「嘱託殺人納得できぬ」遺族が提訴 教え子殺害、元准教授に賠償求める
(2017年3月22日午後0時05分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/117696.html

福井県勝山市で2015年3月、
赤トンボの研究をしていた東邦大(千葉県)の大学院生菅原みわさん=当時(25)=が絞殺された事件で、
菅原さんの遺族が22日までに、殺害した元福井大大学院特命准教授の前園泰徳受刑者(44)に
計1億2223万円の損害賠償を求めて千葉地裁に提訴した。

前園受刑者は15年4月、教え子の菅原さんを殺害したとして殺人罪で起訴されたが、
福井地裁の裁判員裁判の判決では嘱託殺人罪が適用され同9月、
懲役3年6月(求刑懲役13年)が言い渡された。福井地検、被告とも控訴せず判決が確定した。

代理人弁護士によると、遺族は嘱託殺人罪の認定に「全く納得していない」という。
民事裁判について弁護士は「被害者の殺害嘱託はなく、単純殺人罪が成立することを主張立証していく。
真実が明らかになるよう願っている」としている。

続く