さよ!」カチコチ
穂乃果「私の好きなおせんべいも堅いよ♪」ガリゴリ
ことり「そういえば、この業務用の固形シチューミクスがすごく堅くて…なかなか割れないんだよね」グググ
絵里「本当に堅いわね…」カチコチ
真姫「この時期にシチューなの?」
ことり「シチューでもいいんだけど、グラタンを作るときに便利なの」
海未「顆粒のシチューミクスより濃いソースが作りやすい感じはしますね」
ことり「そうそう♪」 海未「堅い食べ物なら鰹節もありますよ」
希「鰹って字に“堅”が含まれるくらいやからね」
海未「ええ。…まあ、塊の鰹節をそのままかじって食べたりはしないので鰹節の堅さを感じる機会もありませんが…」
亜里沙「かつおぶしって、こういう柔らかいのしか見たことないです」
雪穂「堅い鰹節を薄く削ったのがそれだよ。削り節っていうでしょ?」
亜里沙「けずりぶし…武士がカタナで削るの!?」ワクワク
希「いや、鰹節を削るのはカタナやなくてカンナ(鉋)やと思うよ」
真姫「チーズもそうでしょ。パルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノ・ロマーノは削って使うし」
凛「堅いチーズなんて見たことないけどにゃ」
穂乃果「日本ではあんまり見ないよね。大きなかたまりのチーズって」
雪穂「牛乳がそんなに堅くなるっていうのも不思議だよね。…まあ、牛乳だけじゃなくヤギとかもあるみたいだけど」
亜里沙「牛乳といえば、シリアルもサクサクで美味しい♪」サクサク
絵里「玄米フレークはコーンフレークより歯ごたえがあるわよね」
海未「玄米自体が白米に比べて堅いですからね」
花陽「玄米も美味しいけど、やっぱり白いごはんがいいなぁ…」
凛「お米も生のときは堅い粒だよねー」
穂乃果「堅い主食ならやっぱりフランスパン♪」
ことり「柔らかいパンとはまた違った味わいがあるよね」
真姫「スパゲッティも少し堅めのアルデンテが美味しいわよ」
花陽「堅い食べ物っていろいろあるけど、どれも美味しい♪」
真姫「堅い物を美味しく食べられるように、歯は大切にしないとね」 絵里「え?…あの“月影”が撃てる剣?」
亜里沙「つきかげ?」
にこ「いや、そんなのロシアとか関係なく普通の中学生は知らないって」
雪穂「普通のバタークッキーですけど…」
希「森永の“ムーンライト”やんな」
絵里「あ、そっちのムーンライトね」
花陽「バタークッキー美味しいよね。私も好きだなぁ♪」
ことり「ムーンライトもいいけど、私はこれかな♪」
穂乃果「ブルボンのルーベラだね。私も好き♪」
凛「筒の形が可愛いし、サクサクで美味しいにゃ」サクサク
希「中が空洞になってるからカロリーゼロ!」
真姫「…なわけないでしょ」
にこ「ブルボンだったら“プチ”のバタークッキーも美味しいわよ」
絵里「ブルボンならエリーゼかチョコリエール、プチならチョコビスかチョコリングかチョコチップクッキーかチョコラングドシャでしょ?」
希「どんだけチョコ好きなん」
にこ「ま、別にバタークッキー縛りじゃなくてもいいけど」
絵里「そうよね。森永なら小枝とチョコボール、エンゼルパイもあるし」 海未「お菓子もいいですが、今日は“かにの日”ですよ」
亜里沙「かに…の、お菓子?」
凛「森永といえば“おっとっと”だよねー♪」
花陽「それならカニの形のも入ってるね」
希「カニだけに、確かに」
穂乃果「じゃなくて、普通にカニを食べようってことじゃないの?」
絵里「でもカニの季節じゃないような気もするけど…」
亜里沙「スリミあります♪」
希「(かに風味)かまぼこなら一年中変わらない味やね」
にこ「(かに風味)かまぼこを使った料理でいいの?」
亜里沙「この間のサラダ美味しかったです♪」
海未「(かに風味)かまぼこを使うならこれでしょう」
トトトトン ジュー ガシャシャ
穂乃果「おおっ!?ただの(かに風味)かまぼこがカニ炒飯に!?」
花陽「炒めることで適度に水分が飛んで、よりカニっぽくなる…!?」
のぞほのりん「おおー しんじられぬー」
花陽(お菓子もいいけど、やっぱりごはん♪)モグモグ 海未「またビスコですか?」
穂乃果「毎月23日は乳酸菌の日だから」パク
花陽「おいしい♪」サクサク
真姫「でも23日だけ乳酸菌摂っても意味ないわよ。こういうのは毎日続けないと…」
希「おいしいけど毎日ビスコだと、さすがにちょっと飽きてくるかもね」
ことり「ビスコ以外で乳酸菌を摂るならヤクルトか、カルピス…かなぁ」
絵里「最近はチョコレートもあるわよ。乳酸菌入りのが」
にこ「漬物でも乳酸菌は摂れるでしょ。キムチとか」
