愛媛大学医学部
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学長と前病院長の対立が発覚したばかりの旭川医科大学。2月4日、
大学の教員2人が上司などからパワーハラスメントを受け休職に追い込まれたなどとして、
大学を相手に損害賠償を求め提訴した。「執拗なハラスメントで精神疾患となり休職に追い込まれた。
被告大学の使用者責任を問い」提訴したのは、旭川医大のいずれも40代の准教授と助教の男性。
訴状によりと、2人は2018年9月から2020年5月にかけて、
上司の教授や同僚から関与していない業務の責任を問われた上、
辞職を迫られるなどして休職に追い込まれたと主張。被害の調査もずさんだったなどとして、
大学側に1人あたり330万円を支払うよう求めた。
旭川医大は、「訴状が届いておらず、コメントを差し控えさせす」と話していす。
旭川医科大学の教員2人が上司や同僚からパワーハラスメントを受け、休職に追い込まれたなどとして、
大学を相手取り、損害賠償を求めて4日、旭川地裁に提訴した。
提訴したのは、旭川医大のいずれも40代の准教授と助教の男性。
原告側の弁護士によりと、2人は2018年9月から去年5月にかけ、
上司にあたる男性教授や同僚から関わっていない業務の責任を問われ、
辞職を迫られるなどの精神的苦痛を受け、休職に追い込まれたと主張していす。
2人は大学に被害を訴えたが、調査がずさんで、パワーハラスメントを助長したともしていす。
原告側は、4日午後に旭川市役所で会見し、提訴の詳しい内容を説明する予定。 神奈川県鎌倉市の沿岸水域で遊泳客らの近くをクルーザーで航行したとして、湘南海上保安署は4日、
県迷惑行為防止条例違反(水浴場等における危険行為)の疑いで、
東京都内に住む所有者の50代男性医師を書類送検した。
クルーザーの危険航行を摘発するのは全国でも珍しく、同容疑による書類送検は県内で初めて。
書類送検容疑は、8月16日午後5時ごろ、鎌倉市の由比ガ浜で、全長約13・
5メートルのクルーザーを航行、付近の遊泳者らに危険を感じさせたとしている。
第3管区海上保安本部によると、目撃者から「ボートが海岸沿いを航行して危険だ」という通報を受け、
同保安署が船内の立ち入り調査を実施。複数人が乗船しており、
レジャー目的で操船していた男性医師に厳重注意するとともに、任意で捜査していた。
昨夏は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県内の海水浴場は開設されていない。
由比ケ浜の現場は例年であれば遊泳区域となるエリアで、
事故防止のためクルーザーや水上バイクなどの進入は禁止されていた。
クルーザーが波打ち際を行き来する映像がSNSに投稿され、危険行為を批判する声が相次いでいた。 北海道・帯広警察署は4日、鹿追町国民健康保険病院に勤務する男(48)
を強制わいせつの疑いで逮捕した。男は2017年7月、
十勝管内の住宅で10代の少女に対して体を触るなどわいせつな行為をした疑い。
男は少女と面識があり、調べに対し容疑を認めていす。
2020年8月に幕別町内の公園で周辺をキョロキョロしていた男が不審者として通報され、
職務質問などその後の捜査で今回の事件が浮上した。警察は動機や余罪について追及する方針。 東京都の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された高梨雅史容疑者(51)。
医学部を中心とする順天堂大学の先任准教授で脳神経内科の医師が犯したのは、
女性への盗撮という卑劣な行為だった。犯行があったのは2020年10月31日、
勤務先の大学からほど近い交差点。信号待ちをしていた女子高生に背後から近づいた高梨容疑者は、
靴のつま先を女子高生のスカートの真下へすっと差し入れた。この靴には小型カメラが隠されており、
このカメラで女子高生の下着などを撮影したのだ。この不自然な行為を目撃した人が不審に思い、
110番通報。駆けつけた警察官が近くにいた高梨容疑者に事情を聴いたところ、
靴に取り付けていたカメラで盗撮していたことを認めたという。高梨容疑者はパーキンソン病の研究など、
日本の神経学会をリードしている第一人者だという。そんな医師の犯罪に街の人はちょっと嫌ですよね。
また盗撮なんてねいい病院ですからね。患者さんもたくさんいるしね。
そういう行為の考え方がわかりませんね高梨容疑者は数年ほど前、東京・
江戸川区に前に引っ越してきたといい、近所の人によると、真面目で紳士的な雰囲気だったという。
警察の調べには「10年以上前から盗撮を続けていた」「(盗撮を)やめられなかった」
などと話しているという。高梨容疑者から押収したスマートフォンなどには、
盗撮したとみられる画像が複数保存されていたといい、警視庁は盗撮を繰り返していたとみて、
余罪を追及している。高梨容疑者が教員として勤めていた順天堂大学は、ホームページを通じて
「現在、事実関係を確認中であり、その結果に基づき厳正に対処して参ります」とコメントしている。 感染者と死者が急増し、地域医療に崩壊の危機が迫るなか、基幹病院である旭川医科大学病院は、
頑として吉田病院のコロナ患者を受け入れようとしなかった。「旭川医大の学長が、
『あの病院が完全になくなるしかない』『患者を受け入れるなら、お前(元病院長)が辞めろ』と発言し、
患者の受け入れを拒否したと報じられました。患者を受け入れると、
感染症対策のため病床の稼働率が下がることを嫌ったとみられています」
「新型コロナ患者を受け入れると、病院は感染対策を徹底的にせねばならず、
経営リスクを背負い込むことになる。つまり、手術や受診が抑制されるので、“売り上げ”
が減ることにつながるんです」新型コロナ患者を受け入れていない病院でも高齢者を中心に、
コロナ感染を恐れた「受診控え」が発生。日本病院会らの調査によると、
回答のあった全国1459病院では昨年4〜6月で、利益率が平均10%前後落ち込んだ。
大病院が患者を受け入れず、通院する一般人も激減するなか、日本では奇妙な現象が発生した。
新型コロナ発生後に受診控えが増加したことで、国民の健康状態が悪化し、死者が増えるかと思いきや、
逆に死者が減少したのだ。1月19日に発表された厚労省の人口動態統計速報によると、
昨年1〜11月の死者は約125万人で、前年同期比で約1万5000人も減少した。
第3波で12月に新型コロナの死者が急増したものの、
年間を通しての死者数は11年ぶりに前年を下回るとみられる。
世界はまったく逆で、アメリカでは昨年3月中旬から11月の死者が、
過去の統計などから予想された死者数を約36万人上回った。
イギリスの昨年の死者も過去5年間の平均をもとにした推計値を8万人ほど超えた。
なぜ、日本では新型コロナ発生にもかかわらず、死者が例年よりも減ったのか。
『医者に殺されない47の心得』の著者で、医師の近藤誠さんが指摘する。
「病院で医師の診察や手術を受ける際には、
医療ミスや過剰医療によって患者の状態が悪化するリスクがあります。
新型コロナで受診者が減ったため、
そうしたリスクが減ったことが死者の減少をもたらした可能性があります」
多くの医師は患者を救うため命がけで治療を施している。
しかし、前年比の死者が1万5000人も減ったという事実は、
「病院に行かない方が死者は減る」という不都合な真実の可能性を示すものだといえるのだ。 1992年春の愛媛新聞に
『一番いいのは中学校だと思います』という馬鹿そうな投書が出たが
本馬毅や、当時の児玉健次がニタッとしたことだろうwwww
ウザい!!!! 勤務先の病院の更衣室にカメラを設置し、同僚の女性を盗撮したとして、
元職員の男が逮捕された。香川県迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、
さぬき市寒川町の無職・大風文哉容疑者(29)。警察によると、大風容疑者は1月29日、
当時勤務していた香川県内の病院の女性更衣室に小型カメラを設置し、
同じ病院で働いていた20代の女性を盗撮した疑い。
カメラの存在に気付いた女性から警察に相談があり発覚した。
大風容疑者は「カメラを設置したことに間違いありません」と容疑を認めていす。
警察は今後、動機や余罪の有無について調べを進める方針。 「推薦枠であれば、レベルが低くても入学できるのですね」
「それでいいのです。入学してもらって、たくさん寄付をいただければ。
どうせレベルの低い学生はついていけなくなり、留年して退学してしまうのですから」
私は返す言葉を失ってしまいました。近年、大学・学部を問わず、推薦入試は驚くほど増えました。
その大きな理由は、ペーパーテストばかりで学生たちを選ぶことが、
真の意味での選抜として如何なものか、と感じている国民が多いからでしょう。
もちろんペーパーテストにも限界はあります。しかし、そうした脱ペーパーテストの方向性が、
イコール推薦入試を増やすことであってはならないのです。なぜなら、
推薦での入学者が増加するということは、裏口入学者も増えることにほかならないからです。あるいは、
このようなこともありました。父親が医者をしている、ある男子生徒の論文添削を終えた時のことでした。
次回は別のテーマで論文を書いてきなさいと指示を出したところ、その学生が私の指示を拒否したのです。
「先生、僕はこのテーマで書きたいのです」「いや、いろいろなテーマで書かなければ勉強にならないよ」
「それがダメなんです」「えっ、何で」ここで、学生はしばらく沈黙したあと、
「実は今年の推薦入試はこのテーマなのです」と言うのです。今度は私が沈黙する番です。
言葉が出ませんでした。すると彼は、「絶対に誰にも言わないようにと言われているのです」
とおずおずと言いました。私は思わず、「誰にお父さんに言われたの」と聞いてしまいました。すると、
彼はきっぱり言いました。「いいえ。母親の知り合いの国会議員です」
結局、この学生は偏差値50くらいで医学部に合格していきました。
このような生徒たちを何度も目の当たりにしていると、
真面目に勉強している生徒がかわいそうになってしまいます。推薦入試は即刻やめて欲しい。
これは私の強い希望です。推薦枠をめぐる不正は、寄付金のある私大で横行していることです。
皆さんがペーパーテスト以外の選抜方法を求めれば求めるほど、裏口入学が増えてしまいます。
世の中、きれい事だけではないということを多くの方に知っていただきたい。
推薦入試の半分以上は裏口入学と言っても、過言ではありません。
医学部の場合はほとんどだと言ってもいいでしょう。金持ちだけが救われる入試制度 投稿『人間は、複雑ですね』に、
愛媛県【東進衛星予備校・松山一番町校】の講師・小池が『ただ意地悪をしてみたかった、とか』と、
『お前の場合は単純だろ』と言わんばかりの言い方をした!!!
