強さ議論は置いておいて、南米の肉食動物の関係はアフリカやアジアとは異なるらしいよ
ライオンとハイエナ、トラとドール、クマとオオカミみたいに同じ生息地のトッププレデター同士はライバルで
獲物や縄張りを巡って争うものだけど、南米ではそれぞれの肉食獣がそれほど争わずに独自の地位を築いて
共存できているらしい。
アマゾン水系とオリノコ水系でも3種の巨大ワニ、2種のカワウソ、カワイルカ等の最上位捕食者同士の種間の直接競合はほとんど観察されていない
ジャガーもオオカワウソと小競り合いは多いけどライオンとハイエナのように獲物を奪い合ったり、殺し合ったりしたケースは極めて珍しい
ただジャガーとピューマはクロカイマンの大型個体がいる水場を極力回避してるようだとは言われてるね
ジャガーに限らず陸上の哺乳類がワニを警戒するのは当たり前だからなんの不思議もない話だが。
少なくとも観察された限りではジャガー、クロカイマン、オリノコワニ、アメリカワニ、オオカワウソ、カワイルカ
についてはそれぞれの種が相手の個体数に影響を与えている証拠はないそうだ
ジャガーとピューマについてはどうだろうね