凛「ラーメンには入ってないのー?」
雪穂「ヤクルトが作ってるインスタントラーメンもあるけど、さすがにラーメンにまで飲み物のヤクルトは入ってないっぽいし」
ヒデコ「あるみたいだよ。乳酸菌入りのラーメン」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「えっ」
フミコ「ググってみたら確かにあるね。カップめんだけど…」
ミカ「ホントに入ってるのかな?乳酸菌…」
真姫「入ってるかどうかより、生きて腸に届くかどうかじゃない?」
凛「ラーメン食べるだけで乳酸菌が摂れたらいいけどにゃ」
海未「ラーメンだけでは効果があるかどうか…複数の食品から摂取したほうがいいんじゃないですか?」
花陽「漬物なら毎日食べるけど…」
雪穂「ヤクルトも毎日飲めるね」 真姫「それより今日はミシュランの誕生日らしいわよ」
穂乃果「あー、昔のフランスの大統領だっけ?」
海未「それはミッテランです」
凛「ミラノに本拠地を置くセリエAの」
絵里「それはACミラン」
希「琵琶湖の水上レストラン船やろ?」
真姫「それはミシガン」
穂乃果「そ、そんなのあるんだ?」
真姫「あるけど、そうじゃなくてミシュランよ。聞いたことないの?」
ことり「三つ星とかで有名な、あのミシュラン?」
真姫「そう。ミシュラン・ガイドを発刊したエドゥアール・ミシュラン」
ほのにこりん「へー」
亜里沙「三つ星のお店でも漬物作ってるんですか?」
真姫「いや、それは知らないけど…」
絵里「まあ、ミシュランの評価に乳酸菌は関係なさそうだし…」
にこ「なら、私たちが評価すればいいわよ。何が一番乳酸菌を効率よく摂れるのか」
花陽「乳酸菌が摂れるだけじゃなく、美味しいのがいいなぁ…」
凛「おいしくて乳酸菌が摂れる物を作ればいいんだよねー?」
花陽(とりあえず今日はビスコで♪)サクサク 海未「やっぱり王道のつぶあんですね」ハフハフ
花陽「私も、これが一番好きだなぁ♪」ハフハフ
絵里「私は」
亜里沙「チョコレートだよね?」
絵里「え、ええ」
にこ「チョコだったらパンケーキにチョコかけたやつで良くない?」
絵里「それはそれで美味しいけど、中に入ってると味わいがまたちょっと違うものよ」
希「ポッキーとトッポの違いみたいな?」
絵里「そうそう♪」ハフハフ
ことり「私はクリームチーズ♪」
穂乃果「チーズかぁ…どんな感じ?」
ことり「チーズケーキみたいで美味しいよ♪」
にこ「だったらチーズケーキでry」
ことり「チーズケーキは冷えてるほうが美味しいけど、たいやきは温かいほうが美味しいでしょ?」
真姫「確かに…たいやきの冷えたのはちょっとね」 穂乃果「私はカスタード♪」
雪穂「ワッフルみたいな感じ?」
真姫「ワッフル?」
希「たぶんあれやろ?生地が分厚くてしっかりした、格子模様のワッフルやなくて」
穂乃果「ケーキみたいにふわふわ柔らかくて、カスタードクリームをはさんで食べるワッフル?」
雪穂「そう、そっちのワッフル」
にこ「わかるけど、その二つは全く違うお菓子なのにどうして同じ名前で呼ぶのかしらね?」
海未「和菓子にもあるじゃないですか。たとえば“ゆべし”は地域によって全く別物になりますし」
穂乃果「“くるみゆべし”に限定しても東北地方と関東の太平洋側では味付けが全然違うもんね」
雪穂「格子模様のはベルギーワッフルとか言えば伝わるとしても、柔らかいのは何て呼べばいいのかな?」
ことり「えーと、ベルギーワッフルに対して日本ワッフルとか、ソフトワッフルとか…割と好き勝手に呼ばれてる感じで、どれが正式みたいなのは無いみたい」
ほのゆきうみりんぱな「へー」
凛「日本ワッフルなら和風のワッフルで“和っフル”とか!?」
海未「別に和風というわけでは…あれは洋菓子のカテゴリだと思いますよ」
にこ「あれをワッフルと呼ぶのが日本独自ってだけで、ああいうお菓子自体は普通に海外にもありそうよね」
絵里「たいやきも海外に進出しつつあるし…何が日本の物かそれ以外なのか、食の国境が無くなってきてるのかもしれないわね」
希「たいやきも中身があんこなら和風って感じだけど、チョコにチーズにカスタードやからね」
花陽(すっぽり包めば、食べてみないとわからない…たいやきには無限の可能性があるのかも!?) ハイハイハイハイハイハイ!!!!!!!!!!!!!!!
カモ━━━━щ(゚д゚щ)━━━━ン!!
こういったサプライズが発生するため池袋あられはいつ来ても超激熱ピークタイムなんです♪
同業種完全未経験完璧処●現●LJK
体入入ります!!!!!!!!!
