【bayfm78】ビートルズから始まる。16【小林克也】 [無断転載禁止]©2ch.net
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■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年2月5日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(2月5日)
・1965年。
52年前の今日。
これはね、ちょっとｗ、忘れてもいい。
試験には出ないからｗ
エリッソ男爵夫人、男爵ですよ。貴族です。
男爵夫人が、ブライアン、つまりビートルズのマネージャーの所へ会いに来て。
「もしも良かったら、うちの娘マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)をお宅で預かってくれませんか？」
さあ、このマリアンヌ・フェイスフルというのは、この年で19歳です。
あまりにもポップスの世界では有名な人なんですけども。
この人は 順番から話すとあれですよね。
旦那がジョン・ダンバーという、17歳でジョン・ダンバーと結婚して。
これが金持ちでインディカ・ギャラリーてのをやっていて。
このインディカ・ギャラリーは、個展をやっているオノ・ヨーコとジョン・レノンが会う所ですよね。
でも、この17歳のマリアンヌ・フェイスフルは、なかなか、男が・・・なんてのかなｗ、手放さない、ていうｗ
放っておけないような子で。
ローリングストーンズの３人、ミック・ジャガー(Mick Jagger)、キース・リチャーズ(Keith Richards)ね、それからブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)
いろいろ有ったことは有名です。
そして、ローリングストーンズが初めて作った「As tears go by」を、ストーンズの前に歌わせて。
デッカレコードから65年にデビューさせるわけです、ね。
そして、そのあとで来るわけですよ。お母さんが。
マリアンヌ・フェイスフルのお母さん。
マリアンヌ・フェイスフルは、だから貴族の出です。
お母さんはオーストリア人で、イギリスのロンドンの大学教授と結婚しました。
離婚するわけですが、でも男爵です。バロンです。
で、結局はね、やるんですよ。
ちょっと有名になってるから「なんかやろうか」ていうことで。
ポールも立ち会ってレコーディングするわけですが。 それをちょっと、聴いてもらえます？ 面白いんで。
おそらく初めて聴かれると思います。
僕も実は 初めて聴くんです。
マリアンヌ・フェイスフルのね、あのほら「As tears go by」はちょっと素人娘がやっている、て言う感じがあるんですが。
これはどうでしょうか？ Yesterday
〜 Marianne Faithfull / Yesterday
ttps://www.youtube.com/watch?v=gORyrU1xQpg
（小林）ヘヘヘｗ
どうですか？、すっごいよねｗ。
ポールのバックとぜんぜん違うじゃないですか。
やっぱり、「こんな子にはこんなバックを」ていうふうに考えたんですかね。
結局、ビートルズの事務所に所属してこれを出す。
それが、最高３６位まで上がる、と。
でも、この年にローリングストーンズがツアーがあると、ツアーに同行してって。
もうね、キース・リチャーズとデキたり、ミック・ジャガーの恋人になったりとか。
ちなみに、今ユーチューブなんかで探すと、マリアンヌ・フェイスフルが30代40代の頃の歌声を聴くことが出来ると思います。
これみんな ビックリする。
人生とはそういうもんだったのか、という。
すごい勉強になりますから、おのおので学習するように。
よろしく。 □ストーリー
・ジョン・レノンを中心としたビートルズストーリー。
今週もそのジョンの最初の妻シンシアが遺してくれた手記からお送りしよう。
1967年8月の最終週。
超越瞑想の教祖マハリシ・マヘシ・ヨギがウェールズのバンゴアという町で行なうセミナーに出発する朝。
駅にたどり着くやいなや、そこは大勢のマスコミと熱狂的なビートルズファンでいっぱいだった。
ジョンは荷物を全てシンシアに任せ、全速力で列車のホームに向かって走り出した。
シンシアは列車に遅れまいと、必死に走って叫んだ。
「待ってジョン！ 私を置いて行かないで！」
しかし、もう遅すぎた。
列車はすでにプラットホームをどんどん離れて行こうとしている。
シンシアは取り残され、荷物を両手に持ったまま、そこにポツンと佇(たたず)んでいる。
涙が頬(ほほ)を伝わって落ちた。
マスコミ連中がシンシアを取り囲み、あちこちでフラッシュが焚かれた。
自分が ただの間抜けのように思えてきた。
もう、顔から火が出る思いだ。
マネージャーのブライアン・エプスタインの秘書であるピーター・ブラウンが、ビートルズ一行を見送りに来ていたのであるが。
そのピーターがシンシアの肩を抱いてこう言った。
「シンシアさん、心配はご無用です。すぐに車を手配しますから。
なに、飛ばして行ったら列車なんかよりも早く着きますから。
早回りして、みんなを驚かせてやればいいんです」
この明るいピーターの言葉に、シンシアは少し救われた気がした。
「ありがとう、ピーター・・・」
シンシアは元気を装ったが。
悲しかったのは、列車に遅れたことではなかった。
こういうことが自分とジョンの私生活の危機を象徴しているかのように、思えてならなかったのである。
20世紀最大の天才と称される夫ジョンと、
ジョンの妻であるということだけで、何らとりえもなく、あと数年で30歳になるシンシア。
あまりに住む世界が違う気がして、涙が止まらなかったのである。 〜 The Beatles / She's Leaving Home
ttps://www.youtube.com/watch?v=oAYiuFBqyLE
〜 The Beatles / I'm Only Sleeping
ttps://www.youtube.com/watch?v=38wIuDAq2yg
（小林）1966年
もうかなり実験的なことをやっています。
アルバムは「Revolver」です。
ジョンの作品です。
I'm Only Sleeping
そしてその前は。
67年ですね。
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」の中から
She's Leaving Home □ストーリー（続き）
・「バンゴア行きの列車に乗り遅れた時に、私が涙を流した理由。
それは、自分以外には判らないことだったと思います」
と語るのはジョンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が記した手記の中から。
「私が泣いたのは、この時の出来事が、私たちの結婚生活を象徴しているように思えて仕方がなかったからなんです。
ジョンは列車に乗り、未来に向けてどんどんスピードを上げて行く。私を取り残して。
私はそこに立って、遠くへ消えていく列車を見送りながら。
プラットホームにいる自分が感じている孤独は、いつかきっと永遠の物になるに違いない、と確信を持っていたんです」
結局、ビートルズがメジャーデビューする前からのローディ＝ニール・アスピノールが運転して、シンシアをバンゴアまで送ってくれた。
６時間の旅であった。
列車にはマスコミ、というよりはパパラッチが大勢乗っているので、まるでサーカス団の移動のようにお祭り騒ぎになっているのだろうけど。
車の旅は静かだし、気楽でもあった。
でも窓から外の目映(まばゆ)いばかりの美しい田園風景を見ていると、心の中が恐怖でいっぱいになってきた。
「ジョンと私は この先どうなるのだろう？」
シンシアの悩みは それに尽きていた。
シンシアは列車に乗って来たみんなより少し遅れて静かに到着した。
駅ではビートルズ一行を出迎えに来た絶叫するファンや、ファンよりも多い数のマスコミでごった返していた。
海辺の小さな町バンゴアが「今日はいったい何ごとか？」というふうな騒ぎである。
シンシアは先に着いたみんなから抱きしめられたり、キスされたりしながら温かく迎えられた。ジョンを除いて。
ジョンからはキツイ口調で叱られ続けたのだ。
「君はどうして いつもビリなんだ。
いったいどんなマネをしたら、あの列車に乗り遅れるなんていう芸当ができるんだ？」
いつものように黙って叱られ続けるシンシアであった。 〜 The Beatles / Run For Your Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=hZWv4GZiEYA
〜 The Beatles / I'm A Loser
ttps://www.youtube.com/watch?v=Zk9FvwfdDcg
（小林）２曲流れました。
共通なものがありますね。
I'm A Loser
そしてその前は
Run For Your Life
というのは、もう「命がけで逃げろ！」ていう。
「男と一緒なのが見つかったら逃げるんだよ。
もしも男と一緒に逃げているのが見つかったら。
もう、オシマイだ」って。
「Thats the end, ah little girl」ていう。
なんか本当にもう、音や心の遊びを教えてくれるビートルズ。 □ストーリー（続き）
・ジョンの最初の妻シンシア・レノンが遺した、あまりにリアルな手記の中から。
「君はどうして いつもビリなんだ？。
いったいどんなマネをしたら、あの列車に乗り遅れるなんて芸当ができるんだ？」
いつものようにジョンに発言は自分本位で勝手なもの。
黙って叱られ続けるシンシア。
それでも一応シンシアも静かに意見を述べてみた。
言い返したのだ。
「たぶん、あなたが私に荷物を押し付けなければ、間に合ったと思うわ」
思いやりのかけらもない人に妻を叱る権利など、どこにあるというのだろう。
でもシンシアは感情を飲み込んだ。
これまで何度もそうしてきた。
いつものように口論は避けたいと思った。
特にみんながいる前ではなおさらのこと。
この時も、ジョンに対してもっと強く出るべきだったのだが。
シンシアは、それまでも、もう数え切れないくらい自分の感情を押し殺し、ジョンを見逃してきた。
それがジョンとシンシアの関係であり、生活を共にする方法だったのである。
そしてビートルズ一行は全員、200人ほどもいるマハリシの他の弟子たちと一緒に大きな教員養成大学の寮に滞在することになった。
寮の部屋はごくシンプルで、置いてあるのは、二段ベッドと飾り気も何も無いタンスだけである。
ジョンはモノ珍しくて面白がっている。
「ウチと違うなあ。そう思わない？」と言う。
たしかにその通りである。
その時、ミック・ジャガーとマリアンヌ・フェイスフルが、フラッとジョンとシンシアの部屋にやって来た。
二人とも あまりに質素な施設なので 戸惑っていた。
「おいジョン。これって、いったいどうなってるんだ？
こんなんで、俺たちはこれからどうなるんだ？」
するとジョンが笑って答えた。
「心配するなミック(笑)
シンプルなことだよ。
みんな学生生活に戻るんだよ」 〜 Rolling Stones / As tears go by
ttps://www.youtube.com/watch?v=g6PsahByRUU
〜 Spencer Davis Group / Keep On Running
ttps://www.youtube.com/watch?v=pK0DbgovWZo
（小林）1965年当時のね ヒット曲並べましたが。
これ、正確に言うと66年か。
ローリングストーンズの As tears go by
さっきお話ししたとおり、マリアンヌ・フェイスフルに最初に歌わせたわけですよね。
その後ストーンズが、やおら録音したという。
As tears go by
そして1965年のイギリスのナンバーワンです。
スペンサー・デイビス・グループ(Spencer Davis Group)
これ強力でしょう？
当時はみんなアメリカの方を向いて、アメリカのＲ＆Ｂをけっこう遣ってたわけですが
このボーカリストはスティーブ・ウィンウッド(Steve Winwood)です。
スペンサー・デイビスの。
で、15〜6じゃないかと思うんですけど、その頃。
すっごい若くて、メッチャクチャすごいじゃないですか？
ねえ、Keep On Running という曲を紹介しました。 ＜スペシャルパーティのお知らせ＞
3月15日(水)夜7時から
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
75組150名様をご招待
応募〆切 2月28日(火)
詳しくは bayfmのHP参照
http://www.bayfm.co.jp/info/ □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（小林）
もうすぐ60になりますねｗ いやいやｗ
「そんなこと言うなよ、まだ50代だから」ていうｗ
（大阪市/男性）
デッカレコードがビートルズの新人オーディションに不合格を出して、後で大いに悔しがったという話しありますね。
ビートルズも実は、宝の山を逃したというのがこのジェームス・テイラー（James Taylor）
アップル社のゴタゴタで契約を続けられなかった。
（小林）そう、ジェームス・テイラーもね、出してるんだよね。
「Something In The Way She Moves」や「You've got a Friend」などの大ヒットをいくつも放ち。
味わい深い落ち着いた歌声で、いまだに根強いファンに人気。
また人気稼業に身を置きながら、頭髪が薄くなったことを隠さない点が。
中高年の男性ファンにとって頼もしく、希望の星となっているのかもしれません。
(小林)という。
そうなんだよね。
これ、ジェームス・テイラーがアップルから一枚アルバム出してるってのは。
このアルバムは、だけど渋いんですよ。
僕は特に「Knocking 'Round the Zoo」ていう。
だけど、古い話しをあたり前のように言っててね・・・
さっきねえ、僕、スティーブ・ウィンウッドがリードボーカル取っていたって。
若い人は知らないけど、80年代、もう世界一まで行くスティーブ・ウィンウッドなんですよ。
ちょっと話しが逸れましたが。
[大阪市/男性]さん、あなたのリクエストはジェームス・テイラーです。
Walking My Baby Back Home
これはねえ、実は1930年代からｗ、
もう何百人もの有名アーティストが、カバー取り上げたやつを。
ジェームス・テイラーは遅まきながら、という感じで取り上げています。
アメリカの財産を歌って守ろうという。
やっぱり、なんてのかなあ、日本にも必要ですよね。こういった昔の物を守るって気持ちはね。
ジェームス・テイラー Walking My Baby Back Home
〜 James Taylor / Walking My Baby Back Home
ttps://www.youtube.com/watch?v=46ZzJQA-uOA 〜 The Beatles / Lovely Rita
ttps://www.youtube.com/watch?v=5I5QtW0Th9s
（東京都北区/男性）
いつも楽しく聴いております。
Lovely Rita をリクエストさせてください。
今年の年明け、第一子である女の子を授かりました。
大好きなこの曲から名前をいただきました。
リタと名付けました。
ビートルズに目覚めた小学生高学年の頃から温めてきた名前です。
「Martha My Dear」のマーサも候補にあったんですけが、妻も大喜びしています。
妻もビートルズが大好きで、2013年のポールの東京ドームライブに参戦しました。 (小林)参戦ｗ
もちろん2016年のリンゴのライブにも参戦しました。
こんどのポールのライブには妻はきびしいかもしれませんが。
妻の分もも、ポールとお客さんと一緒に熱唱して来たいと思います。 (小林)ｗファンなんだ、ポールの。
ありがとう ポール。
ありがとう 愛する妻。
そして、リタ。
（小林）と書いてあります。ｗ (小林)[東京都北区/男性]さんに続いてｗ お送りするのが
（東京都品川区/男性）
克也さんより年下の視聴者です。こんにちは。 （小林）ｗ
デビュー以来いろんなグループが出ました。
ビートルズ以来、デーブ・クラーク５(Dave Clark Five)、ハマンズ・ハーミッツ(Herman's Hermits)、アニマルズ(Animals)、その他諸々。
恋をして振られ、そしてまた振られ、のくり返しだったあの頃。 (小林)これ、あなたのことですね。
そんな自分を癒してくれたのが、アグネス・ラムのポスターや、こちらのグループの言葉でした。 (小林)ｗ
歌詞の意味も分からず、夢中でラジオや またレコードで聴きました。
その頃が懐かしく、デーブ・クラークの Because などよろしくお願いします。
(小林)[東京都品川区/男性]さん、あなたのリクエストは
デーブ・クラーク５で「Because」
〜 Dave Clark Five / Because
ttps://www.youtube.com/watch?v=hxbYxIggR_I
〜 Paul McCartney / My Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=eKuFyHwG188
(小林)いやあ、デーブ・クラーク５の「Because」から上手くつながりましたねえ。
（八王子/男性）
ポールがまた来日してくれますねえ。
さっそくチケットが当たったんで、行ってきます。
(小林)チケットは当たってお金を払って行くんだよねｗ。
当たって、タダの券が当たったわけじゃないんだよねｗ
ライブで演奏してくれるといいんですが。
My Love をお願いします。
この曲を初めて聴いた時、あまりにスウィートで力が抜けてしまいました。
(小林)
これ僕、女性かと思ったら男性でしたね。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
ジョンの最初の妻の手記、ていうのはねえ、連続でお送りしていますが。
なかなか この人は良いところを捉えてて。
ただ、今日お送りしたあたりは一番悲しいところですよね。
電車に、汽車に乗り遅れたばっかりじゃなくて。
なんか、自分とジョン・レノンの将来を予告してる。
「この別れは、もう永遠に続くんじゃないか？」っていう不安が過(よ)ぎったっていう。
一番悲しいところじゃないかなあと、思います。
リクエスト待っています。
採用の方にはイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしています。
アドレスは
beatles@bayfm.co.jp
です。
それから、あれ、忘れないでくださいね。
この番組の公開録音、応募してください。
ご希望の方はBAYFMのホームページ。
はがき、ファックスでも、オールドスクールでも、受け付けております。
〆切は2月28日火曜日 到着分まで有効。
ということで、お別れです。
小林克也でした。 このスレのおかげでこの番組を知り、40年ぶりかでラジオを聴いた。スレ主に感謝している。
とはいえオンタイムではなくradikoで聴いてるが。
番組の内容には意見はない。小林克也さんも年取ったなと思うことくらいか。
しかし番組提供の石井食品のCM、なぜ「ジムノペティ」をBGMに使うのか？
私にはこの曲には強烈なエロい(微グロな)イメージがあるから食品のCMには絶対に合わないのです。
なぜかと思う人は「スネークマンショー 愛の匂い」で動画検索して視聴してみてくださいな。
毎回これが流れて、おばさん声のナレーションが始まるたびに失笑、苦笑、嘲笑してしまう。
そして番組の司会が、スネークマンショーの向坂守さんこと小林克也さんとくれば、これはもうわざと？
「イシイのお弁とくん♪ミートボ〜ル！」の石井食品さんでしょ、もっと別の明るい曲にしましょうよ。
なぜ「ジムノペティ」を選曲したのか担当者に聞いてみたいですね。
もしこのスレ読んでいたならお聞かせください。
一度、リクエストと共に意見したけれど、完全に無視された模様。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年2月12日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(2月12日)
・1965年。
今から52年前の今日。
ビートルズが売れて、もう１年経っていますが。
ブライトンでリンゴとモーリンが新婚旅行。
で、リンゴは新聞記者たちにいろいろ質問されて答えている、ということが記(しる)されていますが。
リンゴが結婚した相手は、18歳の美容師見習いのモーリン・コックス(Maureen Cox)
結婚してハネムーンの真っ最中。
で、これ不思議なのは・・・
ビートルズは、ジョンもリンゴもポールも、出来ちゃった結婚。
これ出来ちゃった結婚なんですよね。
で、ジョンとシンシアの時と同じように、登記所行って結婚届けを出して。
証人っていうのが必要ですよね。
マネージャーが、ブライアンが証人になって。
ロンドンのブライアンの自宅に招かれてお持て成しを受ける、ということです。
で、ちょうど7ヶ月経って、二人の間には元気な男の子が生まれて。
これが名前をザック(Zak)と付けられて。
この人は ザック・スターキー(Zak Starkey)として。
父親の仕事を受け継いで、プロのドラマーになって大活躍。
ザ・フー(The Who)とか、ポール・ウェラー(Paul Weller)とか、
あるいはオアシス(Oasis)、ジョニー・マー(Johnny Marr)です。
スミス(The Smiths)のあのギタリスト。
これ、ご指名です。ザック・スターキー。
でまあ、いろんなミュージシャンが「リンゴの息子に任せとけば安心」ていう。
そんな感じです。
リンゴ・スターはビートルズがツアーをやると、リンゴが必ず１曲歌わせてもらった。
その時のレパートリーは、この番組でもお送りした「Boys」とかね。
ジョンとポールがローリングストーンズのために書いたと言われる「I Wanna Be Your Man」
これもリンゴが歌う。
日本公演でも歌ったりすると、大拍手喝采になるわけですが。
「This Boy」という曲を、ジョン・レノンがリンゴのために書いています。
で、この「This Boy」はリンゴ・スターのテーマとして、
ジョージ・マーティンの率いるオーケストラによるインストゥルメンタル。
これはつまり「A Hard Day's Night」のサントラの中に入っている曲をちょっと聴いていただきましょう。
ジョージ・マーティン・オーケストラで「リンゴのテーマ」 カッコ(This Boy)
〜 George Martin and His Orchestra / Ringo's Theme (This Boy)
ttps://www.youtube.com/watch?v=iYzttKe0a-U
（小林）不思議なもんですねえ。
ボーカルじゃなくて、ジョージ・マーティン・オーケストラとして演奏。
また違う、違う世界ができますね。 □ストーリー
・「サイケデリック元年」と呼ばれる1967年8月の最終週。
ジョージ・ハリスンとパティの夫婦から端を発したインド哲学と文化への傾倒の末。
ロンドンから南西の方向へ数百キロ離れたウェールズのバンゴアという町にたどり着いた。
ビートルズ一行は全員、200人ほどもいるマハリシの他の弟子たちと一緒に大きな教員養成大学の寮に滞在することになった。
寮の部屋はごくシンプルで、置いてあるのは二段ベッドと飾り気も何も無いタンスだけ。
その時、ミック・ジャガーとマリアンヌ・フェイスフルが、フラッとジョンとシンシアの部屋にやって来た。
二人ともあまりに質素な施設なので、戸惑っていた。
「おいジョン。これって、いったいどうなってるんだ？
こんなんで、俺たちはこれからどうなるんだ？」
するとジョンが笑って答える。
「心配するなよミック(笑)
シンプルなことだよ。
みんな学生生活に戻るんだよ」
それから30分後、セミナーの入門編が大講堂で開かれた。
教祖であるマハリシの元からの熱心な弟子たちに、サイケデリックな服装をした超人気ポップスターの一群が混じっていて。
それはとても不思議な景色であった。
全員がカーペットも何も敷かれていない むき出しの木の床にアグラをかいて座っている。
隣に座っていたマリアンヌ・フェイスフルがシンシアの耳元で囁いた。
「ねえ、シンシア。お願いがあるの。
実は生理が始まっちゃったんだけど。
私うっかり何も用意して来なかったのよ」
するとシンシアがこう答えた。
「大丈夫よ。私余分に用意して来たから、心配しないで」
ジョン・レノンを中心としたビートルズストーリー。
今週もそのジョンの最初の妻シンシアが遺してくれた手記からお送りしよう。 〜 Marianne Faithfull / As tears go by
ttps://www.youtube.com/watch?v=XjFNc4j4VZE
〜 The Beatles / Words of Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ay8y8MctiOw
（小林）２曲続きました。
マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)が話しに出ていますが。
マリアンヌ・フェイスフルが初めて歌って、デッカからレコードを出した。
As tears go by ていう。
ローリングストーンズのね、ミック・ジャガー(Mick Jagger)とキースがマネージャーに急(せ)かされて。
「お前たちビートルズと勝負しろよ。ビートルズみんなオリジナルだよ！」っていうんで最初の頃書いた曲。
マリアンヌ・フェイスフルに歌わせた。
そして、Words of Love
これは、1964年 ビートルズ。
バディ・ホリー(Buddy Holly)の名曲のカバーです。 □ストーリー（続き）
・「ねえシンシア。お願いがあるの。
実は生理が始まっちゃったんだけど。
私うっかり何も用意して来なかったのよ」
するとシンシアが。
「大丈夫よ。私余分に用意して来たから、心配しないで」
お願いしているのは、ミック・ジャガーの恋人でシンガーのマリアンヌ・フェイスフル。
そしてお願いを受けているのがジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が記した手記の中から続けてみよう。
1967年８月の最終週。
「サイケデリック元年」あるいは「サマー・オブ・ラブ」と呼ばれたこの時期。
ビートルズ一行は、超越瞑想の教祖マハリシ・マヘシ・ヨギのセミナーを受けるため、
ロンドンから数百キロ離れたウェールズのバンゴアという町にやって来た。
マリアンヌはミック・ジャガーと一緒に参加していた。
シンシアは生理用品を用意して来ていないというマリアンヌが、なんだか可愛らしく思えてきた。
ドラッグやロックといった世界に身を置くには、あまりにも可憐な感じがしたのである。
それ以来シンシアはマリアンヌがとても好きになった
その日の午後、ビートルズは記者会見を開き。
マハリシの教えに従って、ドラッグを絶つことを宣言した。
そのわずか1ヶ月前に、ビートルズは他の大勢のポップスターと共にタイムズ紙に、全面を使った意見広告を出し。
「マリファナを禁止する法律は、有っても誰も守らない無駄なもので、第一道義に反している」と訴えたばかりであった。
それに、ポールが「もっとイケナイ物を試したことがある」とオフィシャルに認めた後だったし。
他のメンバーも同じようなことをしているのは周知の事実だった。
そういった発言や行動の全てを、このバンゴアでの記者会見で覆して見せた。
それはもう、報道陣にとっては特ダネ中の特ダネであった。 〜 The Beatles / Lucy in the Sky with Diamonds
ttps://www.youtube.com/watch?v=xxaOItEmu3U
〜 The Beach Boys / Good Vibrations
ttps://www.youtube.com/watch?v=Eab_beh07HU
（小林）２曲つながりましたね。
Lucy in the Sky with Diamonds
ビートルズ。
そして、ビートルズと良きライバル関係にあったビーチボーイズ(The Beach Boys)の1966年。
「サージェント・ペパー(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」より1年前ですね。
だから、これを聴いてビートルズは発奮して「サージェント・ペパー」の方に取りかかった、ていう話しもあります。
Good Vibrations ビーチボーイズ。 □ストーリー（続き）
・「僕らビートルズは、今後一切イケナイ物をやめることにしました」
これは1967年8月の最終週。
超越瞑想の教祖であるマハリシ・マヘシ・ヨギのサマーセミナーを受けるためにやって来た、
ロンドンから数百キロ離れたウェールズの町バンゴアでの記者会見での、ポールの発言。
もちろん報道陣は湧きに湧いた。
なにせ、この記者会見からわずか1ヶ月前に、ビートルズは他の大勢のポップスターと共に、タイムズ紙に全面を使った意見広告を出し。
「マリファナを禁止する法律は、有っても誰も守らない無駄なものだ。第一道義に反している」と訴えたばかりだったのである。
ところが、こんな記者会見での爆弾発言も、どうでもよくなってしまうような。
「マリファナがどうした」などというニュースも吹っ飛んでしまうような。
そんな事よりもはるかに重大で不幸な出来事が報道されることになった。
ビートルズ一行がセミナーのため 宿泊施設である寮の部屋に戻ろうとした時。
ある記者が「ビートルズのマネージャー＝ブライアン・エプスタインが遺体で発見された」と知らせに来たのである。
この６年間、ビートルズの舵を取り続けてきた あのブライアンが、である。
「ブライアン・エプスタインがいなくなってしまったら、これからはもう決して今までのようにはいかないだろう」
すぐにシンシアは直感的にそう思った。
たった今聞かされた知らせに、そこに居た全員、信じられない思いと恐怖に圧倒されていた。
ジョンの顔からサッと血の気が引いたのがわかった。
ブライアンはずっと昔から、ビートルズの命の要(かなめ)だった。
ブライアンと知り合ってから、実際にはたった６年しか経っていなかったのだが。
その６年の間に、あまりにも大きな出来事が有り過ぎて、
ブライアンとは、ずっと昔からの知り合いのような気がしてならなかった。
ビートルズのメンバーとその家族にとって、ブライアンは良き指導者であり、助言者であり、友人であり、兄であり、父親的存在であった。
あまりのショックに、ジョンもポールもジョージもリンゴも、何も語ることが出来なかったのだ。 〜 The Beatles / Because
〜 The Beatles / Nowhere Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=GVueJtckbtg
（小林）いかがですか？
ねえ、マネージャー＝ブライアン・エプスタインの死が伝えられた。
またそれに相応しいように２曲。
まあ ビートルズの これはコーラス、ハーモニーの実力を示すような
２曲が・・・
Because
これは「アビーロード(Abbey Road)」の中に入っています。
1969年です。
そして、「ラバーソウル(Rubber Soul)」の中から
Nowhere Man ＜スペシャルパーティのお知らせ＞
3月15日(水)夜7時から
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
75組150名様をご招待
応募〆切 2月28日(火)到着分まで有効
詳しくは bayfmのHP参照
http://www.bayfm.co.jp/info/
-----------------------------------
□リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（北海道浦河郡/男性）30代
先日、アメリカ大統領の就任演説で、それをテレビで見ていて。
映画「フォレストガンプ」を思い出しました。 (小林)へえ〜 トランプ大統領のあれを見てて？
激動のアメリカの時代背景とともに描かれた作品でしたが。
歴代大統領やジョン・レノン、エルビス・プレスリーなどもカメオ出演されていました。
(小林)[北海道浦河郡/男性]さん、これね、カメオ出演ていうのは、
大物が、有名な人が、ちょろっと出るのがカメオ出演で。
これはあれですね、資料映像として・・・
もうほら、亡くなってるから、資料映像を使っていてたわけですね。
当時の時代に合わせた名曲をちりばめたサントラも話題になりました。
リクエストするのは、特に印象的だった、主人公ガンプが全力疾走するシーンで使われたこの曲。
(小林)あれは覚えてる。あの映像は覚えてる。
ええ？、それバックはこれだったんだ。
もう50年代のギターと言ったらねえ。
デュアン・エディ(Duane Eddy)です。
ヒット曲もすごくありますが。
Rebel Rouser
〜 Duane Eddy / Rebel Rouser
ttps://www.youtube.com/watch?v=xskC4E2jmss 〜 Elvis Presley / Heartbreak Hotel
ttps://www.youtube.com/watch?v=qb0-o4xMqKc
（小林）デュアン・エディの Rebel Rouser から
こんどは、エルビス・プレスリーの Heartbreak Hotel
（品川区/女性）
いつも楽しく拝聴しています。
ジョージのファンです。
今日はプレスリーをリクエストします。
曲は Heartbreak Hotel(ハートブレイク・ホテル)
この曲は、ラビシャンカールにジョージが「あなたの原点は何か？」と問われて行き着いたもの。
「バイクに乗っている時に聴こえてきた Heartbreak Hotel が原点だ」とジョージは答えたそうです。
（小林）ただ、僕は、ジョージはおそらく・・・
これ聴いたのが、１１ぐらいの時だから、バイクに乗れないじゃん。
だから、バイクてのは自転車だと思うんだよね。
自転車に乗ってて。
で、ジョージはこの日を境にシタールの演奏をやめたそうです。
理由は「インド中のシタール奏者には敵(かな)いっこない」 (小林)エヘヘｗ
時期はわかりませんが、ラストアルバムにはシタールは出てきません。
「原点にたどり着いたことは、自分をポップミュージシャンに戻してくれた」とも言っています。
ジョージにも影響を与えた曲をぜひお願いします。
(小林)[品川区/女性]さん
これ、ジョージよりも、おそらくポールとジョンです。
特にジョンに対する影響はすごかった。
でも絶対それは、プレスリーだけは もう触らなかったんですよ。
プレスリーの Heartbreak Hotel で音楽を決心したといってもいいほどですよね。
で、僕は、ジョージよりもちょっと下ぐらいかな？
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)とね、こないだ会ったばっかりですが。
この話し したんですよ。
そしたら、ジミー・ペイジは子供ながら。
「これは、ベースがドラムズのバスドラとかああいうのでなくて、スネアみたいなのがリズムで」
「でもベースが、リズムと、なんかを語る」というんですよｗ
「恐かった。なにか出てきそうで怖かった」ｗ て言っておりましたね。 （小林）さあ続いて
（習志野市/女性）40代後半
放送のストーリーですが、ジョンとヨーコ とうとう出会いましたね。
去年流行った「不倫」ということになりますが。
(小林)去年流行ったあれか？ ゲス・ベッキー？
今後どんな展開になって行くのか。
(小林)あんなもんじゃなかったんですよ。
これ、ジョンとヨーコのお話しは、すごかったんですよ。
でも、書いてあります。
不倫だってラブストーリー。
これからジョンとヨーコのラブストーリーを楽しみにしています。 (小林)ていうｗ
これは、ここではやっぱり「ジョンとヨーコのバラード」じゃないでしょうか？
(小林)ていうことで。
[習志野市/女性]さん、あなたのリクエストは The Ballad of John and Yoko
〜 The Beatles / The Ballad of John and Yoko
ttps://www.youtube.com/watch?v=UCyMx9Cmkxs 〜 Motley Crue / Helter Skelter
ttps://www.youtube.com/watch?v=jq7Fmedu-HU
(小林)いやあｗ
（船橋市/男性）
先日流れた チープ・トリックの「Magical Mystery Tour」や
エアロスミス(Aerosmith)の「Come Together」
モトリー・クルー(Motley Crue)の「Helter Skelter」が
ビートルズの曲だと、何年か前まで知らずに
それを知った時の衝撃はすごかった。
(小林)ていう
そうなんですよね。
ビートルズがオリジナルだってわかんなかった、ていうことなんですねｗ
[船橋市/男性]さん、モトリー・クルーのバージョンの Helter Skelter
お送りしました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
ねえ、マネージャーが死ぬっていうのは、すごい事なんですよ。ビートルズは。
あのほら、「ビートルズのメンバーじゃないから」って思うじゃない？。
だけど、５人もいたような感じですよね。
例えば、ジョージ・マーティンなんかも入れて。
よくほら、ビートルズ、「５人目のビートルズ」って言いますが。
最初に言われたのがブライアンですよ、マネージャーの。
あと、ジョージ・マーティン とかね。ｗ
その他「５人目のビートル」と呼ばれる人が、何人かいるわけですけど。
これ、大変な事件だったと思います。
ここで、途中ですけど。
石井食品Presents「ビートルズから始まる」
もう一回みなさんに告知しておきます。
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＜スペシャルパーティ＞
3月15日(水)夜7時から
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
75組150名様をご招待
応募〆切 2月28日(火)到着分まで有効
詳しくは bayfmのHPの応募フォームへ
ttp://www.bayfm.co.jp/info/
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それから、リクエストの方もよろしくお願いしますよ。
ラジコによって、これは関東エリアばっかりじゃなくて。
この放送は日本全国で聴かれてるみたいでｗ
もうほんと楽しい限りです。
beatles@bayfm.co.jp
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしております。
よろしくお願いします。
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年2月19日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(2月19日)
・1964年。
今から53年前の今日。
もう、アメリカ人はね・・・、日本人の早い人も知ってたかもわかんない。
もうビートルズの「I Want To Hold Your Hand」知っています。
その頃、イギリスでは。
ビートルズの最初のアルバム「Please Please Me」のアルバムはトップテンに入っている。
これはトップテンに入っているって優しく言いましたが。
４８週目なんですよ。
もう一年近くず〜っとトップテンにいたわけですよ。ね。
そして、イギリスでの話しですよ。
次の「With The Beatles」のアルバムが１位を走っている。
これは１３週目。
すごいでしょ？ イギリス。
ず〜〜っとｗｗ ねえ。02：10
最初のアルバムがず〜っと１位で、まあ落ちて。
年が明けて１０位ぐらいの時に、
もう、その前の年の終わりぐらいから、ずーっとビートルズの２枚目が１位。
この頃のね、ビートルズのアルバムには、いわゆるカバーがいっぱい入っています。
ビートルズはその頃ライブバンドとしてすごかった。
で、ライブで盛り上げるっていうのは。
先ずほら、ビートルズは自分たちのオリジナルを大切にしたわけですよね。
自分たちのオリジナルで勝負するんだけど。
みんな知ってるような曲をライブでバーッと奏ると、もっとウケるわけですよね。
そういうところを、上手くビートルズは使っていた。
だから、ビートルズのライブっていうのは独特のモノがあった、ていう話しなんですよ。 で、ビートルズがライブを、カバーを奏るとね、オリジナルを上回っていた・・・ということです。
まあ、例えばビートルズファンじゃなくてもね、普通の人が客観的に見て。
「これは、やっぱりオリジナルを上回っているな」ていう曲は数多くありますよね、ビートルズね。
その一つを、ちょと今日は一発目に聴いてみたいと思います。
これは、マーベレッツ(The Marvelettes)という、モータウンの、黒人の女性グループが歌っていたやつですね。
「郵便やさん、郵便屋さん、手紙来てる？ 私ラブレター来てるけど」ていうあれですよ。
それビートルズが奏った。
これを、おそらく半分以上の人が「ビートルズが上まわった」って言うでしょう。
改めて聴いてみましょうね。
ビートルズの Please Mr. Postman
〜 The Beatles / Please Mr. Postman
ttps://www.youtube.com/watch?v=cAa8s0yxf0c
（小林）いかがですか？
ビートルズの Please Mr. Postman
ええw すごいですよね
ビートルズは大変なカバーバンドでもあったわけですよ。
オリジナルでは、もうね 本当にナンバーワンですけども。
ちなみにですね、５０年前の今日のことをお話しましたけど。
50年前の今日、ビートルズは初めてのアメリカ旅行 行ってます。
これはエドサリバンショーへ出たり、カーネギーホールでコンサートを奏ったりする。
その仕事が終わって、マイアミでくつろいでいる。
その時ね、彼らが目撃したものは何かというと。
自分たちの仕事の結果ね。
ビルボードのトップ１００のチャートに、５曲 自分たちの曲がドドドドーッと
ちょうど53年前の今ごろ、入っているのをビートルズは見ているわけです。
「わあ、とうとう天下を取った」と思っている頃ですよね。 □ストーリー
・「えー、お集まりのマスコミの皆さん。
僕らビートルズと仲間たち全員、今日たった今から、いつもやっていたイケナイ物、これをやめることにしました」
この発言の主はポール・マッカートニー。
いったい彼らに何が起こったのか。
1967年、「サイケデリック元年」と呼ばれるこの年の8月末。
ビートルズ一行はイギリス、ウェールズの小さな海辺の町バンゴアに、あるセミナーを受けにやって来た。
そのセミナーとは、インド哲学から派生した「超越瞑想」の教祖であるマハリシ・マヘシ・ヨギの教えを乞うためのもの。
この教えに強く傾倒していたのはジョージ・ハリスン。
最初はビートルズの２作目の主演映画「HELP！４人はアイドル」の撮影の際に、小道具として置いてあったインド古来の楽器シタールに興味を持った。
そして、ちょうどその時期、人気モデルの妻パティがこのインド哲学を始めとする東洋思想に傾倒していて。
多くの専門書を読み漁っていたことも大きな要因であった。
このセミナーにはローリングストーンズ(Rolling Stones)のミック・ジャガー(Mick Jagger)とシンガーで恋人のマリアンヌ・フェイスフルも同行した。
とこが、こんな記者会見でのポールの「イケナイ物をやめました発言」もどうでもよくなってしまうような、
マリファナがどうした、などというニュースも吹っ飛んでしまうような。
そんな事よりも遥かに重大で不幸な出来事が報道されることになった。
ビートルズ一行がセミナーのための宿泊施設である寮の部屋に戻ろうとしたその時。
ある記者が「ビートルズのマネージャー＝ブライアン・エプスタインが遺体で発見された」と知らせに来たのである。
この６年間ビートルズの舵を取り続けてきた、あのブライアンが死んだ。
みんな何が起こったのか、冷静ではいられなかった。
ジョン・レノンを中心としたビートルズストーリー。
今週もそのジョンの最初の妻シンシアが遺してくれた手記からお送りします。 〜 The Beatles / Tomorrow Never Knows
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ah2ckzXgrx4
〜 The Beatles / Fixing a Hole
ttps://www.youtube.com/watch?v=Q-EUwlV1bSE
（小林）２曲続きましたね。
1966年の「Revolver」から
Tomorrow Never Knows
これはもう音が いろいろねｗ 変わったりして。
スリリングですよね。これ聴くとね。
ヘッドフォンなんかで聴くと、けっこうすごいですよねｗ。
そしてその翌年の「Sgt. Pepper's」のアルバムから。
これも変わった曲だった。
Fixing a Hole □ストーリー（続き）
・「ブライアン・エプスタインがいなくなってしまったら。
これからは、もう決して今までと同じようなわけには行かないだろう。
と、私たちは直感的に思いました」
ジョンの最初の妻シンシア・レノンの手記から。
ブライアンが死んだ。
たった今聞かされた知らせに、シンシアもビートルズの面々も、その家族も、スタッフも、全員信じられない思いと恐怖に圧倒されていた。
ジョンの顔からはサッと血の気が引いていくのが判った。
1961年の冬にマネージメント契約を結んでから、まだ たったの６年と数ヶ月。
そのの間に、あまりにも大きな出来事がたくさん有り過ぎて。
ブライアンとは、ずっと昔からの知り合いのような気がしてならなかった。
ビートルズがメジャーデビューし、押しも押されもしないトップスターとしての名声を得るほどの大成功を収めたのも
ブライアンの巧みな戦略に依るところが大きかった。
ビートルズとの仕事だけではなく、その家族とのプライベートな生活の面倒を見てくれたのも、全てブライアンであった。
結婚式、出産、子供用品の手配、家を見つけてくれる、引越しのプランの相談に乗る、社交生活、誕生日。
結婚記念日などのパーティなども仕切ってくれる。
そのブライアン。
とにかくすべての面でブライアンは愛を持って動いてくれた。
そしてジョンにとってブライアンは、真の友達であった。
ブライアンと一番心を通わせていたのは、ポールよりもジョージよりもリンゴよりも、ジョンであった。
ブライアンとジョンは、お互い尊敬しあい、称えあい、親愛の情を持ちながら、お互いを思いやってきた。
そのブライアンが死んだ、と知らされたこの時点。
彼の身に、いったいどういうことが起こったのか、大雑把にしか判らなかった。
ロンドンから遠く数百キロ離れた場所にいるビートルズの面々にとって、
それは人生の中でも 最も不安な経験だったのである。 〜 The Beatles / Within You Without You
ttps://www.youtube.com/watch?v=y__Zs3e6BdA
〜 The Beatles / Across The Universe
ttps://www.youtube.com/watch?v=GYjuL659w5U
（小林）Across The Universe
このバージョンはどうですか？
これは「Anthology ２」に入っていましたが。
アコースティックギターと、そしてシタールを入れただけで。
変わっちゃってましたね、表情がね。
そして その前のやつは
やっぱり 1967年の「Sgt. Pepper's 」
「サージェント・ペパー」ね。
「Lucy in the Sky with Diamonds」だとかねｗ。
こういうのがあったから、あのアルバムは不思議な雰囲気が出てましたね。
Within You Without You
もちろん これ、ジョージ・ハリスンの作曲。 □ストーリー（続き）
・「バンゴアで受けた、あまりにも悲しいニュースの詳細がわかったのは、その12日後でした」
ジョンの妻シンシア・レノンの手記から。
「ブライアンが亡くなった」という知らせを受けた時点では、
ブライアンにいったいどういう事が起こったのかについて
大雑把なことしかわからなかった。
推測によると、亡くなったのは薬物の過剰な摂取のためだという。
そして、ブライアンが自殺を図った可能性もあるというのである。
ジョンを始めビートルズの面々は、震えたくなるほどショックだった。
まだ３２歳という若さで亡くなったことだけでも痛ましいのに。
そういう状況ならば、調査が必要となる。
まさに胸をえぐられるような思いだった。
マスコミは詳細を知りたくて、あさましくも虫がたかる様にやって来るだろう。
実際に報道陣がビートルズがマハリシのセミナーを受けている大学の入り口に集まって来ると。
ジョンとシンシアは逃げるようにして自分たちの部屋に行き、抱きしめ合って泣いた。
皮肉なことに、その瞬間、ジョンとシンシアの心は一つになった。
衝撃と大きな喪失感が 二人の心を強く結び付けていた。
するとジョンがつぶやいた。
「なんてことだ、シン。いったいこれからどうやったらいいんだろう、俺たち」
シンシアは返す言葉すら出て来なかった。
報道陣を追い返すため、ジョンがスポークスマンを買って出た。
ジョンはヨロヨロした足取りで、カメラマンたちが押し合いへし合っている所へ出て行った。
予想通り質問攻めに遭う。
「はい。たった今、聞いたところです」
ジョンは口を開くのもやっとという状態。
「いえ。僕にはわかりません」
「はい。辛い出来事です」
「失礼。もう戻らねば・・・」
この時点でジョンが出来るコメントは これが精一杯だったのである。 〜 The Beatles / A Day in the Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=FNzkE9k7M5o
（小林）まだまだ 余韻が続いている・・・・
まだまだ・・・
まだ余韻が続いている・・・
どう？ そっちでは？ ラジオの向こうではｗ
ハハ?ｗ ねえｗ
「Sgt. Pepper's」の中で一番これが好きだっていう人がいると思います。
まあ若い人は最後があれじゃない？
「キタ、キタ、キタ！」って叫んでるな。 ＜恒例の公開録音スペシャルパーティのお知らせ＞
3月15日(水)夜7時から
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
75組150名様をご招待
応募〆切 2月28日(火)到着分まで有効
詳しくは bayfmのHP参照
http://www.bayfm.co.jp/info/
□リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（府中市/男性）40代
楽しく拝聴しています。
寒い日が続いていますが、暦の上では春。
こんな曲を聴くと私の気分も春になります。
43：15
(小林)これちょっと、言っときますが。
ジャッキー・ウィルソン(Jackie Wilson)という人は
ちょっと説明すると長い。
伝説の、R&Bの、すっごい人だと思ってください。
またそれから、ちょっと古い人には、
リタ・クーリッジ(Rita Coolidge)がね、これをカバーして大ヒットしたこともあります。
じゃあ、ジャッキー・ウィルソンの Your Love Keeps Lifting Me Higher And Higher
〜 Jackie Wilson / (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher
ttps://www.youtube.com/watch?v=mzDVaKRApcg 〜 大滝詠一 / Blue Valentine's Day
ttps://www.youtube.com/watch?v=s3F_ZASkKU4
（小林）大滝詠一、Blue Valentine's Day
そうだね、来年のバレンタインは トム・ウェイツ(Tom Waits)・・・もいいかもわかんないけどｗ
まるで違うｗ、トム・ウェイツの Blue Valentines
（習志野市/男性）58歳
また、ポールが来ますね。
チケット、なんとかゲット出来ました。
よかったです。
今回で５回目のポールです。
最初にチケットをゲット出来たのは80年のあのウィングス(Wings)の幻のコンサートです。
チケットはまだ持ってまいす。 (小林)ｗｗｗ
これは[習志野市/男性]さん58歳だから。
そのまま計算しても、２０か２１の時に行こうと思ったんだｗ ねえ。
僕だったら換金してるね。
換金しないで持ってたんだ、偉かったねえｗ
そのコンサートでウィングスがオープニングで歌うはずだった曲。
(小林)そうなんですよね。
オーストラリアとか、みんないろいろ奏ってるわけで。
その時のメニューだと、この曲だったんですね。
だから、ポールのファンにとっては「今度は 何を奏ってくれるか」てのは、とても重大なんですね。
はい、よくわかりました。
そんとき奏るはずだったやつは Venus And Mars です。
Rock Show
〜 Paul McCartney & Wings / Venus And Mars + Rock Show
ttps://www.youtube.com/watch?v=qPDHE1xcNFk BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」
今日はもう、本当リクエストも充分楽しめていただけたでしょうか？
お話しもね・・・
ビートルズ最大の危機 ですからねｗ
これはまた来週にまで続きます。
それから
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＜公録スペシャルパーティのお知らせ＞
3月15日(水)夜7時から
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
75組150名様をご招待
応募〆切 2月28日(火)到着分まで有効
詳しくは bayfmのHP参照
http://www.bayfm.co.jp/info/
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それからリクエスト、よろしくお願いします。
来週もがんばります。
皆さんのリクエスト 楽しみに待っております。
採用の方にはイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしております。
メールは
beatles@bayfm.co.jp
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年2月26日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(2月26日)
・1970年。
今から47年前の今日。
アメリカで「Hey Jude」というLP、アルバム,発売になりました。
「え？ Hey Jude っていうアルバムあったっけ？」
そうなんです。
アメリカはビートルズに関して言うと、独自の出し方をしてたんです。
ご存知のとおり、ビートルズはイギリスのEMIと契約をしています。
で、最初ビートルズがEMIから出すのは、アメリカは出さなかったわけですよね。
だから、アメリカは遅れてビートルズの・・・
その頃からもう微妙に、曲目がちょっと違ってたり したわけですけど。
EMIが、アメリカのキャピトルと契約をしていた。
で、契約をしているけど、違うレコード会社だから、キャピトルはビートルズで儲けようとするわけです。
ビートルズで儲かるわけですよね。
だから、独自のアルバムを出したんです。これは。
だから、ベストアルバムでもないし・・・
まあ、こう強いて言うと、その中の「Rain」「Lady Madonna」「Hey Jude」「Revolution」
４曲は、今までモノしか聴けなかったのが、ステレオで聴くことができる。
初めてステレオで聴くことができる。
それから「Can't Buy Me Love」とか「I Should Have Known Better」
このアルバムに入っているのは、アメリカにおける「初のリアルステレオ」のミックスである。
そういう、まあ売り物もあった、ていうことですね。
ビートルズはこの頃は、どういう状態かわかりますよね、４７年前。
もうほとんど解散ですよ、1970年。
だれ・・・ まだ正式に解散発表がしていない。
で、最後に録音した「アビーロード(Abbey Road)」はもう出ている。
で、メンバーがあきらめた「Let It Be」は、フィル・スペクター(Phil Spector)に任せていて。
これが、まあ最後に出るわけですよね。
そんな折、アメリカで「Hey Jude」
「Hey Jude」が、もう目玉になっている曲だから。
これはねえ、イギリスでも発売になって。
イギリスでは３００万枚ｗ 以上売れちゃうっていう。
アメリカの編集盤としてはね、これは記録を作っております。 さあ、それではｗ、
この番組でもこの曲はモノとしておかけしているわけですが。
うーん、久しぶりに、それじゃステレオで聴いてみるかｗ
どんな感じになるんでしょうか。
ビートルズ、Revolution
〜 The Beatles / Revolution (Stereo Remastered)
ttps://www.youtube.com/watch?v=CR0dDbTqUwo
（小林）はい
久しぶりに、ビートルズ Revolution
ステレオでｗお送りしました。 □ストーリー
・「はい・・・ たった今、聞いたところです」
ジョンは口を開くのもやっと という状態。
「いえ・・・ 僕にはわかりません」
「はい・・・ 辛い出来事です」
「失礼します。もう戻らなければ・・・」
これは1967年 夏。
インド哲学に端を発する超越瞑想のセミナーを受けにビートルズが全員でウェールズの大学の寮に滞在している時に受け取った
「ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインが亡くなった」という知らせを受けた時点のジョンの受け応え。
この二言三言がこの時のジョンにとっては精一杯であった。
ジョン・レノンを中心としたビートルズストーリー。
ジョンの最初の妻シンシアが遺してくれた手記の中から。
ジョンが部屋に戻ってきたので、ビートルズのメンバーを始め関係者全員、
報道陣の喧騒から逃れるように、大学の入り口から遠い講堂に集まることにした。
重い沈黙が立ち込めていて 今にも押し潰れそうだった。
誰も何も言えなかった。
あまりに衝撃的な知らせに、誰もが動揺して頭の中が真っ白になっていた。
「超越瞑想の教祖であるマハリシが待っている」と言って、マハリシの一番弟子がビートルズ一行を迎えに来た。
太陽は燦々(さんさん)と輝いている。
マハリシの部屋の入り口まで来て、お辞儀をしながら足を踏み入れると、そこは花であふれ、
様々な色彩で覆われたその部屋は、目が覚めるような美しさ。
すべてがほのかな光を放って揺らめいているように見えた。
中央でヨガのマナーで座っているマハリシまでが揺らめいていた。
マハリシは、シンシアたちにも床に座るようにと勧めて、数分の間 静かに話しをしてくれた。
生命のたどる岐路、転生について。
これは「肉体という物理的なものが滅びても、魂は永遠であり、再び新しい肉体を得て生まれ変わる」という思想であった。
このマハリシの講義は、その先もまだ続くのである。 〜 George Harrison / All Things Must Pass
ttps://www.youtube.com/watch?v=oVx_8mj-UyE
〜 The Beatles / Old Brown Shoe
ttps://www.youtube.com/watch?v=TC-VrqoVI1k
（小林）ジョージ・ハリスンの作品が続きました。
All Things Must Pass
そして Old Brown Shoe □ストーリー（続き）
・「ブライアンが亡くなったとの連絡を受け。
マハリシのセミナーへの参加を中断し。
私たちは全員 その日のうちに車でロンドンに戻りました」
ジョンの妻シンシア・レノンの手記から。
ロンドンに帰る車の中で、ジョンとシンシアはお互いを何とかして力づけようと、手を強く握り合っていた。
途中ジョンは 何度もつぶやいた。
「なあ、いったいなぜ ブライアンが・・・
僕には、どうしても 理解が出来ない」
ジョンはリバプールの美大生時代の親友だったスチュアート・サトクリフが亡くなった時と同じように、力を落としていた。
ブライアンの死によって、また一人の大切な人を突然失ってしまった。
ビートルズにとっては、人生でも極めて重要な一つのステージが幕を降ろしたことになった。
世間一般から見れば、ブライアンは欲しいもの全てを手に入れていた。
若くてハンサムで、仕事も成功して、ビートルズをトップスターにし、他にも人気アーティストをかかえ、地位のある友人がたくさんいて。
家も２軒持ち、お金で買えるあるゆる贅沢を体験した。
「そんなブライアンが死にたいと思う理由など、どこにも見当たらないだろう」というのが一般的な見解であった。
それでも、ブライアンをよく知る ジョンやシンシアから見ると。
「そういう事では ブライアンの心の隙間はとても埋められないだろう」と思っていた。
ブライアンの心理はいつも複雑で、どこかに不安を抱えていた。
恋人もいたけれど、心に空いた穴は決して埋められなかった。
ブライアンが望んでいたのは、愛情に満ち、安定した関係だった。
たしかに顔は広いのであるが、いつもどこかサークルの外側にいた。
