村の再建にあたって、村の顔役が村役場の前に新しい村の掟を書きました。


一、 一家一子供の掟。
村の子供の多くが殺された。これは子供が多かったからだ。
子供の数が少なければ、それ以上の数の子供が殺されることはない。
従って、子供は一家に一人まで。例外を認めてほしければ顔役に願い出ろ。

一、主要地域の指定の掟
村人の多くが殺された。これは村の若い衆で村全体を守ろうとして失敗したからだ。
もし守るべき場所が狭ければ、若い衆が守り通せるかもしれない。
従って、守ってやる地域を顔役が決める。それ以外は守らん。

一、間引きの掟
子供だけでなく、大人も多くが殺された。これは村人の数が多かったからだ。
従って、顔役から見て無駄にゴロゴロしてる奴は顔役が処刑する。
こうやって村人の数を抑えれば、盗賊が来ても殺されずに済む。