優しくお願いします 穂乃果「カレー粉?」
にこ「そう。要するにカレー粉ってミックススパイスでしょ。魚の臭みを消したりする効果もあるのよ」
穂乃果「へー」
にこ「衣の下地、つまり魚に直接つける小麦粉にカレー粉をまぜておいて…」
パタパタ
にこ「あとは溶き卵、パン粉の順につけて普通に揚げるだけ」
ジュワー パチパチ
にこ「カレー風味の鮭フライよ!」
花陽「美味しそう♪」
海未「お弁当のおかずにも良さそうですね」
真姫「味がついてるってことは、ソースをかけたりしないで食べるの?」
にこ「一応下味もつけてるから味はするはずだけど、カレー粉を使っただけでカレーが入ってるわけじゃないわよ」
真姫「あ、そう」
ことり「スパイスとしてカレー粉を使った…ってことかなぁ?」
にこ「そうそう。普通のソースでもいいけど、マヨネーズやタルタルソースも合うんじゃない?」
希「どない?」
凛「んー。魚くさい感じはしないけどにゃ」
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「いただきます♪」
サクッ
絵里「ハラショー♪」モグモグ
凛「おいしい♪凛これなら食べられるよー」
希「マクドのフィレオフィッシュとかもあんまり魚っぽくないし、魚フライは平気なんやない?」
凛「でもアジフライは骨っぽくてちょっと苦手」
にこ「鮭は大丈夫でしょ?」
凛「うん。家で作るおにぎりの鮭も凛食べられるけど、それより魚くさくないし、小骨も少ないみたいだし」
穂乃果「もしかして、骨が多そうな部分が凛ちゃんに当たらないようにした?」ヒソヒソ
にこ「まあね。人数分作るには切り身丸ごとだと量がとんでもないことになるし」ヒソヒソ 希「でも鮭でくるとは意外やったなあ。てっきり今日は鯨かと」
にこ「はぁ?なんでクジラよ」
花陽「1976年に国際捕鯨委員会がシロナガスクジラの捕獲禁止を決定した日、らしいですよ」
にこ「んなこと知らないわよ。禁止されなくても鯨なんて獲れないし」
雪穂「鯨はないけど、これならありますよ」ドサ
亜里沙「ずっしり重いかたまり…これも食べ物なの?」
穂乃果「久持良(くぢら)餅っていうお菓子だよ♪」
絵里「これがクジラ…?」
雪穂「鯨は入ってないですけどね。陸で生まれ育ったクジラです」
真姫(海のクジラと違って禁止されることはないけど…)
花陽「三種類あるんだね」モグモグ
海未「糖質も摂りすぎてはいけませんよ」
花陽「え、えーと…今日は聞き流すクジラで」
真姫「陸のクジラになりたいの?」
ことり「クジラは体脂肪率が非常に高く、約40%といわれています」
凛「食べたら運動すれば大丈夫にゃ!」 絵里「今日は絶対これでしょ?」
にこ「エクレアね。まあ私も好きだけど…」
亜里沙「どうして今日はエクレアなの?」
希「“雷記念日”やんな」
ことり「あ、エクレアのエクレールは雷とか稲妻って意味だから…?」
真姫「それはわかるけど、雷記念日って何よ?」
海未「そこはあまり追及しないほうが…」
希「そやね」
凛「気になるにゃ><」
絵里「それに、このエクレアのチョコレートに使われてるカカオはマダガスカル産よ」
ことり「マダガスカル産のカカオは品質がいいことで有名ですよね」
穂乃果「へー。そうなんだ…」
花陽「えーと…今日はマダガスカルの独立記念日だから?」
絵里「その通り♪」
希「雷とマダガスカルでエクレア。なるほどなあ」
にこ「エクレアのチョコレートは上にちょっと乗ってるだけって感じだけど、これが無かったら物足りないわよね」
雪穂「シュークリームと形が違うだけなのにそう感じるのが不思議だけど…」
真姫「シュークリームは堅めの生地と柔らかい生地が勢力を二分してるイメージだけど、エクレアはだいたい柔らかい生地じゃない?」
穂乃果「あー、そういえば生地がサクサクのエクレアって食べたことないかも」 にこ「雷でチョコレートでサクサクといえばこれでしょ?」
希「ブラックサンダーやな」
亜里沙「えーと、昔の仮面ライダー」
まきりんぱな「えっ」
にこ「ブラックサンとシャドームーンね。どこでそんなの覚えてきたのよ…」
亜里沙「お姉ちゃんがゲームやってて」
にこ「あんたもいつの時代のゲームやってんのよ」
絵里「いや、ネットでいろいろ調べてたら偶然見つけて…別にいいじゃない。安かったし…」
穂乃果「昔の仮面ライダーって、CMに出てくるイカみたいなの?」
絵里「それはイカデビルね。ブラックサンよりずっと昔だと思うわ」
希「イカかぁ。イカ食べたいね」
にこ「あのCMでイカ食べたくなるの?」