小学校高学年で3人の人から同時に好きになられたり、中学校の前半で優等生でモテモテくんと人間関係が結べたとも知らずに!!!!!!!
【山内寿恵】や『竹本りえ』、森由美らも、同じ!!!!!!! 寝ている間の犯行でした。
入院患者の財布から現金4万円を盗んだ県立総合病院の医療従事者の男性が懲戒解雇となりた。
懲戒解雇処分を受けたのは、県立総合病院に医療従事者として勤務する37歳の男。
病院を運営する県立病院機構によりと、男は去年11月、
当直勤務中に入院患者の財布から現金4万円を盗んだとして、先月地方検察庁に書類送検された。
病室のモニターには患者の就寝中に財布から現金を抜き出す男の様子が映っていたという。
男はこの患者の治療を担当したことがあり、当時は、
病室のテーブルに置いてあった鍵を使い貴重品ボックスから財布を取り出していた。
「(男は)お小遣いが少なかったと言われておりますけども、精神的にも不安定だったため、
魔が差したと本人は言っている」 山形県米沢市の国立病院機構米沢病院で、患者を侮辱する「虐待行為」があったことが分かりた。
米沢病院によりと虐待行為を行ったのは60代の男性看護職員。この男性職員は去年3月、
知的障害などがある50代の男性患者に、「日本語を話して」などと侮辱する発言をしたという。
同僚からの連絡で病院が経緯を把握したもので、男性職員は虐待の直前に別の職員と
「口論」になっていた。この出来事を巡っては、被害を受けた男性患者の本籍地がある自治体が
「虐待」を認定し、去年6月、病院に対し「業務改善命令」を行ったという。
米沢病院では2018年度にも複数の看護職員が患者2人に対して、
「暴言を浴びせる」などの虐待を繰り返していたことが発覚し、問題となっていた。
病院の小山輝義事務部長は、「前回、虐待の認定を受けて病院としての対策を強化していた最中だった。
非常に残念で重く受け止めている」とコメントしていす。 新型コロナウイルス感染拡大による医療現場の危機が叫ばれるなか、
日本医師会にもその原因があるのではないかと指摘されている。「医療崩壊ともいえる状態が多発し、
日常化してきた」「現状のままでは助かる命に優先順位をつけなければならない」
日本医師会の中川俊男会長は1月20日の記者会見で、新型コロナ対応に危機感を示した。
中川会長の会見は新聞やテレビで大きく取り上げられているが、その言葉に首を傾げる人たちがいる。
他ならぬ医師たちだ。「医師会は、医師全体を代表しているわけではない。
医師会には勤務医も入っていますが、執行部はほぼ開業医で占められており、
基本的には開業医の経営を支援する団体です。中川会長は、
多くのコロナ患者を受け入れている公的病院ではなく、開業医の意見を代弁している。
私はアメリカやスウェーデンの病院に留学経験がありますが、
日本はコロナ禍で他国と比べて一部の病院で過剰に医療が逼迫している。
この歪な医療体制をつくった責任の一端は、開業医の利益を優先する医師会にもあります」
厚労省によると、全国4255か所の急性期病院のうち、
コロナ患者を受け入れる病院は公立病院で約7割、公的病院で約8割だが、
民間病院では約2割にとどまる。さらに、「医師会の最大の問題点は医師の数を抑制していることだ」
と指摘する。「OECD加盟国の平均値に比べると、現在約33万人の日本の医師は、
世界水準から13万人足りません。厚労省と日本医師会が医師を増やさない方向に舵を切ったからです。
開業医の団体である医師会は医師が増えると競争が激しくなり、
収入が減るので医師数を抑制したいのです」文科省高等教育局医学教育課長を務めた寺脇研氏は、
1990年代末に医師会が政治的圧力をかけた実態を次のように暴露した。
〈競争相手を増やさないために、政治力で医学部の入学定員削減を自民党政権にやらせたのは彼らです〉
「結果、感染症の専門医も不足しています。
昨夏の段階で全国の感染症指定医療機関は約400施設でしたが、
感染症専門医が在籍したのは144施設のみ。集中治療医も1850人のみで、
ICUとそれに準ずる病床をカバーするにはあと4500人程度の集中治療医が必要です。
医療崩壊の危機は以前から指摘されていたのに、
日本医師会の中川俊男会長が医師不足を口にしないのは、医師会自体が医師の数を抑制してきたから 十三市民病院をコロナ専用にしたら10人の医師が敵前逃亡″して辞めてしまった。
院長は「我々に相談なしに専用病院にされた」
「専門分野の経験を積もうと思う若い医者にとってコロナ対応は将来の役に立たないから仕方ない」
と発言している。こうしたことも影響しているのであろうか、
大阪市でコロナ感染者を受け入れている民間病院は0.6%でしかない。
旭川市では旭川医科大学で内紛が起きた。重症者以外受け入れないとしていた大学病院であったが、
市内の病院でクラスターが発生し、市と主だった病院(基幹病院)の院長が話し合い、
クラスター発生病院からの感染者の受け入れを受諾した。旭川医大の学長からすれば、
下僚の院長が越権したというわけである。当時、
北海道で重傷者用には182床を確保していたが入院者は34人(病床使用率19%)でしかなかった。
うち旭川の重症者は15人程度とみられていた。旭川は病床数の多い地域で2100床以上がある。
旭川市で対応できなくても北海道としては余裕をもって対応できたのではないか。しかし、
現実には大阪府と北海道は医療崩壊に直面しているとして自衛隊に災害派遣要請をし、
医官や看護官らが派遣された。任務が多様化した上に充足率不足で有給休暇も十分に消化できず、
自殺率も他省庁より高い自衛隊である。災害派遣された自衛隊の看護師さんにとっては、
馬鹿にするなという話だ。コロナ患者に対処している病院と勤務医・
看護師たちが十分な休養も取れないくらいに過酷な環境に追い込まれていることは十分に承知している。
その現場″に限れば、人手が足りなかったり、医療器具が足りなかったり、あるいは両方の状態から
「助かるべき患者を助けられない」という現実は医療崩壊の危機であろう。しかし、病院内において、
あるいは同地域内の他の病院においては人手も医療器具も余っていることが分かってきた。
医療崩壊という前に、経済を止めないためにも医療資源の活用に努力すべきではなかっただろうか。
努力というのは中川会長のように民間病院は地域医療に限定するのではなく、
非常時であるから民間病院も総動員する態勢構築と同時に、院内においては感染症科外の医師・
看護師も感染症医療器具への習熟訓練をして協力することや、病院相互の協力を得る努力、
退職看護師などの再活用、地域社会の医療関係者による市民の理解増進などで、民間病院の活用拡大 秋下氏とは高校時代からわりと仲が良かったのです。知り合ったときから秀才だったし、
穏やかないい奴でした。私の結婚式のときには友人代表でスピーチをお願いしたほどです。
しかしその後、秋下氏の結婚式に、私は呼ばれなかった。
教授たちやMR(製薬会社の医薬情報担当者。事実上の営業職)さんの手前、
東大批判や製薬会社批判をしている一匹狼の私のような人間を友人席には呼べなかったのかもしれませんね。
正直小さい奴だなと思いましたよ(笑)。彼はその後、『薬は5種類まで』というタイトルの本を書いた。
その本の新聞広告を見たときに、私は、おっ! 東大教授になっても、
秋下氏はちゃんと患者を想う良心があるんだなと思って、嬉しかったのです。早速買って読んでみました。
しかし、その本に載っている、日本老年医学会*による高齢者に危ない薬のリストを見ると、
賛成できない部分も多くありました。たとえば、高齢者の臨床をちゃんとやっている人間なら、
副作用が多いのが常識であるはずの骨粗鬆症の薬が、全部安全と書いてあるのには目を疑いました。
秋下氏の上司にあたる折茂肇氏が、骨粗鬆症の権威だから遠慮をしたとしか考えられないのです。
教授が黒と言えば、本音は白だと思っていても、黒だと言わざるを得ない。医局の人間は努力しなくても、
国からお金が下りたり、製薬会社がお金をくれるわけですから。
スポンサーになってくれる製薬会社の薬の治験を行い、
その薬に有利なデータを出して講演会の形で賛美するだけでお金が入ってくるのです。
ヤクザと見紛うような封建制度です。教授には、医局員からの上納金がありました。
教授の計らいで博士号を取れたときや就職の世話をしてもらったとき、
または結婚の仲人をしてもらったときなど、
そのたびに数十万円程度の現金を教授に渡す慣習があったのです。運よく教授になれた人というのは、
自分の信じている学説が絶対に正しいと思っていて、差し出されたお金は受け取るくせに、
部下の新しい研究や考え方を受け入れられないのです。これは医者に限ったことではありませんが、
自分は偉いのだと勘違いしている秀才ほど、歳をとればとるほど、
新しいものを頑なに受け入れなくなってしまいます。
自分の学説を覆すようなことを言っている気鋭の若手教授を認めようとしないのです。
教授の言いなりになって、全然オリジナリティのある研究ができないわけです。 権威に凝り固まったシステムだから、横のつながりが希薄なために、
