精神活動の低下や鬱症状はたんぱく質、厳密にはトリプトファンなどの不足であって、糖質の不足が要因ではない。

糖質は脳の思考活動の栄養素。しかし、その糖質すなわちグルコースは、糖質制限で体内産生されるケトン体によって
代替される。
そのケトン体は脳の思考活動の栄養素となるだけではなく、精神活動の活性化作用を有する。また、糖質制限は精神活動
の活性化作用のあるケトン体を体内産生するだけではなく、積極的なたんぱく質の摂取により、トリプトファンなどの精神安定
作用のあるアミノ酸摂取の機会が増加する。

よって、糖質制限は肥満の抑制に身ならず、精神の安定や強化作用も得られる。