花陽「焼きイカがいいなぁ。ごはんにも合うし♪」
希「フライや天ぷらもいいんやない?お惣菜なら買ってすぐ食べられるよ」
海未(雷だけにイカずち…) 穂乃果「今日もワッフルがうまいっ♪」パク
凛「ローゼンといえばワッフルだよねー♪」
花陽「コンビニとかでよく見るワッフルだね」
にこ「見るっていうか…買わないの?」
花陽「買うこともありますよ。…ただ」
凛「かよちんはコンビニに入ったら大抵おにぎりとかお弁当に夢中だからにゃ」
希「あー、なるほど。お菓子は二の次やんな」
ことり「ごはんが大好きなんだね♪」
花陽「エヘヘ…でも凛ちゃんだって一番はラーメンでしょ?」
凛「お菓子も買うよ。ベビースターとか」
絵里「やっぱりラーメンなのね…」
海未「お菓子やラーメンもいいですけど、今日はちらし寿司の日ですよ」
亜里沙「おスシ屋さんの広告ですか?」
雪穂「それは寿司屋のチラシだね。そうじゃなくて、ちらし寿司っていうのは…」
絵里「ひな祭りのときに食べたりする、巻いたり握ったりしない寿司のことよね?」
海未「ええ。酢飯の上に色とりどりの具材を散らすように盛りつけることから、ちらし寿司と言うんです」
真姫「ごはんに具材を混ぜたりもするでしょ?」
穂乃果「なんかケーキみたいだよね。中に入れる具と、トッピングが別々にあって…」
ことり「ひな祭りにケーキを食べたりするのもそういうことなのかなぁ?」
にこ「恵方巻きに見立てたロールケーキみたいなものってこと?」
花陽「でもケーキを食べる日はほかにもあるし、ごはんのほうがいいなぁ」
海未「ごはんはもちろん欠かせませんが、使う具材を選びましょう」
希「お。酢飯はもうできてるんやね」
絵里「好きな物を乗せていいの?」
海未「ええ。常識の範囲内で…お菓子をのせたりラーメンをのせたりするのは無しで」
凛「凛だってそこまでしないよー><」
穂乃果「しないの?」
凛「しないよ。お寿司にラーメンをのせるより、ラーメンに具材をのせたほうが美味しいもん♪」
にこ「あっそ…」 花陽「じゃあ、これとこれとこれで…」
穂乃果「これも追加しようよ♪」パカッ
亜里沙「Хорошо」
ほのありぱな「できた♪」
真姫「…なにこれ?」
花陽「いんげん、枝豆、小松菜、さやえんどう」
穂乃果「ツナものせたよ♪」
にこ「もう何の料理かわかんないわね…」
希「な、なんでそんな豆ばっかりなん?」
花陽「白いごはんに緑のグラデーションが映えてキレイだと思いませんか?」
穂乃果「野菜の旬もバラバラだよ!ごはんの上で四季を表現してみました♪」
海未「彩りというならせめて錦糸卵をのせてください…」
にこ「赤も欲しいわね。紅しょうがをちょっとのせて…」
亜里沙「カラフルになりました♪」キラキラ
真姫「エビとかイクラは?」
穂乃果「魚はツナがいるでしょ?」
希「まあ英語で言えばマグロもツナやし」
凛「でも凛もエビは好きだしイクラも食べられるけどにゃ」
海未「では私たちは普通のちらし寿司を作りましょうか…」
ことり「アハハ。そうだね♪」 にこ「パフェって大きければ大きいほど見かけ倒しでしょ。美味しいのは上のほうだけで」
花陽「そ、そうかなぁ?」
真姫「まあ、材料費の問題とかあるんじゃない?」
希「そやね。かさ増しのコーンフレークが大量に入ってたりするし」
凛「コーンフレークも美味しいけど、スイーツの気分のときは別に要らないにゃ」
絵里「そうね…あのコーンフレークが」
亜里沙「全部チョコフレークだったら♪」
絵里「あ、亜里沙…」
穂乃果「さすが亜里沙ちゃん…お姉さんの考えてることがわかるんだね」
ことり(誰でもわかるような気がするけど…)
雪穂「けど今回は海未ちゃんでしょ。つぶあんや抹茶アイスとか使ったほうがいいと思うよ」
穂乃果「そうだね。つぶあんもいいけど小倉っていうか、大納言パフェ?」
ことり「じゃあ下のほうは抹茶ケーキがいいかなぁ?」
にこ「そこに大納言小豆を入れたらいいでしょ」
希「小倉抹茶ケーキやな」
真姫「そんなに抹茶好きだっけ?」
凛「抹茶アイスとか好きなのは違う園田さんじゃないかにゃ?」
ことり「海未ちゃんも抹茶は好きだよ。つぶあんとの相性もいいし」
雪穂「そうそう。この組み合わせがいいんだよね」
穂乃果「でもバニラアイスや生クリームとつぶあんも合うから、ここをこうして…」
ことのぞほのえりにこまきりんぱなゆきあり「できた♪」
花陽「お、美味しそう…!」キラキラ
にこ「ちょっと。まだ食べちゃダメだからね」 希「ほら、海未ちゃんはこっち」