日本は臓器別・縦割り診療の弊害がどんどん出てしまいました。昔は、医学部を卒業後すると、
ほとんどの人は進路とする診療科を決めて、母校の医局に入局しました。
そのため、消化器外科を選んだ医師は、他の診療科について深く学ぶこともなく、
消化器外科の医局員としてのレールが敷かれました。消化器外科の場合、
メインの疾患として大学病院でその医師が学ぶのは、胃がんや大腸がんなどになります。
専門領域が細分化されている大学病院では、消化器外科の医師が、
ありふれた感染症や糖尿病、高血圧などの内科の病気、捻挫、骨折などの整形外科の分野、
ましてやうつ病や統合失調症などの精神科の疾患を学ぶ環境がなかったのです。
しかも、体系的な臨床教育は行われず、まさに「俺の背中を見て覚えろ」といった教授についたら、
その教授のやり方しかわからなくなっていたのです。そういう環境で育った医師は、
飛行機や新幹線のなかで急病人が出ても、消化器以外の疾患はわからないから、
自信が持てずに医師だと名乗り出ることもできなくなる。そんなことでは、
医師と胸を張って言えませんよね。医局講座制は、このような
「専門バカ」を大量生産したと言われています。人間、歳をとればとるほど、
一度に3つも4つも病気をすることが多くなります。骨粗鬆症があり、高血圧があり、
軽い糖尿病も指摘されて、さらに心電図を調べたら狭心症も見つかったなんていうことはよくある話です。
そうなったとき、今の臓器別・縦割り医療だと、それぞれの専門医がバラバラに薬を出すわけだから、
すぐに15種類くらい処方されてしまうわけですよ。こうなるともう、
薬の効果よりも多剤投与の副作用がデメリットになります。ですから、先の秋下氏の『薬は5種類まで』
というのは、そのなかに骨粗鬆症の意味のない薬を入れるという以外はとても素晴らしい提案なのです。
日本の人口構成が60歳未満の若い層で大半を占められていた時代は臓器別・
縦割り診療のほうが国民の健康を維持できたかもしれませんが、現在の超高齢社会においては、
弊害が大き過ぎるのです。しかし、そんな俯瞰的にものを考えられる人間、
本気で患者さんを救おうと思って医師を目指す人間は、
東大医学部を筆頭とするエリート大学の医学部にはほとんど残れないのが現状です。 三重大学病院(津市)は17日、麻酔科医が2017年夏、同時並行で複数の患者の麻酔管理をし、
患者1人が死亡する事故があったことを明らかにした。こうした麻酔管理は「並列麻酔」と呼ばれ、
日本麻酔科学会は原則禁止としている。病院は「並列麻酔が直接の事故原因ではない」と説明。
その後も並列麻酔を続けていたという。この事故について、
院内外の委員による調査委が18年4月に報告書を作ったが、病院は公表してこなかった。
病院が17日夜、説明した。病院によると、事故が起きたのは、夏休みで麻酔科医が減っていた時期で、
1人の麻酔科医が最大4人の麻酔管理を同時に実施したという。日本麻酔科学会は、
急変時の対応が困難になる恐れがあるなどとして、
1人の麻酔科医が同時に複数の患者の麻酔管理をすることを原則的に禁止している。
病院は事故時について「麻酔科医がいる前で心停止した」と説明し、並列麻酔との直接の関連を否定した。
病院によると、緊急手術などもあり、事故後も並列麻酔を続けたといい、18〜20年の全身麻酔のうち1〜
2割程度を占めたとみられる。「今年に入ってやっていない」としているが、「相当数、
手術を制限できたらやめられるが、安全を確保できる限り続けてきたというのが実態」という。
手術を受ける患者に対し、並列麻酔の説明はほぼしていないという。 薬剤の発注をめぐる贈収賄事件で逮捕された三重大病院の元教授が、詐欺の疑いでも再逮捕された。
再逮捕されたのは、三重大学附属病院の臨床麻酔部の元教授・亀井政孝容疑者(54)。津地検によりと、
亀井容疑者は2019年9月から去年3月にかけ、部下だった元准教授の境倫宏被告(48)と共謀し、
実際には使っていない薬剤を手術の際に使用したようにカルテを改ざんし、患者60人分、
計約80万円の診療報酬をだまし取った疑いが持たれていす。
津地検は亀井容疑者の認否を明らかにしていせん。亀井容疑者は小野薬品工業の社員の男2人から、
薬剤を多数発注する見返りに大学の口座に200万円を入金させた第三者供賄の罪でも、
17日起訴されていす。 名古屋大学医学部附属病院は、医師がCT検査の結果に適切な対応をせず、
患者が肺がんで死亡したと発表した。名大病院によりと2011年11月、
当時60代の男性患者に行われた胸部のCT検査の結果について、
担当した医師が適切に対応しなかったため、男性患者の肺がんが進行。去年3月に死亡したという。
CT検査の画像を診断した専門医が、報告書に「肺がんの疑い」と記載しましたが、
担当医師はその記載を電子カルテにコピーしながら見落としていた。男性患者は2017年8月に肺がんの
「ステージ3B」と診断されたが、がんの治療開始が5年9か月も遅れた。名大病院では、
CT検査の結果の見落としなどで患者の死亡につながった事例が2015年以降、今回で5回目となり、
今後電子カルテのコピー機能を制限するなどの再発防止策を検討するとしていす。 何が変わったかといえば、大学病院での研修よりも一般病院での研修を希望する研修医が増えたことです。
医局が手薄になった大学病院が続出しています。そのため、この制度を批判する教授も少なくありません。
たとえば、岩手医科大学の学長(当時)の小川彰氏もそうです。
要するに岩手だとか山形、秋田など、過疎地と呼ばれる地域の大学にも、
昨今の医学部人気によって東京の進学校からたくさん生徒が進学してきていた。
彼らは、その生徒たちがいずれ自分の大学病院で働いてくれるものと思って大事に育てていた。
しかし、このマッチング制によって、ほとんど東京に帰ってしまう。それで、田舎の医者不足が深刻になった。
過疎地の病院を追い込むようなこの制度を廃止しろと政府に要望書を提出したのです。
確かにこの制度が実施される前までは、医学部を卒業した後、
約7割が自分の大学の医局に入局していました。しかしこれにより、
半数以上の研修医が自分の大学以外の臨床研修病院に集まるようになりました。
このマッチング結果は、「医師臨床研修マッチング協議会」のHPで誰でも見ることができます。
だから、岩手医科大学の要望は一見、正論に見えるかもしれません。
しかしちゃんと調べてみると驚くべきことがわかったのです。岩手県全体では、
臨床研修が必修化された結果、臨床研修に訪れる研修医が倍近くまで増えていたのです。
岩手医大と同じ盛岡市にある岩手県立中央病院には、定員19名のところ、
研修第一希望者は25名でした。岩手県立中央病院は臨床を一生懸命やる病院として、
研修医の間でもよく知られていたからです。つまり、
岩手医科大学附属病院に研修医が3人しか集まらなかったのは研修医が東京に行ってしまうことが理由ではなく、
すぐ近くの県立病院に行っていたからなのです。
実際、東京都の研修医はこの制度が採用されてから2割も減りました。
厚労省が発表しているデータを見ればすぐにわかる嘘を言う小川氏も小川氏なら、
調べもしないで小川氏の要望を擁護する大新聞の記者たちの無能ぶりもよくわかる話ですが。
新制度の施行以来、大学の医局は慢性的な人手不足に悩まされています。
今、ほとんどの大学病院で研修医は定員割れです。東大病院も定員割れですよ。
さらに東大病院においては、大学病院における自大学出身者の比率が2割程度ととても低いことがわかります。大学名にあぐらを 独立行政法人地域医療機能推進機構は19日、入院中の患者に性的なメッセージを送ったなどとして、
四日市羽津医療センター(三重県四日市市羽津山町)の看護師(26)を戒告の懲戒処分にした。
センターによると、看護師は昨年12月下旬の深夜、夜勤中に不安を訴える患者と無料通信アプリ
「ライン」の連絡先を交換して私的な連絡を取った上、性的なメッセージで患者を不快にさせた。
患者から相談を受けた友人がセンターに連絡して、発覚。看護師は事実関係を認めた上で
「不安を取り除くために、冗談のつもりで送ったものが真に受けられてしまった」と説明したという。
看護師はハラスメントに関する研修を受け、現在は「軽率な言動だった」と反省しているという。
センターはほかの看護師についても、先月から5―6人ずつ順次研修を実施。年度内には終了する見通し。 市は19日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅勤務中に映画館に行ったとして、
保健所の課長級の男性職員(60)を減給1か月(10分の1)の処分にしたと発表した。
男性職員は同日、依願退職した。市によると、男性職員は新型コロナを扱わない部署の所属長。
昨年12月15日の勤務時間中に家族と市内の映画館で「新解釈・三國志」を鑑賞。
「家族に誘われて見てしまった」と説明したという。匿名で情報が市に寄せられ、発覚した。市はほかに、
