愛知県名古屋市に本拠を置く物流事業の「イレックス・ホールディング」は、6月2日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入り倒産する見通しが明らかになりました。

2006年に設立の同社は、物流コンサルティング及び物流システム開発を手掛けるベンチャー企業。本州・四国に物流12拠点を開設し、企業物流の一括外注先として受注を増やすなど業績は好調に推移していました。

しかし、景気低迷による物流量の減少で売上が落ち込むと、急激な事業拡大による借入金が資金繰りを逼迫。同業者との競争が激化する中、業績回復が望めないと判断し今回の措置に至ったようです。

帝国データバンクによると、2009年3月期末時点の負債総額は約13億9100万円だが、今後膨らむ可能性があるとのこと。