ヒロシマには、水平社時代には、500近い部落があった事から何もなくなったとは思えない。

市内では、西区福島町、南区稲荷町あたり及び呉市など周辺都市にも存在していた。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14130783339?__ysp=56aP5bO255S6IOWOn%2BeIhiDlt67liKUg55%2Bl5oG16KKL

A町民の原爆死亡率は, 爆心地から同距離の他町とほぼ同じであったが, 建物の全壊・全焼率および町民の負傷率が高かった.

そこには, ①A町には木造家屋が密集していた, ②建物疎開がなかった, ③原爆炸裂時に多くの人が町にいた (仕事場が自宅であった) 等の事情があった.

また同じ事情で, A町民は多くの残留放射能を浴び, 戦後原爆症に苦しむことになった.

そこには, A町の, 被爆前の社会的孤立と貧困の <履歴効果> と, 被爆による生活崩壊・貧困・健康障害の <累積効果> があった.

他方でA町民は, 被爆直後より被害からの復元=回復に向けた地域共同の努力を開始した. 地域共同は, A町の人々の必須の生存戦略であった.

A町には, 地域改善運動や部落解放運動の基盤があった. しかしそれでもA町は, 戦後も孤立した町にとどまった.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/66/1/66_89/_article/-char/ja/