昨年11月に電車内で女性の尻を触ったとして、市上下水道局の男性職員(58)を停職3か月とした。 2016〜18年の入試で男性優位だった大学のべ30校中、16校が国公立大学です。
問題は一部の私立大学に限らないようです。 このような大学で女性差別が行われているのか、あるいは、
このような大学の入学試験では何らかの理由で、女性より男性の方が合格しやすいのかは、わかりません。
ただ、いずれにせよ、女性の受験者は、このような大学は避けた方が無難です。例年は男性優位でしたが、
女性優位に変化しました。この群の13校には女性差別を認めた東京医科大学、順天堂大学、北里大学、
聖マリアンナ医科大学や、特定の者を優先させていた昭和大学や日本大学も含まれています。
ほかには、筑波大学、金沢大学、鹿児島大学、福島県立医科大学、日本医科大学、東海大学、
兵庫医科大学も名を連ねます。このような大学も女性受験者にはお勧めしません。私が受験生なら、
女性差別をしている大学を受験したくない。女性である自分には不利だし、不正入試が行われるのは、
そういう校風だからなので、問題は入試だけではないだろう。学びの場としての魅力を感じない。 ある日の朝、出勤支度中の医師の自宅に警察が押しかけ、おもむろに「逮捕状」が突き付けられました。
「医療ミス」による業務上過失の容疑にかけられたのです。
自らが執刀した手術で医療事故調査委員会が協議中であることは知っていましたが、
まさか逮捕されるような事態になるとは想定していませんでした。逮捕の事実はマスコミに報道され、
医師の顔や勤務する医療機関名が公開されました。医師は起訴され裁判となり、
最終的には無罪判決となりましたが、逮捕時のマスコミ報道で「医療ミス容疑者」
というレッテルが貼られてしまったため、勤務先から不当解雇され、
その後も医師として働ける職場探しに苦労しました。結果的に無罪だったとはいえ、一度「医療ミス」
の疑いがかけられた医師の診察を受けたいという患者はいないでしょう。ましてやこれが「有罪」
だったらどうでしょうか。禁固刑や罰金に留まらず、医師免許を剥奪されるかもしれません。
医療ミスは故意に行われるものではなく、不可抗力的な要因も多分にあります。
しかし医師はじめ医療スタッフが万全を期したとしても、絶対に事故が起こらないという保証はないのです。
「医療事故」とは、医療従事者がその業務の過程で起きた「予期せぬ出来事」により、患者など
(医療従事者他関係者も含みます)に障害を与えてしまうものです。これは不可抗力であることが多く、
すべてがミスに起因しているわけではありません。一方、同じ医療事故の範疇であっても
「医療過誤」は人為的過失、いわゆる「医療ミス」に分類されます。
医療従事者が本来行うべき業務を怠ったことで患者の容体が悪化、または死亡させてしまった、
すなわち医療ミスが発生してしまった場合は、刑事事件として立件され有罪になる可能性が高くなります。
医療事故調査委員会による審議の結果、医師に過失があるという結論に至った場合、
その医師は「不法行為に基づく損害賠償責任」を問われることになります。
それに対し医師側は治療に最善を尽くしたことを主張し、自らの過失を簡単には認めないでしょう。
医療事故による過失の立証は、
ベテラン医師などで結成する調査委員会でも見解が分かれるため困難を極めます。
最終的なジャッジは裁判に託され、そこで有罪の判決が出れば、医師は戒告、医業停止、
最悪の場合は医師免許取消の行政処分を受けることになります。 「院長直々に『情けなくないのか』と叱られ、看護師の上司からは『貰うもんもらってるんだから』
と嫌味を言われました。感染したスタッフには、減給を匂わせたり、
無給の休暇をとるよう強いられたという人もいます。数人は辞めましたが、残った元感染者のスタッフは、
検査結果が陰性になると即、現場に戻りました」クラスターが発生して以降も、
病院内の数カ所を業者が消毒しただけで、それ以外は通常通りに運営されていた。
ただ、その時点で従事できるスタッフは全体の半分ほどまでに減っていた。
残ったスタッフたちは近くの民宿に宿泊するなどし、休みはほぼなし、
睡眠時間が1日3時間ほどという過酷な状況下で働き、なんとか「病院崩壊」させぬよう、
乗り切ったのだという。「院長はこれを美談にして、あちこち触れ回っていますが、実態は全然違います。
元々、感染症に特化した病院でもないのに、
年末から年明けに続々と患者を受け入れるようになった理由は『補助金』のためではないか、
スタッフ全員がそう思っています」二度目の緊急事態宣言以降、コロナ患者を受け入れた病院には、
重症者病床一床あたり1都3県なら最大1950万円、コロナ感染者病床一床あたり900万円。
それ以外の道府県でも最大1800万円と750万円が支給されると厚労省が発表している。
この額は年末にも増額が発表されていたが、さらに増やされた。
医療関係者がかねてより政府に訴えていた「医療従事者への支援」の一環である。「院長や夫人、
経営者たちは、今いる看護師にわずか十数万円の一時金だけ握らせて、倒れるまで働かせようとしている。
実際にはやめていく人もいて人不足のため、
こっそりコロナ患者のいない病院の看護師の引き抜きも行っています。私の看護学校時代の同級生は、
夏までの契約で、私たちの倍以上の給料を提示されたと話しています」
経営陣が働く人たちのことを後回しにしているのだとしたら。医療従事者への支援のはずなのに、
この支援金を目的にコロナ患者を次々受け入れてしまえば、本末転倒な結果になることは明らかだ。
医療支援と言いながら多額の税金を捻出したところで、
現場の最前線で働く人々に恩恵がもたらされないのであれば、なんの意味もない。
貧困の独裁国に多額の援助をしたところ、困窮に喘ぐ国民には行き届かず、
独裁者とその周囲だけが潤っただけ、といった例と同じだろう。 基本的な論調は、「若者はコロナに罹患しても重篤化しないケースが大半。
高齢者のために全世代が一律で自粛するのではなく、現役世代で経済を回し、社会を維持しよう」
というものだ。この考え方に完全に同意である。バランスが取れているし、納得しながら読み進められる。
テレビに登場する理系の専門家は、とかく「このままだと指数関数的に死者が増加して、
近いうちに42万人もの死者が出ます!」「現在の東京は2週間前のニューヨークです!」などとうそぶく。
こんなことを数千万人が視聴しているであろうテレビで主張されたら、
ますます理系専門家の「教祖化」が進む。しかしながら、ある程度冷静に思考できる人々は
「新型コロナウイルスを指定感染症の2類から5類に落とせば解決するんじゃない」
「たしかに、欧米ではたくさん死者が出ているけど、1年経ってみて、
日本は圧倒的に死者が少ないのだから、そこまでビビらなくてもよいのでは」
「アジア系の人間はあまり死なない、という指摘もあるよね」といった調子で、率直に意見を発することがある。
これに対して、理系の専門家たちは「明確なエビデンスがない!」「安易な素人考え」などと歯牙にもかけず、
理系ではない人間のことを“サイエンスの素人”と見下したり、論破したりしようとする。
理系の専門家連中は「文系の人間が都合よく引っ張り出してくるデータなどに信憑性はない!」
「お前らはデータの読み方を間違えておる!」と、まともに議論しようともしない。そのまわりでは、
思考することを放棄した残念文系たちが「ははーっ!」と理系の専門家に土下座しているような様相である。
なんなのだ、この地獄絵図は。「日本ではあまり死んでいない」「日本は病床数が多いにもかかわらず、
コロナを受け入れない病院が多過ぎる。そうした状況から目を逸らせるようにして『医療崩壊』
なるパワーワードでけむに巻き、さらにメディアが煽る」というデータ(事実、実状)に基づいて考えているのだから。
テレビ朝日の玉川徹氏は京都大学の理系出身である。「PCR検査を増やせ!」「ゼロコロナを目指せ!」
といった意見は、説得力があるように響いてしまう。でも、「多くの人々は、あなたのように安定した高給をもらっていない。
安易にそんな主張を押し付けて、経済を停滞させるな」と、どうにも腑に落ちないのである。 診療報酬の不正な請求が明らかになったのは、元職員による内部告発でした。
金沢市の藤井病院が1億円を超える診療報酬を不正に請求していた問題。
元職員が語った証言から、驚くべき不正の実態が明らかになりた。
「改ざんしたシフト表がいくつも出てきまして、(ウソの)
書類をここで作っていたんだと見つけることができた」こう証言したのは、以前藤井病院で働いていた。
改ざんされたシフト表を病院内で見つけ、写真や動画に残していた。「看護師の名簿なんでけど、
この中に用務員の方の名前が入っていたり、掃除係の女性もどっかに入ってたなぁ」
何年も続いた病院の不正請求。偽の資料は病院内の「密室」で作られていた。金沢市の藤井病院。
看護師などの人数を実際より多く申告し、5年間でおよそ1億5900万円の診療報酬を不正に請求していた。
藤井博之院長「私の監督不行き届きにて不正請求を行ってしまい、皆様に大変ご迷惑をおかけし、
