「死刑でいいです・・・」それが男の最後の言葉だった。直ちに刑務間官が男に目隠しと手錠を施し
両脇を抱え、約1メートル四方の死刑執行台へと連行していった。
2009年7月28日、大阪市中心部に位置する大阪拘置所。

男は虚をつかれたような表情を浮かべてはいたものの、暴れだす気配も取り乱した様子もなく
刑場に消えていった。 男の名は山地悠紀夫死刑囚。享年25歳。