悪魔の証明の例
黒いカラスが【存在】するということを証明するのは簡単。主張する者がその辺のカラスを1羽捕まえて来れば証明できる。
紫色のカラスは存在しないという【不在証明】をすることはほぼ不可能。なぜなら、この世の全てのカラスを捕まえて、紫色の
カラスはいなかったと証明しなければいけない。

論争等の一般的ルールとして、「ある」と主張した者が、それを先に証明しなければならないという暗黙の了解があります。
「あなたが先に『ない』ことを証明せよ、さもなくば『ある』のだ」と主張する詭弁を「悪魔の証明」と呼びます。


ニホンオオカミは日本で過去50年以上生存の確認がなされていないため、環境省によって日本には存在しない絶滅種なっている。
ニホンオオカミが存在していると主張するのなら、まず「いる」と主張する者が、その証拠を出して証明しなければならない。
捕獲するか断定できるだけの証拠を出して存在が証明されない限り、絶滅種認定されたニホンオオカミは日本にはどこにも存在しない
という認定が覆ることはない。