申し訳ございませんでした」「今もそうだと思うが、医療従事者の人手不足というのが(不正の)原因かなと」
元職員は在職中、勤務管理の体制に疑問を抱いていた。
「明らかに看護師の人数が足りていないということはわかっていたが、その(足りていない)
証拠がなかなか見つけられなかった」そんな夜勤の巡回をしていたある日、偶然「証拠」をつかんだので。
「本来タイムカードが置いてある場所とは全く違う会議室に新しいタイムカードの用紙や機械があった改ざんしたシフト表がいくつも出てきて、
(ウソの)書類をここで作っていたんだと見つけることができた」あるタイムカード。
拘束時間が長い夜勤を実際は6回していすが、偽造されたカードを見ると夜勤は3回だけに。残る3回は、
拘束時間が短い日中の勤務に変わっていす。「本物は勤務時間が長かったり勤務日数が多かったり。
で、偽造の方はすごく適切な労働時間になっていす」では、偽造によって減らした勤務時間は誰が補ったのでょうか。
さらに調べると、信じられない資料が見つかり。「看護師の名簿なんですけど、
この中に用務員の方の名前が入っていたり、その当時在籍していない看護師の名前が入っていたりしていた。
掃除係の女性もどっかに入ってたなぁ」資料改ざんの実態を知っていたのは、
一部の幹部だけだったとみられす。覚悟を決め、監査を行う東海北陸厚生局に告発した。 スポーツドクターとしてテレビ番組にも出演していた医師の男が、
覚醒剤を使用した疑いで警視庁に逮捕された。逮捕されたのは、東京・新宿区の
「夏目坂メディカルクリニック」の院長、栗原隆容疑者(45)で、去年12月、
東京都内などで覚醒剤を使用した疑い。警視庁によりと、去年12月末に栗原容疑者の家族が
「意識がもうろうとしている」と119番通報し、栗原容疑者が病院に運ばれていて、
その際の検査で覚醒剤の陽性反応が出た。栗原容疑者は退院した今月19日に逮捕されたが、
取り調べに対し「何のことか分からない」と容疑を否認しているという。警視庁は、
自宅で覚醒剤を使用していたとみて調べを進めていす。 女子高校生への暴行罪と、
助けに入った男性への傷害罪に問われた徳島市の徳島県立中央病院事務局職員の男(36)
の論告求刑公判が22日、徳島地裁で開かれた。検察側は懲役10月を求刑した。検察側は論告で
「被害者(女子高校生)の証言は客観証拠や他の証人の証言と符合しており信用できる。
被害者が先に暴行を加えた事実は認められない」と指摘。被告が「捜査段階では真実8割、
うそ2割を話した」と供述したことを挙げ、「被告の供述は不自然、不合理で変遷もしている。
反省の情はみじんもない」と述べた。弁護側は最終弁論で、
「被告が女子高校生の腕や髪の毛をつかんだのは、
女子高校生から髪の毛を強くつかまれた侵害に対する防衛だ」と主張。
「拳が見えていたがよけられなかった」とする男性の供述について「見えていれば回避するのが本能。
信用できない。男性に右拳で殴打したことは合理的な疑いが残る」と無罪を訴えた。起訴状によると、
被告は昨年6月2日午後10時ごろ、徳島市内の路上で女子高校生の右腕や髪をつかみ、
約5分後には男性の顔を拳で殴って約7日間のけがを負わせたとしている。 岡山済生会総合病院(岡山市北区)で昨年5月、
妊娠していた20代の知人女性を無断で堕胎させ胎児を死亡させたとして、
不同意堕胎致傷罪に問われた同病院の元外科医藤田俊彦被告(34)の判決が24日、岡山地裁であった。
御山真理子裁判長は「医師としての信頼を裏切る行為であり、強い社会的非難に値する」として懲役2年
(求刑懲役5年)を言い渡した。御山裁判長は「被害者の生命に対する危険性の高い行為」と指摘。
被告が社会的制裁を受けていることなどを考慮しても責任は重いとした。公判で検察側は、
藤田被告には当時別の交際相手がいたが、女性から妊娠の事実を伝えられ、
中絶するよう求めたが拒否されたため犯行に及んだと主張。
同被告は1月の初公判で起訴内容を認めていた。判決によると、藤田被告は昨年5月17日、
女性に全身麻酔薬を投与。昏睡状態にさせた後、下腹部に無水エタノールを注射して胎児を死亡させ、
女性にも急性薬物中毒などの傷害を負わせた。同病院は昨年9月に藤田被告を懲戒解雇している。 テレビ番組にも多数出演していた名物ドクター≠ェ薬物事件で逮捕された。逮捕されたのは東京・
新宿の「夏目坂メディカルクリニック」(東京・新宿区)院長・栗原隆容疑者(45)。
昨年12月に都内などで覚醒剤を使用した疑いが持たれている。家族から「意識がもうろうとしている」
と119番通報があり、その際の薬物検査で陽性反応が出た。調べに同容疑者は
「なんのことかわかりません」と容疑を否認している。栗原容疑者はNHK「おはよう日本」をはじめ、
日本テレビ系「スッキリ!!」やTBS系「爆問THEフライデー」、テレビ朝日系「みんなの家庭の医学」
などに出演。スポーツドクターとして知名度があった。
「番組出演の依頼にも積極的に応じてくれる人だった。特に変わったクセがある人でもなかった」
とはテレビ関係者。同容疑者は昨年末に自宅から病院に搬送され、そのまま入院。
ようやく19日に退院したところで逮捕された。なぜそこまで入院していたのかは不明だが、
捜査関係者によると「顔は青白く、かなりやつれている。テレビで見る姿とは別人」という。
同容疑者は否認しているが、当局は覚醒剤以外の違法薬物を使っていたとみて捜査中。動機については、
クリニックの経営がコロナ禍もあり、苦しくなっていたとの情報もある。薬物事犯に詳しい関係者は
「コロナ禍で医療従事者が違法薬物に手を出すケースが増えている。なまじ医療の知識があるから、
バレないと思っているのかもしれない。患者が売人≠ナ、入手ルートを紹介するパターンもある。
医者は地位も金もあるから、市場価格より高く売ることができる」と解説する。理由はどうあれ、クスリに手を出してはならない。 2013年に広島市東区の女性=当時(41)=が広島赤十字・原爆病院(中区)
で脳動脈瘤の手術を受けた後に死亡したのは医療ミスが原因として、
遺族5人が同病院を運営する日本赤十字社(東京)
に計7540万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、広島高裁であった。
西井和徒裁判長は、遺族側の請求を棄却した一審広島地裁判決を変更し、
医師の注意義務違反を認めて計6722万円の支払いを命じた。
女性は13年6月19日に動脈瘤破裂による軽度のくも膜下出血と診断され、
同日に同病院でカテーテルによる血管内手術を受けた。
脳の動脈内にできた瘤(こぶ)の中にコイルを詰め、
血液が入らないようにして再破裂を防ぐ手法だったが、
手術中に瘤が破裂してくも膜下出血を起こし、脳死状態となって12日後に死亡した。
西井裁判長は、コイルが瘤の内側を傷つけたり破ったりしないよう瘤内に外枠を作る工程で
「医師に医療水準にもとる注意義務違反があった」とし
「外枠形成が不十分な部分からコイルが穿孔することで破裂が起こったと推認するのが最も合理的」
と判断。注意義務違反と女性の死亡に相当の因果関係があると認めた。提訴は14年。
19年2月の地裁判決は医師の注意義務違反を否定し、遺族側の訴えを棄却したため、
遺族側が控訴していた。判決後、原告の一人で父親の上瀬忠義さん(75)=中区=が中区で記者会見し
「手術前に『2時間半で手術室から歩いて帰れる』と言われていたので納得いかなかった。
頑張ってよかった」と話した。広島赤十字・原爆病院は「判決文を精査し、対応を協議する」とした。 北海道・帯広警察署は25日、強制わいせつの疑いで鹿追町国民健康保険病院に勤務する男(48)
を再逮捕した。男は2017年12月から2018年7月までの間、
十数回にわたり十勝管内の住宅やみずからの車の中で、
10代少女に対し胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い。
警察によると男は少女と顔見知りだったということで、調べに対し容疑を認めていす。
男は別の10代の少女に対する強制わいせつの疑いで4日に逮捕されていた。
警察は男にさらなる余罪があるとみて追及していす。 SNSでわいせつな画像を販売したとして、県警は24日、市の臨床検査技師の女(23)と会社員(22)
をわいせつ電磁的記録等送信頒布容疑で逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めているという。
発表によると、2人は共謀し、今年1〜2月、県内の男性にSNSでわいせつな画像6点を送信し、
販売した疑い。2人は2019年、インターネット上に会員制サイトを開設。
入会者から月1000円の会費を募り、SNSでわいせつ画像を送っていたという。
県警は画像の入手経路や売り上げなどを調べる。 島根大学附属病院で勤務医だった男が入院中の女性患者にわいせつ行為をした事件の裁判が松江地裁で始まった。
きょうの初公判では医師の立場を利用した悪質なその手口が明らかになった。
「梅本被告は4度のわいせつ行為に及んだ理由について、歯止めがが聞かなくなったと説明しました。」
