ADHDは空間認知能力の低さや注意力が低下しているせいで、自分が注視している場所を見失いやすいのです。
10㎝くらいの定規やしおりを今読んでいる文章に当ててみると文章の途中で読んでいる場所を見失いにくくなります。

また注意が続かないため文章を読んでいる途中で違うことを考えてしまいます。
文章を読んでいるときに「誰が」「なにをした」「どんな理由で」といったポイントになる文章に色のついたペンでアンダーラインを引いていくとよいですよ。
もう一度読み返すときに文章の内容を整理しやすくなります。
相関図をかきながら読むなど具体的な視覚情報に変換しながら読むのもいいかもしれません。

どうしても長文が読めない時は内容を他の人に確認したほうがよいかもしれません。
間違えて解釈していたら修正してもらえるでしょう。
ADHDの人は自分の考えた事が正しいと考え過ちに気付きにくく、気付いた時には既に間違っている事が多々あります。
人の話をよく聞き理解できるまで何度も質問しましょう。
そして理解できた所は忘れないようにメモとして書き残すと良いですよ。