【生物】「本物そっくりなニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ 誘われてやって来た鳥を0.2秒で攻撃 その奇妙な尻尾の秘密
daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1460685704/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041300136/
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 恐ろしげな生物が苦手な人は知りたくないかもしれないが、この世にはクモのふりをする毒ヘビが存在する。

 イランに生息するスパイダーテイルド・クサリヘビ(Pseudocerastes urarachnoides)は、偽の“クモ”をくねくねと動かし、近くにいる鳥たちを引き付けて襲いかかる。
まるで本物のクモのように見えるのは、ヘビの尻尾の先端に付いた、クモの脚のような形状をしたウロコのおかげだ。

 イラン、ヤースージュ大学の生物学者、ベフザード・ファティニア氏率いる研究者チームは、同国イーラーム州において、3年に及ぶ調査の中で初めて、このヘビが狩りをする姿を確認し、動画に収めることに成功した。

 研究者らはヘビが擬態によって周囲の岩に完璧に溶けこみ、クモに見せかけた尻尾をくねらせながら、獲物をじっと待ち伏せする様子を観察した。

 学術誌「Amphibia-Reptilia」に先ごろ発表された論文によると、鳥がその“疑似餌”に釣られて寄ってくると、ヘビはわずか0.2秒という電撃的な速さの攻撃を繰り出したという。