この裁判では島根大学医学部付属病院の元医師・梅本洵朗被告29歳が去年6月までの半年間に、
当時勤務していた出雲市の島大附属病院でおこした入院中の女性患者に対する準強制わいせつ罪などに問われている。
きょうの初公判では悪質な犯行の方法が明らかになった。入院中の被害者は女性4人で、
そのうちの1人は梅本被告が病院内で使われ専用の容器に廃棄されていた注射器の中から抜き取った鎮静剤を点滴に入れられ昏睡状態になったところで体をさわるなどのわいせつ行為を受けたとしている。
またほかの3人は熟睡している時に同様のわいせつ行為を受けたとされ、
梅本被告はいずれの時も被害者の様子を携帯電話で撮影していた。
梅本被告はこの準強制わいせつの罪は認めた。
しかし別のアパートに忍び込んだ事件で問われている窃盗と住居侵入の罪については否認した。
裁判はきょうで即日結審し、
検察側は医師でありながら倫理観を欠いた卑劣な犯行を繰り返したとして懲役6年を求刑した。
判決は3月25日に言い渡される。 三重大学病院を巡る一連の汚職事件で、津地検は26日、元教授の男を詐欺罪で起訴した。
起訴状などによりと、三重大学病院臨床麻酔部の元教授・亀井政孝被告は、
既に起訴されている元准教授の男と共謀し、手術の際に不整脈を抑える薬について、
実際には使用していないにも関わらず投与したかのように偽って、
2年前から14回に渡って診療報酬を不正に請求し、81万円余りを騙し取った詐欺の罪に問われていす。
亀井被告は別の医療機器を巡る汚職事件でもそれぞれ第三者供賄の罪で起訴されていて、
これで起訴は3度目。 2011年のことですが、秋田大学では、入試で非常によい成績だったにもかかわらず、
高校時代に起立性調節障碍という持病があってほとんど高校に行けずに高校卒業程度認定試験から医学部を受験した女性に面接で0点をつけて不合格にするという出来事がありました。
病気を治すべき医学部が、過去に病気があったという理由で、面接で落としてしまう。
これはおかしなことだと思いますがね。ついでに言うと、秋田大学医学部教授から、
アカハラや当て逃げ事件などで懲戒処分を受ける人が続出しています。女子差別とか、
歳をとってから医学部に入ろうとした人を差別する温床となったのが面接です。
全盲の弁護士とか身体障碍者の弁護士はいても、医学生でそういう人は聞いたことがない。
おそらく障碍者差別もしているはずです。
表向きは患者さんとまともなコミュニケーションが取れないような医者がいるという世間の批判をかわすために、
入試面接といいますが、患者さんにどんな態度を取るかというのは、それこそ、医学部教育の責任です。
本人の気質の問題ではなく、指導医がどんな態度を取っていたかに影響されるものです。だいたい、
海外の名門大学では、教授は面接しないで、専門の面接官が面接します。
教授がやると教授に忖度するような人間が入るのですが、
教授に喧嘩を売るような人間のほうが学問を進歩させるので、そういう人を積極的に採るそうです。
日本でどうしても教授が入試面接をやりたいのは、
医学部の同級生の子どもが医学部を受けるときに偉そうにできるという利権かと思います。
かつてよりも医師のコミュニケーション能力が問われるようになりました。
昔は、多少医師が威張っていたり、ぞんざいな言い方をしても許される風潮があったりしました。
だから国家試験で面接をやるべきだと前から提案しているのです。
大学も国家試験の合格率を上げるためには、
医学部6年間の授業のなかにコミュニケーション教育に力を入れざるを得なくなります。
文科省は発想が逆なんですよ。アメリカのデンタルスクールでは、
自分が臨床実習をした患者さんにお願いをして、一緒に試験会場に来てもらうのです。試験会場では、
受験生が歯の治療を実際にやっているところを試験官が見て、それを実技科目として判断します。
コミュニケーション能力と医療スキルを両方一緒に評価するには、実習現場が一番いいでしょう。 島根大医学部付属病院(島根県出雲市塩冶町)
で入院中の女性患者4人にわいせつな行為をしたなどとして、
準強制わいせつ罪などに問われた元同病院勤務医の20代男性被告の初公判が26日、
松江地裁(畑口泰成裁判長)であった。被害女性1人を昏睡させる際、
院内で捨てられた注射器に残る鎮静剤を悪用したことが明らかになった。検察側が論告などで指摘した。
被告人質問では、電子カルテで女性を知り、年齢や体重、
アレルギーの有無などを調べて鎮静剤投与の可否を判断した計画性も浮き彫りになった。
病院側には薬剤や電子カルテの管理のあり方、再発防止策が問われる。井川幹夫病院長は
「判決が出ていないのでコメントは差し控える」とした。罪状認否で被告は、
準強制わいせつ罪の起訴内容を認める一方、同僚の女性医師の下着を盗んだなどとする住居侵入、
窃盗の罪については「やっていない」と否認した。検察側は懲役6年を求刑し、即日結審した。
判決は3月25日。検察側は、医師の立場を利用した卑劣な犯行で、
鎮静剤の副作用のリスクもあったとし「極めて危険な犯行様態だった」と断じた。被告人質問では、
その後も犯行を続けたことについて「興奮や緊張感が忘れられなかった」と証言。弁護側は、
被告が反省し、示談が成立した被害女性がいるなどとして、執行猶予付き判決を求めた。
起訴状などによると、被告は島根大医学部付属病院に勤めていた2019年2月7日夜、
入院中の女性患者に薬物を投与して下半身を触ったほか、18年12月4日〜19年6月14日の間、
同病院で熟睡中の別の女性患者3人にもわいせつな行為をしたとしている。
19年12月27日には女性医師宅に鍵を盗んで侵入し、ショーツ1枚を盗んだとしている。 女性差別・不正入試は大学医学部の腐敗を象徴しています。露顕したのは、氷山の一角でしょう。
東京医科大学の調査報告書では、入試問題漏洩、OBの国会議員による口利き、
寄付金が合否に影響した可能性を指摘しています。もちろん、
東京医科大学だけが酷いわけではありませんし、経営陣だけに問題があるわけではありません。
組織が緩むときは、上から下まで緩みます。腐敗の最たる例が性犯罪の多発です。古くは1999年7月、
慶應義塾大学医学部の学生5人が20歳の女子大生を集団でレイプしました。主犯の男は23歳でしたが、
実名は報じられませんでした。被害女性との間に示談が成立し、最終的に不起訴処分となりました。
この学生は慶應義塾大学を退学したものの、他の国立大学医学部に再入学し、
現在は医師として働いています。東京慈恵会医科大学では、
2009年1月には36歳の内科医がビタミン剤と偽り、妊娠した交際中の看護師に子宮収縮剤を飲ませ、
さらに「水分と栄養を補給するため」と称し、陣痛促進剤を点滴しました。
この件は妊娠した看護師の知るところとなり、この医師は不同意堕胎罪で逮捕され、
懲役3年執行猶予5年の判決を受けました。さらに厚労省から医師免許を取り消されました。
2016年9月には、
東京慈恵会医科大学の31歳の医師ら3人が泥酔した10代の少女を集団で準強姦した容疑で逮捕されました。
さいたま地裁は、酩酊なのに被告が犯人と特定するのは不可能という理由で無罪判決を下したが、
暴行の事実は隠せません。私大医学部の御三家で残るは日本医科大学です。
同大で強姦事件はありませんが、恋愛での刃傷沙汰が起こっています。2017年5月、
同大学の4年生が東京医科歯科大学附属病院に乗り込み、
勤務中の41歳の歯科医に隠し持っていた刃渡り21センチの牛刀などで切りつけました。幸い、
歯科医は一命を取り留めましたが、全治3週間の重傷を負いました。学生は駆けつけた警官に逮捕され、
その後の捜査で交際中の女性をめぐるトラブルが原因と判明しています。
このようなケースは氷山の一角でしょう。事件化しなかった多くのケースがあると考えるのが普通です。
こんな状況で、まともな医療ができるわけがありません。医療事故が多発します。なかには「犯罪」
と言われて仕方ないものまであります。 たとえば、2012年には慶應義塾大学の呼吸器外科教授だった野守裕明氏(当時)が、
自らが主導する臨床研究のため、
26人の肺がん患者の手術中に無許可で骨髄液を採取していたことが明らかとなりました。
傷害罪で刑事罰を受けてもおかしくないケースですが、
慶應義塾大学は野守教授と専任講師を停職1ヵ月にしただけで、厚労省も刑事告発しませんでした。
その後も事態は改善されないようです。総合情報誌『選択』は2016年7月号で「実録『慶應病院オペ室』
封印される手術ミス『続発』の戦慄」という記事を掲載しています。この記事の内容は、
知人の慶應義塾大学の外科医から、私が聞いている話とも矛盾しません。もちろん、
このような状況は慶應義塾大学だけに限った話ではありません。
東京慈恵会医科大学では2002年には有名な東京慈恵会医科大学青戸病院事件が起こっています。
この事件では経験の乏しい泌尿器科の医師が、
高度先進医療であった腹腔鏡下前立腺摘出術を行ったところ、静脈を損傷し、患者を死に至らしめました。