ブライアンの感じていた孤独とは、いったいどういうものだったのか。
それは、また次回。 >>45の次ぎです。
--------------------------
〜 The Beatles / Rain
ttps://www.youtube.com/watch?v=WoW9MZdpB7Y
〜 The Beatles / I Feel Fine
ttps://www.youtube.com/watch?v=WWTC5nFgwUQ
（小林）名曲が２曲
1964年の I Feel Fine
最初の音がすごいでしょw
あれがねえｗ
イントロ賞ですかねえ。
それで、その前は Rain
これが傑作なんですよ。
実はあのほら、「Paperback Writer」のB面なんだけど。
これはね、すごかったですよ Rain ていう曲は。
「レイン〜 エイン〜 エイン〜エイン〜エイン〜」って長いじゃないですか、伸ばすじゃないですか。
その裏で「ボンボコ、ボンボコ、ボンボコ〜」リズムが来てて。
あの組み合わせがねえ、なんかほんと興奮してくるんですよｗ なんかね。
ちょうどビートルズが来た頃の曲ですからね。
これは「Paperback Writer」
で、日本は梅雨でしたからね。
「ああ、向こうの雨と、日本の雨とは、ずいぶん違うなあ」なんて思ったことがありますね。
だから、A面を このB面が
ひょっとしたら、なんか 新しさとか、力で上回っていたかもわかんないね。 □ストーリー（続き）
・ジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノン、彼女が記した手記の中から続けよう。
「マネージャーのブライアン・エプスタインが亡くなった」
という、あまりに衝撃的な知らせに、誰もがあまりにも動揺して頭の中が真っ白になっていた。
すると、「超越瞑想の教祖であるマハリシが待っている」と言って、マハリシの一番弟子がビートルズ一行を迎えに来た。
太陽は燦々(さんさん)と輝いている。
マハリシは、シンシアたちにも床に座るようにと勧めて、数分間静かに話しをしてくれた。
生命のたどる岐路、転生について。
これは「肉体という物理的なものが滅びても、魂は永遠であり、再び新しい肉体を得て生まれ変わる」という考え。
精神的肉体的苦痛からの解放について。
そして、「今生きているこの生命は、生まれ変わった次の生命へ進むための足掛かりだ」ということも説いてくれた。
マハリシによれば
「ブライアンの魂はジョンやシンシアたちのそばに有って。
ブライアンのためには、魂が安らかなるまま、次の段階へ進めるように、
見送った家族や友人たちが喜びに満ちた気持ちでいなければならない」
と言うのである。
「ブライアンのために笑い、幸せでいなければならない」とも語った。
「なぜなら、残された者が悲観的な感情を持てば、ブライアンを心配させ引き留めたまま、次に進もうとする妨げになってしまうからだ」と言う。
シンシアはマハリシの言葉に、みんなの沈み込んだ気持ちが少しだけ救われたような気がした。
そして、ブライアンのために努めて気分を引き立てた。
報道関係者の中には、ブライアンが亡くなったあと ビートルズのメンバーが笑顔を見せている所を捉えて「冷淡すぎる」と解釈する者もいた。
でもそれは、事実とは正反対だった。
ジョンも他のメンバーも、すっかり打ちのめされていて。
４人の笑顔はブライアンを想う深い気持ちがあるからこその、懸命に努めた結果だった。
しかし、公(おおやけ)には、あまり理解されないことであったのである。 このあと >>46-47 へと続きます。
申し訳ありませんです。 >>47の次がこれです。
----------------------------------------
〜 The Beatles / Julia
ttps://www.youtube.com/watch?v=iiSb41sFNlI
〜 The Beatles / Don't Let Me Down
ttps://www.youtube.com/watch?v=Gc2KReUTm1s
（小林）２曲 続きましたね。
1968年「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から Julia
ジョンのお母さんの名前でもあったわけですが。
それから、これは「Get Back」のB面ですね。
ビリー・プレストン(Billy Preston)をキーボードにフィーチャーした。
Beatles with Billy Preston
Don't Let Me Down 判りづらくて申し訳ありませんでした。<(_ _*)> ＜スペシャルパーティのお知らせ＞
（2月28日に締め切り、のため省略）
□リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（小林）ずーっとリクエストくれてますが。
採用されました。
（熊本市/男性）40代後半
ビートルズの世代ではありませんが。
僕の音楽体験でギラギラ輝いていたのはＹＭＯでした。
奇抜な髪型、ファッション、音。
どれを取っても、まったく経験したことのない奇妙な手ざわりのもので。
学生だった僕は、すぐに熱狂的に虜になりました。
(小林)という。
そのアルバムの中からね。
僕も個人的にはね「スネークマンショー」てのをやっていて。
「増殖」に採用してくれたんで、ちょっと付き合いがあったんですけども。
彼らは、やっぱり「ビートルズから始まる」じゃなくて・・・
なんてのかなあ、クラフトワーク(Kraftwerk)ってご存知ですかねえ？
ドイツのテクノグループなんですけど。
彼らはね、ビートルズから いろんなものをもらってましたよ。
髪型にしてもそうなんです。
ビートルズ、マッシュルームヘアてのがあったけど。
彼らはモミアゲを短くパッと・・・
それをＹＭＯはいただいていました。
それから、その当時は細野晴臣を中心に
「ロックはもう死んだんだ」
「これから新しい時代が始まるんだ」
で、日本の開き直りです。
今まで日本は、なんか付いて行くしかなかったような。
日本の開き直りみたいなものがありました。
でも、ビートルズからちょっと離れられなかったんだねｗ ええ。
「Solid State Survivor」のアルバムの中にこれが入っていますから。
[熊本市/男性]さんはこれを聴きたいわけです。
Day Tripper
〜 ＹＭＯ / Day Tripper
ttps://www.youtube.com/watch?v=1gWhLxIR2Qc
（小林）え〜 いかがでした？
ＹＭＯの Day Tripper
懐かしいよねえ。
だけどこれは、日本人のあれだよね。
例えばパフューム(Perfume)だとか、いろんなのにＹＭＯチルドレンが生きてる感じがするんだけどね。 （銚子市/男性）40代
先日、埼玉スーパーアリーナで開催された ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)来日公演行きました。
いや驚きました。
なんと、ほぼ定刻に始まったんです（笑）
なんと、アクセル・ローズ(Axl Rose)が始終笑顔なんです(笑)
なんと、歌い終わると、ペコリとお辞儀をするんです(笑)
いや真面目な話し、24年ぶりに見るアクセル、スラッシュ(Slash)、ダフ(Duff)、の３人が一緒のステージに立つ姿。
感無量でございました。
今回も演奏してくれたウィングス(Wings)のカバーをリクエストいたします。
(小林)これは[銚子市/男性]さん40代。
そうなんですよ。
ガンズなんか、初めて日本に来た時、みんな怒ってたような感じだもんｗ。
ファンも怒ってたよね。
暴れてたファンもいたしね。
酒飲んで、酒ビンでこう、なんか周りを壊そうとしていたようなファンもいたしねｗ
時代が変わりましたね。
ガンズN'ローゼス、Live and Let Die
〜 Guns N' Roses / Live and Let Die
ttps://www.youtube.com/watch?v=8JjVPiDLdH4
（小林）ガンズN'ローゼス Live and Let Die
これは００７(ダブルオーセブン)のねテーマでしたけれども。
これはやっぱポールが作曲の才能、作詞の才能、素晴らしいっていうことが証明されました。 （習志野市/男性）53歳のビートルズファン
ビートルズと同じくらいよく聴いていたのはカーペンターズ（Carpenters）
ということで、34年が経ちました。カレンが亡くなって。
（小林）カレンはねえ、女性としては低いコントラルトなんですよ、声が。
だから、彼女が胸を響かせる共音ていうのがね、すっごい心の中を伝えることが出来るんですよ。
だから悲しい歌であればあるほど、実はカーペンターズで味が出るんですけど。
これは、リクエストは I Need To Be In Love
カーペンターズ
〜 Carpenters / I Need To Be In Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=5sYoepCsTTM
ttps://www.youtube.com/watch?v=mTVpNXG7iBk BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
リクエストよろしくお願いしますね。
みなさんの音楽観だとかね、そういったものが、それぞれ伝わる楽しいコーナーです。
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしてます。
アドレスは
beatles@bayfm.co.jp
それから
＜スペシャルパーティのお知らせ＞（略）
ということで、お相手は小林克也でお送りしました。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年3月05日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(3月5日)
・1967年。
そう、あの年です。あの年。
「サージェント・ペパー(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」の年です。
つまり、50年前の今日。
サビル・シアターで、リー・ドーシー(Lee Dorsey)とピンクフロイド(Pink Floyd)が前座のコンサートがあった。
これ、ちょっと解説すると。
マネージャーのブライアン・エプスタインは、もう手を広げて。
サビルシアター＝サビル劇場、これの経営権興行権を買って。
自分で、アメリカからね、「今まで勉強させてもらった人たちを全員呼んじゃえ！」っていうことで。
ファッツ・ドミノ(Fats Domino)とかフォー・トップス(Four Tops)だとか。
で、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)なんかも、結局ここで演奏したりするわけですけど。
この日は、50年前の今日は、リー・ドーシーというR&Bのシンガーです。
ジョン・レノンがカバーしています。
ジョン・レノンが「Ya Ya」という曲をカバーしていますけど。
でも、ビートルズはねえ、ほとんどのね、このサビル劇場のあれに行ったんだけど。
この日は行けなかった。
なぜかというと、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のレコーディング、佳境に入っていた。
劇場には姿を現さなかった。
それからね、これは前座がピンク・フロイド。
ピンク・フロイドはご存知のとおり、この年、この年デビューするんです。
だからまだ知名度が無いから 前座です。
で、関係があるのは。ビートルズと関係があるのは。
ビートルズのチーフエンジニアであったノーマン・スミス(Norman Smith)が、ピンク・フロイドのデビューアルバムのプロデュースを手掛けている。
ノーマン・スミスが。
だから、ビートルズの元で働やった人たちは、ほとんど偉くなっている。
ノーマン・スミスでしょ。エンジニアのジェフ・エメリック(Geoff Emerick)でしょ。
クリス・トーマス(Chris Thomas)、のちにすごい偉いプロデューサーになりますよね。
あと、アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)、プロデューサーでありミュージシャンである。
ねえ、優秀な人材も生み出しているということですね。 さあ、それでは、50年前の今日 発売直前です。
この年3月10日に発売になる、ピンク・フロイドのデビュー曲を聴いてみますよ。
このころは有名じゃないし、ヒットしなかった。
改めてピンク・フロイドの最初の曲は Arnold Layne
〜 Pink Floyd / Arnold Layne
ttps://www.youtube.com/watch?v=g8AzVPSHv2Y
（小林）いかがですか？
ピンク・フロイドのデビュー曲です。
Arnold Layne
これ聴いて、どう思います？
ビートルズの曲に慣れた方は、「ビートルズと違うなあ」
この頃のビートルズのライバルのグループたちは、けっこうビートルズと同じ様な方向を向いています。
このグループは違うよね。ちょっとね。ね。
どちらかと言うと、我々が知ってる、例えばデヴィッド・ボウイ(David Bowie)なんかの世界に近いよね。
この人たちも 、新たな時代を造っていくわけです。
ねえ、記念すべきデビュー曲を聴きました。 あなたが毎週この番組を書き起こしてくれてることは賞賛しますが、
果たしてこのスタッフはビートルズを知っているのだろうか？
要するになぜ「HELP!」はいつもシングルヴァージョンなのか？
リクエストにシングルヴァージョンでとの希望があれば別だけど、そうではない。
ここのスタッフはおそらく視聴者を馬鹿にしているか、もしくはビートルズを馬鹿にしているとしか思えない。 >>60
まあいろいろ「？」な点は時々ありますが。
とりあえず、書き起こし記録しています。
ご要望は beatles@bayfm.co.jp へどうぞ。 □ストーリー
・「ああ・・・なぜブライアンが・・・
僕にはどうしても理解できない」
これは1967年8月の最終週。
イギリス・ウェールズの町バンゴアでの、ジョンの発言。
この時ビートルズはメンバー全員と妻やパートナーを連れて
超越瞑想という精神的な修行を学ぶため、数日間 地元の大学の寮に身を寄せていた。
そこに飛び込んで来た「ブライアンの突然死亡」のニュース。
まさに悪夢である。
マネージャーのブライアン・エプスタインを亡くし。
ジョンはリバプールの美大生時代の親友だったスチュアート・サトクリフが亡くなった時と同じように力を落としていた。
ブライアンの死によって、また一人、大切な人を突然失ってしまったのだ。
ビートルズにとっては、人生でも極めて重要な一つのステージが幕を降ろすことになった。
世間一般から見れば、ブライアンは欲しいもの全てを手に入れていた。
家柄も良く、若くて、スマートで、仕事も成功して。
ビートルズをトップスターにし、他にも人気アーティストをかかえ、地位のある友人がたくさんいて。
家も２軒持ち、お金で買えるあるゆる贅沢を体験した。
「そんなブライアンが死にたいと思う理由など、どこにも見当たらないだろう」というのが一般的な見解であった。
それでも、ブライアンをよく知るビートルズやその家族たちから見ると。
「そういう事では、ブライアンの心の隙間はとても埋められないだろう」と考えていた。
ブライアンの孤独は、傍から見ていても、はっきりと判るほどのもの。
ビートルズと一緒にいる時でさえ、ブライアンだけが浮いてしまっていた。
四人を心から大好きだと思っていても、どのメンバーにもそれぞれパートナーや家族がいるし。
メンバーもブライアンのことは仲間というよりも、尊敬する相手と見ていた。
だから、四人との距離も、それ以上縮むことはなかった。
ビートルズストーリ、今回もジョンの最初の妻シンシアの回顧録からお送りしています。 〜 The Beatles / I Me Mine
ttps://www.youtube.com/watch?v=8pgAFBSkJik
〜 The Beatles / While My Guitar Gently Weeps
（小林）この曲は
やっぱり、余韻がいいよね。すーごく。
二人のギターになってからね。ええ。
エリック・クラプトン(Eric Clapton)が、もちろん参加しています。
今日、ちょっと話に出たクリス・トーマスは助手として、後半のトレモロ。
これ手動ですｗ。
ｴﾍﾍｗ やってたらしいですよ。
そしてその前は
「Let It Be」から
これも悲しく響きましたね、特に。
I Me Mine
お送りしました。 □ストーリー（続き）
・ジョンの最初の妻シンシア・レノン、彼女が遺した手記の中から続く。
その著者であるシンシアはこう語っている。
「ブライアン・エプスタインの死因が特定され、検死結果が出るまで、私たちは12日間も待たされたんです。
その結果、『自殺ではなく、事故であった』と報告され。
誰もが、どこかホッとした気持ちになり。
涙が止まりませんでした」
亡くなる直前のブライアンの姿が思い出されて、シンシアたちの心に悲しみと罪悪感が残った。
以前は、必ず毎日ブライアンと密に連絡を取り合っていた ビートルズの四人だったが。
彼らがツアーを辞めてから一年が経つまでの間には、少しづつその回数も減っていた
それまで、ブライアンの主な仕事はビートルズの出演交渉をしたり、ツアーを企画構成することだった。
だから、ツアー活動を停止してしまった後は、ブライアンがマネージャーであることに変わりはなくても。
やはり、それまでの関係とは密接具合が格段に違っていた。
だから、ビートルズがツアーを辞めたことは、当然のことながらブライアンの人生に大きな穴を空けた。
しかも、ブライアンが鬱(うつ)に陥りやすく、どれだけ危うい状態にあったかということに、周りの者全員気付いていなかった。
ブライアンはもう何年ものあいだ 鬱病に悩まされていて。
亡くなる数ヶ月前から 症状が悪化していた。
こうした状況の中、ブライアンは8月最後の週末を、友人たちを別荘に招いて過ごす予定を立てていたが。
友人のほとんどが来られないことになり、ブライアンは夜遅く車でロンドンに戻って来た。
ブライアンが亡くなっているのが判ったのは、その翌日8月27日のことだった。
ブライアンの家で住込みで働いていた アントニオとマリア夫妻が心配になって、部屋の様子を見に行ったところ。
寝室のドアには鍵がかけられていたので、医者を呼び、鍵を壊して部屋に入ったところ。
ブライアンは、すでにベッドで亡くなっていたのである。 〜 The Beatles / The Long And Winding Road
ttps://www.youtube.com/watch?v=3A19HSowZp0
〜 The Beatles / Your Mother Should Know
ttps://www.youtube.com/watch?v=WlYxwlYreV4
（小林）The Long And Winding Road
ねえ、1970年。
そして、Your Mother Should Know
これは、えーと「Magical Mystery Tour」の中に。
1967年。入っている。
ちょっと有名なｗ 曲です。 □ストーリー（続き）
・「ブライアン・エプスタインが亡くなったその部屋からは、17個の薬瓶が見つかりました」
ジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中から。
警察によると、ブライアンはしばらくの間、抗鬱剤と睡眠薬を常用していて。
しかも、定められた量よりも多く飲んでいた。
これが体内に蓄積されて、体を蝕(むしば)んで行ったことが直接の死亡原因ではないか、というのが医者の見解であった。
つまり、死因は自殺によるものではなかった、ということになる。
この結果には、周りの者全員が納得。
なにより、ブライアンが亡くなる一月ほど前に、父親のハリーが亡くなっていたので。
そこからすぐに、自らも命を絶って、大切な母親に更なる深い悲しみを味あわせるようなことは絶対に有りえないことであった。
ブライアンの遺体はリバプールの自宅に帰り。
葬儀は身内だけでこじんまりと静かに執り行われた。
ビートルズのメンバーは出席しなかった。
ビートルズが来れば、必然的に注目が集まることになり。
ブライアンの家族も、それだけは避けたいと思っていた。
そのかわり12月に、ニューロンドン・シナゴーグというユダヤ教会で行われた追悼式には
ビートルズのメンバー、家族、そしてブライアンの会社NEMSのスタッフ全員が出席した。
教会はロンドンの高級住宅街セントジョーンズウッドにあり。
EMIのアビーロードスタジオからも近い場所にあった。
みんなが愛し、心の中にいつまでも生き続ける大切な人に奉げたこの日の追悼式は、感慨が胸に迫る忘れがたいものとなり。
ブライアンの人柄が偲ばれた。
ブライアンが亡くなったということは、バンドの舵を取る大切な存在を失くしたことに他ならない。
ビートルズのこの先のことを考えると、ジョンはものすごく不安になった。
一方ポールは
「これからは、自分がしっかりしないといけない」
「ビートルズには、もっともっと可能性がある」
「ブライアンの分も、自分が頑張らないといけない」
と心に誓うのであった。 〜 The Beatles / Yesterday
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ho2e0zvGEWE
〜 The Beatles / I'll Be Back
ttps://www.youtube.com/watch?v=b-IuUQ8JD4g
（小林）２曲続きましたね。
1965年 Yesterday
もちろんアルバムは「HELP！」
そしてこれはちょっと渋い曲ですが。
「A Hard Day's Night」に入ってます。
1964年。
これは、デル・シャノン(Del Shannon)という
その時、もう猛烈に売れていたシンガーがいるんですけども。
「花咲く街角」とかね、そういう「街角シリーズ」有名だった人ですが。
彼にインスパイアーされてビートルズが作った
I'll Be Back □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
(小林)
このコーナーは、10代から60代、上は70代ぐらいまでの人がリクエストくれますからｗ
もう、ほんっとに年代的にもテイストも多彩ですから。
まあ、ビートルズがいかに好きだとは言え、その中でも多彩ですから。
「あ、この人は私に近い」とか。
「あ、私より長く聴いてる人だ」とか。
「いや、まだ、この歳のわりには情熱があるな」とか。
そういうことが感じられるコーナーであります。
(山形県酒田市/女性）
子供の頃、兄の影響でビートルズを知り。
いまだに新鮮に聴けるビートルズ。
ジョンが大好きな兄へ。
大好きな「Help」をお願いします。
(小林)
お兄さんですから、歳でいうと。
あなたの上ですから、60前後と見ました。
さあ、それでは、お兄さんへこの曲。
〜 The Beatles / Help！
ttps://www.youtube.com/watch?v=8xqLfz_LPm4
（小林）いかがですか？
お兄さんに捧げたっていうｗ
名曲ですよね、2分16秒。
これはねえ、この歌の内容は。
やっぱりジョンが、内向・・・
自分の中、心の中を 現わした曲じゃないですか。
これ、今の世の中だったら、これはこういう風な速いテンポのポップスにしないですよね。
これを、こういうテンポにしたっていうことは、ビートルズはすっごいですよこれ。
内面の歌だから。ねえ。
それ聞いて、後で気付くような歌ですからね。 (千葉市/男性）
日曜の夜、毎週楽しく聴いております。
２年ほど前、インターネットでスウィング・アウト・シスター(Swing Out Sister)がクラウドファンディングを募集していたので、応募してみました。
アルバムの完成が遅れているみたいですが。
途中経過の音源が送られてきたりして、なかなか楽しいんです。
アルバムの完成が楽しみですが、今日は昔の曲をリクエストします。
(小林)
この、クラウドファンディングっての わかりますよね。
今、クラウドってのねｗ ちょっと勉強してみてください。
で、クラウドで、一般のお金を集めるわけですよ。
つまり、このスウィング・アウト・シスターズが、今からアルバムを作るんで、制作費「お金がかかるんで、お金をください」と。
「寄付してください」て言うわけですよね。
そうすると、だいたい相場だと、アルバム１枚ぐらいの、例えば2千円とか一口出すわけ、みんな参加して。
もう、余裕がある人は１万円とか２万円出してもいいんですよ。
そのかわりお礼として、出来上がった時は、何が来るかというと、そのアルバムを だいたいもらえます。
こういう場合は。
だから、けっこうね赤字になったりｗ、レコードが売れなくても赤字になったりしないｗ、と言われていますよ。
さあそれじゃ[千葉市/男性]さん、あなたのリクエストで。
懐かしいねえ。スウィング・アウト・シスターで Breakout！
〜 Swing Out Sister / Breakout
ttps://www.youtube.com/watch?v=-P67b07z7Qw
(小林)スウィング・アウト・シスター Breakout
まあ、1980年代後半、特にこういった女性のボーカルのブームがありましたけど。
Breakout はあれだもんね、女性への応援歌だもんね。
「殻を破って飛び出そう！」ていう。
この、イントロから最初の第一声の「ブレイクアウ〜」てのがとても可愛くて。
あれでやられるんですよねｗ みんな男はねｗ
だから男のファンも多かったと思います。 （江東区/男性）50歳
先日、天王洲アイルで開催されている、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の展覧会に （小林）ていうか、フェアに。
行ってきました。
（小林）入り口にいきなり「DAVID BOWIE is」っていうねタイトルです。
入り口にいきなり山本寛斎デザインの奇抜な衣装。
そのほか諸々の貴重な展示品の数々。
すばらしい展覧会でした。
中でも私の心をわしづかみにしたのは「スペイス・オディティ」のコーナー。
それから「ジギー・スターダスト」のコーナー。
甲乙付けがたいのですが。
私の好きな曲のリクエストは・・・
(小林)という
僕も、初日に行ったんですけど。
やっぱりこれ、一日で片付かないよね。
それから、見るからにｗ デヴィッド・ボウイのファンていう人がいっぱいいる。
僕もね、このコーナーから「STARMAN」のね。
デヴィッド・ボウイの、鉛筆書きの歌詞、あれ見た時にね。
まるで手で触ってるような感じで。
「ああ、オレの字によく似てる。ということはｗ、この人あんまり字が上手くなかったんじゃないかな」とかｗ
変な、変なそういうふうに、距離が近まるんですよね。
面白いですよね。
[江東区/男性]さんあなたのリクエストは Space Oddity
〜 David Bowie / Space Oddity
ttps://www.youtube.com/watch?v=9_M3uw29U1U BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）
今日は、ピンクフロイドのデビュー曲で始まって、デヴィッド・ボウイ。
なかなか面白かったですよね。
みなさんリクエスト 忘れないようにねｗ。
やっぱり、デヴィッド・ボウイはすごいですよね。
あのね、ミュージシャンの、そのなんての？ 調査。
「誰に影響 一番受けましたか？」
やっぱり、今までね、前半はねビートルズが１位ですね。
で、後半は、デヴィッド・ボウイが１位ですよね。
だから、影響力って、違うところが影響してるんですよね。
ビートルズはどういうところが、デヴィッド・ボウイはどういうところが。
違うところが影響してるんですけど。
まあ、去年から今年にかけて、デヴィッド・ボウイ、プリンス(Prince)、レナード・コーエン(Leonard Cohen)
すっごい影響力を持ってる人が亡くなった、てのは残念です。
リクエスト、これ絡むリクエストけっこうあります。
よろしくお願いします。
beatles@bayfm.co.jp
リクエスト採用されると毎回言っておりますがイシイのミートボールなどセットにしてお送りしております。
そして、ビートルズはマネージャーのブライアンが亡くなりました。
このあとが、ちょっと見ものですよね。
もう、マネージャーが居ない状態。
ま、ポールがね、引っ張ってくわけですけども。
また来週をお楽しみに。
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年3月12日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(3月12日)
・1969年。
48年前の今日、朝。
おそらく8時とか、9時とか、そんな時間です。
ポールとリンダが結婚式を挙げます。
結婚式には、弟のマイク、それから付き人とか、社員のマル・エヴァンス、ピーター・ブラウン。
あんまり いないですね。
これは、メリル・ボーンという結婚登録所。ここで結婚式。ね。
そして、そのあとは。
やっぱりここがちょっと違うんですよ、ジョンなんかの結婚式と。
ジョンなんかねｗ ちょっとそこら辺のレストランでしたよねｗ。
ポールの場合はリッツ(The Ritz London)、リッツでまあ簡単な披露宴。
昼食パーティですかね。
そして、その後は、さすがポールです。
どこへ行くと思いますか？
仕事です。
ジャッキー・ロマックス(Jackie Lomax)のプロデューサーとしての仕事、スタジオへ行っちゃうわけです。
やっぱりポールですよね。
そして、まあ、ビートルズ関係でいうと。
このすぐ後に、ジョンは２度目の結婚式をヨーコと挙げる、ということになります。
それから、リンダですけども。
この 知り合うのは、ポールとジョンがニューヨークで記者会見行くんですよね。
なんの記者会見というと、自分たちはアップルという会社をスタートさせます。
その記者会見場に、写真家のリンダが来てるわけです。
まあこれは、あんまり好意を持った話しじゃないと思いますけど。
その頃リンダはね、写真家ということを良いことにして。
いろんなミュージシャンのコンサートだとか、記者会見、ズバズバ入って行く。
「そして知り合いになって、関係を結ぶ。変な女だ」なんとか言われたｗ とか。
「いやいや、とてもクオリティの高い写真家である」とか。
いろんな話しがありますけど。
それはもう、皆さんがどれを信じるか・・・ていうことですね。 さあ、それでは。
まあこれは、ただ単なる写真家としてじゃなくて。
ポールは、愛情あふれて、彼女をミュージシャンに仕立てるわけですよね。
だから、ウィングズ(Wings)のメンバーですよね。
バックコーラス歌うし、そしてキーボードも担当させるわけですね。
それを聴いてみますか？
ポールとリンダ・マッカートニー、Too Many People
〜 Paul McCartney / Too Many People
ttps://www.youtube.com/watch?v=0P_HKQGq730
（小林）
ちょっとこれはね、ポールらしいユーモラスな内容のナンバーです。
Too Many People
というわけで、3月に結婚。
で、8月に子供は産まれますからね。
お母さん、ポールのお母さんと同じ名前のメアリー(Mary)ね。
それから、その次にステラ(Stella)が生まれるわけですよね。
ステラはご存知のとおり、今では世界的なデザイナーになっております □ストーリー
・毎週お送りしているビートルズストーリー。
今週もジョンの最初の妻シンシア・レノンが遺した手記の中からお送りします。
ビートルズに関連する書物の中でも、断トツに信憑性があると評価されているこの著作。
ジョンを中心とした貴重な史実が満載されています。
リバプールで行われたブライアン・エプスタインの葬儀には、ビートルズのメンバーは出席しなかった。
マスコミが騒ぐことを予想し、ブライアンの母親が「そうして欲しい」と望んだからである。
10月に、ニューロンドン・シナゴーグというユダヤ教会で行われた追悼式には
ビートルズのメンバー、家族、そしてブライアンの会社NEMSのスタッフ全員が出席した。
教会はロンドンの高級住宅街セントジョーンズウッドにあり。
EMIのアビーロードスタジオからも近い場所にあった。
ブライアンが亡くなったということは、バンドの舵を取る大切な存在を失くしたことに他ならない。
ビートルズのこの先のことを考えると、ジョンはものすごく不安になった。
一方ポールは
「これからは、自分がしっかりしないといけない」
「ビートルズには、もっともっと可能性がある」
「ブライアンの分も、自分が頑張るんだ」
と心に誓った。
ブライアンの個人秘書で、リバプール時代からの部下であるピーター・ブラウンという人物がブライアンの事務所を引き継ぎ。
全力でビジネス面を切り盛りするようになった。
けれども、当のビートルズは、次にいったい何をしたらいいのか判らず、途方に暮れていた。
結果的に、ビートルズは２つの新しい方向に向かって進み始めた。
マネージャーがいないため、自分たちで会社を作り、ビジネスに関する一切をその会社が取り仕切ることにして。
さらに、新しい分野へも手を広げて行こうと決めたのである。
そしてその結果、正式に会社をスタートさせることにした。
それが「アップル」である。 〜 The Beatles / Lady Madonna
ttps://www.youtube.com/watch?v=Q8SnIII46oQ
〜 The Beatles / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=kE-VRFWmHJ4
（小林）２曲続きました。
ポールの曲
Lady Madonna
そして Eleanor Rigby
これは両方とも ストーリーがあります。
ストーリーといっても、筋書きが面白いとか、そういうんじゃなくて。
その時代だとか、場面だとか。
特に Eleanor Rigby は、ものすごく暗いですよね。
Eleanor Rigbyが主人公。
で、ファザー・マケンジー、牧師も登場しますけど。
こんな暗い曲は無いぐらい、ポールには珍しく暗い曲です。
でも、ポールが好きな人は
「ビートルズの中で、この Eleanor Rigby が一番すごい曲だ」
て言う人もいるほどです。 □ストーリー（続き）
・ジョンの最初の妻シンシア・レノン、彼女が記した手記の中から。
「アップル」を設立するという構想は、ビートルズ自身のレコードレーベルを立ち上げることと。
それに加えて、あらゆる事業を展開して行くことにあった。
のちにサビルローにオフィスを構え、最初の冒険はベーカーストリートでブティックを経営する事であった。
19767年12月にオープンしたブティックの運営を任されたのは、ジョンのリバプール時代の旧友＝ピート・ショットン。
ビルの外壁には、明るい色の奇抜なサイケデリック模様が画かれ。
ビートルズのメンバーは気に入っていたが、周辺の住人や小売店の主人たちからは猛烈な苦情が寄せられた。
ここにもマスコミが詰めかけ、建物は結局 塗り替えられることになった。
当然の事かもしれないが、ビートルズはビジネスの世界の事は未経験で、何も知らなかった。
だからかえって、楽しい思いが先に立ち。
アップルという目新しい興味の対象に、4人ともすっかり夢中になっていた。
サビルローのオフィスに レコーディングスタジオを作ったり。
贅沢な家具や調度品を置いたり。
全ての部屋に、高価な酒を並べたキャビネットを備え付けたりすることに惜し気もなく大金をかけて、とてもワクワクしていた。
ところが ビートルズ周辺には、ビジネス面でメンバーよりもいくらかはマシな洞察力を持つ者が、ただの一人もいなかった。
とにかくスタッフは大勢雇ったけれど。
中には、自分がいったい何をすればいいのか、さっぱり判っていないような、ただの個人的な友人たちも混じっていた。
ビートルズのメンバーは打ち合わせのために定期的に出社し。
自分たちの新しい会社のために やる気満々だったが。
実際には、その成果は、ほとんど上がらなかった。
1962年のデビュー以来、順風満帆にやってきたビートルズも。
ここに来て大きな挫折と後悔を味わうことになるのは、
すでに予測できることであった。 〜 The Beatles / Hey Bulldog
ttps://www.youtube.com/watch?v=6j7iXLUtigY
〜 The Beatles / Baby You're a Rich Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=ibeZTSrwRiI
（小林）２曲かかりましたね。
Hey Bulldog
これは「Yellow Submarine」のサントラアルバムの中から。
そして
「Magical Mystery Tour」から
Baby You're a Rich Man □ストーリー（続き）
・「夢の会社＝アップルの立ち上げは、たしかに華やかに楽しく始まりましたが。
知らない顔の人たちがどんどん増えて行って、私は強い不安を感じていました」
ジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺（のこ）した手記から。
ロンドンではアップルが狂乱の時代を過ごしているのと同時に。
ジョンとジョージは超越瞑想の尊師＝マハリシ・マヘシ・ヨギに ますます惹かれていた。
最初はものの弾みのように興味を持っただけのことだった事が。
この頃には、人生の意義を探求する拠り所になっていたのである。
４人はマネージャーのブライアン・エプスタインを失ってしまって。
代わりに道を指し示してくれる誰かを求めているようにも感じられた。
マハリシとの出会いは、そういう意味でとても良いタイミングだったのだ。
ジョンとジョージはインドに行くことに決めた。
ヒマラヤの麓(ふもと)のリシケシにあるマハリシのアシュラムで瞑想を学ぶために。
もちろん、シンシアとジョージの妻パティも同行することになった。
ポールと婚約者のジェーン、リンゴと奥さんのモーリーンは瞑想することにそれほど悦びや満足感は感じていなかったが。
それでも、やはりカップルで参加することになった。
こうして、インドに行く日程は1968年２月から２〜３ヶ月と決定した。
新しい目標ができると、いつも目の色を変えるジョンは、マハリシの教えを普及させようと一生懸命になった。
メッセージを全世界に広めようという考えを熱心に語る一方で、自らも日々瞑想に励んだ。
シンシアはそこまでは傾倒していなかったが、マハリシの教えは良いものだと思ったし。
瞑想するのも好きだった。
だから、インドに行って瞑想についてより深く学べると思うと、嬉しかった。
それに、マスコミやファンからの注目を浴びずに、穏やかな環境でジョンと一緒に過ごせることは
自分たち夫婦にとって貴重な良い機会になると期待もしていた。
というわけで、来週はインドに旅立つ前の、もう一波乱のお話しをお送りしましょう。 〜 The Beatles / The Inner Light
ttps://www.youtube.com/watch?v=M1RcYhhtojQ
〜 The Beatles / Strawberry Fields Forever
ttps://www.youtube.com/watch?v=8UQK-UcRezE
（小林）同じ頃の作品が２曲続きました。
Strawberry Fields Forever
もちろん「Magical Mystery Tour」ね。
そして、その前は わかりましたか？
The Inner Light という。
これは、実は「Lady Madonna」の。
1968年の「Lady Madonna」のB面。
昔のことば、B面とか、裏面とか言ったもんです。
まあ、昔のシングルは、人生のようであり、人間のようであったわけですね。
「オモテ」と「ウラ」があったわけです。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（茨城県稲敷郡/男性）
克也さんこんばんは。
念願のポール・マッカートニー東京ドームライブ最高でしたぁ。
なんと途中から、エリック・クラプトン()が登場してギターソロを披露してくれたんです。
「While My Guitar Gently Weeps」では。
そしてあっと言う間に２時間経ち。
ラストソング「Carry That Weight」が終わっても、体の震えが止まりませんでした。
ごめんなさい。これは私の妄想です。 (小林)ｗ
実は、もうすぐなんです。ポールの東京ドーム公演。
もちろん、私もチケットをゲットしましたので、楽しみにしております。
(小林)
もう、こういうファンは、もうｗ チケットを買った瞬間からｗ
ずーっともう、ああで来るんじゃないか、こう来るんじゃないか。
いろいろ考えて 盛り上がっているわけですね。
だから、行ったらもうほんとに うれし涙ですよね。
それじゃあ[茨城県稲敷郡/男性]さん、あなたのリクエストで。
ライブ盤でね、Drive My Car
〜 Paul McCartney / Drive My Car(live in new york)
ttps://www.youtube.com/watch?v=klR_9LT3oLY 〜 坂本冬実 / And I love Her
ttps://www.youtube.com/watch?v=7sTLi7ZswOc
（小林）いかがでいたか？ ねえ、これはｗ ｱﾊﾊ
ちょっとちょっと、雰囲気がガラリと変わりましたよねｗ。
（千葉市美浜区/男性）
いつも楽しい時間をありがとうございます。
ラジオで聴くビートルズは高校生時代を思い出して、ワクワクしながら聴いています。
ハガキが読まれてリクエスト曲がかかりますようにと、ドキドキしていましたね。
今日は演歌の歌い手さんのカバーをリクエスト。
金沢明子「イエローサブマリン」はこの番組でも定番ですが。
今日は、坂本冬実「And I love Her」お願いします。
実は、まだ聴いたことがないんです。
（小林）ていうことで
まあ、しっかりした歌で、これは賛否両論ありますよねｗ
絶対 賛否だよｗ
「いやだ！」とかねｗ
「いや、歌 上手くていいじゃない」とか。
「丁寧に歌ってるわね」とか。
賛否両論あって おおいにけっこうだと思うわけです。 （松戸市/男性）
シンシアの手記によるビートルズストーリー、面白いです。
ライブ中心から、レコーディング中心への転換期に、インドへ傾倒する様子が興味深く描かれています。
また、ジョンとシンシアのすき間も気になります。 (小林)気になりますねえｗ
で、マネージャーのブライアン・エプスタインが亡くなるという衝撃的な展開に目が離せません。
その頃の音楽は、サイケデリック、そしてフラワームーブメントだったようですね。
でも、単純ですが、リクエストはスコット・マッケンジー(Scott McKenzie)の「花のサンフランシスコ」
をお願いします。
子供だった私でも覚えているので、世界的な大ヒットだと思います。
(小林)という[松戸市/男性]さんなんですが。
これね、発売当時はね。
ヒッピーがかった人とかね、サイケデリックな人だった人たちから、大ブーイングがあったんですよ。
「これは彼の髪、聴く、見なくても、短いやつだろ」「髪が短いやつだろ」とかね。
そのころ、なんて言うんですかね。
「タートル＝亀」っていう言葉とか、「スクエア＝野暮」とか。
例えば、「刺激のある飲み物を飲まない人＝ストレート」と言ったんですが。
タートルだとかね、スクエアだとか ストレート。
「ヒップ(Hippie)じゃない」ていうわけですよ。
でもこれ、大ヒットしましたからね。
ヒットした方が勝ちです。
今聴くと、やっぱりあの時代を感じることができます。
スコット・マッケンジー
〜 Scott McKenzie / San Francisco
ttps://www.youtube.com/watch?v=OJdRw6VCWyA 〜 Ringo Starr / Only You (& You Alone)
ttps://www.youtube.com/watch?v=LKvLnulKs8E
（茨城県常陸大宮市/男性）
毎週楽しく聴かせてもらっています。
というより、日曜日の一番の楽しみです。
リクエストは、リンゴがソロになってからの曲があまり聴かれていないような気がします。
克也さんの別の番組で、 (小林)ｗｗ
リンゴの「Only You」が流れていました。
原曲のインパクトのある歌い出しと違い、優しい歌い出し。
まるで別の曲のようです。
もうすぐ妻の誕生日なので・・・
(小林)っていう。
もう誕生日過ぎてしまったかもわかりませんが。
[茨城県常陸大宮市/男性]さん。
そうですよね。
これもともと、プラターズ(The Platters)という黒人コーラスグループの大ヒット曲なんですけど。
でも白人が作ったね、名曲なんだけど。
これをリンゴ・スター・・・
リンゴ・スターはご存知のとおり、自分で曲を作んないから、ねえ。
デビューからそうですよね。
ポール・マッカートニーがプロデュースしたり。
これは、ジョンがやりましたね。
あと、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)だとか、ジョージ・マーティンとか。
これなんか、もう豪華なミュージシャンで、ほんと羨ましいバージョンです。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
リクエストも充分楽しめました。
ただ僕はね・・・、坂本冬実の歌？
あれ、やっぱり日本語にして欲しかったなって思う。
日本語にすると、あれ３倍良いんですよね。ほんとに。
世界が、ぜーんぜん広がっちゃうんですよ。
やっぱ言葉ってのは不思議なもんだな、と思うんですけど。ええ。
まあｗ まあいいか、っていうｗ
でも、いろんなリクエストｗ。
演歌歌手からロックグループから。
ソウルグループのビートルズバージョンなんかも、とても楽しいんじゃないかと思います。
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてお送りしています。
宛て先は
beatles@bayfm.co.jp
です。
さあ来週は、ビートルズのお話しは・・・
インドに行く前の一波乱。
何でしょうねえｗ
想像がついてる方も いると思いますが。
楽しみにしてくださいね。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年3月19日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(3月19日)
・1996年、今から21年前の今日。
「アンソロジー(Anthology)２」という。
まあ、コンピレーションのアルバムですね。一種の。
ビートルズの「アンソロジー２(ツー)」
これ、「アンソロジー１．２．３」と90年代は出たんですけど。
これ、知らない方にとっては ちょと知っておいて欲しいと思います。
というのは、ビートルズは1970年まで、ビートルズはビートルズとして有ったじゃないですか。
その後も、もちろんソロ活動があるんだけど。
ビートルズの時代に、いろいろな録音を残してるわけですね。
つまり、没になったものとか。
テイク１が採用された、テイク２、テイク３とか、そういった他のテイク。
そういうふうなのをまとめて「アンソロジー１．２．３」として出してくれたんですよ。
これはね、ビートルズだから出来ることです。
他のグループは絶対出来ない。
で、この「アンソロジー」意味があったのはね、ビートルズばっかりじゃないんですよ。
アメリカのラジオ局がねえ、「懐メロラジオ局」てのがあるんです。
相当な数ある。懐メロしかかけない。
ところが、1990年代になると
「ビートルズは60年代のものだろ？。古いだろ」
ということで、ビートルズを掛けなくなっていたんですよ。
1990年代は。アメリカのラジオが。懐メロ局が。
ところがですね、「アンソロジー１．２．３」が出ることによって。
ビートルズの偉さが みんなわかったんですよ。アメリカの人たちに。
日本はずっとわかってるよｗ 偉さ。
だから、この番組はあるわけですよ。
で、アメリカのラジオも変わった、というお話しなんです。 さて、21年前の今日出た「アンソロジー２」には、すごい曲が入っています。
ジョン・レノンがカセットとして残したやつに、みんな加えてバンドとして「Real Love」が入っていましたね。
それから、おそらく皆さんは「Strawberry Fields Forever」という曲は、
実はあれは編集の結果、あの曲があるということをご存知だと思いますが。
その編集がですね、２曲つながって・・・がベースになっていると言われてるんですけど。
その１曲目、テイク１を、このアルバムの中に入ってるんで、聴いてみたいと思います。
テイク１が あの完成された「Strawberry Fields Forever」とどう違うのか。
「アンソロジー２」21年前のアルバムの中からお送りします。
〜 The Beatles / Strawberry Fields Forever(Anthology 2)
https://www.youtube.com/watch?v=QXchWCXWj64
（小林）Strawberry Fields Forever
テイク１(ワン)ですよ。
これはどうですか？
もう、ね。
ちょっと、お化粧前みたいなところもありますよ。
だから、例えばジョン・レノンのボーカルのところ
「あ、こういうふうな歌い方なんだぁ」とか。
やっぱり、完成されたものの中では、バックなんかと溶け込んでいて。
はっきりクリアにつかむことが出来ないかもわかんない。
これ はっきりクリアにつかむことが出来たでしょう？ ねえ。
これが 21年前の今日ｗ 発売になった「アンソロジー２」に入ってるわけですよ。
ありがたいことでしょう？ この「アンソロジー(Anthology)」はね。 □ストーリー
・「さあ、みんな、インドへ行こうじゃないか！。
ブライアンが亡くなって、僕らは大事な道しるべを失なってしまったのか？。
いや、そんなことはない。
自分たちの本当の目標を探しに行くんだ。
すぐに仕度をしようじゃないか！」
これは ジョージと二人でインドへの修行の旅を目論んだジョンの発言。
毎週お送りしているビートルズストーリー。
今週もジョンの最初の妻シンシア・レノンが遺(のこ)した手記の中からお送りしよう。
ジョンとジョージはインドへ行くことを決めた。
ヒマラヤの麓(ふもと)のリシケシにあるマハリシのアシュラムで瞑想を学ぶために。
もちろん、シンシアとジョージの妻パティも同行することになった。
ポールと婚約者のジェーン、リンゴと奥さんのモーリーンは瞑想することにそれほど悦びや満足感は感じていなかったが。
それでも、やっぱりカップルで参加することになった。
こうして、インドに行く日程は1968年２月から２〜３ヶ月と決定した。
シンシアはそこまでは傾倒していなかったが、マハリシの教えは良いものだと思ったし。
瞑想するのも好きだった。
だから、インドに行って瞑想についてより深く学べると思うと、嬉しかった。
それに、マスコミやファンからも注目を浴びずに、穏やかな環境でジョンと一緒に過ごせることは
自分たち夫婦にとって貴重な良い機会になると期待もしていた。
こうしたインドへの修行の旅が現実味を帯びてきた1967年のクリスマスシーズン。
ビートルズのテレビ映画「マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)」が放送された。
ポールのアイデアを基に、最初は実験的にスタートしたこのプロジェクト。
メンバーがバスに乗り込み、旅の途中でどんなことが巻き起こるかお楽しみ、というシンプルな構成になっていた。
ところがこの作品、ビートルズの全ての作品の中で「初めての失敗作」というレッテルを貼られてしまったのである。 〜 The Beatles / Magical Mystery Tour
〜 The Beatles / Penny Lane(Anthology２)
ttps://www.youtube.com/watch?v=aIf_1vALIM4
（小林）へへへｗ
どうですか? これは。
ちょっと 違ってたでしょ？
皆さんのイメージの中にある「Penny Lane」と。
これが、21年前の今日、発売になった「Anthology２」の中に入っているバージョンなんです。
これね、いろんな、テイク１とかテイク２とか、いろいろあるじゃない。
それを編集して出来上がったやつで。
元のやつは あれですよね。
こんなにブラスセクションが入ってにぎやかじゃないですよね。
シンプルになってて。
ピッコロトランペットが、すごく一筆書きみたいに決まっちゃう作品になるわけですけど。
これは、完成前ですよね。
で、その前は、
評論家に もうケチョンケチョンに言われた。
1967年の「Magical Mystery Tour」のアルバムから
同名の「Magical Mystery Tour」 □ストーリー（続き）
・ジョンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が記(しる)した手記の中から。
ビートルズのアーティスト活動の中での 初めての失敗作。
映画「マジカル・ミステリー・ツアー」は評論家連中のやり玉にあがった。
「こんなのクズで、退屈で どうしようもない」
「やはりマネージャーのブライアン・エプスタインの存在は大きかったのか」
「これで、ビートルズの時代も終わりに差しかかってきた」
などと、言いたい放題であった。
結果、アメリカでは放送されなかった。
その理由として「ストーリー性に欠ける」
「使われている曲もインパクトがない」
などが挙げられていた。
実はジョンも「史上最も高くついた、自家製映画」と発言し、こっそりポールを非難していた。
シンシアは語る。
「そういうジョンのやり方は、はっきり言って卑怯だと思いました。
みんなが合意して作ったんだし。実際、自分たちも制作に関わったんですから」
映画が放送される直前の 12月21日にロンドンのランカスターホテルで完成記念パーティが開かれた。
出席者全員が仮装して来ることが条件の遊び心いっぱいのイベントで。
シンシアは古めかしい生地で造ったドレスを着て。
まるでチョコレートのパッケージに描かれている漫画チックな装い。
ジョンは髪をグリースで撫で上げ、バック・トゥ・ザ・フィフティズといった様子のテディボーイファッション。
この日、ジョンは父親のアルフを招き、親子でベロンベロンになるまで飲んでいた。
ただこの夜は、シンシアにとって、およそ楽しいものではなかった。
ジョンはとにかく、パーティに来ている女性という女性に、ちょっかいを出しまくっていたのである。
その中には、ベリーダンサーに扮して、すごくセクシーなジョージ・ハリスン婦人つまりパティも含まれていた。
それを見ていた当時大人気を誇った女性歌手のルル(Lulu)が、シンシアの気持ちを代弁するように怒り、ジョンに説教を始めた。
ハリウッド女優のようなゴージャスなドレスを着た19歳のルルが、テディボーイ風のジョンに説教をしている光景は
かなり痛快なものであった。 〜 John Lennon / Be-Bop-A-Lula
ttps://www.youtube.com/watch?v=RtLnZnxSF7E
〜 Lulu / Shout
ttps://www.youtube.com/watch?v=iC4ytWa28qA
（小林）いかがですか？
ルルの Shout
これは、彼女のデビュー曲ですね。
おそらく 中学か高校ぐらいの年でデビューして。
僕はね、実はルルが、ビー・ジーズ(Bee Gees)のメンバーと結婚してた家に、ちょっと招かれて行ったことがあるんですけども。
家の中は、豪華な家の中は、すっげえ綺麗なんだけど。
中のね、植物がね、ハイビスカスとかね、死にそうなんですよｗ 枯れちゃって。
それで、「あっ、この人は家の中の事・・・・」
僕、教えてあげたんだけど。
「水をあげて、ちゃんと日の当たる所へ出さないとダメですよ」って。
そんな女性ですよね。
料理とかしない女性じゃないかな。
それに、ジョン・レノンは説教されたんですよね。
その前は
ジョン・レノンが歌った、
ジーン・ヴィンセント(Gene Vincent )の有名な
Be-Bop-A-Lula □ストーリー（続き）
・「パーティ会場でのジョンは、すっかりヘベレケになっていて。
出席者の女性たちに次から次へとちょっかいを出していました。
そんなみっともないジョンを見て、当時かなり人気のあった女性シンガー＝ルルがお説教を始めたんです。
この時ルルはまだ19歳。
自分より8歳も年上のカリスマロッカーに、堂々と説教するなんて。
見ていて 本当に痛快な景色でした」
ジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記から。
結局、このパーティはジョンが自分の父親であるアレフをパートナーにして、泥酔した状態でダンスを踊ってお開きになった。
シンシアは惨めな気持ちで、最悪な状態。
なにせ、この夜ジョンは、シンシアを一度もダンスに誘わなかったのである。
そのパーティがら４日後のクリスマスの日、ポールがジェーン・アッシャーと婚約した。
交際期間は４年。
一時はジェーンの家の屋根裏部屋に下宿していたポールも、ついに身を固めることになった。
ジョンもシンシアもジェーンが大好きだったので、とても嬉しく思い祝福した。
ジョージとパティ・ボイドは その２年前の1966年6月1日にひっそりと結婚していた。
なぜか、ジョージとパティの結婚式には、ビートルズのメンバーは誰も招待されなかった。
その理由は、いまだに謎である。
ポールと婚約したジェーン自身 舞台女優という仕事を持ち、成功していたので。
ポールにとって、そういうガールフレンドを持つことは、それはそれで大変なことだろうと皆が思っていた。
他の３人と同じように、ポールもリバプールの男である。
自分の妻には、料理をしたり、子供の世話をしたり、おとなしく家にいて欲しいと思うタイプだった。
しかし、ジェーンはそういうタイプの女性ではなかったので、周囲は心配していたのであるが。
それでも、ポーはジェーンを愛していた。
二人は、歩み寄る所は歩み寄り、真剣に考えて一緒になる道を選んだのだ。
そんな二人を友人たちは祝福した。
ビートルズから始まる。
次回はついに、あの女性が登場します。
乞うご期待。 〜 The Beatles / Martha My Dear
〜 The Beatles / Because
（小林）２曲 続きました
Martha My Dear
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」からね。
そして、2006年のジョージ・マーティン親子がプロデュースした。
ビートルズの「Love」のアルバムから
Because □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（茨城県日立市/女性）40代
先日、かまやつひろしさんが亡くなったニュース、ショックでした。
奥様と仲良しで、その奥様とあまり変わらずに旅立たれた。
あちらに行くにも仲良し夫婦だったのかな？ と思いました。
リクエストはザ・スパイダースの「Furi Furi '66」
かまやつさん作詞作曲でカッコイイ曲です。
(小林)そうなんですよ。
スパイダースもビートルズに関係あって。
武道館で本当は奏るように言われたんだけど。
「自分たちは断わった」と。
なにしろ、ビートルズの前で奏ると
自分たちのネタがビートルズがほとんどだということがｗ バレちゃう。
イヤなんで、客席から観ていたそうです。
さあ、スパイダースの「Furi Furi '66」
〜 スパイダース / Furi Furi '66
ttps://www.youtube.com/watch?v=kQHnsd5Gd08 〜 The Beatles / If I Fell
ttps://www.youtube.com/watch?v=FNGbd2lPmDg
（小林）２曲 続きましたね。
（船橋市/男性）
先日、十代の頃のアルバイト先で一緒だった仲間、久しぶりに集まりました。
その中の一人 永井さんは、先輩で 大変お世話になった人です。
子供だった自分は、都内の輸入レコード屋に連れてってもらい。
珍しいレコードをたくさん手に入れ。
また、日本のアーティストのライブにも連れてってもらいました。
そんな永井さんが「カラオケで一緒に If I Fell を歌いたい」との提案があり。
永井さんがジョンのパート、僕がポールで、と。
歌い出しはジョンなので、ジョンメインの曲かと思いきや。
ハモリ部分になると、ジョンが下で、ポールが上のパートではないですか。
キーが高いこと。
問題のカラオケ本番で上手く歌えたかどうかは、酔っていてよく覚えていません。
（小林）ということで
[船橋市/男性]さんのリクエストで If I Fell （府中市/男性）40代
こんばんは、3月5日の放送。
興味深かったです。
まさか、ピンク・フロイド(Pink Floyd)の「Arnold Layne」を聴けるとは思いませんでした。
ピンク・フロイドもまた、デビュー当初はサイケデリック元年の影響を受けていたんじゃないでしょうか？
そのピンク・フロイドをプロデュースしたノーマン・スミス(Norman Smith)の Oh Babe, What Would You Say? をリクエストします
(小林)ｗ
これは[府中市/男性]さん40代。
けっこうマニアックですｗ。
ノーマン・スミスは ハリケーン・スミス(Hurricane Smith)と名乗ってこの曲をやりました。
Oh Babe, What Would You Say?
〜 Hurricane Smith / Oh Babe, What Would You Say?
