医者「ウェルニッケ脳漿です」
母も聞いたことの無い病名
母M「治るんですよね?」
医者「分かりません。如何せん、こんな幼い子に罹る病気ではないので、治療法の前例が無いのです。しかし、私共も全力を尽くそうと思っているので…」

ウェルニッケ脳漿
それはビタミンB1が不足しなり得る病気だった

医者「この年齢の子が耐えれるのは、4回に渡る脊髄注射になるかと…」

母は戸惑った
なぜ、なぜうちの子が…
毎日悩んだ
友人Y「なんでもっと早く気づかなかったの?!なんでもっと早くに病院行かなかったの?!」

母は私が眠り続けるベッドの横で泣きながら眠り、夜遅く、仕事へ向かう
そんな生活が半年続いた