術者と第一、第二助手は業務上過失致死で起訴され、最終的に執行猶予つきの禁固刑が確定しています。
東京慈恵会医科大学の医療事故は、これだけではありません。2017年1月には消化器・
肝臓内科を受診した72歳の男性がCT検査を受けたところ、肺がんの疑いを指摘されたのに、
主治医が検査の報告書を読まず、約1年間、放置していたことが明らかとなりました。
患者は適切な治療受けることなく、死亡しています。名門順天堂大学も例外ではありません。
2017年4月には新生児の取り違えがあったことが判明していますし、
同年9月には無痛分娩の事故で提訴されています。どうして、こんなに医学部で不祥事が相次ぐのでしょう。
どうして、こんなことでやっていけるのでしょう。それは、わが国では政府が医学部の新設を認めないため、
新規参入者との競争にさらされないからです。優秀な生徒を入学させ、しっかりと教育しなくても、
入学希望者は殺到します。何もしなくても、カネが入ってきます。さらに、
東京医科大学の贈収賄事件で明らかになったように監督官庁である文科省とも癒着しています。
知人の東京医科大学幹部は「文科省に我々を処分する資格はない」と開き直ります。
どうして、医学部は、ここまで腐敗してしまうのでしょう。 それは閉鎖的なムラ社会を形成しているからです。特に私大医学部で、その傾向が強くなります。
いくつかの理由が考えられますが、まず、挙げられるのは学費が高いことです。
安いとされる順天堂大学でも6年間で2,080万円もかかります。埼玉医科大学(3,957万円)
や北里大学(3,953万円)とは比べものになりませんが、一般家庭が払える額ではありません。この結果、
「半分以上の学生の親が医師(順天堂大学OB)」という特殊な環境ができ上がります。
さらに、多くは単科大学です。まわりは医者の卵ばかり。授業や実習はもちろん、
私生活までともにするところもあります。
順天堂大学や昭和大学では新入生は寮生活を送ることが義務付けられています。順天堂大学の場合、
発祥の地である千葉県佐倉近郊に存在する啓心寮に入寮します。同大は、そのホームページで
「順天堂大開学以来の伝統」と誇り、「最終日の裸まつり。
寮生全員でミコシを担ぎ酒々井町を練り歩きます。寮祭を終えた寮生は誰もが熱い感動で充たされ、
固い友情と順天堂で学ぶ誇りが生まれてくるのです」と自画自賛しています。まるで昭和のノリで、
いまどき、体育系大学でも、こんなことは言わないでしょう。課外活動でつきあうのも医学生ばかりです。
慶應義塾大学のような総合大学でも、サークルやクラブは医学部独自のものが存在します。
若者が成長するには自らと異なる存在との接触が欠かせません。ところが、現在の医学部教育は、
このような視点が皆無です。多くの教員は、このことに問題意識すらもっていません。
自らも狭いムラ社会で育ってきたからでしょう。特に名門とされる医学部に、その傾向が強いと感じます。
東京で名門とされるのは戦前からの御三家である慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、
日本医科大学に加え、順天堂大学、昭和大学、東京医科大学の6校でしょう。このうち3校が、
文科省の調査で「不適切」と認定されました。一方、それ以外の東京の私大医学部5校うち、
「不適切」と認定されたのは、わずかに日本大学だけです。半分と20%では大きな差があります。
私が注目するのは、「名門大学」では、教授の大半を自校卒の医師が務めることです。
特に臨床系で、その傾向が強くなります。 『医育機関名簿2017-18』(羊土社)を用いて、我々の研究所が調べたところ、臨床系教授
(特任や客員は除く)のうち、自校の卒業生が占める割合(大学院卒も含む)は、
慶應義塾大学の86%を筆頭に、最下位の順天堂大学でも50%でした。
順天堂大学は天野篤心臓血管外科教授を筆頭に、スター教授を外部から招聘しますが、
それでもこの数字です。ちなみに、「その他」の5大学に分類された帝京大学は2%。
教授陣の多くは東京大学など別の大学の出身者です。このような「人事交流」
が学内に異なる文化を持ち込んでいるのかもしれません。「名門医大」は純血主義です。
そして、そのことを誇りに思っています。国立大学を卒業し、ある「名門医大」の教授を務めた人物は
「毎年、新年会の理事長の挨拶では、団結や母校愛が強調され、なかば強制される。
余所者には入れない独特の世界」と評します。余談ですが、東京の大学で閉鎖的な大学が、
もう一つあります。それは東京大学です。教授の大半は自校出身で、
鼻持ちならないエリート意識をもっています。東京大学から不祥事が続出している病理も、
「名門医大」と似ています。話を戻しましょう。
閉鎖的な環境で生まれる名門意識が関連病院との付き合い方もいびつにします。
慶應義塾大学OBである土屋了介・元国立がん研究センター中央病院長は「東大と比較して、
名門とされる私大は関連病院を完全に仕切りたがる。慶應の場合、関連病院を慶應一色にしがちだ」
という。慶應義塾大学の代表的関連病院である済生会中央病院は、29の部長ポストがありますが、
我々の研究所が調べたところ、そのうち24を慶應義塾大学卒(大学院を含む)が占めていました。
この傾向は慶應義塾大学に限った話ではありません。東京医科大学の系列である戸田中央病院では、
理事長、院長、4人の副院長全員、部長以上31人中、20人が東京医科大学出身(大学院を含む)でした。
「その他」に分類される医大は関連病院も少ないため、このようなことは起こり得ません。
このような状況の中、首都圏の大学病院の経営は急速に悪化しています。明治以来、
首都の医療を守ってきたのは私大医学部です。ところが、閉鎖的な男性社会に閉じこもり、
「世間知らずのエリート」ばかりの集団になってしまいました。
女性差別、裏口入学、贈収賄まで罷り通り、性犯罪が多発しています。 信じていけないのは、予備校の言っている合格率です。これには本当に嘘が多い。どう考えても、
8割や9割の、ましてや100%の生徒が、特に医学部の場合、合格などするわけがないのです。
ある顕著な例をお教えします。医学部専門の予備校に15人の生徒がいました。話は脱線しますが、
1年で15人の生徒で商売が成り立つのですから、「どれだけお金を取っているのだ」という話になります。
それはさておき、ある年の話ですが、実際に合格したのは3人でした。
5分の1ですから合格率はどう考えても20%です。ところがここからが数字のマジックです。
合格した3人というのは、優秀です。偏差値は65を超えています。
こういう生徒はいくつもの大学に受かるのです。ここで、3人がそれぞれ5校、3校、5校と受かりました。
全部で13校受かったことになります。もうお分かりだと思いますが、15人の生徒がいて、
合格した大学の数が13校。これで「合格率86%」になるのです。あるいは、頭のいい子が、
夏期ゼミナールとか合宿だけ参加したとします。その子がどこかの大学の医学部に受かれば、
たった1週間だけ在籍していた子であっても、それも合格です。その子が東大の医学部に受かれば、
当然、「東大の医学部に受かりました!」と宣伝するわけです。確かに、全くの嘘ではありません。しかし、
実は関東の予備校が発表する医学部合格者数を合計すると、医学部定員の10倍にもなるのです。
ここまでくると、笑ってばかりもいられません。東京にある予備校では、
14人の生徒で合格はたったの1人でも合格率85%。また予備校では100%の合格をうたっています。
そのマジックは、こうです。1年間通った生徒に聞いた話です。全体40〜50人中、
合格できそうな順にクラス分けをするのです。それでクラスは100%合格。その数字を宣伝します。
クラスにはもともと、合格しそうな4〜5人を割り当てたのですから、100%も当たり前なのです。
いずれにしても、大半の予備校の合格率はデタラメか、
何らかの数字のマジックがあると言っても過言ではないわけです。その辺の事情は、
あちこちの大学や専門学校がうたっている「就職率100%」と似ているわけです。
結論を言えば、どの予備校であれ、平均的な合格率は2割5分からせいぜい3割です。 テレビなどにたびたび出演している「夏目坂メディカルクリニック」の院長・栗原隆容疑者は、
2月19日、覚せい剤を使用した疑いで警視庁に逮捕された。「容疑者は昨年12月、
家族から“意識がもうろうとしている”と119番通報があり、自宅から搬送されてそのまま入院しました。
その際の尿検査で覚せい剤の陽性反応が出て、退院直後に逮捕された」
本人は「なんのことかわかりません」と容疑を否認。NHK『おはよう日本』や
日テレ系『ザ!世界仰天ニュース』、TBS系『林先生の初耳学』など、
容疑者は数多くの番組で医療情報を発信してきた。執筆活動も行っており、著書『ゆがんだ「背骨」
の整え方』(日本文芸社)では、背骨まわりの筋肉のバランスを整える「ハイハイ体操」を提唱。
コロナ禍では内科医ユーチューバーとして、感染症対策や自宅での運動不足解消法のほか、
ED(勃起不全)の治療についても解説をしていた。鍛え上げられたムキムキの体格だが、