ttps://www.youtube.com/watch?v=6KxFqZ48dcQ 〜 The Beatles / Golden slumbers- Carry that weight - The end
(小林)有名なメドレーがかかりましたよ。
Golden slumbers から Carry that weight そして The end
これはねえ、ラジコで聴いてるんだね。
(長崎県佐世保市/男性）
ビートルズは有名な曲 何曲かしか知りませんでしたので。
マネージャーの話しとか ヒット曲の裏側の話しが聴けて。
かなり充実した内容で、刺激的です、この番組。
僕が 大、大、大好きな曲は Golden slumbers です。
堺雅人さんの映画でかかっているのを聞いて、すごく好きになりました。
「la la la la la」の部分が大好きです。
(小林)あ、Carry that weight のところじゃないかな？
ハイ、というわけで。
このね、このメドレーはね、もうホントにね、リクエスト多いんです。
ま、久しぶりにかけたわけですけど。
ありがとうございました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
話しの方は、いいですよねえ。
なんかｗ ジョン・レノンが酔っぱらって。
もう、パーティにいる いろんな女性にちょっかい出すｗ
もう、人のカミさんにまで行っちゃうｗ ていう。
で、酔っぱらったお父さんと踊るっていう。
それを見守ってるねえ、嫁さんとしては、ちょっと悲しいと思いますけど。
で、あの人が、出てきます。
話しは面白いです。
それから、リクエストよろしくお願いします。
リクエスト、みなさんそれぞれで。
けっこう楽しませていただいてるし、楽しみに待っておりますので。
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしています。
メールは
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っています。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年3月26日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
ＯＰ〜 The Beatles / All you need is love
＜公開録音スペシャルパーティ＞
会場：オークラ千葉ホテル
出演：クリス・ハート / 藤澤ノリマサ
司会進行：小林克也
□ 曲目
〜 一輪の花 / 藤澤ノリマサ
〜 Yesterday(The Beatles) / 藤澤ノリマサ
〜 希望の歌（ベートーベン）/ 藤澤ノリマサ
〜 Imagine(John Lennon) / クリス・ハート
〜 あなたへ / クリス・ハート
〜 糸 / クリス・ハート
〜 Let It Be(The Beatles) / クリス・ハート 藤澤ノリマサ ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年4月02日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(4月2日)
・ここんところはねえ、ちょっと複雑ですが、大切なんですよ。
今から47年前の今日。
1970年。
もう、この頃はビートルズの4人は・・・
ポールは、他の３人とは もうぜんぜん離れてます。
連絡取りあったりしないような状態になっています。
今から47年前、今日。
アビーロードスタジオのルーム４で、誰が中心に作業しているかというと。
アメリカの鬼才＝フィル・スペクター(Phil Spector)が、ビートルズの曲をいろいろ聴いてですね。
で、リミックスをしたり、編集をしたり、かぶせたり。
あるいは、「ちょっと、ここらへんはどうしても必要だから。リンゴ来てくれよ」
ていうことで、リンゴ呼んで、何か補足したり。
ていうようなことをやっています。
で、47年前の今日は、The Long And Winding Road
これのリミックスでね、テイク18つのが良いてんで。
それをいろいろリミックスをやっている。
それはまあ、この時はね、どういう状態かというと。
その前の年に遡りますが。
1969年に、ビートルズは、正月にですね。
1969年の正月。
もう、実質的にはリーダーはポール・マッカートニーが指揮を取るわけですが。
ポール・マッカートニーが映画スタジオ＝トッテナムという有名な映画スタジオにビートルズ全員集まるわけです。
その時は、ポールは顎鬚(あごひげ)を生やした・・・
有名な写真は、あの頃 寒そうに顎鬚を生やしてるわけですが。
ポールが「ビートルズはこれから ライブをやって行こう」
「ライブは やっぱりバンドの命だ」ということを強調して。
映画スタジオで、フィルムを回しながら、ライブの演奏を撮りながら奏るんですよ。
でも、それ上手く行かないんですよ。
で、アップルスタジオへ帰って行くんですよね。
ところがアップルスタジオは、マジック・アレックスという、この人は詐欺同然の人なんですが。
もう、録音が録れないような状態なんですよね。
それで、もうやめちゃうんです。やめちゃうの。作業。
それで、夏前に集まって「最後のアルバムを作ろうよ」っていうのが７月８月。
「作ろうよ」っていうのが、ご存知の、本当の最後のアルバムなんですけども。
それで 残るわけですよね。
「アビーロード(Abbey Road)」最後のアルバム出したんだけど。
残ってるものがあるわけですよ。
その、途中でおん投げたやつを。
それを、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンが、「友達のフィル・スペクターに頼もう」っていうことで。
1970年、フィル・スペクターの一人の、ほとんど一人の作業が続いているということなんです。 で、ご存知のとおり、ポール・マッカートニーは「嫌だ」と。
「あれはもう、フィル・スペクターがオーバープロデュースしてロクなもんじゃない」ていうことで。
「ネイキッド(Let It Be... Naked)」ていうアルバムを作り直したりするじゃないですか？ ねえ。
でも評価は、フィル・スペクターの作った あの最後の「Let It Be」のアルバムは「違う意味で傑作だよ」っていうのが残っていますよね。
じゃあ改めて、ビートルズの「Let It Be」。これは「Let It Be」のバージョンですよね。
「Let It Be」のバージョンで The Long And Winding Road
〜 The Beatles / The Long And Winding Road
ttps://www.youtube.com/watch?v=3A19HSowZp0
（小林）The Long And Winding Road
ポール・マッカートニーは、このストリングスだとか、大コーラスが嫌だって。
歌い上げるのがいやだったわけですよね。ｗ へへへ
というわけで、今から47年前の今ごろ。
アビーロードのスタジオでは、今聴いた曲を、音を作っていたわけです。
もうほとんど録音は完成されていて、それをミックスしていた ということになります。 □ストーリー
・毎週お送りしているビートルズストーリー。
今週もジョンの最初の妻シンシア・レノンが遺(のこ)した手記の中から。
ビートルズに関連しする書物の中でも かなり高い評価をもらっている名著からお送りします。
ポールの発案が元となって制作した「マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)」
ビートルズが自分たちだけで手がけた記念すべき映像作品。
ところが、批評家連中の評価は最悪。
結局、これを配給する会社が決まらず、テレビで放送されるだけに留まった。
当然、これを見ることができるのはイギリス人だけ、という残念な結果に終わった。
しかし、楽天家でポジティブな性格で知られるポールは
「批評家連中なんて、いつの時代でも無責任なもんだ。
こんなの気にしちゃいられない」
と、いつものポールのまま。
さあ、そうなると次はインドである。
1968年2月。
インドへ出かける少し前に、ジョンはデレク・テイラーと一緒に週末を過ごした。
デレクは元ジャーナリストで、その後ビートルズのスポークスマンとなり、信頼の置ける仲間となった人物。
デレクとジョアン婦人の間には5人の子供がいて、ロンドン郊外の大きな家で、とても幸せそうに暮していた。
週明けにジョンが帰って来ると、シンシアを抱きしめてこんなことを言った。
「僕たちも もっともっと子供を作ろうよ。
そして本当に幸せになろう」
ジョンがシンシアにとって どんどん遠い存在になって行くという危機感を覚えながら。
一方でこういう瞬間のたびに、まるで昔と何一つ変わっていないような感覚にとらわれた。
ジョンはあのイケナイ物を絶っていて、ほとんど元のままのジョンに戻ったように思えた。
そしてこう続けた。
「がんばれば、もっと上手く行くよ。
インドへ行ったら、二人だけの時間も持てるし。
全てが上手く行く。きっとそうなるよ」
「もしそれが本当だったら、素晴らしいのに・・・」
そう願うシンシアであった。 〜 The Beatles / Across The Universe
ttps://www.youtube.com/watch?v=hwl2KS_RiXg
〜 The Beatles / Hey Bulldog
ttps://www.youtube.com/watch?v=VeDOSHzK4jk
（小林）２曲続きました。
Hey Bulldog、ビートルズ。
そしてその前は
Across The Universe
この Across The Universe は
初めてこの番組で放送する「アンソロジー(Anthology)２」
1996年のアルバムに入っている、違うバージョンですよね。
これは、ちょっと だから、気が付いた方いらっしゃると思いますが。
ジョンの歌い方がちょっとこう、まだ なんつうの？ ちょっとか細いような感じがしました。
本チャンのやつは あれですよね、もっと堂々としてる感じがありましたよね。
これは1968年2月に録音されたものなんですけども。
その、同じ頃に・・・おそらく同じ日かもわかりません。
録音されたのが Hey Bulldog
つまり、1年以上か・・・
ずーっと録音されて、放ったらかされてた、ていう。
もったいない話しですよね。
結局「イエローサブマリン(Yellow Submarine)」のアルバムの中で発表されています。 □ストーリー（続き）
・「がんばれば きっと上手く行くよ。
インドに行ったら、二人だけの時間が持てるし。
全てが上手く行く。きっとそうなるよ」
ジョンは妻のシンシアに そう発言した。
もちろんシンシアはそうなることを願った。
彼女が記(しる)した手記の中から続けよう。
インドに旅立つ数日前に、旅行について、最後の細かい打ち合わせをするために
マハリシのアシスタントと、ロンドンのある家で面会した。
応接室に入っていくと、部屋の隅の肘掛け椅子に、黒い洋服を着た小柄な日本人女性が座っているのが目に入った。
シンシアは直感的に「この人が、オノ・ヨーコなのだわ」と思った。
「それにしても いったいなぜ、こんな所にいるのだろう？
ジョンが呼んだのか? もしそうだとしたら、なぜ？」
ヨーコはみんなに向かって自己紹介をし、
その後は、打ち合わせの間ずっと身動きもせず、黙ってそこに座ったまま。
話し合いにも一切加わらなかった。
ジョンはビートルズの他のメンバーやマハリシの助手と話していて。
そこに居る日本人の女性には、気にも留めていない様子だった。
シンシアの頭の中は 忙しくグルグルと回っていた。
「ジョンはこの人と連絡を取り合っているのだろうか？
いったいこれは、どういうことだろう・・・」
その夜、打ち合わせが終わると、レノン家の運転手であるアンソニーが表で ジョンとシンシアを待っていた。
車のドアを開けてくれたので、乗ろうとしたら、驚いたことにヨーコが、シンシアたちより先に車に乗り込んだ。
ジョンはシンシアの方を向いて「いったいどういう事だろう？」という表情をして、肩をすくめ。
両手の手の平を上に向けて「自分にも分からない」というジェスチャーをした。
ジョンは車の中のヨーコを覗き込んで、「お送りしましょうか？」と尋ねると。
ヨーコは「ええ、そうですね。お願いします。ハノーバーゲイト２５番地まで」と答えた。
ジョンとシンシアも車に乗って、その後は ヨーコを送り届けるまで、誰もひと言も話しをしなかった。
帰り際にヨーコは「さようなら。ありがとう」と言って去って行ったのである。 〜 The Beatles / The Continuing Story of Bungalow Bill
ttps://www.youtube.com/watch?v=YlkZ8Ud8uoA
〜 The Beatles / Two of Us
ttp://www.nicovide0.jp/watch/sm6934118
（小林）というわけで、
これは1970年の「Let It Be」の中に入っている
Two of Us
つまりこれも1969年、仕上げておいて放って置かれた曲ですね。
フィル・スペクターが音楽をね、最終的にはやってるわけですが。
音がちょっと違いましたね。
その前は、ジョンがインドで作った作品です。
The Continuing Story of Bungalow Bill
「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から。 □ストーリー（続き）
・「ジョン。どうしてあのオノ・ヨーコっていう女が、うちの車に乗り込んで来て。
彼女の自宅まで送ってってあげなきゃいけないの？
こんなの非常識。おかしいわよ」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中から。
珍しく詰め寄ったシンシアに対して、ジョンが答えたセリフは
「そんなの知るもんか。
俺はあの人を招いてもいないし。
どうして彼女があの場所にいたかも、まったく分からないんだ。
この件は もういいだろう」
まさに逆ギレである。
常識的に考えれば、ジョンが来るように言わなければ、こんなことになるはずがなかった。
それでも、シンシアがどんなに疑いを持とうと、ジョンからは何の釈明も無いだろうということはよく分かっていた。
それが、ジョンの流儀なのである。 そういうことがあって まもなく。
ファンレターの山の中に、ジョンに宛てたオノ・ヨーコからの手紙を見つけた。
タイプで打った手紙で
「できるだけ早く自分の本を出版したい」という内容である。
その本によって、「多くの人たちをシュールレアリズムの世界にいざなうことができ。
そうすれば、この世の中全体が楽しいことに満ち溢れた素晴らしい世界に変わるだろう」というもの。
そして、「その素晴らしいメッセージを、自分一人でいつまでも抱えていたら気が変になりそうで恐い」というのである。
そう述べたあとで、「いつも自分のことばかり押し付けていて、ジョンが自分を嫌いになったりしていないか」というお詫び的な部分もあり。
さらには「ジョンと会っていないと、ジョンの事ばかり考えてしまう」ということまで書かれていた。
そして、いつも別れ際にジョンが「さようなら」と言うたびに、
「自分があまりにも身勝手なので、もう2度とジョンに会えないのでは？と不安になり、絶望的になってしまう」とも書いてあった。
この手紙によって、ジョンとオノ・ヨーコという女が接触を持っていることが火を見るよりも明らかになった。
どの程度の親密さなのだろう？
シンシアはジョンを問い詰めた。
しかし、ジョンはその事実を認めようとしなかった。
疑惑は高まる一方であったことは 言うまでもない。 〜 The Beatles / Norwegian Wood
ttps://www.youtube.com/watch?v=7VsRSVBI7ao
（小林）というわけで
オノ・ヨーコが現われましたが。
これは、オノ・ヨーコと会う前の、
「ラバーソウル(Rubber Soul)」の頃の歌ですね。
よく「不倫の歌」と言われたりするんですが。
ジョン・レノンがね、女性の部屋に泊まるわけです。
目が覚めたら 彼女はいなかった。
周りから「本当のこと？ お前・・・本当に有ったこと歌ってないだろ？」とか言われた曲です。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（北海道浦河郡/男性）30代
先日 友人の家で「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のDVDを鑑賞。
観終わってから
「この作品に当時エキストラで、子役でフィル・コリンズ(Phil Collins)が出てたんだよね」
ていう話しになりました。
「意外な所でビートルズと共演していたのだなあ」と驚きました。
その後のジェネシス(Genesis)やソロ活動での彼の軌跡を改めて振り返ってみたく。
リクエストをさせていただきます。
(小林)という。
そうですね、フィル・コリンズは、ジェネシスに入って売れる、売れちゃうわけですよ、ねえ。
80年代は特に。
で、フィル・コリンズ、ソロで、これも大ヒットでした。
「Against All Odds」というタイトルが付いています。
フィル・コリンズ「見つめて欲しい」
〜 Phil Collins / Against All Odds
ttps://www.youtube.com/watch?v=uVjEcIANv1o
（小林）フィル・コリンズ。
今はもう 半分引退してるのかな？
で、なんか思い出したように、出て来たり、なんか出したりしています。 （さいたま市/男性）
昨年の話しになりますが、数十年前の中学時代の剣道部の同窓会がありました。
３年の先輩が謝恩会で「Let It Be」でピアノを演奏し。
1年生だった私は、その演奏と英語力に圧倒されたことを思い出し。
当の先輩に「あの演奏 感動したんですよ！」と伝えたところ。
その先輩は「あの演奏、英語の先生から、英語がぜんぜんなってない、と酷評されたんだよ」との答え。
先輩の「Let It Be」の演奏がビートルズへの入り口だったのに・・・。
そんなことが有ったことに、小さなショックを受けました。
さらに2次会のカラオケで「Let It Be」を入れ、「あの演奏をもう一度聴きたい」とリクエストしたところ。
「もう、勘弁してくれよぉ。あの演奏からもう Let It Be は歌ってないんだ」との返事。
もう、またかなりのショックでした。
３月、また卒業式の季節がやってきました。
中学時代の謝恩会で先輩が歌った「Let It Be」を、数十年経った今も、また思い出しています。
（小林）という[さいたま市/男性]さん40代。
それからもう一人・・・この方も40代。
（船橋市/女性）
自宅にて、夕飯作りながら聴いています。
定番になっていますが「Let It Be」が流れると、
中学生の娘が「♪レリフィー、レリフィー」と歌っています。
アナ雪の「Let It Go」の曲名が似ているてのもあるのかな？
(小林)ていう。
そうですねえ。
あれ、訳がちょっとねえ。
「Let It Be」こそ「ありのまま」ですよね。「Let It Be」こそ。
「Let It Go」は、「忘れちまおう」ていうふうな意味ですね。
さあ、定番の曲です。
〜 The Beatles / Let It Be
ttps://www.youtube.com/watch?v=eOXDt1XvHgY
(小林)何回この番組で流れたでしょうねｗ (小林)
さあ続いてね・・・
今日は40代の方メインですねえ。
（東金市/男性）
毎週楽しく聴いています。
ロッド・スチュアート(Rod Stewart)をお願いします。
(小林)という
ビートルズが70年に解散してね。
実は、ロックはディスコ音楽に食われるんですよ。70年代。
でｗ ロックもちょっとディスコに寄ったりするんですよ。
その典型的な例がこれです。
だから、これディスコヒットでもあります。
ロッド・スチュアートの Do you think I'm sexy
〜 Rod Stewart / Do you think I'm sexy
ttps://www.youtube.com/watch?v=OIlHt_syoSE BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
お話し、とうとうオノ・ヨーコが出てきましたねｗ。
お話しの中でも、オノ・ヨーコの登場は
なんか絵になっていたような感じがするんですけど。
黒を着て、何も言わないで 部屋の隅にいた、ていう。
ねえｗ、いやあｗ どういうふうなことを感じましたかねえｗ
はい。
まだまだジョン・レノンの話しは、そのままずーっとあるわけですけど。
1980年までね。
さあ、というわけで。
リクエストをお待ちしています。
リクエストは宛て先は
beatles@bayfm.co.jp
です。
採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてプレゼントしております。
よろしくお願いします。
僕らも楽しみに待っています。
なにしろ、いろーんな年齢層の、もう北海道から沖縄まで来ていますからね。
待っております。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年4月09日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(4月9日)
・今から52年前の今日。
ブライアンが、ビートルズのマネージャー＝ブライアン・エプスタインが、シーラ・ブラック(Cilla Black)とアメリカから帰って来た日ｗ
これ、何のことだ？
ブライアンは、ご存知のとおり、ビートルズとブライアンの関係からいくと。
ブライアン・エプスタインはリバプールの大金持ちのユダヤ系のエプスタイン家の長男で。
家業であるピアノや家具を扱う店。
そこのレコード販売部門を担当した、で、支配人だったわけですが。
途中で、ビートルズのマネージャーを買って出て、そしてビートルズを世界一のグループにしちゃうわけです。
まあ、世界一のロックグループになった、ていうことは、ブライアン・エプスタインは世界一のマネージャーみたいなもんですよね。
で、ロンドンの事務所には、いろんなイギリスのアーティストを抱えるようになって。
そして、そればっかりか、アメリカの もう一流のミュージシャンなんかのイギリスで、あるいはヨーロッパでの販売の権利みたいなものを獲得するわけです。
で、ビートルズが世界的になって、どんどんどんどん偉くなっていく、自分の商売もどんどん広がっていくわけです。
その一人が シーラ・ブラックという。
あの、ビートルズが苦労した・・・、キャバーン・クラブ。
キャバーン・クラブの受付けをしてた子ですが。ねえ。
歌手になりたくて、キャバーン・クラブで受付けをやっていて。
でまあ、デビューすることになって、ブライアンのとこの、お抱えのシンガーになって。
そして ブライアンは エド・サリバン・ショーなんか、コネがありますから。
「ようし、お前をアメリカで売ってやろう」ていうことで、アメリカへ連れて行って。
エド・サリバン・ショーに出るわけです。
そして、帰って来た。
52年前の今日、というわけです。 この、シーラ・ブラックという人は、デビュー曲ポール・マッカートニーが書いた曲、そんなに売れなかったんですけども。
２曲目から、売れるようになるんです。
やっぱり、エド・サリバン・ショーに出るとですね、世界各国で放送されたりするわけですね。
イギリスやオーストラリアでナンバーワン。
アメリカではちょっと振るわなかった。26位だった。
その曲を、どういうふうな歌詞だったか。
シーラ・ブラック。
ビートルズの話しを聞いていると、しょっちゅうシーラ・ブラックの名前が、初期は出てくるんですけども。
アメリカでもちょっと有名になった シーラ・ブラックの You're My World
〜 Cilla Black / You're My World
ttps://www.youtube.com/watch?v=e7-QBw862zk
（小林）いかがですか？
ブライアン・エプスタインとビートルズの会社に所属していたシーラ・ブラックのヒット曲。
もともとはイタリアンポップス、これに英語の歌詞を付けて。
で、まあエド・サリバン・ショーでも出て。
きっかけをもらって 有名になって。
イギリスでは、テレビ番組の名司会者としても人気を博して。
えーと、2015年ですから、今からもう２年前になりますかね。
72歳で亡くなっております。
シーラ・ブラック お送りしました。 □ストーリー
・毎週お送りしている「ビートルズから始まる」
今週もジョンの最初の妻シンシア・レノンが遺(のこ)した手記の中からお送りしよう。
ビートルズに関連する書物の中でも、かなり高い評価をもらっている名著である。
「ジョン。どうしてあのオノ・ヨーコっていう女が、うちの車に乗り込んで来て。
彼女の自宅まで送って行ってあげなきゃいけないの？
こんなの非常識。おかしいわよ」
これはシンシアの発言。
ビートルズが妻や友人と行くインドへの修行の旅がいよいよ具体化し。
その打ち合わせの場所に、なぜか日本人女性アーティスト＝オノ・ヨーコがいたのである。
それも、ひと言もしゃべらずに、ずっと座ったままである。
なのに、なぜ、帰る時になると、ジョンとシンシアのお抱え運転手アンソニーの車に我先にと乗り込んで。
ちゃっかり自分の住むフラットまで送り届けさせたのである。
これにはシンシアも、もちろんジョンも、開いた口がふさがらなかった。
あまりに変である。
さらに、ジョンに送られてくる山のようなファンレターの中に、そのオノ・ヨーコからの手紙もあった。
シンシアはファンレターを読むのと同じように、ジョンに確認もせずに読んでみた。
そこには、
「できるだけ早く自分の本を出版したいので、スポンサーになって欲しい。
そうすれば、多くの人たちをシュールレアリズムの世界にいざなうことができ。
結果、この世の中全体が楽しいことに満ち溢れた素晴らしい世界に変わるだろう」
と書かれてある。
そして、そういった内容の他
「いつも自分のことばかり押し付けていて、ジョンが自分を嫌いになったりしていないか」というお詫び的な部分もあり。
さらには「ジョンと会っていないと、ジョンの事ばかり考えてしまう」ということまで書いてあった。
シンシアは全てを読み終え、なぜか寒気が襲ってくるのを感じた。
それは、人生の中で感じたことのない、深く不気味な感覚だったのである。 〜 The Beatles / Being for the Benefit of Mr. Kite!
ttps://www.youtube.com/watch?v=8LCclVtFR6o
〜 The Beatles / Wait
ttps://www.youtube.com/watch?v=6O5w5h2T87c
（小林）1965年の
ビートルズの方向を大きく変えたアルバム
「Rubber Soul」から
Wait
その前は
あの「Sgt． Pepper's Lonely Hearts Club Band」から
Being for the Benefit of Mr. Kite! □ストーリー（続き）
・「ジョン。なによ？、この手紙。
あのオノ・ヨーコて、薄気味悪い女。
あなたにお金をせびるだけじゃなくて、ラブレターみたいなことも書いて来てるじゃない。
どうなってるの？」
ジョンの最初の妻シンシアの怒りは頂点に達する寸前である。
事実関係だけを網羅した彼女の手記の中から続けよう。
疑惑の目を向けるシンシアに対して、ジョンが釈明した。
「ああ、シンシア。確かにオノ・ヨーコから何度か手紙を受け取ってる。
しつこいんだよ。
だけどね、彼女に対して僕から返事を書いたり、スポンサーになる約束をしたり
そういったことは、一切ない。
また、ビートルズの音楽のことも良く知らないくせに。
僕らが世界中でヒットを飛ばしているからって、スポンサーになってくれだなんて。
あまりに不躾(ぶしつけ)な話しだよ。
彼女の作品て、見たところ理解に苦しむものばっかりで。
アバンギャルドかなんか知らないけど、僕は全く興味が無いんだ。
このまま放っておけば、今に寄り付かなくなるから。
心配することないって」
ジョンが言っていることが真実なのかどうか、シンシアには確かめる術(すべ)もなかった。
ジョンの話しぶりからは、正直な気持ちを言っている、としか思えなかった。
けれども、シンシアは第六感で、ジョンが打ち明けた以上の何かがあるはずだと確信していた。
もちろん、そうは思いたくなかったので、そんな考えは心の奥底に押しやってしまえ、と懸命に努力した。
ジョンと自分は間もなくインドへ行くのだ。
目に入れても痛くないほど可愛がっている息子のジュリアンを残し、何年かぶりにジョンと二人っきりになれる。
今やすっかり倦怠期に入ってしまった夫婦の関係を、元通りに修復する絶好のチャンスなのだ。
シンシアは、このインド旅行が二人にとって特別な大切な時間になることを、強く願っていたのである。 〜 The Beatles / Lucy In The Sky With Diamonds(Anthology 2)
ttps://www.youtube.com/watch?v=nnf021OILT4
〜 The Beatles / Come Together(Anthology３)
ttps://www.youtube.com/watch?v=C39I2LIlLGc
（小林）ヘヘｗｗ
いつも聴いているバージョンと違いますよねｗ
でも続きましたよね。
これは90年代になって「アンソロジー(Anthology)」シリーズが出ましたけども。
「Anthology２」から
Lucy In The Sky With Diamonds
そして今のは、途中でもうジョンが吹き出しちゃうっていうｗ。
「Anthology３」の中から
Come Together □ストーリー（続き）
・「ビートルズが家族や友人たちと行くことになったインドへの修行旅行がいよいよ近づいてきた時。
これが本当にジョンと私の冷え切った関係を修復することになるのか？。
正直言って 不安でした。
でも、もう乗りかかった船。行くしかないと、覚悟を決めたんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺(のこ)した手記の中から。
1968年２月16日。
ジョンとシンシア夫妻は、ジョージ・ハリスン、奥さんのパティ、パティの妹でファッションモデルのジェニー・ボイド、
ビートルズの会社アップルの発明部門の社員で科学者＝マジック・アレックス、と共にインドに向けて飛んだ。
滞在予定は10週間、約２ケ月半である。
ロンドンに残した最愛の息子ジュリアンは、シンシアのお母さんがレノンファミリーの家＝ケンウッドに来て面倒を見てくれることになっていた。
すべてにおいて準備万端ではあったが。
それでも、シンシアはジュリアンを残して行くのは心が痛んだ。
一度はジュリアンも一緒にインドへ連れて行くことも考えたが。
４歳児も４歳児なりに、幼稚園があったり、仲良しの友達と遊びたかったりと、生活のリズムがあり。
それを妨げるのは良くないと判断した。
それにジュリアンも、おばあちゃまと住込みのお手伝いさんのドットがいれば大丈夫だろう。
インドへは観光ではなく修行に行くのである。
毎日何時間も 瞑想して過ごすのであるから。
いずれにしても、子供の来るような所ではなかった。
インドの空港からマハリシの修行所までは、車で何時間もかかった。
アシュラムと呼ばれるその修行所は、ヒマラヤ山麓の森に囲まれた大きな丘の上に建っていた。
そのアシュラムはガンジス川の岸辺に有って、鮮やかな花々や、丈の低い木々に囲まれた、それは美しい所である。
そこは大勢の弟子たちの住居にもなっていて、石造りで背の低いそれぞれのコテージには部屋が５つあった。
ジョンとシンシアが訪れた時は、あらゆる年齢宗教人種の人たちが集まって、悟りを開くために、マハリシの教え導きの許、日夜励んでいた。
こうして、いよいよビートルズたちの修行がスタートするのであった。 〜 The Beatles / Within You Without You - Tomorrow Never Knows（love）
ttps://www.youtube.com/watch?v=454zquzSU-c
〜 The Beatles / Blue Jay Way
（小林）いかかがですか？
７分間のビートルズの瞑想の世界のような感じですよねｗ
2006年の「LOVE」のアルバムね。
ジョージ・マーティン親子がプロデュースしたアルバムから
Within You Without You
Tomorrow Never Knows
そして「Magical Mystery Tour」から
ジョージ・ハリスンの Blue Jay Way □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（大田区/男性）
朝ラジオを聴いていたら ロックの神様チャック・ベリー(Chuck Berry)が亡くなったというニュースを聞きました。
90歳だったということです。
彼がいなかったらビートルズの「Roll Over Beethoven」や「Rock & Roll Music」など無かったですね。
残念です。
追悼で「Johnny B Goode」などお願いします。
大往生ですね。ご冥福をお祈りします。
(小林)
今日はですね、そのチャック・ベリーの名曲と・・・
[船橋市/男性]さん、リクエストがありました。
(船橋市/男性)
ロックンロールに多大な影響を与えたチャック・ベリーが亡くなってしまいました。
ビートルズもいろいろとカバーし、そのいろいろとある中でも やっぱこの曲かなと思います。
(小林)という
ビートルズの Johnny B Goode 同じ曲なんですが。
これはねえ1964年、BBCでの生放送というか ライブを放送したやつから。
だから、チャック・ベリーのね、本家のチャック・ベリーね。
そしてそれをカバーしてるビートルズ。
特にジョンの歌い方、解釈に注目してください。
まあ２曲続くというか、１曲がアーティスト違いで続きます！。
〜 Chuck Berry / Johnny B Goode
ttps://www.youtube.com/watch?v=T38v3-SSGcM
〜 The Beatles / Johnny B Goode
ttps://www.youtube.com/watch?v=MyOlJLOK-HA
（小林）というわけで
今は亡きチャック・ベリーになってしまいました。
でまあ、ジョンもそうなんですけども。
２つのバージョン、いかがでしたかｗ
ジョン・レノンらしさも うかがえましたね。 （館山市/男性）
春一番が吹いた時。
ここ館山の北条海岸では最大風速28メートルを超える大砂嵐 （小林）おおすなあらし？
目を開けられないほど。
しかし、翌日は太陽が降り注ぎ。
とても気持ちよく春の訪れを感じることができて幸せでした。
(小林)
という[館山市/男性]さんのリクエストは・・・
ああ、それにふさわしいような曲ですね。
ジョージ・ハリスン、Here Comes The Sun
〜 The Beatles / Here Comes The Sun
ttps://www.youtube.com/watch?v=bgiQD56eWDk 〜 Oasis / Don’t Look Back In Anger
ttps://www.youtube.com/watch?v=cmpRLQZkTb8
（千葉県八千代市/男性）57歳
最近オアシス(Oasis)をよく聴いています。
ギャラガー兄弟自身、ビートルズから多大な影響を受けたと公言しているぐらいですが。
（小林）
そうですよね。
リアム(Liam Gallagher)の長男は、レノン・ギャラがーという名前ですからねｗ
これはもう内容は「So Sally can wait」
「サリーは待たせとけよ。もう用はないんだから」という。
もう次のグルーピーとの恋が始まってる。
グルーピーとの恋の歌。
サリーはちょっと悲しそうですよねｗ。
Don’t Look Back In Anger オアシス、お送りしました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
いやあ、オノ・ヨーコとの話しは、けっこうね、きついよね。
ねえ・・・
シンシアに入れ込んでますから。
こう、オノ・ヨーコが敵になるわけですから。
日本人としては、オノ・ヨーコは日本人同士だからｗ
ちょっと複雑な感じで聴いてるんじゃないでしょうかねｗ
続きをお楽しみに。
リクエスト、よろしくお願いします
採用だとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしています。
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っております。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年4月16日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(4月16日)
・1966年、今から51年前の今日。
51年、1966年ていうと、そうですね、あと・・・
もう「ビートルズが日本にやって来るぞー！」ていう、大騒ぎをしている頃ですよね。
「ビートルズが世界を周っている。日本に来てない。いよいよ日本に来るんだ」大騒ぎをしている頃。
で、51年前の今日、何をやっているか、というと。
彼らの第２スタジオで「Rain」という曲のオーバーダブ、やっています。
オーバーダブというのは、もう録ったものに音を重ねているわけですよね、違う音を重ねている。
でまた、重ねるばっかりじゃなくて「これはいらんな」ということで、それを取ったりするような作業をやって。
それからまあ、作業的に言うとね、モノのミキシング。
つまり、モノはもう完成させてるわけです。
で、この「Rain」という曲は何かというと。
日本へビートルズが来た時、
ちょうどアメリカなんかで世界的に、いろんな国で１位を記録していた「♪ Paperback Writer〜」がありますよね。
あれのＢ面なんです。
Ｂ面 Rain
で、だから、ビートルズにうるさい人はこの「Rain」をよく聴いているはずで。
「これは、不思議な曲だ」ていう。
その頃・・・その頃か、そのちょっと後にね、サイケデリックの時代ていうのが、まあ始まって。
ビートルズが サイケデリックロックを奏り始めるんだけども。
「それの、第１号じゃないか？」と言われています。
また、あるうるさい人は『いや、ビートルズは１年前、あの「The Word」。
「The Word」という曲。あれが本当は最初なんだ』とかいろいろあります。
興味がある方は、確かめていただきたいんですが。
サイケデリックっていうのはね、ドラッグカルチャーの中から始まったってことはお分かりですよね。
だから、まあ、今でいうと抽象的だとか前衛的だ、ていうくくりを付けることができるんだけど。
あの頃は そういうので、いろんなドラッグ関係で迷った時代だな、ていうのがよくわかるわけですね。
その代わり、いろーんな実験をやっていますよね。ビートルズなんかはね。
まあ一番有名なのは、ジョン・レノンがボーカルを録音して、そのテープを逆さまに回して使っていた。
それなんかは一番有名な例じゃないでしょうか。 まあ、そういうことで、ビートルズの初期の、もうまったくアイドルグループ的な歌に比べると。
この「Rain」は確かに変わっています。
だから、改めて聴いてみていただきたいと思います。
それでは・・・・
あ、そうだ、僕はね。
ちょうど６月の終わりで「Paperback Writer」てのが１位で。
Ｂ面がね、「Rain」で。
「あ、これ、ビートルズ、うまいことやって梅雨に合せたのかなｗ」
なんて思ったことあるｗ これ余談ですが。
Rain
〜 The Beatles / Rain
ttps://www.youtube.com/watch?v=jTxlDC93mXs
（小林）やっぱ、サイケという・・・しか、言いようがないですよね。
どうですか？ 1966年
女の子たちが「キャ〜！」っていうね。
どこ行っても「キャ〜！」っていうコンサートでは、決してこういう曲は奏らなかったんです。
もう、しかし彼らの頭の中には、こういうふうな方向にずーっと行って、ライブでは奏らなくなって。
スタジオで一所懸命やっていくんだなあていう、イメージが出来ていた、ということですよね。
で、サイケの話しですが。
やっぱ、こうやって聴くと。
みなさん感じたと思うんですけども。
やっぱり一番目立つのは、ジョン・レノンのボーカルスタイルでしょ。
あれもサイケな、ルーズな、感じで。
音楽的にはね、僕、名前・・・「なんとか唱法」て言うんですけども。
例えば、日本で言うと演歌の「コブシ」これも同じような部類に入れる人がいます。
ロックでいうと、例えばレディオヘッド(Radiohead)のボーカル。
長く「ラ、レ〜〜〜〜〜」ってそう、普通以上に長くなって、その間に音楽が変わっていく、というふうな。
「なんとかボーカル」ていうんですけどｗ。
今ちょっと名前が・・・有名なボーカル方ですよ。
そういったのを、初めてビートルズがやっておりましたね。 悪いひとたちがやって来て
みんなを殺した
理由なんて簡単さ
そこに弱いひとたちがいたから
女達は犯され
老人と子供は燃やされた
悪いひとたちはその土地に
家を建てて子供を生んだ
そして街ができ
悪いひとたちの子孫は増え続けた
朝鮮進駐軍 関東大震災 日本人虐殺
https://goo.gl/1ntWvZ
https://youtu.be/D0vgxFC04JQ □ストーリー
・「ビートルズが家族や友人たちと行くことになったインドへの修行旅行がいよいよ近づいてきた時。
これが、本当にジョンと私の冷え切った関係を修復することになるのか？
正直言って不安でした。
でも、もう乗りかかかった船。行くしかない、と覚悟を決めたんです」
これはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
今週もそのシンシアが遺した手記の中からお送りしよう。
アシュラムと呼ばれるその修行所は、ヒマラヤ山麓の森に囲まれた大きな丘の上に建っていた。
そこはガンジス川の岸辺にあって、鮮やかな花々や,丈の低い木々に囲まれた、とても美しい所である。
そこは大勢の弟子たちの住居にもなっていて、石造りで背の低いそれぞれのコテージには部屋が５つほどあった。
ジョンとシンシアが訪れた時は、あらゆる年齢、信条、人種の人たちが集まって、悟りを開くために、マハリシの教え導きの許、日夜励んでいた。
修行者の中には、ハリウッド女優のミア・ファーロウ(Mia Farrow)、ビーチボーイズ(The Beach Boys)のマイク・ラブ(Mike Love)たちがいて。
そのあと「イギリスのボブ・ディラン」と言われたシンガーソングライターのドノヴァン(Donovan)と その友人でがっしりとした体型のジプシーという男も加わった。
この頃、ドノヴァンはジョージ・ハリスンの妻でモデルのパティの妹＝ジェニー・ボイド(Jenny Boyd)に猛烈アタック中で。
このインドで、彼女に捧げるナンバー「ジェニファー ジュニファー(Jennifer Juniper)」を書き。
ロンドンに戻ってから、イギリスで大ヒットさせている。
ジョンとシンシアの部屋には、天蓋付きのベッド、ドレッサー、椅子が２脚。
そして電気ヒーターが備えられていた。
思っていたより設備が整っていて、シンシアはひと安心どころか、インドが好きになっていたのである。 〜 Donovan / Jennifer Juniper
ttps://www.youtube.com/watch?v=M1cESSh-SqU
〜 The Beatles / Savoy Truffle
ttps://www.youtube.com/watch?v=uNMLQlAO3rI
（小林）２曲続きました
Jennifer Juniper という。
ドノヴァン(Donovan)
これが、ジョージ・ハリスンの嫁の妹に奉げた、もう夢中だったドノヴァン。
彼もちなみに今日の冒頭の話し、サイケデリックなことはけっこうやってる人ですね。
ボブ・ディラン(Bob Dylan)と、イギリスのドノヴァン、アメリカのボブ・ディランと競いあってね。
そして Savoy Truffle という名曲を聴きました。
これジョージ・ハリスンの名曲です。
ちょっとエリック・クラプトン(Eric Clapton)の虫歯を冷やかしたようなネタになっているとか。
それから、ホーンアレンジメントが・・・
当時ジョージ・マーティンの助手でクリス・トーマス(Chris Thomas)
クリス・トーマスという人は、後にセックス・ピストルズ(Sex Pistols)とか、プリテンダー(The Pretenders)とか。
けっこう急進的なロックのプロデューサーとして有名になる人ですが。
彼がアレンジをやっていた。
だから響きがちょっと、なんか、ひょっとして「ビートルズよりもこっちの方が好きだ」ていう人がいたんじゃないか思います。
ちょっとノリが違いますよね？
ねｗ、そんな感じですよね。 □ストーリー（続き）
・「ジョン、私たちの部屋 すごくいいじゃない？
修行旅行っていうから、もっと惨めったらしい生活かな？って思っていたのよ。
これなら、ぜんぜん問題ないわ」
ジョンの最初の妻シンシアは、インドで当てがわれた部屋がお気に召したようである。
事実関係だけをキッチリ詰め込んだ彼女の手記の中から続けよう。
なかなか気の利いたプライベートルームだけではない。
ジョンとシンシアの部屋の近くには、尊師であるマハリシ・マヘシ・ヨギの家とプール、洗濯室、郵便局。
そして、これからマハリシの講義を受けにみんなが集まることになる講堂があった。
シンシアはしだいにジョンとの冷え切った関係など忘れ、日ごろのストレスやプレッシャーから解放されていった。
ファンンもいない、大勢の人の目もない、時間的な制約もない、要求もない、パパラッチのカメラもない。
ただ、心の平和と、静けさと、花の香りで満たされた山の空気があるだけだった。
それになにより、ほとんどの時間ジョンと居られる。
シンシアは、ジョンと一緒に瞑想して、お互いの理解を深め合ったり、話しをしたり、散策したりして
また昔のような仲の良い関係を取り戻すことが出来れば、と願っていた。
ジョンとシンシアたちから遅れること４日。
ポールと婚約者のジェーン・アッシャー、リンゴと妻のモリーンが、静かに息抜きが出来ることを楽しみにやって来て、仲間に加わった。
リンゴはアシュラムの大食堂では、香辛料たっぷりの辛いインド料理しか出ないのだろうから、念のためにと思って、
インゲン豆のトマトソース煮のカンズメと玉子を、それぞれ木箱に１つ分ずつ持参していた。
修行所の実際の食事は、インドなのに？と ビックリするぐらい普通であった。
例えば、朝食には コーンフレークとトーストと、コーヒーが出た。
それらを、青空の元、長い天板を渡しただけのインスタントなテーブルに並べ。
時々やって来る 食いしん坊の野生の猿たちと分け合いながら食べるのである。
それはもう、ロンドンの喧騒とは180度違う、のどかなひと時だあった。 〜 The Beatles / Mother Nature's Son(Anthology 3 Disc 1)
ttps://www.youtube.com/watch?v=lHJdXMuiXRg
〜 The Beatles / Octopus' Garden
（小林）というわけで
Octopus' Garden
ザ・ビートルズ。
もちろん、リンゴの。
「アビーロード(Abbey Road)」の中に入っている曲。
リンゴもインドへ来ちゃったわけですよねｗ。
でも、何かが、この後で起るんです。
その前の曲は
Mother Nature's Son
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」に入っている曲ですけど。
「アンソロジー(Anthology)３」
最初のバージョンを選んでお送りしました。 □ストーリー（続き）
・「ビートルズのメンバーに家族が同行した、インドへの修行旅行。
それは、出かける前の想像とはかなり違った、かなり快適なものでした。
私たちは、最初の1週間で、その日課に慣れたんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中から、もう少し続けてみよう。
「マハリシのアシュラム」と呼ばれる修行所での日課は、一日に数時間瞑想し、マハリシの講義を受け。
残りは自由時間。
シンシアはペンと紙を持って来ていたので、何時間も絵を描いて過ごした。
その他に、この時生まれて初めて詩を書くことにも挑戦した。
朝は 身が引き締まるような寒さで。
暖かい衣服を持って来なかったシンシアたちは、いつもベッドの毛布を持ち出して、それにくるまっているしかなかった。
それでも、物のほとんど無いアシュラムでの簡素な暮らしは、ものすごく魅力があり。
ビートルズ一行は、ペースを落として、のんびりした生活を楽しみ。
生きていることを実感する喜びを味わっていた。
夜は、仲間同士で集まって、時には、禁酒の規則を破り。
ビートルズの会社アップルの開発部門にいたマジック・アレックスが川向こうの村からこっそり持ち込んだ怪しげな酒を飲む事もあった。
間違いなく法に触れると思われる密造酒である。
その酒はとても強く、ガソリンのような味がした。
イケナイことをしている子供たちみたいにクスクス笑いながら、ボトルをみんなで回しては、それぞれグイッとひと口ラッパ飲みし。
顔を歪めながら、ヒリヒリするような感触がのどを伝わっていくのを楽しむのである。
そして時々、マハリシがシンシアたちを近くの町に出かけられるように計らってくれることもあった。
町には露店が並び、太陽の光を浴びたあらゆる色彩のサリーと呼ばれるインドの民族衣装や布地が眩しいくらいである。
女性陣はみんなでサリーを買って、自分で着られるように一生懸命教わった。
修行生活の息抜きには、最高のひと時だったのである。 〜 The Beatles / Here Comes The Sun(LOVE)
（小林）
もう10年以上経ったわけですね。
2006年のね「LOVE」のアルバム。
ジョージ・マーティン親子がプロデュースしたというか。
ビートルズの録音を・・・
まあこれは、マザーテープで残ってるわけですから。
それを基に、自分たちの解釈・・・
絶対メンバーにも相談があったんだと思いますけども。
彼らが作り上げた・・・
おっ、すごい世界、ですよね。
Here Comes The Sun
そして
The Inner Light 「内なる光」 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（府中市/男性）40代後半
1984年4月1日、突然の訃報に中学生だった私はエイプリルフールであって欲しいと願いました。
彼の死から33年経った今も、多くのアーティストに影響を与えていると思います。
62年のナンバーから、マービン・ゲイ(Marvin Gaye)の「Hitch Hike」をリクエストします。
(小林)という。
まあ、マービン・ゲイていう人は
古い方は、もうよーくご存知の天才的なシンガーですが。
この人はもともと才能があって、ジャズなんかも奏っていた人なんですよね。
それで、ドラマーなんかもやっていたんですよ。
だから、彼の音楽を聴くとジャズを感じるっていう人いっぱいいますよね。
Ｒ＆Ｂのシンガーでは、そういう人はけっこういますよ。
例えば、一番有名なのは、あれじゃないでしょうか。
アースウィンド＆ファイアー(Earth, Wind & Fire)の中心で、亡くなったモーリス・ホワイト(Maurice White)
あの人もジャズドラマーでしたからね。ええ。
マービンは、だから、その、なんかいろんな歌もいろんな感じが出てくるわけですね。
じゃあ、マービンゲイの Hitch Hike
〜 Marvin Gaye / Hitch Hike
ttps://www.youtube.com/watch?v=YL8YovVOBpg 〜 The Beatles / Because
（小林）ビートルズの Because
名曲が流れました。
(名古屋市/女性）50代
ワクワクする番組ありがとうございます。
Because をリクエストします。
中学の英語のテストで「Becauseを使って文章を作りなさい」的な問題があり。
私は迷うことなく「Because the sky is blue, it makes me cry」と書きました。
帰って来た答案は〇でも×でもなく△
△の理由は「文法としては悪くないが、文章の意味がわからない」(小林)ｗ
ということでした。
今でも、秋の高い青空を見ると、「この空は泣ける。あの先生はこの曲を知らなかったんだろうな。気の毒なことだ」
としみじみ思います。
（小林）
というか 先生、意味が・・・
いきなりあなたが文学的な表現で来るから、ちょっと戸惑ったのかもわかんないし。
あなたも、あれだよね。
実は、盗作をしてるわけですよね。
えー、だから、両成敗でしょうねｗ
ハイ。 （小林）続いてですね。
（東京都/女性）
お誕生日おめでとうございます。 (小林)そうなんですｗ。3月は終わりは誕生日でした。
私はＳＭＡＰファンでして。
この放送にたどり着き 早20年。
でも、思えば受験勉強のお供は「スネークマンショー」
上京して仕事で辛いことがあっても「ベストヒットＵＳＡ」で元気をもらっていました。
「スマステ」での小林さん 最高です。
慎吾の写真で、3月26日の放送の時は「あ、お誕生日だな」って思いましたよ。
夫は 小学生の時からビートルズファンなので。
「この曲は？、意味は？」と尋ねると教えてくれます。
そんな夫が、今は私と一緒のＳＭＡＰファンでもありまして。
(小林)ていう
ＳＭＡＰは実はね、人気はありますし、解散ていうこともあって。
他にもリクエストがあるんですよ。
[流山市/女性]他、あるんですが。
やっぱり、ビートルズファンも喜ぶ・・・
どうでしょう[東京都/女性]さん。
この曲にさせてください。
〜 SMAP / セロリ
ttps://www.youtube.com/watch?v=0SVQLvkkGX0 〜 The Beatles / It Won't Be Long
ttps://www.youtube.com/watch?v=WQCkg_2BOTM
(小林)いやあ、これもいいよねえ。
ビートルズのいかにも初期らしい勢いがあって。
It Won't Be Long
（市川市/女性）
初期のビートルズの勢いが曲になって・・・
(小林)あｗ 僕はこれ読んでたからｗ 同じようなこと言っちゃったｗ
ごめんなさいｗ
あなたが・・・、そうですよね。
なかなか良い曲ですよ。
というわけで、山崎まさよしの曲を ね。
ＳＭＡＰがカバーした「セロリ」のあと。
これだったねｗ
これは「With The Beatles」の１曲目 です。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
まあ、ビートルズのメンバーがインドへ行っていましたね。
やることは、なにもないわけですよ。
だから、やっぱ、もう魂と魂が、ね。
ジョンの夫婦がぶつかるわけです。
で、まあ、ここで決定的な結果みたいなことになるんですが。
まあ、来週はどうなるか、ちょっと・・・
ちょっと、これはもう絶対目が離せないでしょう。
よろしくお願いします。
リクエストは
beatles@bayfm.co.jp
まあ、ほんとにリクエストは楽しみにしております。
ありとあらゆる、もううるさい方、ぜんぜんうるさくない方。
いろいろあって結構。
いろいろある方が面白いんですよ。結果的にね。
お待ちしております。
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年4月23日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(4月23日)
・1960年。
まだ、ビートルズは形になっていない。
というか、かなり初めの頃ですよね。
ちょっと面白いんですけども。
実は、ポールの従兄弟がね、バークシャーていう所で「キツネと猟犬たち」、面白い名前でしょ。
「キツネと猟犬たち」というパブをやっていて。
ここで、ジョンとポールが1週間いろいろなお手伝いをした。
きっとアルバイトで手伝ったんだと思いますけど。
アルバイトで手伝って、そのお礼として、お金もらうんじゃなくて。
「お前たち、うちで演奏していいよ」「歌っていいよ」
ということで、ジョンとポールが従兄弟のパブでライブをやった。
これが今日です。
で、このジョンとポールの二人組の名前ですが。
「ザ・ナーク･ツインズ (Nerk Twins)」と名乗っていました。
実はね、この二人は、ほらハモるとか・・・
リードボーカルそれぞれね、ちゃんとできるわけだし。
こういうふうな才能ある二人が組むと、強力なアーティストになっちゃうわけですよ。
だから、その当時は、このナーク･ツインズは「コンテスト荒らし」と言われていた。
まあ、すぐ優勝したり特別賞をもらって、賞品だとか賞金を稼いでた、らしいんです。 で、まあ音楽的に言うと、ジョンとポールのコーラスていうのは。
当時アメリカですっごい人気の、エヴァリー・ブラザース(The Everly Brothers)
実際この二人の兄弟は仲が悪かったらしいんですけど、あのオアシス(Oasis)の兄弟みたいにね。
で、ヒット曲は「♪Bye Bye Love」とか「♪Wake Up Little Susie」など・・・
ちょっとメロディがかって紹介してるねｗ
これ、大ヒット曲です。
で、このエヴァリーの特徴は、主旋律とコーラスの区別がつかない。
だから、競いあうスタイル。
だから、ビーチボーイズ(The Beach Boys)だとか、サイモンとガーファンクル(Simon & Garfunkel)とか、後に続く若い人たちに多大な影響を与えました。
ビートルズも、その影響を受けています。
典型的な・・・そうですね、エヴァリー・ブラザースの影響が見れる曲をちょっと紹介します。
アマチュア時代にジョンが書いた曲なんですけども。
なぜか、ビートルズ最後のアルバム「Let It Be」で初めて公開されました。
このナンバーでも、ポールとジョンのスタイルはエヴァリー・ブラザースのスタイルです。
One After 909
〜 The Beatles / One After 909
ttp://www.*icovideo.jp/watch/sm11222855
（小林）エヘヘｗ ねえｗ
まあ、最後の方のアルバムに、やっぱり初期のこういった二人のね・・・
こう、なんてのかな、ケンカしてないよね、仲良しだよね。
で、勢いがあるよね。
そういう曲を入れたんじゃないか。
それとも、「足りないから、これ入れるか？」ていうんでｗ 入れたのかなｗ
One After 909 ビートルズ。 □ストーリー
・「ビートルズが、それぞれの家族や恋人、そして友人たちを伴って行ったインドへの修行の旅は。
いわゆる俗世間とは隔離されたものでした。
しかし、尊師であるマハリシ・マヘシ・ヨギは、時々私たちを近くの街まで出かけられるように取り計らってくれたんです。
露店が立ち並ぶ市場は、本当に楽しい場所でした。
もちろん、インドの民族衣装であるサリーも女性全員買いましたね」
これはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
今週もそのシンシアが遺した手記の中からお送りしよう。
ビートルズに関連する書物の中でも、かなり信憑性の高い評価をもらっている名著であります。
そうした楽しいはずの息抜きの日も、全員が楽しんでいたわけではなかった。
リンゴと妻のモーリーンは、あまり笑顔を見せないのである。
どうやら二人と、ロンドンに残してきた子供たちが恋しくて。
さらに偏食家のリンゴは、持参した「卵と豆のトマトソース煮」の缶詰めだけの食生活にうんざりしていた。
無理もない、当然である。
さらに潔癖症であるモーリーンは、常につきまとう蠅(ハエ)に悩まされていた。
都会であるロンドンと違って、あらゆる生き物と共生するインドでは、蠅から逃れることは不可能である。
結果、修行開始から10日が過ぎたところで、リンゴとモーリーン夫妻は「もう、けっこう」と言って「イギリスへ帰る」と宣言した。
リンゴは
「マハリシという人は確かに良い人だよ。だけど、僕向きじゃないな」
と、帰って行った。
その一方で、シンシアはこの旅が期待していたような「第二のハネムーン」にはなり得ないと、絶望を感じ始めていた。
ジョンはだんだんと冷たくなり、妻であるシンシアを避けるようになっていたのである。 〜 The Beatles / The Word
ttps://www.youtube.com/watch?v=il--BWceG18
〜 The Beatles / Taxman
ttps://www.youtube.com/watch?v=UwIbM3X4HAM
（小林）ビートルズの中期ですね。
1965年「ラバーソウル(Rubber Soul)」から
The Word
そして、Taxman は
ポールのギターソロが聴けましたね。
「リボルバー(Revolver)」のアルバムからお送りしました。 □ストーリー（続き）
・「ショックでした。
インドへの修行旅行の間、ジョンの私に対する態度が日に日に冷たくなって行ったんです。
それはもう、ほとんど無視の状態でした」
こう証言するのは、ジョンの最初の妻シンシア。
事実関係だけをキッチリ詰め込んだ彼女の手記の中から続けよう。
一応はシンシアと寝泊まりしている部屋から、ジョンは朝早く出て行ってしまう。
シンシアにはほとんど話しかけず。
１〜２週間もすると「もっとゆったり出来るように、別の部屋に移りたい」とまで言い出した。
それ以来、ジョンは事実上シンシアを無視し始めた。
それは１対１の時も、皆の前でも同じように無視するのである。
他の人たちは、そのことに気付いても、気付かないふりをしていた。
シンシアは、ジョンがなぜそんな態度を取るのか、なんとか理解しようと努めた。
「お願いだから、どこがいけなかったのか、その理由を聞かせてほしい」とジョンに頼んでもみた。
ジョンは「瞑想の影響が現われただけだよ」と言ってシンシアを跳ねつけた。
そしてさらに、こうダメ押しをするのである。
「こういう修行中は、普通の感覚ではいられないんだ。
僕は自分の内側を見つめようとしているだけだ。
君のことは、なんの関係もない。
だから、いい加減にして、放っておいてくれ」
その段階では、シンシアも知らなかったのであるが。
ジョンは毎朝、オノ・ヨーコからの手紙が来ていないかを確かめに郵便局まで大急ぎで往復をしていたらしい。
ヨーコはほぼ毎日、手紙を書き送ってきていた。
そのことを後から知った時、シンシアは酷く傷付けられた気持ちになった。
シンシアは何も知らずに、ジョンの望むとおりに理解を示し。
ジョンが好きなようにしていられれば、それが一番だと思って、そっと見守ろうと努めていたのだ。
影でヨーコが、シンシアからジョンを奪い取り。
自分の方に取り込もうとしていたなんて、少しも疑っていなかったのである。 〜 The Beatles / Being for the Benefit of Mr. Kite!- I Want You (She's So Heavy)-Helter Skelter
〜 The Beatles / Cry Baby Cry
（小林）いかがですか？
もうご存知ですよね？
2006年の「LOVE」という
ジョージ・マーティン親子が。
両方とも有名なプロデューサーです。
まあ、ビートルズの傑作を いろいろ・・・
こうなんてんですかね、音を変えたり。
それから、サイズを変えたり、一緒にくっ付けたりするようなことをやって。
すーごく評価を得てるんですけども。
ビートルズだから、いろんなやり方が出来るんじゃないかな？
ていう気がしますよね。
Being for the Benefit of Mr. Kite! から
I Want You (She's So Heavy)
そして、Helter Skelter
見事なつながり。
そして、Cry Baby Cry
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」からお送りしました。 □ストーリー（続き）
・「後になって わかったんですが。
インドでの修行中、ジョンは毎朝オノ・ヨーコからの手紙が来ていないか確かめに、郵便局まで大急ぎで往復していたんです。
ヨーコはほぼ毎日手紙を書き送ってきた、と聞きました。
私は何も知らずに、ジョンの望むとおりに理解を示し。
ジョンが好きなようにしていられれば、それが一番だと思って。
そっと見守ろうと努めてきました。
影でヨーコが、私からジョンを奪い取り。
自分の方に取り込もうとしていただなんて、少しも疑っていなかったんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中からもう少し。
インドに来てから、ひと月が過ぎようとしていた頃。
ジョンの気持ちがシンシアからはすっかり離れていた。
そして、ポールとジェーンが「インドから得られるものはこれで充分だ」と言ってロンドンに帰ることを決めた
一方、ジョンとシンシア、ジョージとパティは、そのままインドに残って修行を続けたいと思っていた。
シンシアにとっては、ジョンとの間が上手く行っていないことを除けば、修行場アシュラムにいることで得るものがとても大きかった。
まず何よりも、その穏やかさが好きだった。
それにシンシアはまだ、ジョンが内なる苦悩の源(みなもと)との戦いを乗り越えて、シンシアの元に帰って来るだろうという望みを捨ててはいなかった。
本当はどういう理由でシンシアを邪魔にするのか、その真相の説明が無かったので。
言われたとおりに、ジョンが冷たくなったのは「修行の一環として、一時的に集中して、自分を見つめているせいだ」とし。
「その状態が、最終的にはジョンのためにも自分たち二人のためにも、良い結果につながるように」と願っていた。
いま二人はインドにいて、それまでとは全く違った新しい体験をしている最中だったし。
シンシアには、ジョンの態度の変化も、そのせいだ、と映っていた。
自分たちは、あくまで二人で一組であると信じていた。
確かに揺れ動いてはいるのだが、根本の所では「強い絆でつながれた立派な夫婦だ」と信じて疑わないシンシアであった。 〜 The Beatles / Revolution 1
ttps://www.youtube.com/watch?v=nsRyQ8JdbTs
〜 The Beatles / Get Back
ttps://www.youtube.com/watch?v=p6gKe9Fr2ok
（小林）ということで・・・
有名なシーンですね。
Get Back
1970年の「Let It Be」の中に入っています。
ちなみにね、プロデューサーはフィル・スペクター(Phil Spector)が呼び出されたことはお馴染みです。
そして、Revolution 1 は
「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から。 4月30日の放送は酷いな、あれだけ説明しておいてYou Know My Name.を途中で切るし、
相変わらずイシイ食品のCMは「この臭いが嫌い！」の「ジムノペティ」だし、
マハリシの偽善に気づき「夢の八週間はついに終わってしまったのである」の後に来る曲がなぜDear Prudenceなのか？
ジョンが女を呼び出してる歌だぜ、ここはやっぱりSexy Sadieだろう。
第一、何が「ビートルズから始ま…」ったの？
小林克也さんがというよりも、この番組のスタッフの無能さ無知さ、何よりビートルズへのリスペクトの無さが聴く気を無くしてくれた。
BBC From LONDON, This is a BEATLES STORY. 懐かしいな！ □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（八王子市/男性）
番組を聴き始めて半年になりました。 （小林）ようこそｗ
タイムフリーで聴いています。
ビートルズから始まった武道館コンサート。
数多くのアーティストがライブをしていますが。
中でもディープ・パープル(Deep Purple)のアルバム「ライヴ・イン・ジャパン (Live in Japan)」は最高だと思います。
当時 中学生だったので詳しいことはわからないので、
そのあたりのことなど話していただけたら。
(小林)ていう
で、リクエストなんですけど・・・・
まあ、そうですよね。
背景としては、僕たちがお送りしている、ビートルズというグループとしては60年代で・・・
まあ、70年代入ると終わっていて。
70年代は、ビートルズのメンバーのソロ活動の時代。
その後は、ツェッペリン(Led Zeppelin)だとか、ディープ・パープルだとか、その時代になってくるわけですね。
まあ、ディープ・パープルの代表曲、ここで流れます。
Burn
〜 Deep Purple / Burn
ttps://www.youtube.com/watch?v=LCnebZnysmI
〜 The Beatles / Hello, Goodbye
ttps://www.youtube.com/watch?v=rblYSKz_VnI
（小林）というわけで
70年代のハードロックの名曲の
ディープ・パープルの Burn のあとに。
ビートルズの Hello, Goodbye
こっちの Hello, Goodbye のリクエストは・・・
（千葉県館山市/男性）50代
次男が会社を辞めたので、横須賀まで最後の寮掃除に行ってきました。
また新しい人生の始まりです。
Hello, Goodbye をお願いします。
（小林）という[千葉県館山市/男性]さん。
息子さんの活躍、お祈りしております。 （小林）さあ、続いて・・・ 最後です。
（船橋市/男性）
最初に聴いた時ピンと来なくても、
何度も聴いているうちに好きになる地味系の曲ってありますよね。
ビートルズの「What You're Doing」や「Long long long」も目立たない曲ですが。
昔、何百回もレコードを聴いているうちに好きになりました。
そんな感じで、最近好きになった曲。
いつも行く、某ドーナッツ屋さんで毎朝流れていたのを聴いて、とても好きになった曲をリクエストします。
(小林)
これはもうね、その話しを聞いたら、みんな「何だろう？」と思うでしょ。
ビーチ・ボーイズ系なんですよ。
[船橋市/男性]さん、ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)
まあ、音楽的なビーチ・ボーイズのカナメですよね。
でも今はソロ活動をやっていて。
一番仲の良かったビーチ・ボーイズのアル・ジャーディン(Al Jardine)をフィーチャーして。
あと、デイビッド・マークス(David Marks)をフィーチャーしています。
どうでしょう？
やっぱり ビートルズとビーチ・ボーイズというと。
世代によっては「ビーチ・ボーイズってなに？」ていう。
また、世代によっては「ビートルズとビーチ・ボーイズは大西洋を隔てて競争をしていたんだよ」
「お互いに意識していたんだよ」っていうことを思い出してください。
さあ、それじゃ[船橋市/男性]さんのリクエストで。
ブライアン・ウィルソン。
フィーチャーは彼の友達 。
The Right Time
〜 Brian Wilson / The Right Time
ttps://www.youtube.com/watch?v=u3ZOilWHcYI BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
お話しの方は・・・あのねえ。
ジョンを巡る三角関係。
結末わかってても、なんかドキドキしちゃいますよねえｗ
来週をお楽しみに。
それからリクエストもよろしくお願いします。
宛て先は
beatles@bayfm.co.jp
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年4月30日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(4月30日)
・1969年。
もうビートルズも、もう、ほぼ終わりかけ。
そして今日はですね、48年前の今日は、「Let It Be」のオーバーダブ。
だから、ジョン・レノンやポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンがオーバーダブ。
もう、前録ったやつにオーバーダブですよね。
声を被せる作業。
それから「Let It Be」のシングルバージョンのギターのソロを録音していますね。
これはジョージ・ハリスンのギターで。
これちょっと有名なのは、ジョージがエレキギターのギターアンプじゃなくて。
オルガン用のレズリースピーカーにつないで、ちょっと違う音がしている。
だから、アルバムのバージョンとシングルバージョンが違う、ていうことですね。
その、シングルバージョンを録音しています。
それから、面白いのは、ジョンとポールがサウンドエフェクツを・・・・
そのB面となる「You Know My Name "Look Up The Number"」の、このサウンドエフェクト。
まあ、会話とも歌とも取れるようなことを、奏っているんですが。
これはけっこう面白いですよ。
あのねえ、まずこのタイトルだけど。
「You Know My Name "Look Up The Number"」てのはどういうことか？ ていうとね。
だいたい有名な人間がね
「お前、こんど俺の所へ来たら連絡ちょうだいよ。名前わかってるだろ？電話番号すぐわかるよ」
ていう「こんど、連絡くれよ」って言うんですよ。
だいたい有名な人間がそんな事を言うの。
「こんど来たら、連絡ちょうだいよ。まあ、一緒にメシでも食おう」
それを、タイトルにしてるから。
有名人ぽくジョン・レノンとポールが・・・
「お前、こんど来たら、連絡ちょうだい」
「ああ、簡単だよ。電話、調べりゃ すぐわかるから。連絡ちょうだい」
て、言いながら、楽しみながら、奏っているわけですね。
それを48年前の今日 奏っていた。 その模様を聴いてみたくなるでしょ？
そうなんです、「Let It Be」のＢ面の
You Know My Name "Look Up The Number"
〜 The Beatles / You Know My Name "Look Up The Number"
ttps://www.youtube.com/watch?v=UCsgZ9zU7IA
（小林）というわけで・・・
世界で一番有名な二人が、有名人をバカにしているｗ
ここが、面白いわけですよね。
You Know My Name "Look Up The Number"
これを お送りしました。
48年前の今ごろ奏ってたわけですね。 □ストーリー
・「インドに来てから、ひと月が過ぎようとしていた頃。
ジョンの気持ちが、私からはすっかり離れていたと思います。
それでも私はまだ、ジョンの内なる苦悩の源(みなもと)との戦いを乗り越えて
私の元に帰って来るだろうと、信じていたんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
今日もビートルズに関連する書物の中でもかなり高い評価の彼女の名著から。
インドに来てから、ひと月が過ぎようとしていた頃。
ポールとジェーンが「インドから得られるものは、これで充分だ」と言ってロンドンに帰って行った。
しかし一方ジョンとシンシア、ジョージとパティは、そのままインドに残って修行を続けたいと思っていた。
シンシアにとっては、ジョンとの間が上手く行っていないことを除けば、修行場アシュラムにいることで得るものがとても大きかった。
まず何よりも、その穏やかさが好きだった。
その穏やかさが、冷え切ってしまったジョンとの関係を元通りにしてくれると信じていた。
ジョンがシンシアに冷たくする本当の理由は分からなかった。
しかしそれでもシンシアは、ジョンに言われたとおり「それは修行の途中で、その流れの中で一時的に集中するためにそうなっている」
ということを受け容れることにした。
確かに今、ジョンもシンシアも それまでとは全く違った新しい体験をしている最中だったし。
シンシアには、ジョンの態度の変化も、そのせいだと映ったのである。
だからシンシアが、あれだけ元のような仲の良い関係を取り戻したいと願っていたのに。
結局実現しなかった時には 失望した。
しかしそれでも なおシンシアは、ジョンと自分はあくまでも二人で一組であると信じていた。
「今は揺れ動いているからかもしれないけど、根本の所では強い絆で結ばれた立派な夫婦だ」と思っていたのである。 〜 John Lennon / I Found Out
ttps://www.youtube.com/watch?v=2wPzI2aDxk0
〜 The Beatles / I've Got A Feeling
ttps://www.youtube.com/watch?v=ztIEogFr9j4
（小林）２曲
ちょっと意味深い曲をお送りしました。
意味深いっていうのは、
1970年ですよね。2つともね。
で 最初の方は I Found Out
これはプラスティック・オノバンド(Plastic Ono Band)
まあ文字通り「バンド」ですが。
ジョンのソロアルバムみたいなもの。
それから
I've Got A Feeling は
「Let It Be」のアルバムに入っているやつで。
これ、両方ともね、
ポールもジョンもそうですけど。
ハードロックの歌い方になってるんですよね。
この裏では、もうツェッペリン(Led Zeppelin)なんかが、もう手ぐすね引いてるっていうかｗ
まあ、ジョンやポールなんかよりも若い世代ですからね。
新しいい世代が取って代わるわけですよね。
でも、ジョンやポールはハードロックのボーカルをしてた っていうこと。
ちょっと面白いと思わないですか？ □ストーリー（続き）
・「私たちがインドを離れるまで あと数週間という時に。
ビートルズが立ち上げた会社＝アップルのスタッフであり、発明家のギリシャ人通称マジック・アレックスが
『マハリシが、若い女性にいかがわしいことをしているぞ』と騒ぎ立てたんです」
こう証言するのは、ジョンの最初の妻シンシア。
事実関係だけをキッチリ詰め込んだ彼女の手記の中から続けよう。
「マハリシはエロオヤジだ」というマジック・アレックスの発言は、マハリシに釈明の余地も与えなかったため
ジョンとジョージはアレックスの言うことを鵜呑みにして、残りのビートルズ一行とインドを引き揚げることになった。
驚いたシンシアは、アレックスが騒ぎ立てる以前に、その女性と仲良くしている所を目撃していた。
そのアメリカ人女性は 若くて感受性の強い女性である。
「不純なのは、マハリシではなく、アレックス本人じゃないの？」
シンシアは当然そう思った。
インドにいる間アレックスが瞑想しているところを、シンシアは一度も見たことがなかった。
驚いたのは、その噂話そのものより、
ジョンもジョージも、二人とも尊師であるマハリシではなくアレックスの方を信じた、ということであった。
この事件に関して、ジョンの気持ちを聞いたのは後になってからのこと。
ジョンはシンシアに「マハリシの態度を見ていて、幻滅を感じ始めていた」と言った。
「精神を重んじる教えを説きながら、マハリシは社会からの注目や、名声、お金といった俗世界的な満足にあまりにも囚われ過ぎている」
と感じたと言うのである。
こうして翌日朝方、マジック・アレックスが近くの村からタクシーを何台か呼んできて。
一行はデリーまで車で向かい、デリーからの飛行機で帰国の途に就いた。
夢の８週間は、ついに終わってしまったのである。 〜 The Beatles / Dear Prudence
ttps://www.youtube.com/watch?v=Zziu0uu46rg
〜 The Beatles / Here Comes The Sun(LOVE)
（小林）というわけで ２曲かかりましたね。
Dear Prudence
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」に入っている・・・
インドへ行きまして。
その時に、ほとんどの「ホワイトアルバム」の
７割ぐらいが、もうインドで出来た、ていう。
だから、インドでの８週間の、コストパフォーマンス、ていうんですかｗ 今流に言うとｗ
あれはすごかった。
「ホワイトアルバム」が書けたわけですよね。
で、内容は、女の子に「出ておいでよ。一緒に遊ぼうよ」って言ってるんだけど。
有名なミア・ファロー(Mia Farrow)ていうのかな、あの人も行ったんだよね。アメリカの女優が。
その妹さんが出てこなかった、ていう。
それが元になって作られた曲。
そして、2006年の、たびたびこのところ「LOVE」のアルバムからお送りしています。
これは良いアルバムなんで。
ビートルズのアルバム・ダッシュが付くかもわかんないけど。
・・・だと考えても・・・あのね・・・
ジョージ・マーティン親子が解釈したビートルズの世界。
Here Comes The Sun そして Inner Light
２曲メドレーになっていました。 □ストーリー（続き）
・「ビートルズ一行は大きな期待を胸に抱いてインドに修行旅行に行きましたが。
ジョンは尊師であるマハリシが『社会からの名声・お金といった俗世界的な満足に、あまりにも捕らわれ過ぎている』と感じたと言うのです。
こうして夢の８週間は終わりました」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺(のこ)した手記の中からもう少し続けてみよう。
1968年4月20日 明け方。
マジックアレックスが 近くの村からタクシーを何台か呼んで来て。
一行はデリーまで車で向い、デリーからの飛行機で帰国の途に就いた。
シンシアはこう語っている。
「マハリシとその弟子の皆さんから、あれほど親切や好意を受けて楽しく過ごして来たのに。
軋轢や不信感を残したまま、インドを立ち去らなければならなかったなんて。
本当に心苦しく 残念でなりませんでした」
マハリシの言い分も聞こうともせずに、ただ背を向け、後ろ足で砂をかけるようなことになってしまい。
マハリシに対して きまりの悪さを感じずにはいられなかった。
そう、この時もジョンは 逃げの姿勢を取った。
そしてその時のシンシアは、ジョンに付いて逃げ帰るより他に仕方がなかった。
ロンドンにたどり着くまでの間、思い空気が立ちこめ、とても長く感じられた。
シンシアは泣き出しそうなのを必死にこらえていた。
ジョンはマハリシが何かの形で自分たちに復習して来るのではないかと怖れ、異常なまでに怯えていた。
ジョン・シンシアたちを乗せたタクシーは、オンボロのセダンで、空港に向かう途中で故障してしまった。
そして運転手は「誰か手を貸してくれる人を探して来るからだいじょうぶ」と言って。
ジョンとシンシアを道端に立たせたまま行ってしまい、戻ってこなかったのである。 〜 The Beatles / Yer Blues
ttps://www.youtube.com/watch?v=Xid1xXBnAyw
（小林）
「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から
ジョンたちの
Yer Blues □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（昭島市/男性）
3月中旬ごろ、たまたまFMラジオを聴いていて、この番組を知りました。
それから毎週拝聴しております。 (小林)まだまだだねｗ えへへｗ
もう10年以上やってますけども。いらっしゃい、ていうｗ
でも、昔から聴いている人ですよ。
ポール・マッカートニー＆ウィングス(Paul McCartney & Wings)の「Jet」をリクエストします。
私が高校１年の頃、あるラジオ局の電リクで「Jet」のリクエスト数が
連続数週間もナンバーワンだったと記憶しています。
この時にポール・マッカートニーが元ビートルズのメンバーであることを知りました。
洋楽を聴くきっかけになった曲であります。
よろしくお願いします。
(小林)さあそれじゃ
[昭島市/男性]さんのリクエスト。
ポール・マッカートニーが続きます！
〜 Paul McCartney & Wings / Jet
ttps://www.youtube.com/watch?v=M8V1nFCP058 〜 Paul McCartney & Wings / Listen To What The Man Said
ttps://www.youtube.com/watch?v=YxslbXDBmaY
（小林）ウィングス(Wings)の Listen To What The Man Said
２曲連続でかかりましたよ、ポールが。
（不明/男性）
ビートルズを聴き始めてから45年過ぎますが。
今でもビートルズは私にとって最高のバンドです。
毎週妻といっしょに聴かせていただいています。
先日LPレコードを (小林)LPをね・・・
整理していた時。
アルバムの間から、未使用のライブチケットが見つかりました。
日時は、1980年、1月21日月曜日。
場所は、日本武道館。
アーティスト名、ウィングス。
2階スタンドA席。
3800円のチケットでした。
残念なことに、コンサートは全て中止となってしまったことはご存知のとおりです。
当時私は 都内のチケットセンターに並んでチケット購入したことを思い出しました。
あれから37年が過ぎ。
再びポール・マッカートニーとして、日本の武道館のステージに立つことになってくれたポールですが。
「37年前、武道館でウィングスのポールを見たかったなあ」と当時の様々なことを思い出しました。
今回のステージはこの曲を演奏するんでしょうか？。
（小林）ていう。
いや、同じ思いの人が、けっこういると思いますよ。[不明/男性]さん。 （船橋市/男性）
楽しく聴かせてもらってます。
ビートルズを再発見することもあります。
昨年、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のノーベル文学賞の受賞のニュース。
歌の歌詞も立派な文学と認めてもらえたのが、音楽ファンの私にとっては溜飲が下がる思いでした。
この受賞をジョンが聞いていたら、彼がどんなコメントをしたかな？ 想像してしまいます。
ジョン・レノンの数々の歌詞。
特に国家や宗教によって起こる対立を否定して、ユートピアの世界を目指して人類愛や世界平和を訴えた「Imagine」
彼が生きていたら絶対ノーベル平和賞を受賞したのでは、と確信しています。
東西の冷戦崩壊して、世界から対立が消えたと思ったら、また新たな冷戦構造が復活しそうな状態。
今こそ「Imagine」を歌ってほしいです。
(小林)ていう
[船橋市/男性]さん、ありがとうございます。
今日のラストナンバー。
〜 John Lennon / Imagine
ttps://www.youtube.com/watch?v=DVg2EJvvlF8 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
ねえ、シンシアが書いたお話し。
インド旅行から 帰って来て。
これは、来週へ続くわけですけども。
まあ、最悪の状態が予想されますよね。
どういうふうに、やっぱりシンシアたちは立ち直っていくのか。
ジョンは どんな男だったのかｗ ていうのもｗちょっと興味あるところじゃないかと思います。
話しとしては、インド旅行は すごかったらしいですよね。
インド旅行ていうか、あそこの滞在はね。
ほんとにあの教祖は、ちょっと背徳的なことをやる人だったのか。
世俗的な事に興味がある人だったのか。
ジョンたちは充分修行できたのか。
ただ、言えることは、
「ホワイトアルバム」の相当の量の曲をインドにいる時、けっこうヒマだったから書くことができた。
それで、帰りタクシーね・・・
タクシー数台でみんなで帰るわけですが。
ジョンたちが乗ったタクシーは 停まるんですよ。
で、運転手がいなくなっちゃうんですよ。
それ、けっきょく話としては、逆にお伝えしましたけど。
無事帰ることができたわけですけども。
その時の模様も、ちょとまた来週にお話しできるんじゃないかと。
そして、リクエストもよろしくお願いします。
リクエスト、今日も紹介したみたいに・・・
この番組途中から・・・もう10年以上やってるんですけども。
途中から聴き始めた方も、けっこういらっしゃって。
まあ、この番組あれですよね。
いつ聴いてもオッケー。
いつ入っても、いつ出てもオッケー、みたいなところありますのでｗ
それぞれが、やっぱり影響を受けたことなんかをね、書いて送ってください。
イシイのミートボールなどをセットにしてプレゼントしています。
待っています。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年5月7日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(5月7日)
・1969年。
もうこの頃は、ちょっと血なまぐさい話しになるんですよ。
48年前の今日。
何をやっているかというと。
アラン・クライン(Allen Klein)というね、ユダヤ系のビートルズの新しいマネージャーが。
まあ、ビートルズを代表して、ジョセフ・ロックウッドという。
この人は 今風に言うとCEOですね。EMIの最高責任者。
最高責任者とお話しをしています。
アラン・クラインによると、
「あなたのレコード会社はビートルズを、もうメチャクチャに使っている」と
「正当なギャラを払ってないじゃないか？」
「正当な分け前を払ってないじゃないか？」
「ローヤリティを払ってないじゃないか？」
ていうことを言うんです。
で、アラン・クラインはちゃんと調べているから。
他のアーティストなんかのローヤリティなんかと比べても低かったりするわけですよ。
古い契約だから。
で、最終的には、そのお金をちゃんと取るようになるんですけども。
この、今から48年前の今日は。
実はアラン・クラインとジョセフ・ロックウッドが話しをするんだけど。
EMI側は「ビートルズが話しを持って来た。しかし、ビートルズは分裂しているじゃないか？」
ビートルズが、トラブルが・・・
ポールとね、あとの３人の対決になってるわけです。
「このトラブルが終わるまで待とう」
それと、もう一つ厄介なことは。
トライアンフ・インベストメントという投資会社が、ビートルズたちの会社を買いにかかっている。
「どうなるか分からない」っていうことで。
「ちょっと静観させてくれ」ということなんですよ。 まあ、結局はアラン・クラインが調べてね。
もうホントに酷い条件だったのを改めさせて。
ビートルズの所にお金が回る様になって行くわけですよ。
その前は、ポール・マッカートニーは、リンダ・イーストマンという妻となったリンダのね、お父さんとお兄さんがニューヨークで弁護士で。
ポールは、そのリンダのお父さんやお兄さんをマネージャーにしようとしたんだけど。
まあ、ジョン・レノンのアラン・クライン側が、まあ勝って。
そして、ずーっと お金を持って来るのには成功したんだけども。
ただ、ビートルズは潤ったかというと、そんなに潤ってないんですよね。
これが歌になっているんですよ。
一説によると、これを作った時に、ポール・マッカートニーがチラチラ、アラン・クラインを見て。
歌いながら「お前、オレにカネ寄こさないじゃないか」「俺たちにカネくれないじゃないか」
と歌ったという説もあるんですけど。
本当のことは、どうだかわかりません。
ポール・マッカートニーが歌っていますｗ
ビートルズの You Never Give Me Your Money
〜 The Beatles / You Never Give Me Your Money
（小林）終わり方もｗ 不思議な終わり方を・・・していますｗ
ビートルズ、本当にそういうことを、歌詞の中で歌っていますよねｗ
「金はどこへ行ったんだ？」とかねｗ
You Never Give Me Your Money
お送りしました。 □ストーリー
・「インドの修行旅行から、逃げるように帰国の途に就いたわけですが。
これが 修行どころか一番辛い体験となってしまいました」
これはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
毎週お送りしているビートルズストーリー。
今週もそのシンシアが遺(のこ)したかなり評価が高い手記の中からお送りしよう。
1968年4月20日明け方。
ジョンとシンシアは帰国の途に就いた。
シンシアはこう語っている。
「マハリシの言い分を聴こうともせず。
ただ背を向け、後ろ足で砂をかけるようなことになってしまい。
マハリシに対して、きまりの悪さを感じずにはいられませんでした」
ジョン・シンシアを乗せたタクシーは、オンボロのセダンで、空港に向かう途中で故障してしまった。
そして運転手は「誰か手を貸してくれる人を探して来るからだいじょうぶ」と言って、何時間も戻ってこなかった。
さてどうしたものか？ と考えた挙句。
ジョンのアイデアで「ヒッチハイクをしよう」ということになった。
幸い、通りかかった車の運転手もその友達も、親指を上げ合図をしているのが「あのジョン・レノンだ」ということに気付き。
とても親切なことに、他のみんなが心配して待っているデリーのホテルまでジョンとシンシアを乗せて行ってくれた。
ここに来るまでに、すでに疲れ果てていたジョンとシンシアは「一晩デリーに泊まろう」ということで話しがまとまった。
ところが、ホテルは満室。
スタッフのマジック・アレックスが「急げばその夜のロンドン行きのフライトに間に合う」と言い出した。
シンシアは本音を言うと「アタフタと出発するなんてイヤだったし。急ぐ必要もなかった」
しかし、まともなホテルは全て満室となると、粗末な宿に一泊するのも耐えられなかった。
なんせここはインドである。
取りあえずみんなが合意したことなので、仕方なくホテルを後にして。
飛行機にはギリギリで間に合ったのである。 〜 The Beatles / Sexy Sadie
ttps://www.youtube.com/watch?v=2IcK4S5lDE0
〜 The Beatles / Hey Jude(Anthology 3)
ttps://www.youtube.com/watch?v=XssiBThBbsQ
（小林）２曲
ねえ、この Hey Jude は、「あ、わ・・・違うな、ちょっと・・・」
「歌い方もちょっと違うな」ていうこと、気が付かれましたか？
そうなんですよね。
「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中から Sexy Sadie
そして、これは「アンソロジー(Anthology)３」
90年代に出した「アンソロジー」３枚、３セットありましたね。
その中の「３」の中に入っていました。
「アビーロードでやったオルタナバージョン」って書いてあるから。
まあ、その前に奏ったデモっぽいバージョンなんでしょうね。
ちょっと遊びが入っていましたね。
お送りしました。 □ストーリー（続き）
・「インドからの帰り道、空港までのタクシーは故障して、運転手は戻って来ない。
仕方なくヒッチハイクで親切な人に出会い。
デリーのホテルにたどり着いたまでは良かったものの、部屋は満室。
最後の手段で、その夜の飛行機でギリギリ間に合い。
やっとの思いで、ロンドンに戻って来たんです。
最悪でした・・・」
こう証言するのはジョンの最初の妻シンシア。
事実関係だけをキッチリと詰め込んだ彼女の手記の中から続けよう。
こんな風にインドの旅が終わってしまったことは、シンシアにとってとても悲しいことであった。
それでも、再び息子のジュリアンを、その腕に抱くことが出来るのはなんて素晴らしいことだろう。
シンシアはそう幸せを感じていた。
ジュリアンにたくさんのキスをして、キッチンに座って。
留守を守ってくれた母親や住込みの家政婦ドットとお互いの出来事を知らせ合いながらお茶を飲むと、ようやく人心地がついた。
ジュリアンへのおみやげにインドの子供服を６着と。
マハリシが数日前に、ジュリアンの５歳の誕生日にプレゼントしてくれた繊細な手彫りの木の兵隊を持ち帰った。
インドの衣装を着たジュリアンの なんと可愛らしいこと。
ジュリアンはやっぱりパパとママが家にいるのが嬉しいらしくて、ずいぶんはしゃいでいた。
ケンウッドに帰って来ても、ジョンは相変わらず家族によそよそしい態度を取り続けた。
周りには、もう友人たちもいないし、魔法のようなインドの不思議な力もここまでは及ばない。
シンシアはだんだん怖くなり、気持ちが沈んで来てしまった。
二人で前と同じ一つのベッドに戻っても、あれだけ長い間お互いが大切に思ってきた温もりも情熱も、今は失われてしまった。
隣にシンシアがいることに、ジョンは気付いてさえいないようだった。
ジュリアンにまで冷たい態度をとる。
ギュッと抱きしめてやるより、叱りつける回数の方が多いくらいになっていたのである。 〜 The Beatles / Glass Onion
ttps://www.youtube.com/watch?v=evxrVjW-aeg
〜 The Beatles / For No One
（小林）渋い曲が２曲続きましたね。
1968年「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から Glass Onion
そして、1966年「リボルバー(Revolver)」から For No One □ストーリー（続き）
・「インドへの修行旅行の間、なぜかジョンは私に対して冷たい態度を取る様になり。
私の存在すら視界に入っていない、といった状態でした。
それが、ロンドンに戻ってから一度だけ、ジョンと心を通わせたことがあったんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中からもう少し続けてみよう。
ジョンとシンシアが一度だけ心を通わせ合った瞬間。
それは、皮肉にも、ジョンが不貞、つまり浮気を告白した時であった。
それは、二人がキッチンにいた時。
ジョンが突然こんな言葉を漏らした。
「シン。僕はこれまで、君以外の女性と付き合ったことがあるんだ」
シンシアは不意を突かれた。
でも、少なくともジョンのその正直な気持ちに打たれた。
「そう・・・。でも気にしない。いいわよ、ジョン」
シンシアはそう返した。
するとジョンはシンシアが立っているシンクの所まで来て、シンシアを抱きすくめた。
そしてこうささやいた。
「だけど、これまでの人生で僕が愛したのは、君ひとりだけだよ。愛してるよ。これからもずっと」
そう言うとジョンは シンシアに優しくキスをした。
それから、数週間ほどした頃。
ジョンがシンシアに「旅行にでも行ったらどうか？」と言ってきた。
インドにも一緒に行ったマジック・アレックス、ジョージの奥さんパティの妹ジェニー・ボイド。
そのジェニーに恋をしている、シンガーソングライターのドノヴァン。
そしてその友人のジプシー、といった面々と行くギリシャへの２週間の旅である。
最初にジョンが誘われた企画であったが、ビートルズはすでにレコーディングに入っていたため断わっていた。
このギリシャ旅行が何を誘発し、何を暴露することになるのか。
それはまた来週 お届けすることにしよう。 〜 Donovan / Sunshine Superman
ttps://www.youtube.com/watch?v=hTuPbJLqFKI
〜 The Beatles / Across The Universe（Let It Be…Naked）
ttps://www.youtube.com/watch?v=AsoGMYtsaZ0&t=1695s
（小林）お馴染みの Across The Universe ですが。
これはほら「Let It Be」のアルバムのね、ミキシングとかが気にくわないってことで。
ポールを中心に、やり直した「・・・Naked」のアルバム。
その中に入っている Across The Universe
ちょと違いますよ、やっぱり。較べるとね。
それから、その前は、
ジョンの最初の妻たちといっしょにインドに行く話しをしましたね。
シンガーソングライターのドノヴァン(Donovan)
もう、ドノヴァンは1966年 これを出しました。
でもなんか、インドっぽいものが使われてたりしてますね。
内容も なんかサイケですよね。
Sunshine Superman □リクエスト
アドレスは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（滋賀県大津市/男性）
克也さんの番組は「フルメタル克也ランド」の頃からエアチェックして愛聴させていただいていますが。
今は全国のラジオ局が聴けて便利ですねえ。
シンシアの手記、毎回楽しみにしています。
これからは辛い話しが増えそうですが。
リクエストは「Within You Without You Tomorrow Never Knows」あたりを聴くと思い出す。
ベン・ハーパー(Ben Harper)の「Both Sides Of The Gun」に収録されている「Better Way」という曲です。
ビートルズへのオマージュというか、アンサーソングみたいな曲だと思いますが。
(小林)という
ギターの名手ベン・ハーパーの Better Way
〜 Ben Harper / Better Way
ttps://www.youtube.com/watch?v=MOsluBnRzBE 〜 The Beatles / Strawberry Fields Forever
ttps://www.youtube.com/watch?v=8UQK-UcRezE
（小林）お馴染みの Strawberry Fields Forever
が流れました。
（江戸川区/男性）50代
ポールのドームライブが近づいています。 (小林)だから、もう終わっちゃってますが、その前にリクエストをいただきました。
27日の木曜日、行ったわけですよね。もう、あなたはね。
何度かチャンスはあったんですが、ポールは初めてです。
ライブ自体も96年のデビッド・ボウイ(David Bowie)以来久しぶりです。
聴きたい曲はたくさんあります。
ジョンの曲もやって欲しいけど、きびしいでしょう。 (小林)で、ここら辺が泣かせるんですが。
ポールが歌ったら、僕はいい年をして大泣きしそうな Strawberry Fields Forever
（小林）そうだよねえ。
ポールはやっぱりポールの曲を中心にするだろうけど。
ジョンの曲を歌ったら、やっぱりねえ、50代の男はｗ 泣いちゃうでしょうね。
それとだよ、ビートルズは、だから[江戸川区/男性]さんなんかは10代の頃 聴いてるわけですよ。
それで、ふつう今だったら、だいたいどのアーティストでもね、レコードなんかで聴いたらライブ見たいって見れるじゃん。
何十年も見れなかったわけだから、それはもう、それだけで泣いちゃうんじゃないかとｗ
想像できますよ。 （小林）最後は・・・
（千葉県富里市/男性）45歳
毎週楽しく拝聴しています。
高校卒業してから友達の家に10年ぐらい経ってから遊びに行きました。
レコードでビートルズの「Yesterday」を聴いてて、良い曲と思いました。
なつかしくて、聴きたいです。
(小林)ていう。
それから・・・
（成田市/女性）
ところで、シンシアの手記は、いよいよオノ・ヨーコが登場しました。
ジョンとヨーコがどんなふうに出会い、恋をしたのか、ドキドキしながら聴いておりますが。
私にも息子がいるので、シンシアの切ない気持ちは痛いほど分かります。
というか、今までずっとシンシアの手記を聴いていて、とても親しみを感じてしまっていたので。
辛い気持ちになっているほどです。
日本人としても 複雑な心境ですね。
(小林)
これ、僕がこないだ言ったとおりですよ。そうですよねえ。
さあ、それでは、もう何冊も本が出ているという。
Yesterday についてだけでも本が出てるんですよ。
その、名曲を。
〜 The Beatles / Yesterday
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ho2e0zvGEWE BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
お話しの方は・・・
来週、いよいよ。
いよいよ ですよねｗ
エヘヘヘ、必ず、ひとつ聴いてください。
まあだけど、その瞬間て、まあ普通にやって来るわけですよね。
人生そういうもんですよね。
よくわかってますよねｗ
それから、リクエストよろしくお願いいたします。
採用の方にはイシイのミートボールをセットにしてお送りしています。
まあ、近況だとか・・・
それから、それぞれがぜんぜん違うビートルズ体験をしているわけですが。
ですから ちょっと僕に知らせてください。
beatles@bayfm.co.jp
こちらでお待ちしております。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年5月14日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(5月14日)
・今から57年前の今日。1960年です。
もちろんビートルズなんて、本格的に存在しないわけですけど。
まあ、母体となるようなね、ジョンを中心にポールといろいろやってたり。
で、この頃の名前がですね。
ビートルズファン、気になってる人と気になってない人ｗ いると思いますけど。
面白いのは、まずアレですね。
ビートルズの名前の歴史いくとね。
「ジョニー＆ムーンドッグス(Johnny & The Moondogs)」とかね。
「シルバー・ビートルズ(Silver Beetles)」とか。
その頃は「ビートル」も、カブトムシの「Ｂeetle」？これを使っていた。
で、1960年、今から57年前の今日。
リバプールのレイサムホールという所で、ジョンたちが出てるんですが。
彼らの名前は「シルバー・ビーツ」「Silver Beats」こう言いました。
おそらくねえ彼らはねえ、自分たちの名前にけっこう拘(こだわ)ってたんだと思いますよ。
当時は名前ってけっこう大切だったから。
もちろん今でも大切だけど。
日本だと、やっぱり外国の慣例に従って。
例えば「いかりや長介＆ザ・ドリフターズ」とかね。
「ジャッキー吉川とザ・ブルーコメッツ」だとか。
グループサウンズの時代、そういうような呼び方があったんですけども。
だから「ジョニー＆ムーンドッグス」てのは、なんとなくわかるでしょ？
それから「シルバー・ビートルズ」とか、なったわけです。
その頃はやっぱり「カブトムシ」だったわけですが。
あの有名なのは、サトクリフ(Stuart Sutcliffe)というジョンの親友がね。
「“カブトムシ”と、その“なんとかビート”の間を取ったらどうか？」っていうことで
「ビートルズ」に落ち着いたと、いうことですね。 そんなビートルズがですね、シルバー・ビートルズだった1960年のちょうど今ごろと思われる演奏があるんです。
つまり57年前のビートルズたちは、こんなことを奏っていた。
レイ・チャールズ(Ray Charles)のヒット曲なんですが。
これは、エディ・コクラン(Eddie Cochran)風にビートルズは奏っています。
Hallelujah, I Love Her So
〜 The Beatles / Hallelujah, I Love Her So(Anthology 1)
ttps://www.youtube.com/watch?v=5V1LebSWUYY
（小林）いかがでしたか？ えへへｗ
悪い録音だしｗ
バンドはヘタだしｗ ていう。
そんな感じですよね。
シルバー・ビートルズ、おそらく、と呼んだであろう彼らの
Hallelujah, I Love Her So
カワイイですよねｗ。
お送りしました。 □ストーリー
・「シン。実を言うと、僕はこれまで、君以外の女性と付き合っていたことがあるんだ。
だけど、これまでの人生で僕が愛したのは、君ひとりだけだよ。
愛してるよ。これからもずっと」
そう言うとジョンはシンシアに優しくキスをした。
あまりに久しぶりの、ジョンからの愛の言葉であった。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した、とても評価の高い手記の中からお送りしよう。
1968年冬。
ビートルズ一行がインドへの修行旅行に赴いている中。
どういうわけか、ジョンのシンシアに対する態度が極度に冷たくなっていた。
それは一緒にインドへ行ったビートルズのメンバーやその家族にも明らかに判るものであったが。
みんな見て見ぬふりをしていたのである。
ジョンの言い分は
「今は修行中なんだから、たとえ相手が妻であっても普通どおりに接することは不可能」
ということであったが。
シンシアは、その理由がなんとなく分かってきていた。
そしてインドから戻って数週間ほどしたころ。
ジョンがシンシアに「旅行にでも行ったらどうか？」と提案してきた。
一緒に行くメンバーは、
インドにも修行に行ったアップルのスタッフ＝マジック・アレックス。
ジョージの奥さんパティの妹のジェニー・ボイド。
そのジェニーに恋をしている、シンガーソングライターのドノヴァン。
その友人のジプシー、
といった面々と行くギリシャへの２週間の旅である。
最初にジョンが誘われた企画であったが、ビートルズはすでにレコーディングに入っていたので。
曲をまとめる作業も必要であり断わっていた。
このギリシャ旅行が何を誘発し、何を暴露することになるのか。
この時点では、まだ誰にもなにも分かっていなかったのである。 〜 The Beatles / Rain
ttps://www.youtube.com/watch?v=VKmJGXhSmaY
〜 The Beatles / Good Day Sunshine
ttps://www.youtube.com/watch?v=9PNP9GoC1Aw
（小林）２曲続きました。
Rain
これは、名曲ですけど。
Paper Back Wrigter のB面であることはちょっと有名ですね。
こないだもやりましたけど。
それから
リボルバー(Revolver)」のアルバムから
Good Day Sunshine □ストーリー（続き）
・「僕はニューアルバムの準備があるから無理だけど、君、気にしないで行ってきたら？
ジュリアンのことは心配しなくてもいいからさ。
きっと元気が戻ってくると思うよ」
妻のシンシアにギリシャ旅行を勧めるのは、ビートルズのリーダー=ジョン・レノン。
事実関係だけをキッチリと詰め込んだシンシアの手記の中から続けよう。
確かにジョンは、次のアルバム「The BEATLES」に取りかかっていた。
後になって その真っ白なジャケットから通称「ホワイトアルバム」と呼ばれることになる２枚組の大作である。
このアルバムに収録するために書かれた曲をまとめる作業で、ジョンは忙殺されていた。
収録曲のうち１３トラックがジョンの作品で。
「Julia」は亡くなったジョンの母親に捧げられ。
リンゴに歌わせた「Good Night」は最愛の息子ジュリアンへのプレゼントになった。
旅行に行っている間、ジョンがシンシアのことを恋しく思ってくれるかもしれない、という希望と。
「これを切っ掛けに何かが変わるかもしれない」という期待を抱いて、シンシアはギリシャへ旅立った。
ジュリアンは家政婦のドットの家に預かってもらっていた。
旅立つ前、ジョンは寝室で横になっていて、ほとんどトランス状態であった。
そういうジョンの姿は過去に何度も見てきたシンシアであったが。
こっちを振り向いて「行ってらっしゃい」も言えないようなジョンを見るのは初めてであった。
「結婚生活がこれからどうなるのか?」という大きな問題が目の前にぶら下がっているのにもかかわらず。
休暇は 自分でもビックリするくらい楽しかった。
ギリシャでの２週間は、太陽、海、「ウゾー」と呼ばれるギリシャの酒に「タベルナ」という呼び名で知られる小料理屋。
それに、笑いと、人々との交わりの中で過ごして、シンシアはすっかり元気になった。
いつもトラブルメーカーだったアップルのスタッフ＝マジック・アレックスも、
生まれ育ったギリシャに戻って、通訳として活躍してくれた。
シンシアの心のモヤモヤは、ロンドンの家に帰る頃には、すっかり晴れ渡っていたのである。 〜 The Beatles / Octopus's Garden (LOVE)
〜 The Beatles / Two of Us
（小林）いかがですか？
Two of Us
有名な作品ですよねｗ、これも。
これも、これはプロデューサーはフィル・スペクター(Phil Spector)の腕前を発揮したもので。
「Let It Be」彼がね、全部をやり直したわけですよね。
その「Let It Be」のアルバムに入っていました。
そして2006年の。
たびたび このところ紹介していますが。
ジョージ・マーティン親子が作った「LOVE」のアルバム。
これも優れたものですが。
その中から
まずあれですよね、ジョン・レノンが作った
「Good Night」のイントロから。
「うわあ、Good Night が始まるのか」と思ったら ねえ。
違う曲になっちゃうんですよね。
それをバックにね。
それで、まあ結局
Octopus's Garden、Sun King、この２つの曲。
まあ正確に言うと、３つの曲が入っているのかな？
編集とミックスの技術、センスというのが・・・
まあ、けっこうこれはクリエイティブな作業ですよね。
それを、送りしました。 □ストーリー（続き）
・「ギリシャへの旅。
最初はあまり乗り気ではなかったのですが。
おいしいお酒と料理、そして人々の温かさに触れ。
すっかり元気になってしまいました」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺した手記の中から。
ギリシャへの２週間の旅で、シンシアは心身ともにリフレッシュされた。
特にビートルズの会社アップルのスタッフで、発明家のギリシャ人マジック・アレックスの活躍ぶりは見事であった。
もちろん通訳は完璧で、彼のおかげで旅が障害なくスムーズに運び、ロンドンに帰るまでが全て素晴らしいものであった。
その一方で、シンシアはジョンに会いたくてたまらなかった。
自宅に戻ったら、ジョンと二人で新たな気持ちで再出発できるはずだ、という確信もあった。
シンシアはエネルギーに満ちあふれ、夫婦の未来に向けたプランで胸をふくらませていた。
「離婚するなんて」この時はまだ 想像にも及んでいなかった。
それはおそらくシンシア自身が、そういう情況とはまるで無関係だった両親の元で育ったからなのだろう。
だから シンシアはジョンとの間にも、どんな問題が起ころうと二人でなんとか解決法を見い出し。
生涯添い遂げるものと思っていたのだ。
この時シンシアは、ジョンの心の傷をまだ理解できていなかった。
幼い頃のジョンは、自分の両親が２人そろっている姿をほとんど見たことがなかった。
５歳の時に父親に捨てられ、事実上母親からも見放された。
実はジョンの父親も、５歳の時に両親とも失っている。
そんな悲しい歴史に関して、シンシアは、こう語っている。
「家族が こんな過酷な歴史をくり返してきたのだから。
ジョンが自分の結婚生活や５歳の息子を捨てようとしていた時。
私がもっと警戒しているべきだったと後悔しています。
でも、その時の私は、まだ若過ぎて、人生経験も少なく。
心のどこかで『まさかそんなことに なるはずがない』と楽観的になっていたんです。
それがいけなかったのは、事実ですね」 〜 The Beatles / The Continuing Story of Bungalow Bill
ttps://www.youtube.com/watch?v=YlkZ8Ud8uoA
〜 The Beatles / For You Blue
ttps://www.youtube.com/watch?v=CETOxrVDlWY
（小林）いかがですか？、２曲続きましたね。
変わった曲がねｗ
The Continuing Story of Bungalow Bill
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から。
インドから帰って作った。
今お話ししていますが。
ジョン・レノンが取りかかっているアルバムの中に入っていて
これは、オノ・ヨーコがコーラスで入っているんですよ。ね。
そして、今聴いたのは For You Blue
これは「Let It Be」
最後に出されたビートルズのアルバム。
この中に入っているんですが。
ジョン・レノンが、ラップスティルギター。
これは、とてもちょっとトボケたような味があって。
やっぱり、ビートルズはね、アルバムの中には同じような方向を向いてる曲じゃなくて。
意外なものとかね。
単純なものとかね。
ほら、複雑な曲があったりするから、単純なものって必要なんですね。
あと、もうこれ色物じゃないか？ と思われるような曲を入れることによって
かえって他の曲が目立つっていうことを
よーくね、我々に教えてくれています。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（埼玉県ふじみ野市/男性）50代後半
この番組を聴き始めてから３年目になります。
毎週この時間を非常に楽しみにしています。
私が最初にビートルズを意識したのはテレビのコマーシャル。
「Let It Be」がヘビーローテーションで流れていて。
小学生の私は「♪エルビー エルビー♪」と口ずさんでいました。
その後、ビートルズを本格的に聴くようになったのは高校になってから。
小学生の頃は、テレビが最大の情報源でした。
私が最初に出会った海外のロックバンドはモンキーズ（The Monkees）です。
テレビでモンキーズのコメディをやっていて、よく見ていました。
内容は、まったく覚えていませんが。
テーマソングが非常に印象に残りました。
リクエストは「モンキーズのテーマ」をお願いします。
(小林)ということで
[埼玉県ふじみ野市/男性]さんのリクエストは
Theme From The Monkees。
〜 The Monkees / Theme From The Monkees
ttps://www.youtube.com/watch?v=hUzexePjWlI 〜 The Beatles / Penny Lane
ttps://www.youtube.com/watch?v=S-rB0pHI9fU
（小林）「モンキーズのテーマ」に続いて Penny Lane が流れました。
ビートルズ。
（横浜市/女性）40才
８歳の娘は、おばあちゃん、つまり私の母の影響でビートルズファンになりました。
おばあちゃんはビートルズが来日した時２０歳ぐらいだったのかな？。
うちにおばあちゃんが来る時はビートルズの話しをよくします。
ラジオからよくビートルズの曲がよく流れて来るので、娘は適当な英語で一緒に歌ったりしています。
先日は夫に向かって「おばあちゃんが一番好きな曲だよ。あれだよ。もう10回ぐらい話したじゃん」
と曲名が思い出せなくて大騒ぎをしていました。
おばあちゃんが好きな曲は Penny Lane、をリクエストします。
娘よ、いいかげんに覚えておくれ。
（小林）という[横浜市/女性]さん、40歳のｗ
おばあちゃんは・・・ということは60か70ぐらいですね。
ビートルズファンだもんね。
孫がもうビートルズ覚えてるってのは、なかなか頼もしい話しです。 （小林）それじゃあ、続いてお送りするのが。
（東京都三鷹市/男性）
長澤知之というアーティストの曲。
事務所はオフィス・オーガスタ。
デビュー10周年を迎えました。
以前、小林さんが某生放送の番組で、彼の歌詞について絶賛されていたんです。
私は大ファンなので、自分の事のように喜びました。
長澤知之さんのルーツはサイモンとガーファンクル(Simon & Garfunkel)。
で、ビートルズ。
自分の声が高いのは「アート・ガーファンクルのせいだ」
と言っていました。
ジョン・レノンの声も けっして良い声ではないと思います。
しかし、一度聴いたら忘れられません。
人の心を揺さぶる何かがあるんだと思います。
彼もそうです。
まさに好き嫌いのありそうな、アクの強いアーティストではありますが。
(小林)ていう
なんか、マネージャーみたいな口調ですね、あなたはねｗ。
長澤知之「風を待つカーテン」
〜 長澤知之 / 風を待つカーテン 〜 The Carpenters / I'll Say Goodbye To Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=jixeE8gkT-s
(小林)
最後はカーペンターズ(The Carpenters)が流れましたね。
（習志野市/男性）50代
私はカレン・カーペンター(Karen Carpenter)の大ファンです。
残念ながら、来日公演の頃は10歳前後だったので、生で歌声を聴いたことはありません。
もし、カレンが今も生きていたならば、もっともっとたくさんの名曲を残していたことでしょう。
先日、克也さんも言っていましたね。
カレンは「コントラルトで、胸を打つ歌声なんだ」と。
私も彼女の歌声に 胸を撃たれた一人なんだと気付きました。
（小林）そうなんですよね。
だから、女性の一番低いコントラルトじゃないですか？
だから、男性でいくとバスの声なんですよね。
だから、低い声は・・・
僕の言ったのは「心の中をさらけ出すようなのが、一番低い声だと良いんだ」ていう。
だから、ビートルズのポールとかジョンはキーが高いですから。
カレンなんかの世界は、なんていうか、創り出すことはできないんですよ、実はね。
だから、カレンは上手いから「楽しくなあれ」みたいな歌が多いけど。
本当はちょっと暗めの歌がね、カレンの良さが出るんですよ。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
ビートルズの、特に、ジョンの最初の上(かみ)さんだった人が、ねえ。
綴った、実録ですよね。
ヨーコが現われて、どうなるのか。
もうほんと気になって気になって大変じゃないですか？
テレビで言うならば、数字がこのところ、きっとｗ
あの話しをしてる時は 良いはずです。
僕もね、さりげなく話しを読んでおりますが。
胸がドキドキしておりますｗ
来週を ご期待くださいｗ。
変な、変な言い方になってしまいましたが。
それから、みなさんリクエスト待っております。
イシイのミートボールなどセットにしてお送りしております。
メールは
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っております。
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年5月21日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(5月21日)
・1971年、今から46年前の今日。
イギリスで「RAM」のアルバム。
「RAM」というアルバムが出ます。
もちろんこれはポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニー。
二人の名義なんですけど。
70年にビートルズは解散して、それぞれが出してきますよね、ソロアルバム。
だけど、解散が正式になる前から 出していたわけですね。
ジョージ・ハリスンは「不思議の壁(Wonderwall)」っていう、けっこうぶっ飛んだような電子音楽アート。
「電子音楽の世界(Electronic Sound)」ていうやつとかね。
ジョンとヨーコはけっこうアバンギャルド前衛的なことをやっておりました。
それけら「Give Peace A Chance」とか「Cold Turkey」「Instant Karma」とかありました。
リンゴ・スターも、これはカバーですけど、ジャズだとかスタンダード曲。
彼が歌える曲を「Sentimental Journey」として出しました。
でも、一番早かったのはポールで。
ビートルズの「Let It Be」解散作品の前に「McCartney」を出します。
でも、これはねえ、評価低いです。
それも、評価低いのはあたり前で。
こないだも ちょっとお話しをしましたが
アラン・クライン(Allen Klein)という、ビートルズの後期のマネージャーがポールと仲悪いんです。
だから、ポールはアラン・クライン、マネージャーにしたくなかった。
だから、ポールの所にお金が回らなくて。
だから、４トラックのテープレコーダーで。
自分の広大な牧場がある屋敷の大きな納屋みたいな所で録ってるわけですからね。
でも、ポールは曲を作るのが速かったり。
ちゃんと曲のことはわかっているんで、さすがでしたけども。
ちょっと、充分ポールらしさがなかった。
で、ポールとリンダ・マッカートニーの名義で制作されて出たのが。
今から46年前の今日の、この「RAM」っていう。
若い連中は「RAMなんて、おまえ、ランダム・アクセス・メモリーじゃないのか？」とか。
「すごいな、ポールは」とかｗ
いや、それじゃないんですよねｗ。
「おひつじ」とか。
でもこれ「牡羊」ていう「雄の羊」という意味もあるし。
あと、なんてんですかね。
「早く走る」ていう意味があったりとか。
「バーン！！」と撃ち込むみたいな意味があるんで。
なんとなくポールらしくて、このワンワードでいろんなことが言われてるんじゃないかと思います。
ただ、メモリーの意味は無かったと思いますけど。 さあ、それじゃ。
「RAM」からのね、傑作をちょっと聴いていただきます。
アメリカで１位になったり、いろんな国で大ヒットになりました。
ポールとリンダ・マッカートニーで「Uncle Albert - Admiral Halsey」
〜 Paul McCartney / Uncle Albert - Admiral Halsey
ttps://www.youtube.com/watch?v=XI6C7L66zq8(MV)
（小林）いかがですか？
「RAM」の中に入っています。
久しぶりにポールの良さを聴かせてくれた、曲です。
これをお送りしました。 □ストーリー
・「家族が、こんな過酷な歴史をくり返してきたのだから。
ジョンが自分の結婚生活や、５歳の息子を捨てようとしていた時。
私がもっと警戒しているべきだったと後悔しています。
でも、その時の私はまだ若過ぎて、人生経験も少なく。
心のどこかで『まさかそんなことに なるはずがない』と楽観的になっていたんです。
それがいけなかったのは、事実ですね」
これはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
毎週お送りしているビートルズストーリー。
今週もそのシンシアが遺したかなり評価の高い手記の中から。
シンシアが言う「ジョンの心の傷」とはいったいどういうものなのだろうか。
幼い頃のジョンは自分の両親が二人そろっているのをほとんど見たことがなかった。
５歳の時に父親に捨てられ、事実上母親からも見放された。
実は、ジョンの父親も５歳の時に両親とも失っている。
そんな悲しい歴史を、幸せな家庭に育ったシンシアには理解できなかったのである。
そんなシンシアが、ジョンから強く勧められて行くことにしたギリシャ旅行は素晴らしいものとなった。
旅の帰りの飛行機は、トランジットのためイタリアのローマに立ち寄り。
シンシアたちはそこでランチを摂った。
朝食はギリシャ、昼食がローマ、なら、夕食をロンドンで摂って、その日一日を締めくくることが出来たら、なんて楽しい事か。
そんなことを言い合って笑っていた。
「それならジョンも誘ってみよう」
と、今回の旅の功労者＝ギリシャ人のマジック・アレックスが思い立って。
シンシアはロンドン・ヒースロー空港への到着時間を知らせるために、ジョンに電話をかけた。
「ジョン。もうすぐ家に帰るからね。あなたの顔を見るのが待ちきれないわ」
ジョンの様子はいつもと変わらなかた。
曲作りに追われるジョンの反応は
「うん・・・わかった。じゃあ、あとで」
たった それだけである。 〜 The Beatles / I'm So Tired
〜 The Beatles / Ob-La-Di, Ob-La-Da
ttps://www.youtube.com/watch?v=r2sj0pLnWAA
（小林）２曲 流れましたね。
I'm So Tired
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中から。
ジョンの曲ですが。
これは名曲ですよ、ねえ。
隠れた名曲。
それから
Ob-La-Di, Ob-La-Da は、お馴染みの曲だと思いますが。
もう、気付かれたと思いますが。
これはあれですね「アンソロジー(Anthology)３」
1990年代に入って出た3枚のアルバムの中の3番目の中に入っている。
テイク１ですよね。ええ。
こっちの方が、リズムなんかも違って。
「こっちの方が いいんじゃないかな？」
なんて思った方も、いるかも分からない。 □ストーリー（続き）
・ジョン・レノンの最初の妻シンシアは、ギリシャ旅行の帰り道。
乗り換えのために寄ったローマから電話をかけた。
ジョンをその日のディナーに誘い出そうとしたのである。
「ジョン、もうすぐ家に帰るからね。
あなたの顔を見るのが待ちきれないわ」
ジョンの様子はいつもと変わらなかった。
曲作りに追われるジョンの反応は。
「うん・・・ わかった。じゃあ、あとで・・・」
たったそれだけである。
ビートルズに関する文献は100冊や200冊では済まないが。
その中でも事実関係だけをキッチリと詰め込んでいる、と評価の高いシンシアの手記の中から続けよう。
ローマからの乗り継ぎ便でロンドンに戻ったシンシア一行のうち。
ミュージシャンのドノヴァン(Donovan)とその友人で用心棒ジプシーは家へ真っ直ぐ帰った。
ジョージの妻パティの妹ジェニーボイドと、アップルのスタッフのギリシャ人＝通称マジック・アレックスは
ジョンをディナーに誘おうと思って、シンシアに付いてレノンファミリーの住むケンウッドまでやって来た。
到着したのは午後4時。
着いた途端、シンシアは、何かがおかしいことに気付いた。
先ず、玄関ポーチのライトが点いている。
カーテンは降ろしたままで、辺りは静まりかえっていた。
いつもは玄関で出迎えてくれるはずの家政婦のドットが出てこないし。
本当ならば、ジュリアンが歓声をあげながら弾むようにドアを開けて登場し、シンシアに抱きつくはずなのに。
これはいったい どうしたのだろう。
玄関のカギはかかっていなかった。
シンシアはアレックス、ジェニーと一緒に中へ入って。
ジョンとジュリアンとドットを探し始めた。
「みんな、どこ？」
シンシアは、まだジョンたちがふざけて隠れていて。
そのうちにドアの向こうから笑いながら出てくるだろうと思っていた。
いや、正確には、そうなって欲しいと願っていたのである。 〜 The Beatles / She Came In Through The Bathroom Window
ttps://www.youtube.com/watch?v=wNSrxPTbTKo
〜 The Beatles / Norwegian Wood
ttps://www.youtube.com/watch?v=lY5i4-rWh44
（小林）２曲 続きましたね。
She Came In Through The Bathroom Window
ていう曲。
「アンソロジー(Anthology)３」の中に入っています。
そして「ラバーソウル(Rubber Soul)」のアルバムの中からね。
お馴染みの「Norwegian Wood＝ノルウェーの森」
ビートルズ。 □ストーリー（続き）
・「ケンウッドの自宅に帰った時、玄関のカギは開いていました。
私は、アレックス、ジェニーと一緒に中へ入って。
ジョンとジュリアンとドットを探し始めたんです。
そして『みんな、どこ〜？』声をかけてみました。
この時点で、私はまだジョンたちが、ふざけて隠れていて。
そのうちにドアの向こうから笑いながら出てくるだろう、と思っていました。
いえ、正確には、そうなって欲しいと願っていたんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
ビートルズ関連の中で、断トツに信憑性が高いと評価されるシンシアの遺した手記の中から。
シンシアがサンルームのドアノブに手をかけた時、突然、背筋が寒くなった。
一瞬、躊躇したが、思い切ってドアを開けてみた。
カーテンが閉まっていて、部屋の中は薄暗く、目が慣れるまでしばらく時間がかかった。
そして中の様子が判った時、シンシアはその場に凍り付いてしまった。
そこには、ジョンとオノ・ヨーコが、互いに向かい合い、アグラをかいて床に座っていたのだ。
横のテーブルには、汚れた皿がいっぱいに広がっていた。
二人は プール用具室に仕舞ってあったタオル地のバスローブを着ていた。
きっと さっきまで泳いでいたのだろう。
ようやく、ジョンがこっちを向いた。
無表情のままでシンシアを見て、
「やあ、お帰り」
とひと言。
ヨーコは振り向きもしない。
シンシアは衝動的に、かろうじて考えついた事だけを口にした。
「ロンドンでディナーを摂るのを楽しみに帰って来たのよ。
ランチがローマで朝食がギリシャだったから一緒に来ない？」
そんなことを口走った自分のバカさ加減を、そのあとずっと後悔していた。
自分の夫と、自分のバスローブを着たその愛人を目の前にして。
まるで、自分の方が侵入者のようにオドオドして、なにごとも無かったかのようなフリしか出来なかった。
シンシアはあまりのショックに、自分を自動操縦に任せるしかなかったのである 〜 The Beatles / I Want You (She's So Heavy)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qvypQtn4bVc
（小林）お送りしているのは
1969年「アビーロード(Abbey Road)」から
I Want You (She's So Heavy)
「お前が欲しい」
She's So Heavy
まあ、「ヘビー(Heavy)」ってのは当時の流行語で。
「大変なもんだ」とか「すっげえ」とか、そういう感じです。
ちょっと「Too Much」みたいな意味もあるんですけど。
いかがですか？ □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（千葉市/男性）
リクエストはサディスティック・ミカバンドの「黒船」をお願いします。
これはビートルズとは大いに関係がありますね。
ビートルズの後期になって録音に参加したクリス・トーマス(Chris Thomas)
彼がプロデューサーを務めました。
録音はもちろん東京の東銀座のスタジオでやっております。
正確には「黒船 嘉永６年６月４日」
サディスティック・ミカバンド
〜 Sadistic Mika Band / 黒船
ttps://www.youtube.com/watch?v=RSDs52Qr-1w 〜 かまやつひろし / ゴロワーズを吸ったことがあるかい
ttps://www.youtube.com/watch?v=5DqIxfPe_GU
（小林）いやあ、これカッコイイよねｗ ほんとにｗ
だから、日本のサウンドが続きました。
あれはねえ、特にサンフランシスコなんかとか、ロンドンで売れたらしいですよね。
サディスティック・ミカバンドの「黒船」のアルバムはね。
「黒船」っていうインストゥルメンタル。
そして、かまやつひろし「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
（千葉市/男性）
毎週楽しいひと時をありがとうございます。
チャック・ベリー(Chuck Berry)が亡くなって、また、ビッグロックンローラーがいなくなって寂しいかぎり。
そして、日本ではムッシュ・かまやつさんが亡くなって本当に残念です。
高校時代、校則で禁止されていたロック、当時は「エレキ」なんて言われてましたが。
スパイダーズの公演にこっそり行ったことが思い出されます。
演奏中にかまやつさんのギターの弦が切れ。
さりげなく冗談を言いながら演奏を続けていたので「すごいなあ」と思って見ていました。
懐かしい青春の思い出ですねえ。
（小林）ていう
「ゴロワーズ」がかかりましたけど。
これは[千葉市/男性]さん。
「克也さん、ムッシュのエピソードがありましたら・・・」
僕は何回もあの方と会ってるけど。
長い間過ごしたことがあって、なくて。
一番長い間は、一週間ぐらいね。
実は、ドラマでｗ、フジテレビのドラマで。
武田久美子っていたんですよ。
昔、ちょっと売れた女性が。
彼女が主演した映画で、相手の恋人のお父さんの役で。
お父さんが、なんか変なFMでね、DJをやってる役なんですよ。
で、もう一人 変な役でかまやつさんがいて。
両方とも出番が少ないんで、楽屋でよーく話しを、一週間ぐらいですけどね、話しをしてて。
彼はあれですよね。
「克也さん、いろんなことをやって面白そうだから。
俺たちが昔やったみたいにさあ、ファッションデザイナーと組んでね。
ファッションを、服を発表したりすると面白いよー」とか
もう好きなことを言うんで。
いろんなことを、僕に吹き込んで。
夢があるっていうか。
いろんな、音楽のことばっかりじゃなくて、考えてる人だったですよねえ。
惜しい方を亡くしてしまいましたが。 （神奈川県/男性）
毎週毎週 仕事帰りのバス電車の中で聴いています。
ポールが来日しましたね。 (小林)というのは、これ、ポールがコンサートやりました。
その前にいただいた・・・
私は２７年ぶりにポールのライブに参戦します。
楽しみで仕方ありません。
ポールの来日公演で聴きたいソングはたくさんありますが。
ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)のライブにポールが飛び入り参加して。
ブルースが
「この日のために ずっと歌を歌ってきたんだ！」のような事を言ったそうですが。
リクエストはブルースとの共演で演奏歌われた「I Saw Her Standing There」
これを お願いします。
（小林）これは[神奈川県/男性]さん
あなたのリクエストで
ビートルズの初期の
I Saw Her Standing There
〜 The Beatles / I Saw Her Standing There
ttps://www.youtube.com/watch?v=kDAMRMQr48g 〜 The Beatles / Nowhere Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=GVueJtckbtg
（小林）Nowhere Man がかかりましたが。
（千葉市若葉区/女性）
こんばんは。べストヒットUSAをずっと見ていたアラフィフです。
克也さんの声と話し とても好きです。
親友は「将来は女小林克也になりたい」とずっと憧れていました。
ビートルズはよくカラオケで歌います。
Nowhere Man が歌い易くて一番好きです。
（小林）どうもありがとうございます。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qSkbRtYmzxg
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
シンシアのお話しの方は。
とうとう その日がやって来ましたねえ。
Xデーでしたねｗ
やって来ましたよ。
それで、温室ですが。
温室を開けた時、やっぱり。
どうですか？ お話しを聞いて。
自分の頭の中に、映画のシーンでもなんでもないんだけど。
やっぱり、それぞれの人の顔を知っているから。
こう、どこで ジョンがこっちにいて。
オノ・ヨーコがここにいて、ｗｗｗ
ねえ、シンシアが入って来て。
そのシンシアの目線で見ているわけですよね。
いやあ・・・・
来週を お楽しみに。
リクエスト、よろしくお願いします。
イシイのミートボールなどをセットにして用意しております。
beatles@bayfm.co.jp
です。
待っております。 久しぶりに聴いた。
改めてジョン・レノンのクソさに虫唾が走った。
何がNowhere Manだ、ヨーコのところに居たじゃねえか。
何がSitting in his Nowhere Landだ。ヨーコの膝に座って頭なでて貰ってたんだろう。
Nowhere Plans? ヨーコと図ってシンシアを追い出したんだろう？この下衆野郎！
また番組がそれを擁護するかのようにジョンのクソ曲のオンパレード。
そろそろ番組のタイトルを「ビートルズから始まる」ではなくて
「ジョン・レノンが終わらす」に変えたほうがいいのかも。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年5月28日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(5月28日)
・1966年、51年前の今日。
ロンドンで、メイフェアホテルという有名なホテルに泊まっているボブ・ディラン(Bob Dylan)を、ビートルズが訪ねています。
ボブ・ディランはイギリスに来てツアー中。
ご存知のとおり、最初にビートルズとボブ・ディランが会ったのは。
ビートルズが、1964年、最初のでっかいアメリカツアー。
その時、ニューヨークに来た時 ディランが会いに行っている。
ボブ・ディランの心境としては「すごいグループが来た」って。
もうそれで、なんか実は、ぜったいディランは年上だけど。
こういうようなことをやりたかったんだな、みたいのが絶対あったと思うんですよ。
ところが、ビートルズ、特にジョン・レノンは、ディランはフォークだと思っていた。
あんまり聴いてないわけ。
「ディランなんて、フォークだよ」って。
相当ね、ジョン・レノンの性質からいうとね、悪口を言ってたはずなんですよ。
そこへディランが来た。
で、ジョン・レノンは。
「お前、知らないのか？ディランのことを」なんてポールなんかに言われて。
ディランを・・・だから、一生懸命聴いたはずです。
だから、２年経って、ディランをロンドンのホテルに訪ねた時は。
特にジョン・レノンなんかは、「ディランてのは、すごいやつなんだ」ってもうわかってるわけ。
自分がもう、ディランのレコードを聴いて 影響を受けてるっていうのが、もう作品に出て来てるわけですから。
だからｗ、この対面は面白いわけですよ。 さあ、それじゃあですね。
ディランもビートルズから影響を受けて、ロックになっていくんですが。
1966年、この、今から51年前ね。
ザ・バンド(The Band)となるフォークスをバックに、イギリスでディランはツアーをやってて。
その模様は 実は1998年になって。30年以上経って。
ライブアルバムの「ボブ・ディラン・ライブ1966(Bob Dylan: The 1966 Live Recordings)」として発売になります。
これは、フォークファンが、ロック行っちゃって「ディラン 裏切ったな！」ヤジが飛ぶ。
まさにドキュメンタリーな作品なんですが。
この中から、後のザ・バンドの解散コンサートでも披露された曲、知ってます？。
わかりますよね、バンドとボブ・ディランの関係わかりますよね？
ボブ・ディランの、それじゃ、いいですか？
Baby Let Me Follow You Down
〜 Bob Dylan / Baby Let Me Follow You Down
ttps://www.youtube.com/watch?v=W2CCJkXzMZQ
（小林）ボブ・ディランの Baby Let Me Follow You Down
どうですか？ すごいでしょこれ。
ね、「ディランはフォーク」ていうイメージがあるわけですよ。
だから1964年には、ディランはこんな音楽奏ってなかったわけですよ。
でも絶対にね ボブ・ディランはビートルズからすっごい影響を受けてるはずですよね、これ聴くと。
だって、ディランも、ジョン・レノンやポール・マッカートニーなんかと同じように、プレスリーのロックンロールの洗礼を受けて。
ロックバンドぽいことをやっていたから。
ビートルズを聴いて「あっ、こうなんだ」
絶対自分の答えが見つかってるから。
もう、ボーカルなんかのスタイルも、ジョン・レノンなんかよりも よっぽど解放されてるじゃない、心が。
ディランが フリーじゃない？。
だから、まあ ディランとビートルズの、あんまり良く書かれてないですけども。
実はすごい影響しあっていたんだな、てのがよく分かりますよね。 □ストーリー
・「ロンドンでディナーを摂るのを楽しみに帰って来たのよ。
ランチがローマで朝食がギリシャだったから、一緒に来ない？」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
ビートルズ関連の中で断トツに信憑性が高いと評価されるシンシアの遺した手記の中から今週もお送りします。
ギリシャ旅行から帰って来たシンシアが、
ケンウッドと呼ばれるレノン家のお屋敷のサンルームのドアノブに手をかけた時、
突然、背筋が寒くなった。
一瞬、躊躇したが、思い切ってドアを開けてみた。
カーテンが閉まっていて、部屋の中は薄暗く、目が慣れるまでしばらく時間がかかった。
そして中の様子が判ってきた時、シンシアはその場に凍り付いてしまった。
そこには、ジョンとオノ・ヨーコが、互いに向かい合い、アグラをかいて床に座っていたのだ。
横のテーブルには、汚れた皿がいっぱいに広がっている。
二人はプール用具室に仕舞ってあったタオル地のバスローブを着ている。
きっと さっきまで泳いでいたのだろう。
ようやく、ジョンがこっちを向いた。
無表情のままでシンシアを見て。
「やあ、お帰り」
と、ひと言。
ヨーコは振り向きもしない。
あまりのショックに、シンシアは先ほどの言葉をなんとか口にするのが精いっぱいであった。
パニック状態も極限に達していた。
シンシアの言動は まさに自動操縦状態。
その場は、まるでシンシアが不法侵入者のようにオドオドしていた。
こういう景色をシンシアに見せることは、ジョンの計画どおり。
もちろんヨーコも納得の上で仕組んだものである。
ジョンの裏切りと、それを見せつける残酷さ。
人として、どうしてそんなことが出来るのか。
シンシアにはとても理解出来なかった。
ジョンとヨーコの親密さは、威圧的でさえあり。
その周りには、シンシアなど とうてい撃ち抜くことの出来ない
大きくぶ厚い壁が巡らされていたのである。 〜 The Beatles / I Am the Walrus(Anthology２）
ttps://www.youtube.com/watch?v=YbUgBYTLihY
〜 The Beatles / I've Got A Felling
ttps://www.youtube.com/watch?v=fWjOdo6Q7Jg
（小林）いかがですか？
２曲ともね、なんかスタジオの空気が伝わってくる。
I Am the Walrus
有名な曲ですが。
これは、実は90年代になって出た「アンソロジー(Anthology)２」に入っている。
ジョンがエレキピアノを弾いていて。
ポールがいないのかな？ｗ
なんかの都合で、いなかったらしいですよｗ
ベースが、ベースです。
で、I've Got A Felling は
これは「Let It Be」
ジョンとポールのダブルボーカル。
I've Got A Felling
なかなかこれも 良い曲です。
あらためて 思います。 □ストーリー（続き）
・「自宅のサンルームに足を踏み入れた瞬間。
そこには、ジョンとオノ・ヨーコの周りに作られたぶ厚い壁があるかのような、重苦しい空気に包まれました。
もちろん、あんな恐ろしいことは それまでに経験したことが無い、ものすごいパワーだったんです」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの告白。
彼女が記(しる)した手記の中から。
衝撃と傷ついた心のせいで部屋の戸口に釘付けになっているシンシアのことを、ジョンは少しも気にしていない様子で
こう言葉を返した。
「ディナーに誘ってくれてありがとう。
でも、僕はけっこうだ」
そしてシンシアは二人に背を向けて逃げるようにしてその場を去った。
シンシアはジョンとヨーコを発見したサンルームから、できるだけ遠くへ行きたくて無我夢中で階段を駆け下りた。
とにかく、あのおぞましい現場から逃れることしか頭になかった。
ジョージの妻のパティの妹でモデルのジェニー(Jenny Boyd)は、ギリシャ人のマジック・アレックスといっしょにキッチンで待機していて。
困り果ててウロウロするしかなかった。
それはもう当事者ではなくても、強力なエネルギーを受けるものである。
これこそが、まさに修羅場であった。
ジェニーはシンシアを力付けようと「いっしよにいてもいい？」と一言だけ声をかけた。
シンシアは涙をこらえるのが精一杯で、答えることなど出来なかった。
階段の踊り場まで来た時、小さな日本の履物が客間のドアの前にきちんと揃えて置かれているのを偶然見つけた。
客間のドアを開けてみたけど、ベッドを使った形跡はなかった。
一瞬、その履物を 持ち主に投げつけてやろうか、と思った。
けれども、再び二人一緒の所に立ち向かう勇気など残っていなかった。
こんな辱(はずかし)めを受けるくらいなら、いっそ消えてしまいたい。
シンシアは真剣にそう思ったのである。 〜 The Beatles / Happiness Is A Warm Gun
〜 The Beatles / This Boy
ttps://www.youtube.com/watch?v=20jzMqD-N2c
（小林）
Happiness Is A Warm Gun
たまにかかるね、ジョンの曲。
「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中から。
そして This Boy は
「I Want to Hold Your Hand」のＢ面だけど。
これは、また名曲ですよね。
ええ、でも、Happiness Is A Warm Gun もちょっとクレイジーで。
この This Boy もね。
「あの男は・・・」
これ面白いんだよ、見方。
「あの男は 君にとって良くない。
君を幸せにできない。
でも、この男は君が帰って来るのを待っている。
苦痛を隠せない」
ていう歌でしょ？ ねえ。
僕も、シンシアの物語を紹介したあとｗ
ちょっと、心が不安定になってしまいましたね。
この２曲を聴くと。 □ストーリー（続き）
・「自分の夫が、得体のしれないアジア人の女と、バスローブ姿で向かい合っている。
それはもう、嫉妬というより、恐怖に近い感覚でした。
あの日のことは 一生忘れません」
これはジョンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
彼女の遺(のこ)した手記の中から。
旅行から帰ったばかりのシンシアは、バッグの中にわずかな物だけ放り込んで 再び1階まで階段を降りた。
ジョンとの再会を喜びあおうと胸を膨らませて帰って来たのは、ほんの20分ほど前のこと。
シンシアには、オノ・ヨーコに怒りをぶつけるパワーなど残ってはいなかったため、
一緒にギリシャに行っていたジェニーとアレックスと共に、表に待たせてあるタクシーに乗り込んだ。
自分の夫ジョンとその愛人を家に残して、である。
シンシアは気が遠くなって行くのを確認した。
まるで、心が漂っているような気分だ。
あの二人が一緒にいる場面ばかりが、鮮やかに頭に焼き付いて、他には何も考えられなかった。
あの場面を思い出すたびに、鋭い剣で一突きされたような激痛が走るのに。
裏切られたことを理解しようと思うと、どうしてもその場面が頭に浮かんでしまう。
二人が強烈と言えるほど親密に見えたので、自分の家に居ながら、シンシアの方がよそ者であるかのような気持ちにさせられてしまった。
あまりに理不尽なことである。
シンシアはそのあと、ジェニーとアレックスと一緒に、どの道を通ったのか、
二人が共同生活を送る小さな家に、その晩どうやってたどり着いたのか、まったく覚えていなかった。
記憶にあるのは、到着してすぐに、ジェニーが自分の部屋に入って行ったことだけ。
ジョンの不倫に、ジェニーもショックを受け、気まずくてどうしていいか分からない様子だった。
彼女は言った。
「シン、ごめんね。でも、もうダメ。休むわ。
こんなことになるなんて、私にもう耐えられなくて。
また、明日ね。ほんと、あなた大丈夫？」
シンシアは狭いリビングにポツンと取り残された。
こんな孤独な経験は、今まで一度も無かったことは、言うまでもない。 〜 The Beatles / I'm A Loser
ttps://www.youtube.com/watch?v=Zk9FvwfdDcg
〜 The Beatles / Nowhere Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=GVueJtckbtg
（小林）２曲 流れましたねえ。
64年の I'm A Loser
ええｗ ジョン・レノンが・・・
やっぱ、話しをしながら曲をかけなきゃダメだからねｗ
もう、本当に虚しく 残酷な時間が過ぎていますねえ。
Nowhere Man
これは、65年の「ラバーソウル(Rubber Soul)」のアルバムの中から。
まああれだね、ジョンたちの曲が良いから・・・
それで、話しが、ちょっとこうジーンと来るから。
瞬間的に、ジョンの好感度 落ちてるね、今ｗ □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（岡山県倉敷市/男性）
横浜のみなとみらいにシャレたロックカフェがあります。
ここが誕生日に行くとお店の方たちがサプライズで祝ってくれます。
去年、彼女の誕生日にこの店に連れて行き、とても喜んでもらえました。
BGMで流れた ビートルズの「Birthday 」をリクエストします。
私は今年 千葉から倉敷に転勤になってしまい。
彼女の誕生日に一緒に過ごすことができません。 (小林)ていう
ぜひこの曲をラジオから彼女にプレゼントしてください。
PSいくみマイラブ。
(小林)彼女の名前いくみさんなんですねｗ
[岡山県倉敷市/男性]さん、いくみマイラブ。
〜 The Beatles / Birthday
ttps://www.youtube.com/watch?v=Hlw4B2Bj2og 〜 Jimi Hendrix / Foxy Lady
ttps://www.youtube.com/watch?v=xjmzca8uqlE
（小林）ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の
ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(Jimi Hendrix Experience)グループ名がね。
Foxy Lady
「フォクシー」っていうのは、この頃の流行語ですよね。
セクシーと、フォックスは女狐ですよね。
「フォクシー」つったら。
まあ、音は同じで、
言い方によって「すっげえカッコイイ」みたいな「セクシーで」みたいな感じです。
（千葉県松戸市/男性）
60歳ですが、今はフリーの身です。
中学２年以来 熱心なビートルズファン。
知った時は、ちょうど解散した時。
4月27日、東京ドームのポール・マッカートニーのコンサートに行ってきました。
74歳なのに、ほとんど休憩も取らない、2時間半もの長丁場、体力気力に感心しました。
同時に生き様(ザマ)にも。
体型が崩れておらず、しかもキーがビートルズ時代と変わらないというではないですか。
日ごろからボイストレーニングや、体のケアをしっかりとやってるんですね。
もう一生贅沢でラクチンな生活が出来るのに。
ブクブクと太ることもなく、第一線で活躍し続けているのには頭が下がります。
（小林）あの・・・・気が・・・ちょっと付いたことがあります。
そうです[千葉県松戸市/男性]さん 正しいですよ。
レノンの曲奏るし、ジョージ・ハリスンの曲も奏るし。やります。
やっぱり、それはね、彼の思いやりでしょう。
最後にリクエスト曲ですが、コンサートでも演奏したジミヘンの曲をお願いします。
たしか、「Foxy Lady」だったと思います。
ビートルズの曲でなくてごめんなさい。 (小林)ていう[千葉県松戸市/男性]さん。
追伸、中学時代、東京１２チャンネルの深夜。
「ナウ・エクスプロージョン」という音楽番組を視聴していました。
最終回、番組の終わりで、いつもの英語のナレーションのあとに「小林でした」と日本語でしゃべったのは驚きました。(小林)ｗ
今までは、てっきりアメリカ人のナレーションだと思っていました。
(小林)もう、いろんな細かい所まで聴いていますね。[千葉県松戸市/男性]さんね。 （東京都府中市/男性）40代
今年のグラミー賞で映画「サタデーナイトフィーバー」から40年を記念して
ビー・ジーズ(Bee Gees)のトリビュート企画が行なわれました。
70年代中期以降、バリー(Barry)のファルセットを中心としたディスコソングも良いですが。
初期のフォークソングも好きです。
(小林)ていう[東京都府中市/男性]さん
それじゃあ1969年・・・
そうだよね、前期はもうロビン(Robin)がほとんどリードボーカルで。
後期は,ソウルフルなバリーの裏声、ていうふうに判りやすく別けることができます。
それじゃあ ビー・ジーズの First of May
「若葉のころ」って日本語のタイトルがついていたね、たしか。
〜 Bee Gees / First of May (若葉のころ)
ttps://www.youtube.com/watch?v=z5Ri_08oEf8 〜 The Beatles / Maggie Mae
ttps://www.youtube.com/watch?v=Bwq0Tu-cCbA
(小林)はい、これはｗ
38秒の、ええｗ
こういうのにリクエストがあるんですね。
Maggie Mae
マギー・メイ、という。
ちょっと、ダーティで スケベなマギー・メイの歌ですけど。
あなたは独特のあれですね、観察眼みたいなものを持ってますね。
（大阪市/男性）50代
「サージェント・ペパー(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」の記念盤がリリースされることになり
次はいよいよ「Let It Be」のDVD化、待たれる。
渋谷の交差点で「映画レットイットビー！」と叫ぶと
誰かが「ポールとジョージがケンカする映画」とコダマを返してくれそうですが。
見せ場はそれだけじゃありません。
全国の小中学校の演劇部員に、ぜひ見て学んでもらいたいシーンがあります。
稽古で、うわの空とか、人の話し全く聞いていない表情を、そういう表情を要求されて。
「うん、どうしよう・・・」と困ったことはないですか？
この映画のワンシーン、ジョン・レノンさんがポール・マッカートニーさんに話しかけるんですが。
その時のポールさんの表情が まさしく大いに参考になりますよ。
ということで、リクエストは Maggie Mae
短かすぎて放送でかかることは めったに無いと思います。
(小林)というｗ でも、かかっちゃったｗ BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」
お話しの方はねえ・・・
やっぱり、今日はクライマックスって言うんですかねえ。
悲しいクライマックスですよねえｗ へへｗ
まだ、続きますから、よろしくお願いします。
リクエストは
beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにして用意しております。
よろしく。
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年6月4日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(6月4日)
・1969年、今から48年前の今日。
アメリカで「The Ballad Of John And Yoko」が発売になった。
シングルが発売。
この時点でですね、ジョンとヨーコはもちろん結婚しているわけですが。
２ケ月前にこれを録音していますね。
で、面白いのは。
リンゴ・スターはもう映画好いちゃって。
あの人は もう喜劇的な要素を持ってて、すっごい人気なわけですよね。
ピーター・セラーズ(Peter Sellers)という同じように大物のイギリスの俳優と、ダブル主演です。
「マジック・クリスチャン(The Magic Christian)」これの撮影のため、リンゴはいない。
ジョージも海外にいる。
いるのは ジョンとポールしかいない。
でも、僕らは心配しちゃうじゃないですか？
この頃は もうメンバーの仲は最悪。
そんな中で、ジョンとポールが、よくこう、一緒になって作ったな。
他の人たちは入ってないわけです。
例えばポールは ですね。
エレキのリードギターを２パターン。
ドラムス、ベース、ピアノ、パーカッション、ね。
で、ジョンはアコースティックギター。
まあ、ポールがいかに器用かっていうことなんですけども。
ジョンがオノ・ヨーコと結婚して。
「どこへ行っても困っちゃったよ。ドタバタだよ、この結婚式は」みたいな歌じゃないですか。
それを、ポールが協力して、いろんな楽器を奏っている。
面白いですよね。
この時 二人でどういうふうな状態だったのか。
「音楽から、聴くことができるか」とかね。
それから、本を読んで、ポールとジョンはこの頃はどうだったんだろうなあ？
なんて、心配で心配でしょうがないんだけども。
まあ、「二人は兄弟みたいな関係だ」ていうから。
ケンカをしても憎み合うようなことではなくて。
「お互いが困っていれば ちゃんとやったのかな？」って解釈ですよね。 さあそれじゃ、その二人が、一所懸命オーバーダビングで仕上げたという。
The Ballad Of John And Yoko ビートルズ
〜 The Beatles / The Ballad Of John And Yoko
ttps://www.youtube.com/watch?v=ugOtHXQEypk
（小林）これねえ、ジョンとヨーコでしょ。
イギリスでは１位ですよね。
アメリカでは振るわず８位、日本は11位 健闘しています。
で、歌のサビの所が「もうこの調子だと オレは磔(はりつけ)になるのかよ」ていう。
この「磔」が、ようするに、ジョンの昔の「キリスト教発言」みたいなのがあって。
ラジオ局によっては 国によっては、「これはちょっと放送は厳しい」
そういうふうな感じを受けています。
で、まあ、さっき、ジョンとポールがあんまり仲が良くない状態。
やっぱりねえ、「兄弟のように」っていう、僕言ってしまってねえ。
ちょっと音楽聴きながら思ったんですけどねえ。
兄弟はねえ、仲が悪くなるとね、もう最悪だよ、他人以上だよ。
ミュージシャンでもね。
ギャラガーｗ、オアシス(Oasis)のギャラガー兄弟とか。
もっと酷かったのが、
ビートルズにコーラスですごい影響を与えた、エバリーブラザーズ(The Everly Brothers)
この人たちは、ステージの上で殴り合いですからね。
どうだったんだろうなあｗ
ちょっと気になるなｗ □ストーリー
・「私の留守の間に、浮気相手を自宅に招き入れ。
私がそれを発見しても、悪びれるどころか、むしろ見せつけて現状を理解させる。
というのが、ジョンのやり口でした。
そんな残忍な部分が彼にはあったんです」
これは ジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの発言。
ジョンに最も近かった女性シンシアが遺(のこ)してくれた手記からお送りしよう。
自分の夫と得体のしれないアジア人女性との浮気の現場を目の当りにして、
シンシアは気が遠くなって行くのを確認した。
まるで、心が漂っているような気分。
あの二人が一緒にいる場面ばかりが鮮やかに頭に焼き付いて、他には何も考えられなかった。
あの場面を思い出すたびに、鋭い剣で一突きされたような激痛が走るのに。
裏切られたことを理解しようと思うと、どうしてもその場面が頭に浮かんでしまう。
何も考えずに家を飛び出したシンシアは。
やはりその場にいたジェ二―・ボイドと、アップルのスタッフ通称マジック・アレックスが共同生活を送る小さな家に泊めてもらうことにした。
こうしてシンシアは狭いリビングに ポツンと取り残された。
床のいたる所にクッションが散乱していて、カーテンが降ろされていた。
暖炉の前のソファーに崩れるように身を預けながら。
「家政婦のドットに電話して、息子のジュリアンをもう2〜3日預かってもらうように頼まなければ」と気が付いた。
電話によると、ジュリアンは機嫌も良く、お利口さんにしていて、ドットの家族に囲まれてとても元気にしていた。
シンシアは頭が混乱していて、いったい何が現実なのか、もうほとんど分からなくなっていた。
シンシアの頭の中で、悪夢のような光景がいつまでもグルグル回っていた。
いやーな症状、こんな状態からは一刻も早く抜け出したいのではあるが。
それにはまだ少し時間を要するシンシアであった。
〜 The Beatles / I'm Only Sleeping
ttps://www.youtube.com/watch?v=38wIuDAq2yg
〜 The Beatles / The Fool On The Hill
ttps://www.youtube.com/watch?v=fgbmzSGK_0E
（小林）ポールの曲もかかりましたね。
The Fool On The Hill
「マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)」から。
そして、その前は
I'm Only Sleeping
これは「リボルバー(Revolver)」の
ジョン・レノンです。 □ストーリー（続き）
・「ジョンと不倫状態にあった日本人女性アーティスト、オノ・ヨーコがどんな人間で。
どんな作品を発表していて、ジョンはどんな部分に魅力を感じているのか。
私は予備知識も何も持っていませんでした。
ですから、なおさら、その二人の関係が気味の悪いものに思えて仕方がなかったんです」
これはもちろんジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記をガイドに続けてみよう。
一緒にギリシャ旅行に行った友人ジェニー・ボイドとマジック・アレックスの住む小さな家の狭いリビングで
シンシアはあれこれ想いを廻らせていた。
「自分はここで何をしているんだろう？
どうして ジョンから逃げ出して来たのだろう？
自分と一人息子のジュリアンはこれからどうなるのだろう？」
シンシアの知っている世界が、今やどんどん崩壊して行こうとしていた。
「ジョンはオノ・ヨーコといつから関係を持っていたのだろう？
二人の関係は明らかだったのに、それを見逃すほど自分はオメデタイ人間だったのだろうか？
ジョンは何週間も、もしかしたら何ヶ月も、自分に嘘をついていたのだろうか？
自分をギリシャ旅行に行かせたのは、ヨーコとの関係を成就させるために、邪魔な女房を体よく追い払った、
ということだったのだろうか？」
一つの疑問が浮かんでは、そのたびに辛い思いをして。
そして、苦しみの種はどんどん増えていった。
すると、この家の家主であるアップルのスタッフであるマジック・アレックスが声をかけた。
「一杯飲んだら？ 少しは気が落ちつくよ」
彼は部屋中のキャンドルを一つ一つ灯して歩き。
それから 赤ワインを一本とグラスを２脚出してきた。
辛さを紛らわすことができて、救われる思いで、シンシアは立て続けにグラスを重ねた。
あきらかに良くない飲み方であった。 〜 The Beatles / Sexy Sadie
ttps://www.youtube.com/watch?v=2IcK4S5lDE0
〜 The Beatles / While My Guitar Gently Weeps
ttps://www.youtube.com/watch?v=VJDJs9dumZI
（小林）いかがですか？ ねえ。
この While My Guitar Gently Weeps
「このバージョンを初めて聴くよ」って言う方いらっしゃると思いますけど。
これはもう2006年に出た「LOVE」のアルバム。
つまり、ジョージ・マーティン、プロデューサーのね。
そして息子のジャイル・マーティン。
今、すっごい活躍ぶりですよね、ジャイル・マーティン。
この親子が、自分たちが、やっぱりポールたちに相談して。
「こういうふうなのを作ったんだ」って「作るんだ」ていうことで了解を得て作りました「LOVE」
これはね、ビートルズに対する愛情が二人とも出ていて。
この While My Guitar Gently Weeps は
このアルバム中の傑作の一つだと思います。
ストリングスの曲ですよね。
ギターは例のクラプトン(Eric Clapton)なんかのアレは聴こえないバージョンですよ。
でも、「ギターは泣いている」って、面白いね。
あと、Sexy Sadie
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中の曲です。 □ストーリー（続き）
・「一杯飲んだら？ 少しは気が落ち着くよ」
と、アレックス。
彼は部屋中のキャンドルを一つ一つ灯していき。
それから、赤ワインを一本とグラスを２脚出してきた。
辛さを紛らわすことができて、救われる思いでシンシアは立て続けにグラスを重ねた。
ジョンの最初の妻シンシア・レノンに声をかけたのは、
ビートルズが経営運営する会社アップルの社員で、自称発明家の通称マジック・アレックス。
シンシアが遺した手記の中からもう少し続けてみよう。
シンシアがかなり速いピッチで ワインを飲み続けると。
アレックスが２本目のボトルを取り出してきた。
それも二人で開けてしまった。
シンシアは心身ともにクタクタだったので、すぐに酔いが回ってしまった。
アレックスはしゃべり通しで、シンシアは適当に相槌を打ちながら聞き流していた。
するとアレックスが 突拍子もないことを言い始めた。
「あのねえシン、じつは俺、君のことがずっと好きだったんだよ。
今が絶好のチャンスだ。お金はいくら持ってる？
君と俺とで、一緒に逃げるってのはどう？
俺たちなら、楽しくやって行けると思うけどなあ。
ジョンとヨーコに見せつけてやろうよ」
シンシアは機械的に「銀行には千ポンドしかないわ」と答えた。
「アレックス、酔っぱらった勢いで 女性を口説くのもいいけど。
私なんて、金持ちでもない。運もない、何にもないのよ」
そう吐き捨てるように言った。
シンシアは明らかに混乱し、方向を見失い、精神的打撃を受け、
やるせない気持ちで 状況も把握できない最悪な状態だった。
きちんと物事を考えることができないのである。
部屋の中の全てのものが、プカプカ浮いているように見えた。
その中で、一つのものが もう一つのものに吸収されていったりしてした。
アレックスはアップルのスタッフで、ジョンの友達ではないか？
それなのに、何を言っているのだろう？
きっと悪い冗談に決まっている。
何もかも、おかしくなっている。壊れている。
それでも、最悪の状態の中でシンシアは、ジョンとジュリアンの３人家族の幸せな時間を思い出していたのである。 〜 The Beatles / Julia
ttps://www.youtube.com/watch?v=iiSb41sFNlI
〜 The Beatles / Don't Let Me Down
ttps://www.youtube.com/watch?v=NCtzkaL2t_Y
（小林）２曲続きました。
Julia
ビートルズとして「ホワイトアルバム(The BEATLES)」68年。
そして「Get Back」
これは1969年の曲のB面、当時の言い方で。
Don't Let Me Down
でもこれ、イギリスで、じゃなくて、アメリカで35位。
つまり、放送局ではこっちも人気があった、ていうことですかね。
ビートルズ、ビリープレストン(Billy Preston)と一緒に奏っていました。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（船橋市/男性）
コービー、たより出すのは久しぶりです。 (小林)「コービー」と昔僕,呼ばれてましたから。
私は両親も亡くなり、毎週末、銚子の家に帰っています。
私が１８歳まで暮らした旧家の片付けから出てきたのは、
サザンオールスターズ初期のカセットテープです。
その中から「お願いD.J.」をリクエストします
素晴らしい曲ですね
楽曲とともに、頭の中でコービー小林さんの姿が駆け巡ります。 (小林)ちなみに、間奏では僕の声がチラッと入っています。
千葉テレビの「ベストヒットＵＳＡ」欠かさず毎週見ていますよ。 (小林)ありがとうございます。
それじゃあ、懐かしいサザンの大昔の「お願いD.J.」
〜 サザンオールスターズ / お願いD.J.
（小林）サザンオールスターズ、「お願いD.J.」
ええｗ、もう何十年前だ？、30年以上前？
そうですよね。 （所沢市/男性）50代
ちょっと前の話しになりますが。
天王洲の寺田倉庫Ｇ１ビルで
「デビッド・ボウイ大懐古展」「DAVID BOWIE is」へ行ってきました。
様々な衣装や映像があり、盛りだくさんでいた。
中でも、最後の部屋での大画面での映像が まるでライブ会場にいるようで興奮しました。
その中でもやっていた曲、The Jean Genie をリクエストします。
（小林）これは、ものすごい見ものでしたね。
終わってしまいましたけどねえ。
ああいうものって、本当トリビュートとしては、ファンは最高に喜ぶし。
ファンじゃない人も魅力に憑りつかれたんじゃないかと思いますが。
ビートルズと同じくらい影響力を持っているデビッド・ボウイは。
まあ、簡単に言うと。
一つ一つのアルバムとか、一つの歌で、違う役になるんですよね。
ちょうど俳優が役作りをして、歌に向かうような、感じです。
だから、ビートルズなんかと根本的に違うんですよね。
そういう意味では、違う影響を多くの人に与えています。
デビッドボウイの「The Jean Genie」
〜 David Bowie / The Jean Genie
ttps://www.youtube.com/watch?v=CGQo6zpVzt8 〜 The Beatles / Something
ttps://www.youtube.com/watch?v=dNKpwRvFedY
(小林)Something が流れました。
（市川市/女性）
いつも楽しく拝聴しています。
ポール・マッカートニーのコンサート行ってきました。
私自身は、前々回のコンサート以来15年ぶり。
その時も感動したんですが。
今回はその時の気持ちとはまた違った、夢のような時間を過ごすことができました。
普段は 自分の感情を出すのが苦手な私ですが。
コンサートでは、大きな声で歌ったり、感動で泣いてしまいました。
そこで リクエストです。
ポールが歌った Something も素敵でした。
よろしくお願いします。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
今日は、リクエストの方も紹介しました。
やっぱり、ポールのコンサートが良かった、とかね。
そういうの 多いですよねｗ ええ
そして、話しの方は、レノンですからねｗ
ジョンですからねｗ
でまあ、最初の奥さんが 書いてて。
最悪の状態、てのがあって。
これ、どうなのか？
まあ、だけど あれですよね。
マジック・アレックスていうのが ちょとね、食わせ者でね。
彼独自の、本じゃないけども、この時の事を語ってるんですよ。
「俺の部屋に来て、ロウソクを灯して・・・」どうのこうの。
それで、ちょっと話しが違うんですよねｗ だからｗ
だけど、まあどうでしょうね、紹介している本はかなり正確だと思います。
正確だけに、ちょっと残酷なところもありますけど。
また来週お楽しみに。
リクエストの方もよろしくお願いします
もれなくイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしています。
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年6月11日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(6月11日)
・1968年。
49年前の今日。
1968年というと「ホワイトアルバム(The BEATLES)」です。
67年は「サージェント・ペパー(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」他のアルバムですけど。
49年前の今日。
「ホワイトアルバム」を作る真っ最中。作っている真っ最中。
第２スタジオでは、例の第２スタジオでは、ポール・マッカートニーが「Blackbird」をレコーディング。
テイクは、１テイクから３２テイクまで？ すごいよねえ。
で、それをミックスもやっているわけです。
スタジオ３では、ジョンが中心に・・・
これはほら、「ホワイトアルバム」てのは、ポールの音楽、ジョンの音楽、ていう別々になるじゃないですか。
ジョージ・ハリスンの音楽、ていうね。
だから、隣のスタジオは「Revolution９」をジョージがやっているわけです。
これはどうして、こういうことが可能かというと。
1968年から、初めて、もう１年以上遅いんですよ、アメリカなんかに比べると。
８トラックのテレコが使えるようになって。
だから、８トラックあるから、別のことをやる。
「ちょっとジョン！ 顔貸して」みたいなことが出来るわけですね。
だから、別々の事を同時にやっていた。
さあ、今日はちょっと「Blackbird」に焦点を当てますが。
「Blackbird」は、ジョンもそうなんですけども。
その前に インド旅行やりますよね。
その時にジョンも10曲近い曲を作ったし。
ポール・マッカートニーも、もうすぐに曲が出来る人ですから、これを作って。
ポールは
「バッハ的な曲で、ポールサイモンのようなフィンガーピッキングでギターを」
というテーマで書きました。
本当にシンプルなポールのギターの弾き語りが、これはすごい。
耳を澄ますと、ポールがスティックで太ももを叩く音がメトロノーム代わりに入っています。
で、最後は鳥の鳴き声ｗ。
鳥の鳴き声は、このEMIスタジオ いっぱいあったわけですね。
それが入って来ることはお馴染みですけども。 これポールがとても気に入ってる曲です。Blackbird
皆さんの中にも お気に入りが多いと思いますけど。
いろんな重大な時には この「Blackbird」ポールはよく取り上げています。
それじゃ、改めて・・・
〜 The Beatles / Blackbird
ttps://www.youtube.com/watch?v=z-OioBkz6Jk
（小林）w これはｗ 鳥を・・・ｗ
いつもこの鳥が引っかかるんですけど。
鳥がね、結構ね、聞くたびにねｗ。
なんかポールのレコーディングに参加してるような。
けっこう気を使ってますよ、こういうようなところね。
そんな感じです。
ポールの名作「Blackbird」を聴いたところで。
今日はご存知のとおり、本編ではジョ・レノンのちょっとヤバいあたりの話しになってますが。
これ、ちなみにですね。
この日、この写真なんかで見ても。
アップルの社員になっている、フランシー・シュワルツ(Francie Schwartz)ていうアメリカ人女性が写っているんですよね。
そのアメリカ人女性ってのは、ポール目当てに企画書を持って来たっていう。
で、ポールはちょっと・・・、美人なんで引っかかって。
アップルの社員にしちゃうわけですよ。
それで、彼女とのラブアフェアが、婚約者のジェーンにばれちゃって。
ポールはジェーンと別れる、っていうエピソードが付いているんですけど。
これ、言わない方が良かったかな？ ジョン・キロックノンさんへ真面目な質問
１ あなたはビートルズ以外にお気に入りのバンドはありますか？
２ そのバンドの音楽はリアルタイムで聴いてましたか？
３ この番組を文章として起こすことに対して番組側からのお咎めなどはないのですか？
４ あなたは2チャンネルの板にこれを書き込むことで何を主張したいのですか？
５ それとも単なるヒマジンですか？
６ なぜ「ジョン・キロックノン」と言うハンネをつけたのですか？
以上、回答お願いします。 追伸
>>246「 いつもありがとうございます」と書き込んでる人へ。
２ちゃんに書き込みができるのだから、ネットのRadikoででも自分で聴いたらどうですか？
と言うか私ジョン・キロックノン氏の自演だと思ってますがね。 文字情報として残してくれていることは番組のファンにとっては様々な恩恵があると思います
私も特に書き込んではいませんが「いつもありがとう」とは思っていますよ □ストーリー
・「ビートルズから始まる」今週もジョン・レノンの妻シンシアが遺(のこ)した手記の中から。
ロックの歴史上の貴重な瞬間を無数に証言している名著であります。
ギリシャ旅行から戻ったシンシアは、自宅のサンルームで、
ジョンと日本人前衛アーティスト＝オノ・ヨーコが
バスローブ姿で ジョンと向かい合っている瞑想している場面に出くわした。
自分の夫と 得体のしれないアジア人女性との浮気の現場を目の当りにして
シンシアは気が遠くなって行くのを確認した。
まるで、心が漂っているような気分。
シンシアは まさかその場所にいられるはずもなく。
一緒にギリシャに行ったジェ二―ボイドと、
ビートルズが設立した会社アップルの社員で自称発明王のギリシャ人通称マジック・アレックスがシェアして暮らしている家に
世話になることになった。
ワインのボトルが次々と空けられ。
アレックスがこう言ってすり寄って来た。
「あのねえシン、実は俺、君のことがずっと好きだったんだ。
今が絶好のチャンスだ。
お金いくら持ってる？
君と俺とで、一緒に逃げるってのはどう？
俺たちなら、楽しくやって行けると思うけどなあ。
ジョンとヨーコに見せつけてやろうよ」
するとシンシアは機械的に「銀行には千ポンドしかないわ」と答え。
さらに「アレックス、酔っぱらった勢いで 女性を口説くのもいいけど。
私なんて、金持もないし、運もない、何にもないのよ」
そう吐き捨てるように言った。
体調も思わしくないシンシアは、そのアレックスを払いのけて眠りの中に。 翌朝 目が覚めると、シンシアは最悪の気分だった。
二日酔いと、そして「ジョンとの結婚生活ももうおしまいだ」という考えが急に胸に迫って来て恐ろしくなった。
これからどうすればいいのか？
まったく見当もつかなかった。
前の晩のアレックスの言動で、このまま彼とジェニーの家に世話になるのも気まずかった。
けれども 他に行く宛てもなく、その日は一日ソファーの上で、膝を抱えてお茶を飲みながら考えをめぐらした。
ジェニーはシンシアを心から心配してくれて、そっとしておいてくれた。
長ーい一日だった。 〜 The Beatles / Girl
ttps://www.youtube.com/watch?v=2ea0LXJuV2U
〜 The Beatles / Misery
ttps://www.youtube.com/watch?v=phTXoftZg-A
（小林）２曲 続きました。
Girl
これは「ラバーソウル(Rubber Soul)」の中に入っている、ジョンの。
ちょっと皮肉になりますよね。
これをかけるとねｗ
1965年
そして「Please Please Me」から
Misery
「惨めさ」ていう曲をおかけしました。
これは ふさわしくなかったかな？ □ストーリー（続き）
・「その次の日、『やはり、家に帰らなければ』と思ったんです」
これはもちろん ジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記から。
「ジュリアンに会いたくてたまらなかったんです。
ジョンと私は 夫婦としては失敗だったかもしれませんが。
それでもまだ、私たち二人を必要としている幼い息子がいたんです。
ジョンと顔を合わせる時のために、シンシアは自分の感情を出来るだけ抑えた。
ジョンは不倫現場を見られた時から、何も言ってこなかった。
彼がこれからどうしようと思っているのかも、さっぱり分からなかった。
でもそれは、シンシアの側から問い質(ただ)してでも、聞かせてもらわなければならない
シンシアは、風呂で熱いお湯にゆっくり浸かって、自分の本当の心境よりはマシに見えるよう、気持ちと身なりを整えた。
こうしてシンシアは荷物をまとめて、タクシーで家に向かった。
家に入るのは勇気が要った。
何が待ち受けているか、判らなかったからである。
予想とは違って、家の中は普段と変わらなかった。
カーテンは開けてあり、明るい陽射しが降り注ぎ、全てがきちんと整頓され。
チリ一つ落ちていなほど きれいになっていた。
家政婦のドットが一生懸命に掃除してくれたことが よくわかった。
シンシアはそこに突っ立ったまま「家には 誰がいるのだろう？」と思っていると。
ジュリアンが走って来て、母親の腕に飛び込んだ。
ジュリアンを抱きしめられることが、どれだけ大きな喜びだったことか。
シンシアは痛感した。
その時ジョンが、リビングルームからフラッと現われた。
「ああ・・・やあ・・・」
いつもと変わらない口ぶりだった。
そしてこう続けた。
「今まで、どこへ行ってたんだよ？」 〜 The Beatles / Run For Your Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=hZWv4GZiEYA
〜 The Beatles / Lucy in the Sky with Diamonds
ttps://www.youtube.com/watch?v=xxaOItEmu3U
（小林）ジョンの話しの後に曲がかかると、みんな皮肉に聴こえちゃうから。
２曲かかりましたが。
Run For Your Life
これはあれですよ。
女の子に向かって男が
「お前、こんど男と一緒にいるのを見たら、俺は追っかけるからな。
お前、生かしちゃおかないからな」
そんな歌でしょｗ これね。
「お前。人生終わりだぞ！」ｗ「ジ・エンド」ていうｗ
で、その次は あれですよね。
これはまあ、「L.S.D」じゃないですか？
でもジョンは
「いや、そうじゃないんだよ」
「息子のジュリアンが幼稚園から帰って来て。
クレヨンで描いた絵を見たら
『これなに？ジュリアン』つったら
『これは、ルーシーちゃんがね、お空でお星さまと遊んでいるの。
お星さまがダイヤモンドみたいでしょ』っていう。
それで、この曲を書いた」
ってジョンがｗ 言うんですけど。
どう信じていいか わからない曲ですよね。 □ストーリー（続き）
・「勇気をふりしぼって、自宅であるケンウッドに戻りました。
するとジュリアンが走って来て、私の腕に飛び込んだんです。
ジュリアンを抱きしめられることが、どれだけ大きな喜びだったことか。
私は痛感しました。
すると、ジョンがリビングルームからフラッと現われたんです。
開口一番『ああ、やあ・・・』といつもと変わらない口ぶり。
そして こう続けました。
『今まで どこに行っていたの？』
普段と変わらな過ぎて、私は 肩透かしを食らった様な感じでした」
こう証言するのは ジョンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中から。
数日前に遭遇したあの光景。
あれは全部 悪い夢だったのだろうか？
それとも、ジョンという人は あんなことをしておいて、
後は些細な出来事として綺麗さっぱり忘れることが平気でできるのだろうか？
シンシアはジョンのことを、良く知っているつもりではいたけど。
それでも、以前 ジョンには意外な一面も 見せられてビックリしたことを思い出した。
扱いたくない厄介な問題は何でも、まるで存在しないかのように無視し。
「自分の人生にダメージを与えないように そっくり切り離す」という、いつもの驚くべき能力。
しかし、自分がヨーコといる現場を 妻に目撃されたという事実を知らないふりをするというのは、
いくななんでも大胆すぎる、とシンシアは思った
しかし、それと同時にシンシアは、息子ジュリアンの前では何も言いたくなかった。
だから、それから数時間だけは、できるだけいつもと変わらない態度でいようと努めた。
そして、正直な気持ち、家政婦のドットに会ってホッとするところでもあった。
ドットは少し心配そうにシンシアの目を覗き込んだだけで、あとは何も言わなかった。
しかし、何があったかは 察していたのだろう。
彼女はシンシアにあれこれ気を使って、荷物を解いたり洋服を片付けるのを手伝ってくれた。
あまりにも いつもの日常すぎて
シンシアは強烈な寂しさに襲われていたのである。 〜 The Beatles / If I Fell
ttps://www.youtube.com/watch?v=PmuPe7ugcws
〜 The Beatles / For No One
ttps://www.youtube.com/watch?v=c3Dkf5bxSI8
（小林）２曲
If I Fell
そして「リボルバー(Revolver)」の
ビートルズ中期の
For No One □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（富山県砺波市/女性）
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」の50周年記念盤が発売されましたね。
今年の日本公演でもやりましたよね。
私も30日 観に行きました。
昔、アルバム出してから３日後にジミヘン(Jimi Hendrix)が奏りましたよね。
その会場にポールもいたとか。
こういうのは昔 問題にならなかったんですかね。
著作の問題だったりとか なかったんですかね。克也さん。
(小林)
昔の方が 自由です。人の・・・
今、ちょっとうるさくなったりしていますけど。
これ、ジミヘンが奏ったの、あれですからね。
マネージャーの、ビートルズのマネージャーが持っていた劇場で奏ったわけで
まあ、許可は取ってるでしょう。
まったく問題なしですよ。
ユーチューブで見たんですけど。
ジミヘンの Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
リクエストです。」
じゃあ、[富山県砺波市/女性]さん
ジミヘンが奏っている・・・・
〜 Jimi Hendrix / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
ttps://www.youtube.com/watch?v=Du6wNUvikhg
（小林）ねえ、やっぱりあの・・・
ジミヘンはアメリカで、もうパッとしなくて。
で、イギリスに連れてこられて、もうすっごいことになって。
やっぱ「すごいやつがいるよ」ってんで ポールも見に行ってるわけですが。 （小林）ちょっと長いですが。
（千葉県八千代市/男性）
はじめまして。
私は60を過ぎていますが、リアルビートルズというわけではありません。
もともとクラシック派だったのが、社会人になってから誘われてバンドに入り。
ビートルズの曲に会いました。
初めて奏らされた曲は「Get back」
その時はドラムス。
最初は妙な曲だと思いました。
バンドというから 8ビートでガンガンバリバリという予想だったのですが。
なんだこの、タッタカ タッタ、タッタカ タッタ。
クラシックのスネアや小太鼓じゃない？ なんて。
この曲でメンバーみんなノリノリなの？
というのが最初の驚き。
しかし、次の「タッタカ タッタ」
その最初の８分音符と、次に来る16分音符の間が 長いと気が付きました。
「単純じゃない、すごいぞこれ」
と完全コピーに集中した結果。
見事にビートルズにハマり。
今も毎週この番組を楽しみにしている私になりました。（小林）ｗ
他にも、シンコペと3連の中間の感じとか。
苦労しながらも 楽しくコピーしましたね。
とても勉強になりました。
と言いながらも、ドラムを叩くのに一番好きだったのはストーンズの
「悪魔を哀れむ歌」でしたが。 （小林）ｗ
ド派手に叩いたので、これは他の人に迷惑だったことでしょう。
バンドでは、生涯一番の可愛い子と付き合うことができましたが。
結局フラれ 大昔。
今は共通の話題も無い連れ合いと一緒です。
この番組でも 聴くわけが無いので安心。
人生も終わりの方が近くなり。
ビートルズを聴きながら、甘いようなしょっぱいような気分です。
小林克也さん、私にこの微妙な心地良さを、これからもずっとよろしくお願いします。（小林）ｗｗ
（小林）ていう
この[千葉県八千代市/男性]さんと、（船橋市/男性）さん。
この二人が この曲のリクエスト。
〜 The Beatles / Get Back
ttps://www.youtube.com/watch?v=qzRRAgAjGTo 〜 The Beatles / Being for the Benefit of Mr. Kite!
ttps://www.youtube.com/watch?v=8LCclVtFR6o
（小林）
この、Being for the Benefit of Mr. Kite!
リクエストは・・・
（東京都北区/男性）
公演中、ポールが、「ミスター・カイトももう50歳になるんだねえ。歳を取るわけだよ」
というトークに感慨深いものを感じました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
話しの方は、まだまだ この状態は続きますので。
それから、リクエストもみなさんよろしくお願いします。
リクエスト。
やっぱり、いろんな方のリクエストが欲しいですよね。
おそらく この番組はですね、
今日も紹介したように
かなり年配の方も聴いていらっしゃるし。
若い人も聴いていると思います。
待っております。
採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしています。
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っています。 >>249さんへ お答えします。
１、たくさんあります。
２、いろいろです。
３、以前にこの番組でこのスレが紹介されました。好意的だったと思います。
４、ビートルズ専門の番組は稀有な存在なので皆さんに聴いてもらいたいと思って紹介しています。
ビートルズと小林克也氏の両方のファンなので、氏の語り口も再現したいと考えています。
本編も聴いてみようかな という気持ちになってもらいたいです。
また小林氏の、「（あらゆる音楽を聴いた結果）やっぱりビートルズはすごいよねえ」という姿勢にも共感しています。
あと、ここはビートルズ専門板ですから、ビートルズに関する話題は何でも良いのでは。
５、仕事が忙しいのでそろそろやめたいですｗ。
６、前スレ主である「ポール・キロックトニー」氏から5年ぐらい前に引き継ぎました。
向こうがポールだから、こっちはジョンかなと思いましたが。まあシャレにはなってませんねｗ ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年6月18日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(6月18日)
・今から54年前の今日。1963年です。
ポール・マッカートニーの21歳の誕生日。
ポールのおばさんの、ジーンおばさんの家で盛大に誕生日が開かれるんですよ。
これはですね、この頃の状態というと。
ビートルズはどんな状態かというと。
もうすでに 1月に発売した２枚目の「Please Please Me」がイギリスで最初のナンバーワンになって。
全国ツアーもやって大盛況。
で、ジョンとシンシアには息子のジュリアンが誕生し。
もちろん、ジョンは結婚してね。
良いこと尽くし。
で、このパーティで事件が起きるんですが。
その事件の切っ掛けというのがですね、実は4月に遡(さかのぼ)るんです。
4月に、ビートルズが、ほら イギリスでナンバーワンになって、あまりの忙しさ。
あまりのハードな仕事が続いたんで、ちょっと骨休め。
みんな骨休めするんですけども。
マネージャーのブライアンが、ジョン一人を誘ってスペイン旅行に行くんです。
ジョンは結婚してるわけでしょう？
普通だったらほら、嫁さんと、子供もいるから、そういうのもあったんだと思いますけども。
ところが、マネージャーのブライアンは、実はその、ホモセクシュアルのウワサが絶えない人。
それがですね、ウワサが広がるわけですよ。
「おまえ、ジョンと、マネージャーのブライアンが、スペインまで行ったよ」
「二人で行ったんだよ。男二人で」ていう。
これは大変な噂になってるわけです。 で、そのポール・マッカートニーの家の21歳の誕生日で。
ジョンは酒を相当飲んでます。
そこに、キャバーン・クラブのMCというかDJをやっているボブ・ウーラー(Bob Wooler)という人間が来てですね。
彼もちょっと飲んでいますから。
ジョンに会って。
「おい、スペインは楽しかったの？
え？ ブライアンと二人でどうだったの？」
もうこれは、もうひと言でジョンは頭に来ますよね。
「ブライアンと二人で 楽しかったの？」みたいな。
これに怒って切れちゃった。
でもう、メッチャクチャにもう切れたあとのジョンは手が付けられません。
ジョンは生涯に、こういうふうなことが数回あります。
そのうちの一つです。
それで、おそらくマネージャーは病院に・・・
ボブ・ウーラーは病院に担ぎ込まれて、たしか鼻の骨を折るとか。
そういうふうな救急車が来て大変な事になるわけです。
で、ジョン・レノンは「ごめんなさい」と猛反省をして謝罪の手紙を書いて。
「もう、絶対こんなことはしないから」ていうこと。
まあ、それでちょっと収まるわけですよね。
で、この時のイギリス・ナンバーワンをかけようと思いますｗ
これがその時、イギリスでナンバーワンだった・・・
〜 The Beatles / From Me To You
ttps://www.youtube.com/watch?v=cJmXKnttMMQ
（小林）From Me To You
事件があった当時。
ポールが21歳の誕生日の頃のナンバーワンソング。 □ストーリー
・今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記の中からお届けしよう。
ロックの歴史上貴重な瞬間を無数に記録している名著。
まずはシンシアの証言から。
「数日前に遭遇したジョンとオノ・ヨーコのあの光景。
あれは、全部悪い夢であってほしいと願いました。
それにしても、ジョンという人はあんなことをしておいて。
後は、ささいな出来事として、きれいさっぱり忘れることがなぜ平気でできるのだろうか？。
扱いたくない厄介な問題は、何でも、まるで存在しないかのように無視し。
自分の人生にダメージを与えないように、そっくり切り離すといういつもの驚くべき能力。
あれには呆れました」
しかし、それと同時に、シンシアは息子ジュリアンの前では何も言いたくなかった。
だから自宅に戻ってからの数時間だけは、出来るだけいつもと変わらない態度でいようと努めた。
それがあまりにも、いつもの日常過ぎてシンシアは気味の悪い寒気を覚えた。
ジョンとようやく話すチャンスが出来たのは、夜になってからのこと。
「オノ・ヨーコと何があったのか？」ジョンに問い質(ただ)すため、シンシアは覚悟を決めて立ち向かわなければならなかった。
困難な問題を直視するようなことは、普段の自分たちであれば避けて通るような手段であったが。
シンシアはあえてその方法で臨んだ。
シンシアに質問されて、ジョンはこう反応した。
「え？ ああ、彼女ね・・・なんでもないよ。
ぜんぜん 大したことじゃない」
「きちんと話しましょう、ジョン」
とシンシアが切り返した。
「何も無かったような言い訳なんて しないでちょうだい」
結局ジョンはシンシアの要求に応じ、二人で話しをした。
学生の頃以来、それまでで一番正直に。
そして、徹底的に、二人の欠点や、犯した失敗について。
お互いの愛情のことや、希望と夢について。
そしてジョンは再びシンシア以外の女性たちとの関係についても告白した。
話し合いは深夜まで続いたのである。 〜 The Beatles / Wait
ttps://www.youtube.com/watch?v=6O5w5h2T87c
〜 The Beatles / Fixing a Hole
ttps://www.youtube.com/watch?v=Q-EUwlV1bSE
（小林）２曲続きました。
Wait
そして Fixing a Hole
これはご存知のとおり「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」の中から。
ちょっと皆さん、意識の中でね、持っていただきたいのは。
Wait と「ラバーソウル(Rubber Soul)」てのは
中期があって、それから「サージェント」へ行くとガラリと、
ビートルズの世界が広がっていきますから。
それをちょっと・・・
今日もまた かかりますからね。
気を付けてください。 □ストーリー（続き）
・「何も無かったような言い訳なんて しないでちょうだい」
と私は、ジョンを問い詰める結果となりました。
結果、ジョンは私の要求に応じて二人で話し合うことになったんです。
学生の頃以来、それまでで一番正確に、そして徹底的に話しました。
二人の欠点、犯した失敗、について。
お互いの愛情のこと、希望と夢について。
そしてジョンは再び、私以外の女性たちとの関係についても告白したんです。
話し合いは 深夜まで続きました」
もちろんジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの言葉。
彼女の遺した手記から。
二人の話し合いはついに、ジョンの不倫疑惑のことに迫った。
ジョンはこう語った。
「前にも話したように。
正直僕は、ツアー先でファンの女の子や、言い寄ってくる女性記者なんかと関係を持ったことがある。
だけどそれは一時的なもので、取るに足らないことなんだ。
オノ・ヨーコのことだって、同じようなことだ。
なにも心配することなんてないよ。
僕が愛してるのは君なんだよ、シン。
僕は今、君のことをこれまでより もっともっと愛してるよ」
その夜、二人は一緒にベッドに入って愛し合い温もりを確かめ合った。
シンシアは自分の傷ついた心も 少し軽くなったような気がした。
「起こってしまったことを忘れるのは簡単ではないけれど。
それが本当に過去のものだというのなら、忘れるように努力してみよう」
そう思った。
それにしても、その晩ピッタリ傍にいて シンシアをその腕に抱いていたジョンは、
サンルームにいたヨーコと座り、無表情にシンシアを見たジョンとは、全く別人のようだった。
同一人物だなんて、どう考えても信じられなかった。
もしかするとジョンは、インドへの修行旅行に行く前まで、あのイケナイ物はやめていたはず。
それが、復活していたとしたら。
突然、心に寒気を感じてしまうシンシアであった。 〜 The Beatles / She Said, She Said
〜 The Beatles / Lovely Rita
ttps://www.youtube.com/watch?v=5I5QtW0Th9s
（小林）
She Said, She Said ね。
これは「リボルバー(Revolver)」から。
そして Lovely Rita は
「サージェント・ペパー(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」のアルバムへと。
また変わって２曲お送りしました。 □ストーリー（続き）
・「実はジョンは、インドから帰ってから。
あのイケナイ物に手を出し始めていたんです」
こう語るのはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノン。
シンシアが遺した手記の中からもう少し。
インド文化に目覚め、瞑想するようになったジョンであったが。
その修行旅行の間、尊師であるマハリシ・マヘシ・ヨギのわいせつ行為疑惑が噂となり。
信じられなくなった仲間たちが次々とインドを後にする姿を見て、ジョンもインドに対し少し距離を置くようになった。
そして、あのイケナイ物と再び仲良くなっていたのである。
実を言えば、ジョンはインドに行くことによって、完全にはそれらと手を切っていたわけではなかった。
ジョンとシンシアがインドへ行っている間、家の留守番をしてくれていたシンシアの母親が、
ジョンが家の中に隠していたあのイケナイ物をトイレに流したことがあった。
それを知ったジョンは猛烈に怒っていた。
しかし、その怒りの矛先をシンシアの母親に向けてしまったら、
自分が悪い事をしている事実を認めてしまうことになるため、
その怒りは胸の内に抑え込むしかなかった。
ジョンとシンシアが夜中まで話し合いをしてから数日の間は、全てがとても上手く行っているように思われた。
ジョンは機嫌が良かったし、ジュリアンも家に両親がいて嬉しそうだった。
シンシアは、「これでもう最悪の状況を乗り越えたから大丈夫」と諭すように自分に言い聞かせていた。
ジョンとシンシアは その後も何度か心を開いて話し合った。
ジョンは「将来に向けて新しい可能性を探りたい」という話しをしてくれた。
シンシアは、「必ずしもその全てに付き合うことはできない」と伝えた。
それまでと変わらず、「妻として母親として家を守りながら待っていたい」というのが自分の願いである、とジョンに理解を求め。
「これからも、この結婚生活は上手く行くからだいじょうぶ」と改めて確信するシンシアであった。 〜 The Beatles / One After 909
ttps://www.youtube.com/watch?v=nIb4XLz8Kdc&t=1485s
〜 The Beatles / Strawberry Fields Forever
ttps://www.youtube.com/watch?v=0aX9-dhii3o
（小林）２曲続きました。
まあ、One After 909 は
ジョンが初期に書いた曲で、放っておかれたんだけど。
最後の、曲が無いってこと ですかね。
「Let It Be」のアルバムの中に入れられた
One After 909
そして、Strawberry Fields Forever は
まあ有名な話し。
これは「サージェント・ペパーのアルバムを作ろう」って最初に作った曲で。
これは、ジョージ・マーティンが怒ってるわけですよね。
ブライアン・エプスタインが、アメリカのレコード会社に言われて
「シングルを出してくれ」って。
これと、「Penny Lane」
この２曲ね、どっちもあれじゃないですか
少年時代の、ジョンの少年時代の曲。
で、「Penny Lane」もポール・マッカートニー。
「Penny Lane」地元の事を歌ってますからね。
それをシングルに取られたわけですよ。
２つとも。
これは怒った。
でも、逆に言うと。
Strawberry Fields Forever これに・・・
これはもう伝説になってるから、皆さんご存知だと思いますけど。
これね、55時間ぐらいかかってるわけですよ、編集したり、なんだかんだ。
で、これが、すごいその良い練習になったんですよね。
で、まあ、すごい時間をかけることになるんだけれども。
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」の傑作が生まれるという話しです。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
(茅ヶ崎市千/女性）
毎回録音して後で楽しみに聴いております。
シンシアの手記も とうとうヨーコが登場し佳境に入ってきましたね。
女の立場としてシンシアの不安な気持ちを想うと、胸が痛みます。
「ジョンも悪いやつだなあ」と改めて感じます。 (小林)ｗ
さて、リクエストはポールです。
先日行われた武道館とドーム公演に行ってきました。 （小林）２つ行った？
今回、80年の公演中止の時からの念願の曲だった「Junior's Farm」を演奏してくれて感激でした。
ぜひよろしく。
(小林)ああ
[茅ヶ崎市千/女性]さんはこの放送で確かめたいわけですね、改めて。
その気持ちはよく分かります。
〜 Paul McCartney / Junior's Farm
ttps://www.youtube.com/watch?v=5Jpc9oZynyw
（小林）
Junior's Farm なかなか。
この番組でかかるのも久しぶりです。 （名古屋市/男性）
ゴールデンウィークの前の一週間前。
ポール・マッカートニー、ドゥービーブラザース(The Doobie Brothers)、サンタナ(Santana)と武道館公演が続いて。
あたかも1970年代にスリップしたような感じでした。 （小林）というのは[名古屋市/男性] さん。
ポールの武道館公演は、翌日に武道館公演を控えたドゥービーブラザースの面々が最前列を独占していたという。
ポールは日本にはよく来るけど、アメリカにはなかなか行かない。
だだっ広い国でツアーするのは、さすがに堪(こた)えるんでしょうね。 (小林)ていう
日本、特に東京は そんな豪華なアーティストが見られる世界でも稀なスポットであり。
本国ではなかなか見ることが出来ないドゥービーの面々にとっては
偶然にも良い機会だったんじゃないでしょうか。
(小林)
まあこれは偶然、来てたっていうこともあるんでしょうけど。
実はですね、アメリカにはけっこう行くんですけど。
ポール、アメリカ嫌いではないんですよ。
アメリカ行くと、何十ヶ国やらなきゃだめじゃないですか？。
そうするとねえ。
アメリカツアーの間に、２回ぐらいは途中で自家用機でロンドンに戻るんですよ。
それでまた帰って来てツアーをやって。
また10日ぐらい経つと またロンドンに戻るんですよ。
それをポールはやらなきゃだめ。
どういう事かというと。
14日以上開けちゃうと、一番若いポールの息子の親権が無くなるんですよね。
だから、実は、息子さんに会いにロンドンに帰らなきゃだめ。
東京へ来るとね、パッと・・・日本へ来ると、終えてね・・・
まあ、いろいろポールにも事情があるっていうことを、分かってあげてくださいね。
さあ[名古屋市/男性]さん、あなたは渋い曲にリクエストくれました。
ドゥービーブラザース Another Park, Another Sunday
〜 The Doobie Brothers / Another Park, Another Sunday
ttps://www.youtube.com/watch?v=PpRa_abeA-w 〜 The Beatles / A Day in the Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=FNzkE9k7M5o
（小林）お、椅子がギーっていうのが聴こえた・・・
椅子がギー・・・・・・
んー・・・
ねえ、最後まで聴きましたよ、余韻のところまで。
ねえ、これは[小平市/男性]の・・・・
(Inner Groove)
おお、来た・・・
これね。
（小平市/男性）
この番組を 毎週聴き始めて十数年。
最近のビートルズストーリーは オノ・ヨーコが登場。
早くもビートルズ崩壊の序章が始まった、という感じでしょうか。
シンシアがギリシャ旅行から帰って来たら なんとジョンが家にヨーコを呼んでいたとは。
ほんとにジョンは酷いやつですね。 (小林)って、今までシンシアの目線でずーっとやってますからね。
で、リクエストはポール様との共作です。
(小林)でもこれ、ポールが登場して来るあたり、最高にカッコイイでしょ？
これはねえ、実はジョンの曲だけど。
ポールの勝利なんですよね
ポールが「サージェント・ペパー」という架空のバンド。
「ビートルズじゃなくていいじゃないか、俺たち」
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドで行こうよ」ってこと。
「何でも出来る」
もうすごい広がったんですよね。「サージェント・ペパー」で
だから、こんなクラシックみたいなことも。
ジョージ・マーティンが堂々と、クラシックの技を入れたりとか。
一気に広がったっていうことですねえ。
A Day in the Life
でもちょっと、シンシアとの間 気になりますよねｗ BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
まあねえ、シンシアから見た目でお送りしてますけど。
さっきも言いました。
やっぱ大変ですよね、巻き込まれちゃうもんねえ。
曲が違って聞こえるんだもん、だって。
ビートルズの曲が、ねえ。
こっちも苦労しながら続けていますよ。
リクエストよろしくお願いします。
beatles@bayfm.co.jp
採用されるとイシイのミートボールなどセットにして・・・
というわけで待っております。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年6月25日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(6月25日)
・1967年。
あの年ですｗ。サイケな年ね。ヒッピーな年。
今からちょうど50年前の今日。
1967年、特に芸術の世界は大きく動いていますが。
まあ、芸術ばっかりじゃなくて。
いろんな分野を世界の主要国が分かち合おうという「アワー・ワールド(OUR WORLD)」というテレビ番組が。
これは世界初です。歴史的な事です。
14か国同時衛星生中継が行われました。
それは日本も・・・まあアジアの国は日本だけだったんですが。
世界の・・・
例えば、ケネディ宇宙センターで、どういうような宇宙開発の、今現状だとか。
それから、ニューヨークは本当に人口が多くて、過密でいろんな活動が行われている。
日本からはね、日本の地下鉄の工事の状況。
それから、子供が生まれる瞬間。
いろんな新しいことを分かち合おうとしたんですが。
芸術も、コーナーがあったんです。
芸術コーナーの主役がビートルズ。
この時は ミック・ジャガー(Mick Jagger)とかエリック・クラプトン(Eric Clapton)だとか。
映画監督のイタリアの有名なフェリーニ(Federico Fellini)とかが集まって。
ビートルズは何をやったかというと。
どうやって音楽は作られるのか？ ていうことをやったわけですよ。
それで、前もってスタジオで録音する工程も見せるんですよね。
「こうやって作りました」
それで、生放送ですから、
「さあ、これを使って生で奏りますよ」
っていうんで、ジョン・レノンが歌った。
もちろん・・・ビートルズの4人が参加したわけですが。
ミック・ジャガーとかエリック・クラプトンなんか、みんな見てるわけですよね。
で、まあｗ、みんな緊張してるわけ、世界の生放送だから。
で、ジョージが「俺ちょっと緊張してトチッてしまった」とかそういうようなことがあったらしいんですけども。
これが、14か国で放送された、と。 で、その時に奏ったのが、有名な「All You Need Is Love」
やっぱこれ、こういう機会のために彼らは曲を作ったわけですよね。
で、ちょっとトチッたりした所を直して、その２週間後に発売されたやつが
もう皆さんお馴染みのやつですが。
それを聴いてみる？
ビートルズの All You Need Is Love
〜 The Beatles / All You Need Is Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=t5ze_e4R9QY
（小林）いや、いかがですか？これねえ。
普通、音楽のフェードアウトってね。
だんだん、だんだん、ボリュームが小さくなっていく。
そこは、けっこう気を抜いた やつが多い中ｗ
これは、あの ずーっと、最後まで 何をやるのか。
あの繰り返しの中で、何が行われるのか？っていうのを
すごいじゃないですか。
それでね、編成もすごいでしょう？
管楽器がいっぱいあるし。
で後半になると、そのくり返しのところでアドリブが入ってたり。
そして、グレンミラー楽団。
その昔の、特に40年代50年代60年代すごかった。
ジャズのグレンミラー楽団のトレードマークのようなフレーズが聴こえてくるんですよ。
ああいったやつも、きっと印税で支払われてたりするっていう。
スケールが違う感じ。
それで、まあ、相当緊張したでしょうね。
世界の有名人が 14か国に生放送だから。
その結果が、今聴いたやつですよ。
だから、いろんなことを考えながら、何回も聴いて。
何回も、これ味わえる曲ｗ だよね。
なかなか古くならない。 □ストーリー
・「ジョンとオノ・ヨーコが 私たちの自宅にあるケンウッドで親密にしている現場を発見してから数週間後。
家を飛び出していた私が戻ることでジョンとの話し合いの場を持つことができました。
これで、ジョンと私の関係は修復され、問題は解決した。
と思っていた矢先のことでした。
それはもう衝撃的な出来事だったんです」
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺(のこ)した手記の中から。
長男のジュリアン、そして母親のリリアンと イタリア旅行に行ったシンシアは
旅先の泊まったホテルのオーナーの息子＝ロベルト・バッサニー二に親切にしてもらった。
もっとも、イタリアの男性が女性に対して親切にすることは、もはや習慣であり当たり前のことであったが。
ジョンの不倫で心を痛めているシンシアにとっては、心からうれしい事であった。
もちろん、親切にしてもらった以上の関係はない。
そんな矢先に、突然私たちの前に、
アップルレコードのスタッフで自称発明家のギリシャ人＝通称マジック・アレックスが現われた。
その時シンシアは買い物帰りで、ロベルトの運転する車でホテルに戻り。
まさにロベルトが車のドアを開け、シンシアをエスコートしていた瞬間であった。
そして、中に入ってみると、母親が今までに見たことがないくらいの悲しげな表情でロビーに座っていた。
シンシアがアレックスに「あなた、こんなところまで来るなんて、いったい何があったの？」
すると、とんでもない答えが返ってきた。
「ジョンからのメッセージを預かってきた。
君と離婚して、ジュリアンを放さないって。
それから、君のことは、ホイレイクの実家に返すから。ということだ」
そのメッセージを聞いたシンシアは、膝の力が抜けて、その場に座り込んでしまった。
それはあまりにショッキングな出来事だったのである。 〜 The Beatles / Glass Onion
ttps://www.youtube.com/watch?v=evxrVjW-aeg
〜 The Beatles / You Can't Do That
ttps://www.youtube.com/watch?v=vUIcEGH1ICE
（小林）ジョンの曲が２曲続きましたね。
Glass Onion
これは「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から
1968年。
そして
You Can't Do That
これは「A Hard Day's Night」の
64年の「A Hard Day's Night」のB面です。 □ストーリー（続き）
・「ジョンからのメッセージを預かってきた。
君と離婚して、ジュリアンは渡さない。
それから、君のことは、ホイレイクの実家に戻ってもらう、ということだ」
これはビートルズが起こした会社アップルのスタッフで自称発明家のギリシャ人マジック・アレックスの発言。
こうした史実はジョンの最初の妻シンシアが遺した手記に綴られている。
アレックスに託したジョンからの伝言を聞いたシンシアはその場に座り込んでしまった。
もうヘトヘトで 気分も悪かった。
その一瞬、働かない頭脳に、かろうじて浮かんだ考えは
「ジョンはなんて卑怯者なんだろう」ということ。
自分がシンシアに面と向かえないからといって、自分の手下を代わりに寄こすなんて。
これはもう、いつもの逃げ腰なんて手ぬるいものではない。
ジョンが、ここまで悪意に満ちていて、残酷だとは。
この時シンシアには、一つだけ堅く決意したことがあった。
それは、どんなことがあろうと愛する息子は絶対にジョンの手には渡さない、ということ。
シンシアは急いでホテルの上の階のジュリアンが眠る階に上がり。
覆いかぶさるようにしてジュリアンの頬にキスして囁(ささや)いた。
「絶対に手放さないからね。絶対に・・・」
そしてそれから約１週間。
シンシアは高熱が出て、ずっとベッドに横になったきりだった。
その間、このホテルのオーナーであるバッサーニ婦人が、温かい飲み物を持って来たり。
冷やしたタオルを交換しに来たり、あれこれと世話を焼いてくれた。
マダムが持って来てくれた英語の新聞を見たら。
そこには、ジョンとヨーコが手をつないだ写真が掲載されていた。
初めて公(おおやけ)になった二人の写真。
「ジョンの新しい恋人」とキャプションがあった。
ヨーコの執拗さは、こうして見事に報われた。
あれだけたくさんの手紙と電話と、そしてジョンとシンシアの家にまで何度も足を運んだその労力が全て報われ。
ヨーコは自分が狙いを定めた男を手に入れたのである。
シンシアの男を。 〜 John Lennon & Yoko Ono / Every Man Has A Woman Who Loves Him
ttps://www.youtube.com/watch?v=ZoCuorfRnC4
〜 John Lennon / Oh My Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=_hPGU9xSsh8
（小林）２曲続きました。
これは まあ、現実を映しています。
オノ・ヨーコの Every Man Has A Woman Who Loves Him
つまり 「男は 誰でも自分を愛してくれる女がいる」
というｗ
そして、これは、1971年の「Imagine」のアルバム。
だから、ジョン・レノンはいつも個人的なラブソングを残しますが。
これはもう シンシアではありません。
オノ・ヨーコです。
Oh My Love □ストーリー（続き）
・「ジョンからの一方的な離婚の申し出。
ジュリアンの親権を放棄しない。
という伝言を受けた後。
私は高熱にうなされ、一週間ベッドに横になっていました。
その矢先に、新聞に掲載されたジョンとオノ・ヨーコの写真。
あまりに残酷な出来事です」
こう語るのはジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノン。
新聞の記事によると、ヨーコもやはり既婚者であるらしい。
それを見て初めて、ヨーコにはアンソニー・コックスという二人目の夫と、
キョーコというジュリアンより４ヶ月遅く生まれた娘があることをシンシアは知った。
自分たちのせいで崩壊しようとしている２つの家庭のことで、ジョンとオノ・ヨーコは少しでも心を痛めたことがあるのだろうか？
自分たちの幸せの代償がどれだけ大きいものか、判っているのだろうか？
ジョンとヨーコの関係が公のものとなり、
シンシアは胸が張り裂けそうな苦しみと同時に、ものすごい屈辱も味あわなければならなくなった。
数日が経って、シンシアはなんとか外出できるまでに回復した。
しかし、ジョンとの話し合いは代理人を通してしか許されなかった。
結局、シンシアは、母親が住んでいたリンゴの所有するロンドンのフラットに、ジョンとヨーコが住むことになり。
シンシアとジュリアン、そして母親の３人はケンウッドに戻ることになった。
ケンウッドに戻ると、そこはどこかガランとしていて寂しかった。
ジョンがいないせいである。
５歳になったジュリアンも同じ寂しさを感じていた。
「ねえ、パパはロックのお仕事が忙しいの？」
「いつ、お家に帰って来るの？」
毎日訊いて来るのである。
シンシアはどう答えていいか判らなかった。
そしてついにある日、こう答えた。
「パパはねえ、もう一緒に暮らさないんだって」
「え? どうして？」
返答に困るシンシアであった。 〜 The Beatles / Ticket To Ride
ttps://www.youtube.com/watch?v=pUj-ko3AWUw
（小林）曲はお馴染みの Ticket To Ride
改めてこれは、成長し始めた頃のねｗ
えーと、ジョン・レノンたちの「HELP！」の中から。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（大田区/男性）60代
(小林)この番組はもうあなたが40代の頃からやってるからｗ
今日、兄貴に・・・ (小林)自分の兄に
オールマン・ブラザーズ(Allman Brothers)のグレッグ・オールマン(Gregg Allman)が亡くなったと聞きました。
兄のデュアン・オールマン(Duane Allman)が若くしてバイク事故で亡くなってから
弟のグレッグが、がんばって奏って来ましたが。
グレッグも亡くなってしまい残念です。 (小林)という。
オールマン・ブラザーズ・バンド、兄弟が亡くなった、ていうことですね。
デュアンの生きていた頃に録音したナンバーの「Trouble No More」お願いします。
(小林)
これ、ちょっと有名な曲ですね。
「兄弟の冥福を祈ります」
というわけで、[大田区/男性]さんのリクエストで
オールマン・ブラザーズ・バンド、Trouble No More
〜 The Allman Brothers Band / Trouble No More
ttps://www.youtube.com/watch?v=OdVrRJ1T-Xk 〜 John Wetton / Penny Lane
（小林）ねえ Penny Lane が聴こえましたねえ。
でも、ビートルズじゃないですね、明らかにねｗ。
でも白人の男ですよね。
白人の男っていう言い方ｗ
でもほら、グレッグ・オールマン。
それから、ジョン・ウェットン(John Wetton)なんですよ。
（千葉市/男性）50代
いつも楽しく聴いています。
洋楽のことは全部 克也さんから教わったようなものなので (小林)ｗ
番組は 聴いてて落ち着きます。
ここ数年、大好きなミュージシャンがみんなあっちへ行ってしまって、寂しいかぎりですが。
音はしっかり残るので、良いですよねえ。
（小林）ていう。
きっと[千葉市/男性]さん あなたが好きだったんだね、ジョン・ウェットンのボーカルが。
Penny Lane をお送りしました。 （鳥取県倉吉市/男性）
ラジコで別の番組を探していて 巡り合いました、この番組に。
７時までこっちを聴いて、その番組はそのあと聴いています
スポンサーも同姓だしね。 (小林)ていうw いいね、そういうの、ラジコの聴き方っていうのも。
シンシアの証言、興味深く聴いています。
大好きなドノヴァン(Donovan)も登場して、毎週待ち遠しいです。
リクエストはドノヴァンの「Hurdy Gurdy Man」
これはドノヴァンの隠れた名曲ですよね
バックは、ロバート・プラント(Robert Plant)
つまりツェッペリン(Led Zeppelin)のロバート・プラントを除くツェッペリンのメンバー。
(小林)そうなんですよね。
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)は十代の頃から いろんなヒット作りの、に参加していて。
スタジオミュージシャンとして有名だから。
で、ジミー・ペイジ、あとジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul jones)もそうだったんですよね。
けっこうアレンジの腕なんかを買われて、スタジオで使われていて。
で、ドラムスも今は亡きジョン・ボナム(John Bonham)が担当しているという名曲です。
[鳥取県倉吉市/男性]さん、どうもリクエストありがとう。
ドノヴァンの Hurdy Gurdy Man
〜 Donovan / Hurdy Gurdy Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=CHxfOZH8cew 〜 The Beatles / Strawberry Fields Forever
ttps://www.youtube.com/watch?v=8UQK-UcRezE
(小林)もうすっかり お馴染みのエンディングですけど。
その前にかかったのはね、ドノヴァンの Hurdy Gurdy Man
「Hurdy Gurdy」てのは何かというと。
「手回しオルガン」のことなんですよ。
昔のヨーロッパの映画なんかで見たことないですかねえ？
街頭で手で回して、オルガンの音が鳴っている Hurdy Gurdy Man ていう。
その曲につながったのが Strawberry Fields Forever
オルガンの音でつながりましてね。
曲の並べ方で ぜんぜん曲が生きたり死んだりするという例でありますけど。
（船橋市/男性）40代
ビートルズがいなければ、自分がいなかった。
両親の馴れ初めがビートルズ。
父親と、母親の兄が、中学と高校の同級生で。
ビートルズを縁に親友になった。
父親は親友の妹と結婚し、自分が生まれた。
と、昔から聞いております。
子守唄もビートルズだった。
小さい頃 カーステレオからよく聴いたのを覚えています。
そんな両親も もうすぐ70代。
大事にしたいと思います。
(小林)という あなたのリクエスト Strawberry Fields Forever BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）というわけで
ビートルズのお話し。
まあ、日本人には辛いですよね。これはねえｗ
それも、フィクションじゃなくて。
実際に起こったことですからね、ええ。
もう、ジーンと来るわけですが。
さあ、続きはどうなるのか。
それから、リクエストどうもありがとうございます。
いろんな、まあ日本全国各地から ラジコなんかのおかげで参加。
ありがとうございます。
ちょっとしたことを書いて リクエストください。
別にビートルズの曲じゃなくてもOKです。
beatles@bayfm.co.jp
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしております。
それではまた。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年7月02日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(7月2日)
・今日は古いよ。
1956年、今から61年前の今日。
なにかというと、
エルビス・プレスリー(Elvis Presley)が「Hound Dog」そして「Don't Be Cruel」という。
これは、最終的には両A面になるんですけども。
これを録音した日。
これ、どうして ビートルズと関係あるかというと。
まあ、この番組は「ビートルズから始まる」ていうことですが。
ビートルズがいろんなことを始めたっていうことなんですが。
ビートルズにとっては「プレスリーから始まった」ようなもんなんですよ。
ジョン・レノンの伝記だとか。
それからポールの物にも・・・絶対出てると思うんですけど。
ジョン、特にジョンはですね、エルビス・プレスリーの「Heartbreak Hotel」ていうデビュー曲を聴いて。
「ああ、もう。自分の商売は・・・」商売はって言うとあれですけどｗ
「自分の、一生は、これで決まりだ。ロックだ！」ていうふうに感じたわけですよ。
ジョンが当時高校生、ポールは当時中学生です。
で、この二人の運命が決まったようなもんだっていうことで。
プレスリーは、この頃すごかったんですよね。
もう、ビートルズなんてもんじゃなかったんです。
ビートルズはね、まだねアメリカなんかだとね、PTAなんか、そんな反対しなかったんだけど。
もう、プレスリーの時は、親と子にアメリカが別れたと言ってもいいぐらい。
中学生や高校生たち、と、それから親はもう猛反対だったんです。
そういった歴史的な背景があるわけですが。
そのビートルズの偉かったのは、デビューしてから、エルビスを禁じ手にしていた。
エルビスのカバーは絶対奏らなかった。
これがまたビートルズのいい所ですよ
ビートルズの選曲の良さってのはお馴染みじゃないですか？
特に モータウンを好んだとか。
それから、ビートルズの面白さは「この曲は良い」ということで。
女のアーティストが奏っていた曲を奏ったりするじゃないですか？
だから、ビートルズの成功はですね。
ビートルズがカバーを奏った、でもエルビスだけは避けた。
エルビスは、自分たちの命みたいなものだから。
もう、プレスリーを奏ったら、もうおしまいですよね。
プレスリーを奏ったら、プレスリーの次になっちゃうわけですから。
これが偉かったわけです。 さあ、それで、ですね、今日はですね。
昔、それじゃ、プレスリーを奏らなかったかったか？ というと。
ジョンがメジャーデビュー以来、人前でプレスリーをカバーしたのが1972年。
ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた「ONE TO ONE CONCERT」
「これが、最初で最後だったのじゃないか」と言われています。
その夜の模様が収められたライブアルバム「Live In New York City」から行きますよ。
プレスリーのカバーです。
ジョン・レノン、Hound Dog
〜 John Lennon / Hound Dog
ttps://www.youtube.com/watch?v=urNQG6yrC00
（小林）ジョン・レノン、ニューヨークでのライブです。
Hound Dog
これはまあ、ちょっと面白いですねえ。
プレスリーの Hound Dog はね、あれは、プレスリーは歌ってるんですよｗ
これはｗ ジョン・レノンは歌ってない、ていうか、しゃべってる。
ていうか、叫び歌みたいになっちゃっています。
さすが、ジョン・レノンです。
ジョン・レノンは・・・
やっぱ「Stand By Me」なんかもそうじゃない？。
ジョン・レノンがカバーすると、まるでハードロックになっちゃったりしますよね。
というわけで、面白かったでしょう？。 □ストーリー
・今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記の中からお送りしましょう。
ジョンから一方的に告げられた離婚の申し出。
しかし、話しは一向に進まない。
なぜなら、ジョンとの話し合いは代理人を通じてしか許されなかったから。
住む場所に関しては、結局 シンシアの母親が住んでいた、リンゴの所有するロンドンのフラットにジョンとヨーコが住むことになり。
シンシアとジュリアン、そして母親の３人は、５年近く住んでいるケンウッドに戻ることになった。
ケンウッドに戻ると、そこはどこかガランとしていて寂しかった。
ジョンがいないせいである。
５歳になったジュリアンも同じ寂しさを感じていた。
「ねえ、パパはロックのお仕事が忙しいの？」
「いつ、お家に戻って来るの？」
毎日訊いて来る。
シンシアはどう答えていいか判らなかった。
そしてついにある日、こう答えた。
「パパはねえ、もう一緒に暮らさないんだって」
「え? どうして？」
返答に困るシンシアであったが。
「あんまり仲良くできなかったからよ」
と答えてはみたものの、ジュリアンにはよく理解できなかったらしい。
かといって「パパはねえ、ママじゃない他所(よそ)の人の方がいいんだって」
などと話せるわけもなかった。
ただ、言えることは「もうすぐパパに会えるからね」
と、確約できない約束をするしかなかった。
事実、シンシアもそう願っていたのである。
ビートルズの会社アップルのスタッフで、ジョンの代理人であるピーター・ブラウンには
ジュリアンがジョンに会いたがっていることを何度も伝えたのであるが、実現はしていなかった。
ピーターは誠実な人であり、シンシアに対し「僕もがんばるから、気を落とさないで、しっかりね」と励ましてくれた。
そしてようやく、次の火曜日の午後３時半。
ジョンがケンウッドに来ることを約束してくれたのである。 〜 The Beatles / Across The Universe(Anthology２)
ttps://www.youtube.com/watch?v=hwl2KS_RiXg
〜 The Beatles / Within You Without You
ttps://www.youtube.com/watch?v=y__Zs3e6BdA
（小林）いや、改めて聴くとすごい世界ですよねw これ。
1967年「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」から
Within You Without You
プロデューサーのジョージ・マーティンだとか、他のメンバーの力があって。
なんか、映画のサントラを聴くような感じも・・・
ああいうふうな音にまとめてありますよね。
で、この後があれだからね、
「タタラ、タッタ タタラ タ〜・・・（When I'm 64 のメロディ）」だからねｗ
いやあ、まいっちゃうよねｗ
で、その前は
Across The Universe
それも、皆さんが馴染んだ Across The Universe とちょっと違った。
ていうのは、気が付きましたかねえ。
「アンソロジー(Anthology)２」からお送りしました。
□ストーリー（続き）
・「私たちのことはともかくとして。
まだ5歳のジュリアンにとって、父親と会えない寂しさは見ていて本当に辛くなりました。
可哀そうで見ていられないんです。
そして、念願がやっとかなって、次の火曜日の午後３時半。
ジョンが私たちに会いにケンウッドにまで来ることになったんです」
これは、もちろんジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記から。
ジョンが、ジュリアンとシンシアに会いに来ることになっている当日。
シンシアの母親と、ハウスキーパーのドット、そしてシンシアは、ジュリアンとキッチンで遊んでいた。
どこか空気が張りつめていた。
大人たちは全員、普段通りにしようと思って無理に気分を引き立てるものだから、それだけでクタクタになった。
あんな酷い仕打ちを受けたというのに、シンシアはまだジョンを愛していた。
だから、結果として 離婚してジョンを失うことになるなら、少なくとも友好的な別れ方をしたい、と思っていた。
「玄関のベルが鳴り、キッチンにいた私たちは 一斉に飛びあがった。
窓から外を覗いてみた。
そこには、ジョンとオノ・ヨーコが一緒に立っていた」
二人とも 頭の先から足の爪の先まで黒ずくめである。
パニック。なんてことだ。
ジョンはあの女も連れて来たのだ。
シンシアはこんな展開になるとは思ってもいなかったので、
一呼吸つけるようにドットが二人をリビングに招き入れて、時間を稼いでくれた。
まさかヨーコまで やって来るとは。
まったくの計算外である。
シンシアの母はいきり立っていた。
「あの女、よくも来られたものねえ。
ジョンはいったいどうしちゃったのかしら？
大丈夫シンシア、私もそばに付いているからね。
あなた一人であの二人に立ち向かわせたりはしないから」
文字通りキッチンはもう沸騰寸前であった。 〜 The Beatles / Revolution
ttps://www.youtube.com/watch?v=DlP15po1QZ0
〜 The Beatles / Old Brown Shoe
ttps://www.youtube.com/watch?v=T-NZGCpeb2A
（小林）２曲続きました。
どっちもB面。
今聴いたのは
Old Brown Shoe
これは、ジョージ・ハリスンの曲ですよね。
どこのB面かというと
「The Ballad Of John And Yoko」のＢ面です。
そして、その前は
Revolution
「Hey Jude」のポールがA面。
そしてB面が、このジョンの「Revolution」
これは、もったいない感じだよね。
どっちもA面クラスの曲ですけど。
Revolution、Old Brown Shoe と続きました。 □ストーリー（続き）
・「あの女、よくも来られたものねえ。
ジョンはいったいどうしちゃったのかしら？
大丈夫シンシア、私もそばに付いているからね。
あなた一人に あの二人に立ち向かわせたりはしないから」
言葉の主はジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノンの母親リリアン。
戦争を生き抜いた母親は実に強い。
頼りにされる存在である。
シンシアが遺した手記の中から。
いきり立っている母親の気を静めることは難しかったが。
シンシアは自分なりに説得してみた。
「ママ、私は大丈夫だから。本当に もう大人なのよ」
一方、可愛い盛りの５歳児ジュリアンは早くパパに会いたくて ピョンピョン飛び跳ねていた。
そんなジュリアンの手を取って、シンシアはジョンの待つリビングルームへ向かった
部屋に入ってジョンを見ても、その人がジョンだとは思えないほど変貌していた。
この間会ったのは ほんの２週間前だったのに、あまりに痩せてしまって。
いや、痩せたというより窶(やつ)れてしまったと言った方がよかった。
ジョンは真面目くさった顔をしていた。
ジュリアンが駆け寄っても、笑顔の片鱗も見せない。
ジョンはひと言でいえば、シンシアの知っているジョンではなかった。
ジョンは小さな椅子に腰かけ。
その隣の肘掛け椅子に座っているヨーコは、仮面のように表情一つ動かさない顔を 豊かな黒髪で包むように覆い
片方の手で もう片方の爪をいじっていた。
シンシアは思った。
「ああ、もう、どうしてジョンはもっと判りやすい人を選べなかったんだろう？
ジョンが惹かれた魅力が、私にも理解できるような人を。
この女のいったいどこが、ジョンを虜にしたのだろう？
自分の息子が、こんな女の手で育てられることになるとしたら、と思うと。
考えただけでゾッとした。
この女には良心の呵責(かしゃく)とか、罪悪感という感情が欠落しているのだろうか？
たぶんそうなのだろう、そうとしか思えない」
最初に口を開いたのはジョンだった。
「会いたいっていうから、来たんだけど。
僕に、何の用があるの？」 〜 The Beatles / I Wanna Be Your Man
ttps://www.youtube.com/watch?v=qH2XX3T9Emc
（小林）というわけで、初期の作品ですが。
まあ、リンゴのことをいつも思っていたリーダーのジョン・レノンが
リンゴ・スターに歌わせた。
もともとね、ストーンズのために
ローリングストーンズ(Rolling Stones)のために書いてやった曲。
てのはお馴染みだと思いますが。
I Wanna Be Your Man □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（千葉県袖ヶ浦市/男性）50代
私が最初にビートルズを知ったのは中学２年の時。
偶然ラジオから流れてきた「Hey Jude」
当時の私はカーペンターズ(Carpenters)が好きで。
ビートルズのことは何も知りませんでした。
「Hey Jude」は私に衝撃を与えて。
その後、人生にはビートルズが無くてはならない存在にしたんです。
今でも毎日ビートルズを聴いていれば、何か安心なんです。（小林）毎日・・・
家族はちょっとうんざりしてるかもしれません。
リクエストは[Hey Jude]ではなく
当時を思い出して、カーペンターズの Please Mr. Postman をお願いします。
(小林)ということで
[千葉県袖ヶ浦市/男性]さん。
でも、カーペンターズこれ、あれですよね。
すごいアレンジが良くてカッコイイですよね。
じゃあ、カーペンターズのバージョン。
〜 Carpenters / Please Mr. Postman
https://www.youtube.com/watch?v=jNn_UoI97GU
（小林）というわけで、ミスター・ポストマン。
Please Mr. Postman
いかがですか？
カーペンターズのバージョン。
ドラムの腕も大したもんだし。
それから、彼女は声がコントラルト。
まあ、ちょっとこの番組でも言ったことありますけど。
低音なんですよね
声が低いんで、それだけちょっと低い感じにすると。
ビートルズの味とは違って、あのほら・・・
「郵便屋さん、私の、彼からの手紙」っていう。
それ「来てるはずだから、早く 早く」ていう。
それを、傍からニコッと笑いながら・・・
なんかユーモアの感じが出て、カーペンターズの独特の味がしました。 （昭島市/男性）
毎週拝聴しております。
マイケルとポールが一緒に歌っている「Say Say Say」をリクエストします。
マイケル・ジャクソンが亡くなってもう８年になりますね。
マイケルのヒット曲はたくさんあります。
無理やりビートルズと結び付けるとすれば
マイケルとポールが一緒に歌っている「Say Say Say」だと思いますが。
いかがですか？
（小林）はい、わかりましたｗ
ほら、ビデオは・・・なんだっけ？
えーと、薬売りのビデオかな？
あのねえ、ポールとマイケルが薬売り一座で、街から街へ。
おそらく あのころはみんなイカサマの薬だったんですよね。
薬を売り歩くという。
そういうふうなビデオの作りになっておりました。
[昭島市/男性]さん、あなたのリクエスト。
〜 Paul McCartney and Michael Jackson / Say Say Say
ttps://www.youtube.com/watch?v=EMuZnhLfPuM
(小林)ねえ、これは・・・
マイケルの方が仕掛けたデュエットですよね。
この頃は マイケルは、ミック・ジャガー（Mick Jagger）ともやってるし。
ポールは、なんだっけ？、
ポールはスティービー・ワンダー（Stevie Wonder）ともやっていたり。
デュエットは流行った時代。 （豊島区/男性）
兄がビートルズマニアで。
私が寝ている間にも
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のアルバムや
「Abbey Road」のLPを かけまくり。
私も、いつのまにかビートルズファンになりました。
もうすぐビートルズファン歴50年です。
「A Day In The Life」は、１、２、を争う好きな曲です。
（小林）それじゃあ[豊島区/男性]さん
A Day In The Life テイク２
〜 The Beatles / A Day In The Life（take2）
(小林)これがｗ 最後がｗ 最後が落ちがあるよねｗ
なかなか面白いよね、これね。
A Day In The Life
みなさんご存知のw 曲だと思いますが。
オーケストラの音とか そういうのを抜きにして。
ジョージ・マーティンが指示してる声なんかが入って。
最後は、ねえ、オーケストラヒーティングで「ド〜ン」てのがあるわけですが。
それが・・・・というわけで。
「サージェント・ペパーズ」が50周年ていうことで。
この「デラックス・エディション」２枚組が出ていますが。
その中からお送りいたしました。
これから、まだまだビートルズの歴史は続くみたいですよ。
また来年は、どんな手で来るのか？ っていう。
で、ビートルズファンはもうみんな買ってｗ
ビートルズは もう全部所有しているつもりなんだけど。
まだまだ知らないビートルズが出てくる可能性 大いにありです。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
話しの方はねえ・・・ｗ
やっぱり、これ、すっごいことになってるじゃないですかｗ
これ、それが・・・
今、時が いろんなものを癒したり。
スムーズにして、角が立たなくなってるけど。
その時は すごかったんだよお。
やっぱり、ジョン・レノンのファンなんかはｗ もう、すごかったんだから。
それから、ポールも、ほら婚約者と別れて、リンダと結婚するでしょう
すると、イギリスの国内なんて、すーごいことになってたんですよねえ。
うん。
日本では、ビートルズファンの今は亡きお姉ちゃんが、小さな弟の手を引っ張って。
「あんた、ちょっと来なさい」って
小野洋子さんの実家に向かって、近くに行って、二人で石を投げた、っていうような。
とても有名な人の話しだよねｗ
それは、あの桑田少年の幼き日のことでありますｗ
ということでｗ ちょっと時間があったんでｗ
あ、リクエスト。
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っております。
イシイのミートボールなどをセットにして採用されると当たりますのでよろしく。
お相手は小林克也でした。 【スクープ！】北朝鮮「核開発」協力疑惑の研究者
京大［原子炉実験所］韓国籍准教授は
「拉致実行犯」の、韓国籍在日娘と結婚していた
http://www.shinchosha.co.jp/news/article/379/
生活保護制度を悪用して
裕福な生活を送るサムスンファンニートが急増…
年間1200億円に達し、うち6割強が朝鮮半島出身者
http://myjitsu.jp/archives/17506 次の記録さんのコテハンは何になるのかな
レコード・スターキーとか？
ジョージ・貼りスンとか？ ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年7月09日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(7月9日)
・1969年。
まあ、ロックに興味がある人は「ウッドストック(Woodstock Music and Art Festival)」の年ですよね。
60年代の終わり。
そして、ビートルズの事実上最後のアルバム「アビーロード（Abbey Road）」をビートルズはやっています。
この日からレコーディングが始まったのが「Maxwell's Silver Hammer」
これは、まあ、今日はこの曲をちょっと改めて聴いてもらおうと思いますが。
このスタジオでねえ、面白いことが起きるんですよ。
あのねえ、オノ・ヨーコが、ダブルベッドを持ち込むんですよ。スタジオに。
これ、どういうことかと言うと。
この日から8日前に、ジョンは自分の遠い親戚をスコットランドに訪れる・・・
親戚が会いに行くんですよね。
で、ジョンはジュリアン、息子。
で、ヨーコは自分の娘、キョーコを連れて行くんだけど。
ジョンがほら、４人のうち運転がもうドヘタなことは有名ですよね。
で、道から外れて落っこちちゃうんですよ。
それで、みんな怪我するんだけど。
最も怪我が酷かったのが、オノ・ヨーコで。
それで、レコーディングやってるじゃないですか？
で、オノ・ヨーコは、これ考えられないんだけど、スタジオにベッドを入れるんですよね。
それで、スタジオのベッドにマイクも付けて、オノ・ヨーコもしゃべられるようにするんですよ。
ここらへんが、どうもよく分かんないんですけどね。
すごいでしょ、ねえ。
今日の物語にも、ちょっとつながって行くわけですけど。
それで、その日「Maxwell's Silver Hammer」ていう。
これもちょっと変な曲なんですよ。
ポール・マッカートニーの曲なんですけど。
ポール・マッカートニーは、昔の音楽寄席だとか、古いミュージカルだとか。
そういうふうな 作風の曲てのが得意じゃないですか？
でも、例えば、ストーリーはちょっとまともじゃない。
「僕が６４歳になっても、君はバレンタイン送ってくれるかな？」
でもこれ、ちょっとワケのわかんないところで。
実は、ポールもジョン・レノンも、こういうワケのわかんない世界って 得意なんですよね。
だけど、ジョン・レノンが奏るもんで、ポールが遠慮していたんだけど。
まあ、最後だってことで、こんなものを奏ったんでしょうかね。
さあそれではｗ
オノ・ヨーコは、すぐスタジオで、ベッドの中にいるというねｗ
絵を想像しながら、これ聴くと面白いと思いますよ。
Maxwell's Silver Hammer
〜 The Beatles / Maxwell's Silver Hammer
ttps://www.youtube.com/watch?v=z3X0fJOxyFc
（小林）んふふｗ
けっこう面白いでしょ？。ねえ。
音を聴いているだけでも面白い。
もっと興味がある方は、まあCDなんか持ってる方いらっしゃると思いますが。
歌詞をチェックしたり、もう一回チェックしてみてくださいよ。
まあ、歌詞は他の手でいろいろ調べることできるから。
それはもう、ちょっとね気にかかったら、もう調べるべきですね。
ちなみに、これ、歌ってる脇に・・・
そのスタジオの中ですよ。
ダブルベッドがあって、オノ・ヨーコもいたっていう、絵を想像しながらｗ
聴きましたか？ｗ □ストーリー
・ビートルズから始まる。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアの遺(のこ)した手記から。
ロックの歴史上貴重な瞬間を無数に証言している名著。
場面は、ジョンから切り出されたシンシアとの離婚に関する話し合いの場。
心配する実の母親に対して、シンシアは気丈にこう答えた。
「ママ、私は大丈夫だから。本当に もう大人なのよ」
一方、可愛い盛りの５歳児ジュリアンは早くパパに会いたくて ピョンピョン飛び跳ねていた。
そんなジュリアンの手を取って、シンシアはジョンの待つリビングルームへと向かった。
部屋に入ってジョンを見ても、その人がジョンだとは思えないほど変貌していた。
ほんの２週間前の間に、すっかり窶(やつ)れてしまったジョンの風貌。
ジョンはひと言でいえば、シンシアの知っているジョンではなかった。
ジョンは小さな椅子に腰かけ。
その隣の肘掛け椅子に座っているヨーコは、仮面のように表情一つ動かさない顔を 豊かな黒髪で包むように覆い。
片方の手で もう片方の爪をいじっていた。
シンシアは思った。
「ああ、もう、どうしてジョンはもっと判りやすい人を選べなかったんだろう？
この女には良心の呵責(かしゃく)とか、罪悪感という感情が無いのだろうか？
そうとしか思えない」
最初に口を開いたのはジョンだった。
「会いたいって言うから、来たんだけど。
僕に、何の用があるの？」
冷淡なものの言い方。
挑戦的でケンカ腰の態度。
この場合 敵はシンシアである。
シンシアはソファに腰を落ち着けた。
初めは、ジュリアンがその場にいれば、話し合いもスムーズに運ぶだろうと思っていたシンシアも
それが間違いであったことに気付かされた。
ジョンは、ジュリアンを始めに一度抱きしめただけで、あとは見向きもせず、冷ややかな空気が流れていた。
シンシアはジュリアンに家政婦のドットがいるキッチンに行くように言って、深呼吸をした。
長い、とてつもなく長い深呼吸であった。 〜 The Beatles / Long, Long, Long
ttps://www.youtube.com/watch?v=DyN0jeusRFE
〜 The Beatles / Two of us
（小林）いかがですか？ ２曲続きました。
ビートルズファンとしてはこの Two of us
最後の口笛もね、ビートルズ最後のアルバムの中に入っているんだよってw
それを意識すると ちょっと悲しくなるでしょう？
もう、何十年も経っているのにね。
そして、その前は
「ホワイトアルバム（The BEATLES）」に入っていました。
ジョージ・ハリスンの作った。
これ、とても渋い曲だと思追うんですが。
やっぱりジョージはすごく成長していますよね、この頃。
で、ちなみにピアノを弾いていたのは、クリス・トーマス(Chris Thomas)。
後に・・・この時はビートルズのスタッフの一人ですけど。
後の大プロデューサーになる、クリス・トーマスであります。
Long, Long, Long □ストーリー（続き）
・「私はソファに腰を落ち着けました。
初めは、ジュリアンがその場にいれば、話し合いもスムーズに運ぶだろうと思っていたんですが。
それが、間違いでした。
ジョンはジュリアンを始めに一度抱きしめただけで、あとは見向きもしません。
私はジュリアンに、家政婦のドットがいるキッチンに行くように言って、深呼吸をしました。
それは長い、とてつもない長〜い深呼吸でした」
もちろんジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記から。
シンシアはこう切り出した。
「ねえジョン、こういうことになるとしても、もっと穏やかに解決する道はないものかしら？
私はあなたを裏切った事など一度たりともないわ。
それは、あなたが一番良く分かってるでしょう？」
ジョンはシンシアと目を合わせようともしない。
そしてこう反論した。
「たわごとはやめにしろよ、シン。
君は自分を、何も知らない清らかな野の花だとでも言いたいのか？」
シンシアは引き下がらなかった。
「ジョン、私はイタリアで家族と一緒だった。ジュリアンと一緒だった。
私が、そんな家族を傷つけるような、あなたを傷つけるようなことをする人間だと、本気で思っているの？」
その時、ヨーコがちょっと席を外した。
家政婦のドットが、後からシンシアに教えてくれたことによると。
ヨーコはキッチンに行って「水を一杯もらえますか？」とシンシアの母親にお願いしたのだという。
しかし、母親は水を差しだす前に、ヨーコにこう言葉を浴びせた。
「この家から出て行きなさい。
この子を見て。
こんな幼い子に、どんな酷い事をしているか、分かる？
あなたのせいで、みんなが苦しんでるの。
もう、たくさんだわ」 〜 The Beatles / Don't Let Me Down
ttps://www.youtube.com/watch?v=NCtzkaL2t_Y
〜 The Beatles / Don't Bother Me
ttps://www.youtube.com/watch?v=-_fGpzixUfM
（小林）２曲続きました。
1969年の「Get Back」のB面が
Don't Let Me Down でしたね。
もちろん、ビリー・プレストン(Billy Preston)が・・・
まあ、名義は、ビートルズ・ウィズ・ビリープレストン。
そして、Don't Bother Me
てのは
1963年の、ジョージ・ハリスン最初の作曲、作詞作曲の曲です。
Don't Bother Me □ストーリー（続き）
・「この家から出て行きなさい！
この子を見て。
こんな幼い子に、どんな酷い事をしているのか分かる？
あなたのせいで、みんなが苦しんでるの。
もう、たくさんだわ！」
シンシア・レノンの母親リリアンがオノ・ヨーコに向かって叩きつけた言葉。
リリアンは戦争を生き抜いた強い女性である。
シンシアが遺した手記の中から。
キッチンではシンシアの母親がヨーコを攻撃している一方。
リビングの方は、こんな事態になっていた。
まさに、こんどはジョンが新たな角度からシンシアに攻撃を加えていたのである。
「それじゃあシン。あの、ヤンキーカウボーイとは、どうなったんだ？」
「ヤンキーカウボーイですって？」
「とぼけるな。インドでの話しだよ」
シンシアは耳を疑った。
ジョンの言う「ヤンキーカウボーイ」というのは。
マハリシの修行所で出会った トム・ジム・コックスというアメリカ人俳優のこと。
たしかにシンシアは、トムとは馬が合ったけど。
だからといって、トムとどうこうなった、などとは、あまりにも突飛な発想だった。
ジョンが勝手に考えているシンシアの愛人リストから次に名前を挙げられるのは、いったい誰だろう？
この屋敷の庭の面倒を見てもらっている、もう70歳を越えた植木屋さんだろうか？
シンシアには、もう冗談にしか思えなくなっていた。
ヨーコが戻って来た。
穏やかな解決法どころか、話しをすればするほど泥沼である。
シンシアはこれが最後と決意して、ジョンにこう言ってみた。
「ジョン、お願い。きちんと話しをしましょう」
すると、ジョンはこう語った。
「いや、この先は、弁護士を通してということにしよう。さあ、ヨーコ 帰ろう」
ジュリアンには「バーイ」と声をかけただけで、ジョンはサッサと屋敷を出て行った。
シンシアはリビングに戻ると、堰(せき)を切ったようにソファに泣き崩れた。
そして一睡もできない夜を過ごし。
朝までには、ヨーコとの不倫を理由に、ジョンを訴える決心を固めるのであった。 〜 The Beatles / Lucy in the Sky with Diamonds
ttps://www.youtube.com/watch?v=xxaOItEmu3U
（小林）というわけで。
まあ、幼かったジュリアンが・・・
この前の話しになりますよね。
お絵かきして「その絵はなんなの？」つったら。
「これは、ルーシーっていう子が夜空で星と遊んでるんだよ」っていう。
それで、お父さんのジョン・レノンは「Lucy in the Sky with Diamonds という曲が生まれた」と語っている。
これは、本当かどうかわかんないですよ、だけど。 □リクエスト
(小林)
ここんところ、リクエストがいろんな増え方をしておりましてｗ
日本国中から来るんですよ。
もうねえ、いろんな方が聴いている、いろんな所で聴いているということがよくわかります。
採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしております。
あて先はメールは beatles@bayfm.co.jp
（新宿区/男性）50代後半
女性からプロポーズする歌でしょうか？
自由な感じがいいですね。
(小林)ていう。
そう、これ もともと女性が書いた歌だからね。
1969年て言いますから、まあロックのイメージが強いと思いますよ。
ヒッピーだとかサイケデリックロックだとか、プログレッシブロック。
そんな中で これも主流だったんですね。
フィフス・ディメンション Wedding Bell Blues
〜 The Fifth Dimension / Wedding Bell Blues
ttps://www.youtube.com/watch?v=jcARWyQjOZc 〜 The Rolling Stones / Ruby Tuesday
ttps://www.youtube.com/watch?v=a00_tPLcE_g
（小林）Wedding Bell Blues から続いたのは
この、ブライアンのリコーダーの音色が美しい Ruby Tuesday ていう。
ローリングストーンズ(The Rolling Stones)ですね。
（千葉市/男性）40代
7月3日は 僕の大好きなローリングストーンズのオリジナルメンバー＝ブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)の命日。
思いを巡らせています。
つい先日、ブライアンとキース・リチャーズ(Keith Richards)を翻弄した女性アニタ・パレンバーグ(Anita Pallenberg)が亡くなられたと聞きました。
彼女が二人の間を渡り歩かなければ、ストーンズの方向性がまた違っていたのでは？ と考えています。
今、番組ではシンシア・レノンの視点でビートルズが語られ、非常に興味深いですが。
アニタの視点から、ストーンズも聴いてみたかった。
（小林）ていう。
そうだねえｗ でも、キリがないよねｗ そういうｗ
でも、だけどあれだよ。
ブライアンはもともとオリジナルメンバーといっても あれだからね。
ローリングストーンズの中心だった人で、追い出されたわけですからね。 （茨城県常陸大宮市/男性）
さっそくですが、リクエストは、ゼーガーとエバンスの「西暦2525年」
50年近く前ですが、小学生だった私も カッコイイと思う歌で、印象に残っています。
ビートルズが解散した年に出たものだそうです。
調べてみると、環境破壊をテーマにしたものだということ。
最近、思うことがあります。
いろんなことが便利になりましたが、失ったものも大きいのではないかと。
いつの時代でもそうですが、昔は良かった、というのは、失ったものを懐かしむということではないでしょうか？
心にトキメキがなくなってしまったのも便利のせいかな？ と。
そのトキメキを思い出させてくれるのがビートルズです。
(小林)なかなかｗ そうですかねえｗ
この番組を聴くたびにトキメいております。
(小林)ありがとうございます。
それじゃあ[茨城県常陸大宮市/男性]さん、あなたのリクエストで
ゼーガーとエバンス In The Year 2525
〜 Zager And Evans / In The Year 2525
ttps://www.youtube.com/watch?v=zKQfxi8V5FA
(小林)まあ、最後のところは1万年経って。
「ただ、星の輝きの一つだったんだろうか。
ちょうど昨日のように思えるんじゃないだろうか」
とかね。
「もし2525年に、もし人類が生きていたら」とか。
いろいろ言ってますけど。
これは、あれですよね、ようするにSFですよね、一種のね。
環境破壊もテーマの一つなのかも わかんないですが。 （松戸市/男性）
毎週 日曜日の放送、楽しく拝聴しております。
シンシア・レノンの話しは、ショッキングでハラハラしちゃいます。
シンシアの心境は 想像を絶するものですが。
この物語と並行して流れるビートルズの曲は、普段と違った印象 (小林)ｗ
になるのが不思議です。
(小林)そりゃあそうですよね。
あんなキツイ話しの後に「Don't Let Me Down」なんて。
「お前、そんなこと歌ってる場合か？」なんて、瞬間的に思っちゃうもんねえｗ
そんな状況から少し離れたところを考えました。
(小林)ありがとうございます。
[松戸市/男性]さん。
ポール・マッカートニーとスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の
Ebony & Ivory
〜 Stevie Wonder & Paul McCartney / Ebony & Ivory
ttps://www.youtube.com/watch?v=TZtiJN6yiik BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」
というわけで。
お話しは、もうかなりリアルですよね。そうｗ
ヨーコが席を立って台所へ水もらいに行った、みたいなところまで。
ウソじゃないですからねｗ。
まあ、何十年も経ってますけど。
だから、まあこの番組ではいろんな書物の中から物語を組み立てたりしてお送りしておりますが。
これも一つの真実だ、ということでｗ
そうカッカしないでｗ 聴いてｗ
楽しんでいただきたいと思います。
それから、リクエスト。
冒頭で言いましたけど。
いろいろ増えております。
もうほんと各地からリクエストが来ております。
ありがとうございます。
今後とも ひとつよろしく。
採用の方にはイシイのミートボールなどをセットにして用意してます。
メールアドレスは
beatles@bayfm.co.jp
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年7月16日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(7月16日)
・1969年、今から48年前の今日。
ビートルズは、もう本当に 事実上最後の・・・
「これでもう俺たちは、もう一緒に奏らないんだ」ていう意思が強くあったと思われますが。
それを、長い間かかって 仕事をしております。
先週に引き続いて、今日はですね、何を奏っているかというと。
始まるのはだいたい午後なんです。
午後、みんな昼メシ食ってから スタジオ集まるわけですから。
昼メシか朝メシか知りませんけどｗ
午後ですよ。
午後の仕事は、夜までの仕事は・・・
ジョージ・ハリスンの「Here Comes The Sun」のダビングです。
これ テイク１５へダビングしたっていうから。
そうとうテイクがあったと思われますね。
「Here Comes The Sun」ね。
そして、夕ご飯を食べてから、夜中まで、あるいは夜明け近くまでかかったかかどうか知りません。
これがね、何を奏っていたかというと。
やっぱりジョージ・ハリスンの「Something」のオーバーダブ。
これが、テイク３６。
テイク３６だよ。いい？
すごいテイクがあったんだよ、これ。
もう、この頃はすごいね、これ。
最後だとわかってて、こんな。
それで、オーバーダブていうのは音をかぶせるわけでしょ。
そればっかりじゃなくて。
テイク３８と３９ てのがあって。
そこに テープリダクション。
また、テイク３６使ったのばっかりじゃないんですよね。
すごいですよね。
つまり、この日はどういうことかというと。
「ジョージ・ハリスン・デー」だったんです。
そして、考えてもみてください。
「Here Comes The Sun」 名曲です。
「Something」ジョージ・ハリスンが作った名曲です。 で、一つの調査でいくと
1980年の調査ですが。
「ビートルズの最高の曲は何でしたか？」ていうのに対して
「Something」が1位の時もあったんですよ。
それぐらい、もうジョージ・ハリスンがねえ、評価されるようになったわけです。
まあ、ビートルズは解散ていうことになって。
その終わりの頃にね、ジョンとポールの間で、挟まれてた。
天才かなんかわからないですよ。
ジョージ・ハリスンは天才じゃないと思いますけどｗ
その人が、こんなに偉くなったという、証明の日でもあったわけですね。
さあ、それでは改めて。
調査によると、イギリスの人たちは「これがビートルズのナンバーワンシングルだ」と思っている曲。
ジョージ・ハリスンの曲、改めて・・・
〜 The Beatles / Something
ttps://www.youtube.com/watch?v=dNKpwRvFedY
（小林）というわけで
ジョージ・ハリスンの傑作「Something」を聴いてみました。
改めて、これ、どうですか？
みなさんの感想は？
ポール・マッカートニー風じゃないかな？ ていうのもありますよねｗ
あと、「Something in the way she moves 〜」ていうのは
かつて ビートルズのレコード会社に所属した、ジェームズ・テイラー(James Taylor)の有名な歌の
歌い出しと同じなんですよね。
ジョージ・ハリスンも「あれから 頂いた」言ってるし。
ジェイムズ・テーラーも「あれから あげたんだ」とか言っていますけどｗ
そういうふうなのもあって。
やっぱりジョージ・ハリスンは
「ポールとジョン・レノンがいたからこういうふうなのに成長した」
と考えてあげた方がいい、みたいな気がするんですが。 □ストーリー
・「ジョン、お願い。きちんと話しをしましょう」
「いや、この先は、弁護士を通してということにしよう。さあ、ヨーコ 帰ろう」
ジュリアンには「バーイ」と声をかけただけで、ジョンはサッサと屋敷を出て行った。
シンシアはリビングに戻ると、堰(せき)を切ったようにソファに泣き崩れた。
そして一睡もできない夜を過ごし。
朝までには、ヨーコとの不倫を理由に、ジョンを訴える決心を固めたのである。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記の中からお送りします。
ロックの歴史上貴重な瞬間を無数に証言している本であります。
それからの数週間、シンシアは息子の事だけに集中して過ごした。
弁護士との打ち合わせに行くのであるが。
疲れ切って、悲しい思いで家に帰って来た。
とにかくこの時期のシンシアは泣いて暮らした。
その姿をジュリアンに見つかる時もあった。
そうするとジュリアンはシンシアに抱きついて、母親にこう言って慰めてくれるのである。
「泣かないでママ。お願いだから 泣かないで」
シンシアに会いに来てくれたのは、ポール・マッカートニーただ一人。
ある晴れた日の午後、ポールは一本の赤いバラを手にやって来た。
「シン、僕も残念で仕方ないよ。
ジョンはいったいどうしちゃったのか、僕にもわからない。
こんなのってないよ」
シンシアたちに会いに来る途中で、ポールはジュリアンのために曲を作って来てくれた。
その時のタイトルは「Hey Jules」であったが。
言葉のサウンド感をしっくりさせるため、最終的には「Hey Jude」になった。
皮肉なことに、このタイトルの変更はジョンの提案だったのである。 〜 The Beatles / Hey Jude (Anthology 3 Disc 1)
ttps://www.youtube.com/watch?v=XssiBThBbsQ
〜 The Beatles / Julia
ttps://www.youtube.com/watch?v=iiSb41sFNlI&spfreload=10
（小林）２曲。
身内感といいますかｗ
Hey Jude は先ほど お伝えしたように。
ポール・マッカートニーが、ジュリアン。
ジョンの息子のジュリアンを心配して書いた。
そして、お父さんが「Hey Jude がいいんじゃないか？」って
お父さんが言ったという。
それから、Julia はジョン・レノンが。
これ「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中の曲ですけども。
自分の母親に捧げた曲。
ギターも・・・
これはもうほら「ホワイトアルバム(The BEATLES)」てのは
それぞれがね、別々に奏ってて。
けっこう独立した感じで奏ったんだと思いますが。
これは、ギターが・・・でしょ。
ドノヴァン(Donovan)から、あのフィンガーピッキングをジョンが教わって演奏したという。
有名なところであります。 □ストーリー（続き）
・「ポールが書いた新曲『Hey Jude』
これはジョンが家を出て行って寂しがっているジュリアンを励まそうという思いで書かれた曲で。
最初のタイトルは『Hey Jules』でしたが、言葉の響きを考えて、最終的には『Hey Jude』になったんです」
もちろんジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記から。
皮肉なことに、このタイトル変更のアイデアはジョンによるもの。
感のいいジョンは、最初にポールからこの曲を聴かされた時、「これは俺の事を歌ってるな・・・」と勘づき。
ポールに「タイトルね。悪くないんだけど『Hey Jude』だったらもっと良いかな。大ヒット間違いなしだ」
とアドバイスした。
ジョンは本気で言ったのか、はたまた出まかせだったのかは不明であるが。
結局この「Hey Jude」は、ビートルズの出したシングル曲の中で最も成功した曲となった。
アメリカのチャートでは９週間ナンバーワンに輝き、イギリスでも２週間トップの座に輝いたのである。
そんな話しと一緒に、シンシアとジュリアンが暮らすケンウッドと呼ばれる屋敷を訪ねたポールは
ビートルズの近況を話してくれた。
どうやらジョンは、レコーディングスタジオや、大切なミーティングの席にもヨーコを連れて来ているようで。
ポール本人も、ジョージも、もちろんリンゴも、とても嫌な思いをしているという。
ジョンがシンシアの元を去った数週間後、なんとポールも、ジェーン・アッシャーとの婚約を解消していた。
シンシアはとても残念に思った。
その別れの経緯は、不思議とシンシアのケースとよく似ていた。
女優であるジェーンが、ツアーから予定より２〜３日早く帰ると。
二人で暮らしていた家に、ポールが他の女性を連れ込んでいたのである。
もちろん、プライドの高いジェーンはすぐにポールの元を去った。
そして、その破局劇を世に知らしめるために記者会見まで開いた。
そこの部分が、ジョンとシンシアのケースとは様子が違っていた。
恋愛には極めて真剣なポールは自分を責め、断腸の思いを味わったのである。 〜 The Beatles / Yesterday
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ho2e0zvGEWE
〜 The Beatles / Paperback Writer
ttps://www.youtube.com/watch?v=VC2-fv6CFsc
（小林）2曲続きました。
最高傑作の Yesterday
ポールの曲。
そして、Paperback Writer は
ビートルズがちょうど日本にやって来た頃、ナンバーワンだった曲です。
もちろん、イギリスとアメリカでナンバーワン。 □ストーリー（続き）
・「ポールって、あの通りベビーフェイスでしょ。
とても優しいし、少し天然なところもあって。
おしゃべりも とってもチャーミングで気が利いてるんです。
その上、ミュージシャンとしては天才的で、努力も惜しまない。
女の子にモテないわけがありません。
お金やビジネスに関して、現実的なところはあるけど。
グループってメンバーの中にそういう人物が必要なんです。
だって、ビートルズの４人が４人ともジョンだったとしたら。
それはもう破滅への道です。
だから、ポール・マッカートニーはすごいんです」
言葉の主はシンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中から。
ジョンがヨーコの元へ去り、寂しい思いをしているシンシアとジュリアンを訪ねてポールが来てくれた。
バラの花を一本だけ持って。
その際、いろんな話しをしている中、突然ポールはこんなことを言った。
「ねえシン。いっそのこと、僕とシンが結婚するってのはどう？
やっぱり無理か」
もちろん冗談である。
しかし ポールとはそういう人物である。
その言葉は、女性としての自信を失いかけていたシンシアにとって、素晴らしくうれしいものであった。
それに、ビートルズ関係者の中で ジョンに平然と立ち向かう勇気があるのはポールだけ。
シンシアを訪ねることだって、ジョンはやめてほしいに決まっている。
しかし、ポールは自分がこうしたいと思えば、それを自分の意志で行動するのである。
それに、この頃 ジョンとポールは一緒に曲を書くこともやめていた。
それぞれが 我が道を見つけ始めていたのである。
ポールはシンシアに「連絡を取りあおう」と約束して、車を走らせ帰って行った。
それから、2カ月後に彼はアメリカ人の写真家リンダ・イーストマンと一緒になって、人生の新しい局面を迎えた。
シンシアがポールと再会したのは、それから何年も経ってのことであった。 〜 The Beatles / I've Got A Felling
ttps://www.youtube.com/watch?v=fWjOdo6Q7Jg
（小林）I've Got A Felling
いかがですか？
これもねｗ、このところ、ビートルズの最後の頃の話しをしているんで。
ポールが歌い始めて、途中でジョンが歌い始めると。
なーんとなく
「ああ・・・どうなんだろう、二人の仲は・・・この歌を奏った時に」
なんて思っちゃいますねえ。
そういう曲です。 □リクエスト
(小林)もうこれは毎回言ってるんでお馴染みになっていますが。
最近リスナーが、ものすごくいろんな、北海道から沖縄から、いろいろ増えておりますのでｗ
これ言っておいた方がいいと思います。
リクエスト採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしています。
こんな番組はないですよねｗ
メールは beatles@bayfm.co.jp です。 （木更津市/男性）
シンシアが遺してくれた話しに、毎回ドキドキしています。
ジョンがもっとシンシアの方を向いてくれていたら。
と思い巡らせながら、耳はラジオに釘付けです。
リクエストは自称「5人目のビートルズ」と称していた・・・
(小林)そう、ビリー・ジョエル(Billy Joel)は。
例えば、ジョン・レノンたちとは10歳ぐらい下ですけど。
まあ、少年時代はそういうふうに思っていた、ってよくインタビューで語っていますけど。
「自分は５人目だ」っていう。
ビリー・ジョエルの「素顔のままで/Just the Way You Are」です。
私がビートルズを聴き始めてしばらく経った日。
ラジオからこの曲が流れてきました。
「なんて良い曲なんだあ」と。
今から40年以上前のことを思い出しています。
音楽は人生を年輪のように思い出させてくれます。
「あの時聴いた音楽は 印象的だったな」
「この時はなぜこの曲に没頭していたのかなあ？」
過去を振り返る時の 良い思い出になっています。
(小林)という
これは前、この番組でも話したかなあ？
あのほら、フィル・ラモーン(Phil Ramone)がプロデュースして。
それから、フィル・ラモーンがね、同時にね・・・
名前が浮かばないんだけど、黒人の、ほら、「San Francisco Bay Blues」ていうのを歌ってた女性と３人でいるときに。
え？ フィービ・スノウ(Phoebe Snow)
フィービ・スノウっていう有名な女性のところで、前で、聴かせたんですよ、ビリー・ジョエルが「Just the Way You Are」
そしたら、フィービ・スノウが
「ええ！ これあなたシングルにしないの？ じゃあ私に、私がカバーしてもいい？」
とか言われたらしいんですよね
ビリー・ジョエルはシングルにしようとなんて、これっぽちも思っていなかった。
でも、ヒットしたことはご存知のとおりです。
Just the Way You Are
〜 Billy Joel / Just the Way You Are
ttps://www.youtube.com/watch?v=HaA3YZ6QdJU
（小林）ビリー・ジョエル お送りしました。
ビリー・ジョエルはね もともと、このアルバムはね、ジョージ・マーティンとね。
ビートルズのプロデューサー＝ジョージ・マーティンとやりたくて。
ジョージ・マーティンの所へ何回も連絡したけど「忙しくてダメだ」って断わられて。
で、まあジャズ系のね、フィル・ラモーンとやった。
だから、こういうような方向に。
彼も、だから、フィル・ラモーンの影響を受けてるらしいですけど。 (小林)さあ、それでは続いて・・・
山形県・・・ほらｗ
（山形県酒田市/女性）
克也さん、荒井由美の「雨の街」をリクエストします。
シンシアと、ジョン、そしてヨーコ。
ジョンが大好きな私の彼は「理解できる」と言っていました
克也さんも男性ですから、ジョンの気持ち理解できるでしょう。
(小林)この質問は・・・ちょっと
[山形県酒田市/女性]さん、僕、文句があります。
というのは、どういう事かというと。
ジョンのことを彼は好きなんでしょう？ あなた。
で、どういう事かというとね。
ジョンの生い立ちを知っているんですよ。
ジョンは、どういう生活をしたか。
まあ、簡単に言うとあれですよね。
お父さんとお母さんの別れの場面を、この番組でもお伝えしましたよね。
で、お父さんが
「ジョン、お父さんニュージーランド行くけど、お父さんと一緒に来るか？」
「うん、お父さんと一緒に行く」
そこにお母さんがいたわけです、ジョンのね。
で、お母さんが「じゃあ、ジョン、さようなら」って部屋を出て行く。
何秒か経ってジョンは「おかあさーん！」って追っかけて行くんですよ。
で、お母さんの方を選ぶわけですよ。
でも、お母さんは 他の男の方へ走っちゃって。
結局、ミミ伯母さんに育てられる。
で、そのお母さんは、また別の男の人と再婚かなんかして。
二人の子供、娘を儲けて。
まあジョンの、だから異父兄弟？ ていうわけですかね。
それで、近くに住むわけですよね。
で、そのお母さんも、ジョンのもうほんと目と鼻の先で。
見てない間に、車で酔っぱらった警察官に轢かれて亡くなる、みたいな。
そういうふうなことをねえ、考えるとねえ。
やっぱり、ジョンの気持ちも分かってあげる、ていうんじゃなくて。
僕らが推測する権利は無いよね。
また、ヨーコの方からも考えるとｗ
ちょっと、ぜんぜん複雑な感じになると思います。
ということで、えー・・・脱線しないでｗ
（山形県酒田市/女性 つづき）
この「雨の街を」は、ユーミンが荒井由美だった頃の可愛く、
珍しく裏声が入っています。
シンシアの心情とリンクする感じがして。
(小林)ｗ ていう。
そうですかねえｗ
じゃあ、[山形県酒田市/女性]さん。
あなたのリクエストです。
荒井由美です。
〜 荒井由美 / 雨の街を
ttps://www.youtube.com/watch?v=X1TrMI2P-HQ
(小林)ええｗ
ユーミン、とても若かったｗ (小林)
もうシンシア・レノンの手記を買って読んだんですねえｗ
（町田市/女性）50代
信じては、まるごと信じてはいけないと思いつつも
ちょっとショックでした。 (小林)と書いてありますが。
私がビートルズを好きになったのは お兄さんの影響で。
小学校高学年の頃、兄の部屋から流れてくるラジオの音を
布団の中で毎晩聴いていた。
そんな中、当時大人気だったミッシェル・ポルナレフ(Michel Polnareff)の「愛の休日」が流れてきた。
サングラスのチリチリのブロンドに、あの独特のコスチューム。
その井出達は小学生の私には理解不能でしたが。 (小林)上手いこと書いてますねえ。
曲は大好きでした。 （小林）そうなんですｗ 僕なんかもそうでしたよ。
ミッシェル・ポルナレフの曲の中から「愛の願い」をリクエストします。
（小林）
ミッシェル・ポルナレフを知らない方。
もう、フランスの有名なシンガーでしたね。
それじゃあ[町田市/女性]さんのリクエストに応えて
ミッシェル・ポルナレフで「Love Me Please Love Me」
〜 Michel Polnareff / Love Me Please Love Me
https://www.youtube.com/watch?v=wptCl_Ey4sE BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
もうほんとにｗ ジョン・レノンの話しはｗ・・・
あの話しの後は、ジョン・レノンの歌が変に聴こえたりすることもありますんで。
ひとつ・・・・平静を保って、来週もよろしくお願いします。
リクエスト待っておりますね。
メールのアドレスは
beatles@bayfm.co.jp
採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしています。 そろそろシンシアの手記も終わりじゃないの？
まさか番組終わらないよな… ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年7月23日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(7月23日)
・1969年、48年前の今日。
何をやっているかというと、ここんところ、なぜか連続で紹介しておりますが。
「アビーロード(Abbey Road)」の録音をやっています。「アビーロード」
この日はですね、48年前の今日は何をやっているかというと。
午後2時半から「Oh! Darling」のオーバーダブ。
もう、ボーカルなんかは録られていて、それに被せる録音。
それから「come to gether」のオーバーダブですね。
それから「the end」の、これは・・・７テイク奏ってるんです。
でも、その前、午前中。
午前中と言っても、11時半から12時半の１時間。
ポール・マッカートニーが一人でやって来て、みんなが入る前ですよね。
一人でやって来て「Oh! Darling」
これはポールを中心に。
ポールが高校時代に書いた。
おそらくジョン・レノンと一緒に書いたんだと思われますが。
初期の作品。
だから、ヘタすると、これ入らないかもわかんなかったんだよね。
で、久しぶりに昔〜しの曲を、歌入れする。
ツアーはもう３年近く遠ざかっている。
ポールも やっぱり自信が無いということでね。
前もって、スタジオから約５分の場所に住んでるポールです。
仕事の虫です。
レコーディングしにやって来て。
これね、諸説があって、「一回だけ奏った」ていうのと。
「何回も奏って、良いのを取った」ていうのと。
「そんなにお前何回も奏るんだったら、俺に歌わせろよ」とジョンが言った、という話しもあります。
まあ、とにかく、４８年前の今日。
何はともあれ、この「Oh! Darling」から解放された。
「Oh! Darling」に命が宿ったわけですね。
今から４８年前の今日、7月23日。
ポールはこの日やっと満足のいくバージョンを歌って。
この日、その熱唱がミックスされ、プレスされ。
今ではデジタルファイルとなって、未来永劫受け継がれていくことになるというわけであります。 それではその曲
「Oh! Darling」
〜 The Beatles / Oh! Darling
ttps://www.youtube.com/watch?v=eF_mhA7HT2Y
（小林）ねえ、48年前の今日。
みんなが来る前に１時間取って。
ポールは一発奏っただけなのか。
それとも 何回奏っただけなのか。
どう、思いますかねｗ
俺なんか、絶対何回か奏ってると思うよｗ
ポールのことだから。
時間あるし、エヘヘｗ
というわけで・・・ □ストーリー
・「ねえシン。いっそのこと、僕とシンが結婚するってのはどう？
・・・やっぱり無理か」
言葉の主はビートルズ最後の独身男ポール・マッカートニー。
ジョンの最初の妻シンシアを口説いているふうに見えるが、もちろん冗談である
今週もビートルズ物語は そのシンシアが遺(のこ)した手記からお届けしよう。
ジョンがヨーコの元へ走り、寂しい思いをしているシンシアとジュリアンを訪ねてポールが来てくれた。
バラの花を１本だけ持って。
シンシアはこう語っている。
「バラの花を一本だけ持って。
ポールって、あの通りベビーフェイスでしょ。
とても優しいし、少し天然なところもあって。
おしゃべりも とってもチャーミングで気が利いてるんです。
その上、ミュージシャンとしては天才的で、努力も惜しまない。
女の子にモテないわけがありません。
お金やビジネスに関して、現実なところはあるけど。
グループってメンバーの中にそういう人間が必要なんです。
だって、ビートルズの４人が４人ともジョンだったとしたら。
それはもう破滅への道です。
だから、ポール・マッカートニーはすごいんです」
ポールはシンシアに「連絡を取りあおう」と約束して、車を走らせ帰って行った。
それから間もなくして、ポールは５年間交際を続けていた 舞台や映画で活躍する女優のジェーン・アッシャーとの婚約を解消。
原因はポールの浮気。現場を押さえられたのである。
しかし、何ごとにも前向きなポールは、
一説には、二股、いや、三股疑惑もあったアメリカ人の写真家リンダ・イーストマンと結婚することになる。
シンシアがポールと再会したのは、それから何年も経ってのこと。
リンダをメンバーに入れた新しいバンド「ウィングズ(Wings)」と一緒に世界中をコンサートツアーで飛びまわっていた
1970年代のことであった。 〜 Paul McCartney & Wings / My Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=vx5QxoWCG-I
〜 George Harrison / Give Me Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=fLsKWWF94cw
（小林）70年に入ってからの
ビートルズそれぞれの曲が流れましたねえ。
「Red Rose Speedway」のアルバムから。
1973年です。
これはアメリカで1位になったけど。
イギリスでは、１位になれなかった。
ポール・マッカートニーとウィングズの My Love
そして、ジョージ・ハリスンの Give Me Love
これは1973年 同じ年。
アルバムは「LIVING IN THE MATERIAL WORLD」
なかなかいいアルバムですが。
これ、アメリカでは、これも１位になったんですよね。
でも、イギリスでは１位じゃない。
まあ、世の中のテイストが、ぜんぜん違ってたんでしょうね。
面白いですよね この頃は。 □ストーリー（続き）
・「私とジュリアンが住むケンウッドに ポールが訪ねて来てくれて以来。
ビートルズに関係する人たちが、ここを訪れることはありませんでした」
これはもちろんジョン・レノンの最初の妻シンシアの言葉。
彼女が遺した手記から。
ポールの他には、誰からも連絡はなかった。
リンゴも、妻のモーリーンも。
ジョージも、その妻パティも。
ビートルズを介して知り合った友人たちも。
オフィスのスタッフも。
全ての人との関係が見事に途絶えた。
みんな、ジョンの逆鱗に触れたら大変だと思っていると同時に、
ジョンがシンシアとの離婚を望んでいるという事実にショックを受け、
気まずさを感じていて。
シンシアと顔を合わせたとしても、なんと声をかけていいのやら、皆目見当がつかない。
というのが本音だったのであろう。
そして、やがてリンゴもジョージも、残念ながらそれぞれの結婚生活を解消する時が来てしまうのであるが。
ジョンとシンシアの離婚は、グループの中で初めてのケースだったので、関係者にとって衝撃だったに違いない。
逆にシンシアは、自分の方からビートルズのメンバーやリバプール時代からの友達に電話をして、今の状況を説明するべきか？
いろいろなパターンを考えたが、それも出来なかった。
ましてや、多くのマスコミの取材や、直撃インタビューなどもシンシアは一切断わり続けていたら、じきに取材のオファーも無くなっていった。
それでも、間違いなくジョンとシンシアの関係は、離婚に向かって進んでいた。
けれども、ここに来て また大きな３つの問題があった。
先ず、離婚の申立人がどちらか ということ。
お金のこと。
そして一番重要なジュリアンのこと。
そんな中、1968年10月18日金曜日の午前11時30分。
ジョンとオノ・ヨーコが住むロンドンのフラットに警察の家宅捜索が入り。
二人はドラッグの所持と使用の現行犯で逮捕された。
程無くして有罪判決を受けてしまったのである。 〜 The Beatles / Norwegian Wood
ttps://www.youtube.com/watch?v=lY5i4-rWh44
〜 The Byrds / Eight Miles High
ttps://www.youtube.com/watch?v=J74ttSR8lEg
（小林）いやあ、すごいですよねｗ
ビートルズの影響がいかにすごいかっていう。
60年代の中ほどの選曲ですけど。
Norwegian Wood
これは「ラバーソウル(Rubber Soul)」ですからね。
1965年ですから。
それを聴いていたアメリカのバーズ(The Byrds)という。
ビートルズと同じBで始まって、一文字変えて「Byrds」で追っかけていた。
もう、「ビートルズがそれを出すなら、俺たちもこうだ！」ていう。
すごいですよね。
「ビートルズより上手いだろう。ビートルズより進んでるだろう」
みたいな、気構えみたいなのが感じることができますけど。
やっぱり フォロワーだったわけですね。
バーズの「Eight Miles High」ていう曲です。 □ストーリー（続き）
・「ジョンがケンウッドと呼ばれる屋敷を出て行ってから数ヶ月後の1968年10月18日。
オノ・ヨーコと暮らす、ロンドン・モンターギュスクウェアのフラットに警察の強制捜査が入り。
ドラッグの所持 及び使用の現行犯で逮捕されました。
最初は公務執行妨害もプラスされていました」
言葉の主はジョン・レノンの最初の妻のシンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中からもう少し。
そしてその逮捕の一週間後、オノ・ヨーコが妊娠していることが発表され。
出産予定日が翌年の２月だということであった。
シンシアはまたしても屈辱を味あわされた。
しかし次の瞬間、シンシアはあることに気が付いた。
ということは、この時点でヨーコは妊娠６ヶ月という計算になる。
そうなると、ヨーコが妊娠したのは4月末から5月のことで。
ジョンがシンシアを告訴する理由にしたシンシアの不貞不倫という時期とほぼ同時期にあたる。
これは、シンシア側に有利なことになることは間違いのないこと。
しかし、結局はそれから1ヶ月後の11月下旬にヨーコは流産した。
シンシアはこの事に関しては、心から気の毒に思ったという。
ヨーコが気の毒ではあったが、争いに負けるわけにはいかない。
お金も問題はとにかく。
一人息子のジュリアンの親権は どちらが持つか？
それは何よりも重要な問題である。
ジョンとオノ・ヨーコには、その後、弁護士の事務所でもう一度だけ会った。
離婚手続きの書類にサインするために、ジョンとシンシアが呼び出された時のことである。
その時も、ジョンは一貫してシンシアに話しかけてもこなければ。
シンシアに視線を送ることもなかった。
完全に無視である。
ジョンがトイレに立つと、ヨーコも付いて行った。
数分後に、内密な話しがあったのでシンシアが弁護士と廊下に出ると。
ヨーコが男性トイレの前で 待っているのが見えた。
ちょうどジョンが出て来て、通りすがりにシンシアにこうつぶやいた。
「わかっただろ？ ヨーコ無しでは、俺はどこにも行かないんだ」 〜 The Dirty Mac / Yer Blues
ttps://www.youtube.com/watch?v=wN2MehwgwHY
〜 The Rolling Stones / No Expectations
ttps://www.youtube.com/watch?v=1rIqBeMZAMc
（小林）
ローリングストーンズの No Expectations
これは1968年。
アルバムは「Beggars Banquet」
ねえ、どうですか？
これ、なかなか良いでしょ、雰囲気が。
ねえ、もうすでに60年代の終わりですけど。
70年代の初めの、ローリングストーンズのアメリカ南部の方に足が向いてる感じがするでしょう？
で、その前はけっこう貴重なんですよ。
同じ年68年にローリングストーンズが、BBCの特番としてね、奏ったんですよ。
「ロックンロールサーカス(The Rolling Stones Rock And Roll Circus)」を。
で、これをBBCで奏って、それで映画にして、サントラも出して、みたいなことを考え出していたのが。
全部お蔵になっちゃってｗ
「これ、出るのか？」ってみんな思ってたら。
1998年になって、ようやく出て。
ジョン・レノンね、それからエリック・クラプトン(Eric Clapton)、ストーンズのキース(Keith Richards)がベースを弾いています。
「ダーティ・マック(The Dirty Mac)」と名乗っていますｗ
名前が「ダーティ・マック」ｗ
「スケベ・マック」と言うんですかねｗ
どうですかねｗ
Yer Blues
お送りしました。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（新宿区/男性）50代
2017年も半分過ぎて夏本番。
時の経つのが早過ぎませんか？
懐かしい曲を聴いて、ゆっくりしたいです。
(小林)で、
２つから選べ、ったってｗ
やっぱりブライアン・セッツァー(Brian Setzer)より
エディ・コクラン(Eddie Cochran)でしょう。
オリジナルでしょう。
Summertime Blues
〜 Eddie Cochran / Summertime Blues
ttps://www.youtube.com/watch?v=fZZD8ckwLJA 〜 John Lennon / (Just Like) Starting Over
ttps://www.youtube.com/watch?v=j5jnV-SiGGw
（小林）ジョン・レノン (Just Like) Starting Over
ハガキで頂きました。
ラジコで聴いている、ということで。
それから・・
（兵庫県尼崎市/女性）
特に、ビートルズのシンシアの物語は、
いつも切なく締め付けられる思いがする。 (小林)と
ヨーコさんは罪作りな人と思ってしまいますが。
同じ日本人として 彼女の行動には心動かされます。
今 彼女は80代で、ご病気と、一部のニュースで見ました。
克也さん、交流はありますか？
（小林)交流はないですが、インタビューしたことはあります。
現在の彼女への思いを、よかったら・・・
(小林)ていう。
やっぱりねえ、偉大な日本が生んだ芸術家で。
まあ、人間くさいところはねえ、どれが本当か わからないところもあるんで。
ひとつワイドショーに任せて、ということで、よろしくお願いいたします。 （市川市/男性）50代後半
ビートルズが来日した1966年。
ウォーカーズの大ヒット
「The Sun Ain't Gonna Shine Anymore/太陽はもう輝かない」
をリクエストします。
19年前45歳で亡くなった姉が、ジョンやポールやタイガースのジュリー以上に
スコット・ウォーカー(Scott Walker)が大好きだったんです。
(小林)ていう。
スコット・ウォーカーがいた。
それでは、ウォーカー・ブラザーズ(The Walker Brothers)の
The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
〜 The Walker Brothers / The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
ttps://www.youtube.com/watch?v=Q11ium_-Lv8 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
ねえ、お話しの方。
それから、後半はリクエスト。
リクエストほんと よろしくお願いしますね。
最近、いろんな手段でｗ
いろんな手段でもないかｗ
パソコンなんかでもね、聴けますから。
北海道から沖縄まで聴くことができますから。
あ、まあ、海外でも聴いている人がいたりするんですよ。
ええｗ
よろしくお願いします。
あんまりたくさんリクエストが来てもｗ
そんなにたくさん応えられませんけど。
ひとつ、なんかコメントとね、添えて。
読むのが楽しみなんで、よろしくお願いいたします。
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにしてお送りしているというわけです。
メールアドレスは
beatles@bayfm.co.jp
です。
それから、やっぱり聴いてますとね。
今日はあれですよね、ビートルズの音源の他に
最後がウォーカー・ブラザーズでしょ。
なかなか良かったでしょ？
それから、アメリカのバーズ。
良かったでしょ？
バーズは・・・
バーズのロジャー・マッギン(Roger McGuinn)ていう人は
ビートルズにやられてからは、
もう自分のギターをみんな売っちゃって。
ビートルズと同じ仕様にしたり、とかね。
そういうビートルズ・フォロワーだけど。
ビートルズの影響を受けてるんだけど。
ビートルズのマネじゃないんですよね。
新しいものを目指して創ってるんですよね。
ビートルズも、マネのグループだったんですよｗｗ
ローリングストーンズも、ビートルズを追っかけてたわけですよね。
だけど、まあビートルズだけが、神社に祀(まつ)られているという現状は
皆さんどうお思いですか？
アハハｗ
まあいいや、そんなことｗ
ハイ、ということで、楽しいリクエスト待っています。
お話しの方は、本当に終盤に向かっていますけど。
まあ・・・ これはもう結果はご存知のとおりなんでね。
そんなに心は乱れることはないと思います。
また来週も ひとつよろしくお願いします。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年7月30日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(7月30日)
・1963年です。
今から54年前の今日。
63年は、もうイギリスで天下を取ったビートルズ。
まだ、アメリカや世界はビートルズのことをほぼ知らない状態。
でも、イギリスでは もうみんなワーワーキャーキャー。
で、すごく忙しくなっていて。
今日は、もうほんとに信じられないんですけど、ビートルズにするとね。
朝の10時、「10時かあ？」なんて思わないでｗ すごいことだから。
10時からレコーディングも始まって。
「Please Mr. Postman」
それから「It Won't Be Long」
これ、テイク10ぐらい奏るんですよ。
ね、それから、アルバムセッションが終わると。
こんどはラジオ番組のライブ収録で。
プレイ・ハウス・シアターていうロンドンの劇場行って。
5時半から6時半なんだけども、それより早く行って・・・
これはレコーディングですね。
だから「今日 忙しいんで、早めに録音機を回していただけませんでしょうか？」
みたいな感じで。
で、その「サタデークラブ」という番組のために「Long Tall Sally」
それから「She Loves You」「Glad All Over」「Twist & Shout」「You've Really Got a Hold on Me」
まあ、オリジナルとカバーの良いミックスになりますね。
で、こんどはそれが終わったら帰って、5時から夜中までレコーディングです。
「Money」だとか「Till There Was You」「Roll Over Beethoven」「It Won't Be Long」「All My Loving」
まあ、そうですね、曲によっては15テイク、あるいは・・・・
それぐらいですかね。
だから、メッチャクチャ忙しかった、ていうビートルズ。
で、これから またもう１年ぐらい経つと、世界的に大グループにビートルズがなっている、というわけです。 そんな、今から54年前の今日ということになりますが。
その日に録音された、「エド・サリバン・ショー」でも披露した。
ビートルズの、自信を持っている曲。
でも、これはシングルにはならなかった曲。
でも、みなさんよく知ってる曲。
All My Loving
〜 The Beatles / All My Loving
ttps://www.youtube.com/watch?v=twjKjcEO8qI
（小林）ビートルズ All My Loving
「この曲が大好きだ」っていう方も多いと思いますよ。 >347です。
>>338の「書き起こしありがとうございます」の人とか>>353の人さ、
自分では番組聴かないの？オンタイムでなくてもRadikoで聴けるよね？
まあ何となく自演くさい気もするけど、誰が頼んだわけでもないのにわざわざやってるんだから、
やっぱり暇な人としか思えないんですよ。
それに違法ではなくても、ラジオ番組の書き起こしはそれなりに問題になってるみたいだしさ。
とここまで書いて、「あ!」と思った。そっか、関東在住じゃないのか。
失礼しました。 □ストーリー
・「わかっただろ？シン。俺はヨーコ無しじゃ、どこへも行かないんだ」
離婚手続きのために弁護士事務所でジョンと久しぶりに会ったシンシアであったが。
ジョンがトイレに立つ時でさえも、オノ・ヨーコは後を付いて行ってドアの前で待つ。
そんな光景を見られたジョンは、その時のヨーコとの関係を印象的に説明したのだ。
シンシアは驚きを隠せなかった。
これではまるで「ヨーコ依存症」である。
ビートルズストーリー。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺(のこ)した手記の中からお届けしよう。
ロックの歴史上の貴重な瞬間を無数に証言している名著である。
話し合いの末、息子ジュリアンの親権はシンシアが持つことでジョンも同意してくれた。
このまま親権を争ってもジョンに勝ち目はないと弁護士が話しをしたのであろう。
その代り、ジョンはジュリアンとの定期的な面会を望んでいたので、それは受け容れることにした。
けれども実際には、もう何カ月も前に、家で険悪なムードの中 話し合いが行われた時以来、ジョンはジュリアンと会っていなかった。
本当に会う気があるのなら、いったいいつ息子との面会を求めるというのだろう。
そして、最も難しいお金の話しになった。
シンシアが紹介された法定弁護士によると、「ジョンからは財産の半分を勝ち取ることが出来る」と言われた。
ほどなくしてシンシアは、弁護士には固く禁じられていたが、直接ジョンに電話をかけて全てを円満に解決しようとしたが。
ジョンはまったく聞く耳を持とうとしなかった。
電話に出たジョンはいきなり「何の用だ？」と完全に戦闘態勢である。
シンシアは説明した。
「私は あなたと直接話し合って、納得のいく道を選びたいの。法律も弁護士も無しで」
するとジョンは答えた。
「話し合う事なんて無いよ。
俺が出せるのは3億7千5百万が限度だ。
それだって博打で大儲けしたようなもんだろう？
文句を言われる筋合いはない」 〜 The Beatles / Money (That's What I Want)
ttps://www.youtube.com/watch?v=O_MwIwVGAaA
〜 The Beatles / She Loves You
ttps://www.youtube.com/watch?v=T0YifXhm-Zc
（小林）ビートルズの初期の作品。
「With The Beatles」から63年の
Money (That's What I Want)
それから、今の曲は
She Loves You
燦然と輝いておりますね、この曲はね。
1963年
もちろん、イギリスで１位。
で、翌年になってアメリカで売れるもんだから。
また、その余波っていうのか、なんてんですかね。
また、復帰したていう曰(いわ)く付きであります。 □ストーリー（続き）
・「なんだシンシアかあ。
電話して来るなって言っただろ。
なんの用だ？
金の話しか？
話し合う事なんて無いよ。
俺が出せるのは3億7千5百万が限度だ。
それだって博打で大儲けしたようなもんだろう？
文句を言われる筋合いはない」
これは、完全戦闘態勢のジョンの発言。
ジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記から続けてみよう。
ジョンがまったく聞く耳を持たなかったため シンシアは弁護士に相談した。
「私はジョンの財産の半分を、争って手に入れるようなことはしたくないんです。
ただ、私とジュリアンが今までどおりに暮らしていける適正な金額が認められれば、それで充分です。
今までもそうでしたが、裁判所が介入するとプライバシーもなにも無くなってしまいます。
それが耐えられないんです」
話し合った結果、弁護士からは「一週間の支出額の概算を出しておくように」と言われた。
衣料品、食料品、交際費、ジュリアンと休暇を過ごす時などの娯楽費などで 合計が今の日本円に換算すると週38万円になった。
年間にすると2000万円ちょっとである。
その頃のシンシアの資産は500万円の銀行預金、洋服、メルセデス・ベンツなど、高価な宝石類は持ってはいなかった。
ジョンの資産は75万ポンド、今の日本円で37億5千万円と算定された。
実際には、この算定額よりもはるかに多いことは間違いなかった。
この金額が弁護士に伝えられると、ジョンはシンシアに分与する金額を5億円に引き上げた。
しかし、この金額でも 新しい家を買ったり、ジュリアンが二十歳になるまでの親子の生活費としては苦しかった。
もちろん、それはあくまでビートルズのリーダーの妻と息子としての生活レベルという断り書きがあっての金額。
シンシアはそれが贅沢であることを判っていた。
が、シンシアが懸念することは、ジョンがお金に渋くなっていたことであった。
幸せだった頃の気前の良いあのジョンは、どこに行ってしまったのだろう。
そのことが心配で、いられないシンシアであった。 〜 John Lennon / How Do You Sleep?
ttps://www.youtube.com/watch?v=LNjTPZW7GCU
（小林）いかがですか？
この How Do You Sleep
ジョン・レノンの、アルバムは「Imagine」の中に入っている曲ですけど。
聴いたことない方もけっこう多いんじゃないかと思いますが。
これはまあ、ジョンの性格を物語るもので。
これは、ポールへの歌なんだけど。
まあ、ジョンはすごいなあ、意地悪だなあ、てのがよくわかるんですよ。
「お前の傑作はイエスタデイくらいなもんだろ」ｗ とかねｗ
もうこれ、ポールが聴いたら頭に来ますよねｗ
だから、ジョンのファンてのはこういうジョンを知っていて、なおかつファンなんだからね。
面白いですよね。
僕もその一人です。 □ストーリー（続き）
・「離婚する際の、財産分与をめぐっての交渉が続くと。
ジョンがどんどん お金に渋くなっていくのがわかりました。
リバプール時代を含めて、ジョンは実際にはお金がなくても、気前が良くて。
周りから見ると、ハラハラすることもあったくらいです。
でも、私はそんなジョンが好きでした。
それが、こうして離婚するとなると。
ジョンの言い分はどうであれ。
私にはお金をめぐって争うようなエネルギーはもう残っていませんでした。
今のジョンは、かつて私が恋をした、心が優しくて、情熱的で、ウィットに富んだ昔のジョンではなくなっていたんです」
言葉の主はジョンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が遺した手記から。
お金のことで争うことによって、これ以上心に傷を受けることが耐えられなかったシンシアは、
ジョンの申し出をそのまま受けることにした。
こうして離婚判定は1968年11月8日に下された。
裁判所に呼び出されたシンシアは、今やジョンの運転手となっていたレス・アンソニーの運転する車で出かけた。
アンソニーは自ら「奥様をお迎えに行きたいのです」とジョンに申し出て ケンウッドに来てくれた。
裁判所にはマスコミが大勢押しかけ、シンシアはその前で宣誓し。
自分の夫が不貞を公的に認めたこと、そしてオノ・ヨーコが夫の子供を妊娠していることを証言した。
離婚に関する一連の出来事は、あまりに非現実的でおぞましい体験であった。
10年間一緒に仲良く暮らして来たのに、法廷で裁判官が放ったほんの短い言葉で、自分がジョンの人生から断ち切られてしまったことが
いまだに信じられない思いでいた。
本来は、自分をそんな目に遭わせたジョンを憎むべきだったのかもしれない。
もちろんジョンに対する怒りはあった。
実際に、身を切られるような辛さを味あわされていたのだから。
それでも、なぜかジョンを憎むことはできなかった。
シンシアは自分に対する仕打ちを全て考えあわせても、それでもなおジョンを愛していたのである。 〜 John Lennon / Just Because
ttps://www.youtube.com/watch?v=nIaxOb-jLQY
〜 The Beatles / In my Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=-eCh3y5VROM
（小林）
In my Life
「今まで出会った人、みんなほんと懐かしく愛してる」っていう歌ですけど。
これ、このあとで離婚ですからねｗ。ジョンはね。
そしてその前は
ジョン・レノンが1975年ロサンゼルスでソロアルバム。
それも、懐メロばっかり集めて録音しておりますが。
その中の一つです。
ロイド・プライス(Lloyd Price)という・・・
ちょっと泣き節のシンガーのヒット曲をカバーしています。
これ、プロデューサーがねフィル・スペクター(Phil Spector)なんですよね。
「Rock 'N Roll」のアルバムから
Just Because □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（調布市/男性）50代
ジョン・レノンの名前が出てくるからお願いします。
(小林)
そうなんですよ、クイーン(Queen)のジョン・レノンに捧げた曲ですよね。
フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の才能を確かめてくださいね、この曲で。
Life Is Real
〜 Queen / Life Is Real (Song for Lennon)
ttps://www.youtube.com/watch?v=Rum2gakWREI
〜 George Harrison / What Is Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=3XFfUt7HQWM
（小林）ジョージ・ハリスンが流れました。
（八王子市/男性）
この番組を聴き始めてまもなく一年。
聴けば、ずいぶん長く続く番組なんですね。
知らずにいて残念です。
ジョンの年齢を過ぎ、あと２年でジョージを越える年齢になろうとしていますが。
改めて彼らの曲に感謝です。
四人の中では推しメンのジョージをよろしく。
（小林）ということで
What Is Life
かかりました。 （府中市/男性）40代後半
この時期になると32年前に行われたチャリティコンサート「ライブエイド(Live Aid)」 （小林）1985年の。
高校１年だった私は、テレビに釘付けとなって見ていました。
ライブエイド発起人のボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)が率いたバンド＝ブームタウン・ラッツ(The Boomtown Rats)の
I Don't Like Mondays
これをリクエストします。
(小林)
これはもう有名な話しに基づいて彼らが作った曲ですよね。
アメリカのサンディエゴの高校で、これ、女子高生かなんかが、ライフルかなんか持って。
学校で撃ちまくって、人を殺しちゃって、生徒を殺しちゃって。
「どうして、そんなことをしたんですか？」って言ったら。
「月曜日が嫌いなんです」って言った、ていうことから作られた、と言われているｗ
ブームタウン・ラッツの「I Don't Like Mondays」
〜 The Boomtown Rats / I Don't Like Mondays
ttps://www.youtube.com/watch?v=-Kobdb37Cwc 〜 The Beatles / HELP！
ttps://www.youtube.com/watch?v=8xqLfz_LPm4
(小林)最後のリクエストは・・・
（西東京市/男性）
今日は思い切って初めてリクエストします。
いつも幕張方面に電波を向けて聴いております。
最近、心が辛い日が続くのでビートルズの「HELP！」をよろしく。
(小林)そうだよね。そういうふうな時の助けになるような曲ですが。
なんですか？[西東京市/男性]さん。
昔というか今も、テレビ東京の『なんでも鑑定団』のテーマ曲でしたよね。
HELP！は耳に残る曲だと思います。
(小林)
なんで、だけど、あれなんだ？。
「これいくらですかね？ 助けて下さい。お願いします」
っていうことで、これ HELP！なのかねえ。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
リクエストの方、毎週毎週お願いしておりますが、よろしくお願いします。
採用されるとイシイのミートボールなどをセットにして、ね。
採用だとこういうふうなものがもらえるんですよ。
いいでしょう？ｗ こんな番組ないですよねｗ
それから毎回言っておりますが。
何かビートルズに関すること。
まあ、ビートルズに関することじゃなくても、近況でもいいですから書いてください。
で、それを見て
「ああ、この人のビートルズの好きな度合いがどれくらいかな？」とか
「どれくらい聴いてるのかな？」とか
そういうふうなのを聴いて。
まあ、名前と合せて「どのような人だろうなあ？」なんてリスナーの顔を見ているわけですよね、僕たちも。
ええ。
これ、やっぱりね。
それで、リスナーの方の 気持ちも変わっていくと思うんですよ。
成長したり歳とったりするとね。
だから、今のところあれですね。
今日なんかも、中年以降の方のｗ リクエストが目立っておりましたが。
今 増えちゃってて、十代だとか二十代の方も ひとつよろしくお願いしますね。
かなりいらっしゃるんですけども、遠慮しないでリクエストお待ちしております。
そして、ビートルズのお話しの方は。
長い間、ジョンの最初の上さんの書いた本を紹介してまいりましたが。
やっぱりあれですよね。
こういう離婚とか そこらへんになると。
先週も言ったんですけど。
人間臭い部分てのは、面白いけど。
こういう音楽の番組だと、辛い辛いｗ
ええ、来週をお楽しみに。
お相手は 小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年8月6日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(8月06日)
・1965年。
もうビートルズはすでに有名になって１年、世界的に。
今から５２年前の今日。
イギリスの・・・、これはイギリスだけですが。
「HELP！」のアルバムが発売になっています。
1964年の2月にね アメリカに上陸して、もう世界制覇をしたビートルズ。
まあ、ビートルズが有名になって。
ビートルズは自分たちで分かってくるわけですよね。
「ああ、俺たちは今 世界一なんだ」
あの、自分たちが尊敬していたエルビス・プレスリー(Elvis Presley)よりも高い所にいる。
そういうことになりますと、もともとほら、複雑な人ですから。
とくにジョンなんか 複雑な人ですから。
悩んだりする時期に入って来るわけですよ。
そういうふうなことを考えると。
この「HELP！」というアルバム 。
特に「HELP！」という曲はご存知ですよね、あのヒット曲。
「Help!」という。
あれに代表される このアルバムっていうのは。
ビートルズの内面をね、相当描き出した曲が多いんじゃないか。
「自分たちは 実は悩んでるんだよ」ていうふうなことを訴えてるんじゃないか。
そして、それは分かりますよね。
そして、あの「HELP！」を聴いて、僕たちは「わあ、やっぱりすごいな」と思ったもんです。
で、もう、何十年も経っていますｗ
52年も経っています。
そうするとね、この「HELP！」という曲の正体がですね。
なんか不思議で、しょうがないんですよ。
これ、もう一回改めて今日は聴いていただきたいと思いますが。
ふつうの歌だとね。
例えば、普通の曲だと、ほら AメロがあってBメロへ行って。
例えば、サビに行って、みたいな進行がありますよね。
それから、曲によっては、サビから出て。
いきなりサビから出て、そしてAメロへ行く、みたいな進行もありますよね。
いろんな歌のパターンがあるんですけど。 この、「HELP！」の謎は。
頭から行きまして「Help! I need somebody.Help!」ていうのから始まって。
それで、しばらくたって。
ジョージ・ハリスンの不思議なアルペジオで、曲が始まるんですよ。
で、あれまでのピースはですね、もう二度と出て来ないんです、この曲。
だから、あれ、くっつけたのか どうしたのか？
あれが最初に出来たのか？、どこが最初に出来たのか？
ちょっと謎ですよね。
本当のことは・・・・、本を見ても、ちょっと書かれてないんですけど。
皆さんｗ 非常に、考えて、一緒に感じてみませんかｗ
不思議な曲なんですよ。
改めて聴いてください。
聴き馴染んだ曲が不思議な曲に聴こえます。
HELP！
〜 The Beatles / HELP！
https://www.youtube.com/watch?v=1ma8OhzFdIA
（小林）ねえ。
どうですか？
これはすごい歌だっていう感じはしませんか？
今までね、恋の 彼女がどうした、彼がどうした、とかそういう風な曲を書いていたのが。
１年経ったら こういうふうな、もう心境に・・・
それで、こういう不思議な歌を出すんだものね。
それで ヒットさせるんだものね。
すごいことだよねｗ
皆さんの中で この「HELP！」という曲は、解決してますか？
はい。 □ストーリー
・「離婚に関して、もちろんジョンに対する怒りはありました。
本当に、身を切られるような辛さを味あわされていたんですから。
それでもなぜか、ジョンを憎むことはできませんでした。
ジョンから受けた酷い仕打ちの全てを考えても、それでもまだ彼を愛していたんです」
このセリフはジョン・レノンの最初の妻シンシアが発したもの。
ビートルズストーリー、今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺(のこ)した手記の中から。
心の傷が癒えるのを待つ間もなく、新しい生活が始まった。
いや、始まったのではなく、「始めさせられた」というのが正しい表現である。
離婚の条件として、シンシアは、ジョンとジュリアンと暮らしたケンウッドと呼ばれるお屋敷を出なければならなかった。
もちろんその豪邸は、シンシアとお母さんとジュリアンの3人で住むには広過ぎることは分かっていた。
けれども父親、つまりジョンが出て行ってから、日も浅いというのに。
ジュリアンを住み慣れた家や、通い慣れた学校から引き離さなければならないことが、酷く残酷に思えていやだった。
さらに、家族のような関係だった家政婦のドットとの別れは、とても辛いものとなった。
シンシアとドットは何度も抱き合い、連絡を取り合おうと約束した。
こうしてシンシアは、ロンドンの目抜き通りケンジントン・ハイストリートに近いペングローブ・ガーデンズに家を買い。
ジュリアンを近くの私立小学校に入れた。
学校は楽しくなさそうだった。
友達を作ろうともしないし。
毎朝 暗い顔をしていた。
数週間通わせたところで、近くの公立小学校に転校させた。
こちらには、馴染んで上手く行きそうだった。
新しい家に来てすぐ。
以前シンシアがイタリア旅行で滞在した時にお世話になったホテルオーナーの息子で、
シンシアの新しい恋人となりそうだったロベルト・バッサーニが一緒に暮らすことになった。
しかし、シンシアはまだそういう気分にはなれずにいたのである。 〜 The Beatles / Rain
ttps://www.youtube.com/watch?v=WoW9MZdpB7Y
〜 The Mamas & the Papas / California Dreamin'
ttps://www.youtube.com/watch?v=qhZULM69DIw
（小林）1966年の時代を感じていただきました。
先ず、Rain
これはまあ、66年というと、日本にビートルズがやって来るわけですが。
その頃ナンバーワンだった「Paperback Writer」
これも良い曲だけど。
この裏の「Rain」ていう曲はね、また違う意味ですごかったんですよね。
これは B面ですよ。
その当時はね、B面ていうと、A面のお釣りみたいなイメージがあって。
A面に負けないような、また違う意味でA面みたいな顔をした「Rain」が入っていたというのは。
やっぱりビートルズの才能が、まだまだすっごい余ってた、ていう証拠なんですよね。
すごいですよね。
そして、ビートルズじゃありませんが。
ママズ＆パパス(The Mamas & the Papas)という当時一世を風靡した、彼らの作品。
アメリカではナンバーワンだったけど、イギリスでは不思議に23位に終わっているっていう。
California Dreamin' お送りしました。 □ストーリー（続き）
・「新しい家に引っ越してきてすぐ、イタリア旅行の時に親切にしてくれた男性＝ロベルト・バッサーニも同居することになりました。
ただ、新しい恋愛関係をスタートさせる心の準備はできているのか？。
私はまだ、模索中だったんです」
これは少し不安気なシンシアの発言。
ジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記から。
自分の気持ちを見つめ直したシンシアであったが。
自分がジョンとの問題を まだ引きずっていることはよく分かっていた。
辛い気持ちも、恐怖心も、怒りも、まったく消えてはいなかった。
だから多分、その傷を癒すには誰かにすがるのではなく、もう少し一人でいるべきだと思っていた。
ただ、ロベルトと居ると 孤独だったモノクロームな自分の人生が、再び鮮明な色彩に彩られるようになった。
それにジュリアンも、ロベルトにとても懐いていたし、彼が大好きだったのである。
こうして、シンシア、ジュリアン、ロベルトの３人家族としての生活が始まった。
その様子を見て安心した母親はリバプールに帰って行った。
家の中のことを手伝ってくれる人手が欲しかったので、スペインからの留学生＝マキーラに来てもらうことにした。
彼女には部屋と食事を提供する代わりに、家事を手伝ってもらう、という条件だった。
マキーラはシンシアたち家族の生活によく溶け込んで、ジュリアンのお姉さんのようになった。
4年後には航空管制官としての訓練を受けるために、スペインのマジョルカ島へ発つことになるが。
それまでの間、すっかり家族の一員のように過ごした。
その数ヶ月の間、シンシアとジョンのやりとりは全く無かった。
ジョンとオノ・ヨーコは 次第に人目を引く奇怪な行為にのめり込んでいくようになった。
先ずは離婚から3週間後に、二人のアルバム「未完成作品１番/Two Virgins」を発表。
二人の全裸の写真を使ったアルバムジャケットが、ひと騒動を捲き起こしたおかげで、
肝心の内容そのものは影が薄かった。
売り上げ的にも、大失敗だったのである。 〜 John Lennon / I Found Out
ttps://www.youtube.com/watch?v=2wPzI2aDxk0
〜 Paul McCartney / Maybe I'm Amazed
ttps://www.youtube.com/watch?v=cm2YyVZBL8U
（小林）1970年の曲が２曲。
ビートルズがね、解散しちゃって。
それぞれがソロアルバム出して。
特に、ジョンとポールは、こんなに違ってたんだ。
二人の違い、二人の正体が 判った曲ですね。
どっちもね、内面はね、同しようなところだと思うんですよ。
それが、曲が違う様に出てますよね。
ジョンが、
クラウス・フォアマン(Klaus Voormann)＝ベースで。
ドラムズ＝リンゴ・スター。
３人だけで奏った。
名義はプラスティック・オノバンド(Plastic Ono Band)ですが
I Found Out
そして1970年。
これは、ちょっと早めに４月に発表した。
ポールの
Maybe I'm Amazed □ストーリー（続き）
・「ジョンがオノ・ヨーコとの二人の名義で行い、発表するアート作品は、どれも評価されませんでした。
アーティストが発する作品は、評価が別れることは珍しくはないので、興味は無かったんですが。
私が心配だったのは、それらの作品がジョンのやりたい方向性を持っているのか？ ということでした。
なんせ世の中は、すっかりジョンとヨーコを同一な個体としてしか評価しなくなっていたのですから」
言葉の主はジョン・レノンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中から。
次に二人は ロンドンのロイヤルアルバートホールに姿を現し。
アンダーグラウンドのアーティストたちが活動の一環として行ったクリスマスパーティの間。
大きな白い袋に入って歌った。
シンシアによると、これはちょっとしたおふざけ半分、本気が半分だった、と評価している。
そして、ジョンとヨーコはその後も、たくさんのバッグイベントを続けた。
二人は袋に入ったまま記者会見まで開いた。
それは、愉快で、クレイジーで、人を惹き付けるイベント。
それなのに、二人が命がけのように真剣そのもので臨んでいる姿を見て、シンシアはビックリした。
そこには、楽しさのかけらも、笑顔さえも見られない。
ジョンのユーモアのセンスは、いったいどこへ行ってしまったのだろう？
そして、1969年の2月には、オノ・ヨーコのアンソニー・コックス氏との離婚が成立し。
3月にジョンとヨーコはパリからジブラルタルへ飛んで、結婚した。
ジブラルタルにはわずか70分間滞在しただけで、再びパリに向かったという。
シンシアは、そのスピード再婚に大きなショックを受けた。
その数日後、二人はアムステルダムへ向い。
一週間をヒルトンホテルのベッドで過ごした。
これが有名な「平和のためのパフォーマンス＝ベッドイン」である。
ジュリアンはテレビの報道でこれを見て、興味津々で質問してきた。
「ねえママ。パパがテレビに映ってるけど、ベッドに入って何をしているの？」 〜 John Lennon / Give Peace A Chance
ttps://www.youtube.com/watch?v=0yU0JuE1jTk
〜 The Beatles / Revolution
ttps://www.youtube.com/watch?v=BGLGzRXY5Bw
（小林）ジョンの歴史的に有名な作品が２つ続きました。
Give Peace A Chance
これは、ヒルトンホテルで、
お話しの中にあった ヒルトンホテルで。
そのままね、録音した物でありまして。
有名な詩人のアレン・ギンズバーグ(Allen Ginsberg)や、フィル・スペクター(Phil Spector)や、
ペトゥラ・クラーク(Petula Clark)ていう歌手や、いろんな人たちが来ていて。
一緒に Give Peace A Chance を歌っていました。
そして、Revolution
これは「Hey Jude」のB面ですよね。
「Hey Jude」がポールの作品ですが。
このB面は、ジョンの主張、もうほんとジョンらしい。
「革命は、革命は・・・ わかった。わかった。わかったよ。
でも、俺を引っ張り込むのはやめてくれ」
っていうジョンらしい歌ですｗ □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（神奈川県秦野市/男性）51歳
シンシアの手記は切なく。
男である私の胸にも迫りくるものがあります。
さて、私は30年来のビートルズのファンでありますが。
一時期だけ、ビートルズを聴くことができなくなる時期がありました。
理由は、セックスピストルズ(Sex Pistols)の破壊力に圧倒され。
ビートルズの存在そのものが軟弱なものに思えて、しばらく距離を置いてしまったんです。
CLUB CITTA'川崎と、武道館に行ってきました。
演奏はボーカルのジョニー・ロットン(John Lydon)のショーマンシップの凄さに感動させられました。
武道館では 我を忘れて「スティーヴ」 (小林)まあ、ギタリストですが
「スティーヴ！！」と叫んでいる自分がいました。
現在はなんとか折り合いをつけて、ビートルズとセックスピストルズ両方を聴いておりますが (小林)ｗ
あの時の熱狂ぶりは 今の自分からは信じられないものです。
当時のカラオケ１８番だった、ピストルズの「God Save The Queen」 これを。
(小林)
これは ヘタに歌っても味が出るからねｗ
[神奈川県秦野市/男性]さん。
〜 Sex Pistols / God Save The Queen
ttps://www.youtube.com/watch?v=RvMxqcgBhWQ
（小林）セックス・ピストルズの God Save The Queen
いやあ、この頃はすごかったですね。
プロデュースがクリス・トーマス(Chris Thomas)ですからね。
クリス・トーマスはビートルズ後期の・・・
まあ、アシスタントプロデューサーでスタジオに入っていた人ですから。
ビートルズとつながってるわけですねｗ （東京都/男性）50代
私はカントリーミュージックの「Jambalaya」をリクエストさせていただきます。
聴いていて楽しくなります。
(小林)そして、同じ・・・
あ、この方も Jambalaya
なんですよ。
（松戸市/男性）
定年退職して、大学同期の友達二人に誘われて。
上野の貸しスタジオでバンド練習しました。
友人二人はギターが弾けるのですが。
私は「小学校のリコーダー以来、楽器さわったことがないのでイヤだ」と断ったのですが。
強引に誘われました。
ベース担当にさせられたのですが、簡単にしてもらったこともあり。
あっという間の２時間で けっこう楽しかった。
月一回集まって練習するということで。
まあ、帰りの居酒屋に寄るのが目的のバンド練習ですが、付き合うことにしました。
土曜日に練習したカーペンターズの「Jambalaya」をお願いします。
カーペンターズが大好きで。
だから、ビートルズ世代の後の世代になりますが。
でも カーペンターズのファーストアルバムは「Ticket to Ride」ですから
縁はあったんですねえ。
(小林)
ていう、[松戸市/男性]さん.
そして、さっき言った[東京都/男性]さんのリクエストで
カーペンターズの Jambalaya
〜 The Carpenters / Jambalaya
ttps://www.youtube.com/watch?v=5I4-UmoY7js 〜 The Beatles / Thank You Girl
ttps://www.youtube.com/watch?v=2phLXqv6tyc
(小林)
ねえこれ、初期の「From Me to You」のB面ですよ。
なんかビートルズのB面は無駄がないよねｗ すごいよね。
Thank You Girl という。
リクエストは・・・
（大和市/男性）50代
もうすでに話しは中盤以降になってしまっているようですが。
初期の作品 Thank You Girl をお願いします。
コーラスが大好きです。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたか？
リクエストは今日は50代が、けっこう目立っておりましたけどｗ
それぞれ いろんな体験、お聞かせいただいて ありがとうございます。
リクエスト、みなさんの体験とか、なんかコメントを添えてよろしくお願いします。
採用されるとイシイのミートボールが待っております。セットが待っております。
beatles@bayfm.co.jp
です。
話しの方はですね。
まあほんと、シンシアが可哀想になるっていう話しもありますが。
今度は、ジョンは、ロンドンというか、イギリスの嫌われ者になっていくわけｗ
これもちょっと 可哀想な感じになってくるんですよｗ
ほんとにｗ
また来週をお楽しみに。
よろしくお願いいたします。
お相手は小林克也でお送りしました。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年8月13日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(8月13日)
・先週とおんなじ年ですね。
1965年、今から52年前の今日。
先週は一週間前、イギリスでアルバム「HELP！」が発売。
で、一週間後の今日は、アメリカでアルバム「HELP！」が発売になりました。
アメリカ盤とね、イギリス盤は曲がぜんぜん違ったりとか。
それぞれ、なんか違うっていうことはご存知だと思いますが。
この「HELP！」は サントラ盤扱いとして発売になって。
イギリス盤と違って ジョージ・マーティン楽団によるインストゥルメンタルなんかが入っていたんですが。
この同じ8月13日。
アメリカツアーのために、夏の大ツアーですよ。ねえ。
ニューヨークに着いて。
その日にボブ・ディラン(Bob Dylan)が「おい、久しぶりだね」ていうことで、遊びに来て。
それぞれの部屋で挨拶して、遊んで帰ったっていう。
ボブ・ディラン、ご存知のとおりノーベル賞を取ったり、あんまりヤンチャなイメージないけど。
ビートルズは、ほら なんかユーモアたっぷりで、剽軽(ひょうきん)で、ヤンチャぽいじゃないですか。
だから、どうしてもディランの方が年上っていうふうなイメージがあるんだけど。
歳でいくと、ジョン・レノンの一つ下がディランなんですよね。
で、ポールがディランの下っていうことで。
もうほんと、マブダチｗ っていうか。
そんな感じになっていくわけですよ。
で、だからほんとに、大物が大物を表敬訪問した、みたいなのじゃなくて。
もう、この頃になると、けっこう親友になっています。
で、その仲良くなった理由は。
まあ、ボブ・ディランがビートルズの作風が気に入ったということもあるんだけども。
お互い同じ歳のミュージシャンとして、十代の頃にロックンロールに衝撃を受けた、という共通の経験を持っている。
これが大きいわけですね。 さあ、それじゃあ、この時点でのボブ・ディランの最新アルバムは
「Bringing it All Back Home」ていう。
まあ「ぜんぶ家に持って帰る」っていう意味ですねｗ
これはとても歴史的に重要なナンバーです。
ビデオクリップていうか、フィルムクリップでは。
ボブ・ディランが大きな紙切れに歌詞の一部、キーワードを書いて
それを投げていく、ていうビデオを思い出してください。
あの曲です。
ボブ・ディランの Subterranean Homesick Blues
〜 Bob Dylan / Subterranean Homesick Blues
ttps://www.youtube.com/watch?v=2Mb3CoWwNyY
（小林）
ディランとビートルズは、大の仲良しだった。
Subterranean Homesick Blues をお送りしました。 □ストーリー
・「ねえママ。パパがテレビに映ってるけど、ベッドに入って何をしているの？」
これは離婚が成立したジョン・レノンとシンシアのたった一人の息子ジュリアンの発言。
テレビに映った父親ジョンと、その新しい妻オノ・ヨーコがハネムーンの途中。
オランダのアムステルダムのヒルトンホテルの部屋のベッドの中。
シーツにくるまって平和のためのパフォーマンスとして提唱された、
その名も「ベッドイン」の光景に、ジュリアンが大きく反応を示してのことである。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺(のこ)した手記の中から。
息子のジュリアンに質問されて 少し困ってしまったシンシアであったが。
感情を殺して、ジュリアンにこう答えた。
「それはね、平和に過ごすことは とっても大事な事ですよって、みんなに言ってるの」
ジョンはごく身近なシンシアとジュリアンとさえ平和な関係を結ぶことが出来ないで「何が世界の平和だろう？」
シンシアはそう思った。
５月になると、ジョンとヨーコは、ロンドン郊外のアスコットのサニングデールという場所に26部屋の大邸宅
「ティッテンハーストパーク」を15万ポンド＝7億5千万円で購入した。
かつてシンシアもジョンと内見しに行ったことのある物件である。
一時期、みんなでここを買って「自分たちだけの集落ビートルズコミューンを作ろう」という計画もあった屋敷であった。
そこが、ジョンとオノ・ヨーコの家になるなんて、不思議で皮肉なことである。
新婚の二人が、その大邸宅に移り住んで間もなく。
ビートルズのスタッフで代理人のピーター・ブラウンから電話があった。
「シン。ジョンがジュリアンに会いたがってる。
もし君が良ければの話しだけど。
こんどの金曜日はどうかな？」 〜 The Beatles / I Feel Fine
ttps://www.youtube.com/watch?v=WWTC5nFgwUQ
〜 The Supremes / Come see about me
ttps://www.youtube.com/watch?v=_CF3OsncGjU
（小林）
ビートルズの I Feel Fine が流れましたね。
これは、レイ・チャールズ(Ray Charles)の「What'd I Say」ていう
もうほんと「インスタントに作った曲に影響された」ってありますが。
これは ビートルズのヒットでしたね。
この「I Feel Fine」が
今聴いたダイアナ・ロス(Diana Ross)とシュプリームス(Supremes)の「Come see about me」
これが１位だったのを引きずり降ろした。
つまり、特に60年代の後半はね。
アメリカのチャートは、もうビートルズのやり放題だったわけ。
出せば すぐナンバーワン。
ただ、それに対抗して、60年代は６曲。
シュプリームスはアメリカのナンバーワンを出したからね。
まあ、ビートルズに対抗した唯一のアメリカのね、グループが
シュプリームスだった。
というわけです。 □ストーリー（続き）
・「シン。その後元気にやってるかな？
急な話しなんだけど、ジョンがね、ジュリアンに会いたがってるんだよ。
もちろん、彼の勝手な話しなわけで。
シンシアが許してくれたら、ってことなんだ。
もし、大丈夫だったら。
今週の金曜日、運転手のアンソニーから、そっちへ電話させるんで。
この週末、ジョンが住むティッテンハーストでジュリアンを遊ばせたい、ってことなんだけど、どうかな？
やっぱり無理かな？」
自宅にいるシンシアに電話をかけて来たのは、ビートルズの代理人でシンシアもよく知る人物ピーター・ブラウン。
ジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記から。
心の傷がまだ癒えていないシンシアは、この話しがあまり乗り気ではなかった。
が、承諾することにした。
ジョンには「ジュリアンに会う」という権利があったのだ。
それに、まだ幼いジュリアンにとって父親に会うということは、とても重要なことである。
シンシアは夕食の後ジュリアンに訊いてみた。
「ジュリアン。今週末、パパの家にお泊りすることになるんだけど、どう、平気？」
するとジュリアンは
「ええ？。パパに会うって、どういうこと？
ママは一緒じゃないの？
もしかして、このあとずっとパパのお家に住むの？
僕はちょっと恐いよ」
完全に尻込み状態である。
無理もない、ジュリアンは6歳になったばかりだ。
父親と顔を合わせることの出来なかったこの１年は、6つの小学１年生にとっては、とても長い時間に感じられたに違いない。
金曜日に運転手のアンソニーがやって来て、お茶を飲みながら少し話しをして行った。
しばらくぶりにアンソニーに会えたのはとてもうれしかった。
前の家政婦のドットと同じく、アンソニーもとても親身になってくれる友人の一人。
彼の意見は貴重であり信憑性のある情報源でもあったのである。 〜 John Lennon / It's So Hard
ttps://www.youtube.com/watch?v=D4x8Z7CJugM
〜 Ringo Starr / Only You (& You Alone)
ttps://www.youtube.com/watch?v=LKvLnulKs8E
（小林）これはリンゴ・スターのヒット曲ですね。
Only You
昔のプラターズ(The Platters)のカバーですが。
これはプロデュースが、ジョン・レノンがやっています。
ジョン・レノンのプロデューサーとしての腕は 大変なもんですよね。
やっぱりジョン・レノンの、このお化粧のし方が
フィル・スペクター(Phil Spector)っていうね、先輩から習ってて。
すごく上手かったわけですね。
で、その前は「イマジン(Imagine)」の中から It's So Hard
サックスは、テナーサックスですけども。
キング・カーチス(King Curtis)が入っていました。 □ストーリー（続き）
・「奥様、お久しぶりでございます。お元気でしたか？
ジュリアンお坊ちゃまは大きくなられましたか？
今回は急なお話しでございましょうが。
それでも、あのフラットに呼ばれるよりはずっと良かったのではないでしょうか」
こう話すのは、かつてジョンの家族が住むお屋敷ケンウッドの専属運転手のアンソニー。
シンシアとは１年ぶりの再会である。
シンシアが遺した手記の中から。
アンソニーはこう続けた。
「先ごろ、大きなお屋敷をお買いになった旦那様ですが。
ご存知の通り、その前はリンゴ様の持ち物であります モンターギュスクエアのフラットにヨーコさんとお住まいになっておりました。
しかし、その部屋がものすごかったんです。
あそこは、とにかくゴミ捨て場みたいでした。
旦那様とヨーコさんは 様々なイケナイ物をやっておられまして。
お二方とも、昼と夜の区別のつかないほどマズイ状態でした。
床は散らかり放題。
あれは、とても小さなお子さんが来るところではございませんでしたから」
ジョンがもっと早くにジュリアンを呼び寄せられなかったのは、たぶんそのためである。
そんな劣悪な環境と健康状態では、とても子供の世話など出来るはずがない。
そう予測すると、シンシアは突然 胸騒ぎがした。
そしてこう質問した。
「それでアンソニー。今のジョンはどうなの？ジュリアンを預けても平気なの？」
「新しい所に移ってからは 大丈夫です。
今は正常な状態に戻っておらます。何のご心配もございません。
ジュリアンお坊ちゃまも、きっと気に入るかと思いますよ」
このアンソニーの言葉でシンシアは少しだけ安心した。
それでも、少しだけ不安な気持ちを残したまま ジュリアンを送り出すことになった。
ジョンの所有する大きな車に乗って。
アンソニーの隣に座ったちっちゃな影がシンシアに向かって手を振るのが見えたのである。 〜 The Beatles / She Said She Said
〜 The four tops / Reach out,I'll be There
ttps://www.youtube.com/watch?v=Bnih1-VX74M
（小林）
さっきね、シュプリームズが ビートルズに対抗したっていうわけですが。
同じモータウンのフォートップス(The four tops)というこのグループは。
この曲「Reach out,I'll be There」
これは、イギリスでも、アメリカでも１位だったわけですよね。
まああの頃は、テンプテーションズ(The Temptations)と２大人気グループだったんですが。
テンプテーションズは、こうほら、メンバー音域がすごいあるんですけど。
このグループは、みんな音域が中ごろにｗ あってこう。
けっこう、こういうふうな歌い方ね。
人気があった人たちです。
その前は「リボルバー(Revolver)」から
She Said She Said □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（佐倉市/女性）
だいぶ前、なにげなく聴き始めたこの番組、ずっと聴いています。
つい聴き入ってしまいます。
面白いです。
で、ジョンとヨーコに対する私の見方。
この番組で大きく変わってしまいました。
私はシンシアという奥さんがいたことを知らなかったからです。 (小林)ｗ
ヨーコは略奪愛だったんですねえ。
私は主婦ですから、なんか許せない感じ。
それまではジョンとヨーコのことをおしどり夫婦と思い、すごく尊敬していたのに。
なんか、許せない。
シンシアが可哀そう。
ビートルズの曲は、オンタイムではありませんが、みんな好きです。
でも、ジョンは (小林)ｗ
許せない。ヨーコも (小林)ｗ
シンシアの手記が終わった時点で、この番組終わっちゃうんですか？
それは無しにしてくださいね。 (小林)ｗ
やはり、ビートルズの曲は偉大ですね。
何十年経った今でも新鮮です。
なにかモヤモヤした気持ちで毎週楽しみに聴いています。
これからもがんばってね。 (小林)ていう
ビートルズとはぜんぜん関係ないんですが。
この「黒い炎」てのはシンシアの気持ちを現わしているような曲名・・・
(小林)
これ日本のレコード会社が適当に付けたわけですから。
これ信用しない方がいいです。
「Get it on」ていうのは、まあ この時代の頃ですね。
まあ、いろんな官能的な事とか、
「イケナイ事で燃え上がる」ていうふうなスラング的な意味でね。
「もう、ノッていこう！」ていうような意味なんですよ。
[佐倉市/女性]さん、チェイスで Get It On
〜 Chase / Get It On
ttps://www.youtube.com/watch?v=t7HKPV8LeHQ 〜 サザンオールスターズ / 当たって砕けろ
（小林）どうですかｗ？
２曲つながって。
チェイスの世界。
チェイスっていうのは、ラッパの名手で・・・
ラッパってｗ トランペットの名手ですからね。
で、ある日すっごいグループを作ろうと思って。
自分の仲間と、それからリズム、ロックのバンドのミュージシャンを連れて来てやった。
なんかちょっと、面白いアンバランス的な魅力もあったんですが。
で、サザンの世界に来ました。
（西東京市/男性）
サザンはいつも楽しく聴いています。
シンシアのお話しを聞いていると、自分の恋愛とは比べられないなあ。
と、胸がとても苦しくなります。 (小林)ｗ 苦しくなりますｗ
この前、ザサンオールスターズのアルバムを買いました。
(小林)この前 これを買ったの？ これ、ええ？
「熱い胸騒ぎ」というタイトルで。
その中から、サザンの「当たって砕けろ」をよろしく。
（小林）
[西東京市/男性]さん、リクエストありがとうございます。 （旭市/男性）
7月23日が放送日なんでリクエストしますが。
39年前のこの日、あこがれのライブ、ローリングストーンズ(Rolling Stones)を観戦しました。
感激でしたねえ。
この場にいることの満足感、大きな思い出の一つです。
夏が来れば思い出す。
そうアルバムは「Some Girls」
あえて、その中から「Far Away Eyes」をリクエストします。
(小林)ていうのは
[旭市/男性]さん、66歳。
これは、ミックとキースがカントリーを奏っていて。
これはもう他の人には出せないような味があるんですよ。
ほんと名曲だと思いますよ。
ローリングストーンズの Far Away Eyes
〜 Rolling Stones / Far Away Eyes
ttps://www.youtube.com/watch?v=TDnZBvCetQM 〜 忌野清志郎 / SUMMER TIME BLUES
ttps://www.youtube.com/watch?v=GpF3hoKLiFY
(小林)エヘヘヘ。
（千葉市/男性）
暑くなると聴きたくなる曲があります。
それは、清志郎さんの「SUMMER TIME BLUES」です。（小林）これはRCのね。
いろんなアーティストの中で、イデオロギー全開のアルバムと言えばRCサクセションの「カバーズ」だと思います。
今日は「SUMMER TIME BLUES」か「マネー」を聴きたい。
どちらかをお願いします。
（小林）
「サマータイム」がかかりました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
ねえ。
シンシアとジョンとの離婚、成立いたしまして。
その後、まあ事後処理的なｗ お話しをお送りしておりますがｗ
これも、やっぱりビートルズの歴史の一部ですからねえ。
来週も、ちょっと面白い話しが続きますんで。
よろしくお願いします。
リクエスト、メールは
beatles@bayfm.co.jp
です。
採用されるとイシイのミートボールなどセットにしてお送りしておりますのでよろしく。
まあ採用されることだけでもうれしいのに、こういう物が贈られるというｗ
二重のオマケが待っておりますのでみなさん。
コメントなんかの方もよろしくお願いしますね。
あんまり長いとね、ちょっと時間、ていうことがありますので。
適度の量でお願いします。
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年8月20日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(8月20日)
・1965年、今から52年前の今日。
ビートルズのプロデューサー、まあビートルズの育ての親＝ジョージ・マーティンが。
「私は会社を辞めて、新しい自分の会社をスタートさせます。
その会社の名前は『AIR＝エアー・プロダクション』と言います」
という発表をしました。
これはまあ、どういうことかと言いますと。
ビートルズのチャンスは、彼によって創られたわけですよね。
発見されたわけですよね。
いろんな所に断られて・・・
それも、大きなEMIという大きなレコード会社の小さなレーベルです。
普通の流行歌だとか、そういう事じゃなくて、
彼がやっていたレーベルっていうのは
なんというんですか、コメディとか クラシックとか、ちょっと小さいレーベル。
まあ、有っても無くても、どうでもいいような所が「ビートルズはすごい」っていうことで
世界的にしちゃったわけですよ。ね。
それでも、その会社ってのが古い体質なんで、なかなか給料も上げてくれない。
それどころか、「お前ちょっと飲みに行こうよ」とか言って。
「お前 偉いねえ」とか、持ち上げられてｗ
お金はあんまり出さないでｗ
まあ、会社に長く勤めてくれるように仕向けているってのが、もう大人だからすぐ判るわけですね。
だから、実際にもっと厳しい話しをしたんだと思いますよ。
でも、それに応えてくれない、ていうこともあって。
「それじゃあ、辞めて 自分でやろう」と。
これは 当たり前のことですよね。今。
日本の会社もね、世界的に見ると古い体質なんて言われてますが。
今はもう、新しいですよね。ええ。
だから、僕 これで思い出したのはね。
発光ダイオードを発明した人が、小さな会社で、なかなか給料を上げてくれなかった。
その人は 今ほら、アメリカへ行って、アメリカへ移り住んで、自分の会社をやったり。
それから大学で教えたりしてるじゃないですか。
そういうようなもんですよね。
そして、まあ、ジョージ・マーティンは、自分の会社を立ち上げて。
もう一つ、その会社は「エアー」ていう「エアー・スタジオ」という有名なスタジオを作って。
ここはまあ、ロンドン一のスタジオとして。
ある時期は、もうほとんどの人が使っています。 で、そこで発表された、エアー・スタジオ、ジョージ・マーティンのスタジオで
1975年になって発表された曲を
まあ、スタジオで録ったということなんですが。
ジェフ・ベック(Jeff Beck)の「You Know What I Mean」という名曲をお送りします。
つまり、今から52年前「私は辞めますよ」
それから、スタジオにもなって。形としては。
そこで作られたやつをちょっと聴いてみようというわけです。
ジェフ・ベックの You Know What I Mean
〜 Jeff Beck / You Know What I Mean
ttps://www.youtube.com/watch?v=kk_Kb29CgLg
（小林）いかがですか？
ジェフベックの You Know What I Mean
という曲ですが。
これはね、ちょっと古い人のために ちょっと解説しておくと。
ジェフベックが「ベック・ボガート & アピース (Beck, Bogert & Appice）」という３人組をやって。
これ大成功したんですよ。
で、ヒット曲がね、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の「Superstition」ていう「迷信」て知ってますよね。
あれをカバーして、ちょっと代表的なヒットがあったんですけど。
それをすぐ解散したあとなんですよ、ソロアルバムね。
で、ジョージ・マーティンがプロデュースして「You Know What I Mean」ていう。
あの頃は 脂の乗った・・・
だから音楽の方向は だいたいわかりますよね。
なぜ、こういうようなことをやってるかっていうのは。ねえ。
こないだ、ストライプス(The Strypes)っていうね、イギリスの３人組の若者に会ったらですね。
彼らはですね、この頃の音楽が大好きで、すっごい詳しいの。
だから「どうして お前たちそんなことやってるの？」
「いや だって、今はそういうようなこと。今は今だけど。
過去っていうのは膨大じゃないですか。過去は宝がいっぱい。
だから、宝物がいっぱいですよ」
なんて、若者が言ってましたけど。
これも、一つの宝物ですね。
ちょっと発掘して、ふだん番組では聴けないような曲をｗ お送りしました。 □ストーリー
・ジョンがシンシアと離婚したことによって、4年間ほど住んだケンウッドと呼ばれるお屋敷を離れ。
それぞれ別に暮らすことになった。
一人息子のジュリアンは母親のシンシアと一緒。
ジョンは新しいパートナーであるオノ・ヨーコと暮らすため、さらに大きな家を購入した。
そんなある日、ジョンから連絡があり「ジュリアンに会いたい」とのこと。
ジュリアンと定期的に会う という行為は、離婚調停での合意事項であるため拒否はできない。
もちろん、ジュリアン本人はパパに会いたくてウズウズしている。
無理もない、パパに甘えたい盛りである。
そんなジュリアンをジョンに合せる当日。
ずっと家族の運転手として働いてくれたアンソニーが迎えに来てくれた。
相変わらずの、真面目で責任感が強い人物である。
久々の再開にシンシアも嬉しかった。
挨拶を交わすと,アンソニーはこう言い出した。
「先ごろ、大きなお屋敷をお買いになった旦那様ですが。
ご存知の通り、その前は、リンゴ様の持ち物でありますモンターギュスクエアのフラットにヨーコさんとお住まいになっておられました。
しかし、その部屋が ものすごかったんです。
あの家は、とにかくゴミ捨て場そのものでした。
旦那様とヨーコ様は、様々なイケナイ物をやっておられまして。
お二方とも、昼と夜の区別がつかないほどマズイ状態でした。
床は散らかり放題。
あれはとても小さなお子様の来る所ではございませんでしたから」
ジョンがもっと早くにジュリアンを呼び寄せられなかったのは、たぶんそのためである。
シンシアは突然胸騒ぎがして、こう質問した。
「それでアンソニー、今のジョンはどうなの？
ジュリアンを預けても平気なの？」
するとアンソニー。
「新しい所に移ってからは、大丈夫です。
今は正常な状態に戻っておられます。
なんのご心配も必要ございません。
ジュリアンお坊ちゃまも、きっと気に入るかと思いますよ」
ビートルズのお話し。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺(のこ)した手記の中からお送りします。 〜 The Beatles / Drive My Car
ttps://www.youtube.com/watch?v=o092SAztQj0
〜 The Byrds / Turn! Turn! Turn!
ttps://www.youtube.com/watch?v=W4ga_M5Zdn4
（小林）1965年の曲が２曲続きました。
先ず、Drive My Car
まあ、ビートルズの「ラバーソウル(Rubber Soul)」ですね。
ポールとジョンが やっぱり一番脂が乗りきり、乗り始めた頃の、ね。
ポールが、ジョンの家へ持ってって。
「これ、歌詞が出来てないんだ」
で、ジョンが「サビの所 Drive my car にしたら？」
「やっぱり、これほらセクシーな意味だからねえ、いいんじゃない？」っていうことで。
作り上げられた Drive My Car
そして、ビートルズを意識していた。
ビートルズに負けまいとｗ がんばっていた。
ロサンゼルスのザ・バーズ(The Byrds)
ピート・シーガー(Pete Seeger)の、フォークですよね。
フォークを、だから、こんなふうにコーラスと・・・
それから、ロジャー・マギン(Roger McGuinn)という人の12弦ギターがすごく特徴的な曲です。
これはイギリス・・・
あの、イギリスではちょっとヒットしなかったんですが。
アメリカでは、ナンバーワンになった曲です。
バーズの Turn! Turn! Turn! □ストーリー（続き）
・ジョン・レノンの最初の妻シンシアが遺した手記から。
「シンシア奥様。旦那様の暮らしぶりですが。
今はもう大丈夫です。
ヨーコ様も相変わらず変わった方で、何を考えているのかよく分かりませんが。
取りあえず、以前のゴミ屋敷状態ではございません」
こう語っているのは、
つい先日まで住んでいたケンウッドと呼ばれるお屋敷に仕えていた運転手のアンソニーという屈強な体格をした男性。
ボディーガードも兼任していた。
このアンソニーであるが、今はジョンとヨーコの運転手として働いている。
今日はジョンの都合希望で息子のジュリアンを迎えに来たのである。
こうしてシンシアはジュリアンを送り出した。
アンソニーが運転する車は、今までジョンが購入した物の中では最大級クラスであった。
その助手席に座ったちっちゃな影が、シンシアに向かって手を振るのが見えた。
その小さな顔が、どんな表情をしているのかは良くは見えなかった。
車が見えなくなるまで手を振ると、シンシアの目からは止めどなく涙が溢れた。
ジュリアンをジョンの元へ行かせることで一番耐え難かったのは。
向こうの家にいる間は、おそらくヨーコがジュリアンの面倒を見ることになるだろうけど。
それが心配でしょうがなかった。
ジュリアンがヨーコのそっけない態度をどう解釈するか。
シンシアには見当もつかなかった。
でも実際には、心配には及ばなかったようだ。
おそらく継母というものは、ベタベタとネコ可愛がりする人よりも。
すこし冷たいぐらいの人で ちょうど良いのかもしれない。
でも、ヨーコがイジワルをした、という話しはジュリアンの口からは一切聞いていないので。
その点では安心だった。
こうして、最初のジュリアンの訪問の後。
ビートルズの代理人ピーター・ブラウンからは
ジョンから「ジュリアンに会いたがっている」という連絡が、定期的に入るようになった。
面白いことに、ジュリアンはヨーコのことを「ホーキーコーキー」と呼ぶようになった。
この言葉の響きが、６歳児ジュリアンの感じたヨーコのイメージだったのである。 〜 John Lennon & Yoko Ono / Yes, I'm Your Angel
ttps://www.youtube.com/watch?v=f44IjxR4pOQ
〜 John Lennon / How?
ttps://www.youtube.com/watch?v=Wq7jLEnZw6s
（小林）どうですか？
おそらく初めて聴かれる方も いると思いますが。
ジョン・レノンの How?
「イマジン(Imagine)」の、これは1971年。
彼のソロアルバムですね「イマジン」。
この中に入っていました。
フィル・スペクター(Phil Spector)がプロデュースして。
まあ、すごいストリングスが付いていて。
ジョンの歌い方も微妙なところをけっこう現わしていました。
そしてその前は、1980年。
ジョン・レノンの遺作となった「Double Fantasy」の中に入っていた。
オノ・ヨーコの歌声で Yes, I'm Your Angel □ストーリー（続き）
・「おそらく、継母というものは、ベタベタとネコ可愛がりする人よりも
少し冷たいくらいの人で、ちょうど良いのかもしれません。
ヨーコがイジワルをしたという話しは、ジュリアンの口からは一切聞いていないので。
その点では、安心でした」
言葉の主は、ジョンの最初の妻シンシア・レノン。
彼女の遺した手記の中から。
最初のジュリアンの訪問の後、ビートルズの代理人ピーター・ブラウンからは
ジョンから「ジュリアンに会いたがっている」という連絡が定期的に入るようになった。
面白いことに、ジュリアンはヨーコのことを「ホーキーコーキー」と呼ぶようになった。
ジュリアンはジョンの家から帰って来ると、
よくジョンが新たに購入した大邸宅ティッテンハーストの暮らしぶりがよく分かるような、
奇妙な話しをした。
例えば、パパとホーキーが家の中を裸で歩き周り。
「二人とも長い髪で顔を覆っているので、まるで魔女のように見える」と言ったり。
「二人が、米と種ばかりの変な食べ物ばかり食べている」とか。
これはヨーコがジョンにマクロビオティックを徹底させている、ということが判った。
とにかくジュリアンは、そういう事に関して、説明も想像も加えず見たままを話す。
もっともジュリアンはまだ6歳の幼児である。
見たままを話して当然。
これに関してシンシアは、ジュリアンの感性を妨げたくなかったので、批判的な事は言わないように心掛けていた。
ジュリアンに罪悪感を覚えさせたり「ママを守らなければ」という思いをさせたりしたくなかった。
というのも、その理由の一つ、
両親が離婚しているので、気持ちが父親寄りにあるか、母親寄りか、ということはある程度避けられないこと。
けれどもジュリアンの悩みを最小限にしてやり。
父親であるジョンに対して肯定的な気持ちを持ってもらいたかったので、出来るだけ波風を立てたくない、とも思っていた。
こうして数週間前までは 離婚のショックでほとんど鬱状態にあったシンシアも
少しづつ強い母親になっていたのである。 〜 The Beatles / Girl
ttps://www.youtube.com/watch?v=2ea0LXJuV2U
（小林）
ジョン・レノンの作品 Girl という。
これはまあ、有名な・・・
コーラスも ちょっとユーモラスな感じですよね。
「ラバーソウル(Rubber Soul)」
今日は「ラバーソウル」の中から２曲お送りしました。
あ、それから、あれですね。
オノ・ヨーコを「ホーキーコーキー」ってのは
なんかちょっと「奇妙な 変な」という意味の言葉です。
辞書を引いても出てないですけどね。
ブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の「Tokyo Joe」の歌詞の中に出てくるんですよ。
「Tokyo Joe」っていう女の子のことが。 □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
（東京都三鷹市/男性）
ネットで彼らのライブ映像を観たんですが。
1曲目がこの曲でした。
デビュー曲をオープニングに持ってこれるのは彼らぐらいではないでしょうか。
私が観たのは2013年のライブ映像ですが、パワフルで最高なんです。
ビートルズ、ストーンズ、と同じくイギリスのロックの宝です。
(小林)そうなんです。
ザ・フー(The Who)のリクエストが来ています。
ザ・フーはねえ、日本ではほんとにねえ、ファンが少ないですけどねｗ
すっごいグループですよね。
もし興味がある方は、ユーチューブなんかで見られますんでｗｗｗ
ザ・フーの I Can't Explain
〜 The Who / I Can't Explain
ttps://www.youtube.com/watch?v=h3h--K5928M 〜 The Beatles / Michelle
ttps://www.youtube.com/watch?v=BKvee-w0uBc
（船橋市/男性）60代
先日、高校のクラス会が開催され。
卒業以来会っていない仲間とも会えて、楽しい一日を過ごすことができました。
そのクラスの中で、みつ子さんという名前の女性がいて。
みんなが「ミッシェル」と呼んでいました。 （小林）ｗ
その彼女もやって来て、2次会では「Michelle(ミッシェル)」を歌って大盛り上がりでした。
（小林）ていう
人気者なんだろうねｗ
あの、オバマ元大統領がポール・マッカートニーをホワイトハウスに招いた時。
大統領夫人がね、名前がそうですから、ポール・マッカートニーが歌っていましたね。 （我孫子市/男性）
克也さん、こんばんは。
先日の夕方、汗だくで帰宅した息子、大学1年生が
予約したCDを受け取りに行くため、「車を貸して」と言うので。
仕方なく私も一緒に行くことになりました。
息子は免許を取ってまだ２ヶ月の初心者なんです。
せっかくなので、気になっていたコンビニ限定のハーゲンダッツを購入。
その帰り路、国道を曲がって左折しようとしたら。
ランドセルを背負った小学2年生であろう男の子が歩いてきました。
助手席から息子が「渡らせてあげてね」と言うと同時に。
停まって男の子を見守る息子がひとこと「かわいい」
目の前を通る、渡る彼は、暑さに参った表情に必死さを加えて小走りで通り過ぎ。
また、歩き始めました。
その様子を見た息子の意外なひとこと、成長したなあ、と嬉しく思いつつ。
中学2年の夏からか激しくなった反抗期に泣かされたことなどが高速で頭の中をグルグルしていました。
嬉しい時辛い時、いつでも傍にはビートルズの曲があります。
(小林)
[我孫子市/男性]さん、あなたのリクエストですね。
ジョージ・ハリスンの Here Comes the Sun
ビートルズ。
〜 The Beatles / Here Comes the Sun
ttps://www.youtube.com/watch?v=D4Ta5w8iqzs 〜 Paul McCartney / My Love
ttps://www.youtube.com/watch?v=eKuFyHwG188
(小林)いやあ。
Here Comes the Sun からね、上手くつながりましたねえ。
ポール・マッカートニーのね、My Love
やっぱり、こうやってビートルズのこの番組ですけどｗ。
改めて思うのは、やっぱりこうやって長く聴くと
音楽だけ聴いてても、四人の性格だとか、ドライ度だとかウェット度だとか。
そういうのって判るよね。
おそらくだから、ラジオを聴いている人も、みんな
「ああ、私とは上手く行く人だな。この人は」とか。
「友達になりたい人だな」とか。
「いや、この人は遠慮」だとかｗ
いろいろあるんじゃないかと思いますがｗ。
(千葉県印旛郡/男性）
初めまして、毎週楽しみに聴いております。
今日のポールのバラの話し、 (小林)あっ、その時にこのリクエスト書かれたわけですね。ポールのバラの話しね。
で、メールさせていただきます。
「Hey Jude」の話しは 改めて感動しました。
ビートルズ大好きで、特にポールは同じレフティとして、左利きとして尊敬しています。
私はバラの花を全国に心を込めてお届けしています。
(小林)ここに、ローズバス・ドットコムと書いてあるから。
そうしたら印旛郡ですから、バラの花の。
バラばっかりじゃないんじゃないですか？。
花の栽培とか、されている方でしょうね。
[千葉県印旛郡/男性]さんどうもリクエストありがとうございました。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがですか？
このところ、やっぱりジョン・レノンの最初の離婚ていうこと。
離婚が終わって、そのあと、やっぱりね。
これは、ビートルズのお話しと同時に、なんか人情物語みたいな感じがして。
人のお宅を覗くような感じを、いたしますｗ
まあ、他人事(ひとごと)だから、ちょっと、まあ、他人事とはいえ・・・
なんていうんですか、ビートルズだからｗ。
いろいろ心配したり、ね。
「こんな気持ちになりたくないよ」と思ったりとか。
いろいろあるんじゃないかと思いますが。
また来週、どうなりますか、お楽しみに。
さて、リクエストの方も、よろしくお願いします。
今日のリクエストみたいに。
やっぱり、自分の出来事とか。
なんか、音楽のことばっかり書く必要はないですよ。
なんか、自分の近況のこととか。
それから、なんとなく、その人との音楽のつながりが現われたりするんで。
それを楽しみに 僕たちは待っております。よろしく。
beatles@bayfm.co.jp
こちらで待っております。
お相手は小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年8月27日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(8月27日)
・1971年。そう、46年前の今日。
46年前の今日。
もちろん、ビートルズは70年「Let It Be」のアルバムをもって、
まあ正式な解散ていうことになってるわけですね。
だから、解散して１年と強が経っています。
今から46年前の今日。
ポール・マッカートニーの「Uncle Albert - Admiral Halsey」これがナンバーワン。
アメリカで。
そうなんですよ。
ビートルズが解散して、その後みんなソロアルバムを出して来るじゃないですか。
これが、ちょっとあそこらへんも、物語になりますよね。
ジョンが本当は最初にアルバムを出そうと思っていたらしいんですよ。
だけど、出したのはポールですよね。
ポールが最初に周囲の反対を押し切って、ソロデビューの「Maccartney」ていうのを出すんだけど。
これ、評判が良くなかった。
ま、難しいと思いますよ。ソロで出るんだから。
ビートルズが、あれだけの素晴らしいことをやった後。
ソロを、ポール・マッカートニーのノリでね、ササッと出しちゃダメですよねｗ
でまあ、順番としては。
リンゴ・スターが、みんなの協力をもらってね。
ジョン・レノンだとか、みんなプロデュースして。
リンゴのために、ソロアルバムを作って。
で、３番目がジョージ・ハリスンの「All Things Must Pass」
これをジョージ・ハリスンが出して。
これ、３枚組で大成功ですよね。
ジョージ・ハリスンはやっぱり、すごい成長をこの頃は遂げているわけですよ。02：42
そして、ジョン・レノンは
「Give Peace A Chance 」とか「Cold Turkey」とか「Instant Karma!」
こいういふうな前衛的なことを発表しているわけですけども。
まあ、ジョン・レノンもアルバムを最後に出すわけですが。 そして、まあ、ポール・マッカートニーが、急いで２枚目を出すわけです。
その２枚目のアルバムが「RAM」で。
その中から、この「Uncle Albert - Admiral Halsey」がナンバーワンになった、ていうわけです。
ビートルズのメンバーとしては、一等最初にナンバーワンになったのはジョージ・ハリスンですからね。
「All Things Must Pass」の中から「My Sweet Lord」
まあこれ、２番目のナンバーワンていうことになるのかな？ ポール・マッカートニーの。
まあ、改めて聴いてみましょうかね。
これ、２つの曲が、別の曲が合わさってます。
だから、ポール・マッカートニーとしては・・・
ひょっとして「A Day in the Life」
ジョンの作品の中にポールの作品が割り込んで来るような。
そういうふうなイメージを持っていたのかもわかりません。
Uncle Albert - Admiral Halsey ポール・マッカートニー。
〜 Paul McCartney / Uncle Albert - Admiral Halsey
https://www.youtube.com/watch?v=1ma8OhzFdIA
（小林）
なんかだけど、改めて聞くと、すごいことをやってますよね。ねえ。
Uncle Albert - Admiral Halsey
ポール・マッカートニー。
これがまあ、ソロでポール・マッカートニーが初めて全米でナンバーワンになった曲。
それも、46年前の今日、ナンバーワンを獲得した。 □ストーリー
・「ジュリアンはジョンの家から帰って来ると。
よく、ジョンが新たに購入した大邸宅ティッテンハーストでの暮らしぶりが判るような奇妙な話しをしました。
例えば、パパとヨーコが家の中を裸で歩き回り
『二人とも長い髪で顔を覆っているので、まるで魔女のように見える』と言ったり。
『二人が、米と種ばかりの変な食べ物ばかり食べている』とか。
これはヨーコがジョンにマクロビオテックという食事法を徹底させている、ということが判ったんですが。
とにかく、ジュリアンはそういうことに関して説明も想像も加えず、見たままを話すんですよ」
これは貴重なアーカイブを遺(のこ)してくれたシンシア・レノンの発言。
今週もジョン・レノンの最初の妻シンシアの遺した手記から。
ジュリアンのいない週末は、本当に寂しかった。
もともとツアーなどでジョンが家を空ける時が多かったため。
その分、ジュリアンとシンシアは特別に仲の良い母と息子となった。
ジュリアンは小さいながらも、自分の考えや気持ちをきちんと言葉にできたので。
シンシアにとっては、一緒に居ても面白い相棒という感じなのである。
ジュリアンは「ジョンに会いに行きたくない」と言う時もあった。
両親が別々に暮らしている子供にとって、
自分の家を離れ、もう一方の親の元に送り出されるのは、やはりそう容易なことではないのである。
例えば 学校の友達のバースデーパーティと重なってしまった時。ジュリアンはぐずった。
しかし、シンシアはその時その時で、行ったり行かなかったりするよりも、父親には定期的に会わせた方が良いと思って。
ジョンとの約束を優先させた。
ある週末、ジュリアンは「夜、怖くなるから」という理由で「ジョンの所に行きたくない」と言ったことがあった
どうやら ジョンとヨーコの家で、ジュリアンは離れに一人で寝かされているらしい。
これにはシンシアも驚き。
すぐさまビートルズのスタッフに電話をかけたのである。 〜 The Beatles / Wait
ttps://www.youtube.com/watch?v=6O5w5h2T87c
〜 The Beatles / We can work it out
ttps://www.youtube.com/watch?v=omovUmbbAgo
（小林）2曲続きました。
Wait
「ラバーソウル(Rubber Soul)」のアルバムに入っています。
そして、We can work it out
これは その翌年のシングルで。
イギリス、アメリカで1位になった曲。 □ストーリー（続き）
・「ねえピーター。
ジュリアンがジョンの家では、離れで一人で寝かされているなんて
いったいこれは どういうこと？
あなた、このこと、前から知っていたの？
おかしいじゃない？」
かなり感情的になっている言葉の主は、シンシア・レノン。
ピーターとは、ビートルズが立ち上げた会社アップルのスタッフで、
離婚後のジョンとシンシアの間の連絡を一任されているピーター・ブラウンという人物。
面倒な役を引き受けたわけである。
ビートルズストーリー、シンシアの遺した手記から。
ジョンとヨーコが新たに購入したティッテンハーストとよばれる大邸宅では
ジョンは自分の息子、まだ6歳児のジュリアンを、自分たちのベッドルームから遠く離れた別棟
つまり「離れ」にある広いベッドルームに寝かせていた。
シンシアはピーター・ブラウンに事情を伝えると同時に。
「ジュリアンが眠っている間にも灯かりを点けたままにしておくか。
ジョンの居る場所と近い部屋に変えてもらうことは出来ないものかしら？」
と お願いした。
ピーターは事情を理解し、「ジョンに話してみる」と約束してくれた。
そして、ジュリアンにも「パパが部屋を変えてくれるから、もう大丈夫」と言ってきかせた。
それにしてもジュリアンは、どうして直接ジョンにお願いしないのか、不思議に思った。
ジュリアンはジョンに対しては何でも話す子供なのに、いったいどうしたのだろう。
それから数週間かけて、シンシアはジュリアンに、ジョンとの関係をそれとなく訊ねてみることにした。
するとジョンは、時々ジュリアンに対して「食事の作法がなっていない」とか「動作がのろい」と怒鳴って
怒りを爆発させることがあったらしいことが分かった。
ジュリアンはジョンを怒らせることを なによりも恐れていたのである。
ジョンはとても気分が変わりやすく、子供のようにはしゃいでいるかと思ったら、突然猛烈に怒りだすようなところがあった。
6歳児のジュリアンも すっかり萎縮してしまっていたのである。 〜 John Lennon / Crippled Inside
ttps://www.youtube.com/watch?v=xIqaIfaJ3-E
〜 George Harrison / What Is Life
ttps://www.youtube.com/watch?v=3XFfUt7HQWM
（小林）2曲続いています。
今流れているのがジョージ・ハリスンの「All Things Must Pass」の1970年のアルバムから。
傑作の一つですね。
What Is Life
フィル・スペクター(Phil Spector)がプロデュースしました。
そして、ジョン・レノンの
1971年の「イマジン(Imagine)」のアルバムの中に入っています。
Crippled Inside □ストーリー（続き）
・「ジョンは学生時代から、急に怒り出したり、わめき出したりすることは理解していました。
それでも大人になってからは、少しは収まったかと思っていたんです。
それに、まさか子供相手でも同じ事をするなんて、あれにはビックリしましたね」
こう話すのはシンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中から。
シンシアはジョンと話し合いたいと思った。
けれども、ジョンは相変わらずシンシアを避けていた。
なぜか分からなくて、もどかしかった。
どう考えても、シンシアはジョンを脅かすような存在ではない。
それも、問題は自分たちの大切な息子に関してのこと。
その話し合いを避けるだなんて。
シンシアは本当に腹立たしかった。
しかし、どうすることも出来ない。
そのかわりシンシアは、できるだけジュリアンに寄り添い、話しを聞いてあげて力になってあげることを心がけた。
ジョンの新婚生活がもう少し落ち着けば、事態は良い方向に進むだろうと希望も込めて、である。
一方で、ジョンとヨーコの奇妙なパフォーマンスは続いていた。
二人は再び「平和のためのベッドイン」を行なおうと、舞台をバハマに移した。
けれども、バハマはあまりにも暑く、二日で引き揚げてしまった。
その後カナダへ飛び、モントリオールで７日間の「ベッドイン」を行なった。
この間にカナダのピエール・トルード首相に参加してもらうように要請したり。
ベッドの上で「Give Peace A Chance」をレコーディングしている。
一方では、ちょうどこの頃、ビートルズとしてジョンとポールだけでレコーディングした
「The Ballad Of John And Yoko」がオーストラリアで放送禁止となった。
どうやら、そのシングルレコードの中の歌詞の
「ああ、キリスト様。
まったく楽じゃないですよ。
どんなに大変か お分かりですよね。
こんなふうになるなんて、まるで磔(はりつけ)にされてる気分だ」
という部分が、キリスト教的思想を冒涜しているというのだ。
またしても、キリスト教とトラブルを起こしたジョン・レノンであった。 〜 The Beatles / The Ballad Of John And Yoko
ttps://www.youtube.com/watch?v=ugOtHXQEypk
〜 Rolling Stones / Honky Tonk Woman
ttps://www.youtube.com/watch?v=A6M77oHD110
（小林）ねえ、The Ballad Of John And Yoko
二人で、ポールとジョンだけで作った、ていう曲。
でまあ、ビートルズは終わりに近ずいている。
しかし、60年代からこんどは70年代。
ローリングストーンズ(Rolling Stones)は全盛期を迎えるわけですが。
それの象徴的な、とてもファンキーな66年の・・・
65年の Honky Tonk Woman □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
(大網白里市/男性）40代
シンシアの物語も佳境を迎えて、ますます耳が離せなくなっております。
学生の頃から、どちらかと言うとポール派だった私は
ジョンの奔放さに、どうしてもシンシアに肩入れしてしまいますが
「そういえば、ポールも似たようなものか？」と思い返して、一人苦笑をしております。
さて、先週の放送で克也さんがおっしゃってた「HELP!」の件ですが。
確かに改めて聴いてみると面白い曲ですね。
子供の頃から当たり前にあった曲なので、そこまで考えたこともありませんでしたが。
とても興味深く聴くことができました。
私なりの解釈ですが・・・ (小林)ここはちょっとラジオの放送では分かりにくいのでカットさせていただいて。
というわけで、こんなことをボーっと考えていたら。
無性に「Back In The U.S.S.R.」が聴きたくなったので。
ぜひともリクエストお願いします。
〜 The Beatles / Back In The U.S.S.R. 〜 Sly And The Family Stone / Family Affair
ttps://www.youtube.com/watch?v=MbT_ask1Cco
（小林）いきなりw、違う音楽に行っちゃってｗ
ビックリしてる人もいると思いますがｗ
衝撃を受けてる人もいるんじゃないでしょうか。
僕らも この音楽は衝撃を受けましたよ。
（八王子市/女性）
先日、ボー・ブランメルズ(THE BEAU BRUMMELS)というバンドの65年のファースト・・・ （小林）こんなの聴くんですか？
なんと、プロデューサーがスライ・ストーン(Sly Stone)でした。
ビートルズの影響大のアメリカのバンドですが。
(小林)ていうか
ビートルズの影響大のバンドじゃないでしょうねえ。
ビートルズと同じように、時代の影響を受けた人で。
ビートルズとは違う流れを作っていますよね。この人は。
どちらかというと、今のヒップホップなんかにつながる
ファンクの基を作ってた人たちですから。
あの、スライの音楽性からは想像できないサウンド。
この人は いろんなことをやって・・・
（小林）そう、元は、サンフランシスコのラジオのDJもやっていたから。
ビートルズなんかもかけていたそうですよ。
彼がかけたのは、黒人のディスクジョッキーなんだけども。
白人だとか、ありとあらゆるものをかけていた。
そういうことから、彼のグループは、男も女も、白人も黒人もあるような。
ミクスチャーですよね。
いわゆる今で、ミクスチャーって普通になってますが。
ミクスチャーの元祖から、こういうファンク曲が生まれたんだと思いますが。
ちょっと時間があるんでｗ いろいろしゃべってますｗ
あ、今、夏休み中なんですが。
家族とゆっくり過ごしたいのに、家には誰もいないんです。
みんなどこに行ってるのかもわかんない。
(小林)どういうお宅ですか？
[八王子市/女性]さん
これは問題ですよねえ。
誰もかまってくれないんで、克也さん かまってください。
リクエストします。
スライの「Family Affair」
(小林)
[八王子市/女性]さん、どうもありがとうございました。 （鳥取県倉吉市/男性）
6月25日・・・ (小林)だいぶ前ですね。
「You Can't Do That」がかかってましたが。
このカバーは。なんといってもニールソン(Harry Nilsson)がお勧め。
ビートルズの曲名が織り込まれた とても楽しい曲なのでリクエストします。
ジョンはこれを聴いてすぐニールソンに電話して仲良くなって。
後にアルバムをプロデュースしていますね。
(小林)というか、もうね。ニールソン。
オノ・ヨーコに「あんた。ロサンゼルスに行ってなさい」って
ちょっと追い出される時期があるんですが。
その時ロサンゼルスでニールソンと飲みまくった、飲み友達ですよね。
それを機会に、ニールソンのアルバムをジョンはプロデュースすることになるんですが。
「やっぱりフィル・スペクターっぽいな、ジョンは」てのが分かります。
また時間があるのでわき道に逸れたりしておりますが。50：40
ディラン(Bob Dylan)やジミー・クリフ(Jimmy Cliff)のカバー好きだけど。
自分でやるのも癪だから、ニールソンにやらせたんじゃないかな？
(小林)ていう。
どうでしょうかね、それ。
ニールソンはねえ、自分の得意のやつは、独特の嗅覚で判ったらしいいです。
「このカバー ダメ」「このカバー 俺の物」って。
もうすぐ、カバーが得意な人でしたが。
カバーの選び方も 彼は才能があったんですね。
[鳥取県倉吉市/男性]さんのリクエストで
ハリー・ニールソンの「You Can't Do That」
〜 Harry Nilsson / You Can't Do That
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ue0Mf7_EHk8 〜 The Beatles / When I Get Home
ttps://www.youtube.com/watch?v=GqckMdPZo04
（千葉市中央/男性）
北海道釧路の片田舎を出て50年。
ビートルズを聴き始めて55年。
音別中学校のみんな。
クサカベ、ヤマモト、ミヤイ、エビー、ヤマダ、元気か？
今回のリクエストは一番好きなアルバム「A Hard Day's Night」のB面。 （小林）ｗ
全曲好きですが、今回はこれ。
ほんとは全曲聴きたいのだ！。
(小林)ていう。どうも。
どうもありがとう。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」
来週は何が起きるんでしょうか。ｗ
リクエストの方もよろしくお願いします。
メールは
beatles@bayfm.co.jp
採用されるとねイシイのミートボールなどセットにしてお送りしております。
楽しいリクエストを待っております。
小林克也でした。 ■石井食品Presents「ビートルズから始まる。」bayfm 78.0MHz
2017年9月03日(日)18:00〜19:00 放送内容 DJ：小林克也
BGM 〜 Instrumental / Eleanor Rigby
ttps://www.youtube.com/watch?v=1eY_SNXnxbc
□ビートルズカレンダー(9月3日)
・1963年、今から54年前の今日。
54年前の9月3日。
これ大変な事が起きるんです。
それは事件というんじゃなくて。
「あの She Loves You が、50万枚を突破した」と発表されるんです。
これは、この曲は8月の終わりごろに出て。
わずか10日余りで50万売れた。
これ、どこが大きな事件かというとｗ
その頃のイギリスでは、シングルの売り上げっていうのはですね。
5千枚ぐらい売れれば、まあ、大ヒットだったんですよ。５千枚。ね。
それが・・・何倍ですかねｗ
100倍ですかね。
50万枚を超えたわけです。
これはもう空前絶後の、「事件」です。
ちなみに、ビートルズの「Love Me Do」はデビュー曲でしたね、イギリスでの。
で、1000枚ぐらい売れている。1000枚ぐらい。
で、2枚目「Please Please Me」
これ、ナンバーワンになったから、まあ相当売れたんでしょう。
そして3枚目「From Me To You」
で、4枚目にして、５０万。
すごかったんですよ、だから。
で、「She Loves You」ていう曲は。
曲としても、それから詩から見ても。
それから コーラスのセンス、抜群でしたね。
すごい曲だから、いろんなエピソードがあって。
これを録音する時は。
実はスタジオにファンが雪崩れ込んだんです。女の子たちが。
で、それをリンゴ・スターが見てて。
スタジオの職員たちが、女の子に吹き飛ばされるわけ。
「どこにビートルズがいるの！」「どこにビートルズ！」
それを見て「おい、すごいことが起こってるよ！」つて
リンゴ・スターが中スタジオへ。
「ドアを閉めろ！」って。
その緊張の中で録音された。 一方、ジョン・レノンはプレスリーの大ファンで。
プレスリーの「All Shook Up」ていう曲があるんですよね。
それは「♪アハハン アハハン イェィ イェィ」ていう。
歌詞にならないところが、すごいカッコイイ。
歌詞にならないところ。
それをジョン・レノンはやりたくてしょうがなかった。
だから「She loves you, yeah, yeah, yeah」っていうところ。
まあ、これは最初の案としては、
ジョンとジョージが「yeah, yeah, yeah」をちょっとハモるようにしたんでしょうかね。
ところが、ジョン・レノンが「全員でユニゾンでパワフルにいこう！」っていうことで。
「She loves you, yeah, yeah, yeah」っていう、あれが完成したわけです。
改めて聴いてみる？ ねえ。
最終的には、これは166.7万 ｗ
166万7千 売っておりますけどね。
記録だったわけです。
じゃあ、改めて聴いてみましょう。
ビートルズの・・・
〜 The Beatles / She Loves You
ttps://www.youtube.com/watch?v=T0YifXhm-Zc
（小林）ビートルズの初期の燦然(さんぜん)と輝く曲。
She Loves You を改めて聴きました。 □ストーリー
・「1969年の３月、ジョンとヨーコの奇妙なパフォーマンスは続いていました。
二人は再び『平和のためのベッドイン』を行なおうと、カナダへ飛んで。
モントリオールで７日間の『ベッドイン』を行ないました。
滞在中 カナダのピエール・トルード首相に参加してもらうよう要請したり。
ベッドの上で『Give Peace A Chance』をレコーディングしたり。
それはそれは、派手なキャンペーンでしたね。
そしてその一方、ポールとジョンだけでレコーディングした、ビートルズ名義の新曲
『The Ballad Of John And Yoko』がオーストラリアで放送禁止となったんです。
どうやら、歌詞の中の
『ああ、キリスト様。
まったく楽じゃないよ。
どんなに大変か お分かりですよね。
こんなふうになるなんて。
まるで磔(はりつけ)にされる気分だ』
という部分が、キリスト教の思想を冒涜しているというのです。
1966年のあのキリストの発言から まだ３年しか経っていないというのに。
ジョンは、またしてもキリスト教とトラブルを起こしてしまったんです。
まったく、懲りない人ですよ」
これは貴重なアーカイブを遺してくれたシンシア・レノンの発言。
彼女が遺した手記の中から。
こうした「ウェディング・キャンペーン」が一段落し。
ジョンが何週間かぶりにロンドンに帰って来ると。
ジュリアンがジョンのお屋敷＝ティッテンハーストを訪問できるように
ビートルズのスタッフ＝ピーター・ブラウンが いつもの通り段取りをつけてくれた。
ジョンはしばらくジュリアンに会っていなかったので、今回は「数日間いっしょに居たい」と言っているらしい。
ジュリアンを運転手のアンソニーに託した後。
シンシアは週末を自宅で静かに過ごしていた。
ところが、あるショッキングな事件が、テレビで放送されていたのである。 〜 The Beatles / Drive My Car
ttps://www.youtube.com/watch?v=trrepsAwcTg
〜 The Beatles / Mother Nature's Son
ttps://www.youtube.com/watch?v=six7oC16xZw
（小林）1968年の
ビートルズ「ホワイトアルバム(The BEATLES)」から。
インドにビートルズが行ったことから こんな曲が生まれました。
Mother Nature's Son
そしてその前は
「ラバーソウル(Rubber Soul)のアルバムの
ポールが中心になって作った
Drive My Car □ストーリー（続き）
・「ジュリアンがジョンの家に行っている時。
ふと、テレビを見たら、ニュース番組でビックリするような事故が報道されていたんです」
言葉の主はシンシア・レノン。
彼女をビックリさせた事故とはいったい何なのか。
ジュリアンがジョンの家に行って2日後。
シンシアが自宅で一人でテレビを見ていたら。
「ジョン・レノンとオノ・ヨーコが、スコットランドで衝突事故を起こし。
ジュリアンと、ヨーコの前の夫アンソニー・コックスとの間に生まれた娘キョーコも一緒だった」
というニュースが飛び込んできた。
幸いだれも重傷を負ってはいないけれど。
「とりあえずは全員が病院に収容された」とニュースは伝えていた。
もちろんシンシアは震えあがってしまった。
ジョンが自分に許可を得ずに、ジュリアンをスコットランドに連れて行くなんて、いったいこれはどういうことなのか。
理解に苦しんだ。
ジョンはもともと車の運転が下手だったため、シンシアは衝突事故そのものには 驚きはしなかった。
しかし、ジョンとヨーコがシンシアに無断でジュリアンを遠くまで連れて行ったことと。
それ以上に、事故の事をテレビで初めて知らされたことに 腸(はらわた)が煮えくり返った
ジョンはシンシアに電話するなりして、事故が起こったことを直接知らせる義務があったはずだと思った。
シンシアはジュリアンを迎えに行くために
ジョンの担当スタッフであるアップルのピーター・ブラウンに電話をして
スコットランド行きの飛行機を手配してもらった。
ピーターは病院に電話をかけて、ジュリアンもキョーコも怪我をしていないことを確認してくれた。
ジョンとヨーコは数針縫う怪我を負ったようであった。
シンシアはあまりに動揺していたため、ヒースロー空港から離陸してから気付いたのだが。
その飛行機は アイルランドのベルファースト行きであった。
なんと、ピーター・ブラウンも動揺し、予約する飛行機を間違えてしまった。
結果、ベルファーストで乗り換えて、スコットランドのエジンバラに到着したのは翌日になってからのこと。
シンシアはクタクタになって飛行機を降りたのである。 〜 The Beatles / When I Get Home
ttps://www.youtube.com/watch?v=GqckMdPZo04
〜 The Beatles / Ticket To Ride
ttps://www.youtube.com/watch?v=pUj-ko3AWUw
（小林）
1965年の「HELP!」から
Ticket To Ride
名曲ですよ、これは。
ポール・マッカートニーがリードギターを担当しておりました。
そして
「A Hard Day's Night」
64年から
When I Get Home □ストーリー（続き）
・「ビートルズのスタッフであるピーター・ブラウンの手違いで。
スコットランド行きのはずの飛行機は、アイルランドのベルファーストに到着したんです。
仕方がないので そこで乗り継ぎ。
スコットランドのエジンバラ空港に到着したのは、なんと翌日。
3時間もかからないはずのフライトが、丸一日かかってしまったんです」
こう話すのはシンシア・レノン。
彼女が遺した手記の中からもう少し。
エジンバラ空港に着いたシンシアは、直ぐにタクシーで病院に向った。
病院は事故現場からほど近い ゴルスピーという町にあった。
その道のりは、たまらなく長く感じた。
早くジュリアンの顔が見たくて、タクシーのバックシートにじっと座っているのがもどかしかった。
ところが、ようやく病院に到着し。
「ジュリアンはどこか？」と尋ねたら。
もうそこには居ない、と言う。
受付けに訊いてみると、
「おばさん、という人が引き取りに来ましたよ」とひと言。
病院の職員には それ以上は判らないらしい。
ジュリアンの居所を突き止めて、家に連れて帰りたい。
シンシアの願いはそれだけだった。
その時、病院の職員が話してくれた「おばさん」というのが。
ジョンの育ての親であるミミ伯母さんの妹＝メイター叔母さんではないかと思い当たった。
シンシアはメイターに電話をかけた。
予想は的中である。
ニュース報道を見たメイターは 病院までジュリアンを迎えに来て。
ハイランドにある自分の小さな別荘に連れて行き、ちょうど一緒にいるところであった。
シンシアは再びタクシーを飛ばし。
2時間ほどでメイタ―の別荘に到着。
ジュリアンは毛布にくるまってココアを飲んでいた。
メイターの話しでは
ジョンはヨーコと子供たちを、エジンバラにいるメイターや親戚に会わせることを急に思い立って。
スコットランドまでやって来たという。
気さくなメイターは、同行してきたヨーコが、いかに変わった人物であるか詳しく説明し始めた。
どうも彼女には、ヨーコの印象が良くなかったらしい。
その詳しい内容は、また来週お届けすることにしよう。 〜 The Beatles / Because
ttps://www.youtube.com/watch?v=DdfSo9jKxqQ
〜 The Beatles / Martha My Dear
ttps://www.youtube.com/watch?v=lACFsRG04SA
（小林）
ビートルズの「ホワイトアルバム(The Beatles)」から。
これはポール・マッカートニーの世界です。
ポール・マッカートニーと許嫁(いいなずけ)だったジェーンが飼っていた
シェトランドのメスね。
愛情がありますよねｗ 犬への愛情。
やっぱり 犬人間のポールだからｗ
Martha My Dear
そしてその前は
Because
こっちは69年の
「アビーロード(Abbey Road)」のアルバムから。
ベートーベンの「月光」のコードを逆さまにコーラスでやったり。
ビートルズはすごいコーラスグループです。
ジョージ・ハリスンのシンセも生きていました。
Because □リクエスト
メールは beatles@bayfm.co.jp
採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼント。
(小林)
これは、ハガキだｗ
そう、２枚来てるんだ。
[埼玉県入間市/男性]さん25才
練馬区のCDショップに勤めている方なのかな？
もうスマホ世代の若者はですね、字がぎこちないｗ
人のこと言えないけどｗ
でも音楽への愛情が伝わる。
（埼玉県入間市/男性）
リアム・ギャラガ―(Liam Gallagher)「Wall Of Glass」をリクエストします。
ビーディ・アイ(Beady Eye)解散後の ソロ一発目にふさわしいアッパーチューンズです。
心にぶっ刺さる様な、ギターリフイントロですね。
きっと、オアシス時代にも作れなかった。
兄ノエルが、かつて作り上げた「スーパーソニック」のような。
いや、それを越える意思表示を引き出せたのでしょうか？。
それでは、お願いします。
(小林)ということで
リアム・ギャラガ―の Wall Of Glass
〜 Liam Gallagher / Wall Of Glass
ttps://www.youtube.com/watch?v=YdJc7-ZEuT0
（小林）リアム・ギャラガ―の Wall Of Glass
ビートルズをずーっと聴き続けた人たちは
何か共通の物を持っているような感じがしたと思いますが。
新しい感じがね。
でも、イギリスっていう国は、日本も共通しているところがあるかもわからないけど。
イギリスはもう独特ですよ。
隠然と階級制度があるじゃないですか。
だから、世代のね、世代と世代の対立っていうのかなあ。
だから、ビートルズの世代の後は、もう同じ事やらないんですよね。
世代と反対の事をやるんですよね。
こんどはハードロック行っちゃうわけですよ、ビートルズの次の世代は。
で、ハードロックから、こんどはまた違うものが出来てくる。
世代が、こう反発していくわけですよ。
だから、ビートルズの次の世代は絶対こんなことをやらない。
数世代経ったから、こういうふうなグループが生まれるんですよね。
ええｗ なかなか面白いですよ。
そういうようなところを観察していると。 （習志野市/男性）
とうとう、シンシアとジョンが別れてしまいましたね。
突然のヨーコの登場に、誰もが驚いたことと思います。
ジュリアンのことも考えると、なんだか可哀そうですね。
さて… (小林)ここから変わるんですよｗ
さて、リクエストは、ボストン(Boston)の「Don't Look Back」をリクエストします。
何とも言えないハモリと、なにかを語りかけるような歌詞が好きです。
(小林)
[習志野市/男性]さんのボストンの Don't Look Back
「余韻が次の曲につながります」
ちょっと長いですけど、名曲。
〜 Boston / Don't Look Back
ttps://www.youtube.com/watch?v=3VPLOVJ0u94 〜 Joe Cocker / With a little help from my friends
ttps://www.youtube.com/watch?v=nCrlyX6XbTU
(小林)延々続いている、ていうｗ
す〜ごいですよね。
今のはジョー・コッカー(Joe Cocker)の歌声。
（北区/男性）
With a little help from my friends
ジョー・コッカーのカバーバージョンを。
子供のころ「素晴らしき日々」というアメリカのドラマがNHK教育テレビでやってました。
オープニングのジョー・コッカーの歌が印象的だったんですが。
オリジナルがビートルズの曲だと知ったのは、それからずいぶん経ってからです。
(小林)ていう
ビートルズはご存知の通りリンゴ・スターが
「自分はもう歌の自信がないから、外れるかもわかんないから、助けが、友達から助けてくれるといい」
そういうようなコンセプトの、これはねえ。
ジョンたちが リンゴのことを想って作った曲じゃないですか。
ジョーコッカーが歌うと。
「もう外れないよ。歌の助けはいらないよ。お前は。
お前には、だけど他の なんかイケナイ物の助けを」ｗ
「が要るんじゃないか」みたいなｗ
そんなｗ 感じでｗ
この人は実は、生前は、ライブはですね。
大酒を飲んでステージに上がったことは有名ですね。 BGM 〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ttps://www.youtube.com/watch?v=qyf5AT1Oyqk
□エンディング
（小林）「ビートルズから始まる」いかがでしたでしょうか？
リクエストほんとうにありがとうございます。
３人か４人の採用にもかかわらず。
いつもたくさんのリクエスト頂いてですね。
全部目を通しておりまして。
いつもこれが、番組をやっていて、これが残念なんですよね。
「うわー、うわー、わかるよそういう・・・」
そういう、なんかエピソードだとか、来るんですよ。
でもやっぱり物理的に 時間の関係で、ていうことなんで。
まあでも、これに懲りずリクエストよろしくお願いします。
beatles@bayfm.co.jp
採用されると、これでｗ
これをエサに釣っているようですがｗ
イシイのミートボールなどセットにしてお送りしております。
そして、まあ、ジョン・レノンのお話しの方は・・・ねえ。
ご存知だと思いますけどもｗ
ついつい心が入っちゃう、ていうことで。
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