昭和は既に相当厳しいでしょう。1930年代以降の調査では
本州では島を除けば東北(青森、秋田、山形)、北関東(栃木)、
秩父や甲信の一部(埼玉、山梨、長野)、紀伊山地(奈良、和歌山)、中国山地(兵庫)の
開発の遅れた山深い地域に孤立した個体群が既に点在してたに過ぎないようです。

明治時代に事実上、東京からカワウソは消えてたと見て間違いないかと。
(奥秩父までは一応東京なんで、まあここなら大正頃まではいたかもしれませんが)
いずれにせよ毛皮が高く売れますので、大消費地に近い地域では狩猟圧が半端なかったかと。