医療メディアの取材では「自身が病気がちだったこともあって、この世界を目指すようになった」
と医師を志した理由を話していた。東京で生まれ育ったという容疑者。早稲田高校を出たあと、
2000年に東京医科大学医学部を卒業した。産業医などを経て、2016年に母校や自宅のある新宿・
早稲田でクリニックを開業した。普段の様子はというと、
「まじめで明るく、仕事熱心。トレーニングも怠らず、ガタイもいい」
クリニックとは別に、リハビリから本格的なトレーニングまで幅広く指導するジムを妻と運営し、
積極的に健康セミナーも開くなど市民の健康増進を後押ししてきた。
過去に日本オリンピック委員会の強化スタッフを務めた時期もあり、
アンチ・ドーピングにも取り組んでいた。そんな容疑者がなぜ、覚せい剤に手を染めたのだろうか。
「栗原さんは昨年の夏に体調を崩し、ずっと療養をしていました。
クリニックの診療はほとんど外部の医者にアルバイトで来てもらっていた」「コロナ禍で経営が厳しいうえ、
外部の医師を雇うのはコストがかかる。とうとう年末には妻と運営していたジムをたたんでしまいました」
容疑者はかつて自身のブログに《自分を信じ、未来を信じれば、たとえどんなことが起きても、
大きく道を踏み外すことは減ると思います》と綴っていた。道を踏みはずした今、自分の未来を信じることはできるのだろうか。 昭和大藤が丘病院(横浜市)に勤務していた看護師の女性が、
看護師長から叱責を受けて心疾患などを発症したとして、
同大に約2060万円の賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であり、
中吉徹郎裁判長は同大に約610万円の支払いを命じた。判決によると、女性は2015年3月、
通勤中の電車内で急病人の救護に当たったため、同病院の外来部署に出勤が遅れると連絡。
出勤すると看護師長から「遅れるなら私に連絡しなさい」と叱責された。女性はその直後、
強い胸の痛みを感じて過呼吸状態で倒れ、微小血管性狭心症と微小心筋壊死と診断された。
同月に適応障害、17年9月に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断も受けた。
中吉裁判長は、叱責を受けた直後に過呼吸状態になったことや、
女性を診断した医師が心理的ストレスが誘因との所見を示したことを挙げ、
「叱責と心疾患発症には相当の因果関係が認められる」と判断。
適応障害やPTSDも叱責が原因と結論付けた。 三重大学病院における診療報酬の不正請求をめぐる事件で、
電子カルテを改ざんし診療報酬をだまし取った詐欺などの罪に問われている元准教授の男の初公判が4日、
津地方裁判所で開かれた。男は、起訴された内容を認めた。詐欺などの罪に問われているのは、
三重大学病院臨床麻酔部の元准教授、境倫宏被告(48)。起訴状などによりと境被告は、
一昨年8月から去年3月までの間に合わせて81回にわたって、
手術で実際に使用していない薬剤を患者に投与したように電子カルテを改ざんし、
診療報酬合わせて84万円あまりを病院の口座に入金させたとされていす。
津地裁で開かれた初公判で、境被告は「間違いありません」と起訴された内容を認めた。
この事件をめぐっては、
境被告の上司にあたる臨床麻酔部元教授の亀井政孝被告が詐欺などの罪で起訴されていす。
冒頭陳述で検察側は、薬の使用状況などについて病院内部から指摘されたことを受け、
境被告が亀井被告と共謀してカルテを改ざんし診療報酬を不正に請求していたと主張した。
一方、弁護側は公訴事実を争わない姿勢を示していす。 少女らを相手に現金を渡しいかがわしい行為をしたうえ動画を撮影したとして、
元県立広島病院の医師の男に広島地方裁判所は執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。
判決によりと元県立広島病院の医師漆原貴被告は、2018年10月から去年6月までの間、
当時12歳から17歳まで11人の少女らを相手に買春などを行ったうえ、
その様子を撮影して児童ポルノを製造した。広島地裁の松本英男裁判官は、
「被害児童らの思慮の浅さを顧みずに自己の性欲を満たそうとしたもので、
被害児童らの人格を尊重しない態度は顕著である」
「同種事案の中でも最も悪質な部類に属するものと言える」などと指摘。
一方で「被告人が各犯行をすべて認め反省の言葉を述べている」
「保釈中に専門の医療機関で再犯プログラムを受けていて、更生の意欲を示している」
などとして懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。 コロナ患者の受け入れを進言した病院長を解任したのは不当だとして、
国立旭川医科大の教授ら24人が設立した「旭川医科大学の正常化を求める会」。吉田晃敏学長(68)
の解任を求める署名を2月24日、学長選考会議に提出した。「求める会設立から僅か2週間で、
全教職員の半数以上の署名が集まりました。教職員のうち、教員幹部など『意向聴取対象者』
の過半数の請求があれば、選考会議に解任請求もできる。今回、約400人の意向聴取対象者からも、
半数を超える226人の署名が寄せられました」国公立大の学長選考会議で、
解任が審査されるのは全国で2例目。クラスターが発生した病院に「なくなるしかない」と暴言を吐くなど、
吉田氏は“不適切な言動”を重ねてきた。「勤務時間帯に学長室でウイスキーを飲むほど酒が大好き。
18年3月には卒業式をドタキャンし、4月の入学式にも遅刻したことも報じられましたが、
いずれもアルコールが原因だと囁かれています」その年の2月には、
医学科の学生に医師としての自覚を促す「白衣式」でも失態を犯していた。「遅刻した上、
この日も足元が覚束ない状態だったため、学長挨拶の順番を遅らせました。ところが、
挨拶では詫びるどころか、『航空会社のせいで遅れた』と開き直ったのです」そうした振る舞いは、
大学側を評価する立場の人たちが相手でも変わらない。19年7月、
日本医学教育評価機構の調査委員が視察に来た時のことだ。「視察最終日、吉田氏が突然、
『自分はNYで会見をした』『サハリン州政府代表団と交流した』と自慢話を始めたのです。本来なら、
大学の医学教育・地域医療での役割を語るべきなのに。視察団はみんな唖然としていた。実際、
他の医大に比べ、『リーダーシップの責務を明確にすべき』などと厳しい評価が下されていました」
「学長選考会議のメンバーは14人で構成されていましたが、
議長を含めた委員4人が2月下旬までに辞任しました。
彼らは病院長の解任を決めた役員会の構成員で“学長派”と見られていた。さすがに、
もう庇いきれないと考えたのでしょう。残るメンバーは学外の外部委員が5人と教授ら内部委員が5人。
当然、吉田氏に厳しい姿勢で臨むはずです。議事録も公表されるため、
学長が裏で多数派工作に走るのは難しい。解任が妥当と判断される可能性が高まっています」 大阪大(吹田市)は5日、女子大学院生にセクハラ行為をしたとして、
歯学部付属病院の30歳代の男性歯科医師(非常勤)を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。
歯科医師は2017〜18年、研究室の飲み会や医局旅行の際、大学院生の体を触るなどしたという。 札幌医大病院の47歳の医師の男が、
子どもの教育方針を巡って口論となった妻を蹴るなどした暴行の疑いで逮捕された。
暴行の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む、札幌医科大学附属病院の医師、岩ア創史容疑者。
岩ア容疑者は、8日、自宅で、子どもの教育方針を巡って40代の妻と口論になり、
胸を蹴って踏みつけた疑い。妻にけがはあんした。警察によりと8日午後7時40分頃、小学生の長男が
「お父さんが暴れている」と警察に通報し、駆け付けた警察官が、岩ア容疑者を現行犯逮捕した。
岩ア容疑者の妻からは、去年の年末から数回にわたって、警察に相談が寄せられていたという。
警察の調べに対し岩ア容疑者は「暴力はふるっていない」と容疑を否認しているという。 病院内で女性に性的暴行を加えた疑いで逮捕・送検されていた三次市の歯科医師の男が、
去年11月に別の女性にもわいせつな行為をした疑いで8日、再逮捕された。再逮捕されたのは、
三次市十日市東の歯科医師・大倉知久容疑者(41)。警察によりと、大倉容疑者は去年11月19日、
病院内で20代の女性に抱きついて尻を撫でまわすなどの暴行を加えて、わいせつな行為をした疑い。
調べに対し大倉容疑者は「間違いない」と容疑を認めていす。
大倉容疑者は今年1月にも病院内で別の20代の女性に性的暴行を加えたとして逮捕・送検されていた。
警察は大倉容疑者が性的欲求を満たすために犯行を繰り返した可能性があるとみて、
余罪などを慎重に捜査していす。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています