後世の人間は時代の空気を感じられない。あくまでも考察で終わってしまう。
1993年。ドーハの敗退で日本はJリーグを発足させるが、それでも時期尚早と言われていた。
サッカーは戦前からあるが、世界的に発展していくのは戦後から。
成り立ちからして、国家間のゲームがあるから、クラブよりもW杯が重要だった時代だ。
まだサッカーが発展途上の時代に、ペレだけ高度なテクニックを披露して、別次元のプレーをしていた。
そして、母国で3度もW杯にもたらす。別格の偉人だろう。

86年のマラドーナも、マルビナス戦争敗戦の背景がある。
彼は文字通りの母国の英雄だし、会場の雰囲気もアルゼンチンびいきだった。
審判は神の手を見落としたけれど、本当はどうだろうね?空気読んだだけかもしれない。
マラドーナがペレと並び称させるのは、やっぱりそういう背景があって、その上での5人抜きとW杯優勝があるからだ。