海未「…何ですか?」
花陽「海未先輩のために、みんなでパフェを今すぐ食べたいです!」
海未「は、はあ?」
真姫「本音が出ちゃってるわよ。落ち着きなさいって」
ことり「海未ちゃんのために、みんなでパフェを作ったよ♪」
海未「私ですか?…誕生日なら三月ですけど」
穂乃果「それはそれ、これはこれ」
雪穂「えーと…海未ちゃんの声に感謝する日?」
海未「はあ。ありがとうございます…食べていいんですか?」
ことほのゆきあり「どうぞ♪」
海未「では、いただきます…」
花陽「…」ゴクリ
凛「どうですかー?」
海未「美味しいです。私の好きな組み合わせですね…お店ではあまり見かけないような」
穂乃果「これなら穂むらの新メニューでいけそうじゃない?」
海未「そ、それはどうでしょう…まあ、魅力的なメニューではありますが」
ことり「全部食べちゃっていいからね♪」
花陽「ええっ!?…ぜ、全部」
海未「そんなに食べきれませんよ。あなたたちも」
花陽「いただきます♪」
希「ちょ、早い早い!」
海未(お祝いはともかく…たまには、作ってもらうのもいいものですね♪) 凛「のーりをーたべーましょおぉ♪」
絵里「いや、私は食べないわよ」
にこ「のーりをーおくーりましょう♪」
絵里「いや、贈られても困るし」
希「亜里沙ちゃんは食べるやろ?」
絵里「まあそうだけど…どうして海苔なのよ?」
凛「佃煮といえばやっぱり海苔じゃないですかー?」
花陽「ごはんに合うよね♪」
絵里「海苔だけじゃないでしょ?小魚とか昆布とか、キノコみたいなのとか…」
にこ「その程度しか知らないなんて、所詮ロシア人ねー」
絵里「そういう偏見やめてよ。佃煮くらいで…」
亜里沙「お姉ちゃんは日本人だよ!」
雪穂(っていうか亜里沙も日本人のはず…あんまりそう見えないけど)
希「まあウチ的には佃煮もやっぱりお肉が一番だけどね」
絵里「肉の佃煮なんてあるの?」
穂乃果「しぐれ煮とか、やまと煮とか…かな?」
海未「そうですね。佃煮の一種と言って差し支えないと思います」
雪穂(というわけで、6月29日は佃煮の日…なんだけど) 真姫「これで作ってみてくれない?」
ことり「え?…私?」
真姫「そうよ」
ことり「でも、こういうのは穂乃果ちゃんや海未ちゃん、にこ先輩のほうが得意なんじゃ…」
真姫「海未先輩はこんなの使わないでしょ?」
ことり「確かに…どっちかっていうと希先輩の発想って気がするね」
真姫「で、どう?」
ことり「うん。やってみようかな♪」
シュラシュラ ザクッ トトトトン
ことり「えーと、レシピは…」
真姫「ここに載ってるわよ」
ことり「へー。沖縄の伝統料理なんだね。既製品も売ってる…」
ザカザカ
ことり「焦がさないでね?」
真姫「だ、大丈夫よ。これくらい…」
グツグツ…
凛「なんか、いい匂いがするにゃー」クンクン
花陽「佃煮っぽいような、そうでもないような…?」
ことり「できたよー♪」
海未「ことりが佃煮を作ったんですか?」
穂乃果「へー。珍しいね」 絵里「これが、佃煮…?」
希「んー?どこかで見たような…これって」
雪穂「きゅうり…じゃないよね」
にこ「ゴーヤーでもないし…」
花陽「ズッキーニ?」
真姫「違うわよ。これはパパイヤ」
亜里沙「ぱ」
ほのうみのぞえりにこりんぱなゆきあり「パパイヤ!?」
穂乃果「ほうれん草の缶詰?」
希「それはポパイや」
凛「ストライク!」
海未「それはアンパイア」
亜里沙「吸血鬼…」
雪穂「それはヴァンパイア」
希「あー、思い出した!沖縄料理やんな」
にこ「熟してない緑色のパパイヤを野菜として使う、いわゆる青パパイヤね」
ほのゆきえりりん「へー」
穂乃果「それって、ゴーヤーみたいに超苦いんじゃ…?」ヒヤアセ
ことり「ちゃんとあく抜きすればサラダでも食べられるし、これは佃煮だから苦味はほとんど残ってないと思うよ」
穂乃果「そ、そうなんだ?」
花陽「パパイヤがこんなにごはんに合うなんて…!」モグモグ
希「って、もう食べてる!?」
ことり「ふふふ。みんなもどうぞ♪」
真姫「これは昆布とゴマと生姜くらいの割とシンプルなレシピだけど、イカとか豆とか入れるのもあるみたい」
穂乃果「へー。豆…ひじきの煮物みたいな感じかな?」
海未「東京の佃煮とはずいぶん違いますね…でも美味しいです」
絵里「ほら、日本人だって知らないじゃない?」
にこ「ま、東京から見れば沖縄も海外みたいなものよね」モグモグ
凛「沖縄の風を感じるにゃー♪」
のぞほのにこりん「イーヤーサーサ♪」クルクル 花陽「和風だしのいい香り♪」
希「今日のおだしはいりこ、かつお、昆布、椎茸も使ってるん」
穂乃果「あ、あれ?…うどんだ」
真姫「毎月最終日は“そばの日”じゃないの?」
希「たまにはいいやろ?おそばは大晦日に食べるし、別に毎月やなくても…」
凛「今日は最終日でもあるけど30日だよ。みその日で、そばの日だからみそラーメンでしょー?」
希「ラーメンだとトッピングはナルトになっちゃうやん?」
絵里「なると?」
ことり「かまぼこを使いたかったんだって」
雪穂「あー、うどんならナルトじゃなくてかまぼこだよね」
凛「どうして今日はかまぼこなのー?」
希「誕生花に“蒲”ってあるやん?」
亜里沙「カエルさんですか?」
絵里「多分そのガマじゃなくて植物ね。誕生花だから…」
海未「なるほど。蒲だから蒲鉾というわけですか」
花陽「そういえば蒲鉾の蒲ですね。ガマ…」
希「そうそう。あと今日のチラシに偶然、笹かまぼこが載ってて。でもご贈答用の笹かまぼこは自分で買って食べるにはちょっとお高いから」
にこ「それで普通のかまぼこになったわけね」
海未「とはいえ、うどんだけでかまぼこは使い切れないでしょうから…」コト
花陽「あ。茶碗蒸し…」
穂乃果「そっか。茶碗蒸しにも入ってたりするね。かまぼこ…」
希「おうどんさんに茶碗蒸しのセットならいい感じやない?」
花陽(セットなら、いなり寿司もつけてほしい…)シミジミ 亜里沙「ニッポンの料理、何でも美味しいです♪」ネバネバ
希「ちょ、なんで納豆!?」
絵里「亜里沙が納豆が食べたいって言ってたのよ」
希「そ、そうなんや…」
亜里沙「くめ納豆って書いてありました♪」ネバー
にこ「くめ納豆なら茨城の納豆ね。確か、常陸太田市?」
穂乃果「水戸じゃないんだ!?」
希「旧本社と工場は常陸太田市にあるみたいやな」
凛「きゅう?」
真姫「2009年に倒産してミツカンが買い取ったのよ」
穂乃果「知らなかった!」ガーン
海未「まあ、納豆自体は変わらず製造販売しているわけですし…」
亜里沙「すし…」
のぞほのうみ「えっ」
雪穂「スシ、ね。納豆巻きもセットにしたら?」
花陽「それだ!」 あの!あの!あのーー!!!
超〜羨ましいんですけど(笑)
本日はいくらハードルを上げても飛び越えてくる、そんな神選抜でお届けします♡
真の美少女店とはこういうこと♪
マジマジと思い知らされまして、この子達には本当に頭の下がる思いです^-^;アセアセ
東京美少女支持率No. 1池袋あられ こころ「えーと…」
にこ「何でも好きなの選んでいいわよ」
穂乃果「おだんご、饅頭、ようかん、もなか、どら焼き…いろいろあるけど」
雪穂「毎月1日は“あずきの日”だからね。私のおすすめはこれ」
こころ「豆大福ですね」
凛「豆大福の豆って小豆じゃないのー?」
穂乃果「もちろん中身は小豆のあんこだけど」
希「餅だけに、もちろん!?」
真姫「はいはい」
花陽「表面にでこぼこした大きな豆がたくさんついてるでしょ?」
ここあ「これなにー?」ツンツン
にこ「こら、つつくんじゃないの」
ここあ「ここあ、これたべたい♪」
穂乃果「豆大福の豆は赤えんどう豆だよ。大豆を使ったりするところもあるみたいだけど」
凛「遠藤は青でしょー?」
希「紫の時代もちょっとあったやん?」
真姫「誰がサッカーの話してるのよ…」 こころ「あ。じゃあ、私はこれを…」
ことり「おはぎ?」
海未「夏は夜船でしたね」
絵里「そういえば聞いた覚えがあるわね…」
花陽「お彼岸じゃなくても売ってるんだ?」
穂乃果「うん。春は牡丹餅、夏は夜船、秋はお萩で、冬は北窓。四季それぞれの呼び方があるように、本来は一年中親しまれるお菓子なの」
にこころあえりありまきぱな「へー」
ここあ「ねえねえ、じゃあメッシは?」
凛「バルセロナは青だよ」
ここあ「あんぜんぴんじゃないのー?」
こころ「安全ピン?」
にこ「アルゼンチンでしょ」
凛「アルゼンチン代表は水色と白の…いや、空色だったかにゃ?」
ここあ「そらいろ!?」
こころ「豆といえば、そら豆はどうしてそら豆なんでしょう?」
花陽「えーと、さやが空に向かってつくから…だったかな」
ここあ「くものうえまでのびるんだよー♪」
にこ「それはジャックと豆の木」
ここあ「くものうえにパルタがいて、カレーつくってたべるの♪」
にこ「はいはい」ナデナデ
こころ(ツルをのばして巻きついて、どこまでも伸びていくように…お姉さまも、いつの間にかたくさんの人たちに支えられているんですね♪) 穂乃果「海運って、あの吸着機雷で攻撃されたタンカーみたいな?」
真姫「その海運じゃなくて、三島海雲はカルピスの創業者よ」
ほのえりりん「へー」
海未「モンゴルで死にかけた三島海雲は乳酸菌によって救われ、これを日本に広めようと考えたといわれています」
凛「カルピスのルーツがモンゴルにあったなんて知らなかったにゃ」
希「というわけで、今日はカルピスで乾杯やな♪」
花陽「体脂肪を減らすカラダカルピス!カロリーゼロ!」
にこ「って、そんなサンドウィッチマンみたいな…」
ことり「本当にゼロってことはないと思うけど、食品衛生法上ゼロと表示していいくらい低いってことじゃないかな?」
絵里「そうね。ノンアルコールといわれている酒造メーカーの商品にも微量のアルコールが含まれてるっていうし…」
雪穂「(表示上)ゼロだけど(実際は)ゼロじゃないのが面倒くさいね」
亜里沙「夢だけど夢じゃなかった!」
穂乃果「アハハ。本当に本当のカロリーゼロなんて夢みたいな話かも…」
にこ「ま、とにかく乳酸菌は摂ったほうがいいわよ。乾杯!」
ことほのうみのぞえりまきりんぱなゆきあり「かんぱーい!」 海未「ところで今日は“蛸の日”でもあるわけですが」
亜里沙「たこ?」
希「タコといえば!」
にこ「はい、南房総“亀屋本店”のタコせんべい」
穂乃果「へー。えびせんみたいな感じかな?」
凛「食べタコとある味にゃー」パリパリ
海未「神戸や西明石駅の“ひっぱりだこ飯”を忘れてはいけませんよ」
花陽「タコとごはんの相性の良さ!日本に生まれてよかったって思う瞬間だよね♪」
希「各地の駅弁やおみやげもいいけど東京で気軽に食べられるタコといえば、たこ焼きやんな」
絵里「たこ焼きなの?」
亜里沙「タコヤキおいしいです♪」
真姫「東京のたこ焼きねえ…」
希「ウチが作るから大丈夫や。関西のたこ焼きにも負けないたこ焼きを作るよ!」
ことり「チーズとウインナーでどうかなぁ?」
絵里「バナナとチョコレートとか♪」
凛「メンマとチャーシューで♪」
希「いやいや、今日はタコの日!」
雪穂(変わり種もたまにはいいけど、やっぱりタコが入った普通のたこ焼きが一番おいしいよね) 希「柔らかく煮えた玉ねぎの甘みと、お肉にもほどよく染み込んだ甘辛のつゆ…」
花陽「炊きたてごはんに、紅しょうが。そしてちょっぴり七味をふりかけて…」
真姫「って、なんで牛丼?」
希「えーと…七月三日は“並の日”?」
絵里「いや、牛丼の並じゃなくて海の波のほうでしょ…」
海未「私ですか?」
希「海未ちゃんは並っていうよりミニ」
海未「何ですか?」ニコ
希「な、何でもないよ。アハハ」
花陽「それと、今日は七味の日でもあるから…」
穂乃果「七味かぁ。牛丼以外で使うとしたら、おそばやうどんかなぁ?」
凛「サッポロ一番のみそラーメンにも七味ついてるにゃ」
ことり「七味もいいけど、今日はソフトクリームの日だよ♪」
絵里「チョコがいいわね」
穂乃果「いちご!」
にこ「王道のバニラでしょ?」
雪穂「今は各地の名物とか使って、ものすごくたくさん種類があるよね」
希「紫いも」
花陽「わさび」
ことり「マスカルポーネ♪」
凛「ま、まさかり?」
にこ「いや、なんで村田兆治よ…野球じゃなくてソフトっつってんでしょ」
凛「野球にもソフト(バンク)はあるにゃ」
希「マサカリ兆治はロッテだけどね」 真姫「ところで今日は1890年にアイダホ州ができた日らしいけど」
穂乃果「イデホ?」
にこ「いつのソフトバンクよ」
凛「アイダホといえば、アイダホバーガーだよねー♪」
希「マクドのアイダホバーガー?」
穂乃果「あー、あれ美味しかったよね。私も好き♪」
海未「そういえば今日は稀勢の里の荒磯親方の誕生日でもありますね」
亜里沙「オヤカタ…もうヨコヅナじゃないんですよね」
雪穂「短命だったからねえ…やっと現れた日本人横綱だったのに」
穂乃果「まあ、今は日本人力士も優勝できるようになったし…また横綱になる人もきっといるよ♪」
海未「そうですね。期待していいと思います」
凛(いつもの料理にちょい足しでピリッとひと味違う七味。ちょっとの量でも実は七種類入ってるように…)
海未(誰が優勝するか、わからないくらいの群雄割拠だからこそ面白いのです!) 穂乃果「梨…の季節じゃないよね?」
花陽「品種によりますけど…たぶん早くても七月下旬だと思います」
真姫「要するに七月四日だからナシって、ただの語呂合わせでしょ?」
ことり「ゴーヤーの日も五月八日だったりするもんね。野菜の旬は無視で…」
凛「梨は無しってことにゃ」
希「梨はなくても、ナシがつく食べ物があるやん?」
亜里沙「梨が入ってる物ですか?」
希「いや、梨は入ってなくて。たとえばタコライスにタコは入ってないし、サンマーメンにサンマは入ってないやろ?」
絵里「ああ、そういうこと…料理の名前にナシがつく物なのね」
雪穂「ナシがつく食べ物…何だろう?」
花陽「ナシゴレン…かな?」
ほのゆきありりん「ナシゴレン!?」
穂乃果「え、何それ?ドラクエの新しい呪文?」
凛「ベギラゴン!イオナズン!ナシゴレン!」
花陽「ち、違うよぉ…ナシゴレンはインドネシアやマレーシアの料理!」
希「さすが花陽ちゃん、ごはんのことは何でも知ってるんやね」
花陽「おいしいごはんは世界共通ですから!」
穂乃果「ごはんなんだ?」
凛「えー?じゃあナシゴレンって梨ごはんなの?」
真姫「いや、だから梨は入ってないって…」
海未「炒飯のような物じゃないですか?昔は日本ではナシゴレンをインドネシア風チャーハンと呼んでいたそうですよ」
穂乃果「海未ちゃん、作れるの?」
海未「どうでしょう…独特の調味料を使うようなので、普段使っている物だけでは本物のナシゴレンはできないと思いますが」
希「ある物で代用したらいいんやない?ウチらの中にインドネシアやマレーシアの人はいないんやから、とりあえず美味しければOKやろ?」
にこ「レシピあったわよ」
海未「ナムプラーにケチャップ、スイートチリソース…それにパクチーとにんにくが決め手ですかね」
ことり「梨狩りに行ってきます」
絵里「いや、まだ季節じゃないし…落ち着きなさいって」
穂乃果「ことりちゃんの分はにんにく無しということで…」
希「ナシだけに!?」 穂乃果「天ぷら、煮物、炒め物…」
にこ「茹でただけのいんげんを何かのつけあわせに使ったりもするわよ」
海未「緑色が鮮やかで使い勝手がいいですね」
希「冷凍食品としても流通してるから一年中使いやすい野菜やね」
真姫「それで結局どんな料理にするの?」
ことり「ごはんマイスターのかよちゃんの意見を聞きたいな♪」
花陽「ま、マイスター!?」
亜里沙「きのこ?」
雪穂「それは舞茸」
穂乃果「ソーセージにたっぷりつけて…」
希「それはマスタード」
凛「巨人のエース格だった外国人投手!奥さんが美人で」
にこ「それはマイコラス」
絵里「それで、どうかしら?」
花陽「別に専門家ってわけじゃ…でも、強いて言えば」
凛「強いて言えば?」
花陽「チキンロール、とか?」
ことほのうみのぞえりにこりんまきゆきあり「チキンロール!?」
亜里沙「えーと、いんげんをお肉で巻くんですか?」
花陽「うん。牛肉でもいいと思うけど…」
雪穂「なるほど。それが一番ごはんに合いそうな気がするね」
にこ「そーね。技術の差は出るけど単純に作りやすいし」
穂乃果「味付けもいろいろできそうだね♪」
希「じゃあ、せっかくだからみんなで作ろうか♪」
にこ「ちょうど今頃が旬よね。千葉県産の筋なしいんげんよ」ドサ
凛「すじなし?」
海未「さやえんどうやいんげんには筋があって、調理の際は取り除くんですよ」
ことり「でも最近は筋が最初からない品種が多く出回ってるの」
ありりん「へー」 凛「スジなんて無いのが普通だと思ってたにゃ」
希「楽なほうが好まれるのは世の常やんな」シミジミ
穂乃果「いんげんをお肉で巻いて…あとは焼くだけ♪」
真姫「料理なんて意外と簡単ね」
絵里「あら、じゃあ味付けを任せていいかしら?」
真姫「いいのよ味付けなんて。食べるときに各自塩でもマヨネーズでもつければ」
花陽「もう手抜き宣言!?」
海未「肉巻きですから味付けはしましょう。調味料は合わせておきましたよ」
凛「つけておくだけなら凛でもできるよー」
にこ「焼くのだってできるわよ。焦がさなければいいんだから」
凛「でも丸いからどこが裏で表なのかわかんないし」
穂乃果「転がしながら焼けばいいんじゃないかな?」
ことり「不安だったらオーブンレンジっていう切り札もあるよ♪」
ジュー
ことほのうみのぞえりにこまきりんぱなゆきあり「できた♪」
穂乃果「美味しそうに焼けたね♪」
希「お肉だけで焼き色をつけるには火を通しすぎになりがちだけど、調味料をからめれば簡単に美味しそうな焦げ目がつくやろ?」
真姫「まあ、そうね」
にこ「それに香りもね。スパイスや香味野菜で肉の臭みを消しつつ、調味料の匂いが食欲をそそるでしょ」
海未「というわけで、こういった料理は味付けが肝心なのです」
凛「料理って奥が深いんだにゃ」シミジミ
花陽「おいしい♪」モグモグ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています